JPS5831148B2 - ビデオ信号処理方式 - Google Patents

ビデオ信号処理方式

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JPS5831148B2
JPS5831148B2 JP52076278A JP7627877A JPS5831148B2 JP S5831148 B2 JPS5831148 B2 JP S5831148B2 JP 52076278 A JP52076278 A JP 52076278A JP 7627877 A JP7627877 A JP 7627877A JP S5831148 B2 JPS5831148 B2 JP S5831148B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はファクシミリや文字図形読取装置などに用いら
れるビデオ信号処理方式に関する。
この種の方式では、通常原画の図形や文字を走査して得
られたアナログビデオ信号を黒信号および白信号の2値
(ディジタル)信号に変換した後、これを受信記録紙に
記録し、あるいは陰極線管で表示している。
アナログビデオ信号を白黒の2値(ディジタル)信号に
変換するには、図形を走査して得られたビデオ信号の瞬
時値(レベル)が黒または白のいずれであるかを判別す
る基準となるスレッシュホルド電圧(以下「しきい値」
と称す)を利用する。
たとえば、比較的暗い紙面を走査する際には、比較的低
いしきい値が用いられ、比較曲間るい紙面では比較的高
いしきい値が用いられる。
アナログビデオ信号の瞬時値がしきい値以上のときは白
信号、しきい値未満のときは黒信号と判断され、このよ
うにして白黒の2値信号に変換されたビデオ信号は記録
または表示のために利用される。
従来、ファクシミリなどにおいて、このようなしきい値
を得るための手段として、尖頭値検出法や積分回路を用
いる方式などがある。
尖頭値検出法は、アナログビデオ信号のたとえば一走査
期間の白ピーク値を検出し、その数十%程度のレベルの
電圧をしきい値として抵抗やコンデンサ等からなる時定
数回路により保持するものであり、また積分法はアナロ
グビデオ信号を例えば−走査期間などの所定期間に亘り
積分し、その積分値に比例してしきい値のレベルを設定
し保持するものであって、これらの方式は、いずれも検
波整流回路やCR時定数回路を使用している。
尖頭値検出法を用いた方法では、例えば読み取り走査の
開始から画信号が全黒であるようなビデオ信号の場合、
白ピーク値を検出することができないので しきい値を
決定することができない。
また、尖頭値検出法や積分法など、CR充放電時定数回
路によりしきい値レベルを決定し保持する方式において
は、多種多様の読取り原稿を正しく読取るために原稿内
容(例えば、原稿の地の明るさ、文字や図面の太さ、大
きさ、間隔、筆記具など)によっては、時定数回路の充
電、放電時間を再調整して、各原稿に適合するようにし
きい値レベルおよび保持時間を設定し直す必要があり、
このようなことは熟練者にとっても極めて面倒で困難で
あるだけでなく、原稿の種類によっては如何様に調整し
ても正しく読み取りができない場合さえ生じるなどの欠
点があった。
このような読み取り誤差の問題は、光学系により原画を
読み取る際に生じるシェージングによっても生ずる。
ファクシミリなどでは、通常光学系を利用してビデオ信
号を得ているが、その際発生するシェージングの影響を
軽減するため、シェージングを回路的に補正する方法や
、表示用の受像管の周縁部の輝度を中央よりも高くする
回路を付加するなどの方法が採られている。
しかし、いずれもシェージングの影響を充分に取除くこ
とはできず、ビデオ信号の内容によってはある程度の誤
差はやもうえないものとして適当なレベルおよび時定数
のしきい値レベルにより2値信号に変換しているのが現
状である。
第1図A、B、Cは、シェージングを受けたビデオ信号
を、従来のCR時定数回路を用いたしきい値形成法によ
り2値信号に変換する方法の説明図である。
第1図Aに示すように、白地の原稿1に描かれた黒色の
文字2を矢印3の方向に光学系により読取走査すると、
第1図Bに示すようなシェージングを受けたビデオ信号
4が得られる。
なお、第1図B、Cの横軸のtは時間を示す。
ビデオ信号4の凹部イ22ロ、二、ホ文字2に対応する
個所であり、Loは走査の始めのペデスタル信号(基準
黒レベル)、ハは白ピークである。
5は時定数回路により得られたしきい値で、このしきい
値を基準として白W1黒(B)を判別し、第1図Cに示
す2値信号6を得る。
この第1図Cから明らかなように、本来黒として読み取
られるべき凹部二が2値信号6では白となり、反対に、
白として読み取られるべき個所へか2値信号6では黒と
なる誤りが生じている。
第2図A、B、Cは、原稿の地が場所により変化した場
合にも、同様なしきい値形成法では誤りが発生すること
を説明するための図である。
第2図Aに示すように、一部に灰色部の個所7がある白
地の原稿1を、矢印3aに示すように第1走査すると、
第2図Bに示すビデオ信号4aが得られ、矢印3bに示
すように第2走査すると、第2図Cに示すビデオ信号4
bが得られる。
また、第2図BおよびCにおけるしきい値を、共に時定
数回路により曲線5a 、sbに示すように作成すると
、第2図Bの第1走査で得られたビデオ信号4aでは誤
りは発生しないが、第2図Cの第2走査で得られたビデ
オ信号4bでは、灰色部7が全黒となってその中の文字
が全く読み取れないといった重大な誤りが発生すること
になる。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除き、原稿
を正しく読み取って2値信号に変換することのできるビ
デオ信号処理方式を提供するにある。
この目的を遠戚するため、本発明のビデオ信号処理方式
では、ビデオ信号の瞬時値が、その直前の白ピーク値を
所定量下廻る毎に黒判別信号を発生する手段と、上記ビ
デオ信号の瞬時値がその直前の黒ピーク値を所定量上廻
る毎に白判別信号を発生する手段と、上記黒判別信号お
よび白判別信号により交互に反転する2値打号を形成す
る手段とを具備させる。
瞬時値がその直前の白ピーク値を所定量下廻っているか
どうか、および瞬時値がその直前の黒ピーク値を所定量
上廻っているかどうかを判別するために、ビデオ信号の
自ピーク値を記憶する第1の記憶装置と、黒ピーク値を
記憶する第2の記憶装置を備える。
更に直流基準電源により第1および第2の基準量を設定
しておき、上記ビデオ信号の瞬時値がその直前に上記第
1の記憶装置に記憶された白ピーク値を第1の基準量以
上下廻るとき黒判別信号を発生する第1の比較手段と、
同様に上記ビデオ信号の瞬時値がその直前に上記第2の
記憶装置に記憶された黒ピーク値を第2の基準量以上上
廻るとき黒判別信号を発生する第2の比較手段を備える
黒および白の判別信号は、たとえはフリップフロップの
ごとき2安定回路のセットおよびリセット端子に印加さ
れて、その都度状態を反転し、第1の黒レベルおよび第
2の白レベルの間で交互に反転する方形波のごとき2値
打号を発生する。
上記の黒および白の判別信号はまた、上記第1および第
2の記憶装置を制御するためにも利用される。
上記黒判別信号が発生したことはビデオ信号が黒レベル
に達したことを意味し、上記白判別信号が発生したこと
はビデオ信号が白レベルに達したことを意味する。
黒判別信号により、それまで白ピーク値の記憶動作を続
けていた第1の記憶装置へのビデオ信号入力を断ち、ま
た、その記憶内容をクリヤするとともに、それまで記憶
動作が停止していた第2の記憶装置の記憶動作を開始し
、新たに黒ピーク値を記憶させる。
同様に、白判別信号によりそれまで黒ピーク値の記憶動
作を続けていた第2の記憶装置へのビデオ信号入力を断
ち、またその記憶内容をクリヤするとともに、それまで
記憶動作が停止していた第1の記憶装置の記憶動作を開
始し、新たに白ピーク値の記憶させる。
以下、本発明を図面について詳細に説明する。
第3図は本発明の一実施例に係るビデオ信号処理方式の
ブロック図である。
第3図において、8はファクシミリなどの光学読取装置
(スキャナー)等により読取られたアナログビデオ信号
の入力端子、9は制御部、10はサンプリングクロック
パルスの入力端子、11はライン同期信号入力端子、1
2は初期リセットパルス入力端子、13はAGC回路、
14は基準レベル(ペデスタル)を固定するための直流
再生回路、15はアナログビデオ信号をnビットのBC
Dコードのごときディジタルビデオ信号に変換するため
のA−D変換器、16.17は後記のように、ゲート回
路とフリップフロップとからなるゲート部、18は後記
のように、シフトレジスタや静止レジスタ等のnビット
記憶装置とゲート回路等からなる白ピーク値記憶部、1
9は同様な黒ピーク値記憶部、20.21は比較器、2
2は加算回路、23は減算回路、24は外部から制御部
9によりその基準値を任意に設定できるようにされたデ
ィデタル基準源、25,26は波形成形回路、27.2
8,29.30は接続線、31゜32.33はOR回路
、34はフリップフロップ35は出力端子である。
第4図は第3図のゲート部16および白ピーク値記憶部
の詳細を示すブロック図で、ゲート部16は、フリップ
フロップ36およびANDゲート37からなり、記憶部
18はANDゲート38、遅延回路39、ANDゲート
40、シフトレジスタや静止形(並列記憶形)レジスタ
等のnビット記憶装置41、および比較器42からなっ
ている。
なお、ゲート部17と黒ピーク値記憶部19も、その構
成は第4図と同様であるが、ただ、比較器42の動作は
、後述のように、白ピーク値記憶部の比較器と異ってい
る。
つぎに、第3図に示したビデオ信号処理方式の動作を第
5図の波形図によって説明する。
まず、読取り開始に当って、回路をリセット状態におく
ものとする。
すなわち、読取り開始に先立ち、初期リセットパルスを
端子12に加えると、ORゲート31を通ってゲート部
16をリセットし、記憶部18のクリヤ入力端子Cに印
加されてこれをクリヤし、ORゲート33を通ってフリ
ップフラップ34をリセットするとともに、ORゲート
32を通ってゲート部17をリセットし、記憶部19の
クリア端子に印加されてこれをクリアする。
この状態において、読取走査が開始され、第5図Aに示
すごときアナログビデオ信号がAGC回路13および直
流再生回路14を通ってA−D変換器15に印加される
このA−D変換器15は、第5図Aのように基準黒レベ
ル(ペテスタルレベル)Loから白ピーク値までを、例
えば16段階で量子化しようとする場合には、アナログ
ビデオ信号を1画素(1サンプリング周期)当りn =
4ビツトのBCDコード(ディジタルビデオ信号)に
変換する。
たとえば、基準黒レベルはり。はoooo最大白レベル
は1111となる。
このnビット符号の形式は直列式でも並列式でもよく、
並列式では端子10のサンプリングクロック周波数で量
子化すればよいし、直列式ではそのp倍の周波数で量子
化すればよい。
なお、以後、便宜上第5図Aのアナログ波形を使って動
作を説明するが、実際には上記のようにディジタル化さ
れたものである点留意されたい。
A−D変換器15の出力ディジタルビデオ信号はゲート
部16.17および加算器22、減算器23に印加され
る。
走査の初期には、上記のように白および黒ピーク値記憶
部18.19はクリアされて、共にooooすなわち基
準黒レベルを記憶しており、フリップフロップ34は1
ノセツトされてその出力側35に低レベル(黒レベル)
の出力を発生しており、また、ゲート部16.17はリ
セットされているため、その入力端■に印加されたビデ
オ信号を通過しない(ゲートオフ)状態にある。
白ピーク値記憶部18は、1画素分すなわち1サンプリ
ング周期(4ビツト)分のビデオ信号を記憶するレジス
タを含み、記憶された画素レベルよりもその直後の入力
画素レベルが大きいときは、記憶内容がこの直後のもの
に更新されるが、そうでないときには更新されないよう
な形式のものである。
そして、この記憶された画素レベルは絶えずその出力側
に現われるようになっている。
したがって、この記憶部18にはそれ迄に到来したビデ
オ信号のうちの最大レベル(白ピークレベル)が記憶さ
れていることになる。
他方、黒ピーク値記憶部19は、記憶された画素レベル
よりもその直後の画素レベルが小さいときに限り記憶内
容が更新される点を除き、白ピーク値記憶部18と同様
であり、それ迄に到来したビデオ信号の最低レベル(黒
ピークレベル)が記憶されていることになる。
上記ゲート部16および白ピーク値記憶部18の動作を
第4図によって詳細に説明する。
フリップフラップ36はセット時ANDゲート37を開
いてA−D変換器15からのビデオ信号入力を通過させ
、リセット時はゲート37を閉じる。
ゲート37を通過したビデオ信号はANDゲート38の
入力2に印加され、かっゲ゛−ト38の入力yにはサン
ブリラグクロック信号が印加されて両信号の周期をとる
ゲート38の入力Xには比較器42の出力が印加される
が、この比較器42は、nビットシフトレジスタの出力
レベルaとゲ゛−ト37の出力レベルbを比較し、a<
bのときだけ出力を発生し、ゲート38を開くようにな
っている。
したがって、a<bであれば入力ビデオ信号は1サンプ
リング周期につきnビット(1画素)ずつシフトレジス
タ41に送り込まれることになる。
シフトレジスタ41はサンプリングクロックにより駆動
(シフト)されるが、その駆動パルスはゲート38の入
力yに加わるサンプリングクロックよりも、遅延回路3
9によって僅かに遅延されている。
この遅延回路39は、ゲート38を通過するビデオ信号
の時間遅れを補正して、レジスタへのビデオ信号入力と
レジスタ駆動パルストノクイミングを合わせるためのも
のである。
レジスタ駆動パルスは遅延回路39からANDゲート4
0を介して印加されるようになされ、ANDゲート40
は比較器42の出力によって開くようになっている。
したがって、レジスタ41は、aくbの条件を満たすと
きだけ駆動(シフト)され、それ以外のときには駆動さ
れない。
すなわち、シフトレジスタ41にはa < bのときだ
けゲート38が開いてビデオ入力が送り込まれ、同時に
このシフトレジスタ41は駆動パルスによって記憶が可
能となる。
それ以外のときには、ビデオ入力もなく、駆動パルスも
ないので、シフトレジスタ41の記憶内容はそのまま保
持される。
レジスタ41の記憶内容は、その駆動パルスがないとき
でもその出力側に現れている。
すなわち、1駆動パルスが印加されて新たな入力が記憶
されると、その直後から次に1駆動パルスが印加されて
次の入力が記憶される迄、最初の新たな入力に相当する
出力が現れている。
したがって比較器42の第1人力aは、第2人力ビデオ
信号すよりも1サンプリング周期前のビデオ信号に相当
する。
このようにして、走査の開始時にレジスタ41がリセッ
ト(oooo)されてから、入力ビデオ信号レベルbが
上昇を続ける限り、次々に新たなビデオ信号レベルを記
憶更新し続け、下降する(a>bとなる)ようになると
、もはや記憶内容は変らず、その最高レベルを保持する
ことになる。
以上はゲート部16および白ピーク値記憶部18の概要
であるが、ゲート部17および黒ピーク値記憶部19も
構成は全く同じで、ただ、比較器42がa > bの条
件を満足するときだけ出力を発生する点で相違するのみ
である。
その動作は自ずと理解されよう。
さて、上記のように減算器23に印加されたビデオ信号
(そのレベルを■とする)は、ここで基準源24から与
えられるディジタル設定値α(第5図A参照)を差引か
れて、減算器23の出力(V−α)が比較器21に加わ
る。
比較器21は、黒ピーク値記憶部19の出力≦減算器2
3の出力 ・・・・
・・・・・・・・・・・(1)の条件を満足するときだ
け、出力を発生し、それ以外は出力を発生しない性質を
有するものである。
そして、この場合、黒ピーク値記憶部19の出力は00
00(クリヤ)ニレベルL。
のままであるから、第5図Aのイ点において(1)式が
満足されることになり、比較器21は出力パルス(高レ
ベル)を発生する。
他方、加算器22に印加されたビデオ信号は、ここで基
準源24からのディジタル設定値β(第5図A参照)が
加算されて(■+β)、比較器20に印加されるが、比
較器20は、 白ピーク値記憶部18の出力≧加算器22の出力
・・・・・・・・・・・・
・・・(2)の条件を満足するときだけ、出力を発生し
、それ以外は出力を発生しない性質を有している。
そして、上記の場合、白ピーク値記憶部19の出力もo
ooo−レベルL。
にクリヤされたままであるから、イ点ではまだ出力を生
じない。
上記のように、比較器21が出力パルスを発生すると、
波形整形器26を通ってフリップフロップ34のセット
人力Sに印加されるので、その出力(端子35)は、第
5図Bに示すように白レベルに転じる。
比較器21の出力パルスは、また、線30を通ってゲー
ト部16に加わり、以後、その端子Vに印加されたビデ
オ信号を通過させて白ピーク記憶部18に供給し、その
記憶動作が始まる。
比較器21の出力パルスは、更にゲート32および線2
9を通って、黒ピーク記憶部19をクリヤし、ゲート部
17を、それ以降オフとするのにも使用される。
このようにしてイ点以降、白ピーク記憶部18は次々に
到着するビデオ信号を記憶更新して行くが、これが白点
まで記憶して後、入力レベルがハ点のように僅かに低下
しても、その差が上記(2)式を満足しないので、比較
器20は出力を生じない。
そして更に白ピーク記憶部18は常により高いレベルを
求め、二点のレベルを記憶する。
二点の記憶後、入力ビデオ信号がホ点において設定値β
だけ低下したとすると、この時点で上記(2)式が満足
される結果、比較器20は出力パルスを発生する。
この出力パルスは波形整形回路25を通ってフリップフ
ロップ34をリセットし、その出力レベル(端子35)
を第5図Bに示すように黒レベルに転じる。
比較器20の出力パルスは、またORゲート31および
線28を通りゲート部16をオフして以後のビデオ信号
を断ち、白ピーク記憶部18をクリヤするとともに、線
27を通ってゲート部17のセット入力端子に加わり、
ゲート部17をオンに転じて以後のビデオ信号を通過さ
せ、黒ピーク値記憶部19の記憶動作を開始させる。
このようにして、黒ピーク値記憶部19は、ホ点以降に
到来するビデオ信号のより低いレベルを求めつつ、その
へ点のレベルを記憶するが、その直後のト点やチ点はへ
点との差が設定値α以下であるため(1)式を満足せず
、比較器21は出力を生じない。
す点に至り、その差が設定値αに達すると、比較器21
は(1)式を満たし、出力パルスを発生するので、同様
にして、フリップフロップ34の出力を第5図Bのよう
に白レベルに転じ、ゲート部17を閉じ、黒ピーク値記
憶部19をクリヤし、ゲート部16を開き、再び白ピー
ク値記憶部18の動作を開始させる。
白ピーク値記憶部は、この時点から、新たな白ピーク値
を求めて記憶することになる。
以下、同様な動作を繰返して、−走査が終了すると、端
子11よりのライン同期信号によって、初期リセットパ
ルスの場合と同様に、すべてを初期状態に戻し、次の走
査に備える。
本方式によれば、単に2つのレベルα、βヲ設定するだ
けで、多種多様の原稿(地の変化や文字の密度、線幅、
濃度)のものでも、常に誤りなく読取りができるので、
従来のCR時定数をその都度調整してしきい値を決定す
るものに比べ、その調整が容易で、読取りも正確に行い
得る。
また、シェージングの影響や、光学系スキャナーの照度
むら、その経年変化による波形歪に対しても、従来のよ
うな光学的または回路的な補正手段を設ける必要なく、
誤りのない読取が可能である。
また、アナログビデオ信号をA−D変換したディジタル
ビデオ信号とした後、処理するようにしているので、電
源電圧変動、環境(温度など)変化、使用する素子のバ
ラツキなでの影響を受けることなく、安定した動作が行
なわれる。
更に、本方式にあっては、比較的濃度勾配のゆるやかな
原稿についてもドロップアウトを生ぜず、誤りのない読
取が可能である。
この状況を第6図A、Bによって説明する。
第6図Aは、比較的酸度勾配のゆるいビデオを、本方式
によることなく、一定の画素単位周期(サンプリング周
期)をもって読取る場合を示す。
図に示すゆるやかな波形は、もともと原稿の濃度勾配が
ゆるやかな場合のほか、たとえ地に対する濃度差が大き
くても、光学系の集光が甘いため、走査方向に向って線
幅の細い線が広がるような場合にも発生することがある
第6図Aでは、一定時間間隔Tで各点イ22ロ、ハ二、
ホの信号の値を読取り、その隣り合うものどうしを比べ
てその差が設定値以上になったとき、白→黒のごとくレ
ベルが転換する2値打号を得る訳であるが、波形がゆる
やかであるため、設定値レベル如何によっては読取りが
できず、全白と判断されるなどドロップアウトを生じる
ことがある。
これに対し、本方式においては、同様な波形のビデオ信
号に対し、設定値α、βを第6図Bよりも十分大きく設
定しておいた場合でも、まずへ点またはチ点で白ピーク
値または黒ピーク値を記憶し、それから適当な時間さえ
経過すればト点またはり点で必ず白→黒または黒→白の
変化すべき点が検出されるので、ドロップアウトを生じ
ることがない。
本方式はまた、走査開始後ビデオ信号中に基準値αを超
えるレベルを有しない場合、出力がなく全黒と判断する
ことができ、従来の白ピーク検知によるしきい値決定法
の欠点を阻止できる。
本発明は、要するに任意の時刻におけるビデオ信号の瞬
時値Vがその直前の黒ピーク値pbを基準量α以上上廻
るとき白と判断する信号(自利断信号)を発生し、ひき
続いて、ビデオ信号の瞬時値■がその直前の白ピーク値
Pwを基準値β以上下廻るとき黒と判断する信号(黒判
別信号)を発生するものであるから、上式(1)および
(2)は一般的に pb<v−α あるいは pb=v−α ・・・・・・・・・・・・・・・(3) および Pw>V+β あるいは P w = V+β・・・・
・・・・・・・・・・・(4) と書くことができる。
式(3) 、 (4)の条件を満足する限り、本発明は
種々の変形が可能であって、例えば(3) 、 (4)
式をPb+α〈■ あるいは Pb+α=■ ・・・・・・・・・・・・・・・(5) Pw−β〉■ あるいは Pw−β=■ ・・・・・・・・・・・・・・・(6) と変形すれば、第7図の回路構成が得られる。
第7図は、第3図の加算器22、減算器23の代りに減
算器22a1加算器23aを図のように接続したもので
あって、符号16〜21.24は第3図と同一名称のも
のである。
第7図の回路が式(5) 、 (6)を満足することは
明らかである。
以上、主としてディジタルビデオ信号の処理方式につい
て説明したが、これに限らず、アナログビデオ信号形態
のままで処理することも同様にできる。
この場合、第3図において、A−D変換器を省略し、基
準源24としてディジタル基準値に代えてアナログ直流
電位源を用い、加算器22に代えて正方向電位シフト回
路を、減算器23に代えて負方向電位シフト回路を用い
、記憶部18゜19および比較器20.21としてアナ
ログ型のものを使用すればよいことはいうまでもない。
なお、制御部9は、たとえばパネルのつまみなどで構成
される。
これにより、原稿の種類や濃淡差に応じて基準源24の
設定値α、βを調整し、任意の変化量α、βで黒→白ま
たは白→黒の転換ができる。
以上、各実施例で説明したように、本発明によれば、フ
ァクシミリ等のビデオ信号処理方式において、原稿の種
類や光学系の偏差、シェージングによる波形歪などの影
響を受けることなく、正しい読取を容易に行い得るとと
もに、ゆるやかな濃度変化のものも正しく読取れるなど
、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図A、B、Cおよび第2図A、B、Cは従来のビデ
オ信号処理方式の動作説明図、第3図は本発明の一実施
例に係るビデオ信号処理方式のブロック図、第4図は第
3図の部分詳細ブロック図、第5図A、Bおよび第6図
A、Bは第3図に示したビデオ信号処理方式の動作説明
図、第7図は本発明の他の実施例に係るビデオ信号処理
力式のブロック図である。 13・・・・・・AGC回路、14・・・・・・直流再
生回路、15・・・・・・A−D変換器、16,17・
・・・・・ゲート部、18・・・・・・白ピーク値記憶
部、19・・・・・・黒ピーク値記憶部、20.21・
・・・・・比較器、22・・・・・・加算器、23・・
・・・・減算器、24・・・・・・ディジタル基準源、
25 、26・・・・・・波形整形回路、31.32,
33・・・・・・OR回路、34・・・・・・フリップ
フロップ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ビデオ信号の白ピーク値および黒ピーク値をそれぞ
    れ交互に記憶する第1および第2の記憶装置と、上記ビ
    デオ信号の瞬時値がその直前に上記第1の記憶装置に記
    憶された白ピーク値を第1の基準量以上下廻る毎に黒判
    別信号を発生する第1の比較手段と、上記ビデオ信号の
    瞬時値がその直前に上記第2の記憶装置に記憶された黒
    ピーク値を第2の基準量以上上廻る毎に白判別信号を発
    生する第2の比較手段と、上記黒判別信号により上記第
    1の記憶装置をクリヤしてその入力を断つとともに上記
    第2の記憶装置の記憶動作を開始する手段と、上記白判
    別信号により上記第2の記憶装置をクリヤしてその入力
    を断つとともに上記第1の記憶装置の記憶動作を開始す
    る手段と、上記黒および白の判別信号が発生する毎に第
    ルベルおよび第2レベルに交互に反転する2値打号を形
    成する手段とからなることを特徴とするビデオ信号処理
    方式。
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