JPS59101027A - 垂直磁気記録再生ヘツドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は垂直磁気記録方式によシ画像の記録再生を行な
う垂直磁気記録再生ヘッドの製造方法に関する。

従来、磁気記録再生装置において、磁気記録媒体の厚み
方向に対して交互に磁化を生ぜしめて記録の高密度化を
図るいわゆる垂直磁気記録方式が提案されている。

第１図（ａ）　（ｂ）　（Ｃ）　（ｄ）は従来から提案
されている垂直磁気記録再生ヘッドを示す概略構成図で
ある。

すなわち、同図（、）は磁気記録媒体ノに接触する高透
磁率磁性薄膜から成る主磁極２を主磁極励磁用巻線３に
より直接励磁するいわゆる主磁極励磁型ヘッドである。

同図（ｂ）は主磁極２の側面に高透磁率部材４を配置し
磁束を主磁極２の先端部に集中させることにより記録効
率の向上を図ったものである。同図（Ｃ）は主磁極２に
対向する磁気記録媒体ノの裏面に高透磁率部材５を近設
して設置し、主磁極２の磁気映像を生せしめることによ
り記録効率の向上を図ったものであり、一般に影像型ヘ
ッドと称されている。同図（ｄ）は磁気記録媒体ｌを挾
んで主磁極２と対向して設置された補助磁極６に補助励
磁巻線７を巻装し、補助磁極６による磁界で主磁極２を
励磁し記録を行なういわゆる補助磁極励磁型ヘッドであ
る。

このように構成された垂直磁気記録再生ヘッドは、従来
のいわゆる水平磁気記録再生ヘッドに比べ記録トラック
の長さ方向に対する記録密度・を格段に向上させた。し
かしながら、上記垂直磁気記録再生ヘッドによっても記
録トラックの幅方向に対する記録密度の向上は実現され
ていなかった。

そこで、近年上述した如き垂直磁気記録再生ヘッドに対
して、従来水平磁気記録再生ヘッドにおいて採用されて
いたいわゆるアジマス記録方式を適用することが考えら
れている。すなわち、複数のヘッドを磁気記録媒体に対
してそれぞれ一定のアジマス角を設けて配置することに
よシ、隣接トラックにおける磁化方向に互いに一定の角
度をなさしめて記録する方式である。

第２図は上記方式を単体ヘッドにおいて実現し得、記録
密度の向上及び小型化を達成できる新規な垂直磁気記録
再生ヘッドの外観を示す図である。

すなわち、単体ヘッド内に複数の主磁極１１１２と補助
磁極１３とを併設し、上記磁極にそれぞれ図示されてい
ない励磁巻線を巻装し、このそれぞれの励磁巻線に流す
記録電流の極性を選択的に決定することによシ、主磁極
１１または主磁極１２のいずれか一方により記録を行な
うものである。したがって、上記主磁極１１及び主磁極
１２に一定のアジマス角を設ければ単体ヘッドによりア
ジマス記録が行ない得、小型化と共に記録密度の向上が
達成できるものである。

以上説明した如く磁気記録再生ヘッドの構造上の技術進
歩は目覚ましいものであるが、対する製造方法に関して
は未だ種々の問題点を残しているのが実情である。特に
垂直磁気記録再生ヘッドにおける主磁極の製造には問題
があった。

第３図は前記第１図（ｂ）または第２図に示した垂直磁
気起磁再生ヘッドにおける主磁極の構成例を示す図であ
る。すなわち、主磁極は高透磁率磁性体１４と非磁性体
１５とからなる基板ノロの外面上に、所定の幅で高透磁
率磁性薄膜１７を上記高透磁率磁性体１４と非磁性体１
５とにわたって形成した構成をなす。このように構成す
ることによシ、高透磁率磁性体１４部分で発生した充分
に強い磁束は、非磁性体１５部分に形成された高透磁率
磁性薄膜１７において収束されて磁気記録媒体を磁化す
る。

かかる主磁極を製造する手段としては次の如きものが考
えられている。すなわち、非磁性体１５に陥凹部１５ａ
を設け、との陥凹部１５ｇに高透磁率磁性体１４を第４
図の如く嵌合固着する。しかるのち、上記高透磁率磁性
体１４が嵌合固着されている面を研摩し、所定の幅でか
つ高透磁率磁性１４と非磁性体１５とにわたって高透磁
率磁性薄膜１７を蒸着等によシ形成する。

しかしながら、上述の如き製造手段は各工程が複雑であ
るため量産には適さない。しかるに、垂直磁気記録再生
ヘッドは、近年急速に開発されてきたものであシ、未だ
大量生産し得る製造方法が案出されていないのが実情で
めった。

本発明は上記実情に基づいてなされたものであシ、その
目的は高精度なヘッドを量産し得る垂直磁気記録再生ヘ
ッドの製造方法を提供することである。

以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第５図以下はいずれも本発明の詳細な説明するための図
であシ、第２図、第３図と同一部分又は相当する部分に
は同一符号が付されている。

第５図〜第１０図は第一の実施例を各工程に沿って示し
た図である。なお、本芙施例は前述した第２図に相当す
る垂直磁気記録再生ヘッドの製造方法である。

まず、ソフトフェライト等の高透磁率磁性体１４とネオ
セラム（商標名）等の非磁性体１５とからなる接合部材
である基板１６を形成する（第５図（、）　（ｂ）　）
。すなわち、上記高透磁率磁性体１４を、例えば第３図
における高透磁率磁性体１４の長さＡに相当する長さと
、同図における非磁性体１５の厚さＢに相当する厚さと
を有し、幅が同図における非磁性体ノ５の幅Ｃよりも任
意に広い板材としてあらかじめ形成されている。また上
記非磁性体１５は、例えば第３図におけるＤに相当する
長さよシも任意に長い長さＤ十αを有し、厚さ及び幅が
上記高透磁率磁性体Ｊ４と同様な寸法の板材としてあら
かじめ形成されている。このような形状を有する高透磁
率磁性体１４と非磁性体Ｊ５とにおけるそれぞれの長さ
方向の一端面をガラス溶接等で接合することによシ上記
基板１６を形成する。

なお上記高透磁率磁性体Ｊ４及び非磁性体１５のそれぞ
れの接合部面を、第５図（ｂ）に示す如くチー・ぐ状に
形成してもよい。このように形成した場合、強度的にも
、また磁束の絞シ込み効果の点でも有効である。

次に上述した如く形成した基板ノロの厚さ方向の一端面
上に、上記高透磁率磁性体１４と上記非磁性体ノ５とに
わたってｉ’？−マロイやアモルファス合金等からなる
高透磁率磁性薄膜ノアを蒸着やスパッタ等により形成す
る（第６図）。

この高透磁率磁性薄膜１７は非磁性体１５上ではトラッ
ク幅に相当する幅Ｅで、また高透磁率磁性体１４上では
第３図に示した非磁性体１５の幅Ｃ，ｌ）狭い幅Ｆで形
成する。

なお上記高透磁率磁性薄膜１７を形成するに際して、そ
の形成面はあらかじめ研磨を施しておき、表面精度を高
透磁率磁性薄膜１７の数分の一程度にしておく。

かかる高透磁率磁性薄膜ノアの形成を第３図に示した非
磁性体１５の幅Ｃに相当する幅毎に複数並列して行なう
（第６図）。。

しかるのち、基板Ｊ６を上記幅Ｃ毎に切断する。

なお基板１６を切断するに際して、高透磁率磁性薄膜１
７のはく離防止のだめ、あらかじめ５ｉ０２やシリコン
ゴム等のコーティングを施しておく。

第７図は上述した如き工程により切出した部材である。

この部材における非磁性体１５を、第３図における非磁
性体Ｊ５の長さＤに相当する長さを残して切削又は研削
する。かくして、前述した第３図に相当する主磁極１１
．１２が製作される。

次に以上の如く製作された主磁極１１．１２の周囲に励
磁用巻線１８を巻装する（第８図（ａ））なお本工程は
、励磁用巻線１８があらかじめ巻装されたボビン１９を
主磁極１１，１２の外面上に装着してもよい。（第８図
（ｂ））。

しかるのち、あらかじめ第２図に示す如き外形を形成さ
せるように設定された金形に、上記励磁用巻線１８が巻
装された主磁極１１．１２と、励磁用巻線２０が巻装さ
れた高透磁磁性材料からなる補助磁極ノ３とを、第９図
に示す如く補助磁極１３を主磁極１１．１２よシ微小長
さｈだけ低くした状態で並列して配置する。次いで上記
金型内にセラミックやエポキシ樹脂等の非磁性材料２ノ
を注入し、第２図に示した如如き構成の垂直磁気記録再
生ヘッドを形成する。

このようにして形成された垂直磁気ヘッドは、シールド
ケース内に収納され、かつ磁気記録媒体との対向面を曲
率研摩される。

第１０図は以上の如き手段で製作された垂直磁気記録再
生ヘッドの断面図である。すなわち、補助磁極１３は非
磁性材料２ノの中心において微小深さｈの位置に埋設さ
れた状態で固定されておシ、その両側には並列して主磁
極１１゜１２が固定されている。

なお、本実施例において、第６図に一点鎖線で示した部
分を切断する工程と、第７図に一点鎖線で示した部分を
切断する工程との順序は変更してもよい。また第９図に
示した如く金型に主磁極１１．１２等を配置する際、上
記主磁極１１．１２に所定のアジマス角をもたせて配置
すれば、アジマス記録ができる垂直磁気記録再生ヘッド
が製作できる。

第１１図〜第１３図は本発明の第二の実施例を説明する
ための図である。すなわち、本実施例は第１１図に示す
如き構成の垂直磁気記録再生ヘッドの製作例である。

第１１図において、符号３ノはソフトフェライト等の高
透磁率磁性体であり、角形ブロック状でかつ側面に並列
した２つの矩形状の孔３１ａが設けられている。この高
透磁率磁性体３ノの上部面上にはネオセラム（商標名）
等の非磁性体３２が固定されている。さらに上記孔３１
ａが穿設されていない２つの側面上には、上記高透磁率
磁性体３ノと非磁性体３２とにわたって、パーマロイや
アモルファス合金等からなる高透磁率磁性薄膜３３が形
成されている。以上の如き構成によシ主磁極３４が形成
されている。なお出記高透磁率磁性体３ノの柱状部り、
ＭｔＮには、図示されていない励磁用巻線がそれぞれ巻
装されている。

このような構成をなす垂直磁気記録再生ヘッドも前述し
た第１の実施例と同様の工程によｐ製作することができ
る。

すなわち、第１２図に示す如く高透磁率磁性体３ノと非
磁性体３２との接合部材３５を形成し、しかるのち、上
記接合部材３５における対向する２つの側面上にそれぞ
れ前記第一の実施例のときと同様な形状の高透磁率磁性
薄膜３３を複数並列して形成する。次いで、図において
一点鎖線で示す如き位置において接合部材３５を切断す
れば主磁極３４が形成される。なお研摩等のその他の工
程も第一の実施例と同様に行なう。

第１３図は以上の如き手段で製作された第１１図に示す
垂直磁気記録再生ヘッドの断面図である。すなわち、高
透磁率磁性体３ノ、非磁性体３２．高透磁率磁性薄膜３
３とからなる主磁極３４が、その柱状部り、Ｍ、Ｎにそ
れぞれ励磁巻線３６．３７．３８が巻装された状態で非
磁性材料３９内に固定されている。

なお本発明は上述した第−及び第二の実施例に限定され
るものではなく、その他の構成をなす垂直磁気記録再生
ヘッドをもガ々製作できるものであシ、さらに本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿
論である。

以上の説明から明らかなように本発明によれば、所定形
状をなす高透磁率磁性体と非磁性体との接合部材を形成
したのち、上記接合部材の所定の側面上に高透磁率磁性
薄膜を複数並列して形成し、しかるのち、上記接合部材
を切断することによシ、垂直磁気記録再生ヘッドの主磁
極を連続的に複数製作できるようにしたので、高精度な
ヘッドを量産し得る垂直磁気記録再生ヘッドの製造方法
を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（、）　（ｂ）　（ｃ）　（ｄ）は従来提案され
ている垂直磁気記録再生ヘッドの概略構成図、第２図は
近年考えられている新規な垂直磁気記録再生ヘッドの外
観図、第３図は上記第１図（ｂ）　ｔたは第２図に示し
た垂直磁気記録再生ヘッドにおける主磁極の構成例を示
す斜視図、第４図は上記第３図に示した主磁極の従来の
製作手段を説明するだめの図、第５図（ａ）　（ｂ）〜
第１０図は本発明の第一の実施例を各製造工程に沿って
示す図、第１１図〜第１３図は本発明の第二の実施例を
説明するだめの図である。 ｌ・・・磁気記録媒体、２・・・主磁極、３・・・主磁
極励磁用巻線、４，５・・・高透磁率部材、６・・・補
助磁極、７・・・補助磁極励磁用巻ＭＪ、ｌｌ＋１２・
・・主磁極、１３・・・補助磁極、ノ４・・・高透磁率
磁性体、１５・・・非磁性体、ノロ・・・基板、ノア・
・・高透磁率磁性薄膜、１８・・・励磁巻線、１９・・
・ボビン、２０・・・励磁用巻Ｍｉ、２１・・・非磁性
材料、３ノ・・・高透磁率磁性体、３２・・・非磁性体
、３３・・・高透磁率磁性薄膜、３４・・・主磁極、３
６，３７゜３８・・・励磁用巻線、３９・・・非磁性材
料。 出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦第１図 （ａ）　　　　　　（ｂ） （ｃ）　　　　　　　　　　（ｄ） 第２図　　　　第３図 第４図 ４ 第６図 ７ 第８図 第９図 第１０図 第１１図 ］２ 第１２図 ３ ■ 第１３因 手続補正書 昭和５２年パ１臀１　日 特許庁長官　若杉和夫　　殿 １、事件の表示 特願昭５７−２ｉｏ４２２号 ２・　発明の名称 垂直磁気記録再任ヘッドの製造力／人 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 （０３γ）オソソパヌ光学工Ｘａ大会社４、代理人 ６−　　ｒｉｌｉｉｌ三の文」象 叫細書全文 ７、補正の内容 特許庁長官　　若　杉　和　夫　　殿 １、事件の表示 特願昭５７−２１０４２２号 ２、発明の名称 垂直磁気記録再生ヘッドの製造方法 ３、補正をする名″ 事件との関係　特許出願人 名称（０３７）　　オリンパス光学工朶株式会で１−４
、代理人 ６　補正のス」象 明細書 ７、補正の内容 （１）明細書第８ＪＡ第１０行の「表面精度〜薄膜１７
の」ン「表面粗さン尚透磁率磁性薄膜１７の膜厚の」と
訂正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高透磁率磁性体からなる所定の形状を有する第一の部材
   の一端面に非磁性体からなる所定の形状を有する第二の
   部材の一端面を接合することにより上記第一の部材と上
   記第二の部材とからなる接合部材を形成し、しかるのち
   上記接合部材における所定の側面上に所定の幅でかつ上
   記第一の部材と第二の部材とにわたる高透磁率磁性薄膜
   を複数並列して形成し、さらに上記複数並列して形成さ
   れた高透磁率磁性薄膜の間で上記接合部材を切断するこ
   とによシ主磁極を量産することを特徴とする垂直磁気記
   録再生ヘッドの製造方法。