JPS5897128A

JPS5897128A - 回転磁気ヘッド微動装置

Info

Publication number: JPS5897128A
Application number: JP19456481A
Authority: JP
Inventors: Akimichi Terada; 寺田　明猷; Makoto Shiomi; 誠塩見
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1981-12-04
Filing date: 1981-12-04
Publication date: 1983-06-09
Also published as: JPH0370285B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、回転磁気ヘッド微動装置に関し、特に記録ま
たは再生中に回転磁気ヘッドを常に正しい位置に保持す
ることのできる回転磁気ヘッド微動装置に関する。

従来、例えば放送用ＶＴＲ等において、例えば可変速再
生のために、回転磁気ヘッド（ビデオヘッド）を変位さ
せる手段としては、よく知られているように圧電バイモ
ルフが使用されている。しかし、圧電バイモルフは、強
度ならびに印加電圧の制限から、それほど大きい変位が
とれない欠点があった。また、温度変化等により変位が
生ずるという欠点もあった。

さらに、圧電バイモルフでは、片持状の曲げ変形により
、回転磁気ヘッドを変位させているために、あｉ）大き
な変位を得ようとすると、ビデオヘッドが磁気テープ面
に対して直角に接触せず、いわゆるあおり角の増大が生
じ、ビデオヘッドと磁気テープとの接触状壕、すなわち
ヘッドタッチが悪くなるという欠点もらった。

その結果、ビデオヘッドを変位させるために１圧電バイ
モルフを使用する方法では、十分満足のゆく記録ま九は
再生ができないという欠点があり九。

本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくシ、正
しく紀鎌または再生をさせるために、回転磁気ヘッドを
大きく変位させることができると共に、５ｌＩｉ８磁気
ヘツドが大きく変位した場合でも、あおり角の増大を防
止でき、ヘッドタッチを良好に保九せることができる回
転磁気ヘッド倣動装置を提供するにある。

前記目的を達成するために、本発明では、その両端が上
部回転シリンダに固定されて訃夛、回転軸方向に移動可
能な弾性板を設け、その中央部先端に回転磁気ヘッドを
配設することとした。

また、本発明では、約記目的を達成するために、前記弾
性板中央部の回転磁気ヘッドと逆方向（回転軸方向）に
高透磁率部材を設け、かつ前記高透磁４部材に対し、一
定のギャップを隔てて対向するように、高透磁率材料を
上部回転シリンダに固定し、磁気回路を構成すると共に
、前記高透磁率材料に電磁コイルを装着することとした
。

以下、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は、本発明の回転磁気ヘッド微動装置を２ヘツド
ヘリカルスキヤンＶＴＲの上部回転シリンダに適用した
一実施例を示す底面図である。

同図において、１，２は回転磁気ヘッド、３゜４はヘッ
ドホルダ、５．６は弾性板としての板ばね、７．８はヘ
ッドベース、９．１０は高透磁率部材、１１は上部回転
シリンダ、１２．１３は止めネジ、４１．４２は回転磁
気ヘッド１．２の高さ調整用ネジ、５１．５２は電極で
ある。

回転磁気ヘッド１．２は、それぞれへラドホルダ３，４
に固着されている。前記ヘッドホルダ３゜４は、軽くて
、しかも良好な平面度が得られる材料、九とえはセラミ
ックまたはプラスチック等で作るのが好ましい。ヘッド
ホルダ３．４上に設けられた電極５１．５２は、回転磁
気ヘッド１．２からのリード線を、中継するためのもの
である。

ヘッドホルダ３，４は、図に示すような、はぼハの字形
をしている板ばね５，６の中央部の下面にそれぞれ固着
されている。、また、前記板ばね５゜６の中央部上面に
は、前記回転磁気−・ラド１，２と反対−に、高透磁率
部材９，１０が固着されている。

この高透磁率部材９．１０は、鉄またはソフトフェライ
ト等で作られている。さらにまた、板ばね５，６は、図
に示すように、その両端がそれぞれへラドベース７，８
に固着されておｐ１前記へラドペース７．８は、それぞ
れ止めねじ１２゜１３により、上部回転シリンダ１１に
固定されている。

上述のような構成から明らかなよ′うに、前記回転磁気
ヘッド１．２は板ばね５，６により、上部回転シリンダ
１１に対して弾性的に支持され、第１、図の紙ＩＩ画直
方向に移動可能となっている。

なお、回転磁気ヘッド１，２の高さ、１８０°　割り出
しおよび突出量の調整は、ヘッドベース７゜８を微動も
しくは変形させることにより、従来と同様に行なうこと
ができる。

すなわち、たとえば、回転磁気ヘッド１．２の高さｉＡ
＃１を行なう場合には、回転磁気ヘッド１゜２の高さ！
ｌ！１用ねじ４１，４２を、上部回転シリンダ１１に、
たとえばヘッドベース７．８を上から押え付けるように
取り付け（第４図参照）、そのねじ込みの程度を加減す
ることによって行なうことができる。

第２図は第１図に示した上部回転シリンダ１１の、ｎ−
ｎ線に沿う断面図である。同図において、１４〜１７は
電磁コイル、１８．１９はヨーク、２２〜２５はビン、
４４．４５は磁気シールド板である。また、第３図は前
記上部回転シリンダ１１の平面図である。同図において
５３．５４はホルダを示す。なお、第２．３図において
、第１図と同一個所および同等部分は同一符号で示す。

８２図および１ｓ３図から明らかなように、高透磁率−
材９に対しては、一定のギャップをへだててビン２２．
２３が、また、高透磁率部材１０に対しては、一定のギ
ャップをへだててビン２４゜２５がそれぞれ上部回転シ
リンダ１１に配置されている。

前記ビン２２．２３はホルダ５３によｐｌまたビン２４
．２５はホルダ５４により、それぞれ固定されている。

このホルダ５３．５４は、非磁性材で作られ、上部回転
シリンダ１）にねじ止めされている。また、前記ビン２
２．２３の上部はヨーク１８により、ビン２４．２５の
上部はヨーク１９により、それぞれ連結されている。な
お、前記ヨーク１８゜１９ｊ？よびビン２２〜２５は、
高透磁率材料で作られている。

さらに、前記ビン２２．２３には、それぞれ電磁コイル
１４．１５が、ま九ビン２４．２５にはそれぞれ電磁コ
イル１６．１７が巻かれている。

したがって、高透磁率部材９、ビン２２．２３およびヨ
ーク１８と、高透磁率部材１０．　ビン２４゜２５およ
びヨーク１９とは、それぞれ独立の磁気回路を構成して
いる。

第４図は、本発明の回転磁気ヘッド微動装置を用いた上
部回転シリンダ１１を有する、回転磁気ヘッド装置の断
面図である。

同図において、２８は下部固定シリンダ、２９はディス
ク、３０はシャフト（回転軸ン、３１は上軸受、３２は
下軸受、３３はロータリトランス、３４は３チヤンネル
のスリップリング、３５は３チヤンネルのブラシである
。なお、第１図と同一個所および同等部分は同一符号で
示す。

下部固定シリンダ２８には、上軸受３１および下軸受３
２が設けられており、これによりシャフト３０が支持さ
れている。シャフト３０には、ディスク２９が圧入等の
方法によシ固着されており、上部回転シリンダ１１は、
図に示すように、ディスク２９にねじ止めされている。

なお、回転磁気ヘッド１．２に対する信号の授受はよく
知られているように、ロータリトランス３３により行な
われる。

また、前述した磁気回路を構成しているビン２２．２３
に巻かれている電磁コイル１４．１５と、同じくもう一
方の磁気回路を構成しているビン２４．２５に巻かれて
いる電磁コイル１６゜１７とは、それぞれが直列または
並列に接続されている。

したがって、前記電磁コイル１４〜１７からのリード線
は、４本となる。しかし、それぞれペアのリード−の一
方は、共通とすることができるので、合計３本のリード
線によっても、外部から、コレラの電磁コイル１４〜１
７に電流を供給することができる。

そこで、前記電磁コイル１４〜１７に電流を供給するた
めに、３チヤンネルのスリップリング３４がディスク２
９に固着されている。またさらに、３チヤンネルのブラ
シ３５が固定的に配置されている。

以上述べてきたことから理解されるように、ブラシ３５
＆よびスリップリング３４を介して、電磁コイル１４，
１５およびｌｆｌ　、１７のそれぞれに直流磁圧を供給
すると、ビン２２．２３と高透磁率部材９、およびビン
２４．２５と高透磁率部材１０のそれぞれのギャップ部
には、一定の吸引力が働く。

その結果、高透磁率部材９および１０は、上向きの力を
受け、したがって前記高透磁率部材９ｊ？よび１０と固
着している板ばね５および６は、上方に曲げられること
となる。その結果、前記板ばね５および６にそれぞれ連
動している回転磁気ヘッド１および２も上方に変位させ
られる、次に、本発明の回転磁気ヘッドＩｌ［ＩＩｈ鋏
置０動作について述べる。

まず、回転磁気ヘッド装置の回転磁気ヘッドｌ。

２の初期高さは、前述し九直流電圧の印加磁圧を調整す
ることにより、正しい位置（基準位Ｉｌ）に設定するこ
とができる。なお、記録時においては、回転磁気ヘッド
１．２がこの基準位置に終始固定されることとなる。

つづいて、回転磁気ヘッド１，２の再生時における補正
について述べる。回転磁気ヘッド１．２の走査中の補正
は、前述した電磁コイル１４　、１５２よび１６，１７
に交ｉｔ圧を印加することにより行なわれる。

すなわち、前記電磁コイル１４．１５および１６．１７
に交番電圧を印加すると、前記印加交番電圧（応じて増
減する吸引力が、高透磁率部材９およびｌＯにそれぞれ
働く。その結果、前記高透磁率部材９，１０を固着して
いる板ばね５，６の曲がりが変化する。これにより、前
記板はね５゜６に取り付けられている回転磁気ヘッド１
．２が、前記基準位置を中心として、上、下（第１図で
は、紙面垂直方向）に変位することとなる。

したがって、再生時においては、記録トラックに対する
回転磁気ヘッド１．２の位置ずれを、従来からよく知ら
れている手段で検出し、これに対しする補正用の交番′
電圧を電磁コイル１４〜１７に印加すれば、前記回転磁
気ヘッド１．２を常に正しい位置に補正し、再生するこ
とができる。

本発明の回転磁気ヘッド微動装置においては、前述した
ように、電磁コイル１４〜１７に直流および／または交
流の電圧を印加することにより、磁気回路を介して、回
転磁気ヘッド１，２を変位させているため、前記磁気回
路からの漏洩磁束が前記回転磁気ヘッド１．２に与える
影響が懸念される。

しかし、本発明では、前述したように、はぼハの字形を
している板バネ５．６の中央部幅方向の中心に対して、
前記回転磁気ヘッドと、磁気回路とが互いに逆方向に配
置されているので、前記漏洩磁束の影響を軽減すること
ができる。

また、第２図に示すように、上部回転シリンダ１１に、
磁気シールド板４４．４５を設ければ、さらに漏洩磁束
の影響を軽減することができるので、特に問題は生じな
い。

なお、前記漏洩磁束による悪影響は、一般には、再生時
よりも記録時の方が著しい。したがって、この記鎌時に
おける漏洩磁束による悪影響をさけるためには、回転磁
気ヘッド１．２の位置調整を、前述したように磁気コイ
ル１４〜１７に直流電流を流すことにより行なうのでは
なく、前述した調整用ネジ４１．４２（第１．４図参照
）等のみで行なうようにすればよい。

また、前記漏洩磁束による悪影響が問題とならない場合
には、磁気コイル１４〜１７ＫＩ［ｆｉ電流を流して基
準位置を設定することに代えて、前記磁気回路中に永久
磁石を挿入してもよい。

この場合には、ヨーク１８および１９（第３図参照）の
それぞれの中間に、前記した永久磁石を挿入してもよい
−１，が、回転磁気ヘッド１，２に対する影響をより一
層軽減するために、第５図に示すように、永久磁石５５
．５６を、回転軸側に配置するのが好ましい。

なお、ＪＩｂ図において、５７〜６０は、高透磁率材料
で作られたヨークを示す。また、第３図と同一部所およ
び同等部分は同一符号で示す。

次に、本Ａ明によって、回転磁気ヘッド１．２のわおシ
角が減少し、その結果、ヘッドタッチを曳好に保つこと
ができることについて説明する。

本発明では、前述したように、はぼへの字形をしている
板ばね５．６の両端を支持し、前記板ばね５，６の中央
部にヘッドホルダ３．４を介して回転磁気ヘッド１．２
を配置している。

このような構造においては、本発明者の実験結果による
と、従来の片持状の圧電バイモルフを用いた場合に比べ
、前記ヘッド１．２の６＆り角を極めて小さくできるこ
とが明らかとなった。

さらにまた、本発明においては、板ばね５，６を曲げる
ための力を発生する部位、すなわち高透磁率部材９．１
０と、回転磁気ヘッド１．２との位相関係が、前述した
ように、板ばね５，６の中央部幅方向の中心に対して、
互いに逆方向に配置されている。

換言すれば、前記高透磁率部材９，１００位置は、前記
板ばね５．６の中央部幅方向の中心より回転軸方向にず
らされている。そこで、この高透磁率部材９．ｌＯに、
＃Ｉ６図に示す矢印方向の吸引力が働くと、坂ばね５，
６は実線で示すように変形することとなる。

すなわち、仮に、前記高透磁率部材９，１０が、前記板
ばね５，６の中央部の中心にあるとしたならば、板ばね
５，６は、破線で示すような状態に変形されるが、高透
磁率部材９．ｌＯの取り付は位置が、前述したように、
中央部の中心からずれているために、実線のように変形
されることとなる、その結果、回転磁気ヘッド１，２のあおシ角は、はとん
ど問題とならなくなり、前記ヘッド１．２が磁気テープ
面に対して、はぼ直角に接触可能となる。

以上の説明から明らかなように、本発明では、正しく記
録または再生をするために、回転磁気ヘッドを大きく変
位させることができると共に、前記磁気ヘッドを大きく
変位させ九場合でも、あ２９角の発生をほぼ阻止するこ
とができる効果があるＯ１九、本発明では、従来の圧電バイモルフを使用した場
合に比べ、極めて低い電圧で回転磁気ヘッドを変位させ
ることができる効果がある。な訃、本発明では、回転磁
気ヘッドを変位させるために、電磁石を利用しているが
、漏洩磁束による回転磁気ヘッドへの悪影響は、既述し
たように特に問題となることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本ＡＡ明の回転磁気ヘッド倣動装置を２ヘツド
ヘリカルスキヤンＶＴＲの上部回転シリンダに適用した
一実施例を示す底面図、第２図はその１ｉｉＦｒ面図、
感３図はその平面図、第４図は本発明の回転磁気ヘッド
倣動装置を用いた上部回転シリンダ１１を有する回転磁
気ヘッド装置の断面図、第５図は第１図に示した上部回
転シリンダ１１の他の実施例を示す平面図、第６図は本
発明の回転磁気ヘッド微動装置の要部を＠面から見た説
明図でおる。１．２・・・回転磁気ヘッド、５，６・・・板ばね、９
゜１０・・・高透磁率部材、１１・・・上部回転シリン
グ１４〜１７・・・電磁コイル、１８．１９および５７
〜６０・・・ヨーク、２２〜２５・・・ビン、５５゜５
６・・・永久磁石代理人弁理士　　平　木　道　人矛　１　図牙　２　霞；ｌ＋３　　囮牙　４　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）−転体の回転と共に回動して磁気テープを走査す
る回転磁気ヘッドを、回転軸方向の所望位置に変位させ
る回転磁気ヘッド微動装置において、その両端が前記回
転体に固定され、かつその中央部が１紀回転軸方向に移
動可能な弾性板と、前記弾性板中央部先端に配置されて
いる前記回転磁気へノドと、前記弾性板の中央部に固着
されている高透磁率部材、およびこれと一定のギャップ
を隔てて、紡紀高透磁率婦材に対向するように前記回転
体に固定されている高透磁率材料からなる磁気回路と、
前記磁気回路の高透磁率材料に巻かれている電磁コイル
とを具備し、前記電磁コイルに通電することにより、前
記回転磁気ヘッドの位置を所望位置に変位させることを
特徴とする回転磁気ヘッド微動装置。
（２）前記高透磁率部材を含む磁気回路が、前記弾性板
中央部において、前記回転磁気ヘッドとは反対側、すな
わち回転軸に近い側に配置されていることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の回転磁気ヘッド微動装置。