JPS5836875A - 乗客コンベアの欄干 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエスカレータ−あるいは電動道路等のマンコン
ベアに係シ、特に構造の単純化を図った欄干構成に関す
る。

マンコンベアは、建屋内における必要不可欠な輸送設備
として重用され、広く普及してきたが、最近では本設備
に関して省エネルギー、安全性及び意匠の軽快感など実
に多様なニーズがある。

従来のマンコンベアの構成は、第１図に示した通り、無
端状に配列されて回動するステップｌ及びハンドレール
２で成る回動体と欄干３及び本体枠部４等の静止体から
成り立ち、これら全ての部品が建屋床Ｆに支えられるも
のである。

（２） なお、欄干３の詳細は、第１図以下第３図に示した通り
、本体枠部４に支持されたガラスパネル５、内デツキ６
、外デツキ７及びスカートガード８のような欄干下辺材
、さらにガラスパネル５の上辺にはハンドレールを案内
するガイド９、ハンドレールフレーム１０、照明器具１
１等の欄干上辺材が配設されている。そして、ハンドレ
ールフレーム（一般にはステンレス鋼製）１０の内方に
は、ガラスパネル５を保護するパツキン１２と、このガ
ラスパネルを把持し、かつ照明器具１１を構成するラン
プ１３とカバー１４を支持する支持体１５、さらにこの
支持体１５にボルト１６で締結されて最終的にガラスパ
ネル５を固定するための押板１７が設けられている。

ここで、欄干上辺材の寸法関係について説明する。」二
辺のガイド９は、化粧ゴム部２ａと綿キャンパス部２１
）から成るハンドレール２の内周に係合する寸法であり
、ボルト（図示省略）によってハンドレールフレーム、
１０に固定されている。次ニ、ハンドレールフレーム１
０は、ハンドレール２の高さ１］ａに対して２〜３倍の
寸法比である高さｈを有し、かつ横方向は、ハンドレー
ル２の側端から外側へｔｍ、内側へｔＩ、（一般にｔ８
゜ｌｂとも１０〜５０ミリメートル）丈高しているのが
普通であり、ｔｍ側は照明器具１１の収納に、またＡｈ
側はガラスパネル５の把持に利用されている。

このような従来の欄干構成において、最近では照明器具
１１を除外した軽快な意匠で、かつ省エネルギー指向の
ニーズが高１っている。

一般的に、第３図に示した照明器具１１を除外する場合
には、想像線Ｚで示した塞ぎ板を設けてハンドレールフ
レーム１０の内部を被覆し、欄干本体の部材（ハンドレ
ールフレーム暑０など）を改変しないのが普通である。

このような照明器具１１を用いないマンコンベアでは、
天井照明Ｘ及びＹの照度を上げて乗客に対するザービス
（特に足元は十分に明るくして安全な利用に供する）を
行うことになるが、従来のハンドレールフレーム１０の
寸法構成では採光上極めて不都合である。

すなわち、第２図のように天井照明Ｘの明るさを矢印Ｍ
の如くガラスパネル５を通してステップ１側に導く場合
、ノ・ンドレールフレーム１０の突出寸法１．及び高さ
１１が光線の入射角θ１を規制することになる。この状
態は、マンコンベアの周囲がスクリーンＳ等で被われた
場合に特に深刻であり、時に乗客の安全な利用に不可欠
な照度を確保できない事態も生じる。

一方、従来のマンコンベアにおいては安全及び意匠性の
面で解決されるべき課題もある。

安全面では、幼児童が・・ンドレール２を確実に掴めな
い事態が想定される。すなわち、欄干は第３図に示した
ようにステップ１からの高さＨが乗客の転落を防止する
観点から６５０〜７５０ミリメートルに設定され、就学
児以上の乗客に対して好適な高さになっている。しかし
ながら、幼児童の場合には、高さＩ−Ｔの問題以外に第
３図の如く手Ｑの一部がハンドレールフレーム１０の角
ニ接触（点Ｐ）して・・ンドレール２を掴みずらい状態
となる。

このような無理な状態でハンドレール２を掴もうとした
場合には、足元がスカートガード８に接近してステップ
１まわりでの引込まれ事故を誘発するため極めて危険で
ある。

さらに、意匠面では、ハンドレール２の摩耗粉Ｒがハン
ドレールフレーム１０の上面に堆積スル問題がある。こ
の摩耗粉Ｒは、ハンドレール２の駆動系に用いられる鉄
材やゴム材、それに綿キャンパス部２ｂの混合粉であり
、公共設備としてこの摩耗粉Ｒがもたらす不潔感と乗客
の衣服を汚す欠点は無視できない。

ここで、従来知られている例としては米国特許Ａ　３９
８９１３３などもあるが、本文に例示した従来の欄干構
成と大同小異であり改善の余地がある。

以上説明した通り、従来の欄干３の構成では省エネルギ
ー指向への対応、安全性及び意匠性の面での改善を要す
ることが判る。

本発明は、上記の不具合を改善するため、ランプやカバ
ー等で成る照明器具を装備しない欄干構成においてステ
ップ１上に効率よく採光し、あわせて軽快な意匠感覚の
もとに安全性が高く清潔なマンコンベアを提供するため
になされたものである。

１以下、本発明の一実施例を図にもとづき説明する。

第４図及び第５図において、回動するステップ１等の駆
動メカニズムや本体部４の構成、それに内デツキ６、外
デツキ７及びスカートガード８などの欄干下辺材は従来
と同様であるが、本発明では、ガラスパネル１８（従来
のガラスパネル５に相当）の上端を嵌め込む溝１９ａを
有するガイドフレーム１つ及びボルト２２等の締結部品
、それにこのガイドフレーム１９の外周を被うガイド２
０などで１（９１干の上辺を構成したことに特徴がある
。

ここで、この欄干上辺部の構成を詳述すれば、ガイドフ
レーム１９は欄干の全長にわたって連続的に設けられる
もので、ガラスパネル１８とその上端を保護するだめの
パツキン２１の厚さを加えた幅Ｗが挿入される溝１９ａ
を備えている。一方ガラスパネル１８の上端には、マン
コンベアの全長方向に複数個の切こみ］、　８　ａが設
けられておりさらにこの切こみ１８ａ部分ではパツキン
２１にも切こみ２１ａが設けられている。さらに、ガイ
ドフレーム１９に設けられた貫通穴１９１）部分には次
のような部品が装着される。まず、溝１９　ａ内には貫
通穴１９１〕と通じる穴２３　ａを有する制限子２３が
挿入される。次に、ボルト２２が座板２２ａ１貫通穴１
９　ｂ及び制限子２３を介して、他方の座板２２ｂのね
じ穴にねじ適寸れる。この状態で制限子２３部分が前記
切こみ１．８　ａに挿入される。

この場合、制限子２３のｉ１％　Ｗ　ａは、ガラスパネ
ル１８とパツキン２１の厚みを加えた幅Ｗよりも催かに
小さく　（Ｗａ＜Ｗ）なっている。そして、ボルト２２
を締付けた場合には、溝１．９３の幅が制限子２３（幅
Ｗａ）に接触する捷で変形し、この変形量、すなわち幅
Ｗと幅Ｗａの差が前記ガラスパネル１８及びパツキン２
１に対する締利は量となり、矢印Ａ及びＢの如く締付け
るものである。

なお、制限子２３は実質的にガラスパネル１８に過大な
締伺は力を作用させないストッパの役目を果し、ガイド
フレーム１９及びガラスパネル１８の変形や破損を防止
するものである。また、座板２２ａ及び２２１〕は、ボ
ルト２２の締結力がガラスパネル１８に広く作用するよ
うに設けたものであり、一般のポルｉ・の頭部あるいは
ナツトよりも広い締結面を有している。

一方、上記の欄干」二辺材は、両側からガイド２０によ
って被われる。このガイド２０は、上辺部の突起２０ａ
がガイドフレーム１９の溝１９Ｃに、寸だ、下辺部の突
起２０ｂが溝１９．ｄにそれぞれ嵌入されてその離脱が
防止されている。そして、このガイド２０は」二辺部が
ハンドレール２の内周に係合してどれを案内し、下辺部
では・・ンドレール２の開口部とガイドフレーム１９の
下端を被う形状となっている。さらに、このガイド２０
は、摩擦係数が低く、ハンドレール２の走行に好適なナ
イロン等のプラスチック材が用いられ、マンコンベアの
全長にわたって連続的に配置される。

（９） 以上の欄干上辺部の部材は幅、高さともにノ・ンドレー
ル２の内周スペースに効率よく収納されるものである。

このように、ハンドレール２の内周の範囲内にガイドフ
レーム１９、ガイド２０等の欄干上辺材を配置したこと
により、従来懸念された・・ンドレール２の下方への延
出と左右（１，及びｔｂ）への出張りは完全に消滅する
。

このため、第２図で説明した入射角が拡大（本発明によ
ればθ２となりθ２〉θ、）シ、省エネルギー指向の欄
干（照明器具１１がない）でも効率よく採光できて乗客
に対する快適な利用環境をサービスできる。

一方、従来安全面と意匠面で問題となっていた突出寸法
１−、ｌｂが消滅し、この面での効果も大きいと言える
。

以上説明した本発明によれば、明るく軽快で、かつ意匠
性と安全性の高いマンコンベアを提供できる利点がある
。

々お、本文では一芙施例について説明したが、（１０） とれに限定されることなく、第６図及び第７図の如く構
成でもよい。すなわち、第６図はガラスパネル１００と
パツキン１．０１の合計幅寸法■（に対して、これより
も幅の狭い溝Ｋ　ａを有するガイドフレーム１０２を圧
入して固設する方法であり、第７図は・・ンドレール２
の開口部から僅かに突出する案内片１０３ａを設けて指
などが・・ンドレール２の開口部に侵入することを防止
したガイド１０３を備えたものである。

以上のように、本発明をベースにして種々の応用例が考
えられるが、ハンドレール２を案内するだめの構成部品
がこのハンドレール２の内周にあり、かつこの高さと近
似したものであれば全てギ発明の範囲に属するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のマンコンベアの上部付近の側面図、第２
図は第１図のＩ−Ｉ線に沿う断面図、第３図は第１図の
ＴＩ−ＩＩ線に沿う断面図、第４図以下は本発明の一実
施例を示すもので第４図は従来の第３図に相当する断面
図、第５図は第４図の構（１］） 造を説明する斜視図である。 １・・・ステラフ、２・・・ハントレール、３・・−Ｉ
ｍ干、５゜１８・・・ガラスパネル、１２，２］・・・
パツキン、１８ａ・・・切こみ、１９・・・ガイドフレ
ーム、９，２０・・・ガイド、２２・・・ポル３２２　
ａ、　　２２１）・・・座板、（１２）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １６無端状に配設されて回動するステップ、このステッ
   プと同期的に回動するハンドレール、このステップの両
   側に設けられ、ガラスパネル、内テッキ及び外デツキ等
   の欄干下辺材、ハンドレール案内用の欄干上辺材などか
   ら成る欄干を備えたものにおいて、前記ハンドレール案
   内用の欄干上辺材を、前記ハンドレールを茶内し、かつ
   前記ガラスパネルの上端部が嵌入される溝を有するガイ
   ドフレームと、この溝部分においてガラスパネルを圧縮
   して締付けるボルトと、このボルトの締付は力を制限す
   る制限子と、前記ガイドフレームの外周を被うガイドで
   構成し、かつ、これら上辺材をすべてハンドレール内に
   位置させたことを特徴とするマンコンベアの欄干 ２、特許請求の範囲第１項において、前記ガラスパネル
   の上端部に、前記ボルトが貫通する切こみを設けたこと
   を特徴とするマンコンベアの欄干。 （１） ３、特許請求の範囲第１項において、前記ガイドフレー
   ム及びガイド等の案内部材を、前記・・ンドレールの内
   周の範囲に納めたことを特徴とするマンコンベアの欄干
   。 ４、特許請求の範囲第１項において、前記ガイドの一部
   を、前記ガイドフレームの溝に嵌入させたことを特徴と
   するマンコンベアの’ｆｌ’Ｘ（干。