JPS5841069Y2 - 板金板取り加工ライン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は板金素材より板取りするための板金板取り加工
ラインに関するものである。

従来、第１図に示す如くの板金素材ａより４枚の板取り
するには下記の工程が必要である。

第１工程・・・・・・板金素材ａをフォークリフトある
いはクレーン等の運搬手段で所定のストックヤードにス
トックする。

（第２図ａ）第２工程・・・・・・ストックされた板金
素材ａより１枚を人手あるいはフォークリフト・クレー
ン等の運搬手段でシャーリングマシン上に搬入する。

（第２図ｂ） 第３工程・・・・・・シャーリングマシンのバックゲー
ジを設定し板金素材ａの端切りＸ−Ｘをして半製品すを
板取りする。

（第２図Ｃ）第４工程・−・・・・端板Ｃと半製品すの
選別をし、半製品すを再度人手あるいはフォークリフト
・クレーン等の運搬手段によりシャーリングマシンの前
の設けたストックヤードにストックすると共に、端部Ｃ
を処理する。

（第２図ｄ）第５工程・・・−・ストックされた半製品
すより１枚を人手、あるいはフォークリフト・クレーン
等の運搬手段により再度シャーリングマシンに搬入する
。

（第２図ｅ）ｉ６エ程・・・・・・シャーリングマシン
のバックケージを設定し半製品すの端切り（Ｘ’−Ｘ’
）をし製品ｄの板取りを行なう。

（第２図ｆ）第７エ程・・・・・・端部Ｃ′と製品ｄの
選別をし製品ｄを人手、あるいはクレーンフォークリフ
ト等の運搬手段により次工程へ搬送すると共に、端部Ｃ
′を処理する。

このようにシャーリングマシン内で２度の加工を必要と
するので、半製品をシャーリングマシンよう搬出してス
トックせねばならないから、板金素材ａ及び半製品すの
ストックヤードがシャーリングマシンの前後に必要であ
るから設置スペースが広くなる。

板金素材ａ及び半製品すの運搬にフォークリフトまたは
クレーン等が必要であると共に、半製品を再度シャーリ
ングマシンの前のストックヤードに戻す必要があり操作
が面倒である。

さらには、各動作時に全て人手が必要であり作業者の負
担が大きく板取りに長時間を要していた。

本考案は上記の事情に鑑みなされたものであり、その目
的は、ストックヤード、運搬手段を省略できると共に、
作業者の負担を極めて軽減でき、さらには短時間で板取
りできるようにした板金板取り加工ラインを提供するこ
とである。

以下第３図以降を参照して本考案の実施例を説明する。

第３図は全体配置を示す概略平面図、第５図はその側面
図であり、主搬送機構１と平行にフィーダ２、テーブル
３、第１スクラツプボツクス４、シャーリングマシン５
、第２スクラツプボツクス６、リターンコンベヤ７、リ
フタ８が連続して配設しである。

チーフル３と主搬送機構１とに跨りインデックスフィー
ダ９が往復動自在に設けであると共に、リターンコンベ
ヤ７ど主搬送機構１とに跨りフィーダ１０が往復動自在
に設けである。

前記主搬送機構１はコンベヤ等により構成され、フィー
ダ２はクランプ爪１１を備え、該クランプ爪１１はシャ
ーリングマシン５に向って往復動される。

テーブル３はフィーダ２と第１スクラツプボツクス４と
の間に設けら札シャーリングマシン５と直角に設けられ
た直角ゲージ１２と一対のブツシャ１３．１３とを備え
、ブツシャ１３は直角ゲージ１２に向って往復動される
。

第１スクラツプボツクス４は、ローラ１４を有する蓋体
１５をシリンダ１６で上下動自在とした構造である。

つ昔り、本体４ａにボックス４ｂを設け、このボックス
４ｂを開閉する蓋体１５を、本体４ａに支軸４ｃで上下
揺動に支承し、支軸４ｃに固設したアーム４ｄにシリン
ダ１６を枢着連結し、シリンダ１６によってアーム４ｄ
・支軸４Ｃを介して蓋体１５を上下揺動できるようにし
である。

シャーリングマシン５はテーブル１７とラム１８とを備
え、テーブル１１に下部カッタ１９が、ラム１８には上
部カッタ２０が対向して設けであると共に、スイングコ
ンベヤ２１を備えている。

スイングコンベヤ２１はシャーリングマシン５と第２ス
クラツプボツクス６との間に位置しシリンダ２２で上下
揺動される。

第２スクラツプボツクス６はシリンダ２４で上下揺動さ
れるコンベヤ２３を備えている。

つまり、本体６ａにボックス６ｂを設け、本体６ａに、
ボックス６ｂを開閉するコンベヤ２３の支持フレーム２
３ａを上下揺動自在に取付け、該支持フレーム２３ａに
前記シリンダ２４が枢着連結しである。

リターンコンベヤ７は動力源２４′に伝動されて正逆方
向に転動するように構成しである。

リフタ８はシリンダ２５とリンク機構２６とにより上下
動される受は片２７を備えている。

インデックスフィーダ９は主搬送機構１とテーブル３と
に亘り横架した案内杆２８に沿って往復動自在なる本体
２９と、該本体２９に旋回かつ上下動自在に設けた吸着
部材３０とを備え、吸着部材３０には真空吸着パット３
１が設けである。

フィーダ１０は主搬送機構１とリターンコンベヤ７とに
亘り横架した案内杆３２に沿って往復動自在なる本体３
３と、該本体３３に上下動自在に設けた吸着部材３４と
を備え、吸着部材３４には真空吸着パット３５が設けで
ある。

３６はリターンコンベヤ７の終端に設けたストッパであ
る。

３７は各コンベヤの動力源、３８はりフタ８の前側に設
けられたストッパ、３９はストッパ３８を作動させるシ
リンダである。

次に作動を説明する。

■ 主搬送機構１により搬送された板金素材イをインデ
ックスフィーダ９で吸着支持してテーブル３上に搬送落
下する。

■ ブツシャ１３により板金素材イを直角ゲージ１２に
押しつけて位置決めする。

■ フィーダ２のクランプ爪１１で板金素材イをクラン
プし、プログラムで設定された量だけ右方に移動してシ
ャーリングマシン５内に搬入する。

この時第１スクラツプボツクス４の蓋体１５は閉じた状
態となっているから、板金素材イは蓋体１５のローラ１
４に沿ってシャーリングマシン５内にスムーズに搬入さ
れる。

■ ラム１８を下降した上部カッタ２０と下部カッタ１
９とで端部口を切断する。

この時スイングコンベヤ２１は水平状態となっている。

■ 端部口をスイングコンベヤ２１により右方に移動す
ると同時に第２スクラツプボツクス６のコンベヤ２３を
上方に揺動し、端部口を第２スクラツプボツクス６のボ
ックス６ｂ内に落下格納する。

■ 更にフィーダ２のクランプ爪１１を所定量だけ右方
に移動して板金素材イをシャーリングマシン５内に搬入
する。

■ ラム１８を下降して上部カッタ２０と下部カッタ１
９とで第１半製品ハを切断する。

■ 第１半製品八をスイングコンベヤ２１、コンベヤ２
３、リターンコンベヤ７で右方に移動してストッパ３６
に当接させる。

この時コンベヤ２３は水平状態となっており、ストッパ
３８を下降している。

■ リフタ８のシリンダ２５を伸長して一対の受は片２
７を上昇させて第１半製品八を上昇させる。

［相］ 更にフィーダ２のクランプ爪１１を右方に移動
して板金素材イをシャーリングマシン５内に搬入する。

■ ラム１８を下降して第２半製品二を切断する。

この時端材木も切断されることになり、その端部木はフ
ィーダ２のクランプ爪１１にクランプされている。

［相］ 第２半製品二をスイングコンベヤ２１、コンベ
ヤ２３、リターンコンベヤ７によりストッパ３８に当接
する１で右方に移動する。

つまり、ストッパ３８はシリンダ３９で上下動されるよ
うになり、この時ストッパ３８はシリンダ３９で上方に
移動されていも ■ フィーダ２のクランプ爪１１を左方に移動して第１
スクラツプボツクス４に達した時点でアンクランプとし
て端柱ホを第１スクラツプボツクス４のボックス４ｂ内
に落下格納する。

この時蓋体１５はシリンダ１６で上方に揺動されて開放
している。

［有］ 次に、リターンコンベヤ７、コンベヤ２３、ス
イングコンベヤ２１により第２半製品二をシャーリング
マシン５昔でリターン動させ、フィーダ２のクランプ爪
１１でクランプしてテーブル３までリターン動させる。

この時蓋体１５は閉じている。

［相］ インデックスフィーダ９の吸着部材３０を下降
し、真空吸着パット３１で第２半製品二を吸着し、上昇
させた後に吸着部材３０を９０度旋回させて第２半製品
二を９０度旋回させた状態でテーブル３上に再び落下さ
せる。

［相］ 前述０■、■、■の動作をして端部へを切断す
る。

＠ 前述＝＝−ａの動作をして端部へを第２スクラツプ
ボツクス６のボックス６ｂ内に落下させる。

［相］ 前述０つ、■の動作をして第１製品トを切断す
る。

［相］ 前述の＠の動作をして第１製品トをリターンコ
ンベヤ７１で搬送する。

［相］ フィーダ１０により第１製品トを吸着して主搬
送機構１１で搬送する。

Ｏ主搬送機構１で次工程に搬送する。

［相］ 前述０秒、■の動作をして第２製品チと端部す
を切断する。

［相］ 第２製品チ沙Ｄｔ［相］の動作で主搬送機構１
まで搬送する。

［有］ 前述ＯＤの動作をして端部りを第１スクラツプ
ボツクス４のボックス４ｂ内に落下させる。

Ｏリフタ８の一対の受は片２７を下降して第１半製品ハ
をリターンコンベヤ７上に落下させる。

■ 前述ＯＤ乃至［株］の動作をして第３．第４製品を
主搬送機構１に搬送し、端部を第２．第１スクラップボ
ックス４，６内に落下させる。

以上述べた様に、一枚の板金素材イをライン内に一度搬
入すれば、ライン外に搬出させることなく自動的に４枚
の製品を板取りできる。

したがって、ストックヤードを設ける必要がないと共に
、フォークリフト・クレーン等の運搬手段を用いる必要
がなく、さらには全ての動作を連続して自動制御できる
から作業者の負担が軽減できると共に、短時間で仮取り
作業できる。

なお、以上の実施例では一枚の板金素材から格子状に４
枚の製品を板取りする場合について述べた力〜第７図、
第８図に示す如く、一枚の板金素材から長手方向に４枚
の製品を板取りしたり、ただ単に端部を切断する場合に
も応用できることは勿論である。

なおまた、インデックスフィーダ９の替りにディスタツ
クフィーダを設けても良いと共に、主搬送機構１を設け
ずにパレット等から直接搬入したり搬出したりしても良
い。

本考案は前述のように構成したので、ストックヤード、
運搬手段を省略できると共に、作業者の負担を極めて軽
減でき、さらには短時間で板取りできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は板金素材の平面図、第２図はその板取り工程説
明図、第３図は本考案の実施例を示す全体概略平面図、
第４図はその詳細正面図、第５図は第３図の側面図、第
６図は板取りパターン説明図、第７図、第８図は異なっ
た板取りパターンの説明図である。 ２はツイータ１ ３はテーブル、 ４は第１スクラ ツブボックス、 ５はシャーリングマシン、 ６は第 ２スクラツプボツクス、 ７はリターンコンベヤ、 ８はリフタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 板金素材を搬送する主搬送機構１と平行に、フィーダ２
   、テーブル３、第１スクラツプボツクス４、シャーリン
   グマシン５、第２スクラツプボツクス６、リターンコン
   ベヤ７とを順次連続して配設し、前記主搬送機構１とテ
   ーブル３とに跨り、板金素材を搬送するインデックスフ
   ィーダ９を往復自在に設け、前記リターンコンベヤ７と
   主搬送機構１とに跨り、リターンコンベヤ７ど主搬送機
   構１とに亘って往復動自在なる本体２９に板金素材の吸
   着部材３０を旋回かつ上下動自在に設けたインデックス
   フィーダ１０を設ける共に、前記リターンコンベヤ７の
   下方位置には、リターンコンベヤγ上の板金素材を上方
   に押し上げるリフタ８を設けたことを特徴とする板金板
   取り加工ライン。