JPS59128291A - ポリジエン系コンポジツト推進薬の粘結剤 - Google Patents

ポリジエン系コンポジツト推進薬の粘結剤

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JPS59128291A
JPS59128291A JP86983A JP86983A JPS59128291A JP S59128291 A JPS59128291 A JP S59128291A JP 86983 A JP86983 A JP 86983A JP 86983 A JP86983 A JP 86983A JP S59128291 A JPS59128291 A JP S59128291A
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JP
Japan
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binder
polydiene
composite propellant
amount
propellant
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JP86983A
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茂 鈴木
福間 大蔵
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリジエン系コンポジット推進薬の粘結剤に係
り、さらに詳しくは、高湿度の貯蔵環境下においても老
化することなく、良好な機械的特性を維持発揮するポリ
ジエン系コンポジット推進薬の粘結剤に関する。
コンポジット推進薬は、マトリックスである粘結剤(b
inder、結合剤ともいう)とこの粘結剤マトリック
ス相内で分散相を形成する粉粒状の酸化剤(oxidi
zer)とで主として構成されている。したがってコン
ポジット推進薬の機械的特性は、粘結剤相の力学的性質
、酸化剤粒子の形状、および粘結剤相と酸化剤粒子の界
面の性質、とりわけ界面における付着結合(adhes
ivebond)の強さによって大きく左右される。
近年になって、主としてロケットモータの比推力を向上
させる目的でポリブクシェン系粘結剤、とりわけ、良好
な力学的性質および製造性を有する末端水酸基化ポリブ
タジェンとジイソシアネートとを主剤とする粘結剤が注
目され、実用化されるに至った。また、酸化剤としては
、比較的毒性および腐食性の少ない燃焼ガスを生起せし
める。吸湿性が少ないなどの理由により過塩素酸アンモ
ニウム(N11.、 C/ 0 、、 ) カ従来から
賞月されている。かつ、高性能ロケットモータにあって
は、推進薬の良好な燃焼特性を得るために、例えば広い
粒度範囲の酸化剤粒子を用いるなどして、酸化剤の充填
密度を高める工夫がなされている。
ところが、かかる高酸化剤充填量(推進薬の約70〜8
0重量%程度)したがって低粘結剤量の推進薬を用いた
高性能ロケットモータにあっては、酸化剤粒子と粘結剤
マトリックスとの付着結合が必ずしも強いものとはなら
ないことなどの理由により、高性能ロケットモータに要
求される推進薬の機械的強度および剛性を共に満足する
ものが得られず、したがって貯蔵時から使用時に亘る推
進薬の信頼性を低下せしめるという不都合があった。
そこで、高性能ロケットモータに使用される推進薬の機
械的特性を改善する目的で、酸化剤粒子と粘結剤マトリ
ックスとの界面に作用してこれら両者間の付着結合強度
を高める、所謂ボンディング剤(bonding ag
ent )が注目されるに至った。米国特許公報第4,
070,213号および同第4.090,893号には
、末端水酸基化ポリブタジェン系コンポジ・7F推進薬
に添加するホンディング剤として、トリス−1−(2−
メチルアジリジニル)フォスフイン オキシド(略称M
APO)あるいはMAPOとアジピン酸、酒石酸等のカ
ルボン酸とのアダクトが報告されている。これらのボン
ディング剤は、必要に応じてその適量を添加することに
より、ポリブタジェンマトリックスと酸化剤粒子あるい
は助燃剤として加えられるアルミニウム粉末粒子との界
面に分布して、マトリツクス−粒子間の付着結合強度を
高める。したがって、MAPOを適量添加することによ
り、所望の機械的強度および剛性を備えたポリジエン系
推進薬が得られるため、近年の高性能ロケットモータ製
造上においてMAPOは不可欠なものとなっている。
しかしながら、MAPOを添加し、成形・硬化を経て得
られたポリジエン系推進薬は、比較的高湿度の環境下で
貯蔵しあるいはこの様な環境下でロケットモータ内に装
填すると、経時変化を起こして老化するという不都合が
あった。すなわち、多湿な場所にあっては、推進薬の長
期保存中、推進薬に含まれるMAPOが雰囲気中の水分
と反応し、それ自身分解しリン酸を生成する。
したがって、MAPOのボンディング剤としての効果が
低減し、推進薬の製造直後の機械的特性が次第に損なわ
れ、使用に際して、点火時の高歪速度下でクランクを生
起せしめて、設計どおりの燃焼特性が得られないなど信
頼性を低下させた。そこで、MAPOの水分による分解
を防止するために推進薬を装填したロケットモータを密
閉しあるいはモータ内に乾燥剤を封入するなどの応急的
な対策は講ぜられたものの、推進薬の長期に亘る貯蔵安
定性を高めるための有効策とはいえないものであった。
そこで、本発明の目的は、従来のポリジエン系コンポジ
ット推進薬が有していた前述の不都合を解消して、高湿
度の貯蔵環境下においても老化することなく、良好な機
械的特性を維持発揮するポリジエン系コンポジット推進
薬の粘結剤を提供することにある。
すなわち、本発明のポリジエン系コンポジット推進薬の
粘結剤は、一般式: %式% 〔式中、×1、×2は、同一でありまたは異なり、次式 (式中、YlおよびY2は、同一でありまたは異なり、
水素、メチル基またはエチル基を表す。) で表される置換または非置換アジリジニル基を表す。〕 で表される2価フェノールのジグリシジルエーテルと、
イミンと、の反応生成物を添加してなることを特徴とす
るものである。N)式で表される2価フェノールのジグ
リシジルエーテルと、イミンと、の反応生成物は新規化
合物であり、具体的な化合物としては、例えば以下の化
合物が挙げられる。
1、ピロカテコールのジグリシジルエーテルとイミンと
の反応生成物 H 2、レゾルシノールのジグリシジルエーテルとイミンと
の反応生成物 0■ H 3、ハイドロキノンのジグリシジルエーテルとイミンと
の反応生成物 4、サルシルアルコールのジグリシジルエーテルとイミ
ンとの反応生成物 11 これらの反応生成物は、一様に、粘結剤の成分であるポ
リジエンとの相溶性に優れるがポリジエンの硬化に際し
て架橋点を構成するといった作用を有しない。しかも水
分の作用などによる分解を起こしにくいために、粘結剤
の硬化後りこおいても推進薬を構成する粘結剤マトリッ
クスと酸化剤粒子との界面に安定に分布しうる。
前記式(II[)〜(Vl)で表される2価フェノール
のジグリシジルエーテルと、イミンと、の反応生成物は
“例えば、以下に示す反応径路により容易に製造するこ
とができる。
(■)     (■)        (■)(X)
        (I) 〔式および反応径路においてXs、、Xzならびにvl
およびY2は前述の意味軸する。〕すなわち式(■)で
表される2価フェノールとアクリル酸(■)とを反応さ
せて(IX)で表される2価フェノールのジグリシジル
エーテルを得る。次いで得られたこの2価フェノールの
ジグリシジルエーテル(IX)に式(X)で表されるイ
ミンを過剰量加えて反応させ、目的とする反応生成物を
得る。次に式(I)で表される2価フェノールのジグリ
シジルエーテルとイミンとの反応生成物を添加するポリ
ジエン系コンポジット推進薬の粘結剤の成分としては、
ベースポリマーであるポリジエン、架橋剤、硬化剤、な
らびに必要に応じて加えられる可塑剤および反応触媒が
挙げられる。
本発明に用いるポリジエンとしては、末端水酸基化ポリ
ジエン、とりわけ−分子あたりの水酸基数が1.8〜2
.1、更には1.9〜2.0の範囲にあり数平均分子量
が1000〜5000の範囲にあるポリジエングリコー
ル、更にはポリブタジェングリコール(以下、HTPB
という)が好ましい。
かかるHTPBの代表的な製造方法としては、ジリチウ
ム化合物を触媒としてブタジェンを有機溶媒中で重合し
た後、エチレンオキサイド(1級水酸基> 、プロピレ
ンオキサイドもしくはアルデヒド(2級水酸基)、又は
ケトン(3級水酸基)で処理してブタジェンポリマーの
両、4J61を水酸基化する方法が挙げられる。HTP
Bの分子量れぞれシス1,4−型結合、1.2−ビニル
型結合およびトランス1.4−型結合を表わす。また水
酸基の結合状態は1級であるが、この式に示したまうな
HTPBはリビング重合法により合成するものであるか
ら、水酸基の級数を2級または3級にできることは明ら
かである。
本発明に用いる前記架橋剤としては、−分子あたりの水
酸基数が2.1〜3.5の範囲にあり数平均分子量が2
000〜5000の範囲にあるポリジエンポリオールが
好ましい。このようなポリジエンポリオールは、通常、
ジエン化合物のラジカル重合反応により製造される。市
販のものとしては、米国ARCOChemica1社製
R,45社製酸基数2.2〜2.5 、数平均分子量2
000−3000、ブタジェンのラジカル重合反応で合
成されたもの)や、ブタジェンのラジカル重合反応で得
られノこ水酸基数2.6〜3.O5数平均分子量200
0〜4500のものが挙げられる。
本発明の粘結剤における架橋剤の配合割合は、ベースポ
リマーである前記ポリジエン10モル当り1〜10モル
とすることが好ましい。
本発明に用いる前記硬化剤はジイソシアネートが好まし
い。具体例としては、テトラメチレン−1,4−ジイソ
シアネート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネー
ト、1.3−(もしくは14−)キシリレンジイソシア
ネート、グイメリルジイソシアネ−1−などの脂肪族ジ
イソシアネート;ω、ω′−ジイソシアネートー 1.
2−ジメチルシフし1ヘキサン、1−メチルシクロヘキ
サン−2,4(もしくは2.6)−ジイソシアネート、
1.3− (もしくは1.4−)シクロへキシルジイソ
シアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシル)イソ
シアネート、イソフオロンジイソシアネートなどの脂環
族ジイソシアネー)i2.4−(もしくは2.6−)ト
リレンジイソシアネート、ジフェニル−4,4′−ジイ
ソシアネート、ジフェニルジメチルメタン−4,4”ジ
イソシアネート、m−(もしくはp−)フェニレンジイ
ソシアネート、1.4− (もしくは1゜5−12.6
−12.7−)ナフタレンジイソシアネート、ジフェニ
ルメタン−4,4゛−ジイソシアネート、ジフェニルジ
メチルメタン−4,4′−ジイソシアネート、ジフェニ
ルエーテル−4゜4′−ジイソシアネート、3.3′−
ジメチルジフェニル−4,4′−ジイソシアネートなど
の芳香族ジイソシアネート;などが挙げられる。これら
のジイソシアネートは1種のみを用いても、あるいは2
種以上の混合物として用いても良い。
ジイソシアネートの本発明の粘結剤への配合割合は、粘
結剤成分中に含まれる水酸基とN112基の数の合計(
(011〕+ (Nl12 )と表す)に対するNCO
基の数((NCO)と表す)の割合が(NGO) / 
((011) + (NH2) )(当量比)で0.8
〜1.2、更には1.0〜1.1とすることが々了まし
い。
本発明の粘結剤に必要に応じて加えられる可塑剤として
は、ジオクチルアジペート、ジオクチルセバケート、イ
ンデシルペラルゴネート、ポリブテン、または液状ポリ
ブタジェンなどが挙げられる。また、本発明の粘結剤に
必要に応じて加えられる反応触媒としては、ジブチル錫
シラウリレート、アセチルアセトン鉄塩などが挙げられ
る。
更に、本発明のポリジエン系コンポジット推進薬の粘結
剤の他の成分として、必要に応じて、鎖延長剤または稀
釈剤を適宜加えることができる。鎖延長剤は従来公知の
もので良く、例えばジアミン(−分子あたり2個のアミ
ノ基を有する化合物)、ジオール(−分子あたり2個(
7)Ql基を有する化合物)、またはアミノアルコール
(−分子あたり1個のNH2基と1個のOH基を有する
化合物)などの2官能性の化合であることが好ましい。
本発明の粘結剤への鎖延長剤の配合割合は、ベースポリ
マーであるポリジエン10モルに対して2モル以下とす
るのが好ましい。次に、稀釈剤としては、ポリブテン、
ジエンポリマーなどが挙げられる。
前記式(■)で表される2価フェノールのジグリシジル
エーテルと、イミンと、の反応生成物のポリジエン系コ
ンポジット推進薬の粘結剤への添加量は、ペースポリマ
ーであるポリジエン、架橋剤、硬化剤、ならびに必要に
応して加えられる可塑剤、反応触媒、鎖延長剤および稀
釈剤で構成される粘結剤100重量部に対して、i、o
〜3.2重量部、更には1.1〜2.7重量部、また更
には1.3〜1.9重量部であることが好ましい。1.
0重量部未満であると、本発明に係るポリジエン系コン
ポジット推進薬において、ポリジエン系粘結剤と酸化剤
粒子との付着結合強度の改善が十分でばなく、したがっ
て推進薬の所望の機械的強度および剛性が得られないこ
ととなる。3.2重量部を超えると、推進薬の強度およ
び弾性率は一様に高まるものの、伸び率が低下するため
バランスのとれた機械的特性が得られないためである。
本発明に係るポリジエン系コンポジット推進薬を構成す
る酸化剤に特に制限はないが、通常は過塩素酸アンモニ
ウム(NH4Cβ04)が賞月される。しかもこのNl
l、C60,、を酸化剤として用いた場合、式(1)で
表される2価フェノールのジグリシジルエーテルとイミ
ンと、の反応生成物がNH4Cjl!04粒子とポリジ
エンマトリックスとの界面に極めて有効に作用すること
が確認された。本発明に係る推進薬は、粘結剤および酸
化剤以外の成分として、通常、アルミニウム粉末などの
助燃剤を含む。
本発明に係る前記式(1)で表される2価フェノールの
ジグリシジルエーテルとイミンと、の反応生成物は粘結
剤成分としてマトリックスを構成するポリジエンとの相
溶性が良好であり、したがって酸化剤の形状および酸化
剤と粘結剤との配合割合などの如何にかかわらず、粘結
剤硬化後において酸化剤粒子と粘結剤マトリックスとの
界面に一様に分布し、マトリックス−粒子間の付着結合
強度を高める。したがって、式(I)で表される2価フ
ェノールのジグリシジルエーテルとイミンと、の反応生
成物を添加したポリジエン系コンポジット推進薬は、マ
トリックス−粒子結合の強化に伴って、機械的強度およ
び剛性共に優れたコンポジット推進薬となる。しかも、
式(1)で表される2価フェノールのジグリシジルエー
テルとイミンと、の反応生成物は、多湿環境下において
も水分による分解などの経時変化を起こさないことから
、推進薬が外気中で長期間保存されるといった場合にお
いても、老化して機械的特性を劣化させることがない。
この様に、本発明に係るポリジエン系コンポジット推進
薬は、製造後から使用時に至る長期間に亘って良好な機
械的特性を維持発揮する。
合成例 一例として式(I)で表される2価フェノ゛−ルのジグ
リシジルエーテルと、イミンと、の反応生成物の好適例
として化合物の合成例を示す。
4頭フラスコ内にプロピレンイミン91.4g(1,6
0モル)とピロカテコールジグリシジルエルチル44.
4g (0,20モル)とを入れ、攪拌下で反応させ目
的反応生成物を得た。減圧下で温度を低めて過剰のプロ
ピレンイミンを回収した。
収率105.4%(ピロカテコールジグリシジルエーテ
ル使用量比)。
また、下記のような異性体との混合物となっているもの
と考えられるがこれらの間の比率は明らかでない。
実施例1〜5、比較例1〜2 カ(シテ合成されたピロカテコールジグリシジルエーテ
ルとプロピレンイミンとの反応生成物(以下、ボンディ
ング剤Iと称する)を用いてポリブタジェン系コンポジ
ット推進薬を製造した。使用した粘結剤の成分および配
合割合は、以下のとおりである。
1)末端水酸基化ポリブタジェン(日本合成ゴム社製、
−分子あたりの平均水酸基数1.92、数平均分子量2
754)       10モル2)架橋剤ニー分子あ
たりの平均水酸基数2.78、数平均分子Ji 420
0のポリジエンポリオール3モル 3 )硬化剤:イソフォロンジイソシアネート13.8
モル 4)可塑剤:液状ポリブタジェン 30重量%(粘結剤全量に対して) 5)反応触媒ニジブチル錫シラウリレート0.0O1p
hr;  (前記l)に対して)また、上記組成の粘結
剤に対するボンディング剤iの添加量(phr、)を表
に示した。
表に示した量のボンディング剤を添加した粘結剤を助燃
剤(アルミニウム粉末)と混合した後、さらに過塩素酸
アンモニウム粉末を加え・ミキサーで圧力5 mmHg
の真空下約30分間混合し、得られた混合物を型に鋳込
んで60℃、160時間硬化処理して推進薬を得た。な
おこの時のポットライフは8〜10時間であった。
推進薬の組成は、粘結剤12重量%、過塩素酸アンモニ
ウム70重量%、アルミニウム粉末18重量%とした。
このうち過塩素酸アンモニウムの粒径の比率は、大粒(
400μm):中粒(200pm):小粒(20μm)
 =65%:10%:25%とした。
比較例として、ボンディング剤を添加しない(比較例1
)、あるいはボンディング剤としてトリス1−(2−メ
チルアジリジニル)フォスフイン オキシド(MへPO
)を表に示した量(phr、)添加した(比較例2)以
外は、実施例と同一の原料および条件で、推進薬を得た
次に、かくして得られた実施例1〜5、比較例1および
2のポリジエン系コンポジ・ノド推進薬の機械的特性(
σm、εmおよびE)、ならびにこれらの推進薬を高温
多湿環境下(相対湿度100%、温度60 ’c )で
2週間貯蔵した後の機械的特性(σ′m、ε′mおよび
E’)を、以下の要領で引張り試験を行い、併せて推進
薬の耐老化指標(σ′IYl/σm、ε′m/εmおよ
びE′/E)を算定し、表に示した。
水引張り試験要領 1)試験片形状は下記寸法諸元のJANNAI+型によ
る。
全長 12.7cm (51nch) 、全幅2.54
cm (11nch)厚さ 1.27cm (0,50
inch)標点間スパン 5.08cm (2,0in
ch >計測部の幅 0.95cm (0,375in
ch )肩部RO,762cm (0,3000inc
h)2)引張速度−50龍/川in。
温度−20℃ 3)測定項目 σm、σ’ m’ (kg/cn+)−最大抗張力εm
、ε’m  (%)−最大応力時の伸び率E、 E ′
(kg/cnり =初期弾性率E= (!4σm/le
am)X100E’= (V2σ′m/ε”Aσ’m)
×lOO因みに、現今の高性能ロケットモータの推進薬
に要求され、従って本発明に係る推進薬の機械的緒特性
は以下のとおりである。
表から明らかな様に、本発明に係るポリジエン系コンポ
シフト推進薬は、ボンディング剤を用いない推進薬と比
べて、機械的強度および剛性共に優れたちのである。例
えは、ボンデインク剤の添加量が最も好適な範囲にある
「実施例3」の抗張力および弾性率は、ホンディング剤
無添加の推進薬Cごおける抗張力および弾性率の1.5
〜2倍となり、かっ伸ひ率も大幅に上回る。しかも、多
湿環境下において、従来の門へ1)0を添加した推進薬
の抗張力および弾性率が共に約30%低下するのに比べ
、本発明にかかる推進薬においては機械的特性の劣化が
極めて少なく、初期の強度および剛性を維持発揮する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式: 〔式中、xl、x2は、同一でありまたは異なり、次式
    : (式中、Yl、v2は、同一でありまたは異なり、水素
    、メチル基またはエチル基を表す。)で表される置換ま
    たは非置換アジリジニル基を表す。〕 で表される2価フェノールのジグリシジルエーテルと、
    イミンと、の反応生成物を添加してなることを特徴とす
    るポリジエン系コンポジット推進薬の粘結剤。
  2. (2)コンポジット推進薬は、酸化剤として過塩素酸ア
    ンモニウムを含むものである特許請求の範囲第1項記載
    のポリジエン系コンポジット推進薬の粘結剤。
  3. (3)2価フェノールはピロカテコール、レゾルシノー
    ル、ハイドロキノンまたはサルシルアルコールである特
    許請求の範囲第1項記載のポリジエン系コンポジット推
    進薬の粘結剤。
  4. (4)Xlおよび×2は、2−メチルアジリジニル基で
    ある特許請求の範囲第1項記載のポリジエン系コンポジ
    ット推進薬の粘結剤。
  5. (5)2価フェノールのジグリシジルエーテルと、イミ
    ンと、の反応生成物の添加量は、ポリジエン糸粘結剤1
    00重量部に対して1.0〜3.2重量部である特許請
    求の範囲第1項記載のポリジエン系コンポジット推進薬
    の粘結剤。
  6. (6)2価フェノールのジグリシジルエーテルと、イミ
    ンと、の反応生成物の添加量は、ポリジエン系粘結剤1
    00重量部に対して1.1〜2.7重量部である特許請
    求の範囲第1項記載のポリジエン系コンポジット推進薬
    の粘結剤。
  7. (7)2価フェノールのジグリシジルエーテルと、イミ
    ンと、の反応生成物の添加量は、ポリジエン系粘結剤1
    00重量部に対し一ζ1.3〜1.9重量部である特許
    請求の範囲第1項記載のポリジエン系コンポジット推進
    薬の粘結剤。
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