JPS58763Y2 - 自動車用ドアのドアキ−オ−プナ−装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車用ドア、特にスライドドアを有する
自動車のドアキーオープナ−装置の改良に関するもので
ある。

各種のリッドオープナ−装置として、ボンネット、トラ
ンクリッド、フィラーリッドなどに設けたものが知られ
ているが、いずれも、運転席の近くに設けたリモートコ
ントロール・・ンドルに取付けられたワイヤーケーブル
端が各種リッドのロック装置に連結され、ロック装置を
解除している。

而して上記ロック装置はセルフロック式になってかり、
ワイヤーケーブルの作動により、リッドを全開し、或は
半開してし１う。

このような装置を自動車のバンクドア（荷台扉）に使用
するときは積荷がこぼれるおそれがある。

この考案はロック装置そのものを解除することにより。

直ちにドアが開くことなく、ドアの開放操作は手又は他
の装置でおこない、ワイヤーケーブルで作動されるのは
ロック解除のみとすることにより積荷のこぼれ、その他
の危険を防止したものである。

図面に示す実施例について、この考案を説明すれば次の
通りである。

第３図乃至第５図は第１実施例を示すものであって、第
１図、第２図に示すように運転席１１の近くに支持金１
３に摺動自在に支持されたキーオープナ−レバー１２を
設ける。

キーオープナ−レバー１２の先端に、ワイヤーケーブル
１４の一端を連結し、ワイヤーケーブル１４の他端はス
ライドドアー２１の開口部に導き、支持金１５を貫通し
てブツシュレバー１６の下端に枢着する。

ワイヤーケーブルの支持金１５とブツシュレバー１６間
にコイルスプリング１７を捲装する。

ブツシュレバー１６はピラー内面に枢着されリターンス
プリング１８が設けられている。

ブツシュレバー１６の先端はスライドドアー側に撓曲さ
れ、ピラー２２の開口部２３にその端面が位置するよう
にする。

スライドドアー２１には、キーシリンダー３１を設ける
。

このキーシリンダー３１には三叉状にキーシリンダーレ
バー３１ａ、３１ｂを突設し、一方のキーシリンダーレ
バー３１ａにブツシュロッド３２の一端を枢着し、この
ロッド３２の他端は前記ピラー２２の開口部２３側にス
ライドドアー２１を貫通してブツシュレバー１６の端面
ト接するか又は近接させる。

ロック本体５０に施錠及び解錠を伝達する連動装置４０
ば一端にリモートコントロールレバー４４の突子４３と
の係止部４２を具えたノブロンフレバー４１をスライド
ドアー２１側に枢着し、上記係止部４２に係止する突子
４３を具えたリモートコントロールレバー４４をスライ
ドドアー２１に回動自在に取付け、且その回動軸４５に
はドアハンドル４６を固定する。

ノブロックレバ−４１の軸４７を中心にして係止部４２
０反対側と、前記キーシリンダー３１の他方のキーシリ
ンダーレバー３１ｂとをロッド３３により連結する。

又ノブロックレバー４１の上記ロッド３３の取付位置の
上方にロッド３４を取付は立上らせてその先端のノブロ
ック３５がスライドドアー２１の窓縁２１′に突出する
ようにする。

ロック本体５０には、ピラー２２′に取付けたストライ
カ２４に係合するランチ５１を具え、このラッチを作動
するロック解除レバー５２を具え、このロック解除レバ
ー５２と前述のリモートコントロールレバー４４とをロ
ッド３６により連結する。

キーオープナ−レバー１２を引くとブツシュレバー１６
は軸を中心に回動し、その端面ばブツシュロッド３２を
押す。

キーシリンダー３１は解錠方向（Ａ方向）に回動し、ロ
ッド３３はノブロックレバ−４１を軸４７を中心に回動
させノブロック３５を上方に押し上げると共にその係止
部４２はリモートコントロールレバー４４の突子４３と
の係合が脱外する。

かくてリモートコントロールレバー４４の軸４５に取付
けられたドアーハンドル４６の回動が可能となり、ロッ
ド３６をロック解除方向（Ｃ方向）に移動するように回
動することによりロックが解除されスライドドアー２１
が開放可能となる。

ドアーハンドル４６を前記と逆方向に回動し、ロック本
体５０のランチ５１をピラー２２′のストライカ２４に
ロックし、ノブロック３５を圧下すると、ノブロックレ
バ−４１は軸４７を中心に前記と逆方向に回動し、レバ
ー３３を押し下げるとキーシリンダー３１も前記と逆方
向に回動して、ブツシュロッド３２をブツシュレバー１
６の方向に押圧し、或はブツシュレバー１６に接するか
、又は近接状態となる。

猶このときブツシュレバー１６はリタ・−ンスプリング
１８によりピラー２２の内部に引込渣れている。

第６図に示す第２実施例は、ブツシュレバー１６の中間
部をピラー２２に枢着し、運転席１１の近くに設けたキ
ーオープナ−レバー１２に連結せられたワイヤーケーブ
ル１４をブツシュレバー１６の枢着部より下方に枢着し
、ブツシュレバー１６の上下端をスライドドアー２１側
に撓曲して第１ブツシユレバー１６ａと第２ブツシユレ
バー１６ｂを構成する。

第１ブツシユレバー及び第２ブツシユレバーの端面ばピ
ラー２２の開口部２３ａ 、２３ｂに現われるようにす
る。

２０はスナップリングであり、車体とブツシュレバー１
６の間に設けられ、キーオープナ−ｌ／ バー １２
（７）操作に伴ってブツシュレバー１６が作動するとき
、その作動を助勢するものである。

又スライドドアー２１に設けたキーシリンダー３１には
第１プツシユロンド取付用レバー３１ａ１第２プツシユ
ロンド取付用レバー３１ｃ、及びノブロック用レバー３
１ｂを設け、第１プツシユロンド取付用レバー３１ａの
先端には第１ブツシユロツド３２ａの一端を取付け、他
端はスライドドアー２１を貫通してピラー２２の開口部
２３ａからピラー内に侵入することか可能であるように
し、第１ブツシユレバー１６ａの端面に接するか或は、
その附近にあるようにする。

第２プツシユロンド取付用レバー３１ｃの先端には第２
プツシユロツ）”３２ｂの一端を取付け、他端はスライ
ドドアー２１を貫通してピラー２２の開口部２３ｂから
ピラー内に侵入することが可能であるようにし、第２ブ
ツシユレバー１６ｂの端面に接するか、或はその附近に
あるようにする。

ノブロック用レバー３１ｂの先端にはロッド３３の一端
を取付ケ、ロッドの先端は、ロック本体５０に施錠、解
錠を伝達する連動装置４０のノブロックレバ−４１に連
結する。

ロック本体５０に施錠、解錠を伝達する連動機構の構成
、ロック本体の構成及びそれらの連動機構は第１実施例
と同様である。

キーオープナ−レバー１２を引りトプッシュレバー１６
は枢着部を中心に回動し、第１ブツシユレバー１６ａは
第１ブツシユロツド３２ａを押し込む。

キーシリンダー３１は回動し、ロッド３３を押し上げ、
ノブロックレバ−４１を回動し、ノブロック３５を押し
上げると共にノブロックレバ−４１とＩＪモートコント
ロールレバー４４との係合を脱外する。

再余の作用は、第１実施例と同様である。

この考案は、以上の通りであるからエンジンをかけたｉ
ｔドアロックを解除することができ、キーオープナ−レ
バーを操作しただけではスライドドアは開かないため、
後席の子供がどび出したり積荷が転がり落ちたりしない
。

又スジイドドアーヲ閉ｔ７１Ｊｆ７”ツシュレバー、プ
ッシュロッドなどは車体とスライドドアの間で閉鎖され
るため、盗難などのおそれがなく、キーを使わないで外
から施錠するには従来と同様スライドドアを閉める前に
ノブロックを押し込んでおけばよく、ひんばんにスライ
ドドアを開閉する場合にはノブロックを上げた１１にし
ておけばスライドドアは施錠されないような自動車ドア
のドアキーオープナ−装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は取付位置を示す平面図、第２図はキーオープナ
−レバーの取付状態を示す正面図、第３図は第１実施例
の要部の正面図、第４図は第１図におけるロック本体の
左側面図、第５図はブツシュレバ一部分の平面図、第６
図は第２実施例の要部の正面図である。 １１・・・運転席、１２・・・キーオープナ−レバー１
４・・・ワイヤーケーブル、１６・・・ブツシュレバー
２１・・・スジイドドアー、２４・・・ストライカ、３
１・・・キーシリンダー ４０・・・連動装置、５０・
・・ロック本体、５１・・・ランチ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 運転席の近くにキーオープナ−レバー１２を設け、この
   レバーに関連させられたワイヤーケーブル１４をスライ
   ドドアー２１の開口部に導いてブツシュレバー１６を取
   り付け、スライドドアーにはキーシリンダー３１と、車
   体側ストライカ２４に係合するラッチ５１を有するロッ
   ク本体５０と、キーシリンダー３１とロック本体５０と
   に関連してロック本体に施錠及び解錠を伝達する連動装
   置４０を具え、前記ブツシュレバー１６によりキーシリ
   ンダー３１の回動をおこなうブツシュロッドをキーシリ
   ンダー３１に設けてなる自動車用ドアのドアキーオープ
   ナ−装置。