JPS58196147A - 水平連続鋳造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特にスラづ用に適した水平型の連続鋳造装置に
関するものである。

水平型連続鋳造機は垂直型のものとくらべ設備の高さが
低く、建屋、土木工事を含む建設費が安く、既設建屋内
にも容易に設置出来るほか、本体設備が水平上に配置さ
れているので操業、補修が容易であるなどの利点が多く
、古くから検討されているが、タシディッシュと鋳型の
接合部の耐火物の開発、溶鋼のシール法、鋳型内の鋳片
の凝固シェルと鋳型内表面の焼付などの問題点も多く、
ビレット用のものは爾〈集用段階に達しつつあるが、ス
ラブ用のものはまだ実用化されるに至っていない。

本発明はとくにスラブ用に適した水平連鋳装置に関する
ものである。

しかして、本発明の要旨とするところは、鋳込側面部と
底部よシなるＵ字溝状移動部と、該移動部の内面に接す
る鋳込側端部よりなる固定部とで鋳型を構成するととも
に、上記鋳型移動部を鋳込鋳片と共に移動しうるように
構成し、且つ、上記鋳込側端部に近接して鋳込ノズルを
設置したことを特徴とする水平連続鋳造装置にある。

本発明の構成について添付図面に示す実施例に基づき説
明する。第１図において１．１は鋳込側面部を示し、該
側面部１．１に２分割の底部２゜２がそれぞれ固定され
、該底部の垂直面部を突合わせる仁とによシ、Ｕ字溝状
移動部を構成し、首九、３は鋳込側端部であって、固定
部を構成し、この移動部と固定部によって上部開放形の
鋳型を構成している。上記鋳込側端部に近接して設置し
た鋳込ノズル５より溶湯が上記鋳型に供給され、―込ｉ
れた鋳片は上記鋳型移動部と共に移動する（矢印方向） 鋏Ｕ字溝状移動部は鋳込鋳片の移動方向に分離可能に連
接されているので、鋳片内で凝゛固が進んだ時点で該移
動部を外し、手入抜、次の使用に備える・尚鋳型移動部
は長さ方向に一定長のものを鋳造の進行に伴い順次談方
に追加して行く。また、左右、長さ方向の鋳型移動部の
接合は機械的に位置を決める＋１か、油圧等で互に押し
つけることによ多接合を密にし、溶鋼の漏洩を防ぐ、ち
なみにこの漏洩の問題は溶湯が直接鋳型に触れる時点だ
け問題で一旦表面に凝固層が生じてしまえば間融てなく
なるので、それ程大きな問題ではない。最大の問題は鋳
型移動部１と鋳型固定部３の摺動面の処理であるが、な
たね油、アルゴンガス等の流体潤滑により対処する。な
お、鋳型移動部を左右に分割せず、一体に構成してもよ
い。

以上の構造を有する本発明は次のような効果を有する。

本発明において水平鋳型移動部が鋳片と一緒に移動する
ので鋳片と鋳型の間の相対運動に起因する問題から解放
される。ｔた水平鋳型の上部が開放されているので、溶
湯の供給が容易で、イマージーーノズルなど従来技術の
利用が出来、この点で問題が少い。鋳型の形状が単純で
、鋳ＳＯ変形に対する対策が講じ易い、このように従来
問題となっていた点の多くが改善されスラブの水平連鋳
機の実用化に大きく貢献しうるのである。

次にこの発明の実施にあえりての各種の実施態様につい
て述べる。まず鋳型の側面をエンドレスベルトでもって
構成する場合である。この場合は鋳型の構成が著しく簡
単になる。

この場合の実施例を第２図で示す、鋳型側面部をベルト
７．７で構成し、所定長さに分割されている底部２とで
鋳型鋳込部を構成する。鋳型底部２はその下部の突出部
がガイドレール８上に載置嵌合し、ベルト７．７と共に
鋳片の移行方向に移行しつるようになっている。

該ベルト７．７はエンドレス構造になっているので鋳型
底部２は該ベルトよ゛り離脱したところで取りはずし、
また麺状供給するようにする。該ベルト７．７は一般の
ベルト型連鋳機と同様冷却媒体によって潤滑を兼ねて支
持されているのである。

次に、スラブ巾を一定に保つために、Ｕ字溝状移動部１
の上部開放部に蓋部４を取付けることについて説明する
。第１図、第３図に示すように、鋳込ノズル５を通過し
た鋳型の上部開放部に一定畏寧の鋳型上部管構成する蓋
部４を順次載置していく。これによシ該蓋部と底部間の
スラブ巾は一定になる。なお、該蓋部として断熱性の材
料を採用すると、鋳型上部の冷却、凝固が遅くなり、介
在物の浮上、偏析の改善に４寄与しうる。またこの蓋部
は鋳型移動部と共に移動させないで固定しておいてもよ
い。

鋳込ノズル５＃′ｉ前述の如く、第１図に示すように固
定鋳込側端部３に近接して設置されているが、１１４図
のように１固定鋳込側端部３内に鋳込ノズル孔９を刻設
して４よい、この場合は鋳型表面に形成される凝固層が
鋳込ノズル５に接触する恐れがなくなり、厚みの薄いス
ラブの鋳造時に好都合となる。

従って、本発明で鋳込ノズルを鋳込側端部に近接して投
雪するというのは、第４図の場合も含むものである。

ま九、固定鋳込側端部に凝固層が固着することを防ぐた
めに、即ち、両者の分離を円滑に行う九めに、上記鋳込
側端部に超音波振動を与えることが効果的である。

以上、スラブの水平連続鋳造装置について説明したが、
本発明はスラブに限らすビレ、トなどの連続鋳造にも利
用でき、工業的に極めて有効な発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一部断面斜視図、 第２図（１）　、　（２）は本発明の他の実施例を示す
側面図及びＡ−Ａ断面図、 第３図は蓋部を載置した状態、を示した一部断面側面図
、 第４図は鋳込ノズルの他の実施例を牟す斜視図である。 ｌ・・・鋳込側面部　　　！・・・底部３・・・鋳込側
端部　　　４・・・蓋部５・・・ノズル　　　　　　６
・・・鋳片７・・・ベルト　　　　　　　８・・・ガイ
ドレール９・・・鋳込ノズル 第２図 （１） 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、鋳込側面部と底部よりなるＵ字溝状移動部と、該移
   動部の内面に接する鋳込側端部よシなる固定部とで鋳型
   を構成するとともに、上記鋳１ｍ移動部を鋳込鋳片と共
   に移動しうるように構成し、且つ、上記鋳込側端部に近
   接して鋳込ノズルを設置し九ことを特徴とする水平連続
   鋳造装置。 ２、　　Ｕ字溝状移動部が鋳片の移動方向に分離可能に
   連接されているとともに、該方向に対し左右に２箇を九
   はそれ以上に分割されるように構成され九特許請求の範
   ！８第１項に記載の装置。 ８、　　Ｕ字溝状移動部が鋳込鋳片の移動方向に分離可
   能に連接されているとともに、該移動部が一体に構成さ
   れている特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ４、鋳込側面部がエンドレスベルトによって構成され、
   底部が所定長さに分割され、該エンドレスベルトを共に
   移動しうるように構成し九特許請求の範囲第１項Ｋｋ載
   の装置。 ＆　鋳型上面に所定の長さの蓋部を載置する特許請求の
   範囲第１１［Ｋ記載の装置。