JPS5822577Y2 - 製図台の図板等のクランプ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は製図台等の傾斜角度を調節できる図板等のクラ
ンプ装置に関するものである。

例えば、従来の製図台は第１図に示すような（ただしス
プリング５はない）ものであり、図板１の角度を変える
場合、クランプレバ−３を解除側に回したまま図板１の
一端１ａを押し下げたり、引き上げたりして角度を変え
、さらにクランプレバ−３をクランプ側に回す操作が必
要であった。

本考案は上記操作を簡略化し、クランプ装置が自動的に
働くようにしたものである。

以下図面に示す実施例によって詳細に説明する。

第１図において、図板１は図板受７の上面に固定され、
上記図板受７は後述するように支軸２の回りに回動して
図板１を任意の傾斜角に傾けることができるようになっ
ている。

上記支軸２は鉛直軸９に固定され、この鉛直軸９は脚８
の案内穴（図示省略）に挿入され、上下動して任意の位
置でロックされる。

第２図、第３図、第４図において、上記図板受７には一
対のボス４が固定され、このボス４には上記支軸２が挿
通するボス穴４ａに達する割込部４ｂがあって、その上
面側にはネジ穴４Ｃがまた下面側には上記ネジ穴４Ｃに
連なるばか穴４ｄがあってボルト１０がこれにねじ込ま
れ、このボルト１０がこれにわじ込まれ、このボルト１
０を締めることによってボス４はボス穴４ａが締まり、
ボス４を支軸２に締着して図板１のクランプを行なうよ
うになっている。

上記ポル） １０．１０には更に基レバー１１．１１が
固定され、この基レバー１１．１１の先端部はリンクパ
ー６の両端部にそれぞれ枢着されてリンク機構を構成す
る。

また上記基レバー１１の一方の基レバーにはクランクレ
バー３が固定され、クラリプレパー３をその基レバー側
のポル） １０の回りに回せば、両方のポル） １０．
１０は同時にそれぞれボス４゜４を締めたり緩めたりす
る。

上記リングパー６と上記図板受７との間にはスプリング
５が張設され、このスプリングの弾力によって、ボルト
１０．１０が締められ図板１がクランプされるようにな
っている。

次に動作について説明する。

第２図において、クランプレバ−３はスプリング５の弾
力により右側へ回動されており、図板１はクランプされ
ている。

次にクランプレバ−３を左側へ回動させると、前記クラ
ンプが解除されるため、ボス４，４は支軸２に対して、
回動自在になり、図板１の角度が変えられる。

そしてクランプレバ−３を離せば、スプリング５の弾力
によりクランプレバ−３は右側へ回動され、図板１はク
ランプされる。

即ち、クランプレバ−３を左側に回動させたまま図板１
の傾斜角度を設定し、その位置でクランプレバ−３を離
せば、スプリング５の弾力によりクランプレバ−３がク
ランプ位置まで回動させられて、図板１が自動的にクラ
ンプされる。

本考案によれば、上述のように支軸を挿入する図板受台
のボス穴に割込みを設けて、ボルトでこの割込みを締緩
しで図板を支軸に対して、クランプ、アレクランプする
とともに、ボルトに固定したクランプレバ−と図板受台
との間にスプリングを張設して、このスプリングにより
ボルトを締めて自動クランプするようにしたから、図板
の傾斜角度調節時にクランプ不完全で図板が倒れるとい
うような危険がなくなり、操作がしやすく、シかも極め
て安全になった。

なお本考案において、スプリングの力を十分強くして、
クランプレバ−を解除位置まで回してもなお、かなりの
摩擦力がボスと支軸の間に残るようにすれば、手で図板
を回動するとき、図板が急に回ってしまうことがなく一
層安全になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る製図台の全体を示し、第２図はク
ランプ機構の平面図。 第３図はＡ’−Ａ２断面図、第４図は正面図。 １・・・・・・図板、２・・・・・・支軸、３・・・・
・・クランプレバ−４・・・・・・ボス、７・・・・・
・図板受、１０・・・・・・ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 脚上に横架した支軸に回転自在に図板を支持した製図台
   等において、図板を取付けた図板受のボスを支軸に挿通
   して、このボスに割込みを設けるとともに上記割込みを
   はさんで一側にネジ穴を、他側にばか穴を設けて締付ボ
   ルトをこれにねじ込んで図板を支軸にクランプ、アンク
   ランプを可能とするとともに、上記締付ボルトに固定し
   たクランプレバ−と図板受との間にスプリングを張設し
   たことを特徴とする製図台の図板等のクランプ装置。