JPS5835482B2 - 殺虫剤 - Google Patents

殺虫剤

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Publication number
JPS5835482B2
JPS5835482B2 JP51145302A JP14530276A JPS5835482B2 JP S5835482 B2 JPS5835482 B2 JP S5835482B2 JP 51145302 A JP51145302 A JP 51145302A JP 14530276 A JP14530276 A JP 14530276A JP S5835482 B2 JPS5835482 B2 JP S5835482B2
Authority
JP
Japan
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parts
chlordane
permethrin
insecticide
wood
Prior art date
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Expired
Application number
JP51145302A
Other languages
English (en)
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JPS5369828A (en
Inventor
純郎 勝田
孝一 西本
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Dainihon Jochugiku Co Ltd
Original Assignee
Dainihon Jochugiku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dainihon Jochugiku Co Ltd filed Critical Dainihon Jochugiku Co Ltd
Priority to JP51145302A priority Critical patent/JPS5835482B2/ja
Publication of JPS5369828A publication Critical patent/JPS5369828A/ja
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はキクイムシ、シロアリ等の木材や電線を加害す
る害虫を対象とする殺生剤に関する。
木材害虫は近年南洋材特にラワン材を多用するためヒラ
タキクイムシによる被害が問題となっている。
木材を食害する害虫としてはシロアリ、ヒラクキクイム
シ類の他にシンクイムシ、シバンムシ、カミキリ類とい
ったものがある。
又、シロアリは電線の被覆の塩化ビニル樹脂を加害する
ことが知られている。
これらの害虫に食害されないために、あらかじめ用材に
適した薬剤処理や塩化ビニル樹脂に殺生剤の添加を行っ
ている。
この目的に使われてきた殺虫成分としてクロルデン、デ
ィルドリン等の有機塩素系殺虫剤が使われてきた。
これらの殺虫成分は何れも残留性、毒性、刺激性、環境
汚染などの点で問題があり、低毒性の殺虫剤の開発が望
まれている。
本発明者は低毒性を特徴とするピレスロイド系薬剤でこ
の種の目的に使用出来るものを長年研究してきた。
その結果、クロルデン、ディルドリンより殺虫性、残効
性において優れた化合物として3−フェノキシベンジル
3−(2・2−ジクロロビニル)−2・2−ジメチルシ
クロプロパン−1カルボキシラード(以後ペルメトリン
と称する)を見い出した。
ペルメトリンはピレスロイド系薬剤としての特長である
昆虫に対する速効性、温血動物に対して低毒性と言う長
所をもつと同時に非常にすぐれた残効性を持っている。
しかしながら高価な殺虫剤であるためその使用が制限さ
れる。
本発明者はクロルデンに少量のペルメトリンを配合する
ことによって、何れの単独でもみられない非常にすぐれ
た殺虫効果を示すことを見い出した。
本発明によって有機塩素剤の使用量を増大させず、従っ
て環境汚染の心配もなく且効果を著しく増大させること
が出来、現在非常に問題となっている木材および電線の
害虫による被害を減少させることに成功した。
この様な混合による相乗効果はティルトリンとペルメト
リンの混合では見られず、クロルデンとペルメトリンの
組合せにだけ見られる特有の現象である。
本発明殺虫剤の剤型としては油剤、粉剤、乳剤、水和剤
、エアゾール剤など使用目的に応じて種々の方法が適用
でき、いずれの剤型でもすぐれた相乗効果が得られた。
例えば木材、合板などを加害する建築害虫駆除のために
は板に本発明殺虫剤の油剤、乳剤、エアゾール剤などを
処理し、合板の接着剤に本殺虫剤を混入する場合は合成
樹脂接着剤に直接配合するか、或はあらかじめ本殺虫剤
を小麦粉に配合した粉剤を作り、この粉剤を接着剤と混
合する方法などが適している。
又本殺虫剤を電線の塩化ビニル樹脂に配合する場合には
トリオクチルホスフェート、トリクレジルホスフェート
、ポリエステル系可塑剤、ブチルベンジルフタレート、
ジイソデシルフタレート、ジオクチルフタレートの如き
可塑剤に溶解し、電線被覆用合成樹脂に混入することに
よって、シロアリ、クロアリな※※どの被害を防止でき
る。
以下この混合による相乗効果について実際の試験例で説
明する。
試験例 1 クロルデン、ディルドリンおよびペルメトリンを含有す
る油剤を所定量ベニヤ板に塗布し、24時間室内で風乾
後、ヒラタキクイムシの幼虫を2時間接触させ、1日後
、3日後および5日後の死生率を求めた。
、単独成分ではペルメトリンが最もすぐれているが、ク
ロルデンとの混合により一層効力が犬となり、クロルデ
ン1.5%、ペルメトリン0.1%の混合油剤で十分ヒ
ラタキクイムシを防除出来得る効果を示した。
試験例 2 合板製造の際使用される接着剤の1種であるフェノール
系接着剤にクロルデン、ペルメトリンを含有させたもの
を調整し、3枚(合計の厚みが2、7 mm )重ねの
ベニヤ板を作り、十分乾燥後、ヒラタキクイムシ幼虫を
放飼し、25℃、湿度70%で10時間飼育後、ヒラタ
キクイムシ幼虫による食害率と死生率を求めた。
食害率は1試験で30枚のベニヤ板(5X2crrL)
を使用し食害されたベニヤ板の枚数を観察し、その比率
で示した。
クロルデン、ペルメトリン単独に比べそれらを混合する
ことにより非常に高い防虫効果を示した。
試験例 3 電線の被覆用の塩化ビニル樹脂にクロルデン、ディルド
リン、ペルメトリンを含有させたものを用いて電線を被
覆し、シロアリを放飼し、経日的に死生率を求め、10
0%死亡した時、再びシロアリを放飼することをくり返
して試験した。
クロルデン単独では、第1回のシロアリの放飼には効果
高く、3日後には100%死亡するが、第2回の放飼で
は効果低く、放飼5日後で25%の死生率である。
ディルドリンも多く電線のシロアリによる加害防止に使
われているが、効果はあまり高くなく第1回の放飼シロ
アリが100%死亡するのに7日間かΣつでいる。
一方本発明のクロルデンとペルメトリンの混合剤はクロ
ルデン、ディルドリン、ペルメトリン何れの単独よりも
効果が非常にすぐれており、クロルデン1.0%、ペル
メトリン0.2%で十分であり、クロルデンの使用量を
1/2にしても効果が高いことが明らかである。
又本発明殺虫剤には木材の微生物による腐敗を防止する
目的で、トリブチル錫、ペンタクロロフェノール、キシ
リゲンアルミニウムなどの防腐剤と併用することも可能
でより効力のすぐれた多目的防除薬剤を作ることが出来
る。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 1 クロルデン2部、ペルメトリン0.2部に白灯油を加え
て、全体を100部として油剤を得る。
防虫加工する木材を浸漬するが、この油剤を表面に散布
又は塗布する。
実施例 2 クロルデン1.5部、ペルメトリン0.1部およびトリ
ブチル錫1部を白灯油に溶解して全体を100部として
油剤を得る。
実施例 3 クロル7720部、ペルメトリン1部にツルポール5M
−200(東邦化学登録商標名)20部、キジロール5
9部を加え、これらをよく攪拌混合溶解して乳剤を得る
この乳剤を水で10倍に希釈し、その液に木材を浸漬す
るか、表面に塗布又は散布する。
合板製造に使用するフェノール系、尿素、メラミン系接
着剤975部にこの乳剤2.5部を加えてよく混合し、
使用する。
実施例 4 クロルデン30部、ペルメトリン2部、ペンタクロロフ
ェノール20部に5M−200(前述に同じ)25部、
キジロール23部を加えて、これらをよく攪拌混合溶解
して乳剤を得る。
使用方法は実施例3と同様である。
実施例 5 クロルデン2部、ペルメトリン0.2部をトリオクチル
ホスフェート25部に溶解し、塩化ビニル原料樹脂50
部、三塩基性硫酸鉛2.5部、およびタルク20,3部
を加え、よ(混合して電線被覆用の塩化ビニルコンパウ
ンドを得る。
実施例 6 クロル7720部、ペルメトリン4部をケイソウ土76
部とよく混合粉砕して高濃度粉剤を得る。
この粉剤5部をジオクチルフタレート30部に溶解し、
塩化ビニル原料樹脂50部、二塩基性フタル酸鉛2.5
部、ケイソウ土12.5部を加え混合したものを電線用
の被覆材として電線を製造する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クロルデンと3−フェノキシベンジル 3−(2・
    2−ジクロロビニル)−2・2−−)メfルシクロプロ
    パンー1−カルボキシラードを殺虫成分として含有する
    キクイムシ、シロアリ等の木材や合成樹脂被覆電線を加
    害する害虫を対象とする殺虫剤。
JP51145302A 1976-12-02 1976-12-02 殺虫剤 Expired JPS5835482B2 (ja)

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JP51145302A JPS5835482B2 (ja) 1976-12-02 1976-12-02 殺虫剤

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JP51145302A JPS5835482B2 (ja) 1976-12-02 1976-12-02 殺虫剤

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JPS5369828A JPS5369828A (en) 1978-06-21
JPS5835482B2 true JPS5835482B2 (ja) 1983-08-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2651784B1 (fr) * 1989-09-13 1993-03-26 Alcatel Cable Melange polymere repulsif a l'egard des insectes et insecticide et cable electrique comportant une gaine externe en ce melange.

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4947531A (ja) * 1972-05-25 1974-05-08

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