JPS5829842A - 塗装性の改良されたプロピレン重合体組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塗装性の改良されたプロピレン重合体組成物
に関する。

プロピレン重合体は、入手が容易で、市場の要求性能を
ある程度溝たす物性を有するので、汎用樹脂として各分
野で利用されているが、分子構造上極性がないのて塗装
性が不良であることが欠点の一つとなっている。

この欠点を解消するために、エラス）ｗ−を添加する方
法が知られているが、プロピレン重合体との相溶性に問
題があシ、また剛性が低下するので、更に無機質フィラ
ーを添加する方法が行なわれている。

しかし、エラストマーおよびフィラーを多ｔＫ配合する
ことは、プロピレン重合体の持つ低密度、光沢、肌触り
感を損ねることになり好ましくない。

また、プロピレン重合体にエチレン−プロピレン共重合
体ゴム（ＫＰＭ）またはエチレン−プロピレン−非共役
ジエン三元共重合体ゴム（ＥＰＤＭ）をブレンドする方
法も知られているが、この方法はプロピレン単独重合体
（ＰＰ）には有効であるが、エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体（ＥＰＰ）には効果が低い。

更にプロピレン重合体くスチレン−ブタジェンブロック
共重合体をブレンドする方法も知られているが、ＰＰＫ
は効果が低く、またプロピレン重合体との相溶性が悪く
、層状剥離することがある。

本発明は、これらの欠点を解決するものであシ、少量の
スチレン−イソプレンブロック共重合体を配合すること
によってプロピレン重合体の塗装性を改良でき、市場か
らの要求性能の高度化に対応できる塗装性を有し、成形
品の表面処理を施さなくても十分効果があるプロピレン
重合体組成物を提供することを目的とし、その要旨とす
るところは、プロピレン重合体にスイレンーイソプレン
ブＵツク共重合体を両成分の総和に対してＷ〜薗型重量
配合したことを特徴とする塗装性の改良されたプロピレ
ン重合体組成物に存する。

そして本発明のプロピレン重合体組成物の用途としては
、自動車、家電、容器、雑貨等の広い分野での利用が可
能である。

本発明で用いるプロピレン重合体は、プロピレン単独結
晶性重合体：エチレン、ブテン−１１ペンテン−１１ヘ
キセン−１％番−メチルペンテン−１等信のａ−オレフ
ィンまたは酢酸ビニに勢のビニルエステルと過半重量の
プロピレンからなるランダムないしブロック共重合体ニ
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等
の不飽和有機酸類（エステル、アミン、アミド、塩、無
水物岬誘導体も含む）またはビニルトリメトキシシラン
等のビニルシランなどでプロピレン重合体をグラフト処
理したもの等である。

中テモ、プロピレン単独重合体、他のα−オレフィンを
雪〜美重ｉ１−含有したプロピレン−σ−オレフインブ
ロック共重合体が良く、とりわけエチレンを２〜２０重
量％含有し、ＭＦＲｏ、５〜４０ｆＡ紛のプロピレン−
エチレンブロック共重合体が好ましい。

このようなプロピレン重合体は通常市販のものから適宜
選択することができる。

また、本発明で用いるスチレン−イソプレンブロック共
重合体（ＳＩＳ）は、公知の方法（例えば特公昭４２−
１７４９鱒公報）で得られるスチレンとイソプレンがブ
ロック状に共重合したゴム状物質であり、スチレンとイ
ソプレンの比率（Ｘ量比）は１ｏ７９０〜４０μＯＯも
のである。

トリわけ、スチレンとイソプレンの比率（重量比）が１
２／８８〜ｚｓ／７５のものが好ましい。ＳＩＳの配合
割合は全組成中１０〜３０重〜−１好ましくはｉ〜５〜
量−である。１０チ未満では塗装性改良効果が不十分で
あり、３０チを越えると組成物の剛性が低下して実用的
でなくなる。

なお、本発明の効果を損なわない範囲で、他の熱可塑性
樹脂、無機充填剤、各種安定剤、着色剤郷を添加しても
よい。

本発明組成物を製造する方法は、ロール、バンバリーミ
キサ−、プラベンダープラストグラフ、二軸押出機等通
常の混線機で、両成分（必要に応じ他の成分を加えて）
を混練することによシ行なわれる。

混練機としては、混線効果の大きなものが好ましいが、
各種成形機に所要成分を直接フィードして本発明組成物
を製造することもできる。

次に実施例によって本発明を更に具体的に説明する。

実施例１１比較例１ ２種類のプロピレン重合体にそれぞれ各種ゴムを謳重量
％添加し、し勺＝６の２軸押出機により混錬し、これを
ペレットにした。このペレットを射出成形機で２−厚の
シートに成形し、塗装試験に供した。

塗装試験は、カシュー社製のポリオレフィン用塗料マイ
クロンφ３０００および同φ４０００　　をそれぞれ上
記シートに厚み約加μになるように吹付は塗装し、８０
℃で（資）分間乾燥後に、塗装面に縦横それぞれ１１間
隔で１−角が１０個ずつ、すなわち合計１００個になる
ようにナイフ刃で基盤目を入れ、セ；テープを接着させ
て急激に剥離を行ない、塗料が剥離せずに残つ良計の数
を数えた。結果を第１表に示す。

オ　　五　　表 Ｃυ本本玉三菱油化社製ポリプロピレン本２　同上　　
　　　エチレン−プロピレンブロック共重合体本３シエ
ル化学社製　スチレン−イソプレンブロック共重合体ネ
４　　同上　　　　　スチレン−ブタジェンプルツク共
重合体本５旭化成社製　　　　　　　同上 率６日本イービーラバー社製　エチレン−プロピレン共
重合体ゴム（ＥＰＭ） 実施例２、比較例２ 実験例ム■のゴム含量を変えて同様に塗装試験を行なっ
た。結果を第２表に示す。

（（転）本７一部基材の表層剥離が起こった。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プロピレン重合体にスチレン−イソグレンブロック共重
   合体を両成分の総和量に対して１Ｏ−（９）重量−配合
   したことを特徴とする塗装性の改良されたプロピレン重
   合体組成物。