JPS5820990B2 - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JPS5820990B2
JPS5820990B2 JP53139787A JP13978778A JPS5820990B2 JP S5820990 B2 JPS5820990 B2 JP S5820990B2 JP 53139787 A JP53139787 A JP 53139787A JP 13978778 A JP13978778 A JP 13978778A JP S5820990 B2 JPS5820990 B2 JP S5820990B2
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JP
Japan
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chlorinated
paint
eva
resin
weight
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JP53139787A
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English (en)
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JPS5566966A (en
Inventor
浦田啓司
新庄岑治
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Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塩化ゴム(以下CRと言う。
)系の樹脂例えばCR,塩素化ポリエチレン(以下CP
Eと言う。
)、塩素化ポリプロピレン(以下CPPと言う。
)、塩素化ポリブタジェン(以下CPBと言う。
)等ブーレフイン重合体を高度に塩素化することによっ
て得られた塩素化ポリオレフィンを塗料として用いる場
合、皮膜構成を容易にし、かつ塩素化ポリマーの有する
耐候性や耐薬品性を全く失なわない、更に言えば皮膜を
長期に強靭な状態に維持することによって総合的に耐用
年数を飛躍的に向上させる目的でCR系樹脂と塩素化エ
チレン酢ビ共重合物(以下C−EVAと言う。
)を併用した重防食塗料に関するものである。
今日、船舶、橋梁、鉄塔など鉄鋼構造物用防食塗料とし
て使用されているCRゴム系樹脂はそれ自体は皮膜がも
ろいため通常フタール酸エステル、ポリフェニール、塩
素化パラフィンなど液状のものが可塑剤として必須成分
となり皮膜を形成している。
また場合によってはアルキッド樹脂、熱可塑性アクリル
、エチレン酢ビ共重合物(以下EVAと言う。
)、ポリエチレン・エチルアクリレート共重合物などが
高分子性で可塑化作用を有するため用いられることがあ
る。
しかしこれらのものを併用した場合の欠点として、前者
の液状可塑剤は長期屋外にはくるするとだんだん塗膜か
ら可塑剤が離脱して塗膜が硬くもろくなり、遂には亀裂
を生じ、酸素、水、ガスなどの浸入を容易にする結果、
表面の保護作用を失なう。
また後者の高分子化合物は液状可塑剤にくらべて若干性
能の向上は認められるが、高分子自体がCR系樹脂と同
等の耐候性、耐薬品性を有しないことやCR系樹脂との
相溶性が良くないために重防食用材料として甚だ不十分
であった。
殊にEVAは従来からも提案されていたが、溶剤に対す
る溶解性が悪く、特に低温時溶液の貯蔵安定性が悪いた
め、ゲル化すること、又CR系樹脂との相溶性が不十分
なため殆んど実用化されていないのが実状である。
本発明者はこの点に着目して重防食塗料の必須要項とし
てそれ自身すぐれた耐候性、耐薬品性、その他塗料とし
て必要な性能を有し、更にその上可塑化能力のすぐれた
樹脂の開発に努力した結果C−EVAがこの目的に最も
適したものであることを発見し、種々検討し本発明を完
成するに至ったっ 本発明に用いるC−EVAはエチレンと酢酸ビニールの
共重合物でエチレン成分が重量比で95%〜50%、酢
酸ビニール成分が重量比で5〜50%であるエチレン酢
酸ビニール共重合物を、塩素含有量が重量比で5%〜5
0%まで塩素化したものである。
酢酸ビニールの含有量を5〜50%と規定したのは、5
%以下では塗料用溶剤への溶解性が十分に改善されない
為でCR塗料の汎用溶剤であるトルエン、キシレン、ツ
ルペッツ、ミネラルスピリット、シクロヘキサン等への
溶解性を改善する目的では5%以上必要である。
また50%以上では溶解性や相溶性は良くなるが、可塑
的性能が低下してくるので好ましくない。
メルトインデックスはASTM−D−1238−57T
で測定した。
メルトインデックスが29710m1n以丁になると、
有機溶剤に対する溶解性が悪くなり、300g/l 0
m1n 以上になると、低分子になり過ぎて可塑的性能
が低下するので避けなければならない。
上記のC−EVAは通常耐塩素系溶剤、例えばクロロホ
ルム、トリクレン、パークレン、四塩化炭素などの溶剤
に溶解して均一に塩素含有量5〜50係に塩化し、所定
の塩素化度に達したら、これを非溶媒中に加えて凝固さ
せ取出して乾燥するか溶剤を塗料用溶剤に置換して原液
で用いることもできる。
塩素含有量を重量で5〜50%としたのは、5%以下で
は溶剤に対する溶解性が悪く、50%以上では可塑的性
能が低下するためである。
塗料の種類や組成については特に限定するものではない
が、上記C−EVAとCR系樹脂を任意に配合し、必要
に応じて各種顔料、染料、安定剤、チキン剤、レベリン
グ剤、湿潤剤、沈降防止剤などを適宜併用すればよく、
また前記液状可塑剤又はアルキッドなどの樹脂を1部併
用することも出来る。
また通常下塗り塗料に用いられる石油樹脂、ロジン、ク
マリン樹脂、フェノール樹脂、ケトン樹脂などの併用も
できる。
中塗又は上塗り塗料としては熱可塑性アクリル樹脂や塩
ビ酢ビ共重合樹脂、塩化ビニール樹脂等を併用してもよ
い。
次に本発明に使用する塩素化ポリオレフィンの塩素含有
量は重量で60〜75%のものが用いられる。
塩素含有量60%以上としたのは、それ以下では耐候性
が充分でなく、75%以上ではキシレントルエン等の溶
剤に対する溶解性が劣るためである。
一般に市販されている天然ゴム又は合成ゴムを塩素化し
て得られるCR1ポリブタジェンを塩素化したCPB1
ポリエチレンを塩素化して得られるCPE1ポリプロピ
レン、または変性ポリプロピレンを塩素化して得られる
CPP、ポリ塩化ビニール、塩素化ポリ塩化ビニール、
その他ポリマーの特性を変えるためにエチレンを共重合
させたポリプロピレンやプロピレンを共重合させたポリ
エチレンおよびエチレンプロピレンターポリマー等の塩
素化物でそれ自身は耐候性や耐薬品性を有しながら皮膜
がぜい弱な樹脂にはすべて使用できる。
上記の塩素化物は通常耐塩素系溶剤例えばクロロホルム
、トリクレン、パークレン、四塩化炭素などの溶剤に溶
解して均一に塩素化反応をすすめ所定の塩素化度に達し
たらこれを水蒸気蒸留又は非溶媒中に加えて固形物を取
出して乾燥することによって得られる。
尚、塩素化反応の途中に原料EVAを追加して共に塩素
化するか、別々に塩素化したものを混合した後、上記方
法によって固形化してよい。
次に実施例を挙げて本発明の方法を更に詳しく説明する
実施例 1 酢酸ビニールの含有量が重量で28wt%、タルトイン
デックス159/]0m1n であるEVA3009
を51の四塩化炭素に溶解して、紫外線を照射しながら
70〜80℃で気体塩素を吹込みつつ塩素化することに
より、塩素含有量力月0.5゜18.2 、35.6
、48.0の4種類の塩素含有量の異なるC−EVAを
調整し、各種のCR系樹脂との相容性、低温時流動性お
よび耐衝撃性を試験した結果を第1表に示した。
(註) CPE スーパークロア907HA(塩素含有量71重
量%)CPP スーパークロン306(塩素含有量68
重量%)CRスーパークロンCR−IQ(塩素含有量6
4重量%)CPO塩素化変性ポリエチレン スーパーク
ロン507(塩素含有量65重量%) (1)相溶性:樹脂の重量比50:50となるよう混合
した20%トルエン溶液から形 成したフィルムの透明度で判定した。
■・・・・・・相溶性がない。
PC・・・・・・1部相溶する。
C・・・・・・相溶する。
(2)低温時流動性:20%トルエン溶液の一10℃に
於ける流動状態 G・・・・・・ゲル化して流動しない。
PS・・・・・・流動する。
S・・・・・・容易に流動する。
(3)耐衝撃性:デュポン衝撃試験による皮膜の試験結
果 E・・・・・・優 G・・・・・・良混合比1:1
(CR系樹脂:C−EVA)実施例 2 酢酸ヒニールの含有量が14wt%でタルトインデック
スが3.59/l0m1nと酢酸ビニールの含有量が4
0wt%で、メルトインデックスが55g/10m1n
であるEVAを実施例1と同様な方法で塩素化し、それ
ぞれ27.8%と45.5%及び8.9%と21.3%
のC−EVAを得た。
次に各種のC,R系樹脂との相溶性、低温流動性および
耐衝撃性を試験した結果を第2表に示した。
註 (IX2X3) 第1表と同様な基準で判定した。
(4) 相溶性不良のため試験しなかった。
第1表、第2表から明らかな如く、EVAは溶剤に対す
溶解性がC−EVAにくらべ著るしく劣るために、相溶
性と低温時の流動性がない。
このため基準の塗装作業を著るしく妨げ塗膜の性能も不
十分である。
実施例 3 実施例1及び2にて調製したC−EVAをCPP(スー
パ−クロン406塩素含有量68重量%)に添加して可
塑化したものをビヒクルさし、次に示す塗料を調整して
塗膜の耐久性を試験した。
尚耐久性の比較は塗膜の耐湿性及び屋外曝露試験により
行なった。
塗料化方法 本紀組成物100gをサンドミルにて3hrs混疎し、
25℃に於けるKU値が7.0±IKUとなるよう粘度
を調整する。
試験片の調整 JIS−に−5400みがき軟鋼板に長曝型ウォッシュ
プライマーを1コートとし、更に上記塗料を2回塗装し
た後7日風乾する。
試験項目 耐衝撃性 デュポン衝撃試験 300 g(荷重) 30cm(高す)低温作業性
−7℃ 15日後の塗料の流動性耐 候 性 屋外曝露
1ケ年後の塗膜状態塗料の保存安定性試験結果 実施例 4 実施例1で調整した塩素含有量18.2%のC−EVA
と塩化ゴムに石油レジンを添加した系について実施例3
と同様な方法で塗料を調整して塗膜試験を行なった結果
を次に示した。
塗料化方法 SGミルを用いて塗料化し、実施例3と同様にして試験
片を作成した。
試験片及び試験項目は実施例3と同じ。
密着性:2關間隔のゴバン目テスト 耐湿性:pH40%100℃30日後の塗膜状態耐候性
:屋外はくる1年後の塗膜状態 実施例 5 実施例2で調整した塩素含有量45.5%のC−EVA
と各種塩素化ポリマーの混合系について実施例3と同様
な方法で塗料を調整し、塗膜試験を行なった。
塗料化方法 実施例3と同様にサンドミルによって塗料化した。
試験片の調整及び試験項目は実施例3と同じとした。
実施例 6 実施例1で調整した塩素含有量18.2%のC−1EV
AとCPPを混合比を変えて実施例3と同様な方法で試
験した結果を次に示す。
塗料化方法 実施例3と同様にサンドミルにて塗料化した。
試験片の調整及び試験項目は実施例3と同じとした。
C−EVAは液状の可塑剤と併用すると実施例9に見ら
れるように光沢及び塗膜の柔軟性を増すことができる。
C−EVAの量が多くなれば耐衝撃性はよくなるが、塗
料粘度が上昇して、ハイソリッドになりにくく経済性も
うすくなるので好ましくはCR系樹脂の50%以下であ
ろう。
以上の結果から明らかなようにCR系樹脂の如く硬くて
もろいが、耐候性、耐薬品性に抜群の性能を有する樹脂
で塗料を調整する場合、高分子の可塑性樹脂としてC−
EVAを併用することにより塗膜の耐寒作業性の改善と
、塗膜の耐候性を格段に改善できた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 塩素含有率が60〜75重量%である塩素化ポリオ
    レフィンと、酢酸ビニール成分が重量で5%以上50%
    まで、メルトインデックスが2〜3009710 mi
    nのエチレン酢酸ビニール共重合物を塩素化して得られ
    る塩素含有量が5〜50重量%である塩素化エチレン酢
    酸ビニール共重合物を、併用することを特徴とする塗料
    組成物。
JP53139787A 1978-11-15 1978-11-15 塗料組成物 Expired JPS5820990B2 (ja)

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JPS5566966A JPS5566966A (en) 1980-05-20
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