JPS59124948A - メタクリル樹脂組成物 - Google Patents

メタクリル樹脂組成物

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JPS59124948A
JPS59124948A JP5483A JP5483A JPS59124948A JP S59124948 A JPS59124948 A JP S59124948A JP 5483 A JP5483 A JP 5483A JP 5483 A JP5483 A JP 5483A JP S59124948 A JPS59124948 A JP S59124948A
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JP
Japan
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weight
monomer
parts
mixture
carbon
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Pending
Application number
JP5483A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Kamata
釜田 和正
Yoshio Nakai
中井 芳雄
Masamitsu Tateyama
立山 正光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、表面光沢、染顔料着色性などの外観特性、透
明性、アルコール、ガソリン等の溶剤に対する面1溶剤
性等にすぐれ、かつ良好な耐候性、1iiI衝撃性を示
すメタクリル樹脂組成物に関する。
メタクリル樹脂はプラスチック材料の中ではもち論のこ
と、無機ガラスと比較しても、透明性をはじめとずろ光
学的性質に卓越した特性を有しており、また表面光沢、
染顔料着色性、成形加工性、耐候性等においても極めて
ずぐれている。このような諸行性を生かして、この樹脂
は照明、看板、窓材、車輌部品など多方面の分野で使用
されている。しかしこれらの分野においては、さらに1
制溶剤性、耐衝撃性等の改良が要求されている。
近年、アクIJ )し酸アルキルエステルをゴム成分と
して、それに硬質樹脂をグラフトさせる方法が提案され
ている。またそのゴム成分の内部に硬質樹脂の心を含有
させる方法も知られている(%公昭54−18.29B
号及び特公昭55−27576号公報参照)。これらの
いずれの技術も、アクリルゴムに硬質樹脂をグラフト重
合させることが基本となっており、軟質−硬質又は(硬
質−軟質)−硬質という構造である。
この種の技術のほとんどの例で、最外層に硬質樹脂を用
いている。その理由としては、まず第一に生産性のため
であり、最外層が軟質樹脂の場合、実質上工業的規模で
の生産が困難であると考えられてきたこと、第二には、
アクリルゴムと連続相であるメタクリル位)脂との相溶
性を向上させ、樹脂組成物としての機能の向上を図る点
にある。最外層を硬質にすることによって前記の問題点
は改善される傾向を有するものの、成形品とした場合の
耐衝撃性と外観のバランスは硬質樹脂の割合に依存し両
者を同時に満足する最適範囲を決定することは極めて困
難である。
このためメタクリル樹脂としてみた場合、表面光沢、染
顔料着色性等の外観特性の良好なものを得ることは困難
であり、また流動模様が発生ずろという欠点があった。
本発明者らは、表面光沢、染顔料着色性などにすぐれ、
ωL動模様等の外観上の欠陥がなく、かつ良好な耐溶剤
性及び耐衝撃性を有するメタクリル樹脂組成物を求めて
研究した。その結果、最外層が軟質樹脂であっても、そ
の内部に、(硬質−軟質−硬質)の6層からなる樹脂が
存在することによって、工業的規模での生産が十分用能
であり、また、6層からなる樹脂及び最外層の軟質樹脂
の組成と量を限定することにより、連続樹脂相すなわち
メタクリル樹脂との適度の相溶性を伺力することができ
ることを見い出した。そしてこの最外層が軟質樹脂であ
る(硬質−軟質一硬P〔−軟質の〕多層構造共重合物に
よって、所期の目的が十分達成されうろことを見い出し
て本発明を完成した。
本発明は、メタクリル酸メチル80重量%以上と他の共
重合性ビニル系単量体20重量%以下からなる単量体又
はその混合物を重合して得られたメタクリル樹脂(I)
の20〜99重量%と、最外層が、炭素数1〜8のアル
キル アクリル酸アルキルエステル60〜1001を量%とこ
れと共重合しうる他のビニル系単量体0〜40重量%及
び分子内に炭素間2重結合を2個以」二有する単量体0
〜5重娼%からなる単量型 体又はその混合物の100β部を重合した本ので゛、そ
の内部が (Alメタクリル酸メチル60〜100重量%と、これ
と共重合しつる他のビニル系単量体0〜40重量%及び
分子内に炭素間2重結合を2個以上有する単量体0〜1
0重量%からなる単量体又はその混合物の2.5〜50
0重量部を重合する第一段階、 (B)アルキル基の炭素数が1〜8のアクリル酸アルキ
ルエステル60〜9 9. 9 重量%と、コレと共重
合しうる他のビニル系単量体0〜699重量%及び分子
内に炭素間2重結合を2個以上有する単量体0.1〜5
重量%からなる単量体混合物の25〜950重量部を重
合する第二段階、 (C)第一段及び第二段階による重合物の存在下に、メ
タクリル酸メチル60〜100重量%と、これと共重合
しつる他のビニル系単量体0〜40重量%及び分子内に
炭素、間2重結合を2個以上有する単量体0〜10重量
%からなる単−量体又はその混合物の50〜1oooo
重量部を重合する第三段階の6段階反応により得られた
共重合物であり、 かつ組成比が(A)イ(B)−1/ 1〜1/20及び
((A)+(B)l/(C)−110,2〜1 /10
0両式を満足する多層構造共重合物(It)の1〜80
重量%とからなるメタクリル樹脂組成物である。
本発明の最も重要な特色は、多層構造共重合体(II)
の構造にあり、アクリル酸アルキルエステルを主成分と
する(共)重合体のニジストマ一層の内部に、(A)メ
タクリル酸メチルを主成分とする(共)重合体の硬質樹
脂層、(B)アクリル酸アルキルエステルを主成分とす
る(共)重合体の軟質樹脂層、(C)メタクリル酸メチ
ルを主成分とする(共)重合体の硬質樹脂層からの3段
階生成物で構成される多層構造とすることによって、メ
タクリル樹脂の外観、而」候性を損なわずに、耐溶剤性
、耐衝撃性等を著しく改良できることである。
本発明に用いられる多層構造共重合体(It)をメタク
リル樹脂(II中に分散させて得られる樹脂組成物にお
いては、外観特性と耐衝撃性のバランスのため、多層構
造共重合体(n)の粒子径を考慮する必要があり、0.
05〜0.45 μm 、%に0.15〜0.65μm
の粒子径範囲が好ましい。
本発明でいうメタクリル樹脂<I)とは、メタクリル酸
メチル単独又はメタクリル酸メチル80重量%以上と、
他の共重合性のビニル系単量体20重量%以下からなる
単量体混合物を重合させたものであり、メタクリル酸メ
チルと共重合性の他のビニル系単量体としては、スチレ
ン、アクリロニトリル、アルキル基の炭素数が1〜8の
アクリル酸アルキルエステル等が好ましい。
多層構造共重合体(1)の最外層のエラストマーの内部
に含有される異なる3段階の樹脂構造ににおいて、第一
段階(A)の生成物はメタクリル酸メチル60〜1oo
重量%と、これと共重合しうる他のビニル系単量体0〜
40重量%及び分子内に炭素間2重結合を2個以上有す
る単量体0〜10重量%からなる単量体又はその混合物
を共重合させたものである。共重合しうる他のビニル系
単h4一体としては、アルキル基の炭素数が1〜8のア
クリル酸アルキルエステル、スチレンに代表される芳香
族ビニル却量体、アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸などがあげられる。分子内に炭素間2重結合
を2個以上有する単量体としては、エチレングリコール
ジメタクリレー)、1.3−プチレンジメククリレー 
ト、エチレングリコールシアクリレ−1・、トリメチロ
ールプロパントリアクリレート、アリルメタクリレート
、アリルシンナメート、ジビニルベンゼントリアリルシ
アヌレート、トリアリルイソシアヌレート、アリルツル
ベート、m−ジアリルフタレート、ジアリルマレエート
など、好ましくは、1,6−ブチレンジメタクリレート
、ジビニルベンゼン、アリルアクリレート、トリアリル
イソシアヌレート、アリルシンナメートなどがあげられ
る。これらは単独で又は組み合せて用いることができる
第二段階(B)の生成物は、第一段階で得られた共重合
体の存在下に、アルキル基の炭素数1〜8のアクリル酸
アルキルエステル、好ましくは、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸−2−エチルヘキシル60〜999重量%と共
重合しうる他のピアニル系単量体0〜10重量%、分子
内に炭素間2重結合を2個以上有する単量体0.1〜5
重量′!9からなる単量体混合物を重合させたものであ
る。アクリル酸アルキルエステルと共重合しうるビニル
系単1゛体としては、スチレン等の芳香族ビニル単量体
の類、アルキル基の炭素数1〜4のメタクリル酸アルキ
ルエステルの類、エチレングリコールジメタクリレート
、エチレングリコールジアクリレート、1,6−ブチレ
ンジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レ−1−、ペンタエリスリト−ルテトラアクリレート、
ジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレート、トリアリ
ルイソシアヌレート、アリルシンナメート、アリルメタ
クリレート、アリルツルベート、m−ジアリルフタレー
ト、ジアリルマレエートなど、好ましくは、炭素数1〜
4のメタクリル酸アルキルエステルの類、スチレン、エ
チレン、クリコールジアクリレート、1.6−ブチレン
ジメタクリレート、ケイヒ酸アリル、メタクリル酸アリ
ルなどがあげられる。
第三段階(C)の生成物は、第一段階及び第2段階で得
ら、lまた共重合体の存在下にメタクリル酸メチル60
〜100重量%と、これと共重合しうる他のビニル系単
量体0〜40重量%と、分子内に炭素間2重結合を2個
以上有する単量体0〜10重量%からなる単量体又はそ
の混合物を重合させたものである。メタクリル酸メチル
と共重合しうるビニル系単量体としては、好ましくは、
アルキル基の炭素数が1〜8のアクリル酸アルキルエス
テル、スチレン、アクリロニトリルなどが用いられる。
分子内に炭素間2重結合を有する単量体としては、特に
その種類を問わないが、好ましくは、アリルメタクリレ
ート、ジビニルベンゼン、エテレングリコールジアクリ
レー)、1.3−ブチレンジメタクリレート、アリルシ
ンナメート、アリルツルベート、トリアリルイソシアヌ
レート矛などが用いられる。
最外層であるニジストマーすなわち第四段階CD)の生
成物は、アルキル基の炭素数が1〜8のアクリル酸アル
キルエステル60〜1oo重量%と他の共重合し5るビ
ニル系単量体0〜40重量%、及び分子内に炭素間2重
結合を2個以上有する単量体0〜5重量%からなる単量
体、又はその混合物を重合させたものである。アクリル
酸アルキルエステルとしては、アクリル酸ブチル、アク
リル酸−2−エチルヘキシルが好ましい。他の共重合し
うる単量体としては、炭素数1〜4のメタクリル酸アル
キルエステル、スチレン、アクリロニトリルなどが好ま
しい。
分子内に炭素間2重結合を2個以上有する単量体として
は、メタクリル酸アリル、ソルビン酸アリル、1,6−
ブチレンジメタクリレートなどが好ましい。
多層構造共重合体(n)を構成する第一段階、第二段階
、第三段階及び最外層の第四段階の生成物は、その各段
階において均質な組成を持つ必要はなく、その組成割合
も本発明の範囲内で変更可能である。
多層構造共重合体(IL)において、最外層すなわち第
四段階の生成物100重量部の内部に含有させる、硬貨
[の第一段階の生成物は、2.5〜500重量部、好ま
しくは5〜400重量部、軟質の第二段階の生成物は2
5〜950重量部好ましくは50〜900重量部、硬質
の第三段階の生成物は50〜10000重量部、好まし
くゝ は100〜5000重量部の範囲である。また、
(A)、(B)、(C)の組成比の割合は、 (、A)
/(B) −1/ 1〜1/21((A)+(B) )
 /(C) −1/ 0.2〜1/10である。これら
の範囲外では、成d品の耐衝撃性と外観の要求が満たさ
れないか、生産性が悪い等の問題が生じる。
なお第四段ならびに第一段、第二段及び第三段の各段階
の生成物を構成する単量体には、必要に応じて分子量を
調節するため、メルカプクン等の重合度調節剤を用いる
ことも可能である。
重合度調節剤としては、アルキルメルカプタン、チオグ
リコール酸及びそのエステル、β−メルカプトプロピオ
ン酸及びそのエステル、チオフェノール、チオクレゾー
ル等の芳香族メルカプタンなどがあげられる。
以上の一連の重合工程により得られた多層構造共重合体
(II)は、−1−゛−“−二′−“′循〒≠抽≠#昨
社メククリル日りメチル80〜10O重量%と他の共重
合性ビニル系単量体たとえばアルキル基の炭素数が1〜
8のアクリル酸アルキルエステル又はメチレフ0〜20
重量%からの(共)重合体であるメタクリル樹脂CI)
を混合]1して、多層構造共重合体(H)含量を1〜8
0重量%として使用することができる。
本発明のメタクリル樹脂組成物を製造するには、多層構
造共重合体([1)は乳化重合法によることが特に好ま
しいので、乳化重合法の場合の例によって以下に説明す
る。
反応容器に脱イオン水及び必要があれば乳化剤を加入し
、これに第一段階を構成する単量体混合物を添加して重
合を行い、次いで第二段階及び第三段階の重合を行い、
最後に第四段階の重合を行う。
重合流度は60〜120°C1好ましくは50〜100
°Cである。重合時間は、重合開始剤及び乳化剤の種類
、それらの量、重合温度等によって異なるが、通常は各
重合段階でそれぞれ0゜5〜7時間である。重合体と水
の比は、単量体/水−1/20〜1/1が好ましい。
重合開始剤及び乳化剤は、水相、単量体相のいずれか一
方又は両方に添加することができる。
重合段階(A)、(B)、(C)及び(DJにおけるそ
れぞれの単量体は、一括して又は分割して仕込むことが
可能であるが、重合発熱等の点で分割仕込法が好ましい
乳化剤は通常用いられるものであれば特に限定されない
が、その例は、長鎖アルキルカルボンアルキルベンゼン
スルホン酸塩等である。
重合開始剤の種類も特に限定されないが、通常用いられ
る過硫酸塩、過硼酸塩等の無機開始剤又はそれらと亜硫
酸塩との組み合せによるレドックス開始剤、有機ヒドロ
パーオキシド−第−鉄塩、有機ヒドロパーオキシドーソ
ジウムホルムアルデヒドスルホキシレートのレドックス
開始剤、ペンゾイルバーオギシド、アゾビスイソブチロ
ニトリル等の開始剤も用いることができる。
乳化重合法によって得られたポリマーラテックスは公知
の方法によって凝固し、乾燥さぜる。
得られた多層構造共重合体をメタクリル樹脂。
に配合分散させる際には、溶融混合することが好ましい
。溶融混合に先立って、樹脂組成物以外に、必要に応じ
て、安定剤、滑剤、可塑剤、染顔料、充てん剤等を適宜
加え、V型ブレンダー、ヘンシュルミキサ−などで混合
したのち、ミキシングロール、スクリュー型押出機等を
用いて、150C〜600℃で溶融混合する。
得られた組成物を、押出成形機、射出成形機等を用いて
成形することにより、表面光沢、染顔料着色性等にずぐ
れた成形品を得ることができるばかりでなく、透明性が
必要な場合には、多層構造共重合体の屈折率をメタクリ
ル樹脂の屈折率と合致させることによって、極めてずぐ
れた透明性を有する組成物を得ることも可能である。
下記実施例中の部は重量部、%は重量%を意味する。
実施例1 (A)第一段階 −)LN(日光ケミカルズ社製品、以下SLNと略す)
0.4部、硫酸第一鉄0.00025部、エチレンジア
ミン四酢酸2ナトリウム(以下EDTA−2Naと略ず
)O、001部及υ2ナトリウムホルムアルテヒドスル
ホキシレ−) ( 以下SFSと略ず)1.5部を仕込
み,次いてメタクリル酸メチル97%、アクリル酸メチ
ル1%、1,6−ブチレンジメタクリレート12%、ア
リルメタクリレート0. 5%及びクメンノ・イドロノ
く一オキサイド(以下CHPと略ず)0.6%の混合物
の35部を添加し、攪拌下に反応容器内の酸素を窒素ガ
スで置換したのち,80°Cで60分間重合した。その
後SL1viの1.5%水溶液50部を追加し、さらに
メタクリル酸メチル60%、スチレン60%、アクリル
酸ブチル82%、1,6−プチレンジメタクリレート1
.5%及びCup0.6%からなる混合物65部を添加
し、添加終了後、90分間重合を継続した。
(B)第二段階 第一段階の重合物100部が存在する同容器に、第一段
階と同じ80℃の条件下でSLNを35%及びSFSを
5%含有する水溶液50部を添加し、次いでアクリル酸
ブチル85%、メタクリル酸メチル12,8%アリルメ
タクリレート1.0%、1,4−ブタンジオールジアク
リレート0.5%及びCHP O,7%からなる混合物
の400部を180分間にわたって連続的に添加し、添
加終了後、さらに180分間重合を継続した。
(C)第三段階 第二段階までの共重合物500部が存在する同容器を8
0°Cに保持したまま、SLN 2%水溶液50部を添
加し、次いでメタクリル酸メチ#96%、アクリル酸エ
チル6.5%、ノルマルオクチルメルカプタン0.2%
及びCH’P 0.5%からなる混合物650部を9部
分間にわたって連続的に添加し、添加終了後、さらに6
0分間重合を継続した。得られた重合物は(A) / 
(B) −1/4、((A) +(B) )/(c) 
−110,7であった。
(D)第四段階 第三段階までの共重合物850部の存在する同容器を8
000に保持したまま、SLN 1%及びSFS 4%
を含む水溶液50部を添加し、次いでアクリル酸ブチル
60%、メタクリル酸メチル68,4%、アリルメタク
リレート0.5%、1.4−ブタンジオールジメタクリ
レート0.5%及びCHP 0.6%からなる混合物1
00部を60分間にわたって連続的に添加し、添加終了
後、120分間重合を継続し、4段階からなるラテック
ス状の多層構造共重合物を得な。吸光度法により算出し
たラテックス粒子径は0.61μmであった。
得られた多層構造共重合物を−0,25%硫酸水でラテ
ックス/水=1/2.50℃の条件下で凝固させた。得
゛られたスラリー状の白色ポリマーを60倍の脱イオン
水で洗浄し、脱水したのち、75℃で36時間乾燥した
次いで?4)られた多層構造共重合体の95.0部ツク
45(三菱化成(株)製品)、’o、88部をヘンシェ
ルミキサーにより混合したのち、スクリュー型押出機を
用い、シリンダ一温度200〜270°C,ダイ温度2
60℃で溶融混練し、多層構造共重合体を約29%含有
するメタクリル樹脂組成物をペレット化した。これを下
記の条件で射出成形し、得られた試験片から第1表の評
価結果を得た。
射出成形機; 日本製鋼所社製、V−17−65型スク
リユ一式自動射出成形機 射出成形条件;シリンダ一温度−250’C1射出圧7
00 kg / cm2、金型温度56°C 試験片サイズ; 110 X110 X2mm(厚)7
’OX 12.5 X 6.2mrn (厚)比較例1
〜2 (A)硬質樹脂部の製造 グラスライニング加工′を施した50石反応容器に、脱
イオン水300部、ザルコシネートLN(以下S L 
Nと略す)0.1部、硫酸第一鉄0.00005部、E
DTA−2Na O,0002部、5FSO06部を仕
込み、メタクリル酸メチル97%、アクリル酸メチル1
%、1,6−プチレンジメタクリレート1.2%、アリ
ルメタクリレート0.5%及びCHP O,3%の混合
物の7部を添加し、攪拌下に反応容器内の酸素を窒素ガ
スで置換したのち、80℃で60分間重合した。次いで
S L Nの1,5%水溶液10部を追加し、さらにメ
タクリル酸メチル60%、スチレン30%、アクリル酸
ブチル8.2%、1,6−プチレンジメ継続した。
(B)軟質樹脂部の製造 硬質樹脂部20部の存在する同容器に、前段階と同じ8
0℃の条件下に、SLNを6,5%及びsFsを5%含
有する水溶液1o部を添加し、次いでアクリル酸ブチル
85%、メタクリル酸メチル12.8%、アリツレメタ
クリレート1.0%、ジ 1.4−フ゛タンジオールへアクリレート0.5%、C
HP 0.7 %からなる混合物の80部を180分間
にわたって連続的に添加し、添加終了後、さらにiao
分間重合を継続した。
次いでこの硬質−軟質からなるラテックス状のポリマー
20部を取り出し、実施例1と同様にして凝固させたと
ころ、ポリマーは合一し、ポリマーを使用できる状態で
収得すること2ができなかった。(比較例1) (C)硬質樹脂部の製造 硬質−軟質の2重構造樹脂8o部の存在する同容器を8
0℃に保持し、攪拌下にSUN 2%水溶液10部を添
加し、次いでメタクリル酸メチルアクリル酸エチル3.
5%、ノルマルオクチルメルカプタンo、1%及びCH
P D、 3%からなる混合物56部を9o分間にわた
って連続的に添加し、添加終了後、さらに60分間重合
を継続した。このラテックスの粒子径は0.28μ7n
であった。
得られた(硬質−軟質)−硬質の構造を有する多重共重
合体のラテックスを用い、実施例1と同様の操作により
、多重構造共重合体を29%含有するペレット状のメタ
クリル樹脂組成物とし、これを実施例1と同じ条件で射
出成形して評価した。その結果を第1表に実施例1と比
較して示す。(比較例2) この結果から、本発明によろ組成物は外観特性、耐衝撃
性、耐溶剤性の極めてバランスし乍ものとなるのに対し
、最外層が硬質樹脂の場合は、外観特性と耐衝撃性のバ
ランスが困難であることが知られる。
なお評価方法は下記に準じた。
光沢度−−−−−−−−−−−−−AsTMD 67’
 3−.44アイゾツト衝撃強度−−−−  〃 D2
56−54T光線透過率−−−−−−7−−−  //
  D1003−5重曇価−−−−−−−−ユーエ〃 
 〃 実施例2〜4及び比較例6〜4、 実施例1で用いた、第一段階、第二段階、第三段階及び
第四段階の単量体組成をそれぞれ同一とし、第一段から
第三段までの添加量及び添加時間を第2表に示すように
変更して多層構造共重合体を得た。凝固工程以降の操作
は1組成物中の多層構造共重合体の含有量を第6表に示
すように変更した以外は、実施例1と同様に行った。評
価結果を第6表に示す。
実施例5〜8及び比較例5〜7 実施例1で用いた、第一段階から第四段階までの単量体
の組成を、それぞれ第4表のように変更し、その他は実
施例1と同様の方法により処理して、第5表に示す結果
を得た。また実施例2で用いた多層構造共重合物に、着
色剤を加えずに評価し、第6表の結果を得た。この例か
ら明らかなように、多層構造共重合物の屈折率をメタク
リル樹脂に合致させることにより一極めて優りた透明性
を有する組成物とすることも可能である。また比較例2
の多層共重合体の各段階生成物がすべて軟質の場合は、
通常の方法でポリマーを回収で゛きなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 メタクリル酸メチル80重量%以上と他の共重合性ビニ
    ル系単邦体20重量%以下からなる単量体又はその混合
    物を重合して得られたメタクリル酸脂(I)の20〜9
    9重量%と、最外層が、炭素数1〜8のアルキル基を有
    するアクリル酸アルキルエステル60〜100重景%と
    これと共重合しうる他のビニル系単量体0〜40垂部%
    及び分子内に炭素間2重結合を2個以上有する単量体0
    〜5重1%からなる単量体又はその重 混合物の100Ai部を重合したもので、その内部が (A)メタクリル酸メチル60〜100重量%と、これ
    と共重合しうる他のビニル系単量体0〜40重量%及び
    分子内に炭素間2重結合を2個以上有する単量体0〜1
    0重量%からなる単量体又はその混合物の25〜500
    重量部を重合する第一段階、 (B)アルキル基の炭素数が1〜8のアクリル酸アルキ
    ルエステル60〜99,9重量%と、これと共重合しう
    る他のビニル系軍量体O〜699重量%及び分子内に炭
    素間2重結合を2個以上有する単量体0.1〜5重量%
    からなる単量体混合物の25〜950重量部を重合する
    第二段階、 (C)第一段及び第二段階による重合物の存在下に、メ
    タクリル酸メチル60〜100重量%と、これと共重合
    しうる他のビニル系単量体0〜40重量%及び分子内に
    炭素間2重結合を2個以上有する単量体0〜10重量%
    からなる単量体又はその混合物の50〜10000重量
    部を重合する第三段階の6段階反応により得られた共重
    合物であり、 かつ組成比が(A) / (B) −1/ 1〜1/2
    0及び((A)+(B) ) / (C)= 110.
    2〜1/10の両式を調定する多層構造共重合物(n)
    の1〜80重量%とからなるメタクリル樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1467249A2 (en) * 2003-04-09 2004-10-13 Nippon Shokubai Co., Ltd. Resin composition, optical filter and plasma display

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1467249A2 (en) * 2003-04-09 2004-10-13 Nippon Shokubai Co., Ltd. Resin composition, optical filter and plasma display
EP1467249A3 (en) * 2003-04-09 2007-08-08 Nippon Shokubai Co., Ltd. Resin composition, optical filter and plasma display

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