JPS5846373B2

JPS5846373B2 - 鍛造プレスにおける液力式の上部サドル用締付け及び回動装置

Info

Publication number: JPS5846373B2
Application number: JP56108036A
Authority: JP
Inventors: フリツツ・プリーベ
Original assignee: Schloemann Siemag AG
Current assignee: SMS Siemag AG
Priority date: 1980-07-11
Filing date: 1981-07-10
Publication date: 1983-10-15
Also published as: US4391122A; JPS5747542A; EP0043982A1; EP0043982B1; DE3026295A1; DE3160956D1

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、鍛造プレスの可動の横けたにおける液力式の
上部サドル締付は装置であって、プレス軸線に対して平
行にかつ上部サドルの上型プレートの角隅間間隔に相応
して配置された４つのハンマヘッドロッドが設けられて
おり、これらのノ＼ンマヘッドロツドが皿ばねによって
横げた若しくは上型の下面に対して緊締可能であって、
液力シリンダによってばね力に抗して軸線方向に摺動可
能であることに基づいて上型を錠止解除可能であって、
別の液力シリンダによって回動ロッドを介して回動可能
である形式のものに関する。

ハンマヘッドを用いて上型を鍛造プレスの横けたに迅速
に錠止するために役立つ上部サドル締付は装置は公知で
ある。

（西ドイツ国実用新案登７１４３８７３号明細書）。

この場合に用いられているハンマヘッドロッドは、ばね
力を用いて上型を錠止し、液力式のシリンダの圧力によ
ってばね力に抗して横げたにおける上型を錠止解除する
。

この場合ハンマヘッドロッドの特別な回動は、特別に構
成された滑子機構によって錠止解除するために軸線方向
移動と同時に行なわれる。

上型を錠止解除しかつハンマヘッドロッドを９０度回動
させた後に、横げたが上方へ移動させられ、この場合に
ハンマヘッドロッドはハンマヘッドで以って、上型のス
リットの切られた孔を通して上方へ引き抜かれる。

ロッドのスリット内に手動で差込まれる従来公知のキー
の代りにノ・ンマーヘッドを用いることによって上型の
錠止及び錠止解除が著しく迅速に行われる。

錠止解除過程中にノ）ンマヘッドを回動させるために用
いられる特別な滑子機構は比較的高価であるので、特別
な液力シリンダが用いられ、この液力シリンダは錠止解
除の後に工具を横ゆたから解放するためにレバーを介し
てノ１ンマヘッドロツドを回動せしめる。

上型若しくは上部サドル全体を特別に回動させることは
公知の装置を用いては不可能である。

極めて軽い上部サドルのためにもっばら１つの保持ロッ
ドが用いられ、この保持ロッドによって上部サドルを錠
止され、かつ錠止解除の後に９０度回動させられ得るプ
レス用工具保持体は公知である（西ドイツ国特許出願公
開第１６２７４９２号明細書）。

この場合には保持ロッドが上部サドルの鉛直な孔を貫通
せしめられた後にこの上部サドルの下側に、該保持ロッ
ドのスリット内に手動で差込まれるキーを用いて錠止さ
れる。

この装置は、内側のシリンダが同時に外側のシリンダの
ピストンであって互いに内外に案内された２つのシリン
ダ、皿形押圧ばね、液力式の回動装置及び玉軸受げされ
た特別な保持ロッドを有しており、高価でかつ過酷な運
転にとっては煩雑である。

従って本発明の目的は、重い上型のための上部サドルを
締付ける装置を提供して、この装置が上型を９０度回動
させることを可能にして、構造が簡単かつ頑丈であって
、取扱が容易であって、手動による操作なしに実際に半
自動的に制御盤から遠隔操作され得るようにすることで
ある。

この目的を達成するために本発明の構成では、冒頭に述
べた形式の上部サドルにおいて、締付は装置に所属して
可動の横げた内に、上部サドルの中央に配置された液力
式の上部サドル何動装置が設けられており、これらの７
１ンマヘツドロツドが皿ばねによって横げた若しくは上
型の下面に対して緊締可能であることに基づき上型を錠
止可能であって、液力シリンダによってばね力に抗して
軸線方向に移動可能であることに基づき上型を錠止解除
可能であって、別の液力シリンダによって回動ロッドを
介して回動可能である形式のものにおいて、締付は装置
に所属して、上部サドルの中央に配置された液力式の上
部サドル用回動装置が設けられており、この上部サドル
用回動装置が、横げた内に鉛直に配置され液力シリンダ
によって回動可能に支承されかつ、横げたの下側に配置
されり保護グレートからハンマヘッドで以って突出する
ハンマヘッドロッドと、上部サドルの上部サドル基部の
上に配置された十字形スリットリングとを有しており、
この十字形スリットリングの一方のスリットがハンマヘ
ッドのための軸線方向１ｆＣ貫通する進入及び進出用の
スリットとして設けられており、前記一方のスリットに
対して９０度ずらして配置され下方に向いて開いた他方
のスリットカ連行用のスリットとしてハンマヘッドロッ
ドのハンマヘッドに連結可能であり、上部サドルの上部
サドル基部が十字形スリットリングの下側に、ハンマヘ
ッドの長さ及び高さに相応する円形の切欠きを備えてい
るようにした。

公知の上部サドル締付は装置と、工具を９０度回動させ
る回動装置を組み合せたことに基づき、両方の作動過程
が手動による何らかの操作なしに制御盤から制御可能に
なる。

上部サドルの基部の上側に取付けられた十字形スリット
リングに、ノ・ンマヘッドを連結して上部サドルを下部
サドルから持上げると同時にハンマヘッドロッドを用い
て、回動せしめることが液力シリンダを介して遠隔操作
で行われる。

もちろん上部サドルの回動は、上部サドル締付は装置の
ハンマヘッドロッドが上型から錠止解除され、可動の横
げたの方向に引き戻されている場合に始めて可能になる
。

この場合ハンマヘッド及び十字形スリン）ＩＪソング
過酷な鍛造運転においてほとんど故障せず、かつ簡単な
構成部分を成しており、このような構成部分の監視がわ
ずかになる。

可動の横げたにおける防護プレートの下側に上部サドル
の代りにすえ込みプレートを取付けるために、本発明の
実施態様では、回動装置のハンマヘッドロッドが２部分
から成り、ばね力に抗して軸線方向に互いに相対移動可
能ではあるが互いに回動不能に構成されていて、上側の
ロッド部分で以って上側の支承部にかつ下側のロッド部
分で以って下側の支承部に支承されている。

従ってハンマヘッドロッドがその下側のロッド部分で以
ってばね力に抗して、防護プレートに組込まれるすえ込
みプレートから防護プレート内に押し戻され、すえ込み
プレートの組込が妨げられない。

ハンマヘッドを備えた下側のロッド部分を下側の支承部
に支承したことに基づいて、２部分から構成されたハン
マヘッドロッドが上部サドルの９０度の回動時に上部サ
ドルの全重量を受止められ得る。

以下においては図面を用いて本発明の実施例を具体的に
説明する。

鍛造プレス（図示せず）の可動の横げた１上には、上部
サドル４を錠止するためのハンマヘッドロッド３を回動
させる４つの回動駆動装置２が設げられている。

第１図には上部サドル４の締付は位置が示されている。

上部サドルの締付けを解除するためには横げた１にヒン
ジ的に支持された液力シリンダ５が、レバー６及び回動
ロッド７を介してハンマヘッドロッド３を９０度回動さ
せ、これによってハンマヘッドロッドのハンマヘッド３
ａが上部サドル基部４ａの取付は及び取外し用スリット
８内へ回動させられる。

上部サドルの中央に若しくはプレス軸線内に、２部分か
ら成るハンマヘッドロッド９がその上側のロッド部分９
ａで以って横げた１に支承されている（第２図）。

下側のロッド部分９ｂは圧縮ばね１０の抑圧に抗して、
上側のロッド部分９ａの孔１１内を互いに内外で摺動可
能ではあるが、キー１２によって互いに回動不能に構成
されている。

ハンマヘッドロッド９の上側のロッド部分９ａはレバー
１３を備えており、このレバーには横げた１に枢着され
た液力シリンダ１４が回動駆動装置として係合している
（第１図）。

レバー１３はブツシュ１５に取付けられており、このブ
ツシュはキー１６を介して上側のロッド部分９ａに回動
不能に結合されかつキャップリング１７を介して横げた
１に取付げられている。

上側のロッド部分９ａは、横げた１の孔内にはめ込まれ
た支承ブツシュ１８内に支えられている。

ハンマヘッドロッド９の下側のロッド部分９ｂは下方
へ延びていて、２部分から成る下側の支承ブツシュ１８
ａ内に支承されており、この支承ブツシュは横げた１の
下側に配置された保護プレート１９内に差しはめられて
いる。

ハンマヘッドロッド９のハンマヘッド２０は十字形スリ
ットリング２１を通って上部サドル基部４ａの円形の切
欠き２２内に突入している。

上部サドル基部の切欠き２２は、少なくともハンマヘッ
ド２０の高さに相応する深さを有している。

十字形スリットリング２１（第４図及び第５図）は上部
サドル基部４ａの上面にねじ２３を用いて取付けられて
いる。

この十字形スリットリングはハンマヘッド２０を取付は
及び取外すための貫通するスリット２４並びに、このス
リット２４に対して９０度ずらせて配置されハンマヘッ
ド２０を連結及び連行するための貫通しないスリット２
５を有している。

ハンマヘッドロッド３を用いて上部サドル４を保護プレ
ート１９若しくは可動の横げた１に錠止した状態におい
ては、上部サドル４はプレス軸線の右側及び左側で上部
サドル基部４ａ内にはめ込まれた２つのセンタリングピ
ン２６が保護プレート１９の対応する２つの孔２７内に
そう人させられることによってセンタリングされる。

別の２つの孔２７（図示せず）が前記孔２７に対して９
０度ずらせて保護プレート１９内に設けられている。

上部サドル４０錠止された状態においては十字形スリッ
トリング２１は、保護プレート１９の、十字形スリット
リング２１の寸法に相応する切欠き２８内に突入してい
る。

次に液力式の上部サドル用締付は及び回動装置ノ作用形
式について述べる。

上部サドルの取付は二ハンマヘッドロッド３がそのハンマヘット３ａで以って
回動駆動装置２及び液力シリンダ５を用いて上部サドル
基部４ａの取付は及び取外し用スリット８の方向に回動
させられる。

上部サドル４は下部サドル２９（第２図及び第３図）の
上側で可動の横げた１の下に位置している。

可動の横げた１は、保護プレート１９が上部サドル基部
４ａの上に当接するまで降下する。

ハンマヘッドロツド３は、ハンマヘッドロッド３の軸線
方向に作用する液力シリンダ（図示せず）によって、皿
ばね（図示せず）の押圧に抗して、上部サドル基部１４
ａの下面下にほぼ３０ｓｎの距離をおいて位置するまで
下方へ押される。

次いで４つの回動駆動装置２の９０度の回動が行われ、
これによってハンマヘッドロッドのハンマヘッドがｌｔ
げ及び取外し用スリット８に対して９０度の位置を占め
る。

次いでハンマヘッドロッドの軸線方向に作用する前記液
力シリンダ（図示せず）が圧力負荷軽減させられる。

従って皿ばね（図示せず）が上部サドル４を保護グレー
ト１９に締付ける。

上部サドルの取外しは逆の順序で行われる。

上部サドルの回動：上部サドル４を回動させるためにはまず上部サドル４が
前述のように締付は装置から解放されねばならない。

上部サドル４が下部サドル２９上に位置しており、横げ
た１における保護プレート１９が上部サドル基部４ａに
向けて移動させられる（第２図）。

回動装置のハンマヘッドロッド９のハンマヘッド２０は
貫通するスリット２４を通して上部サドル基部４ａの切
欠き２２内に導入さへ液力シリンダ１４を用いて９０度
回動させられ、従ってハンマヘッド２０はこのハンマヘ
ッドを連結若しくは連行するスリット２５の下側に正確
に位置する。

次いで横げた１が上方へ移動させられ、センタリングピ
ン２６が保護プレート１９の孔２７から走出せしめられ
る。

その際にハンマヘッド２０が十字形スリットリング２１
の連結及び連行用のスリット２５内へ移動する（第３図
）。

次いでハンマヘッドロッド９が横げた１に枢着された液
力シリンダ１４を用いて９０度回動させられる。

その際に、下部サドル２９の上にかるく載っている上部
サド／Ｉ／４が連結及び連行用のスリット２５によって
回動させられる。

横げた１を上方へ移動させることによって、上部サドル
４全体がハンマヘッドロッド９及びそのハンマヘッド２
０を介して下部サドＡ／２９から持ち上げられる。

従って上部サドル４は液力シリンダ１４の作動によって
空中で９０度回動させられ得る。

上部サドル４０代りにすえ込みプレートを横げたの保護
プレート１９の下側に取付けたい場合には、回動装置の
２部分から成るハンマヘッドロッド９が互いに内外に摺
動させられる。

その際にハンマヘッド２０は、十字形スリットリング２
１のために保護プレート１９に設げられた切欠き２８内
に引き込まれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は上部サドルを締付は及び回動せしめるためのハ
ンマヘッドロッド用の液力式のシリンダを備えた本発明
に基づく装置の平面図、第２図は第１図の装置の中央に
配置されたハンマヘッドロッドを第１図の■−■線に沿
った断面図、第３図は上部サドルが防護プレート及び横
げたから離された状態で示す第２図に相応する断面図、
第４図は第１図の装置の回動装置のノ・ンマヘッド及び
十字形スリットリングの拡大断面図、第５図は第４図の
Ｖ−ｖ線に沿った断面図である。１・・・横げた、２・・・回動駆動装置、３・・・ハン
マヘッドロッド、３ａ・・・ハンマヘッド、４・・・上
部サドル、４ａ・・・上部サドル基部、５・・・液力シ
リンダ、６・・・レバー、７・・・回動ロッド、８・・
・取付は及び取外し用スリット、９・・・ハンマヘッド
ロッド、９ａ及び９ｂ・・・ロッド部分、１０・・・圧
縮ばね、１１・・・孔、１２・・・キー、１３・・・レ
バー、１４・・・液力シリンダ、１５・・・ブツシュ、
１６・・・キー、１７・・・キャンプリング、１８・・
・支承ブツシュ、１８ａ・・・支承ブツシュ、１９・・
・保護フレート、２０・・・ハンマヘッド、２１・・・
十字形スリットリング、２２・・・切欠き、２３・・・
ねじ、２４・・・及び２５・・・スリット、２６・・・
センタリングピン、２７・・・孔、２８・・・切欠き、
２９・・・下部サドル。

Claims

【特許請求の範囲】１鍛造プレスの可動の横けたにおける液力式の上部サ
ドル用締付は装置であって、プレス軸線に対して平行に
かつ上部サドルの上型プレートの角隅間隔に相応して配
置された４つのハンマヘッドロッドが設けられており、
これらのハンマヘットロッドが皿ばねによって横げた若
しくは上型の下面に対して緊締可能であることに基づき
上型を錠止可能であって、液力シリンダによってばね力
に抗して軸線方向に移動可能であることに基づき上型を
錠止解除可能であって、別の液力シリンダによって回動
ロッドを介して回動可能である形式のものにおいて、締
付は装置に所属して、上部サドル４の中央に配置された
液力式の上部サドル用回動装置が設けられており、この
上部サドル用回動装置が、横げた１内に鉛直に配置され
液力シリンダ１４によって回動可能に支承されかつ、横
げた１の下側に配置された保護プレート１９からノ・ン
マヘッド２０で以って突出するハンマヘッドロッド９と
、上部サドルの上部サドル基部４ａの上に配置された十
字形スリットリング２１とを有しており、この十字形ス
リットリングの一方のスリットがハンマヘッド２０のた
めの軸線方向に貫通する進入及び進出用のスリット２４
として設けられており、前記一方のスリットに対して９
０度ずらして配置され下方に向いて開いた他方のスリッ
トカ連行用のスリット２５としてノ・ンマヘッドロツド
のハンマヘッド２０に連結可能であり、上部サドルの上
部サドル基部４ａが十字形スリットリング２１の下側に
、ハンマヘッドの長さ及び高さに相応する円形の切欠き
２２を備えていることを特徴とする鍛造プレスにおける
液力式の上部サドル用締付は及び回動装置。２回動装置のハンマヘッドロッド９が２部分から成り
、ばね力に抗して互いにＷ方向に相対摺動可能ではある
が、互いに回動不能に構成され、上側のロッド部分９ａ
で以って上側の支承部にかつ下側のロッド部分９ｂで以
って下側の支承部に支承されている特許請求の範囲第１
項記載の液力式の上部サドル締付は及び回動装置。