JPS59156246A - チヨコレ−トの製造法 - Google Patents
チヨコレ−トの製造法Info
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- JPS59156246A JPS59156246A JP58031995A JP3199583A JPS59156246A JP S59156246 A JPS59156246 A JP S59156246A JP 58031995 A JP58031995 A JP 58031995A JP 3199583 A JP3199583 A JP 3199583A JP S59156246 A JPS59156246 A JP S59156246A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はチョコレート原料に含水物質を添加することを
特徴とする少量の水分を含むチョコレートの製造法に関
する。換言すれば、本発明は風味(チョコレート味)に
優れかつ食感(口あたり等)の改良されたチョコレート
を製造する方法を提供するものである。
特徴とする少量の水分を含むチョコレートの製造法に関
する。換言すれば、本発明は風味(チョコレート味)に
優れかつ食感(口あたり等)の改良されたチョコレート
を製造する方法を提供するものである。
(従来技術)
チョコレートは一般にL原料混合(カカオマス、ココア
、ココアバター、油脂、粉糖、粉乳等)→2、微粒化(
ロール掛)→3.精練(コンチング)→4、調温→5成
型・冷却→6.包装→7.熟成の工程を経て製造される
。テンパリング型チョコレートは調温においてテンパリ
ングが必要であるが、非テンパリング型チョコレートは
これを必要としないbチョコレートは油相に糖類等の固
形分が分散している系と考えられており、水分が存在す
ると固形分に作用し精練工程以降で粘度の上昇を生じ、
成型等の作業が困難になるのみならず、得られたチョコ
レートは食感のざらつく口あたりの悪いものになる。一
度ざらつきを生じると水分を飛ばしてもざらつきはなく
ならない。従いチョコレート原料には含水物質を用いな
いのが原則である。ちなみに、チョコレート原料の水分
は、カカオマス(2%程度)、ココア、(数%)、カカ
オバター(無)油脂(無)、糖類(0,5%以′F)、
粉乳(数%ンであり、精練工程前のチョコレートの水分
は1%前後であり、精練工程後には水分が蒸散し1%以
Fになる。
、ココアバター、油脂、粉糖、粉乳等)→2、微粒化(
ロール掛)→3.精練(コンチング)→4、調温→5成
型・冷却→6.包装→7.熟成の工程を経て製造される
。テンパリング型チョコレートは調温においてテンパリ
ングが必要であるが、非テンパリング型チョコレートは
これを必要としないbチョコレートは油相に糖類等の固
形分が分散している系と考えられており、水分が存在す
ると固形分に作用し精練工程以降で粘度の上昇を生じ、
成型等の作業が困難になるのみならず、得られたチョコ
レートは食感のざらつく口あたりの悪いものになる。一
度ざらつきを生じると水分を飛ばしてもざらつきはなく
ならない。従いチョコレート原料には含水物質を用いな
いのが原則である。ちなみに、チョコレート原料の水分
は、カカオマス(2%程度)、ココア、(数%)、カカ
オバター(無)油脂(無)、糖類(0,5%以′F)、
粉乳(数%ンであり、精練工程前のチョコレートの水分
は1%前後であり、精練工程後には水分が蒸散し1%以
Fになる。
しかし2方°で本発明と目的、構成を異にするものの結
果的には少量の水分°を含むチョコレートの製造法か若
干知られている。先ず第一は含水物質をエマルジョンに
して添加する方法であり■特開昭48−13577号に
はコンチング工程において洋酒等の水分含有呈味成分を
エマルジョンとなして添加することによりチョコレート
類を製造する方法が■特開昭51−106763号には
液糖を乳化剤によりエマルジョンとなして添加すること
によりアイスコーティング用チョコレートを製造する方
法が■特開昭57−115140には &上型エマルジ
ョンを分散させるチョコレートの製造法か知られている
。
果的には少量の水分°を含むチョコレートの製造法か若
干知られている。先ず第一は含水物質をエマルジョンに
して添加する方法であり■特開昭48−13577号に
はコンチング工程において洋酒等の水分含有呈味成分を
エマルジョンとなして添加することによりチョコレート
類を製造する方法が■特開昭51−106763号には
液糖を乳化剤によりエマルジョンとなして添加すること
によりアイスコーティング用チョコレートを製造する方
法が■特開昭57−115140には &上型エマルジ
ョンを分散させるチョコレートの製造法か知られている
。
第二はエマルジョンとなさなくとも多量の乳化剤を併用
する方法として■特開昭57−36937号には酒精と
多iのレシチンを併用するチョコレートの製造法が知ら
れている。しかし風味の点よりレシチン等の乳化剤を多
く用いるとニゲ味が増し好ましくない。エマルジョンと
なして含水物質を添加する方法はこの為の工程が一つ増
えることになり生産上好ましくない。以上のように結果
的には少量の水分を含むチョコレートの製造法は若干知
られている。もっともガナッシュ等の乳化型のチョコレ
ートについては多量の水を含むものが多く知られている
。
する方法として■特開昭57−36937号には酒精と
多iのレシチンを併用するチョコレートの製造法が知ら
れている。しかし風味の点よりレシチン等の乳化剤を多
く用いるとニゲ味が増し好ましくない。エマルジョンと
なして含水物質を添加する方法はこの為の工程が一つ増
えることになり生産上好ましくない。以上のように結果
的には少量の水分を含むチョコレートの製造法は若干知
られている。もっともガナッシュ等の乳化型のチョコレ
ートについては多量の水を含むものが多く知られている
。
ところで、従来チョコレートの食感や風味の改良方法と
しては、その主原料殊に油脂すなわちハードバターの種
類や物性をかえて自溶は等の食感や風味を改良する方法
が広く知られている。ハードバターの種類をかえる方法
としてはテンパリング型ハードバター(カカオ脂やカカ
オ脂グリセライ、ド類似型ハードバター)や非テンパリ
ング型ハードバター(ラウリン系ハードバターや非ラウ
リン系バードバター)の種類をかえる方法が知られてお
り、物性をかえる方法としてはこれらのグリセライ降組
成の割合をかえSCI等の物性をかえる方法が知られて
いる。、もっとも風味の点に関し非テンパリング型ハー
ドバター使用のチョコレートは特有の浦っぽい風味(以
丁浦臭という)を有しテンパリング型ハードバターに比
べ風味的に劣るという問題がある。
しては、その主原料殊に油脂すなわちハードバターの種
類や物性をかえて自溶は等の食感や風味を改良する方法
が広く知られている。ハードバターの種類をかえる方法
としてはテンパリング型ハードバター(カカオ脂やカカ
オ脂グリセライ、ド類似型ハードバター)や非テンパリ
ング型ハードバター(ラウリン系ハードバターや非ラウ
リン系バードバター)の種類をかえる方法が知られてお
り、物性をかえる方法としてはこれらのグリセライ降組
成の割合をかえSCI等の物性をかえる方法が知られて
いる。、もっとも風味の点に関し非テンパリング型ハー
ドバター使用のチョコレートは特有の浦っぽい風味(以
丁浦臭という)を有しテンパリング型ハードバターに比
べ風味的に劣るという問題がある。
上記の方法に比べ本発明の如〈従来非常識と考えられて
いた含水物質を添加する−ことによりチョコレートの風
味及び食感を改良する方法はあまり知られていない。
いた含水物質を添加する−ことによりチョコレートの風
味及び食感を改良する方法はあまり知られていない。
(目的)
本発明者等は前記実情に鑑み、ハードバターの種類や物
性をか゛えることな(風味(チョコレート味)に優れか
つ食感(口あたり等)の改良されたチョコレートを製造
することを目的とし、殊に非テンパリング型チョコレー
トにあっては特有の油臭をもあわせて除去するこ、とを
目的として種々研究の結果、意外にもチョコレートに従
来非常識とされていた含水物質を均一に分散させればよ
いことを発見した。しかし従来技術の様に含水物質を予
めエマルジョンとなすことなく亦多量の乳化剤を併用す
ることなく連続した製造工程においてチョコレートに含
水物質を均一に□分散させる方法を探究し種々研究する
なかで1、含水物質の種類、又その添加方法の工夫によ
りかかる目的を達することができる知見を得て本発明を
完成するに到っ丸(構成) 本発明はチョコレート原料からチョコレートを製造する
に際し、精練工程において含水物質をエマルジョンとす
ることなく添加することを特徴とする少量の水分を含む
チョコレートの製造法である。
性をか゛えることな(風味(チョコレート味)に優れか
つ食感(口あたり等)の改良されたチョコレートを製造
することを目的とし、殊に非テンパリング型チョコレー
トにあっては特有の油臭をもあわせて除去するこ、とを
目的として種々研究の結果、意外にもチョコレートに従
来非常識とされていた含水物質を均一に分散させればよ
いことを発見した。しかし従来技術の様に含水物質を予
めエマルジョンとなすことなく亦多量の乳化剤を併用す
ることなく連続した製造工程においてチョコレートに含
水物質を均一に□分散させる方法を探究し種々研究する
なかで1、含水物質の種類、又その添加方法の工夫によ
りかかる目的を達することができる知見を得て本発明を
完成するに到っ丸(構成) 本発明はチョコレート原料からチョコレートを製造する
に際し、精練工程において含水物質をエマルジョンとす
ることなく添加することを特徴とする少量の水分を含む
チョコレートの製造法である。
チョコレート原料はカカオマス、ココア、ココアバター
、油脂、粉糖、粉乳等を主原料とし粘度降F剤としてン
シチン等の乳化剤、その他香料、調味料等を用いること
ができる。
、油脂、粉糖、粉乳等を主原料とし粘度降F剤としてン
シチン等の乳化剤、その他香料、調味料等を用いること
ができる。
この内油脂はハードバターが好ましく■テンパリング型
ハードバターとしてモーラ−脂、パーム油、シア脂、イ
リッペ脂、サル脂、フルワラ脂、ポルネオタロー等又は
これらの分別、硬化又はエステル交換脂等を用いること
ができる。0非テンパリング型ハードバターとして綿実
油や大豆油のような非ラウリン系液状油やパーム軟質油
等の液状油を二重結合のトランス異性化の多い条件で水
素添加することにより得られる硬化脂又はこれらの分別
脂を用いることができる。
ハードバターとしてモーラ−脂、パーム油、シア脂、イ
リッペ脂、サル脂、フルワラ脂、ポルネオタロー等又は
これらの分別、硬化又はエステル交換脂等を用いること
ができる。0非テンパリング型ハードバターとして綿実
油や大豆油のような非ラウリン系液状油やパーム軟質油
等の液状油を二重結合のトランス異性化の多い条件で水
素添加することにより得られる硬化脂又はこれらの分別
脂を用いることができる。
本発明に用いられる含水物質はグルコースシロップ、液
糖(蔗糖シロップ、転化糖シロップ等)、水飴(スター
チシロップ)、コーンシロップ、糖蜜、ハチミツ及びソ
ルビトール等の糖アルコールの様な液状の糖類のうち1
種又は2種以上の組み合わせが好ましい。保湿性の高い
糖アルコールは最も好ましい。
糖(蔗糖シロップ、転化糖シロップ等)、水飴(スター
チシロップ)、コーンシロップ、糖蜜、ハチミツ及びソ
ルビトール等の糖アルコールの様な液状の糖類のうち1
種又は2種以上の組み合わせが好ましい。保湿性の高い
糖アルコールは最も好ましい。
チョコレートに含まれる水分はL5〜5重鼠%好ましく
はL7〜3.5重量%が適当である。
はL7〜3.5重量%が適当である。
本発明において含水物質は精練工程(・あるいはこれに
附随するニーダ−等の工程も含む)において一度に添加
することもできるが好ましくは水分を飛ばしながら含水
物質を回分的若しくは連続的に添加することが適当であ
る。
附随するニーダ−等の工程も含む)において一度に添加
することもできるが好ましくは水分を飛ばしながら含水
物質を回分的若しくは連続的に添加することが適当であ
る。
(作用ノ
チョコレート原料に含水物質を添加することにより製造
される少量の水分を含むチョコレートは口あたりがソフ
トになり食感が改良され、チョコレート味が強くなり風
味が優れたものに・なる。
される少量の水分を含むチョコレートは口あたりがソフ
トになり食感が改良され、チョコレート味が強くなり風
味が優れたものに・なる。
チョコレートがテンパリング型である場合前述の効果が
あり、非テンパリング型の場合これらの効果以外に非テ
ンパリング型特有の油臭が全く無くなり風味が改良され
る効果かある。
あり、非テンパリング型の場合これらの効果以外に非テ
ンパリング型特有の油臭が全く無くなり風味が改良され
る効果かある。
本発明の含水物質が液状の糖である場合チョコレートの
水分が15〜5重量%まで添加することができ、食感改
良、風味改良の効果がある。L5重量%未満では食感改
良効果はなく、5重置%を越えるとざらつきを生じ食感
が悪くなる。
水分が15〜5重量%まで添加することができ、食感改
良、風味改良の効果がある。L5重量%未満では食感改
良効果はなく、5重置%を越えるとざらつきを生じ食感
が悪くなる。
本発明において含水物質を精練工程(あるいはこれに附
随する工程も含む)で水分を飛ばしなから回分的若しく
は連続的に添加することにより従来考えられなかった多
量の含水物質を添加することが可能になる。水分を飛ば
す方法は、コンチング工程の熱を利用した蒸散か最も簡
単で便利てあす るが、例えば精練工程に真空ニーグー等考附随して強制
的に水分を飛ばすこともできる。回分的とは精練工程に
おいて含水物質をチョコレートがさらつきを生じljい
程度(水分換算5重置%/回以″F)添加し、加熱等に
より水分を飛ばして更に含水物質をチョコレートがさら
つきを生じない程度添加する操作をくり返すことをいう
。連続的とは含水物質の添加の速度と水分飛散の速度の
差がチョコレートのさらつきを生じない程度(水分換算
5電通%/時以−ド)徐々に含水物質を添加することを
いう。
随する工程も含む)で水分を飛ばしなから回分的若しく
は連続的に添加することにより従来考えられなかった多
量の含水物質を添加することが可能になる。水分を飛ば
す方法は、コンチング工程の熱を利用した蒸散か最も簡
単で便利てあす るが、例えば精練工程に真空ニーグー等考附随して強制
的に水分を飛ばすこともできる。回分的とは精練工程に
おいて含水物質をチョコレートがさらつきを生じljい
程度(水分換算5重置%/回以″F)添加し、加熱等に
より水分を飛ばして更に含水物質をチョコレートがさら
つきを生じない程度添加する操作をくり返すことをいう
。連続的とは含水物質の添加の速度と水分飛散の速度の
差がチョコレートのさらつきを生じない程度(水分換算
5電通%/時以−ド)徐々に含水物質を添加することを
いう。
このような含水物質の添加方法により、従来の分散型チ
ョコレートでは粘度の上昇や食感の悪化(ざらつきを生
ずる)等よりせいぜい数%の含水物質しか加えることが
できなかったものを、40%程度まで加えることかでき
る。このような方法によれば微粒化の工程で粉糖、粉乳
等の固形物を添加することを要せず、精練工程でこれら
の液状の含水物質として加えることかできる。特に含水
物質がソルビトールのような糖アルコールである場合、
従来の粉糖の一部乃至全部を糖アルコールにかえること
により、得られるチョコレートは耐熱性、換言すれば焼
菓子等の加熱変化を受ける食品に利用した場合のコゲ臭
、褐変臭の出ない性質を有するものになる。
ョコレートでは粘度の上昇や食感の悪化(ざらつきを生
ずる)等よりせいぜい数%の含水物質しか加えることが
できなかったものを、40%程度まで加えることかでき
る。このような方法によれば微粒化の工程で粉糖、粉乳
等の固形物を添加することを要せず、精練工程でこれら
の液状の含水物質として加えることかできる。特に含水
物質がソルビトールのような糖アルコールである場合、
従来の粉糖の一部乃至全部を糖アルコールにかえること
により、得られるチョコレートは耐熱性、換言すれば焼
菓子等の加熱変化を受ける食品に利用した場合のコゲ臭
、褐変臭の出ない性質を有するものになる。
(実施例)
以F実施例により本発明の実施態様を説明する。
実施例1
表1に示す原料(油脂は除く〕及び表2に示す粉糖をよ
く混合した後微粒化(ロール掛)を行い、次Iご精練(
コンチング)を60’Cで7時間表1の油脂を添加しな
から行なった後、表2に示すソルビトールを添加し更に
20分間コンチングを続けた後成型・冷却してチョコレ
ートを得た。結果を表2に示した。ソルビトール2部添
加、チョコレート中の水分がL5%以上で非テンパリン
グ型チョコレート特有の油っぽい風味(以F油臭と呼ぶ
)か全くなくなり、口あたりのソフトな食感が改良され
かつチョコレート味の強い風味か改良されたチョコレー
トが得られた。ソルビトール17部爵加、チョコレート
中の水分5.3%以上ではさらつきを生じた。
く混合した後微粒化(ロール掛)を行い、次Iご精練(
コンチング)を60’Cで7時間表1の油脂を添加しな
から行なった後、表2に示すソルビトールを添加し更に
20分間コンチングを続けた後成型・冷却してチョコレ
ートを得た。結果を表2に示した。ソルビトール2部添
加、チョコレート中の水分がL5%以上で非テンパリン
グ型チョコレート特有の油っぽい風味(以F油臭と呼ぶ
)か全くなくなり、口あたりのソフトな食感が改良され
かつチョコレート味の強い風味か改良されたチョコレー
トが得られた。ソルビトール17部爵加、チョコレート
中の水分5.3%以上ではさらつきを生じた。
表 1(主原料)
カ カ オ マ ス 11・
5 部コ コ ア
5 部金 粉
13.5 注油 脂性1) 35
部 し シ チ ン 0.
4 部フローブバニリン 0.05部注性)
非テンパリング型非うウリン系油脂(ブラン5−rs(
不二製油i+(1)製)を用いた。
5 部コ コ ア
5 部金 粉
13.5 注油 脂性1) 35
部 し シ チ ン 0.
4 部フローブバニリン 0.05部注性)
非テンパリング型非うウリン系油脂(ブラン5−rs(
不二製油i+(1)製)を用いた。
参考例1・
実施例1と同様にしてソルビトールのかわりに表3に示
す水を添加してチョコレーおを得た。但し粉糖の添加量
は35部とした。結果を表3に示した。水分の増加とと
もに精練工程におけるチョコレートの著るしい粘度上昇
がみられ、得られたチョコレートはざらつきを感じる食
感の悪いものであった。
す水を添加してチョコレーおを得た。但し粉糖の添加量
は35部とした。結果を表3に示した。水分の増加とと
もに精練工程におけるチョコレートの著るしい粘度上昇
がみられ、得られたチョコレートはざらつきを感じる食
感の悪いものであった。
表 3
参考例2
参考例1と同様にして水の代りにブランディを添加して
チョコレートを得た。ブランディの添加量及び結果を表
4に示した。水分か1.4%を越え2%未満では口あた
りがソフトで油臭がなくなりチョコレート味が強く感じ
られた。ブランディとして6重量%以上の添加はさらつ
きを生じ無理であった。
チョコレートを得た。ブランディの添加量及び結果を表
4に示した。水分か1.4%を越え2%未満では口あた
りがソフトで油臭がなくなりチョコレート味が強く感じ
られた。ブランディとして6重量%以上の添加はさらつ
きを生じ無理であった。
表 4
注4)ブランディは「VsOP(サン1−IJ −il
製」水分63.9%を用いた。
製」水分63.9%を用いた。
実施例2
実施例1と同様にして表5に示すようにソルビトールの
かわりに水飴を用いてチョコレートを得た。結果を表5
に示した。水飴2%添加、水分L5%を越えると非テン
パリング型特有の油臭は全くなくなり、水飴25%、水
分5.5%未満まで口あたりがソフトであるがこれ以上
4ではさらつきを生じた。
かわりに水飴を用いてチョコレートを得た。結果を表5
に示した。水飴2%添加、水分L5%を越えると非テン
パリング型特有の油臭は全くなくなり、水飴25%、水
分5.5%未満まで口あたりがソフトであるがこれ以上
4ではさらつきを生じた。
表 5
注5)水飴は(日研化学■製「エスイ58」)水分20
%を用いた。単位は重量部。
%を用いた。単位は重量部。
実施例3
表1の油脂をテンパリング型/X−ドパター(不二製油
(摺装[ブラノニュ−8SsJ)にかえて表6に示すよ
うにソルビトールの添加割合をかえ、実施例2と同様番
こしてチョコレートを得た。但し調温工程で常法により
テンパリングを行なった。
(摺装[ブラノニュ−8SsJ)にかえて表6に示すよ
うにソルビトールの添加割合をかえ、実施例2と同様番
こしてチョコレートを得た。但し調温工程で常法により
テンパリングを行なった。
結果を表6に示した。ソルビトールの添加と共に口あた
りがソフトになり食感が改良され、チョコレート的風味
が強くなった。ソルビトール20部、水分5.5%以上
でさらつきを生じた。
りがソフトになり食感が改良され、チョコレート的風味
が強くなった。ソルビトール20部、水分5.5%以上
でさらつきを生じた。
表 6
実施例4
表1の粉糖を25部とし、実施例1と同様にしてチョコ
レートを製造する際、ソルビトールを表7に示すように
3部添加し1時間コンチングし、また3部添加し1時間
コンチングする操作を繰り返して回分的にソルビトール
を添加し経時的に水分、食感、風味及び粘度を測定した
。
レートを製造する際、ソルビトールを表7に示すように
3部添加し1時間コンチングし、また3部添加し1時間
コンチングする操作を繰り返して回分的にソルビトール
を添加し経時的に水分、食感、風味及び粘度を測定した
。
かかる回分添加法によりソルビトールを24部添加して
も水分を2.6%程度にとどめることができ口あたりの
ソフトなチョコレート的風味の強いものが得られた。亦
ソルビトールの増加に伴い色調か濃くなり好ましい傾向
になった。粘度の上昇もなく作業も良好であった。
も水分を2.6%程度にとどめることができ口あたりの
ソフトなチョコレート的風味の強いものが得られた。亦
ソルビトールの増加に伴い色調か濃くなり好ましい傾向
になった。粘度の上昇もなく作業も良好であった。
表 7
実施例5
表1の粉糖を5部とし実施例4と同様にしてソルビトー
ルを3部つつ添加し合計39部のソルビトールを添加し
てチョコレートを得た。
ルを3部つつ添加し合計39部のソルビトールを添加し
てチョコレートを得た。
水分2,6%、粘度25(ポアズ)で、口あたりかソフ
トで食感が改良され、油臭を全く感しない、チョコレー
ト的風味の強い風味の良好なチョコレ−トが得られた。
トで食感が改良され、油臭を全く感しない、チョコレー
ト的風味の強い風味の良好なチョコレ−トが得られた。
実施例6
表1の粉糖を加えることな〈実施例4と同様にしてソル
ビトールを2.5部づつ加え合計25部のソルビトール
を添加したチョコレートを得た。
ビトールを2.5部づつ加え合計25部のソルビトール
を添加したチョコレートを得た。
口あたりがソフトで食感か改良され、油臭(油っぽい風
味)を全く感じない、チョコレート的風味の強い良好な
チョコレートか得られた。
味)を全く感じない、チョコレート的風味の強い良好な
チョコレートか得られた。
(効果)
程において含水物質を添加することにより、口あたりの
ソフトな食感が改良された、チョコレート風味の強い風
味の優れた少量の水分を含むチョコレートの製造かり能
になったものである。特に非テンパリング型チョコレー
トにあっては特有の油っぽい風味を全く感じさせない風
味の優れたチョコレートの製造が可能になったのである
。
ソフトな食感が改良された、チョコレート風味の強い風
味の優れた少量の水分を含むチョコレートの製造かり能
になったものである。特に非テンパリング型チョコレー
トにあっては特有の油っぽい風味を全く感じさせない風
味の優れたチョコレートの製造が可能になったのである
。
(応用)
本発明により得られるチョコレートは型物、掛物のみな
らず焼菓子の様な加熱変化を受は易い食品に広く利用す
ることかできる。
らず焼菓子の様な加熱変化を受は易い食品に広く利用す
ることかできる。
特許出願人 不二製油株式会社
代理人門脇 清
Claims (6)
- (1)チョコレート原料からチョコレートを製造するに
際し、精練工程において含水物質をエマルションとする
ことな(添加することを特徴とする少量の水分を含むチ
ョコレートの製造法。 - (2)チョコレートが非テンパリング型である特許請求
の範囲第1項記載の製造法。 - (3)チョコレートがテンパリング型である特許請求の
範囲第1項記載の製造法。 - (4)含水物質が液状の糖類である特許請求の範囲第・
2項又は第3項記載の製造法。 - (5)少量の水分がr5重量%以上5重量%以下である
特許請求の範囲第4項記載の製造法。 - (6)精練工程において含水物質を添加する方法が回 水分を飛ばしながら巻分的若しくは連続的に添加する特
許請求の範囲第1項乃至第5項のいづれかに記載の製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58031995A JPS59156246A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | チヨコレ−トの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58031995A JPS59156246A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | チヨコレ−トの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59156246A true JPS59156246A (ja) | 1984-09-05 |
JPS6316103B2 JPS6316103B2 (ja) | 1988-04-07 |
Family
ID=12346488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58031995A Granted JPS59156246A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | チヨコレ−トの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59156246A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0958747A1 (en) * | 1998-05-11 | 1999-11-24 | Doveurope S.A. | Chocolate formulation process |
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