JPS5843787B2 - 印字状態検査装置 - Google Patents

印字状態検査装置

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JPS5843787B2
JPS5843787B2 JP53085546A JP8554678A JPS5843787B2 JP S5843787 B2 JPS5843787 B2 JP S5843787B2 JP 53085546 A JP53085546 A JP 53085546A JP 8554678 A JP8554678 A JP 8554678A JP S5843787 B2 JPS5843787 B2 JP S5843787B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、印字状態検査装置に関する。
印字装置を長い間使用すると印字リボンがうずくなって
印字された文字などが不鮮明になったりする場合がある
また、印字ヘッドが傾いていたり、印字圧が低かったり
しても明瞭な印字を期待することはできない。
この発明は、常に鮮明な字などが印字されるよう、印字
された字などの濃度、品質を検査することにより、印字
装置の印字リボン、印字ヘッドの状態を監視するための
、印字状態検出装置を提供するものである。
この発明による印字状態検査装置は、印字された字など
の濃度および品質を検査する装置であって、印字された
字などを走査してその画像信号を出力する撮像装置、こ
の画像信号をそれぞれ異なる基準レベルでレベル弁別し
かつ符号化することにより、濃度に応じたレベル分離デ
ータ信号を出力する複数のレベル弁別、符号化装置、複
数のレベル弁別、符号化装置のうちのいずれか所定のも
のから出力されるレベル分離データのうちの印字有を示
すデータの数を、水平−走査ごとに計数し計数値が第1
の所定数以上の場合にその走査線を有効とする計数手段
、走査線が有効とされた場合に、その走査線に関する各
レベル弁別、符号化装置のレベル分離データをそれぞれ
別個の場所にストアするメモリ、有効とされた走査線が
第2の所定数以上連続して出現するかどうかを検査し、
第2の所定数以上連続しない場合にメモリにストアされ
たデータをクリヤし、所定数以上連続した場合にはメモ
リにストアされたデータを状態検査すべきレベル分離デ
ータと判定する手段、およびすべきものであると判定さ
れたレベル分離データによるデータ・パターンと所要の
パターンとを比較することにより印字状態を判定する手
段を備えていることを特徴とする。
この発明では、印字された字などの画像信号を複数の異
なる基準レベルでレベル弁別して濃度ニ応じたレベル分
離データを得、これらのレベル分離データによるデータ
・パターンと所要のパターンとを比較しているから、印
字された文字や数字が鮮明であるか、濃度かうすいか、
品質が不良か、判読不可能かなどを検査することができ
、印字状態の常時の連袂が可能となる。
また、複数のレベル弁別、符号化装置のうちのいずれか
所定のもの。
たとえば目視判読可能な最低限の濃度レベルを基準レベ
ルとするレベル弁別、符号化装置から出力されるレベル
分離データのうちの印字有を示す(すなわち基準レベル
よりも濃度の高い)データの数を、撮像装置の水平−走
査ごとに計数し、その走査線のデータが有効かどうかを
判定している。
このことにより、雑音のみを含み印字された字などを表
わしていない走査線のデータを排除している。
そして計数値が第1の所定数以上で有効と判定された走
査線に関する各レベル分離データのみをメモリにストア
しているので、雑音にもとづく不要なデータのストアの
ためにメモリの記憶場所が占められてしまうことがなく
、メモリの記憶容量を少なくすることができる。
さらにこの発明においては、有効とされた走査線が第2
の所定数以上連続して出現するかどうかを検査しており
、第2の所定数以上連続しない場合には判定すべき字な
どが印字されているのではなくて何らかの汚れなどがあ
るものとみなしてメモリのデータをクリヤしているから
、このような汚れにもとづく誤判定を排除することがで
きるとともに、メモリの記憶場所の節約を図ることがで
きる。
そうして、所定数以上連続した場合にのみメモリにスト
アされたデータを状態検査すべきレベル分離データであ
ると判断しているから、判定すべき字などのみを正しく
判定の対象とすることが可能であり、メモリの容量は判
定すべき字などを表わすデータのみをストアしうるもの
で足りる。
以下、この発明の実施例を、現金自動預金機、支払機そ
の他の記帳機に内蔵されている印字装置によって印字さ
れた通帳の印字状態検査に適用した場合について詳しく
説明する。
第1図において、通帳50は、おもておよびうら表紙5
2a 、52bの内がわに印字用紙53が綴じられてな
る。
印字用紙53には、目付、払戻し金額、預り金額、およ
び差引残高を印字すべき欄が設けられている。
また、所定の余白部分にはページ数をあられすアラビヤ
数字54が印刷されている。
印字された数字などの検査は、日付、各金額欄のすべて
の数字などについて行なうことが好ましいが、通常、同
一印字リボン、同一印字ヘッドを用いてすべての欄が印
字されるから、1つの印字欄の検査で足りる。
以下の例では日付欄に印字された数字などの濃度および
品質を検査する。
第2図は、現金自動預金機、支払機その他の記帳機内に
設けられている通帳搬送路60を示している。
こ5では搬送路60は上下方向にのびているものとする
搬送路60は、ローラ61と、ローラ61に掛けられた
ベルト62とから構成され、通帳50はベルト62間に
挾まれた状態で矢印C方向(下方とする)に搬送される
この搬送路60にのぞんで搬入口から搬送方向に向って
、操作素子としての電荷結合素子(以下、CCDという
)63.64、および通帳位置検出スイッチ65.66
が順次配置され、かつ適当な高さ位置に印字ヘッド67
が設けられている。
CCD63はページ数をあられす数字54を読取るもの
であって、通帳50の搬送にともない数字54が通過す
る巾方向位置に設けられている(第3b図参照)。
CCD64は日付欄に印字されている数字などを読取る
ものであって、日付欄にそう巾方向位置に設けられてい
る。
検出スイッチ65は、搬送されてきた通帳50の印字用
紙の最下桁の最下位部分がCCD64と対向したときに
通帳50の最下端を検出する高さ位置にあり(第3a図
参照)、後述するように印字行の位置決め動作において
は、このスイッチ65の検出信号が出力された時点から
CCD64による読取りが開始される。
検出スイッチ66は同印字用紙の最上行の最上位部分が
CCD64と対向したときに通帳50の最下端を検出す
る位置にあり(第3c図参照)、印字行位置決め動作に
おいては、このスイッチ66の検出信号が出力されるま
でCCD64による読取りが続行していればこの検出信
号によって上記読取りが停止され′る。
CCD64は、この実施例では256ビツト1列の一次
元素子であるが、256ビツト×4などの二次元素子を
用いることも可能である。
さらに、撮像素子としてはパケット・ブリゲート素子B
BDやホトダイオードを用いてもよく、さらにこれらが
マトリクス状に配列されてなりかつ水平走査および垂直
走査回路によって駆動され、通帳50の印字面を水平、
垂直方向に順次読出す二次元撮像素子を用いることもで
きる。
通帳位置検出スイッチ65.66としては光電スイッチ
、マイクロ・スイッチなどを採用しうる。
さて、通帳の日付欄には、「52−10−10J1’−
52−10−11J、「52−11−23」などのよう
に、年、月、日をあられす数字とこれらの数字をつなぐ
バーとが各行ごとに必ず印字されており、(第1図、第
6図参照)、また印字行位置決めののちには同様な数字
など印字されるが、この実施例では便宜的に年と月およ
びこれらをつなぐバーのみをCCD64で読取るものと
する。
第4図にl’−52−11JをCCD64で読取った場
合のモデルが示されている。
方形の鎖線Eで示される範囲がl−52−11Jを認識
するために必要な検知領域である。
領域Eの横り方向が256に分割されその各分割点がC
CD64の1ビツトに相当する。
L=10mmとすれば1ビット当り0.04mrrtの
解像度が得られる。
これはレンズ71(第6図参照)を用いることにより充
分達成し得る。
縦り方向には30〜60回程度走査される。この走査回
数は通帳50の搬送速度と、横方向への走査速度によっ
て適宜に定めるとよい。
CCD64による印字面の1走査は、第5図に示すよう
に時間T3の周期で行なわれる。
走査周期T3内には走査期間T1と休止期間T2とがあ
り、走査期間T1内でたとえば走査線S1の走査が完了
し、休止期間T2経過後次の走査期間T1で次の走査線
S2にそう走査を行ない、通帳50の搬送にともない順
次各走査線にそって走査していく。
第6図において、通帳挿入検出器74は搬送路60の通
帳挿入口付近に設けられた充電スイッチなどからなるも
のであり、その検出信号は中央演算処理装置(以下CP
Uという)70および通帳搬送装置78に送られる。
通帳搬送装置78は通帳挿入検出信号が入力すると、ロ
ーラ61を駆動して通帳50を搬送路60上を搬送する
搬送開始後においては搬送装置78はCPU70によっ
て制御される。
送り量計数装置75は、ローラ61の軸に設けられた回
転トランスデユーサからなるもので、たとえば通帳50
の搬送速度に比例した周波数の一連のパルスを発生する
このパルスはCPU70に送られる。
通帳位置検出器76は上述の検出スイッチ65.66を
含み、これらの位置検出信号はCPU70および駆動回
路77に送られる。
駆動回路77は三相クロック・パルスと第5図に示す走
査サイクル信号とを出力し、CCD64を駆動する。
CCD64からは駆動回路77の三相クロック・パルス
毎に各ビットのデータが取出され、各走査期間T1毎に
各走査線S1・・・Sn・・・にそう画像の時系列信号
が出力される。
この時系列信号は画像増巾器72で増巾されたのち画像
信号■O8として処理回路73に送られる。
処理回路73は画像信号■O8に対して後に詳述する処
理を行なう。
この処理のために、駆動回路77から三相クロック・パ
ルスに同期した基準タイミング信号STR,および走査
サイクル信号に同期した画像入力信号INTが処理回路
73に送られている。
メモリ80には、データ・パターン・エリヤとモデル・
パターン・エリヤとカする。
データ・パターン・エリヤには、第7図に示すように開
始フラグF1として使用する記憶場所、連続走査回数計
数用カウンタF2として使用する記憶場所、および後述
するように4段階のレベルに分離された各データCMD
I 、CMD2゜CMD3 、CMD4を記憶するデー
タ・エリヤCMAI 、CMA2 、CMA3 、CM
A4が設けられている。
これらの各データ・エリヤCMA1〜CMA4は、1つ
の検知領域Eの全データを記憶しうる容量256ビツト
×(30〜60)を有している。
モデル・パターン・エリアには、判定の標準となる日付
欄に印字される数字のモデル・パターンがあらかじめ設
定されている。
メモリ80としては、コアメモリ、リード・オンリ・メ
モリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモl)(RA
M)などが用いられ、モデル・パターンはコアメモリま
たはROMに、データ・パターンはコアメモリまたはR
AMにそれぞれストアするとよい。
表示装置79はパターン判別結果および印字濃度、品質
検査結果を表示するのに用いられ、詳細は後述する。
第8図には、処理回路73の具体的構成が示されている
タイミング・パルス発生回路90は駆動回路77からの
画像入力信号INTおよび基準タイミング信号STRに
もとづいて、3種類のタイミング・パルスTP1.TP
2.TP3を発生する。
第9図に示すようにタイミング・パルスTP1は信号S
TRに同期した信号であり、タイミング・パルスTP2
はパルスTP1よりも半周期だけ位相が遅れた信号であ
る。
また、タイミンク・パルスTP3はパルスTP2の8個
毎にパルスTP1と同期して出力される。
これらのタイミング・パルスTP1〜TP3はいずれも
入力信号INTが“H“レベルにある間(走査期間T1
)だけ出力される。
さて、画像増巾器72からの画像信号■O8はレベル多
重分離用のレベル弁別器101,102゜103.10
4に送られる。
各レベル弁別器101〜104はそれぞれ異なる基準レ
ベルVT1 。
VT2 、VT3 、VT4をそれぞれ有し、画像信号
vO8をこれらの基準レベルVTI〜VT4でレベル弁
別して符号化し、かつ反転してレベル分離信号CMV1
、CMV2 、CMV3 、CMV4として出力する
第9図には、第4図の走査線S1にそう画像信号VO3
1と走査線Snにそう画像信号VO8nとが示されてい
る。
画像信号■O8は白い部分に対してはそのレベルが高く
、黒い部分の濃度が濃くなるほどレベルが低くなる。
走査線S1に宅う部分には黒い部分はなくすべて白いか
ら、画像信号VO31は均一に高いレベルの信号となっ
ている。
走査線Snは印字されている部分を横切っているから、
画像信号VO8nのレベルは印字の濃度に応じて変動し
ている。
画像信号VO8nの低いレベルの部分のうちZlで示す
部分は急激にレベルが低下し黒レベルに近づいているか
ら、はっきりと印字されている部分を示している。
これに対して、Z2で示す部分は信号VO8nのレベル
が緩慢に変化している。
この部分Z2は印字が不明確であることを示しており、
たとえば印字リボンが薄くなってその印字能力が減退し
ていたり、印字された部分を指などで擦った結果印字の
輪郭が不明確になってしまった場合などにあられれる。
レベル弁別器101〜104の各基準レベル■T1〜v
T4は、VT4>VT3>VT2>VTlの関係にあり
、かつ基準レベルVT4は画像信号■O8の白レベルよ
りも低い。
基準レベルVTIによってレベル弁別されたレベル分離
信号CMV1は最も濃度の高い分割点による画像を表わ
し、信号CMV2は基準レベルVT2に対応する濃度よ
りも高い濃度の分割点による画像を表わしている。
同様に、他の信号CMV3 、CMV4は、基準レベル
vT3.vT4に対応する濃度よりも濃い分割点による
画像をそれぞれ表わしている。
基準レベルVT3は印字された数字などを目視して判読
可能な濃度に対応するレベルに設定され、基準レベルV
T3に対応する濃度よりも濃い画像のみが目視判読可能
であるから、その意味でレベル分離信号CMV3は臨界
的な信号として利用される。
各レベル弁別器101〜104からのレベル分離信号C
MV1〜CM′v4はANDゲート105に送られる。
ANDゲート105は画像入力信号INTによって制御
されており、信号INTが“H“レベルの場合にそのゲ
ートが開かれるので、この間に各レベル分離信号CMV
1〜CMV4はANDゲート105を経て、次階の端縁
修正回路にそれぞれ送られる。
端縁修正回路は、直列入力直列出力形式の256ビツト
・シフト・レジスタが4列に並べられたシフト・レジス
タ群111.112,113,114と、これらのシフ
ト・レジスタ群111〜114に含まれる4つのシフト
・レジスタの各出力のAND論理をとるAND回路11
5とから構成されている。
各シフト・レジスタ群111〜114において、第1シ
フト・レジスタの出力端Lf−OUT1は第2シフト・
レジスタの入力端子IN2に、第2シフト・レジスタの
出力端子0UT2は第3シフトレジスタの入力端子IN
3に、第3シフト・レジスタの出力端子0UT3は第4
シフト・レジスタの入力端子IN4にそれぞれ接続され
ている。
シフト・レジスタ群、111〜11.4の各シフト・レ
ジスタのシフト・パルス入力端子Tにはタイミング・パ
ルスTP1が入力しており、このタイミング・パルスT
P1毎に各シフト・レジスタはその入力を読込むととも
にそれらの内容を1ビツトずつシフトする。
最初の走査期間T1において、ANDゲート105を経
て送られてくる走査線S1にそうレベル分離信号CMV
1は、まずシフト・レジスタ群111の入力端子IN1
から第1シフト・レジスタに入り、タイミング・パルス
TP1毎に順次シフトされて丁度走査期間T1経過した
時点で、走査線S1にそう256ビツトのデータが第1
シフト・レジスタに満たされる。
次の走査期間T1では、第2番目の走査線S2にそうレ
ベル分離信号CM■1が入力端子IN1から第1シフト
・レジスタに入るとともに、第1シフト・レジスタの出
力端子0UT1から走査線S1にそうデータが出力して
AND回路115に送られかつ入力端子IN2から第2
シフト・レジスタに入る。
そして、第2番目の走査期間T1が経過した時点で、走
査線81.S2にそう各256ビツトずつのデータが第
1、第2シフト・レジスタに満たされる。
以下、同様にして各走査期間T1毎に入力するレベル分
離信号CMVIが第1シフト・レジスタに、第1シフト
・レジスタの内容が第2シフト・レジスタに、第2シフ
ト・レジスタの内容が第3シフト・レジスタに、第3シ
フト・レジスタの内容が第4シフト・レジスタにそれぞ
れ入れられ、かつ各シフト・レジスタの内容が各出力端
子0UTI〜0UT4からAND回路115に送られる
いま、第10図および第11図を参照して第4図に鎖線
F1〜F4で囲まれた部分を考えてみる。
第10図は第4図の一部分の拡大図であり、第11図は
第10図に示す画像を走査して得られるレベル分離信号
CMV1を“0〃“1“の符号で表わしたものである。
第(m+4)番目の走査期間T1経過した時点では走査
線(S(m+4))〜(S(m + 1 ))にそうデ
ータがシフト・レジスタ群111の第1〜第4レジスタ
に入っていることになる。
そして、第(m+5)番目の走査期間T1において、こ
れらの内容が各シフト・レジスタから出力されAND回
路115に送られる。
走査線(S(m + 1 ))のデータ゛は12〜j2
ビツト目が“1“であり、走査線(S(m + 2 )
)のデータはi3〜jOビット目が“1“であり、走査
線(S(m+3))のデータはi4〜jOビ゛ット目が
“1〃であり、走査線(s(m+4))のデータはi3
〜joビ゛ント目が“1〃である。
しかし、AND回路115の出力はこれらのデータのA
ND論理となるから、第(m+5)番目の走査期間T1
におけるAND回路115の出力は、第11図に鎖線G
1で示すようにi4〜joビ゛ント目のデータのみが“
1“となる。
同様にして、第(m+6)番目の走査期間T1における
AND回路115の出力は走査線(s(m+2)) 〜
(S(m+ 5 ))のデータのAND論理(G2で示
す)となるからi4〜jOビ゛ント目のみが“1“とな
り、さらに第(m+7)、(m+s)番目の走査期間に
おいてもAND回路115の出力はi4〜jO,i5〜
joビ゛ット目がそれぞれ“1“となる(G3゜G4で
示す)。
このようにして、鎖線Hで囲まれているような1走査線
においてのみあらかれる特殊なデータ“1“が排除され
、印字された数字などの走査線と直交する方向の端縁が
整えられる。
他のレベル分離信号CMV2〜CMV4を処理する端縁
修正回路も全く同様の機能を果たし、印字の端縁に発生
したつぶれ、かすれ、または切れなどが修正される。
なお、隣接する4つの走査線のデータにおいて、同一ビ
゛ント目がともに“1“でないとAND回路115を通
過しないから、印字された数字などの上端または下端付
近のデータは多少圧縮されるが特に支障は生じない。
各AND回路115からの修正されたレベル分離信号は
直列入力並列出力形式の8ビツト・シフト・レジスタ1
16の入力端子にそれぞれ送られる。
これらのシフト・レジスタ116のシフト・パルス入力
端子CKにはタイミング・パルスTP2が送られており
、シフト・レジスタ116はこのパルスTP2毎に入力
信号を読込みかつ読込んだ各データをシフトし、8ビツ
トずつの並列データに変換する。
そして、シフト・レジスタ116の内容は8ビツトずつ
FIFO(First −In −F 1rst−Ou
t)バッファ・レジスタ121゜122.123,12
4に送られる。
このFIFOバッファ・レジスタ121〜124は、送
られてくるデータを順にメモリしながら先着順に送り出
すレジスタであって、1つの走査線にそうすべてのデー
タをストアしうる容量を有し、8ビツト32段で構成さ
れている。
FIFOレジスタ121〜124のシフト・パルス入力
端子CKには、タイミング・パルスTP2の8個毎に出
力されるタイミング・パルスTP3が入力しており、タ
イミング・パルスTP3毎にシフト・レジスタ116か
らのデータを8ビツトずつ読込み、かつ読込んだ内容を
前段にシフトする。
第12図を参照して、FIFOレジスタ121〜124
は丁度1走査分のデータをストアしうる容量を有してい
るから、走査期間T1の最後のタイミング・パルスTP
3が送られたときFIFOレジスタ121〜124には
容量一杯のデータが入れられたことになり、このときF
IFOレジスタ121から信号FULLが割込信号とし
てCPU70に送られる。
すると、CPU70においての割込が受付けられ、FI
FOレジスク121〜124からのデータ入力処理が実
行される。
この処理はIN命令により行なわれ、まずFIFOレジ
スタ121を指定する選択信号SS1がチップ・セレク
ト端子C8に送られ、FIFOレジスタ121の最前段
の8ビツト・データがデータ・バス118を通ってCP
U70内のアキュムレータに転送され、このアキュムレ
ータからメモリ80内のデータ・エリヤCMAIに転送
される。
次にFIFO122を指定する選択信号SS2が出力さ
れ、同様にしてFIFOレジスタ122の最前段の8ビ
ツト・データがデータ・バス118、CPU70を経て
データ・エリヤCMA2に送られる。
同様にして、順次FIFOレジスク123.124を指
定する選択信号883.SS4が送られ、各FIFOレ
ジスタ123.124の最前段のデータが各データ・エ
リヤCMA3 、CMA4にストアされる。
FIFOレジスタ121の最前段のデータが出力されれ
ば、FIFOレジスタ121は一杯ではなくなるから信
号FULLは消滅する。
また、各FIFOレジスタ121〜124の最前段のデ
ータが送出されると、最前段が空になるからストアされ
ている全データが1段だけ前方にシフトされ、最後段(
入力がわ)が空となって次の走査線のデータの入力に備
える。
このようにして、FIFOレジスタ121〜124内の
データが8ビツトずつ順次各データ・エリアCMA1〜
CMA4に転送される。
そして、休止期間T2の間に、各FIFOレジスタ12
1〜124内の256ビツトのすべてのテ゛−夕をメモ
リ80内にストアする。
なお、休止期間T2においてFIFOレジスタ121〜
124の最前段のデータのみの転送を行なうようにして
もよい。
この場合には、休止期間T2は1回のデータ入力時間T
4よりもやや長ければよいから、非常に短い時間とする
ことができる。
また、直接メモリ・アクセス・チャネル装置を設け、信
号FULLがあったときに上記装置にデータ・エリヤC
MA1〜CMA4の先頭番地を指定して、CPU70の
動作とは独立にFIFOレジスク121〜124のデー
タを順次データ・エリアCMA1〜CMA4に入力させ
るようにすることもできる。
この場合にも休止時間T2が1回のデータ入力時間T4
よりも長ければ、次の走査期間T1の開始時点にはFI
FOレジスタ121〜124内に空が生ずるから次の走
査線のデータをFIFOレジスタ121〜124にスト
アさせることができる。
このように、FIFOレジスク121〜124は、デー
タの入力に関し、FIFOレジスタ121〜124の前
段の回路とCPU70の動作を分離して能率的な処理を
保障する。
さらに第8図において、カウンタ117は、レジスフ群
113の出力がわに接続されたAND回路115の出力
の“H“レベルのデータ数を計数する。
このAND回路115の出力はレベル分離信号C]M、
V3の端縁修正された信号であるから、カウンタ117
は、基準レベルVT3に相当する濃度よりも濃い分割点
の数を計数することになる。
このカウンタ117は信号FULLによって次の走査期
間T1が開始されるときにリセットされる。
信号FULLは各走査線の走査終了毎に出力されるから
、カウンタ117は各走査毎に上記分割点の数を計数す
る。
カウンタ117、および上述した通帳位置検出スイッチ
65.66の各出力はFIFOレジスタ121〜124
と同じようにIN命令によってCPU70に読込まれる
カウンタ117、スイッチ65.66はそれぞれ選択信
号SS5 、SS6 、SS7によって指定される。
次に第13図を参照して、通帳50の日付欄の前回印字
行に印字された数字などを読取り、かつパターン判別す
ることによって、通帳50の次に印字すべき行が印字ヘ
ッド67と対向するように位置決めするとともに、位置
決めしたのち印字へラド67により所要の数字などを各
欄に印字し、この印字した数字などの濃度および品質を
検査する動作について述べる。
まず、通帳50の所定ページを開いて記帳機C挿入口に
差込む(ステップ1)と、これが通張挿入検出器74に
よって検出され通帳搬送装置78が駆動されるので、通
帳50は搬送路60にそって下方に搬送されていく(ス
テップ2)。
そして選択信号SS6により通張位置検出スイッチ65
を指定して、このスイッチ65の出力状態を読取る(ス
テップ3)。
通帳50の最下端がスイッチ65によって検出され、ス
イッチ65から検出信号が出力されていれば、通帳50
は、その日付欄の最下行の最下位部分がCCD64と対
向する位置に至ったのであるから、この位置を基準とし
て送り量計数装置75による送り量計数が開始される(
ステップ4)とともに、CCD64による通帳50の日
付欄の走査を開始する(ステップ5)。
CCD64によってまず第1番目の走査線にそう256
ビツトのデータを読取ると、信号FULLによる割込み
にもとづいてこれらのデータをメモリ80のデータ・エ
リヤにストアする。
(ステップ6)。
次に、選択信号SS5によりカウンタ117を指定して
カウンタ117の計数値を読取り、計数値が10以上で
あるか否かを判断する(ステップ7)。
カウンタ117の計数値は、上述のように1つの走査線
における基準レベルVT3に対応する濃度よりも濃い分
割点の数を示している。
各走査線において、何らかの印字された数字などが存在
するか、または紙面雑音であるかの判定基準を10とし
、上記分割点が10以上存在すれば印字された数字など
によるものとし、10未満であれば雑音であるとみなす
日付欄走査の初期においては印字されていない白い部分
を走査しているから、通常カウンタ117の計数値は1
0よりも小さくステップ7における判断はNOであって
ステップ8に移る。
ステップ8では開始フラグF1が既にセットされている
かを判断する。
開始フラグF1については後述するが、走査初期では未
だフラグF1はセットされていないからステップ15に
移って、ステップ6でストアしたメモリ80内のデータ
をクリヤする。
そして、選択信号SS7により通張位置検出スイッチ6
6を指定してこのスイッチ66の出力状態を読取り(ス
テップ16)、未だスイッチ66から検出信号が出力さ
れていなければ、ステップ6に戻る。
通帳50の搬送にともない同様にしてステップ6.7,
8,15.16を繰返していき、CCD64が印字され
ている部分に至ると、カウンタ117の計数値が10以
上になるからステップ7からステップ17に移ってフラ
グF1をセットする。
そして、フラグF1セット後の連続走査回数を計数する
ためにカウンタF2の内容に+1する。
この後、再びステップ6に戻り、CCD64の印字され
ている部分を走査している間、ステップ6゜7.17.
18を繰返す。
印字されている部分の走査が完了すると、CCD64は
再び白い部分を走査することになるから、ステップ7に
おける判断はNOとなってステップ8に移り、フラグF
1は既にセラ(されているのでステップ8からステップ
9に移行する。
ステップ9ではカウンタF2の計数値が20以上である
か否かを判断する。
カウンタ117の計数値が10以上である走査線に対し
てカウンタF2の内容が+1されるから、カウンタF2
の内容はこのような走査線が何本連続して存在するかを
表わしている。
ステップ9では、カウンタ117の計数値が10以上で
ある走査線が20本以上連続して存在している場合に、
走査した部分に数字などが印字されているとみなしてス
テップ10に移る。
カウンタF2の内容が20未満の場合には、数字などが
印字されているのではなくて何らかの汚れなどがあるも
のとみなしてステップ15に移りストアしたデータをク
リアする。
このとき、フラグF1およびカウンタF2もクリアし、
ステップ6に戻って上記同様な処理を繰返す。
ステップ9で数字などが印字されていると判断した場合
に、この判断された印字行は通帳50の下端から上端に
向ってみた場合にはじめてあられれる印字行、すなわち
通帳50の前回印字行であるから、次に印字すべき行は
この判断された印字行の下端から上端に向ってみた前の
行である。
この次に印字すべき行の位置決めの準備としてステップ
10で、通帳50の最下行から上記数字などが印字され
ていると判断された行までの送り量を計数装置75から
読取り、ストアしておく。
次にステップ11において、読取ったデータによるパタ
ーンとあらかじめモデル・パターン・工リヤに設定され
ているモデル・パターンとを比較し、パターン判別を実
行する。
メモリ80のデータ・エリヤCMAI〜CMA4には、
レベル分離された4種類のデータCMD1〜CMD4が
ステップ6.7,17.18の繰返しにより既にストア
されている。
他方、メモリ80のモデル・パターン・エリヤには日付
欄に印字される数字の標準となる多数のモチ゛ル・パタ
ーンがあらかじめストアされているから、データ・パタ
ーンのうちいずれか1つたとえばデータCMD3からな
るデータ・パターンと多数のモデル・パターンとを順次
比較し、一致するものがあるかどうかを調べる。
両パターンの比較は、たとえば両パターンを構成するデ
ータを1ビツトずつ取出し、これらの各データが一致す
るかどうかを判定して総データ数に対する一致したデー
タの数の割合を求め、この割合が所定値以−ヒである場
合に両パターンが一致したとみなす。
データを1ビツトずつ比較せずに数ビットずつ比較して
もよい。
なお、年と月の組み合わせの数字は種類が多いので、年
あるいは月の一方、または年あるいは月のうちの1桁の
数字について比較しても本発明の目的を達成できる。
この後者の場合には、モデル・パターンとしてO〜9の
数字を記憶しておけばよい。
このようにして、データCMD3からなるデータ・パタ
ーンが多数のモデル・パターンのいずれか1つと一致す
れば可(OK)であり、データ・パターンがどのモデル
・パターンとも一致しない場合には不可(NG)である
ステップ11において可(OK)であれば、ステップ1
0でストアした送り量にもとづいて、次に印字すべき行
が印字ヘッド67に対向する位置に通帳50を位置決め
しくステップ12)、この後通帳50の印字すべき行に
所定の印字を行なって(ステップ13)、メモリ80の
データ、フラグF1およびカウンタF2をクリヤしたの
ち(ステップ14)、印字濃度と印字品質の検査のステ
ップに移る。
第1図に示すように、通帳50には、通帳50を閉じた
ときに印字された数字などが対面する印字用紙面に転写
されたり(Aで示す)、うら面に印字された数字などが
印字面にあられれたりする(これを、うら移りという、
Bで示す)ことがある。
このような転写A1 うら移りBなどがあった場合に、
仮にステップ9でYESとなり例らかの数字などが印字
されていると判断されたとしても転写A1うら移りBな
どのデータ・パターンは正しい数字のパターンではない
ので、いずれのモデル・パターンとも一致せず、ステッ
プ11のパターン判別において不可NGと判断される。
この場合には印字すべき行を決定することは不可能であ
るから、表示装置79に「取扱不能」などの表示をして
(ステップ19)、通帳を返却する(ステップ29)。
通帳50の開いたページが誤っており全く印字されてい
ない面を開いて記帳機内に挿入された場合には、通帳5
0の下端がスイッチ66によって検出されたときにステ
ップ16でYESと判断され、通帳50が返却される(
ステップ29)。
このときには、ステップ10以降に移行することはない
から、パターン判別はもちろん行なわれない。
ステップ13で印字された日付欄の数字などの印字濃度
および印字品質の検査はステップ20からはじまる。
まず、通帳50を通帳挿入口の方向に搬送して、ステッ
プ13で印字した行の最上位部分がCCD64と対向す
る位置に一旦停止させ、この後再び通帳50を逆方向(
下方)に搬送しながら(ステップ20)、ステップ13
で印字された部分をCCD64によって走査していく(
ステップ21)。
そして、1つの走査線にそって走査完了毎にそのレベル
分離されたデータをメモリ80のデータ・エリアCMA
I〜CMA4にそれぞれストアしくステップ22)、カ
ウンタ117の内容を読取って10以上であるか否かを
判断する(ステップ23)。
最初の走査線数本に対しては通常カウンタ117の計数
値は10よりも小さいからステップ24に移り、未だフ
ラグF1はセットされていないからステップ22に戻る
走査線が印字された数字などにさしかかりカウンタ11
7の計数値が10以上となると、ステップ25に移って
フラグF1をセットし、ステップ22に戻る。
印字された数字などを走査している間は、ステップ22
,23.25を繰返す。
そして、再びCCD64が白い部分を走査するようにな
るとステップ23でNOと判断されステップ24に移り
、このステップ24ではYESであるから、ステップ2
6に移って印字濃度および印字品質の検査を実行する。
この時点では、ステップ13で印字された数字などは既
に読取られそのデ−タがデータ・エリヤCMAI〜CM
A4にストアされている。
後述するように、印字濃度と印字品質の検査は、これら
のデータ・エリヤCMAI〜CMA4にストアされてい
るデータCMD1〜CMD4と、モデル・パターン・エ
リヤにストアされているモデルのデータとを読出し、デ
ータCMD1〜CMD4からなるデータ・パターンと多
数のモデル・パターンとをそれぞれ比較することにより
実行する。
この比較はパターン判別(ステップ11)における処理
と同様である。
また、必要ならば、データCMD1〜CMD3中に含ま
れる黒レベルをあられす“1“のデータの数を計数する
この処理はステップ23におけるカウンタ117の計数
値を用いることができる。
この検査が終了すると、検査結果にもとづき「鮮明であ
る」、「濃度かうすい」、「品質が不良である」。
「識別不可能である」などを表示装置79に表示する(
ステップ27)。
こののち、メモリ80のデータ、フラグF1、カウンタ
F2をクリヤして、通帳50を返却する(ステップ29
)。
印字濃度と印字品質との検査は、原則的にレベル分離さ
れた信号による4種類のデータCMD1〜CMD4から
なるデータ・パターンとモデル・パターンとを比較する
ことにより行なわれる。
第14図に示す印字された数字「5」の濃度が全体的に
均一な場合(後述する印字品質が良好な場合〕には、数
字「5」のP−P線にそう濃度分布としては、第19図
に示すようなグラフが得られるであろう。
第19図において、Plは印字濃度が濃く鮮明な数字「
5」の濃度分布を示しており、P2はPlよりもややう
すい濃度の濃度分布である。
P3は目視識別可能ではあるが(レベルVT3は目視識
別可能限界レベルである)、非常にうすい場合であり、
P4は目視による識別が不可能なほどにうすい数字「5
」の濃度分布である。
分布P1を有する印字については4種類のデータCMD
1〜CMD4がほぼ同じになるから、これらのデータC
MD1〜CMD4によるデータ・パターンは同一であっ
て、かつモデル・パターンと比較した場合いずれかのモ
デル・パターンと一致する。
分布P2の場合にはデータCMD2〜CMD4によるデ
ータ・パターンが同一となり、かつモデル・パターンの
いずれかと一致するが、データCMDl中には黒レベル
をあられす符号“1“のデータはほとんどなく、モデル
・パターンのいずれとも一致しない。
分布P3の場合には、データCMD3とCMD4とによ
るデータ・パターンが同一となりモデル・パターンのい
ずれかと一致するが、データCMD2 、CMDIには
黒レベルをあられす“1“のデータはほとんどない。
さらに分布P4の場合には、データCMD3〜CMD1
に黒レベルをあられす“1“のデータはほとんどなく、
これらのデータCMD3〜CMD4によるデータ・パタ
ーンはモデル・パターンのいずれとも一致しない。
分布P4に対しては、データCMD4によるデータ・パ
ターンがモデル・パターンと一致する場合と一致しない
場合があろう。
このように、各データCMDI〜CMD4とモデル・パ
ターンとを比較すること、により、印字された数字の濃
度が判定される。
分布P2〜P4は、印字リボンかうすい場合や印字圧が
低い場合にあられれ、印字リボンの交換、印字圧の設定
などが必要である。
第15図に示す数字「5」のように、場所によって濃度
に変化があり輪郭が不明確なもののQ−Q線にそう濃度
分布は第20図に示すようになる。
この分布のQ−Q線を走査線とする各データCMD1〜
CMD4において、黒レベルをあられす〃1“のデータ
の数を比較した場合、CMD4>CMD3>CMD2>
CMDIとなる。
またこのような濃度分布の数字は、それが目視して識別
可能であれば、データCMD1〜CMD4からなるデー
タ・パターンのうち少なくとも1つ、たとえばデータC
MD2からなるデータ・パターンがモデル・パターンと
一致するが、輪郭がきわめて不鮮明になり目視による識
別も困難になればデータ・パターンのいずれもがモデル
・パターンと一致しない。
第15図に示す濃度分布は、印字リボンの不良、印字ヘ
ッドの印字面の変形、インクのつけすぎなどによって起
こる。
第16図および第17図は、いずれもデータCMDI
、CMD2によるデータ・パターンはモデル・パターン
と一致しないが、データCMD3によるデータ・パター
ンはモデル・パターンと一致する場合を示している。
第16図は印字ヘッドが傾いている場合であり、第17
図は印字リボンが部分的に重なってその部分だけ濃く印
字される場合である。
これらの文字を読取って得られるデ−夕のうちデータC
MD1および/またはCMD2にはデータ“1“が存在
する。
第18図はさらに極端に印字ヘッドが傾いている場合で
あり、データCMD4によるデータ・パターンさえもモ
デル・パターンと一致しないが、データCMDI 、C
MD2 、CMD3などにはデータ“1“が存在する。
このように、レベル分離された4種類のデータCMDI
〜CMD4によるデータ・パターンとモデル・パターン
を比較し、さらに必要な場合にはテ゛−タCMD1〜C
MD3中に“1“のデータが所定数以上存在するか否か
を計数することにより、■)鮮明である(第14図、第
19図PI)2)品質は良好であって識別可能であるが
濃度がうすい(第19図P2.P3) 3)識別可能であるが品質不良(第15図〜第17図) 4)識別不可能(第19図P4、第18図)などの印字
濃度および印字品質の検査が実行される。
これらの検査にあたっては、レベル分離データCMD1
〜CMD4によるデータ・パターンとモデル・パターン
とを比較する他に、各データCMD1〜CMD4相互を
比較してもよい。
ざらに、各レベル・データCMD1〜CMD4に対応し
てモデル・パターンも4種類あらかじめ設定しておくと
一層精密な判定が可能となろう。
第13図のフロー・チャートにおいて パター) ン判別(ステップ11)のためのデータ読取りにおいて
はステップ9,18があり、印字濃度、品質検査のため
のデータ読取りにおいてはステップ9.18に対応する
ステップはないが、これは、後者のデータ読取りにおい
ては印字された行かあらかしめ分っており、ステップ2
0で立置決めしたのち走査しているからである。
通帳以外の印字状態検査において、印字されている行か
あらかじめ分っていない場合にはステップ9,18に対
応するステップを設けておくことが好ましいのは言うま
でもない。
そうすれば、各印字行毎にレベル分離データをストアす
ることができる。
さらにステップ15を設けるとステップ9でNOと判断
された場合にはステップ15でメモリ80にストアされ
たデータをクリヤすることができるから、メモリ80の
データ・エリヤの容量は、1印字行分のデータをストア
しうるもので足り、メモリ容量を節約することができる
という利点がある。
上記の例では、日付欄のみをCCD64によって読取り
、印字状態を検査しているが、必要ならばさらに多くの
CCDを配置して払戻し金額、預り金額、および差引残
高の欄の印字状態を検査することもできる。
また、ステップ20で通帳50を一旦挿入口がわに戻し
て位置決めしたのち再び通帳50を下方に搬送している
が、CCD64とは別の検査用のCCDを設けて印字の
のち通帳50を上方に戻すことなくさらに下方に搬送し
ながら印字された数字などを読取るようにすることもで
きる。
なお、CCD63からの画像信号を上記と同様に処理し
かつパターン判別すれば、アラビヤ数字54であられさ
れているページ数の認識も可能である。
このように、ページ数をアラビヤ数字54であられして
おけば、バー・コードであられした場合に利用者が感す
る異和感をとりのぞくことができる。
また、検査結果を適宜の表示手段、音声報知手段などで
係員に通報するようにすれば、その都度、印字リボンの
交換、印字ヘッドの設定などを施こすことができるので
常に鮮明な印字を確保できる。
この発明は、通帳の印字状態のみならず、あらゆる紙に
印字された文字、数字その他の印字状態の検査に適用し
うるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は通帳を示す斜視図、第2図は通帳搬送路を示す
側面図、第3図は通帳搬送路を示す正面図、第4図は印
字をCCDで読取った場合のモデルを示す説明図、第5
図は走査サイクルを示すタイム・チャート、第6図はこ
の発明の実施例を示すブロック図、第7図はメモリの内
容を示す図、第8図は処理回路の具体的構成を示すブロ
ック図、第9図は処理回路の動作を示すタイム・チャー
ト、第10図は第4図の1部の拡大図、第11図は第1
0図のモデルを符号で表わした説明図、第12図はCP
Uへのデータ入力のタイミングを示すタイム・チャート
、第13図はCPUによる処理を示すフロー・チャート
、第14図ないし第18図は印字された各種の数字を示
す図、第19図は第14図のP−P線にそう濃度分布を
表わすグラフ、第20図は第15図のQ−Q線にそう濃
度分布を表わすグラフである。 50・・・・・・通帳、53・・・・・・印字用紙、6
0・・・・・・通帳搬送路、63.64・・・・・・C
CD(撮像素子)、67・・・・・・印字ヘッド、70
・・・・・・中央演算処理装置CPU、80・・・・・
・メモリ、101〜104・・・・・・レベル弁別器、
111〜114・・・・・・端縁修正用シフト・レジス
タ群、115・・・・・・同AND回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 印字された字などの濃度および品質を検査する装置
    であって、 印字された字などを走査してその画像信号を出力する撮
    像装置、 この画像信号をそれぞれ異なる基準レベルでレベル弁別
    しかつ符号化することにより、濃度に応じたレベル分離
    データ信号を出力する複数のレベル弁別、符号化装置、 複数のレベル弁別、符号化装置のうちのいずれか所定の
    ものから出力されるレベル分離データのうちの印字有を
    示すデータの数を、水平−走査ごとに計数し、計数値が
    第1の所定数以上の場合にその走査線を有効とする計数
    手段、 走査線が有効とされた場合に、その走査線に関する各レ
    ベル弁別、符号化装置のレベル分離データをそれぞれ別
    個の場所にストアするメモリ、有効とされた走査線が第
    2の所定数以上連続して出現するかどうかを検査し、第
    2の所定数以上連続しない場合にメモリにストアされた
    データをクリヤし、所定数以上連続した場合にはメモリ
    にストアされたデータを状態検査すべきレベル分離デー
    タと判定する手段、および 状態検査すべきものであると判定されたレベル分離デー
    タによるデータ・パターンと所要のパターンとを比較す
    ることにより印字状態を判定する手段、 からなる印字状態検査装置。 2 上記所要のパターンがあらかじめ設定されたモデル
    ・パターンである、特許請求の範囲第1項記載の印字状
    態検査装置。 3 上記所要のパターンにはモデル・パターンの他にレ
    ベル分離されたデータによるデータ・パターンが含まれ
    、複数のデータ・パターンが相互に比較される、特許請
    求の範囲第1項記載の印字状態検査装置。
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