JPS59161B2 - 同軸共振器を用いたフイルタ - Google Patents
同軸共振器を用いたフイルタInfo
- Publication number
- JPS59161B2 JPS59161B2 JP52150949A JP15094977A JPS59161B2 JP S59161 B2 JPS59161 B2 JP S59161B2 JP 52150949 A JP52150949 A JP 52150949A JP 15094977 A JP15094977 A JP 15094977A JP S59161 B2 JPS59161 B2 JP S59161B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resonator
- capacitor
- filter
- resonators
- connector
- Prior art date
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- Expired
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、同軸共振器を用いたフィルタに関し、特に
、製造上有意義な構造からなる同軸共振器を用いたフィ
ルタに関する。
、製造上有意義な構造からなる同軸共振器を用いたフィ
ルタに関する。
先行技術として、実願昭52−125560号(実開昭
54−50944号公報)考案があるが、円筒状誘電体
の外周面に導体膜がないため隣接する同軸共振器同士の
結合は共振器に存在する基本モード電磁界とコンデンサ
による結合により得られている。
54−50944号公報)考案があるが、円筒状誘電体
の外周面に導体膜がないため隣接する同軸共振器同士の
結合は共振器に存在する基本モード電磁界とコンデンサ
による結合により得られている。
したがって、コンデンサの定数のみで結合係数を設定で
きない。
きない。
また、円筒状誘電体同士およびケースと円筒状誘電体が
直接接触する構造となっているため、相互の位置関係の
バラツキにより結合係数が大きくばらつく原因となり、
安定した結合係数を設定することがむつかしい。
直接接触する構造となっているため、相互の位置関係の
バラツキにより結合係数が大きくばらつく原因となり、
安定した結合係数を設定することがむつかしい。
さらに、各コンデンサはセラミック板上に形成され1
でいて、このセラミック板は、隣接する円筒状誘電体間
の開放端部上に接するように載置されている。
でいて、このセラミック板は、隣接する円筒状誘電体間
の開放端部上に接するように載置されている。
このため、このコンデンサを置く場所によって結合係数
や共振周波数が変化するため、再現性のある構造とはい
えない。
や共振周波数が変化するため、再現性のある構造とはい
えない。
また、この部分に使用するコンデンサは2/1000(
PF)程度の精度をもつコンデンサを必要とするが、先
行技術のコンデンサ構造では、誘電体の誘電率のバラツ
キやエツチング精度等の点でかならずトリミングを必要
とする。
PF)程度の精度をもつコンデンサを必要とするが、先
行技術のコンデンサ構造では、誘電体の誘電率のバラツ
キやエツチング精度等の点でかならずトリミングを必要
とする。
それに通常、コンデンサの静電容量は1(MHz)のよ
うな低い周波数でしか計れないため実際に使用されるU
HF帯ではコンデンサ電極のもつインダクタンス分によ
り異なった値になり、また、バラツキも大きくなる。
うな低い周波数でしか計れないため実際に使用されるU
HF帯ではコンデンサ電極のもつインダクタンス分によ
り異なった値になり、また、バラツキも大きくなる。
このような点からコンピュータによるシュミレーション
が困難になり、設計が面倒で、また、製造技術の不均一
性から所期の特性が樽にくい。
が困難になり、設計が面倒で、また、製造技術の不均一
性から所期の特性が樽にくい。
いいかえると、再現性が良い量産に向くフィルタを設計
するためには、組立上の位置関係のバラツキによって結
合係数や共振周波数に影響を与える構造であってはなら
ない。
するためには、組立上の位置関係のバラツキによって結
合係数や共振周波数に影響を与える構造であってはなら
ない。
この発明の目的は、設計が容易で、しかも再現性がよ(
、量産性に富んでコストダウンできるフィルタを提供す
ることである。
、量産性に富んでコストダウンできるフィルタを提供す
ることである。
この発明の要旨は、固体誘電体の内周面、外周面に内、
外導体を設けた1/4波長同軸TEM共振器と、固体誘
電体の両面にコンデンサ電極を有するコンデンサとを有
し、コンデンサの一方電極面を、前記1/4波長同軸T
EM共振器の開放端面から充分突出させた棒状端子にと
りつけることにより、コンデンサが共振器から離間する
ようにし、このコンデンサを介して、共振器が一つのと
きは共振器とコネクタとを結合し、共振器がエリ上のと
きは隣接共振器間ならびに初段および最終段共振器とコ
ネクタとを結合したフィルタである。
外導体を設けた1/4波長同軸TEM共振器と、固体誘
電体の両面にコンデンサ電極を有するコンデンサとを有
し、コンデンサの一方電極面を、前記1/4波長同軸T
EM共振器の開放端面から充分突出させた棒状端子にと
りつけることにより、コンデンサが共振器から離間する
ようにし、このコンデンサを介して、共振器が一つのと
きは共振器とコネクタとを結合し、共振器がエリ上のと
きは隣接共振器間ならびに初段および最終段共振器とコ
ネクタとを結合したフィルタである。
この発明の上述の目的およびその他の目的と特徴は図面
を参照して行なう以下の詳細な説明から一層明らかとな
ろう。
を参照して行なう以下の詳細な説明から一層明らかとな
ろう。
第1図〜第4図は、実施例フィルタに用いる共振器の例
を示し、第1図において、1は1/4波長同軸TEM共
振器で、内導体2と外導体3との間に、たとえば酸化チ
タン系のセラミック誘電体等の誘電体4が充填されてな
り、より具体的には、肉厚の厚いパイプ状の誘電体4の
内壁面および外周面に、高周波導電性に優れ、かつ誘電
体との密着性がよい、たとえば銀ペーストを焼きつけて
内導体2および外導体3とする。
を示し、第1図において、1は1/4波長同軸TEM共
振器で、内導体2と外導体3との間に、たとえば酸化チ
タン系のセラミック誘電体等の誘電体4が充填されてな
り、より具体的には、肉厚の厚いパイプ状の誘電体4の
内壁面および外周面に、高周波導電性に優れ、かつ誘電
体との密着性がよい、たとえば銀ペーストを焼きつけて
内導体2および外導体3とする。
内導体2の内部は空洞であり、そこKは同様のセラミッ
ク等からなり誘電体4より長い軸長の中心棒5が嵌入、
固定してあり、棒5の一端側6は共振器1の開放端面7
から突出しており、内導体2と一体形成した電極膜8で
被覆しである。
ク等からなり誘電体4より長い軸長の中心棒5が嵌入、
固定してあり、棒5の一端側6は共振器1の開放端面7
から突出しており、内導体2と一体形成した電極膜8で
被覆しである。
第2図は別の共振器11の要部のみを示す図で、中心棒
5を使わない場合を示し、このときは任意形状の端子電
極12を、内導体2で囲まれた孔内に嵌入、固定し、内
導体2と接続する。
5を使わない場合を示し、このときは任意形状の端子電
極12を、内導体2で囲まれた孔内に嵌入、固定し、内
導体2と接続する。
一方、21.22はチップ状コンデンサで、共振器11
を他部品、たとえば別の共振器やコネクタ等に容量結合
するときに用いる。
を他部品、たとえば別の共振器やコネクタ等に容量結合
するときに用いる。
すなわち、端子電極12の上部を適当形状にして、コン
デンサ21.22の一方電極23.24を接続する一方
、コンデンサ21.22の他方電極す。
デンサ21.22の一方電極23.24を接続する一方
、コンデンサ21.22の他方電極す。
26にリード線27.28の一端を接続し、リード線2
7.28の他端をたとえば別の共振器やコネクタ等に接
続するとよい。
7.28の他端をたとえば別の共振器やコネクタ等に接
続するとよい。
コンデンサ21.22の、端子電極12への接続構造は
これに限定されず、たとえば第3図のようにしてもよい
。
これに限定されず、たとえば第3図のようにしてもよい
。
この場合、端子電極31で図示する。
これらの場合、接続スるコンデンサの数はもちろん上記
に限定されない。
に限定されない。
コンデンサの使用にあたり、端子電極12゜31に代え
て第1図の構造を適用できることはいうまでもない。
て第1図の構造を適用できることはいうまでもない。
第4図は、第1図〜第3図で例示された突出端子を用い
て周波数調整を行なうための構造を示す。
て周波数調整を行なうための構造を示す。
この場合端子電極は41で図示する。
51は導体成分を有するオネジで、端子電極41に形成
されたメネジに螺合され、その突出量tが調整可能とな
っている。
されたメネジに螺合され、その突出量tが調整可能とな
っている。
この突出量tによって共振器11の共振周波数が決定さ
れる。
れる。
端子電極41にコンデンサ21.22等他部品を付加で
きることはもちろんである。
きることはもちろんである。
なお、共振周波数は、オネジを用いず、これら端子電極
自身を切削してその軸長を変えても調整できる。
自身を切削してその軸長を変えても調整できる。
第5図には本発明の一実施例を示し、上記したような共
振器、特に第2図で示したものを用いて構成したフィル
タ61である。
振器、特に第2図で示したものを用いて構成したフィル
タ61である。
第2図と同一部分には同一番号を付して説明を省略する
。
。
62は主なケースで、導体たとえばジュラルミンからな
る長方体に孔63,64,65,66をくりぬいたもの
である。
る長方体に孔63,64,65,66をくりぬいたもの
である。
孔63,64,65,66内には共振器11がそれぞれ
嵌入され、その外導体3がケース62に電気的に導通す
るように固定されている。
嵌入され、その外導体3がケース62に電気的に導通す
るように固定されている。
この固定は、たとえば導電性接着剤を用いたり、ネジ止
めによって行なう。
めによって行なう。
67は入力用同軸コネクタ、68は出力用同軸コネクタ
で、主ケース62に設けられている。
で、主ケース62に設けられている。
入力用同軸コネクタ67の中心端子と、第一段目の共振
器11のコンデンサ21がリード線69で接続されてい
る。
器11のコンデンサ21がリード線69で接続されてい
る。
第1段目の共振器11のコンデンサ22と第2段目の共
振器11のコンデンサ21とが、孔63と孔64との間
をくりぬいてできた孔70を通してリード線71で接続
されている。
振器11のコンデンサ21とが、孔63と孔64との間
をくりぬいてできた孔70を通してリード線71で接続
されている。
第2段目の共振器11のコンデンサ22と第3段目の共
振器11のコンデンサ21とが、孔64と孔65との間
をくりぬいてできた孔72を通してリード線73で接続
されている。
振器11のコンデンサ21とが、孔64と孔65との間
をくりぬいてできた孔72を通してリード線73で接続
されている。
第3段目の共振器11のコンデンサ22と第4段目の共
振器11のコンデンサ21とが、孔65と孔66との間
をくりぬいてできた孔γ4を通してリード線15で接続
されている。
振器11のコンデンサ21とが、孔65と孔66との間
をくりぬいてできた孔γ4を通してリード線15で接続
されている。
第4段目の共振器11のコンデンサ22と出力用同軸コ
ネクタ68の中心端子とがリード線76で接続されてい
る。
ネクタ68の中心端子とがリード線76で接続されてい
る。
各孔63,64,65,66の開孔部には上ブタ77が
とりつけられている。
とりつけられている。
共振器の端子電極の形状や、この端子電極への結合用コ
ンデンサの取付は構造は本発明の要旨から逸脱しない限
り任意である。
ンデンサの取付は構造は本発明の要旨から逸脱しない限
り任意である。
第4図に示したような構造の端子電極を有する共振器を
用いるとフィルタとしての組立がすんだ後でも中心周波
数の調整が容易である。
用いるとフィルタとしての組立がすんだ後でも中心周波
数の調整が容易である。
共振器数が任意なことはいうまでもない。
たとえば、共振器数が一個のときも考えられる。
このときは、端子電極に取付けられた二つのコンデンサ
のうち一方は入力用同軸コネクタに接続され、他方は出
力用同軸コネクタに接続されることになる。
のうち一方は入力用同軸コネクタに接続され、他方は出
力用同軸コネクタに接続されることになる。
以上の実施例からもあきらかなように、この発明による
と、固体誘電体の外周面にも導体膜を設けて外部からの
影響を完全にしゃ断し、人、出力端と共振器間および共
振器が複数あるときは共振器間も、共振器の開放端部の
誘電体面の電磁界に影響を与えない位置まではなれた所
にコンデンサを位置させるように充分突出させた棒状端
子にとつつけたコンデンサのみで結合させているので、
各素子の回路定数が設計値通り厳密に設定でき、組立も
容易になり、製品間の特性不均一がなくなり、製品のコ
ストダウンも達成できた。
と、固体誘電体の外周面にも導体膜を設けて外部からの
影響を完全にしゃ断し、人、出力端と共振器間および共
振器が複数あるときは共振器間も、共振器の開放端部の
誘電体面の電磁界に影響を与えない位置まではなれた所
にコンデンサを位置させるように充分突出させた棒状端
子にとつつけたコンデンサのみで結合させているので、
各素子の回路定数が設計値通り厳密に設定でき、組立も
容易になり、製品間の特性不均一がなくなり、製品のコ
ストダウンも達成できた。
第1図は、本発明フィルタの一実施例で用いる共振器の
断面図、第2図はいま一つの共振器の要部を示す断面図
、第3図はいま一つの共振器の要部を示す断面図、第4
図はいま一つの共振器の要部を示す断面図、第5図は本
発明フィルタの一実施例断面図である。 1.11は1/4波長同軸共振器、2は内導体、3は外
導体、4は誘電体、6は一端側、7は開放端面、8は電
極膜、12,31.41は端子電極。
断面図、第2図はいま一つの共振器の要部を示す断面図
、第3図はいま一つの共振器の要部を示す断面図、第4
図はいま一つの共振器の要部を示す断面図、第5図は本
発明フィルタの一実施例断面図である。 1.11は1/4波長同軸共振器、2は内導体、3は外
導体、4は誘電体、6は一端側、7は開放端面、8は電
極膜、12,31.41は端子電極。
Claims (1)
- 1 固体誘電体の内周面、外周面に内、外導体を設けた
1/4波長同軸TEM共振器と、固体誘電体の両面にコ
ンデンサ電極を有するコンデンサとを有し、コンデンサ
の一方電極面を、前記1/4波長間軸TEM共振器の開
放端面かも十分突出させた棒状端子にとりつけることに
より、コンデンサが共振器から離間するようにし、この
コンデンサを介して、共振器が一つのときは共振器とコ
ネクタとを結合し、共振器がエリ上のときは隣接共振器
間ならびに初段および最終段共振器とコネクタとを結合
したフィルタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52150949A JPS59161B2 (ja) | 1977-12-14 | 1977-12-14 | 同軸共振器を用いたフイルタ |
US05/963,756 US4276525A (en) | 1977-12-14 | 1978-11-27 | Coaxial resonator with projecting terminal portion and electrical filter employing a coaxial resonator of that type |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52150949A JPS59161B2 (ja) | 1977-12-14 | 1977-12-14 | 同軸共振器を用いたフイルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5482950A JPS5482950A (en) | 1979-07-02 |
JPS59161B2 true JPS59161B2 (ja) | 1984-01-05 |
Family
ID=15507931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52150949A Expired JPS59161B2 (ja) | 1977-12-14 | 1977-12-14 | 同軸共振器を用いたフイルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59161B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56107601A (en) * | 1980-01-30 | 1981-08-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Coaxial filter |
JPS57152704A (en) * | 1981-03-18 | 1982-09-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Coaxial resonator for super high frequency |
JPS59154906U (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-17 | 株式会社村田製作所 | 誘電体同軸共振器のターミナル構造 |
JPS6460005A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-07 | Oki Electric Ind Co Ltd | Branching filter |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5450944U (ja) * | 1977-09-16 | 1979-04-09 |
-
1977
- 1977-12-14 JP JP52150949A patent/JPS59161B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5482950A (en) | 1979-07-02 |
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