JPS583342Y2

JPS583342Y2 - 車輌用音響機器等の装着装置

Info

Publication number: JPS583342Y2
Application number: JP1977119788U
Authority: JP
Inventors: 柴田勝秀
Original assignee: ベルテック株式会社
Priority date: 1977-09-06
Filing date: 1977-09-06
Publication date: 1983-01-20
Also published as: JPS5446215U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、カーステレオやカーラジオなどの車輛用音響
機器等を、自動車の運転席周辺のダツシュボード等に簡
易かつ確実に取付けるための車輌用音響機器等の装着装
置に関する。

カーステレオやカーラジオなどの車輛用音響機器のうち
で、機器本体の前部をその前面に突出させた操作軸の取
付基部で運転席周辺のダツシュボード等に固定し、かつ
機器本体の後部を適宜の取付部材によって取付ける所謂
インダッシュタイプのものにあっては、機器本体の取付
けをダツシュボードの裏側からしなければならず、しか
もダツシュボードの音響機器取付部分のスペースは狭隘
であるため、その取付けが容易でなく、取付作業にかな
りの熟練を要するのが実情であった。

また、近時機器の高級化または多機能化に伴い、前面側
にコントロール部材およびその関連機構が集中して前面
側が大型化する傾向があり、機器本体の取付けをダツシ
ュボード等の取付基盤の前面側から取付ける必要性が益
々高まっている。

本考案は、上記の如き実情に鑑み、機器本体を自動車の
ダツシュボード等の取付基盤前面側から単に嵌込むのみ
で、きわめて簡易迅速に取付けることができる車輛用音
響機器等の装着装置を提供しようとするものである。

次に本考案の構成を図面に示した一実施例に基いて具体
的に説明する。

図面はカーステレオについて例示したものであって、１
はその機器本体であり、この機器本体１の前面には、そ
れより広い面を有しかつ各種スイッチやコントロール部
材を装着するのに所要の厚みを有する前面装飾盤２が一
体的に取付けられでいて、前面装飾盤２の周辺部分は機
器本体１の前面より張出した状態となっている。

そして、上記前面装飾盤２には各種スイッチ３およびコ
ントロール部材４が収納装着されでいる。

５はカセット挿入口である。

また、前面装飾盤２の左右張出し部分にはその背面側に
取付はガイド６．６が突設されており、かつ上下張出し
部分には係止ブック７．７′か背面側に突成されている
。

上記係止フック７．７′のうち少くとも一方は弾力性を
有するものであり、図示のものでは一方の係止フック７
がそれに当たる。

取付はガイド６．６は単なる円柱状突起であるが、これ
は固定機能を有するスクリューレセプタクル等であって
もよい。

なお、前面装飾盤２の側端部には機器の装着または取出
しの際に指を掛ける凹部８，８が形成されでいる。

前面“装飾盤２の係［Ｌフック７．７′は、第７図に示
す如く左右張出し部分に設けてもよく、この場合には取
付ガイド６．６を設けなくてもよい。

なお、係止フンク７，１′は上下張出し部分を左右張出
し部分の両方に設けでもよい。

一方、自動車のダツシュボード９には、機器本体１を嵌
込む機器本体嵌込み穴１０および前面装飾盤２の取付は
ガイド６．６の嵌合孔ＩＬＩＩかあけられている。

この取付ガイド６．６および嵌合孔ｉｉ、１ｉは、機器
本体１の装着にあたり、適正な位置を容易に壁出すこと
ができるようにするものである。

斜上の如き構成においで、機器本体１を自動車のダツシ
ュボード９に装着するにあたっては、機器本体１をダツ
シュボード９の前面より機器本体嵌込み穴１０に嵌込み
、次いで左右の取付はガイド６．６を嵌合孔ｉｉ、ｔｉ
に嵌挿して位置ぎめしたうえ、前面装飾盤２をダツシュ
ボード９の前向に当接すべく、まず下方の係止フック７
′を機器本体嵌込み穴１０の下縁に係止させたうえ、上
方の係止フック７をその弾力に抗して嵌込み穴１０の上
縁に係ＩＥさせれば、前面装飾盤２はダツシュボード９
の所定位置に確実に固定され、これによって機器本体１
が完全に取付けられる。

また、このように取付けた機器本体１を取外す場合は、
＠面装飾盤２の側端部の凹部８，８に指を掛けて手前に
強く引けば、それを容易に引抜くことができる。

なお、従来自動車のダツシュボードには、インダッシュ
タイプの機器本体取付けのために、その機器本体前面の
ノースピース嵌合穴およびその左右に操作軸挿通孔があ
けられていることが多いので、この場合本考案にあって
は、上記ノーズピース嵌合穴を機器本体嵌込み穴１０に
、左右の操作軸挿通孔を取付ガイド６．６の嵌合孔ＩＬ
１１としてそのまま利用することができる。

第７図に示したものでは、前面装飾盤２の係止フック７
、Ｔ′が左右張出し部分に設けられており、かつ取付ガ
イド６．６がないので、ダツシュボード９の機器本体嵌
込み穴１０の左右側縁に係止フック７．７′を単に係止
させるのみで、機器本体１の取付けができる。

なお、係止フック７．７′を上下張出し部分または左右
張出し部分の何れに設けたものであっても、取付ガイド
６．６があれば、それのないものよりも一層堅固に装着
することができる。

本考案に係る車輌用音響機器等の装着装置は、前記実施
例の説明から明かなように、機器本体の前面に、それよ
り広い面を有する前面装飾盤を一体に取付け、この前面
装飾盤の機器本体前面より上下及びまたは左右に張出し
た部分には係止フックを突成し、かつ前面装飾盤の左右
に取付ガイドを突設すると共に、自動車のダツシュボー
ド等の取付基盤の既設の機器本体嵌込み穴の左右に上記
取付ガイドの嵌合孔を設け、機器本体を取付基盤の前面
より上記機器本体嵌込み穴に嵌込み、上下及びまたは左
右の係止フックを機器−１体嵌込み穴の上縁・下縁及び
または左側・右側縁にそれぞれ係止して、機器本体を取
付基盤に取付けるように構成したものであるから、本考
案によれば、機器本体を自動車のダツシュボード等の取
付基盤の前面側から単に嵌込むのみで、きわめて簡易迅
速に、しかも確実に取付けることができ、機器本体の搭
載作業を太い（こ簡易化し、またその作業の合理化を図
ることができる等、きわめて有用性の高い秀れた効果を
得ることができる。

また、体裁的にも前面に取付部材等が露出することがな
いので、美観を損うことがない。

特に機器の高級化または多機能化により前面装飾盤に多
くの機構が集中し、それか大型化したものであっても、
自動車のダツシュボード等の取付基盤の前面側から全く
支障なく容易かつ確実に装着することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すものであって、第１図は
機器本体を自動車に取付けた態様を示す正面図、第２図
は同上要部の斜視図、第３図および第４図は要部のそれ
ぞれ異なる部分の縦断側面図、第５図および第６図は装
着の手順を示した縦断側面図、第７図は他側の要部斜視
図である。図中、１は機器本体、２は前面装飾盤、３は各種スイッ
チ、４はコントロール部材、５はカセット挿入口、６，
６は取付はガイド、１，７′は係止フック、９は自動車
のダツシュボード、１０は機器本体嵌込み穴、１１．１
１は取付はガイドの嵌合孔である。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

機器本体の前面に、それより広い面を有する前面装飾盤
を一体に取付け、この前面装飾盤の機器本体前面より上
下及びまたは左右に張出した部分には係止フックを突成
し、かつ前面装飾盤の左右に取付ガイドを突設すると共
に、自動車のダツシュボード等の取付基盤の既設の機器
本体嵌込み穴の左右に上記取付ガイドの嵌合孔を設け、
機器本体を取付基盤の前面より上記機器本体嵌込み穴に
嵌込み、上下及びまたは左右の係止フックを機器本体嵌
込み穴の上縁・下縁及びまたは左側・右側縁にそれぞれ
係止して、機器本体を取付基盤に取付けるように構成し
たことを特徴とする車輛用音響機器等の装着装置。