JPS583825Y2 - バケツト - Google Patents

バケツト

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JPS583825Y2
JPS583825Y2 JP12132279U JP12132279U JPS583825Y2 JP S583825 Y2 JPS583825 Y2 JP S583825Y2 JP 12132279 U JP12132279 U JP 12132279U JP 12132279 U JP12132279 U JP 12132279U JP S583825 Y2 JPS583825 Y2 JP S583825Y2
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lever
packet
fixed
rope
shells
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JP12132279U
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Inventor
中嶋清
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東部重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、通常のクレーン、ホイスト等或いは沿岸に
おける移動式クレーンおよび本船のデリッククレーン等
に吊下げられて使用するバラ物荷役等用パケットに関す
るもので、特に、操作用巻取りロープ1本のみの一端を
巻上げ、巻おろすことにより、パケットの掴み閉じ、昇
降、空中支持および任意の高さにおける開放を行ない得
るもので、すなわちロット16,16,16,16の上
端を上部フレーム4へ軸着するとともに下端をシェル3
,3′へ軸着し、シープIを有する下部シーブブロック
5と連動する下部フレーム14をシェル3 、3’へ取
付け、下部シーブブロック5および下部フレーム14の
昇降によりシェル3,3′を開閉自在にするパケットに
釦いて、ロープ案内塵9゜9′を形成した上部フレーム
4ヘラチエツトホイル12と一体の巻取ドラム8,8′
を設けるとともにシープ6を設け、ラチェットホイル1
2へ巻取ドラム8,8′の一方向への回転を阻止するた
めの爪レバー13を係脱自在に設け、上部フレーム4へ
離脱時の爪レバー13を保持するための揺動レバー21
および固定レバー23を下向きは取付け、また下部フレ
ーム14の上方へストッパー11゜11′付きのガイド
中空軸10 、10’を突設するとともに揺動閉じスト
ッパー33を起倒自在に設け、ガイド中空軸10′内よ
りシェル3,3′の完全開放時に爪レバー13をラチェ
ットホイル12かう離脱させるための引棒36を伸縮自
在に設け、下部フレーム14の側板へ窓孔32,32を
設け、シェル3,3′に固定した鉤部31.31を窓孔
32゜32へ進退自在に設けるとともに揺動閉じストッ
パー33へ係脱自在に設け、さらにガイド中空軸10.
10’へ下部シープブロック5を昇降自在に設け、下部
シープブロック5へ爪レバー13を揺動L’/’−21
より解放させるためのブラケット22を固定するととも
にレバー軸25を回動自在に設け、レバー軸25へ固定
した爪26を揺動閉じストッパー33へ係脱自在に設け
、しかも固定レバー23との接触により爪26を揺動閉
じストッパー33より離脱させるための揺動レバー24
をレバー軸25へ固定することを特徴とするものである
従来の単胴巻上機クレーンに使用されているパケットは
、単索パケットと称しており、パケットの掴み閉じ終了
後、上昇させてから開放するには、人力若しくは電磁力
等を用いて開放したり、或いはパケットを開放場所へ一
旦着地させてロープの弛緩を利用して開放したり、或い
は一定位置に開放用機器を設けて、それにパケットを接
触させて開放したりしているが、いづれも、任意の高さ
にかいて、操作用巻取ロープ1本の操作のみで開放する
ことはできない。
しかも、単索パケットは、何れもパケットの開放時の衝
撃を緩衝させるために高価な緩衝装置を附属せしめねば
ならず、これがため、保守面で難渋を来たすとともに、
パケット自重の増加をもたらし、大容量のパケットの製
造を至難なものとし、又そのいづれもが開放パケットの
降下着地後、掴み閉じ動作に移るためには、上部フレー
ムに接触していた爪掛装置を有する中間フレームがロー
プの巻おろしによって開ききったパケットの下部フレー
ムに接触する迄下降することを要し、このため、パケッ
トが降下着地後、直ちに掴み閉じを行なえないものであ
るから、単索パケットは、通常の2本巻取りパケットに
比し、著しく過電で非能率的なものである。
上記単索パケットに比して、2本巻取りパケットは、パ
ケット自体の構造は、単純にして能率は優れているもの
であるが、これを使用するクレーンの巻上装置は、パケ
ットの支持用巻胴と開閉用巻胴の両者を備えるものでな
ければならず、この2個の巻胴は、各々単独に運転され
るものである場合は、両ロープの繰出し、巻込み速度に
差異を生じて、パケットが開口のまま昇降する。
場合、昇降とともに除々にパケットが閉口する傾向を有
しこれがため、2個の巻胴は、機械的若しくは電気的に
互に関連して操作せしめねばならず、2本巻取りパケッ
トを使用する巻上機、クレーンは著しく高価にならざる
を得ない。
塘た同様に本船荷役にかけるデリッククレーンの共巻き
操作によるパケット使用の場合も前述の如く、各々独立
した単胴巻上機を有する2台のデリッククレーンの共同
運転によってパケットを操作するものであるから、その
運転操作は著しく技術を要するとともに非能率的なもの
である。
この考案は、上記各パケットの欠点を解消し、長所をそ
れぞれ具備するパケットで、1本巻取りパケットにして
単索パケットにあらず、2本巻取りパケット同様の好能
率をあげ得て、高価な複胴奏上機を要さず、まさに画期
的なパケットであり、次に、一実施例の構造を図面にし
たがい、詳細に説明する。
この考案は、上部フレーム4.下部シーツブロック5ト
よび下部フレーム14を連動するべく構成するもので、
ロープ1の一端を、クレーン(図示せず)に固定し、他
端を上部フレーム4の上面に取付けたローブ案内座9を
通し、上部フレーム4の内部に取付けた巻取ドラム8の
溝に固定するものである。
また、ロープ2の一端を、クレーンの巻取装置(図示せ
ず)に固定し、他端を、上部フレーム4の上面に取付け
たローブ案内座9′を通し、上部フレーム4と下部シー
プブロック5に各設けたシープ6.1に巻装し、さらに
巻取ドラム8′の溝に固定するものである。
上部フレーム4へは、ピン17.17をもってロット1
6,16の上端を軸止し、各ロット16の下端ヲ、ピン
15をもってシェル3,3′の左右へ軸止し、またシェ
ル3,3′には、ギヤー19,19と連結座板20を介
して、下部フレーム14をピン18をもって軸止し、シ
ェル3,3′をギヤー19.19により左右等速で開放
するように形成するものである。
なお、図中66.66’は開放ストッパーである。
下部シーブブロック5の両端へは、頭部にストッパー1
1.11’を形成したガイド中空軸10゜10′を外接
する孔63を設け、ガイド中空軸10′(第13図参照
)の下部へは、ネジ44を螺設し、ナツト64および袋
ナツト43をもって下部フレーム14へ締着するもので
あり、中空軸10′の上端へ設けたストッパー11′に
は、ナツトを使用しこのナツト11′へは補助管35を
荷降し得るべく孔45を穿つものである。
この補助管35は、その下部へ段部46を設け、ガイド
中空軸10′内を滑り昇降してナツト11′にて係止す
るように形成するものであり、上部へは、引棒36の下
端段部48が内部を滑り上昇して係止するべく内向段部
47を形成するものである。
引棒36の上端へは、ネジ37を設け、ピン38の中央
孔を量通し、調整ナツト39により、上下から締着し、
引棒36をリンク40を介してピン41で、水引レバー
42に連結するものである。
巻取ドラム8,8′には、ラチェットホイル12を一体
的に設け、このラチェットホイル12に爪レバー13を
係脱自在に設けるものである。
この爪レバー13は、その一端を、シーブ6、巻取ドラ
ム8,8′およびラチェットホイル12の取付枠板58
,58’の下部59.59’(第4,18図参照)へ設
けた回動軸60に固着するもので、また中途の係脱部へ
、ラチェットホイル12の外周部49と接触し得る切削
部50(第7.8図参照)を形成するもので、さらに他
端をスプリング62で吊設し、該端部51を水引レバー
42および揺動レバー21の中途の切削部52と係脱自
在になるように断面しL状(第14図参照)に形成する
ものである。
水引レバー42は、その腕部を回動軸60に固着し、横
架部を常時、スプリング61で引上げているもので(第
6,3図参照)、横架部へは、リンク40、ピン41を
介して引棒36(第13図参照)を接続するものである
揺動レバー21は、その上端をレバーピン56を介して
、上部フレーム4の内部より揺動自在に吊下しく第18
.14図参照)、且つ、板状バネ57により押接され(
第6,3図参照)、中途に切削部52を有し、また下端
部より中途へかけて、下部シープブロック5に固定した
ブラケット22が滑り接触するよう(第6図参照)形成
するものである。
固定レバー23は、その上端を上部フレーム4に固定し
て垂下するもので、下端部より中途へかけて、下部シー
プブロック5へ設けた揺動レバー24が滑り接触するよ
う(第6,9図参照)形成するものである。
この揺動レバー24は、略り字状に形成し、その角部を
、下部シープブロック5へ回動自在に軸着したレバー軸
25に固定する(第16,9図参照)ものであり、一端
部27にスプリング28を弾装し、内方向へストッパー
29を突設するものである。
爪26は、一端をレバー軸25に固定するもので、他端
を、下部フレーム14に設けた揺動閉じストッパー33
の中央部53に係脱自在に設ける(第16.17図参照
)ものである。
揺動閉じストッパー33(第16.17図参照)は、そ
の一端を下部フレーム14の上面両側に設けたピン34
により軸止するもので、必要に応じ、シェル3,3に固
定した鉤部31に係止され、また、その中央部53を、
必要に応じ、爪26が係るべく形成するとともにスプリ
ング55に弾装されるものである。
なお、揺動閉じストッパー33は、必要に応じストッパ
ー65に係るものである。
鉤部31は、その一部を、シェル3,3′の横枠30(
第6,12図参照)に固定し、その先端を下部フレーム
14の中央両側に設けた窓孔32へ進退自在となるべく
形成し、との窓孔32より進入して揺動閉じストッパー
33に係止し得るべく形成するものである。
なお、図中、54は、下部フレーム14の上面である。
次に、この考案のパケットの作用を説明するにあたり、
ロープ1,2の状態を説明すれば、ロープ1はその一端
をパケット外のクレーンに固定し、他端をロープ案内座
9へ通し、巻取ドラム8へ数回、反時計方向(第1〜6
図における)に巻装した後固定し、またロープ2はその
一端をパケット外のクレーンの巻取装置に数回巻装した
後固定し、他端、をロープ案内座9′へ通し、シープ7
、シープ6、シーブIへそれぞれ時計方向(第1〜6図
に釦ける)に半巻きにし、しかる後巻取ドラム8′へ時
計方向へ巻装されるべく固定する。
次にこの考案のパケットの作用を説明する。
lず空中の任意の高さにかいてシェル3,3′を開放す
るには、第6図1よび第1図を比較すれば明きらかのよ
うに、上部フレーム4を空中で停止させ、しかも下部フ
レーム14を降下させればよいものである。
まず上部フレーム4を停止させるには、第7図で示すよ
うに爪レバー13をラチェットホイル12に係着し、巻
取ドラム80時計方向への回転を不能にし、ロープ1を
支持つ1り停止状態にすればよい。
この状態において、下部フレーム14を降下させるには
、クレーンの巻取装置よりロープ2を引き出すつまり巻
きおろせばよく、ここにガイド軸10,10’により連
結されている下部シーブブロック5と下部フレーム14
は、シーブ7とともに降下する。
この下部フレーム14の下降により、ギヤ19.19が
等速に噛合し、シェル3,3′が空中で開放するもので
ある。
なお、前記作用の際の他の各部材の動作は次のとおりで
ある。
下部シーブブロック5の下降にともない、第6図、第1
図で示すようにブラケット22は揺動レバー21から離
脱する。
第6図、第1図釦よび第9図、第10図で示すように、
揺動レバー24は固定レバー23から離脱し、スプリン
グ28により軸25を中心に反時計方向K(第9,10
図において)回動してストッパー29に接触して停止す
る。
シェル3,3′の開放にともない、第6図、第1図およ
び第11図〜第12図で示すように鉤部31は下部フレ
ーム14の窓孔32に進入し、揺動閉じストッパー33
に係合する。
下部シーブブロック5および下部フレーム14の下降に
より、第6図、第1図、第13図で示すように、ガイド
中空軸10′内に嵌挿されていた補助管35および引棒
36は伸長する。
次にシェル3,3′を開放した11パケット本体を降下
させるには、シェル3,3′を閉じないようにし、しか
も上部フレーム4を降下させればよいものである。
まず、シェル3,3′は前述のように鉤部31が下部フ
レーム14の窓孔32に進入し、揺動閉じストッパー3
3に係合しているから、閉じないものである。
この状態にかいて上部フレーム4を降下させるには、ロ
ープ1が巻き出されることが必要で、ロー11を巻き出
させるため□は、1ず第1図で示す爪レバー13をラチ
ェットホイル12かう離脱させねばならず、しかも巻取
ドラム8が時計方向に回転し、巻きつけてあったロープ
1が巻き出されねばならない。
また巻取ドラム8が時計方向へ回転すれば、同時に・ロ
ープ2は巻取ドラム8′へ時計方向に巻装されることに
なるので、ロープ2をクレーンの巻取装置より巻きおろ
してやる必要がある。
つまり、爪レバー13がラチェットホイル12かめ離脱
し、パケットの自重によりパケット本体が降下しようと
しても、ロープ2をクレーンの巻取装置より繰り出さな
い限り巻取ドラムa。
8′は回転せず、パケットは空中で停止したま1なので
ある。
そこで1.レバー・13をラチェットホイル12から離
暖させるには、まず第1図〜第2図で示すようにシェル
3,3′の開放ストッパ66と66′とが接触するまで
にロープ2を巻きおろす。
なお、この時点で第2図および第12図破線で示すよう
に鉤部31と揺動閉じストッパー33に間隔ができるも
のである。
さて、ストッパー66と66′とが接触するまでロープ
2を巻きおろすと、既に伸びきっていた引棒36、補助
管35は第2,13図で示すように下部フレーム14、
ガイド中空軸10′とともにさらに引き下げられ、第2
図で示すように引棒36と連動する水引レバー42は、
シェル3,3′と下部フレーム140重量により、軸6
0を中心に反時計方向に少し回動する。
この水引レバー42は回動すると第2図で示すように爪
レバー13の端部51に係合し、爪レバー13は水引レ
バー42と同方向に少し回動する。
ここに、第7図示の状態であったラチェットホイル12
の外周部49は、第8図で示すように爪レバー13の切
削部50に接触し、爪レバー13はラチェットホイル1
2から離脱する。
なお、このとき、爪レバー13は、ラチェットホイル1
2の外周部49に押され、第14図で示すように端部5
1が揺動レバー21の切削部52に接し、バネ570弾
力により係着する。
この結果、巻取ドラム8 、8’釦よびラチェットホイ
ル12は時計方向に回転できる状態となる。
なお、このとき巻取ドラム8,8′の反時計方向への回
転は起こり得ない。
つまりロープ1が巻取ドラム8へ反時計方向に巻装され
、しかもパケット本体の自重があるのでドラム8,8′
は時計方向へのみ回転しようとするのである。
一方、第12図破線状態であった鉤部31と揺動閉じス
トッパー33との間隙は、第1図、第12図実線で示す
ようにシェル3,3′の重量によりシェル3,3′は閉
じ方向に回動して鉤部31と揺動閉じストッパー33は
完全に係合する。
同時にシェル開放ストッパー66と66′とに間隔が出
来るものである。
この状態において、まずクレーンの巻取装置よりロープ
2をさらに引き出せば、ロープ1により吊下げられてい
たパケット本体は自重により降下し、巻取ドラム8へ反
時計方向に巻装されていたロープ1は巻き出され、この
ためラチェットホイル12督よび巻取ドラム8,8′は
第8図にかいて時計方向に回転し、ここにロープ1とは
逆に巻装されるようになっていたロープ2は巻取ドラム
8′の溝へ時計方向に巻装されていくものである。
つまりパケットの昇降揚程の分だけロープ2が巻取ドラ
ム8′へ時計方向に巻きこ1れ、同時に、巻取ドラム8
の溝のロープ1は、同昇降揚程の分だけ巻出されて、パ
ケット本体の自重により下降し、例えば石炭、砂、粉等
のバラ物へ着地するのである。
続いてバラ物等の上に着地した後、さらにロープ2を巻
きおろすと、第3,4図で示すように、下部シーブブロ
ック5は、自重によりストッパー11.11’から離脱
し、下部フレーム14の上面54(第17図示)に載置
する。
このとき、パケットが着地しているので、これ以上ロー
プ1が巻き出されてドラム8,8′が回動することはな
く、下部シープブロック5が下部フレーム14の上面へ
載置するのに必要な分だけ、ロープ2をクレーンの巻取
装置から巻きおろしてやればよい。
なお、このとき、第4図で示すように爪26が揺動閉じ
ストッパー33の中央部53に係る。
次にシェル3,3′の掴み閉じ作用をさせるには、鉤部
31を揺動閉じストッパー33から離脱させ、しかも下
部フレーム14を上昇させる必要がある。
よって、まずクレーンの巻取装置によりロープ2を少し
巻き上げれば、第4,5図で示すように、下部シーブブ
ロック5はガイド軸10 、10’を滑り上昇してスト
ッパー11.11’に接触する。
なおミこのとき一端をクレーンに固定したロープ1には
パケット本体の重量がかけられており、巻取ドラム8へ
反時計方向に巻装されたロープ1はさらに巻き出される
状態にある。
つ1リドラム8゜8′はパケットの荷重により時計方向
へ回転するべく力がかけられている。
ただパケットが着地しているため時計方向へ回転するこ
となく停止しているのである。
よって、ここにロープ2を巻き上げても、パケットの重
量に打と勝って巻取ドラム8゜8′を逆方向つまり反時
計方向へ回転させることはなく、ドラム8,8′は停止
した11であり、下部シープブロック5のみがガイド軸
10,10’を滑り上昇してストッパー11.11’に
接触するのである。
一方、このとき爪26は、第4図、第5図で示すように
揺動閉じストッパー33を掛止し、ビン34を中心にス
トッパー33を反時計方向に振起させる。
この結果、揺動閉じストッパー33に係合していた鉤部
31は、第12図〜第11図で示すように離脱且つ窓孔
32から退出し、ここにシェル3,3′は掴み閉じをし
得る状態へかかれるものである。
この状態においてロープ2をさらに巻きあげれば、下部
フレーム14が上昇し、シェル3,3′はバラ物を掴み
閉じていくものである。
このときもパケットの荷重によりロープ1は緊張し、巻
取ドラム8,8′には時計方向へ回動するべく力がかか
つているので、ロープ2をクレーンの巻取装置により巻
き上げてもパケットの自重に打ち勝って巻取ドラム8,
8′を反時計方向へ回動させることはなく、上下のシー
プ6.7間のロープ2のみが巻き取られ、ここに下部ミ
ープブロック5、下部フレーム14のみが上昇し、シェ
ル3 、3’が掴み閉じていくのである。
なか、前記作用の際、つ會りシェル3,3′が掴み閉じ
て行く過程における他の各部材の動作は次のとおりであ
る。
第5,6図で示すように、揺動レバー24は固定レバー
23に滑り上昇するとともに反時計方向(第5図に1い
て)に回動する。
このため第9図で示すようにレバー軸25を介して一体
の爪26は、揺動閉じストッパー33の中央部53から
の係合を解く、 揺動閉じストッパー33は、スプリング55の弾力によ
りストッパー65 ニ止マフ)。
第6図で示すようにブラケット22は、揺動レバー21
に滑り上昇する。
このため、第6図、第14〜第15図で示すように、揺
動レバー21は、レバーピン56を中心として反時計方
向に回動する。
第15図で示すように、揺動レバー21の回動にともな
って、これまで係合していた爪レバー13の端部51が
切削部52から脱する。
ここに爪レバー13は、第8図〜第T図で示すように、
スプリング62により軸60を中心に時計方向に回動し
てラチェットホイル12の外周部49に接し、係合する
次にシェル3,3′が掴み閉じた状態でパケット本体を
上昇させるには、上部フレーム4が上昇すればよく、上
部フレーム4を上昇させるにはロープ1が巻取ドラム8
へ巻込まれなければならない。
そこで、まず、クレーンの巻取装置によりロープ2を巻
き上げる。
このときシェル3,3′が完全に掴み閉じているので、
下部シープブロック5、下部フレーム14は、これ以上
単独で上昇することはできず、ロープ2は巻取ドラム8
′を反時計方向に回転させながら巻取ドラム8′より引
き出され、巻取ドラム8′の反時計方向への回転にとも
なって巻取ドラム8も反時計方向へ回転し、ロープ1を
巻取ドラム8へ反時計方向に巻き込んでいき、パケット
本体を上昇させていくものである。
なお、このとき巻取ドラム8,8′とともにラチェット
ホイル12は、反時計方向(第7図にかい)に回転し、
特にラチェットホイル12は、その外周49を爪レバー
13の切削部50に接しながら回転する。
このようにしてロープ2は、パケットの昇降揚程の分だ
け巻取ドラム8′より巻き出され、これとは逆に、巻取
ドラム8の溝のロープ1はパケットの昇降揚程の分だけ
巻込まれ、ここに上部フレーム4は上昇し、パケット本
体は上昇するものである。
なか、シェル3,3′を開放するには、先述の如く、任
意の高さに停止してかき、ロープ2を巻きおろせばよい
ものである。
このようにこの考案のパケットは前述の構成を有するの
で、2本のロープ1,2を掛け、しかもロープ1はなん
ら操作することなく、ロープ2のみの操作だけで前述の
作用をするのである。
以上のとおり、この考案のパケットは、操作用巻取ロー
プ1本のみの巻上げ、巻重ろし操作により、パケットの
掴み閉じ、昇降、空中支持および任意の高さにおける開
放を行うことができ、通常の単胴巻上機クレーンに、1
本巻取り用パケットとして使用し得ることは勿論、複胴
巻上機クレーンに、2本巻取り用パケットとしても使用
し得、さらに本船荷役におけるデリッククレーン2台の
共同運転用パケットとしても使用することが可能なもの
で、広範囲のクレーンに使用でき、例えば石炭、鉱石等
バラ材料等の荷揚げ、荷卸しに極めて効果的なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図は、この考案のパケットの一実施例を示し、第1図か
ら第6図は、動作の順序を説明するもので、第1図は、
空中で開放した状態の正面図、第2図は開放したまま降
下する寸前の状態の正面図、第3図は着地寸前の状態の
正面図、第4図は着地した状態の側面図、第5図は掴み
閉じている状態の側面図、第6図は掴み閉じて巻上げた
状態の正面図、第7図から第18図は各部材を示すもの
で、第7図、第8図は爪レバーの係脱状態の拡大図、第
9図、第10図は下部シープブロックと下部フレームの
昇降状態の側面図、第11図、第12図はシェルの鉤部
の脱係状態の拡大断面図、第13図は水引レバーを作用
させる伸縮装置の縦断面図、第14図、第14図は爪レ
バーの係脱状態の断面図、第16図は爪と揺動閉じスト
ッパーの作用を示す拡大断面図、第17図は下部フレー
ム平面図、第18図は上部フレームの拡大横断面図であ
る。 3.3’・・・・・・シェル、4・・・・・・上部フレ
ーム、5・・・・・・下部シープブロック、6,7・・
・・^シーブ、8゜8′・・・・・・巻取ドラム、9
、9’・・・・・ロープ案内座、10 、10’−・・
・・・ガイド中空軸、11,11’・・・・・ストッパ
ー 12・・・・・・ラチェットホイル、13・・・・
・・爪レバー 14・・・・・・下部フレーム、16・
・・・・・ロット、21・・・・・・揺動レバー、22
・・・・・・ブラケット、23・・・・・・固定レバー
24・・・・・・揺動レバー、25・・・・・・レバ
ー軸、26・・・・・・爪、41・・・・・・鉤部、3
2・・・・・・窓孔、33・・・・・・揺動閉じストッ
パー、36・・・・・・引棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロット16,16,16,16の上端を上部フレーム4
    へ軸着するとともに下端をシェル3,3′へ軸着し、シ
    ープ1を有する下部シーブブロック5と連動する下部フ
    レーム14をシェル3,3′へ取付ケ、下部シーブブロ
    ック5および下部フレーム14の昇降によりシェル3,
    3′を開閉自在にするパケットにおいて、ロープ案内塵
    9,9′を形成した上部フレーム4ヘラチエツトホイル
    12と一体の巻取ドラム8,8′を設けるとともにシー
    プ6を設け、ラチェットホイル12へ巻取ドラム8゜8
    ′の一方向への回転を阻止するための爪レバー13を係
    脱自在に設け、上部フレーム4へ離脱時の爪レバー13
    を保持するための揺動レバー21および固定レバー23
    を下向きに取付け、普た下部フレーム14の上方へスト
    ッパー11.11’付きのガイド中空軸10,10’を
    突設するとともに揺動閉じストッパー33を起倒自在に
    設け、ガイド中空軸10′内よりシェル3,3′の完全
    開放時に爪レバー13をラチェットホイル12から離脱
    させるための引棒36を伸縮自在に設け、下部フレーム
    14の側板へ窓孔32,32を設け、シェル3.3′に
    固定した鉤部31,31を窓孔32,32へ進退自在に
    設けるとともに揺動閉じストッパー33へ係脱自在に設
    け、さらにガイド中空軸10゜10′へ下部シープブロ
    ック5を昇降自在に設け、下部シーブブロック5へ爪レ
    バー13を揺動レバー21より解放させるためのブラケ
    ット22を固定するとともにレバー軸25を回動自在に
    設け、レバー軸25へ固定した爪26を揺動閉じストッ
    パー33へ係脱自在に設け、しかも固定レバー23との
    接触により爪26を揺動閉じストッパー33より離脱さ
    せるための揺動レバー24をレバー軸25へ固定するこ
    とを特徴とするパケット。
JP12132279U 1979-09-04 1979-09-04 バケツト Expired JPS583825Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12132279U JPS583825Y2 (ja) 1979-09-04 1979-09-04 バケツト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12132279U JPS583825Y2 (ja) 1979-09-04 1979-09-04 バケツト

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Publication Number Publication Date
JPS5539998U JPS5539998U (ja) 1980-03-14
JPS583825Y2 true JPS583825Y2 (ja) 1983-01-22

Family

ID=29078350

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JP12132279U Expired JPS583825Y2 (ja) 1979-09-04 1979-09-04 バケツト

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JPS5539998U (ja) 1980-03-14

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