JP2625532B2 - 揺変性ポリウレタン樹脂組成物 - Google Patents

揺変性ポリウレタン樹脂組成物

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JP2625532B2 JP32058388A JP32058388A JP2625532B2 JP 2625532 B2 JP2625532 B2 JP 2625532B2 JP 32058388 A JP32058388 A JP 32058388A JP 32058388 A JP32058388 A JP 32058388A JP 2625532 B2 JP2625532 B2 JP 2625532B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコーティング材、接着剤或はツーリング材と
して使用する。ポリウレタン樹脂組成物に関し、特に揺
変性を付与したポリウレタン樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
ポリウレタン樹脂をコーティング材、接着剤或はツー
リング材として利用する場合、垂直面或は斜面で施工さ
れるため、樹脂に揺変性を付与する必要がある。
ポリウレタン樹脂に、揺変性を付与する方法として
は、既に数多くの提案が成されている。
例えば、日本特許公報昭45−41110では、コロイド状
シリカ及びポリオキシエチレングリコール誘導体の組み
合わせからなる揺変性ポリウレタン樹脂、日本特許公報
昭47−7632では、コロイド状シリカ等の無機質充填剤と
ポリオキシアルキレン化合物の組み合わせからなる揺変
性ポリウレタン樹脂、更に日本特許公報昭51−11656,52
−1747,53−5899,日本公開特許公報昭50−80354,51−47
046,60−108479,60−120750では、揺変性ポリウレタン
樹脂組成物が提案されている。
しかし、これらの揺変性ポリウレタン樹脂は、いづれ
も揺変性付与剤の主剤として、親水性のコロイド状シリ
カを使用したものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
密閉容器内におけるポリウレタン樹脂の貯蔵安定性
は、この種コーティング材、接着剤或はシーリング材に
おいて重要な性能であり、その良否は市場における商品
価値を決定する。
常温より比較的高い温度、即ち50℃において、密閉容
器内における貯蔵安定性が高く、作業性等に変化が少な
い組成物が好ましいことはいうまでもない。
〔課題を解決するための手段〕
疎水性コロイド状シリカの使用は、親水性に比較し
て、貯蔵安定性が良好になることは公知である。しか
し、この種のシリカの使用により樹脂組成物の増粘効果
は認められるが、揺変性が不十分である。
そこで、本発明者らは、揺変性を付与するために、疎
水性コロイド状シリカと組み合わすべき組成物を検討し
た結果、従来のポリオキシエチレン誘導体や、ジメチル
スルホキサイド、テトラメチルウレア等の極性溶媒等、
従来公知の組み合わせでは、揺変性を付与する事はでき
ないことが判明し、更に鋭意研究した結果、ビスアルコ
キシシリル化合物が揺変性付与に極めて有効であること
を見い出し、漸く本発明に到達した。
即ち、本発明は、下記一般式、 (但し式中、Rは酸素原子、又は炭素原子1〜15個のア
ルキレン橋を表し、このアルキレン橋は直鎖状又は分岐
状であってよく、又はヘテロ原子を含んでいても良い。
R1及びR2はCH3またはC2H5または CmH2m1OC2H4または CmH2m1OC2H4OC2H4、 mは1〜4、n=2または3を示す。) で表されるビスアルコキシシリル化合物を含有してなる
揺変性ポリウレタン樹脂組成物に関する。
即ち、本発明は、ポリウレタン樹脂及び疎水性コロイ
ド状シリカ及び前記ビスアルコキシシリル化合物を含有
してなる揺変性ポリウレタン樹脂組成物である。
本発明の第一成分であるポリウレタン樹脂は、ポリイ
ソシアネートと、1分子中に2個以上の活性水素を持つ
公知知の化合物とを、イソシアネート過剰下で反応させ
て得られる、イソシアネート末端プレポリマー、又は該
イソシアネート末端プレポリマーと潜在性活性水素化合
物との混合物である。
本発明のポリウレタン樹脂の構成分であるポリイソシ
アネートは、 1)トリレンジイソシアネート(異性体の各種混合物を
含む)、ジフェニルメタンジイソシアネート(異性体の
各種混合物を含む)、3・3′−ジメチル−4・4′−
ビフェニレンジイソシアネート 1・4−フェニレンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラ
メチルキシリレンジイソシアネート、ナフチレンジイソ
シアネート、ジシクロヘキシルメタン−4・4′−ジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、水素化キシジレンジイソシア
ネート、1・4−シクロヘキシルジイソシアネート、1
−メチル−2・4−ジイソシアナト−シクロヘキサン、
2・4・4−トリメチル−1・6−ジイソシアナト−ヘ
キサン、等のジイソシアネート、 2)4・4′・4″−トリフェニルメタントリイソシア
ネート、トリス(4−フェニルイソシアナト)チオフォ
スフェート、等のトリイソシアネート、 3)前記イソシアネート類のウレタン化変性品、イソシ
アヌレート化変性品、カルボジイミド化変性品、ビュー
レット化変性品、粗製トリレンジイソシアネート、ポリ
メチレン・ポリフェニルイソシアネート、等の多官能性
イソシアネートである。
本発明にて使用される、イソシアネート基を末端基と
するプレポリマーとは、上記各種有機ポリイソシアネー
ト化合物と公知のポリオール、公知のポリアミン等、1
分子中に2個以上の活性水素を持つ公知の化合物とを、
公知の方法で、遊離イソシアネート基を残存するように
反応せしめたものである。
即ちイソシアネートと、活性水素を持つ公知の化合物
とを、100℃にて、数時間反応させて製造する。
そのイソシアネート基含有量は0.5〜10.0重量%が好
ましい。
ここに用いる、1分子中に2個以上の活性水素を持つ
公知の化合物とは、ヒドロキシル基を2個以上、或はア
ミノ基を1個以上、或はメルカプト基を2個以上、或は
ヒドロキシル基とアミノ基を有する化合物、或はヒドロ
キシル基とメルカプト基を有する化合物が挙げられる。
このような化合物としては、例えば、水、エチレング
リコール、プロピレングリコール、グリセリン、トリメ
チロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、しょ糖等の多価アルコール或はアニリン、トリレン
ジアミン、p,p′−ジアミノージフェニルメタン、等の
芳香族アミン、エチレンジアミン、エタノールアミン、
ジエタノールアミン、等の脂肪族アミン或はアルカノー
ルアミンおよびこれら前記の一分子中に二個以上の活性
水素を持つ化合物あるいはこれら化合物の混合物にプロ
ピレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドとエチレ
ンオキサイドを付加重合してえたポリエーテル・ポリオ
ール類、前記ポリエーテル・ポリオール類のヒドロキシ
ル基をアミノ基に変換して得られるポリエーテル・ポリ
アミン類、ポリテトラエチレンエーテルポリオール類、
ポリカーボネートポリオール類、ポリカプロラクトンポ
リオール類、ポリエチレンアジペートのようなポリエス
テルポリオール類、ポリブタジエンポリオール類、ヒマ
シ油のような高級脂肪酸のエステル類、ポリエーテルポ
リオール又はポリエステルポリオールにビニルモノマー
をグラフトして得たポリマーポリオール類、1分子中に
1個以上の活性水素を持つ、公知のエチレン性不飽和単
量体を共重合してえられる化合物、メルカプト基を有す
るエーテル類である。
本発明の第一成分であるポリウレタン樹脂で使用され
る潜在性活性水素化合物とは、湿分により活性水素が再
生される化合物である。
湿分により活性水素が再生される潜在性活性水素化合
物とは、英国特許1064841にて示されているポリケチミ
ン、或は日本特許公開昭57−16126にて示されているポ
リエナミン、日本公開特許出願番号62−011233にて示さ
れているβ−アミノ−β−ラクタム、更にオキサゾリン
等の化合物である。
前記イソシアネート末端プレポリマーと潜在性活性水
素化合物との混合比率は、イソシアネート基の数と、加
水分解により生成する活性水素の数との比(等量比)
が、0.7〜1.3が好ましい。
本発明の第一成分であるポリウレタン樹脂には、粘
度、樹脂物性、耐性を調節するために充填剤、可塑剤、
溶剤、接着付与剤、着色剤、安定剤を混合することが出
来る。
充填剤には、例えば炭酸カルシウム、タルク、カオリ
ン、ゼオライト、硅藻土、塩化ビニルペーストレジン、
ガラスバルーン、塩化ビニリデン樹脂バルーン等があ
り、樹脂に最大60重量%の範囲で使用する。
可塑剤には、例えばジオクチルフタレート、ジブチル
フタレート、ジラウリルフタレート、ブチルベンジルフ
タレート、ジオクチルフタレート、ジイソデシルアジペ
ート、トリオクチルホスヘート等があり、樹脂に最大50
重量%の範囲で使用する。
溶剤には、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水
素の他、ガソリンから灯油留分にいたる石油系溶剤類、
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン類のケトン
類、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテー
ト等のエーテルエステル類等があり、樹脂に最大50重量
%の範囲で使用する。
接着付与剤として、シランカップラー等、着色剤とし
て、カーボンブラック、チタンホワイト等、安定剤とし
て、ヒンダードフェノール系化合物、トリアゾール系化
合物等を使用する。
本発明の第二成分である、疎水性コロイド状シリカ
は、燃焼加水分解法によって得られる。親水性のコロイ
ド状シリカを、ジメチルジクロロシラン或はトリメチル
クロロシラン等と反応させて、表面を疎水化して得られ
る。
AEROSIL R972(DEGUSSA社)、WACKER HDK H−20
(WACKER社)等が代表的な疎水性コロイド状シリカであ
る。
本発明の第三成分である、前記ビスアルコキシシリル
化合物とは、 1)1,6−ビス(トリスメトキシエトキシエトキシシリ
ル)ヘキサン、1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタ
ン、ビス[3−(トリエトキシシリル)プロピル]テト
ラスルフィド、ビス[3−(トリエトキシシリル)プロ
ピル]アミン、1,3−ジメチルテトラメトキシジシロキ
サン、等のビスアルコキシシリル化合物、 2)アルコキシシリル化合物(一般にシランカップリン
グ剤と呼ばれている化合物)同士の反応によって得られ
るビスアルコキシシリル化合物、例えば、1モルのイソ
シアネートプロピルトリエトキシシランと1モルのN−
ブチル−γ−アミノプロピルトリスメトキシエトキシエ
トキシシランとの反応より得られる化合物、1モルのイ
ソシアネートプロピルトリエトキシシランと1モルのメ
ルカプトエチルトリエトキシシランとの反応より得られ
る化合物、1モルのイソシアネートプロピルトリスメト
キシエトキシシランと1モルのヒドロキシエチルトリエ
トキシシランとの反応より得られる化合物、1モルのγ
−アミノプロピルトリスメトキシエトキシシランと1モ
ルのγ−グリシドキシプロピルトリスメトキシエトキシ
シランとの反応より得られる化合物、 3)活性水素を有するモノシラン化合物2モルとジイソ
シアネート1モルとの反応より得られる化合物、例えば
γ−アミノプロピルトリスメトキシエトキシエトキシシ
ランとイソホロンジイソシアネート、メルカプトエチル
トリエトキシシランとジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ヒドロキシエチルトリエトキシシランとキシリレン
ジイソシアネート、等の反応より得られる化合物であ
る。
本発明の組成物の混合割合は、ポリウレタン樹脂100
重量部に対して、疎水性コロイド状シリカは0.5〜50重
量部、ビスアルコキシシリル化合物は0.1〜30重量部
が、特に好ましい。
本発明において、疎水性コロイド状シリカ、及び前記
ビスアルコキシシリル化合物を含むポリウレタン樹脂組
成物は、貯蔵安定性が高く、比較的高温下においても、
作業性の変化の少ない樹脂を得ることがで出来る。
〔実施例〕
以下、本発明を、更に具体的に説明するため、実施例
及び比較例をあげて説明するが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。
また、実施例中部は重量部を示す。
実施例には次の原料を使用した。
イソシアネート末端プレポリマー: プレポリマーA・・・・ジイソシアネートとして、2,4
−トリレンジイソシアネート598部を使用し、ポリオキ
シプロピレングリコール(分子量2000)2600部、ポリオ
キシプロピレントリオール(分子量3000)1802部と、10
0℃で10時間反応させプレポリマーAを得た。
末端NCO基は1.89%、粘度は41,000cps/25℃であっ
た。
プレポリマーB・・・・ジイソシアネートとして、イソ
ホロンジイソシアネート973部を使用し、ポリオキシプ
ロピレングリコール(分子量3000)5081部、ポリオキシ
プロピレントリオール(分子量5000)3946部と、触媒ジ
ブチルチンジラウレート0.5部を、100℃で3時間反応さ
せ、プレポリマーBを得た。
末端NCO基は1.12%、粘度は48,000cps/25℃であっ
た。
プレポリマーC・・・・ジイソシアネートとして、p,
p′−ジフェニルメタンジイソシアネート218部を使用
し、ポリオキシプロピレングリコール(分子量3000)11
85部、ポリオキシプロピレントリオール(分子量4000)
397部、触媒ジブチルチンジラウレート0.02部を、100℃
で5時間反応させ、次ぎに空冷しつつキシレン200部を
装入し、プレポリマーCを得た。
末端NCO基は1.31%、粘度は17,200cps/25℃であっ
た。
疎水性コロイド状シリカ: WACKER HDK H−20 潜在性活性水素化合物: エナミン・・・・・・・・・・第2級アミンとアルデヒ
ド或はケトンと縮合して得られるエナミン(ENA)を製
造する際に、本発明に適した組み合わせの例は次の通り
である。
即ち、ENA−1はダイマートール油脂肪酸1モルと無
水ピペラジン2モルを縮合させた後、更に得られたこの
第2級ジアミン1モルと3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サノン2モルを縮合して得たエナミンである。
β−アミノ−β−ラクタム・・第2級アミンとアルデヒ
ドとの縮合物に、有機イソシアネートを付加し、β−ア
ミノ−β−ラクタム(LAC)を製造する際に、本発明に
適した組み合わせの例は次の通りである。
即ち、LAC−1は4,4′−ジピペリジルプロパン1モル
に、イソブチルアルデヒド2モルを縮合させた後、o−
トリルイソシアネート2モルを付加させて得たラクタム
である。
ビスアルコキシシリル化合物: ビスアルコキシシリル化合物A・・・イソシアネートプ
ロピルトリエトキシシラン245部に、N−ブチル−γ−
アミノプロピルトリスメトキシエトキシエトキシシラン
499部を撹拌しながら滴下し、滴下終了後、60℃で1時
間反応させて、ビスアルコキシシリル化合物A(BSA)
を得た。
ビスアルコキシシリル化合物B・・・イソホロンジイソ
シアネート112部に、γ−アミノプロピルトリスメトキ
シエトキシエトキシシラン443部を撹拌しながら滴下
し、滴下終了後60℃で1時間反応させて、ビスアルコキ
シシリル化合物B(BSB)を得た。
ビスアルコキシシリル化合物C・・・トリレンジイソシ
アネート87部に、ヒドロキシエチルトリエトキシシラン
208部を撹拌しながら滴下し、滴下終了後、80℃で5時
間反応させて、ビスアルコキシシリル化合物C(BSC)
を得た。
揺変性はJIS−A5758(1986)の6.2で規定されている
スランプ試験により、評価した。
貯蔵安定性および作業性変化は、一液湿気硬化型ポリ
ウレタン樹脂組成物として、評価し、一定期間密閉貯蔵
したのち、JIS−K2808(1961)により、針入度の2秒値
および5秒値[10-1mm]を測定した。
硬化後のウレタン樹脂組成物の物性は、JIS−K6301に
より測定した。
硬化条件としては、23℃、相対湿度50%に7日間放置
し、更に50℃に7日間放置する条件を採用した。
実施例1 3リットルのプラネタリーミキサーに、ジオクチルフ
タレート370部、炭酸カルシウム500部、酸化チタン100
部、耐候安定剤(イルガノックス1010)10部を装入し、
常温にて15分混練し、続いて100℃にて混練しつつ、真
空にて脱水操作を一時間行った。
次に、ビス[3−(トリエトキシシリル)プロピル]
テトラスルフィド(BTS)10部、プレポリマーA582部、
β−アミノ−βラクタムLAC−1の60%セロソルブアセ
テート溶液128部を装入し、常温にて15分混練した。
さらにコロイド状シリカWACKER HDKH−20 120部、
キシレン180部を装入し、真空中にて常温で10分混練
し、本発明の一液硬化型ポリウレタン樹脂を得た。
このウレタン樹脂組成物は、親水性シリカを使用した
組成物と比較して、表−2に示すごとく、スランプは無
く、揺変性は良好であった。
また、50℃での、14日間密閉貯蔵後の貯蔵安定性も著
しく改良され、樹脂硬化物の物性は優れていた。
実施例2 3リットルのプラネタリーミキサーに、ジオクチルフ
タレート370部、炭酸カルシウム500部、酸化チタン100
部、耐候安定剤(イルガノックス1010)10部を装入し、
常温にて15分混練し、続いて100℃にて混練しつつ、真
空にて脱水操作を一時間行った。
次ぎに、ビスアルコキシシリル化合物A10部、プレポ
リマーB603部、エナミンENA−1の80%ジオクチルフタ
レート溶液107部を装入し、常温にて15分混練した。
さらにコロイド状シリカWACKER HDKH−20 120部、
キシレン180部を装入し、真空中にて常温で10分混練
し、本発明の一液硬化型ポリウレタン樹脂を得た。
このウレタン樹脂組成物は、親水性シリカを使用した
組成物と比較して、表−2に示すごとく、スランプは無
く、揺変性は良好であった。
また、50℃での、14日間密閉貯蔵後の貯蔵安定性を著
しく改良され、樹脂硬化物の物性は優れていた。
実施例3 3リットルのプラネタリーミキサーに、ジオクチルフ
タレート370部、炭酸カルシウム500部、酸化チタン100
部、耐候安定剤(イルガノックス1010)10部を装入し、
常温にて15分混練し、続いて100℃にて混練しつつ、真
空にて脱水操作を一時間行った。
次ぎに、ビスアルコキシシリル化合物B10部、プレポ
リマーC710部を装入し、常温にて15分混練した。
さらにコロイド状シリカWACKER HDKH−20 120部、
キシレン180部を装入し、真空中にて常温で10分混練
し、本発明の一液湿分硬化型ポリウレタン樹脂を得た。
このウレタン樹脂組成物は、親水性シリカを使用した
組成物と比較して、表−2に示すごとく、スランプは無
く、揺変性は良好であった。
また、50℃での、14日間密閉貯蔵後の貯蔵安定性も著
しく改良され、樹脂硬化物の物性は優れていた。
実施例4 実施例2において、ビスアルコキシシリル化合物Aの
替わりに、ビスアルコキシシリル化合物C(BSC)10部
を使用する以外は、すべて同様の操作にて、一液化硬型
ポリウレタン樹脂を得た。
実施例5 実施例3において、ビスアルコキシシリル化合物Bの
替わりに、1,3−ジメチルテトラメトキシジシロキサン
(DTS)10部を使用する以外は、すべて同様の操作に
て、一液硬化型ポリウレタン樹脂を得た。
比較例1 実施例1において、コロイド状シリカとして、親水性
コロイド状シリカAEROSIL #200120部を使用する以外
は、すべて同様の操作にて、一液硬化型ポリウレタン樹
脂を得た。
このウレタン樹脂組成物は、表−2に示すごとく、50
℃で、14日間密閉貯蔵後の貯蔵安定性は著しく悪い結果
となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/10 C09K 3/10 D

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)ポリウレタン樹脂、 (2)疎水性コロイド状シリカ及び、 (3)下記一般式、 (但し、Rは酸素原子、又は炭素原子1〜15個のアルキ
    レン橋を表し、このアルキレン橋は直鎖状又は分岐状で
    あってもよく、又はヘテロ原子を含んでいても良い。 R1及びR2はCH3またはC2H5または CmH2m1OC2H4または CmH2m1OC2H4OC2H4、 mは1〜4、n=2または3を示す。) で表されるビスアルコキシシリル化合物を含有してなる
    揺変性ポリウレタン樹脂組成物。
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