JPS5913295Y2 - 直立型排気管の水分除去装置 - Google Patents

直立型排気管の水分除去装置

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JPS5913295Y2
JPS5913295Y2 JP11158479U JP11158479U JPS5913295Y2 JP S5913295 Y2 JPS5913295 Y2 JP S5913295Y2 JP 11158479 U JP11158479 U JP 11158479U JP 11158479 U JP11158479 U JP 11158479U JP S5913295 Y2 JPS5913295 Y2 JP S5913295Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust pipe
hood
moisture
removal device
exhaust
Prior art date
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Expired
Application number
JP11158479U
Other languages
English (en)
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JPS5629218U (ja
Inventor
健一 大島
亮 真下
Original Assignee
日本ラヂエーター株式会社
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Publication date
Application filed by 日本ラヂエーター株式会社 filed Critical 日本ラヂエーター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建設機械あるいは産業機械に搭載された直立
型排気管の水分除去装置に関する。
一般に、建設機械等の直立型排気管は、内部に雨水ある
いはガソリン等の燃焼により生ずる水分すなわち凝結水
がエンジン側に浸入しないように水分除去装置を有して
いる。
ところが、この水分除去装置は充分に水を除去するもの
ではなく、またこの排気管は排気ガスの吐出端が高い位
置に開口されているため、エンジン始動時に排気管から
時折カーボンを含んだ水を端部開口より撒き出し、機械
自体及び運転者の衣類を汚すことがある。
かかる事態を防止し、水分の除去が完全な排気管とすれ
ば構造が複雑化し、装置自体のコストも高くなる欠点が
ある。
本考案は、前述した従来のものにおける欠点を除去し、
簡単な構成により水分の除去を確実にした直立型排気管
の水分除去装置を提供することを目的としてなされたも
ので、上端開口を有する直立型排気管の該上端開口を含
む上端部の周囲を覆う、外周壁に複数の排気口の形成さ
れたフードと、このフードおよび前記排気管間の前記排
気口より上方に介装された受皿と、前記フードの下壁上
から排気管の外周に筒状に配設されている水分の吸収体
と、前記受皿からの水滴をこの水分吸収体に導く導管と
、前記フードの下壁上の水滴を車体の下方に導く他の導
管とを設けたものである。
以下、本考案を図面に示す実施例により説明する。
直立型排気管1は、エンジンからの排気ガスをエキゾー
ストマニホールドにより集め、大気中に放出する排気系
の末端に位置しており、上端開口2を有している。
この排気管1の前記開口2を含む上端部はフード3によ
り覆われている。
このフード3は前記排気管1よりかなり大きな外径を有
し、前記排気管1に嵌着されている深皿状の下半部4と
、この下半部4の上縁の複数のL字溝6に嵌合される複
数本のピン7を周壁8の下端部に植設され、下半部4に
対し着脱自在な上半部5とからなる。
この上半部5の周壁8には複数の排気口9が周方向に間
隔を隔てて形成されており、また、この上半部5の頂壁
10は、前記排気管1の上端開口2から間隔を隔てた円
錐状とされている。
前記排気管1の外周にはフード3との間に環状室11が
形成されており、この環状室11内には環状の受皿12
が前記排気口9より上方に介装されており、この受皿1
2と前記排気管1との間には環状の開口13が形成され
ている。
また、前記フード3の下壁14から排気筒1の外周に筒
状に水分吸収体15が配設されており、この水分吸収体
15は前記排気管1とかなりの面積をもって接触してい
る。
この水分吸収体15は一例としてガラス繊維の編成体か
ら形成されており、また、この水分吸収体15を支持す
る突起17を備えた円筒体16が水分吸収体15の外周
に装着されている。
そして、前記受皿12には複数の導管18が取付けられ
ており、この導管18はフード3の下壁14上の水分吸
収体15の直上位置まで達している。
さらに、前記フード3の下壁14には水滴を車体の下方
に導く導管19が取付けられている。
つぎに、作用を説明する。
エンジンにおける燃料の燃焼により生成された水分(水
蒸気)は排気ガスとともに排気管1の開口2から排出さ
れてフード3の頂壁10に衝突するが、この頂壁10は
常に外気により冷却されているので、前記排気ガス中の
水分は凝縮し、自重や排気ガスの流れによって受皿12
上に滴下し、ここから導管18を流下して水分吸収体1
5に吸込まれる。
その後、水分は毛細管現象により徐々に水分吸収体15
内を上昇し、排気管1に接して加熱されて気化し、開口
13を通過した排気ガスとともに排気口9から大気中に
排出される。
なお、この排気ガス中の水分の凝縮はエンジン始動によ
り始まり、排気管1およびフード3が充分熱せられるま
で続く。
また、受皿12内に滴下する水量が多い場合には、導管
18上からフード3の下壁14上に達した後、直接導管
19を介して車体の下方に導かれ、所定の無害の箇所に
おいて排出される。
このように排気ガス中の水分はその量の多少にかかわら
ずフード3から必ず排出されるので、汚水を噴出するこ
とはなくなる。
一方、排気口9からフード3内に浸入した雨水は、その
量が多いときには導管19を通って処理されるし、少量
のときには水分吸収体15に吸込まれて気化し、排気ガ
スとともに排出されるので、いずれにしても雨水により
悪影響を受けることはない。
なお、排気口9からフード3内に浸入した雨水は、フー
ド3に付着した炭素微粒子を洗浄する役割を果す。
以上説明したように、本考案に係る直立型排気管の水分
除去装置は、上端開口を有する直立型排気管の該上端開
口を含む上端部の周囲を覆う外周壁に複数の排気口の形
成されたフードと、このフードおよび前記排気管間の前
記排気口より上方に介装された受皿と、前記フードの下
壁上から排気管の外周に筒状に配設されている水分吸収
体と、前記受皿からの水滴をこの水分吸収体に導く導管
と、前記フードの下壁上の水滴を車体の下方に導く他の
導管とを有しているので、簡単な構成にもかかわらず、
雨水および排気ガ各中の水分は良好に排出され、これら
の水分により運転者等が悪影響を受けるおそれがないと
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る直立型排気管の水分除去装置の実
施例を示す半部縦断面正面図、第2図は第1図の横断面
図である。 1・・・・・・排気管、3・・・・・・フード、9・・
・・・・排気口、12・・・・・・受皿、15・・・・
・・水分吸収体、18.19・・・・・・導管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 上端開口を有する直立型排気管の該上端開口を含む
    上端部の周囲を覆う、外周壁に複数の排気口の形成され
    たフードと、このフードおよび前記排気管間の前記排気
    口より上方に介装された受皿と、前記フードの下壁上か
    ら排気管の外周に筒状に配設されている水分吸収体と、
    前記受皿からの水滴をこの水分吸収体に導く導管と、前
    記フードの下壁上の水滴を車体の下方に導く他の導管と
    を有する直立型排気管の水分除去装置。 2 前記水分吸収体はガラス繊維編組体からなる実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の水分除去装置。 3 前記フードは上下部が着脱自在とされている実用新
    案登録請求の範囲第1項または第2項記載の水分除去装
    置。
JP11158479U 1979-08-15 1979-08-15 直立型排気管の水分除去装置 Expired JPS5913295Y2 (ja)

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JP11158479U JPS5913295Y2 (ja) 1979-08-15 1979-08-15 直立型排気管の水分除去装置

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JP11158479U JPS5913295Y2 (ja) 1979-08-15 1979-08-15 直立型排気管の水分除去装置

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Publication Number Publication Date
JPS5629218U JPS5629218U (ja) 1981-03-19
JPS5913295Y2 true JPS5913295Y2 (ja) 1984-04-20

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ID=29344033

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JP11158479U Expired JPS5913295Y2 (ja) 1979-08-15 1979-08-15 直立型排気管の水分除去装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59196326U (ja) * 1983-06-15 1984-12-27 ヤンマー農機株式会社 乗用田植機の走行変速装置
JPS59196327U (ja) * 1983-06-15 1984-12-27 ヤンマー農機株式会社 乗用田植機

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JPS5629218U (ja) 1981-03-19

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