JPS62222412A - 磁気ヘツド及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、高抗磁力の磁気記録媒体に適する磁気ヘッド
に関するものである。

（従来の技術） 従来、高密度記録においては記録時のヘッド飽和が問題
となっており、例えば、フェライト等は耐摩耗性に対し
て有利であるが、飽和磁束密度が小さい欠点があり、一
方、センダストのような合金系磁性材料は、飽和磁束密
度は大きいが耐摩耗性に関しては劣るという難点がある
。

そこで、このフェライト材等を単体で使用する欠点を補
うものてして、フェライトとセンダストの長所を互いに
利用して高密度記録を行なう磁気ヘッドとして第６図に
示す複合磁気ヘッド１が形成されており、その構成はフ
ェライト等の磁性材料で構成される一対のコア半体１ａ
、１ｂのギャツブ而に、高飽和密度のセンダスト等の金
属磁性体層２ａ、２ｂを形成し、コア半体１ａ、１ｂを
互いに接合して、高飽和密度のセンジス１−等から成る
記録再生用磁気ギャップ３をを有する構成とされていた
。ここで４は巻線用開口、５ａ、５ｂはコア半体１ａ、
１ｂと金Ｆｔｕ　ｔａ性体１２ａ、２ｂで形成される境
界面である。

（発明が解決しようとする問題点） 従って、上記した複合磁気ヘッド１においては、記録時
に磁束密度が最も高くなるギ１７ツブ３にセンダスト等
の高飽和磁性材を金属磁性体層２ａ。

２ｂとして使用し、コア半体１ａ、ｌｂを飽和密度は比
較的低いが高透磁率のフェライト材等を使用することに
より、記録再生特性ならびに対摩耗特性の良好な磁気ヘ
ッドが得られる。

しかしながら、この従来におりる複合磁気ヘッド１はギ
ャップ３に対して、高飽和磁性体の金属磁性体層２ａ、
２ｂの境界面５ａ、５ｂが平行に形成されているため、
境界面５ａ、５ｂが疑似ギャップとして作動し、信号の
Ｓ／Ｎ比を劣化させるという問題点が生じていた。

本発明は、上記した複合磁気ヘッドに６３１．ｊる疑似
ギＶツブ作用を防止する目的で発明されたもので、その
手段としては、コア半体の１＝ニヤツブ側に、コア半体
を構成する磁性材よりも飽和磁束密度の大きな金属磁性
体を配設し、この金属磁性体により磁気ギャップを形成
するとともに、磁気ギャップを形成した金属磁性体とコ
アを構成する磁性材との境界面を、磁気ギャップに対し
てトラック巾方向で一方が広く、他方が狭くなるように
アジマス角を有して形成するようにしたものである。

（作用） 磁気ギャップに対して、金属磁性体層の境界面にアジマ
ス角を設けたことにより、境界面が記録再生信号に対し
て、疑似ギャップとなって信号を拾うことが防止され、
Ｓ／Ｎ比が向上する。

（実施例） 以下、本発明を図面に基づいて説明する。

第１図（イ）、（ロ）は本発明に係る磁気ヘッドの一実
施例を示す斜視図とその要部拡大平面図で、図において
、磁気ヘッド１０は、一対の、フェライト等から成るコ
ア半体１１８．１１ｂと、そのギャップ面側に高飽和磁
性材のセンダスト等からなる金Ｉｉ！磁性体ｆｆ１１２
ａ、１２ｂがスパッタリング等により配設されて、記録
再生用磁気ギャップ１３が形成され、ギャップ１３に対
して、金属磁性体ＪＩＷ１２ａ、１２ｂの境界面１５ａ
。

１５ｂは（ｂ）の要部拡大図で示すように、角度ａで互
いにアジマス角を有するよう構成されている。ここで１
４はチップ状の磁気ヘッド１０を保持して記録媒体と摺
接するスライダーである。

次に、本発明に係る磁気ヘッドの製造方法を第２図（イ
）、（ロ）、（ハ）、（ニ）、（ホ）。

くべ）、（ト）の各工程斜視図に基づいて説明する。

まず、第２図（イ）に示すように、フェライト等のコア
半体ブロック１６ａ、１６ｂを夫々ギャップ形成面が傾
斜面となるよう所定形状に加工し、傾斜面を鏡面研磨し
て、研磨面にセンダスト層１７ａ、１７ｂをスパッタリ
ングにより形成する。

次に、同図（ロ）に示すようにセンダスト層１７ａ、１
７ｂをコア半体ブロック１６ａ。

１６ｂのバックコア部１８ａ、１８ｂとともに研磨して
センダスト層１７ａ、１７ｂのギャップ対向面を形成す
る。

次に、同図（ハ）に示すようにコア半体ブロック１６ａ
のギャップ形成面にギャップスペーサ−なる＄０２等の
非磁性材１９をスパッタリングによりギャップ間隙厚さ
に形成する。

次に、同図（ニ）で示すようにコア半体ブロック１６ａ
、１６ｂをギャップ形成面を対向させてガラスにより接
合し、ギャップ１３を有する磁気ヘッドブロック２０と
する。

次に、同図（ホ）で示すように、磁気ヘッドブロック２
０にトラック溝２１加工と磁気ヘッドブロック２０下面
にデプス基準面２２を加工形成する。

次に同図（ハ）で示すように、（ホ）でトラック溝２１
とデプス基準面２２を形成した磁気ヘッドブロック２０
をトラック溝２２の垂直方向に対して角度θで夫々スラ
イスしデプス基準面２２に対しギャップ１３の面がθ度
傾斜したチップ状磁気ヘッド１０を形成するものである
。

続いて同図くト）で示すように、チップ状磁気ヘッド１
０の両側にスライダー１４ａ、１４ｂをガラス接着し、
デプス基準面２２を基準としてギャップ面を研磨する。

この時、チップ状磁気ヘッド１０は所定トラック中で形
成されるとともに、ギャップ１３を構成するセンダスト
層１７ａ、１７ｂは、ギャップ外側で厚く、内報で薄く
なるよう角度ψで傾斜状に形成されているため、ギャッ
プ形成面をトラック巾方向にω１磨することによりセン
ダスト層１７８゜１７ｂとなる金属磁性体ＪＭ１２ａ、
１２ｂとコア半体１１ａ、１１ｂのフェライト材との境
界面１５ａ、１５ｂにはギャップ１３に対して角度ａで
アジマス角が付与された状態で磁気ヘッド１０が形成さ
れるものである。

尚、本発明の他の実施例としては、第３図の断面図で示
すように、磁気ヘッドブロック２０を１〜ラツクＦｊ／
ｉ　２１に対して夫々垂直方向にスライスして、両側面
が平行状態に形成されたチップ状磁気ヘッド３０とし、
このチップ状磁気ヘッド３０をスライダー１４ａ、１４
ｂで斜め状に保持するよう接合し、ギャップ部を研磨づ
−ることにより境界面にアジマス角を設けることができ
るものである。

（発明の効果） 従って、以上説明したように、本発明に係る磁気ヘッド
は、コア半体を構成するフェライト材イ；９と、ギャッ
プ部を構成するセンダスト等の金属磁性体層との境界面
にギャップに対してアジマス角を設番ノだ構成としたた
め、境界面で疑似ギャップ作用が生じても、記録再生時
のＳ／Ｎ比が劣化することが防止され、ギャップ部は、
高飽和密度であるため、！ｌ！直磁気記録等の高密度記
録及び再生が容易に行なえる効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）、（ロ）は本発明の実施例を示寸斜視図と
その要部拡大図、第２図（イ）、（ロ）。 （ハ）、（ニ）、（ホ）、（へ）、（ト）は本発明の製
造工程を示す工程斜視図及び断面図で、第３図、よ本発
明の他の実施例を示す断面図、第４図はその平面図であ
り、第５図は従来例を示す斜視図である。 １０・・・磁気ヘッド、１１ａ、１１ｂ・・・コア半体
、１２ａ、１２ｂ・・・金属磁性体層、１３・・・ギャ
ップ、１４・・・スライダー、１５ａ、１５ｂ・・・境
界面。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 手続ネ市正県）　（方式） ％式％ ２、発明の名称 …気ヘッド及びその製造方法 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住所　〒１４５東京都大田区雪谷大塚町１番７号名称　
ＡＯ９アルプス電気株式会社 昭和６１年５月７日 （発送日　昭和６１年５月２７日） ５、補正の対象　図　面 ６、　補正の内容

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）コア半体のギャップ面側に、コア半体を構成する
   磁性材よりも飽和磁束密度の大きな磁性体を配設し、該
   磁性体により磁気ギャップを形成するとともに、磁気ギ
   ャップを形成した該磁性体と、コアを構成する磁性材と
   の境界面が磁気ギャップに対してアジマス角を有して形
   成されたことを特徴とする磁気ヘッド。
2. （２）コア半体のギャップ面側を傾斜鏡面となし、該傾
   斜鏡面に該コア半体をコア半体外側を厚く、内側を薄く
   なるように形成する工程と、 次いでコア半体の一方にギャップスペーサーとなる非磁
   性材をスパッタリング等により形成する工程と、 磁気ヘッドブロックから磁気ヘッドチップを形成する工
   程と、 磁気ヘッドチップのギャップ面をトラック巾方向に斜め
   に研磨する工程とから該磁性体とコア半体を構成する磁
   性材との境界面にアジマス角を有する磁気ヘッドを製造
   する磁気ヘッドの製造方法。