JPH0242862Y2 - - Google Patents

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JPH0242862Y2
JPH0242862Y2 JP1982014223U JP1422382U JPH0242862Y2 JP H0242862 Y2 JPH0242862 Y2 JP H0242862Y2 JP 1982014223 U JP1982014223 U JP 1982014223U JP 1422382 U JP1422382 U JP 1422382U JP H0242862 Y2 JPH0242862 Y2 JP H0242862Y2
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vehicle
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rotating
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は車輛における開閉部材用のロツク装置
に関する。
従来の技術 車輛の車体にはロツク装置の付設されたトラン
クリツド、バツクドア、フード等の開閉部材が設
けられている。このロツク装置はキーを用いて車
外から解錠され、また車内からキーなしでも解錠
されるように構成されている。このように車内か
らも解錠できるため、不本意にロツク装置が解錠
される恐れがある。例えばドライバーが自動車の
ドアを錠止せずに自動車から離れたとき、第三者
が車内に侵入し、ロツク装置を解錠するような事
態も起こりかねない。
そこで、車内からの解錠を必要に応じて禁止、
即ちキヤンセルし得るように構成したロツク装置
が提案されている。
第7図は従来のこの種のロツク装置の一例を示
す。このロツク装置においては、トランクリツド
等の開閉部材に固着された基部材1aに回動部材
13a、掛止部材3a、キヤンセル部材11a並
びに作動部材12aがそれぞれ回動可能に支持さ
れ、開閉部材がロツク状態にあるときは、第7図
に実線で示すように、回動部材13aと掛止部材
3aが互いに係合し、車体41aに固着されたス
トライカ40aが掛止部材3aによつて係止され
ている。
車内からロツクを解除するときは、回動部材1
3aに連結されたワイヤ28aが引かれ、これに
より回動部材13aが鎖線で示す如く回動し、回
動部材13aと掛止部材3aとの係合が解除され
る。これにより掛止部材3aが図示していないば
ねにより鎖線の如く回動し、ストライカ40aの
拘束を解除する。よつて開閉部材を自由に開くこ
とができる。また車外から図示していないシリン
ダ錠を操作して作動部材12aを鎖線で示す如く
回動させ、回動部材13aを鎖線の位置に回動さ
せて、同様に開閉部材のロツクを解除できる。
上記シリンダ錠を車外から操作して作動部材1
2aを時計方向に回動させると、これに付設され
た図示していない突起がキヤンセル部材11aを
時計方向に押圧し、該部材11aは第8図に示す
如く掛止部材3aに係合し、該掛止部材3aの回
動を禁止する。よつて、車内からワイヤ28aを
操作し、回動部材13aを鎖線の位置に回動させ
ても、掛止部材3aは作動せず、ストライカ40
aへの拘束状態を維持する。これがキヤンセル動
作であり、これによつて開閉部材がみだりに開け
られる恐れを除去できる。
上述のように第7図及び第8図に示したロツク
装置は、確実にキヤンセル動作を行い、しかもそ
の構造が簡単である等の優れた利点を有してい
る。ところが、キヤンセル動作時にキヤンセル部
材11aによつて掛止部材3aの作動を禁止する
ように構成されているため、ロツク装置の製造誤
差等によつて、キヤンセル部材11aとこれが係
合した掛止部材3aとの間にわずかな〓間ができ
ると、第8図に鎖線で示した如く回動部材13a
を回動させたとき、上記〓間の分、掛止部材3a
がばね力によつて、破線で示すようにわずかに回
動する。かかる事態が発生すると、回動部材13
aが実線の位置に戻るべく時計方向に回動したと
き、その爪部が破線で示した掛止部材3aに当た
り、両者が正しく噛み合わない不具合が発生する
恐れがある。かかる不具合をなくすには、ロツク
装置の部品寸法精度及びその組付精度を高め、上
述した〓間が生じないようにすればよいのである
が、このように装置を高精度に製作すれば、その
コストが高くなる欠点を生じる。
目 的 本考案の目的は、上記従来の欠点を除去し、コ
ストを低減できるロツク装置を提供することであ
る。
構 成 本考案は上記目的を達成するため、車輛の車体
又は車体に枢着された開閉部材に取付けられた基
部材と、該基部材に枢ピンを介して回動可能に支
持され且つ車内側から回動操作される回動部材
と、前記枢ピンに回動可能に支持され、車外から
の操作により回動されるキヤンセル部材と、前記
枢ピンに回動可能に支持され且つ該枢ピン以外の
個所で前記キヤンセル部材に連結ピンを介して枢
着され、該キヤンセル部材の枢ピンのまわりの回
動に伴つて該枢ピンのまわりを回動する力伝達部
材と、前記基部材が設けられた方ではない車体又
は開閉部材に取付けられたストライカと、該スト
ライカと係合又は離脱可能に前記基部材に回動可
能に支持され、前記力伝達部材の回動によつて前
記ストライカから離脱する方向に回動する掛止部
材とを具備し、前記キヤンセル部材は、該部材に
形成された長孔が前記枢ピンに嵌合して該枢ピン
に対して回動可能に支持されていると共に、車外
側からの操作により前記長孔を枢ピンに対して摺
動させることによつて、前記回動部材の回動時
に、該回動部材に押圧されて回動部材と共に回動
する第1の位置と、回動部材の回動時に該部材に
当接せず、回動部材からの力の伝達を受けること
のない第2の位置との間を、前記連結ピンを中心
として回動可能に支持されている車輛における開
閉部材用のロツク装置を提案する。
実施例 以下、車輛における開閉部材の一例であるトラ
ンクリツドのロツク装置として構成した実施例を
図面に従つて説明する。
第1図乃至第3図において、下部にほぼ逆U字
形の切欠2を有する基部材1が、車輛、例えば乗
用者の車体後部に枢着されたトランクリツド(図
示せず)に固着されている。基部材1にはその切
欠2の近傍に掛止部材3と、該掛止部材3の作動
を規制する規制部材4とがピン5,6によつてそ
れぞれ回動可能に枢着され、これらの部材3,4
はこれらに係止された引張ばね7によつて互いに
接近する方向に回動習性を与えられている。
掛止部材3の一端に形成された爪部8は、基部
材1の切欠2に突出し、或いは該切欠2から後退
することができ、掛止部材3の他端に設けられた
突部8aは、規制部材4の段部9に係合、離脱可
能である。
基部材1のほぼ中央領域に固着された枢ピン1
0にはキヤンセル部材11と、後述する操作力を
規制部材4に伝達する力伝達部材12と、回動部
材13とが回転可能に支持されている。その際、
キヤンセル部材11に穿設された長孔14に枢ピ
ン10が嵌合し、該ピン10に対してキヤンセル
部材11は摺動可能である(第4図乃至第6図参
照)。
第4図乃至第6図から判るように、キヤンセル
部材11はほぼ枢ピン10の領域を中心としてそ
れぞれ外方に突出する第1乃至第4アーム部1
5,16,17,18を有し、同様に力伝達部材
12は枢ピン10から外方へ延びる第1及び第2
アーム部19,20と、この第2アーム部20か
ら更に突出した第3アーム部21とを有してい
る。
キヤンセル部材11の第1アーム部15には作
動リンク22の一端が結合部材23により枢着さ
れ、それ他端は、車外から操作され且つトランク
リツドに付設されたシリンダ錠のロータ(共に図
示せず)に連結されている。
またキヤンセル部材11の第2アーム部16に
は、第4図における紙面の手前側に突出した突起
24が設けられ、キヤンセル部材11が第1図及
び第4図に示す第1の位置を占めているとき、回
動部材13が第1図に示す位置から反時計方向に
回転すると上記突起24と回動部材13の当接部
25とが互いに当接することができる。他方、キ
ヤンセル部材11が第5図及び第6図に示す第2
の位置を占めているときには、たとえ回動部材1
3が回転してもその当接部25がキヤンセル部材
11の突起24に当接することはない。
キヤンセル部材11の第3アーム部17は、連
結ピン26によつて力伝達部材12の第2アーム
部20に枢着されている。このようにキヤンセル
部材11は、該部材11に形成された長孔14が
枢ピン10に嵌合して該ピンに対して回動可能に
支持されていると共に、前述の第1の位置と第2
の位置との間を連結ピン26を中心として回動可
能に支持されているのである。キヤンセル部材1
1の第4アーム部18と力伝達部材12の第3ア
ーム部21にはねじりコイルばね27の各端部が
それぞれ係止されている。また力伝達部材12に
おける第1アーム部19の先端は第1図に示すよ
うに規制部材4の先端に当接して、該部材4を押
圧し得るようになつている。上述のように、基部
材1に枢ピン10を介して回動可能に支持された
力伝達部材12には、この枢ピン10以外の個
所、即ちそのアーム部20にキヤンセル部材11
が連結ピン26を介して枢着されている。
第1図及び第4図乃至第6図において、図示し
ていない車内の運転席側のオープナハンドルと回
動部材13は、ワイヤ28により連結されてい
る。ワイヤ28の一端は回動部材13の立上りフ
ランジ30に形成された溝31を貫通し、ワイヤ
28に設けられた係止球29が上記フランジ30
に係合することにより、ワイヤ28と回動部材1
3とが連結される(第6図)。ワイヤ28の他端
は公知の形態でオープナハンドルに接続される。
32は基部材1のフランジ33に固定されたチユ
ーブ状のワイヤガイドであり、このなかをワイヤ
28が移動可能に挿通されている。また回動部材
13は、その一端と基部材1とに各端部を係止さ
れた引張ばね34によつて、第1図における時計
方向に回動摺性を与えられ、回動部材13の非作
動時には該部材13が図示していないストツパに
当接して第1図に示す位置に保持される。更に第
1図及び第3図に示す如く、車体41にはU字形
に形成されたストライカ40が固着されている。
図示したロツク装置は概ね以上の如く構成さ
れ、その作用は以下の通りである。
図示していないトランクリツドが閉じられてロ
ツクされ、しかもロツク装置を車内から解錠でき
るようにしたときは、ロツク装置の各要素は第1
図に示す状態で静止している。即ち、掛止部材3
の突部8aと規制部材4の段部9とが互いに係合
して掛止部材3が固定係止され、その際掛止部材
3の爪部8は基部材1の切欠2に突出し、切欠2
にストライカ40の先端40aが突入している。
またストライカ40が爪部8に係合し、基部材
1、従つてトランクリツドが車体41に対してロ
ツクされている。キヤンセル部材11は第1の位
置を占め、ねじりコイルばね27の作用でこの第
1の位置から第2の位置へ向けて移動することを
阻止されている。他の各要素の状態も第1図から
明らかである。
車外からの操作によりトランクリツドを開放し
ようとするときは、前述のシリンダ錠に図示して
いないキーを差込んでそのロータを回転させる。
これによつて作動リンク22が第1図における下
方へ押し込まれ、キヤンセル部材11が枢ピン1
0のまわりを第1図における反時計方向に回動し
て第4図に示す位置にもたらされる。キヤンセル
部材11はその回動後もねじりコイルばね27の
作用で第1の位置を占めており、従つてこのとき
回動部材13が回動したとすれば、その当接部2
5はキヤンセル部材11の突起24に当接するこ
とができる。このようにシリンダ錠と、作動リン
ク22とを操作することによつてキヤンセル部材
11を車外から作動させることができる。
キヤンセル部材11が上述の如く反時計方向に
回転すれば該部材11に枢着された力伝達部材1
2もキヤンセル部材の回動によつて枢ピン10の
まわりを基部材1に対して反時計方向に回転す
る。このとき力伝達部材12の第1アーム部19
の先端が規制部材4(第1図及び第3図)の先端
を押圧し、これによつて規制部材4がピン6のま
わりを第3図における時計方向に回動する。これ
に伴つて掛止部材3もばね7を介して規制部材4
により時計方向に付勢されるが、その突部8aと
段部9とが互いに係合している間は掛止部材3の
回転は阻止される。突部8aと段部9との係合が
解除されると、掛止部材3はばね7からの引張力
によつて時計方向に回動し、その爪部8が第3図
に鎖線で示す如く、基部材1の切欠2から後退す
る。このようにキヤンセル部材11の回動に伴う
力伝達部材12の回動によつて、掛止部材3がス
トライカ40から離脱する方向に作動し、爪部8
とストライカ40との係合状態、ひいてはトラン
クリツドないしはロツク装置のロツク状態が解除
され、トランクリツドを自由に開くことができ
る。これが車外からのロツク解除操作であり、こ
の操作中、回動部材13は何ら作動せず静止した
ままである。
一方、車内の運転席からオープナハンドルを操
作してワイヤ28を矢印A方向に引くと、係止球
29を介してワイヤ28に連結された回動部材1
3が、枢ピン10のまわりを第1図に示した位置
から反時計方向に回転し、その当接部25が第1
の位置を占めているキヤンセル部材11の突起2
4に当接してこれを押圧し、キヤンセル部材11
は回動部材13と共に第4図に示した位置まで回
動する。従つて、車外からのロツク解除操作の場
合と全く同様に、キヤンセル部材11は作動リン
ク22の押下による回動方向と同じ方向に回動
し、力伝達部材12、規制部材4及び掛止部材3
が作動してストライカ40と爪部8との係合が解
除され、トランクリツドないしはロツク装置のロ
ツク状態が解除される。
なお、一度開けたトランクリツドを閉めるに
は、これを車体に対して押し付けるだけでよい。
これにより基部材1の切欠2に突入したストライ
カ40の先端40aが掛止部材3の突部8aに当
たり、掛止部材3が第3図における反時計方向に
回動して、ストライカ30の先端40aが爪部8
に係合すると共に、規制部材4がばね7に引かれ
て反時計方向に回動し、突部8aと段部9とが互
いに係合する。これに伴つて他の各要素も第1図
に示す初期状態に戻される。
以上のようにロツク装置は車外からも車内から
も解錠することができ、その操作を非常に簡便化
することができる。ところが車内から全く自由に
ロツク装置の解除を行えるようにしたとすると、
先に説明したように不本意にロツク装置が解錠さ
れる恐れがあるため、キヤンセル部材11によつ
て必要に応じ車内からの解錠を禁止(キヤンセ
ル)することができる。以下にその操作を説明す
る。
車内からの解錠を禁止しようとするときには、
前述のシリンダ錠にキーを差込んでそのロータを
回転する。その際、先に説明した車外からのロツ
ク装置の解除操作時とは反対方向にロータを回転
し、作動リンク22を第1図に示した位置から上
方に作動させる。これによつてキヤンセル部材1
1は該部材11と力伝達部材12とを枢着する連
結ピン26のまわりを第1図における時計方向に
回動し、第5図に示す第2の位置にもたらされ
る。このとき枢ピン10はキヤンセル部材11の
長孔14に嵌合しているので、この長孔14が枢
ピン10に対して摺動し、長孔14の長さに相当
する距離だけキヤンセル部材11は上方に移動す
ることができる。キヤンセル部材11が第2の位
置に至ると、ねじりコイルばね27が今度は該部
材11をその第2の位置に保持するように作用す
る。またキヤンセル部材11を上記の如く作動さ
せても力伝達部材12は作動せず、静止したまま
留まる。
上述した状態で車内側からオープナハンドルを
操作し、ワイヤ28を矢印A方向に引くと、車内
からの解錠操作時と同じく回動部材13が第5図
に示した位置から反時計方向に回動する。ところ
がこの場合にはキヤンセル部材11がその第2の
位置に保持されているため、回動部材13はその
当接部25がキヤンセル部材11の突起24に当
たらず、よつてキヤンセル部材11には回動部材
13から力が伝達されず、回動部材13のみが回
動してキヤンセル部材11は回動しない(第6
図)。従つて力伝達部材12も回動することはな
く、掛止部材3が第1図に示す状態を維持するた
め、ストライカ40と爪部8との係合は解除され
ない。このようにして車内からオープナハンドル
を操作してもトランクリツドのロツク状態は解除
されず、よつて車内に侵入した第三者がトランク
を開放する如き恐れは全く生じない。また回動部
材13がばね34の作用で第6図の位置から時計
方向に戻り回動するときも、キヤンセル部材11
が第2の位置を占めているので、回動部材13は
その当接部25がキヤンセル部材11の突起24
に当たらず、即ち空回りしながら確実に第5図の
位置に戻ることができる。
なお、上述したシリンダ錠を操作するキーとし
て、エンジンキーとは別のトランクリツドの専用
のキーを用いるようにすれば、たとえエンジンキ
ーが他人の手に渡つても、トランクリツド用のキ
ーを自ら持つている限り、他人によつてトランク
を開放される恐れは全くない。
上述のように本案実施例におけるロツク装置に
よれば、通常のトランクリツドのロツク解除動作
時には、キヤンセル部材11自体を回動させて掛
止部材3を作動させ、キヤンセル動作時には、キ
ヤンセル部材11を第2の位置にもたらすことに
より、車内からの操作により回動部材13を回動
させても、該部材13がキヤンセル部材11に対
して空回りし、キヤンセル部材11を押圧回動さ
せないようにしてロツク状態を維持する。回動部
材13はその戻り回動時も、キヤンセル部材11
に対して空回りし、支障なく元の位置に戻る。即
ち、従来のロツク装置の如くキヤンセル部材によ
つて掛止部材の作動を禁止してロツク状態を維持
するのではない。よつて本考案に係るロツク装置
においては、キヤンセル動作時のキヤンセル部材
と掛止部材との間の〓間が問題となる余地はな
く、各部品の寸法精度や組付精度を従来のロツク
装置のように高精度にしなくとも、動作に支障を
きたすことはなく、そのコストを低減できる。
以上、本考案の有利な実施例を説明したが、本
考案は上記実施例に限定されず、各種改変可能で
ある。例えば上記実施例では、基部材及びこれに
付設される他の各種要素をトランクリツド側に設
け、ストライカを車体側に設けたが、その逆に基
部材を車体側に、そしてストライカをトランクリ
ツド側に設けてもよい。また図示した実施例にお
いては、キヤンセル部材を車外側から第1の位置
又は第2の位置に作動させ、あるいは該キヤンセ
ル部材を回動させる操作手段として、シリンダ錠
と作動リンク22とを用いたが、作動リンクの代
りにカム又はワイヤ等の作動部材を用いたり、或
いはこのような作動部材を用いずに、錠とキヤン
セル部材とを実質的に直接連結してもよい。また
力伝達部材からの力を規制部材を介して掛止部材
に伝達するように構成する代りに、規制部材を省
略して、力伝達部材から掛止部材に直接、力を伝
えるように構成することも可能である。更に、自
動車の座席から回動部材を回動させる操作手段と
してワイヤ28を用いる代りに、リンク機構、作
動棒、磁石、又は電動機等の適宜な手段を用いて
もよい。
本考案は、トランクリツドのロツク装置として
ではなく、他の開閉部材、例えばバツクドア或い
はフード等のロツク装置として構成することも勿
論可能である。
考案の効果 以上の如く本考案によれば、従来のロツク装置
のように掛止部材とこれに係合したキヤンセル部
材の間の〓間をなくしたり、これを極く小さくし
なければならないという点について、何ら考慮を
払う必要はなく、ロツク装置のコストを低減する
ことが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はロツク装置にある本考案に係るロツク
装置を示す正面図、第2図は第1図の−線断
面図であつてストライカを省略して示す図、第3
図は第2図の矢印方向に見た部分図、第4図乃
至第6図は、第1図に示した構成要素の一部を省
略して示す部分正面図であつて、第4図は車外か
らロツク装置のロツクを解除したときの状態を、
第5図は車内からのロツク解除を不能としたとき
の状態を、そして第6図は第5図に示す状態で回
動部材を回動させてもロツクが解除されない状態
をそれぞれ示し、第7図及び第8図は従来のロツ
ク装置の概略構成を示した説明図である。 1……基部材、3……掛止部材、10……枢ピ
ン、11……キヤンセル部材、12……力伝達部
材、13……回動部材、14……長孔、26……
連結ピン、40……ストライカ、41……車体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輛の車体又は車体に枢着された開閉部材に取
    付けられた基部材と、該基部材に枢ピンを介して
    回動可能に支持され且つ車内側から回動操作され
    る回動部材と、前記枢ピンに回動可能に支持さ
    れ、車外からの操作により回動されるキヤンセル
    部材と、前記枢ピンに回動可能に支持され且つ該
    枢ピン以外の個所で前記キヤンセル部材に連結ピ
    ンを介して枢着され、該キヤンセル部材の枢ピン
    のまわりの回動に伴つて該枢ピンのまわりを回動
    する力伝達部材と、前記基部材が設けられた方で
    はない車体又は開閉部材に取付けられたストライ
    カと、該ストライカと係合又は離脱可能に前記基
    部材に回動可能に支持され、前記力伝達部材の回
    動によつて前記ストライカから離脱する方向に回
    動する掛止部材とを具備し、前記キヤンセル部材
    は、該部材に形成された長孔が前記枢ピンに嵌合
    して該枢ピンに対して回動可能に支持されている
    と共に、車外側からの操作により前記長孔を枢ピ
    ンに対して摺動させることによつて、前記回動部
    材の回動時に、該回動部材に押圧されて回動部材
    と共に回動する第1の位置と、回動部材の回動時
    に該部材に当接せず、回動部材からの力の伝達を
    受けることのない第2の位置との間を、前記連結
    ピンを中心として回動可能に支持されている車輛
    における開閉部材用のロツク装置。
JP1982014223U 1982-02-05 1982-02-05 車輛における開閉部材用のロツク装置 Granted JPS58118160U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982014223U JPS58118160U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 車輛における開閉部材用のロツク装置

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JP1982014223U JPS58118160U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 車輛における開閉部材用のロツク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58118160U JPS58118160U (ja) 1983-08-12
JPH0242862Y2 true JPH0242862Y2 (ja) 1990-11-15

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ID=30026695

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982014223U Granted JPS58118160U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 車輛における開閉部材用のロツク装置

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JPH076413Y2 (ja) * 1986-05-15 1995-02-15 アイシン精機株式会社 自動車用フ−ドラツチ装置

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JPS5535144B2 (ja) * 1975-04-22 1980-09-11

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JPS5752296Y2 (ja) * 1978-08-30 1982-11-13

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