JPS5826914Y2 - アンプル瓶 - Google Patents

アンプル瓶

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Publication number
JPS5826914Y2
JPS5826914Y2 JP5380479U JP5380479U JPS5826914Y2 JP S5826914 Y2 JPS5826914 Y2 JP S5826914Y2 JP 5380479 U JP5380479 U JP 5380479U JP 5380479 U JP5380479 U JP 5380479U JP S5826914 Y2 JPS5826914 Y2 JP S5826914Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
ring
shaped
hole
vulcanized
Prior art date
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Expired
Application number
JP5380479U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55153358U (ja
Inventor
丈 江口
Original Assignee
旭硝子株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 旭硝子株式会社 filed Critical 旭硝子株式会社
Priority to JP5380479U priority Critical patent/JPS5826914Y2/ja
Publication of JPS55153358U publication Critical patent/JPS55153358U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、いわゆるフリップオフ式の密封栓をしたアン
プル類に関するものである。
図面の半裁断面した正面図に示される如く、アンプル類
の頭部1にはゴム栓2が嵌着され、このゴム栓に実公昭
43−17198号公報に記載されるようなフリップオ
フ式の密封栓が被着される。
フリップオフ式の密封栓は、リング状の口金3およびプ
ラスチック製キャップ4よりなり、その詳細は前記実用
新案公報に記載されている。
リング状口金は、浅い円筒体よりなり、その頂面中央部
に貫通孔5およびこの貫通孔を取り囲む不連続の切溝6
,6′・・・・・・が穿設されており、貫通孔と切溝と
の間にリング状の剥取小片7.7’・・・・・を形成さ
せている。
プラスチック製キャップは、頂部内面側リング状突出部
8を有しており、この突出部をノング状口金の貫通孔に
挿通させた後、突出部端縁を溶融膨出9させて、貫通孔
から抜は出ないようにしている。
このようにして、プラスチック製キャップを取付けたリ
ング状口金を、ゴム栓を嵌着させた瓶頭部に被着し、口
金の下端縁10を瓶頭部の凹所にかしめて包被固定させ
ている。
アンプル類の内容物を取出す際には、プラスチック製キ
ャップを指などでこじ開け、それによって口金のリング
状剥取小片を剥取り、そこに円形状に露出されたゴム栓
頭部に注射器の注射針を刺し、内容液を吸上げることに
より行われる。
しかしながら、プラスチック製キャップとリング状口金
とは共に硬質材料で形成されているため、キャップの内
周側面11と口金の外周側面12との間には多少なりと
も間隙が生ずるのを避けることができず、従って保管中
にそこからの細菌類や微細な粉末などの侵入を防止する
ことができない。
また、口金に取付けられたキャップは、キャップのリン
グ状突出部を軸として回転可能なので、口金貫通孔のエ
ツジによってキャップ突出部が削り取られ、プラスチッ
ク微粉末がゴム栓頭部に堆積し、それが注射器によって
体内に注射される危険性が存在する。
本考案者は、かかるフリップオフ式の密封栓において、
プラスチック製キャップの内周側面とリング状口金の外
周側面との間の間隙を閉塞させるためのフッ素ゴム加硫
被膜13をキャップ下端縁部分14に設けることにより
、前記の如き欠点が有効に防止されることを見出した。
フッ素ゴムの加硫被膜は、滑り特性の点においてすぐれ
ているので、本質的に細菌類や塵などが付着し難く、か
りに細菌類などが付着してもフッ素ゴムの有するすぐれ
た耐薬品性の故に、エチレンオキサイドガスによる殺菌
法が有効に適用し得ることが指摘される。
また、加硫ゴム被膜の良好な引張強さ、引裂抵抗、強じ
ん性などの性質を示すフッ素ゴムのゴム弾性が効果的に
作用して、プラスチック製キャップによりフリップオフ
を妨げる程ではないが、キャップの突出部を軸とする口
金貫通孔との間で生ずる回転を有効に防止させる。
更に、フッ素ゴムは、耐酸化性、耐薬品性、耐熱性など
の点においても特にすぐれているので、きわめて良好な
密封効果を与えることになる。
このように、フッ素ゴムの加硫被膜は、種々の好ましい
性質を有しているが、口金を形成する金属材料やキャッ
プを形成するプラスチック材料に対する接着性の点から
は、プロピレン−四フッ化エチレンーグリシジルビニル
エーテル共重合体ゴムの加硫被膜が特に好ましい。
この共重合体ゴムは、40〜50モル%、好ましくは4
2〜47モル%のプロピレン、50〜60モル%、好ま
しくは53〜58モル%の四フッ化エチレンおよび0.
01〜10モル%、好ましくは0.2〜5モル%のグリ
シジルビニルエーテルよりなる共単量体組成を有し、こ
の共重合体ゴムの本質的な特性を損わない限り第4e、
分銀下の他の共単量体の少量を共重合させてもよい。
プロピレン−四フッ化エチレンーグリシジルビニルエー
テル共重合体ゴムの加硫は、特に加硫特性にすぐれてい
るので、種々の加硫架橋方法、例えば有機過酸化物やア
ミン類による化学的架橋あるいはγ線、電子線の如き電
離性放射線の照射による放射線架橋などの方法を用いる
ことができる。
この共重合体ゴムの加硫でも一つの特徴は、特定の加硫
剤を用いた加硫配合物では、室温程度の比較的低い温度
でも加硫が可能であるという事実である。
この特定の加硫剤としては、第3アミン類またはその塩
、あるいはこれらの第3アミン類と水酸基含有化合物と
の組合せが用いられる。
加硫剤を用いない加硫もまた可能であり、この場合には
100〜300℃程度の温度に1分間〜1時間程度加熱
することにより加硫が行われる。
共重合体ゴムまたはそれを含有する加硫配合物は、酢酸
エチル、テトラヒドロフラン、1,1.2−)リクロル
トリフルオルエタンなどの有機溶剤溶液に調整され、こ
の溶液(例えば2%溶液)を浸漬法、噴霧法などの手段
でキャップ下端縁部分に塗布し、前記の如き加硫方法を
そこに適用する。
形成される加硫被膜の厚さは、塗布回数などに応じて一
般に約1〜100μ、好ましくは約2〜50μ程度であ
り、その一部はプラスチック製キャップの内周側面とノ
ング状口金の外周側面との間の間隙に浸透して、閉塞お
よび回転防止に十分なる効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るフリップオフ式の密封栓をしたア
ンプル瓶の一態様を半裁断面した正面図として示したも
のである。 この図面において、符号 1は瓶頭部、2はゴム栓、3
はリング状の口金、4はプラスチック製キャップ、5は
口金の貫通孔、6は口金の不連続切溝、7は口金のリン
グ状剥取小片、8はキャップ頂部内面側リング状突出部
、9はその端縁膨出部、そして13はフッ素ゴム加硫被
膜をそれぞれ指示する。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.瓶頭部に装着されたゴム栓に、浅い円筒体の頂面中
    央部に貫通孔ならびに該貫通孔を取り囲む不連続の切溝
    をそれぞれ穿設してそこにリング状剥取小片を形成させ
    てなり、該リング状剥取小片部分に前記貫通孔に挿通さ
    せたプラスチック製キャップの頂部内面側リング状突出
    部の端縁を溶融膨出させたリング状口金を被着し、該口
    金の下端縁を瓶頭部の凹所にかしめて包被固定してなる
    フリップオフ式の密封栓において、プラスチック製キャ
    ップの内周側面とリング状口金の外周側面との間の間隙
    を閉塞させるためのフッ素ゴム加硫被膜を前記キャップ
    下端縁部分に設けてなるアンプル類。 2、フッ素コム加硫被膜がプロピレン−四フッ化エチレ
    ンーグリシジルビニルエーテル共重合体ゴムの加硫被膜
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載のアンプル類
JP5380479U 1979-04-20 1979-04-20 アンプル瓶 Expired JPS5826914Y2 (ja)

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JP5380479U JPS5826914Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 アンプル瓶

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JP5380479U JPS5826914Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 アンプル瓶

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JPS55153358U JPS55153358U (ja) 1980-11-05
JPS5826914Y2 true JPS5826914Y2 (ja) 1983-06-10

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JP4669038B2 (ja) * 1998-04-20 2011-04-13 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 瓶および他の医療容器用のプラスチック閉鎖体

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JPS55153358U (ja) 1980-11-05

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