JP3693502B2 - 通帳を用いる処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、媒体として通帳を用いる処理装置、特に、通帳に基礎的取引条件として記録されているバーコードを読取るオプチカルセンサユニット(OSU)を有する処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通帳の頁数、取引口座の種類、その他の基礎的取引条件の一つ又は複数の要素をバーコードで通帳に記録しておき、通帳が処理装置に挿入される度に、そのバーコードをOSUで読取って、その通帳に対する基礎的取引条件を確認し、これに基づいてその通帳に対して正確な取引処理を行うようにした処理装置がある。
通帳に記録されるバーコードには、バーとスペースの幅及びその比率、並びに印字濃度などに関して、各種の規格があり、また、OSUのバーコード読取り感度にもバラツキ(機差)がある。
そのため、処理装置のメーカは、ユーザに納入する前に、そのユーザが採用を決めた通帳のバーコードの読取り精度が適正値になるように、納入予定の処理装置をメンテナンスモードで前記通帳のバーコードの読取りテストを実施し、通帳のバーコードと読取り後の判定結果とが一致するか否かを確認し、不一致の場合は、一致するように読取りレベル(感度)の調整を行った後に、その処理装置を所定ユーザに納入している。処理装置の納入後に、ユーザにおいて異種の通帳を処理対象とすることになった場合も、メンテナンスモードにして、同様の読取りテストを行う場合もある。
【0003】
従来行われていた、処理装置のOSUの読取りテストを、図5に基づいて説明する。
図5において、X方向に搬送される通帳Mのバーコード印字領域をOSU51でY方向に所定の複数回スキャンして読取る。この場合、通帳MがX方向に8ステップ移動(副走査)する間に、OSU51がX方向の各ステップの移動の際にY方向にスキャン(主走査)して、その間に336ビット分を読取り、OSU51が出力する読取りデータをFIFO(ファーストイン・ファーストアウト)52に格納し、前記読取りデータをポート53からCPU(図示せず)に入力してRAMの一部で構成されるバッファメモリ54に格納する。
図5におけるバーコードBCは、実際は、ベタ塗りであるが、スキャン領域を明示するため、便宜的に枠で示されている。
【0004】
通常の運用モードにおいては、そのバッフアメモリ54の読取りデータを基礎的取引条件の解析に用いるが、メンテンスモードの中の読取りテストモードにおいては、読取りテストプログラムが実行されて、その読取りデータを用紙などの媒体にダンプする。すなわち、“0”“1”の組合わせからなる読取りデータを印字手段55により用紙などの媒体に印字出力する。
そして、その媒体に印字されたダンプリストを係員がキーボード56の操作によりCPUに入力し、CPUは、データ変換手段57により別のプログラムを実行して、そのダンプリストをバーコードのイメージデータに変換し、そのイメージデータに基づいて表示制御手段がグラフィックコマンドによりディスプレイ装置58にバーコードを表示させ、係員が通帳の原バーコードとディスプレイ装置58に表示された再現バーコードとを対応させて照合していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、従来は、媒体に印字されたダンプリストをキーボードを用いて入力作業を行う必要があるため、時間がかかるとともに、入力ミスの可能性があり、読取りテスト結果の信頼性に問題があった。また、通帳に記載されている原バーコードとディスプレイ装置に表示された再現バーコードとが表示媒体が異なり、方向や縮尺が異なるので、バーとスペースごとの突き合わせが容易でなく、照合ミスを起こしやすいという問題があった。
【0006】
本発明は、上記読取りテストに時間がかかる問題と、読取りテストの信頼性の問題を解消するためになされたものであり、その課題は、OSUで読取ったバーコードを自動的に即時に当該処理装置のプリンタで印字再現して、原バーコードと再現バーコードの照合ができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明による処理装置は、通帳に基礎的取引条件として記録されているバーコードをOSUで読取って所定の取引処理を行い、その処理結果を前記通帳に印字手段により印字する処理装置において、前記OSUが出力する読取りデータを一時格納する記憶部と、その記憶部に格納された読取りデータをイメージデータに並べるデータ処理手段と、その並べえられたイメージデータに基づいて前記印字手段にバーコードを前記通帳のバーコードを読取った頁に印字させる印字制御手段とを有していることを特徴としている。
上記構成により、OSUから得られた読取りデータは、記憶部に一時格納される。読取りデータは、データ処理手段により、イメージデータ(ビットマップ)に並べ替えられる。並べ替えられたイメージデータは、印字制御手段より与えられるコマンドに基づいて、印字手段により印字するために使用され、読取りに供された通帳の原バーコードを読取られた頁にバーコードが再現印字される。
【0008】
本発明は、好ましい実施の形態として、データ処理手段に、OSUが出力する読取りデータを一時格納する記憶部に格納された読取りデータをOSUの1スキャンごとのシリアルデータに変換するデータ変換処理、そのデータ変換処理をされたデータを、前記印字手段の印字フォーマットのドットパターンと同一パターンになるように拡張する拡張処理、及び拡張処理をされたデータをイメージデータに並べえる置換処理を行うものを用いている
上記構成により、OSUから得られた読取データは、記憶部に一時格納され、その後、データ処理手段により、読取データはOSUによる1スキャンごとのシリアルデータに変換処理され、そのシリアルデータは、当該処理装置の印字フォーマットのドットパターンと同一パターンになるように拡張処理をされ、拡張処理後のデータは、イメージデータに並べえられる。そして、並べえられたイメージデータは、印字制御手段より与え られるコマンドに基づいて原バーコードの読取りに供された通帳に印字するために使用され、当該通帳の原バーコードを読取られた頁にバーコードが再現印字される。
【0009】
印字制御手段は、印字手段に、通帳から読取ったバーコードに含まれる印字済み行データに基づいて、バーコードを読取った頁の次の未印字行に順次バーコードを印字させるものであることが望ましい。
上記構成により、同一機の処理装置のバーコード読取り精度テストに繰り返し用いる場合にその精度に変化があるとき、又は多機種の処理装置のバーコード読取り精度テストに順次用いる場合にその精度に機差があるときは、印字された再現バーコード間に差異が現れるので、容易に認識することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る通帳処理装置の基本的構成を示すブロック図、図2はその動作をイメージ的に示す概念図、図3は本発明による通帳処理装置によりバーコード読取りテストの結果を通帳に印字した一例を示す通帳の平面図、図4は本発明の動作の流れを示すフローチャートである。
【0011】
図1,2において、1は既知のOSUであり、通帳処理装置の所定の挿入口に挿入された通帳Mを、既知のステッピングモータを用いる搬送手段6により搬送する搬送路の途中に、その通帳Mの所定部位に記録されているバーコードBCoを読取るための適正な位置に配置された棒状の光源(不図示)及び通帳からの反射光を受ける受光素子としてのCCDアレイ(不図示)と、CPU3のスキャン制御手段32からの制御信号に基づいて前記CCDアレイを所定方向に走査する走査回路(不図示)とからなり、かつ、その走査回路のアナログ出力を所定のスライスレベルに設定されたクリップ回路(不図示)により所定値以上の出力の有無により“1”“0”の2値に分解してディジタル信号に変換して出力するものである。クリップ回路のスライスレベルを調整することにより、OSU1のバーコード読取りの感度調整を行うことができるようになっている。
【0012】
OSU1の出力は、外部記憶手段としてのFIFO2に格納される。通帳は、ステッピングモータを用いる搬送手段6により一定速度で所定方向に移動され、1ステップの移動の間に通帳の所定部位に印字されているバーコード部分の前後のマージンを含めて336ビット分のスキャンが1回行われ、その間にOSU1から出力されるシリアルデータがFIFO2に格納される。スキャンは、スキャン制御手段32からの制御に基づいて連続8ステップ分、すなわち、8回行われ、OSU1から出力されるシリアルデータがすべてFIFO2に格納される。そして、CPU3が8回のスキャンが終了したと判定すると、そのFIFO2の読取りデータをポートP1を介して取込み、RAM5の記憶領域RAM・A1で構成されたバッファメモリに格納される。
図2のRAM・A1は、OSU1により1スキャン336ビットで8スキャン分を読取った時の読取りデータがバッファメモリに格納されている状態を例示するものであり、n,n+1,n+2…はビット番号を示す。
【0013】
CPU3には、上記バッファメモリRAM・A1に格納された読取りデータを最終的には通常用いられているグラフックコマンドを用いて印字手段7により通帳Mにバーコードを印字するためのデータに変換するためのデータ処理を行うデータ処理手段33が備えられている。
データ処理手段33によるデータ処理の内容は、通帳に印字再現されるバーコードの印字型式(バー及びスペースの縦横の拡張倍率)により異なる。以下に説明する実施の形態においては、通帳Mを8ステップ搬送する間に8スキャンする場合に、印字手段7による24×24ドットの印字フォーマットのドットパターンに一致する印字型式でバーコードを印字する場合のものである。
この場合は、データ処理手段33は、まず、1スキャン336ビットずつのデータからなるスキャン単位データに変換するデータ変換処理を行うようになっている。変換後のスキャン単位データはRAM5の別の記憶領域で構成されているバッファメモリRAM・A2の8つのワークエリアに格納される。
この1スキャンごとのデータへの変換は、データ処理手段33による次のデータ拡張処理を容易にするためである。
すなわち、データ処理手段33は、第2の処理内容として、バッファメモリRAM・A2に格納されている1スキャン分336ビット構成のスキャン単位データを先頭から8ビットずつ42分割し、第1スキャンの最初の8ビットの読取りデータを3倍に拡張すると、RAM5の他の記憶領域で構成されるバッファメモリRAM・A3に格納し、続いて、第2スキャンの最初の8ビットの読取りデータを同様に3倍し、以下同様に、第8スキャンの最初の8ビットまで、順次3倍した後、第1スキャンの2番目の8ビットの読取りデータの3倍、第2スキャンの2番目の8ビットの3倍、…、以下同様に、第8キャンの最終番目の読取りデータまで3倍にする拡張処理を行い、バッファメモリRAM・A3に格納する。
【0014】
ここで、データ処理手段33が各8ビットずつ3倍拡張を行う理由は、この処理装置の印字手段(プリンタ)7により通帳に印字する印字フォーマットのドットパターンが24×24ドットの場合だからである。従って、当該処理装置の印字フォーマットが別の構成である場合は、その印字フォーマットのドットパターンに応じて、データ処理手段33のデータ拡張処理の倍率が決定される。しかし、当該プリンタにおける通帳の搬送速度と印字タイミングの相対的関係により、印字される文字などの縦横比が種々異なる場合がある。通帳に再現印字されるバーコードの縦横のドット数は、24×24ドットに限る必要はなく、原バーコードと再現バーコードの対比異同判定が容易にできるドット数とすることが良い。従って、上記データ処理手段33により実行されるデータ拡張処理プログラムの倍率は、再現印字されるバーコードの縦ドット数を考慮して決定される。
【0015】
さらに、上記データ処理手段33は、データ拡張処理により得られた拡張データを、当該処理装置に備えてあるプリンタ7を用いてバーコードを印字するためのイメージデータ(ビットマップ)に並べえるデータ置換処理を行うようになっている。
すなわち、印字手段7による最小印字制御単位が縦横24×24ドットである場合は、上記バッファメモリRAM・A3の拡張データを縦横24×24ドットのデータ構成のイメージデータに置換し、これをRAM5のさらに他の記憶領域で構成されるバッファメモリRAM・A4に格納し、原バーコードの読取り範囲である336ビットに対応する336ドット分、連続させる処理を行い、得られたイメージデータをバッファメモリRAM・A4に格納する。
【0016】
こうして、OSU1により通帳から得た読取りデータに対するイメージデータへの置換処理を終了した後は、CPU3は前記RAM5に格納されたイメージデータを読出して印字制御手段34に与える。印字制御手段34は、このメンナンスモードにおけるバーコード読取りテストにおいては、イメージ印字用のグラフィックコマンドにより前記イメージデータを印字手段7に与える。これと同時に、CPU3の搬送制御手段31は搬送手段6を制御して、一定の速度で搬送する。これにより、図3に例示するように、先に挿入された通帳Mの、バーコード(原バーコード)BCoが読取られた頁に、前記読取りデータに基づくバーコード(再現バーコード)BCcを印字するようになっている。
【0017】
図3において、左上側のバーコードBCoが、通帳挿入当初にOSU1により読取られた原バーコードであり、その原バーコードの下側のハイフンで結合された6桁の数字のうち、左2桁の数字は当該通帳のバーコードを読取った頁数を示し、この例では、実頁数「13」に一定の数「30」を付加した「43」で表されている。また、中央の2桁の数字はダミーであり、右の2桁の数字は、当該数字の列及びその左側の再現バーコードの印字行を表している。
【0018】
原バーコードBCoの読取りテストを1回実施する度に、そのテスト結果が1行に頁数及び印字行8と、再現バーコードBCcが印字される。一つの通帳を同一又は他の処理装置の読取りテストに繰り返し使用する場合は、順次、次の行にそのテスト結果が頁数及び印字行の数字と、再現バーコードとが対応して印字される。従って、図3の各再現バーコードは、当該テストにおいて用いられたOSUのCCDその他の受光素子の感度(出力レベル)を忠実に反映している。
【0019】
続いて、上記のようなバーコード読取りテストのための構成を備えた処理装置を、メンテナンスモードに設定して読取りテストを実行する場合の動作を、図4のフローチャートに基づいて説明する。
メンテナンスモードにおいて、係員がテストモードを起動させることにより、読取りテストが開始され、ROM4に格納されている読取りテスト用プログラムがロードされる(s1)。係員がテスト用通帳を見開き状態で処理装置の通帳挿入口に挿入すると(s2)、頁及び行の読取りのルーチン(s3)を実行する。
【0020】
そして、印字領域PAに対応する読取りデータを用いて、その頁の全行が印字済みか否かの判定を行う(s4)。
全行印字済みの場合は、同読取りデータを用いてその頁が最終頁か否かの判定を行い(s5)、最終頁である場合は、排出ルーチン(s6)を実行して、搬送制御手段31により搬送手段6の停止、逆転を行い、その通帳を挿入口に排出して、テスト処理を終了する。
【0021】
これに対して、ステップs5の判定において最終頁でない場合は、図示を省略された既知のめくり機構による頁の正めくりのルーチン(s7)を実行して、通帳の次頁にめくった後、ステップs3に戻り、その頁について頁表示用バーコードBC1の読取り及び印字領域PAの読取りを行う。そして、ステップs4の判定において、全行印字済みでないと判定した場合は、次に印字行がないか否かの判定(s8)をし、印字行がないと判定した場合は、見開き状態が不正確なために、その前の頁にも印字行がないこともあり得るので、その確認を行うため、頁逆めくりルーチン(s9)を実行することとされている。すなわち、既知のめくり機構及び搬送手段の動作の組合わせにより、通帳の前の頁にめくった後、ステップs3に戻り、その頁について頁表示用バーコードBC1の読取り及び印字領域PAの読取りを行う。印字領域PAからの読取りデータに基づいて行うステップs8における判定の結果、印字行なしではないと判定したときは、ステップs10において行吸引ルーチンを実行する。すなわち、搬送制御手段31が搬送手段6に指定した行数分、図3に示す例では6行分の正方向の搬送をさせるとともに、次のステップs11において、指定された行数の搬送を行った後、先に通帳から読取った読取りデータを用いて、頁数及び行数の印字処理を行う。図3は、通帳Mの進行方向先端から6行目に、43−88−06を頁数及び行数として印字した例を示している。
【0022】
続いて、ステップs12において、基本的取引条件表示用バーコードBCoの読取りのルーチンを実行する。すなわち、通帳の所定部位からOSU1を用いて基本的取引条件表示用バーコードBCoを読取って、バッファメモリRAM・A1に格納する。
そして、その読取りデータについて、データ処理ルーチン(s13)を実行する。すなわち、図2に基づいて先に説明したように、データ処理手段33によるスキャン単位データへの変換処理、データ拡張処理、及びグラフィックデータへの置換処理を行い、バッファメモリRAM・A4に格納する。
【0023】
バーコードの読取りデータに対する処理を終了すると、印字制御手段36は上記の頁/行の印字処理の場合に用いられるコマンドであるキャラクタコマンドと異なるクラフィックコマンドに従って、前記バッファメモリRAM・A4のグラフィックデータを用いて、印字手段7に、前記頁/行を印字した行と同じ行の別の領域にバーコードBCcを印字手段7による印字フォーマットに符合させて印字させて、読取った原バーコードBCoを再現する(s14)。
【0024】
従って、係員は、一つの通帳Mの原バーコードBCoと取引内容記載面に印字された再現バーコードBCcとを対比観察して、OSUの読取り精度の如何を容易に判定することができる。
【0025】
一つの処理装置において、OSUの感度調整を行う度に、テスト用の通帳を挿入することにより、そのときの読取り感度に対応した再現バーコードがその通帳に印字される。また、他の処理装置において、読取りテストモードにおいて通帳を挿入することにより、その処理装置におけるOSUの読取り感度に対応したバーコードがその通帳に印字される。
従って、読取り感度の調整を行う場合に、適正な感度の設定を容易に行うことができ、あるいは、複数台の処理装置の読取り感度の対比により機差がないように、容易に整合することができる。これは、同一通帳が同一店舗の別々の処理装置で処理される場合や、他店舗の処理装置で処理される場合などに、読取りエラーが発生することを防止することができる利点を有する。
【0026】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、OSUにより通帳から読取られたバーコードの読取りデータは、データ処理手段によりイメージデータに並べ替えられ、その並べ替えられたイメージデータに基づいて印字手段により再現バーコードが原バーコードを読取った頁に印字されるので、原バーコードと再現バーコードの比較が容易にできるため、読取り感度の確認及び感度調整を迅速、容易かつ正確に行うことができる。
また、請求項2の発明によれば、通帳から読取られたバーコードの読取りデーがOSUの1スキャンごとのシリアルデータに変換され、そのデータ変換処理をされたデータが印字手段の印字フォーマットのドットパターンと同一パターンになるように拡張された後、イメージデータに並べ替えられ、バーコードに再現されて印字されるので、再現バーコードは原バーコードを通常の取引内容の印字と同じ大きさに拡張して印字されるため、原バーコードと各テスト時の再現バーコードとの対比異同判定を容易かつ正確に行うことができる。
さらに、請求項3の発明によれば、通帳から読取ったバーコードに含まれる印字済み行データに基づいて、バーコードを読取った頁の次の未印字行に順次再現バーコードが印字されるので、同一機種のバーコード読取り精度の変化及び機差を容易かつ正確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る通帳処理装置の基本的構成を示すブロック図。
【図2】 その動作をイメージ的に示す概念図。
【図3】 本発明による通帳処理装置によりバーコード読取りテストの結果を通帳に印字した一例を示す通帳の平面図。
【図4】 本発明の動作の流れを示すフローチャート。
【図5】 従来のバーコード読取りテストの方法を示す概念図である。
【符号の説明】
バーコード
1 OSU
2 FIFO
3 CPU
32 スキャン制御手段
33 データ処理手段
34 印字制御手段
RAM・A1 バッファメモリ
RAM・A2 バッファメモリ
RAM・A3 バッファメモリ
RAM・A4 バッファメモリ

Claims (3)

  1. 通帳に基礎的取引条件として記録されているバーコードをOSUで読取って所定の取引処理を行い、その処理結果を前記通帳に印字手段により印字する処理装置において、前記OSUが出力する読取りデータを一時格納する記憶部と、その記憶部に格納された読取りデータをイメージデータに並べるデータ処理手段と、その並べえられたイメージデータに基づいて前記印字手段にバーコードを前記通帳のバーコードを読取った頁に印字させる印字制御手段とを有していることを特徴とする処理装置。
  2. データ処理手段は、記憶部に格納された読取りデータをOSUの1スキャンごとのシリアルデータに変換するデータ変換処理、そのデータ変換処理をされたデータを前記印字手段の印字フォーマットのドットパターンと同一パターンになるように拡張する拡張処理、及びその拡張処理をされたデータをイメージデータに並べ替える置換処理を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 印字制御手段は、印字手段に、通帳から読取ったバーコードに含まれる印字済み行データに基づいて、バーコードを読取った頁の次の未印字行に順次バーコードを印字させるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の処理装置。
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