JP2630387B2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JP2630387B2
JP2630387B2 JP61236405A JP23640586A JP2630387B2 JP 2630387 B2 JP2630387 B2 JP 2630387B2 JP 61236405 A JP61236405 A JP 61236405A JP 23640586 A JP23640586 A JP 23640586A JP 2630387 B2 JP2630387 B2 JP 2630387B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は比較的高周波帯、特にVHF帯、UHF帯および
マイクロ波帯で多く用いられ、通過帯域近傍に減衰極が
存在し、急峻な減衰特性を有する誘電体フィルタに関す
るものである。
〔従来の技術〕
第5図は例えば実開昭57−158203号に示された従来の
誘電体フィルタの概略構成を示す図で、同図(a)は一
部欠載する平面図、同図(b)は縦断側面図である。図
において、1、2は外導体、3は内導体、4は誘電体、
5a〜5fは共振器、6は導体膜、7は入出力結合パター
ン、8は結合パターン、9は同軸ケーブル、11は周波数
調整ネジ、P1、P2は入出力端子である。
内導体3は長さが概略1/4波長で、一端が外導体1に
接続されて短絡端となり、他端は開放端となっている。
共振器5a〜5fは外導体1、2、内導体3、および外導体
1と接する部分に密着した導体膜6を有する誘電体4で
構成され、隣接する共振器は磁界結合によって相互に結
合している。結合量は内導体3間の距離によって調整さ
れる。また共振器5aと5fおよび5bと5eは内導体開放端側
の誘電体表面に設けた結合パターン8を同軸ケーブル9
で接続することにより電界結合している。外部との結合
も入出力結合パターン7と内導体3との静電容量により
電界結合しており、結合量はそれぞれ結合パターン8お
よび入出力結合パターン7の大きさにより調整される。
次に動作について説明する。今、内導体3の長さおよ
び周波数調整ネジ11を調整することによってすべての共
振器5a〜5f同一周波数f0で共振するものとすれば、周波
数f0では共振状態にある共振器5a〜5fは相互に強く結合
し、入出力端子P1への入射波は入出力端子P2に導かれ
る。しかし、周波数f0以外の周波数では、共振器5a〜5f
相互の結合は非常に弱く、入出力端子P1あるいはP2への
入射波はほとんどの電力が反射される。このように、第
5図に示した従来の誘電体フィルタは帯域通過フイルタ
としての機能を有し、かつ隣接しない共振器5aと5fおよ
び5bと5eの結合が隣接共振器間の結合とは極性の異なる
電界結合であるため通過帯域近傍に減衰極を有し、急峻
な減衰特性を実現している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の誘電体フィルタは以上にように構成されている
ので、誘電体4として比誘電率の大きい誘電体を用いて
小形化をはかっても、機械的に安定した構造として、周
波数調整ネジを取付けるためには、外導体1、2に所定
の肉厚が必要であり、小形化にはおのずと限界があり、
さらに、隣接しない共振器間の結合に同軸ケーブル9を
用いているため形状が横に大きくなるという問題点があ
った。また、この場合は共振周波数の調整に周波数調整
ネジを用いているが、小形化のため周波数調整ネジを用
いない場合は内導体の長さを変化させるか又は誘電体を
削って調整を行うため、内導体の開放端側の誘電体表面
に結合用パターンがあるとこの調整がやりにくいという
問題点もあった。
この発明は上記のよな問題点を解消するためになされ
たもで、小形化でき調整も容易な誘電体フィルタを得る
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る誘電体フィルタは、外導体を誘電体ブ
ロックの表面に密着した導体膜で形成し、内導体を誘電
体ブロックの所定間隔であけられた貫通孔の内周面に密
着し、一端で外導体と継目なく接続された導体膜形成す
るとともに、所定の内導体中に円筒状絶縁体で支持され
た導体棒を挿入して、その隣接していない内導体の相互
を短絡端側で導体パターンによって接続したものであ
る。
〔作用〕
この発明における誘電体フィルタは、外導体及び内導
体を誘電体ブロックの表面あるいは貫通孔の内周面に密
着した導体膜としたことにより、比誘電率の大きい誘電
体を用いて波長を短縮してやれば、他にはほとんど制約
を受けることなくその小形化が可能となり、さらに、隣
接しない共振器間の結合を貫通孔中に挿入され、円筒状
絶縁体で支持さた導体棒を内導体短絡端側で接続して得
ることで、横に大きくなるのを防止するとともに開放端
側の誘電体表面の結合用パターンを不要として調整を容
易化した。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図はこの発明の一実施例による誘電体フィルタの概略
構成を示すもので、同図(a)は一部欠載する斜視図、
同図(b)は縦断面図である。図において、10は外導
体、30は複数の内導体、40は誘電体ブロック、5a〜5fは
共振器、12a、12bは入出力内導体、13は溝、14は貫通
孔、15は円筒状絶縁体、18は誘電体板、19は誘電体板18
の片面に設けられた導体パターンである。
共振器5a〜5fは外導体10、内導体30および誘電体ブロ
ック40より構成される。外導体10は誘電体ブロック40の
表面に密着して配置された導体膜によって形成されてい
る。内導体30は誘電体ブロック40の一側面に所定間隔ず
つに離して設けた長さが概略1/4波長の複数の貫通孔14
のそれぞれの内周面に密着して配置された導体膜によっ
て形成され、一端が前記外導体10に継目なく接続され短
絡端となり、多端が開放端となっている。誘電体ブロッ
ク40の前記内導体30の開放端側側面の各内導体30の相互
間には導体膜が密着して配された溝13が設けられ、容量
負荷が実現されている。この溝13の効果によって、隣接
する内導体30の相互に結合する部分の長さは、1/4より
短くなっているので、隣接する共振器5a〜5fは主として
磁界により結合している。そして、その結合量は内導体
30の間隔及び主とし溝13の深さによって調整できる。
入出力内導体12a、12bは導体膜で形成されて外導体と
は絶縁されており、それぞれ両端の内導体30に接続され
て、当該内導体30に流れる電流の一部を分流する形式の
入出力結合回路を構成している。
共振器5aと5f及び5bと5eの内導体30中の円筒状絶縁体
15に支持された導体棒16はそれぞれ内導体短絡端側に配
置された誘電体版18上の導電体パターン19で接続されて
いる。
次に動作について説明す。今、内導体30の長さを調整
することによって全ての共振器5a〜5fが同一周波数f0
共振するものとすれば、周波数f0では共振状態にある共
振器5a〜5fは相互に強く結合し、入出力内導体12aに接
続される入出力端子への入射波は入出力内導体12bに接
続される入出力端子に導かれる。しかし、周波数f0以外
の周波数では、共振器5a〜5f相互の結合は非常に弱く、
入出力内導体12a、12bに接続される入出力端子への入射
波はほとんどの電力が反射される。
このようにこの実施例の誘電体フィルタは帯域通過フ
ィルタとしての機能を有する。さらに、隣接しない共振
器5aと5f及び5bと5eの結合は内導体30と導体棒14間の容
量による電界結合であり、隣接共振器間の磁界結合とは
極性が異なるため、従来の誘電体フィルタと同様に通過
帯域近傍に減衰極が現われて、急峻の減衰特性が得られ
る。
またこの実施例の誘電体フィルタは、導体棒16を導体
パターンで接続しているため、全体として小型化できる
と共に、容易に調整することができる。さらに導体棒16
の接続に導体パターン19を有する誘電体板18を用いてい
るため、量産性を格段的に向上し得る。さらに誘電体板
18は、共振器5a〜5fの短絡端の外面に設けられるので、
誘電体板18による共振周波数の変化は生じない。
第2図はこの発明の他の実施例の概略構成を示すもの
で、同図(a)は一部欠載する斜視図、同図(b)は縦
断面図である。この実施例は第1図に示す実施例の誘電
体板18の導体パターン19の上を一方の面に導体膜20を有
する誘電体板21でおおい、外部の影響を受けにくくした
ものである。
第3図はこの発明のさらに他の実施例の概略構成を示
す斜視図、第4図(a)はその背面図、同図(b)はそ
の縦断側面図、同図(c)は電流分布図であり、4段構
成のフィルタについて示している。図において、22誘電
体ブロック40の内導体短絡端側側面に設けられた導体パ
ターン、23はこの導体パターン22を接続するためのワイ
ヤである。導体パターン22は第4図(c)の電流分布図
に示すように、外導体10の内導体短絡端側の部分を流れ
る電流(図中矢印で示す)をさまたげないように電流方
向に細長い形状としている。
なお、上記の実施例では内導体の数が4本及び6本の
場合について述べたが、内導体の数が5本および7本以
上の場合にも適用することができる。また入出力結合回
路を内導体に流れる電流を分流する場合について述べた
が、磁界による結合あるいは静電容量による結合を用い
てもよく、さらに、隣接する内導体間の溝の深さによっ
て結合量を調整する場合について述べたが、内導体の間
隔で結合量を調整してもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、外導体及び内導体
を誘電体ブロックの表面あるいは貫通孔の内周面に密着
した導体膜で形成し、隣接しない所定の貫通孔中に円筒
状絶縁体で支持された導体棒を挿入し、内導体短絡側で
導体パターンで接続することにより、外導体、内導体が
極めて薄形化され、比誘電体の大きな誘電体ブロックを
用いれば、他にほとんど制約されることなく誘電体フィ
ルタ全体を小型化することが可能となる。さらにこれに
加えて、導体棒の接続を内導体短絡端側で行うことによ
り、開放端側の誘電体ブロック表面に結合用パターンが
存在しなくなり、極めて容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの発明の一実施例による誘電体フィル
タの概略構成を示す一部欠載の斜視図、第1図(b)は
第1図(a)の縦断側面図、第2図(a)はこの発明の
他の実施例の概略構成を示す一部欠載の斜視図、第2図
(b)は第2図(あ)の縦断側面図、第3図はこの発明
のさらに他の実施例の概略構成を示す斜視図、第4図
(a)はその背面図、第4図(b)は同縦断側面図、お
よび第4図(c)は同電流分布図、第5図(a)は従来
の誘電体フィルタの概略構成を示す一部欠載の平面図、
第5図(b)は第5図(a)の縦断側面図である。 5a〜5fは共振器、9は同軸ケーブル、10は外導体、13は
溝、15は円筒状絶縁体、16は導体棒、18、20は誘電体
板、19、21は導体パターン。なお図中、同一符号は同一
又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 修己 鎌倉市大船5丁目1番1号 三菱電機株 式会社情報電子研究所内 (72)発明者 武田 文雄 鎌倉市大船5丁目1番1号 三菱電機株 式会社情報電子研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−77703(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側面からその背面へ貫通する貫通孔が所
    定間隔で複数個あけられた誘電体ブロツクと、前記貫通
    孔の内周面に密着して配された導体膜で形成される複数
    の内導体と、前記誘電体ブロックの表面に密着して配さ
    れた導体膜で形成され、前記各内導体の一方の端部が継
    目なく接続されている外導体と、前記内導体の所定のも
    のに挿入され、円筒状絶縁体で支持された複数の導体棒
    と、前記導体棒を前記内導体の短絡端で他の導体棒と接
    続する接続導体とを備えた誘電体フィルタ。
  2. 【請求項2】前記接続導体として、誘電体板上に形成さ
    れた導体パターンを用いたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の誘電体フィルタ。
  3. 【請求項3】前記接続導体として、前記誘電体ブロック
    の前記内導体の短絡端側の表面に形成された導体パター
    ンを用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の誘電体フィルタ。
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