JPS58152922A - 自動車用エンジンのベアリングビ−ム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は自動車用エンジンにおいて、クランク７ヤ７
トを支持すべく７リンダブロツク下縁に嘔り付けられる
ベアリングビームの改良に関する。

一般に自動車用エンジンにおいて、クランク７ヤ７トは
、／りンダブロック下縁に複数形成したベアリング保持
部と、この保持部に対向してｂｉｉ］着したベアリング
キャップとの間で、ベアリングメタルを介して支持され
るようになっているが、ベアリングキャップを各独立し
て設けた場合には、燃焼衝撃力に起因するクランクシャ
フトからの加振入力によってベアリングキャップが前後
方向（クランク７ヤ７トの軸方向）に倒れ振動を生じ易
く、これがシリンダブロックスカート部の振動を誘起し
て、外部へ騒音となって放射される開−がある。

そこで、このような騒音をシリンダブロックの重蓋増を
米すことなく効果的に低減するために、第１〜３図に示
すように、各ベアリングキャップ部２・・・下端をビー
ム部１で前後方向に連結してなる一体型のベアリングビ
ーム１を用い、これを７リンダブロツク４のベアリング
保持部５にポルトσ締結するようにした構造が１例えば
自動車公害防止技術に関する第２次報告（環境庁・昭５
５年５月発刊）において−示されている。これによれば
各ベアリングキャップ部２の倒れ振動が、ビーム部３を
介して互いに制止し合うために抑制されるトドもに、シ
リンダブ胃ツク４に発生する想儂線で示すような前後方
向への曲げに対する剛性が向上し、スカート部１等から
の放射騒音が低減される。

しかしながら、このようにベアリングキャップ部２・・
・の下１のみをビーム部３で連結した従来のベアリング
ビーム１にあって杜、クランククヤフト１を中心とした
捩れ変形に対しては効果を発揮することができず、また
第３図の矢印に示すような７リンダボア軸線回りに各ベ
アリングキャップ部１に加わる曲げに対しても強度が得
られないため、これらの変形振動に起因した騒音が存在
し、騒音低減効果の点で陶十分ではなかった。

またｒ方、従来の自動車用エンジンにおいては、第１図
に示すように、スカート部ｒ下嫌に設けたオイルパン吹
付７ランジ９の後端に変速機取付部１０が形成され、変
速機ハウジング１１の開口部の左右２点を上記取付部１
０に％會た上縁をクリングプロック４上噌近傍に、夫々
ポルト１２結合することにヨッて、／りンダブロック４
と変速機ノ１ウジング１１とをリヤプレー）１３を介し
て一体に連結している・ 従って、クリンダブロック４と変速機ハウジング１１と
の結合面積が乏しく、その結果結合部における曲げ剛性
および捩り剛性が低く、これに起因して低周波の車内騒
音が発生する。また変速機ハウジング１１の開閉振動を
阻止することができず、やはりエンジン騒音の大きな要
因となっていた。

この発明は上記のような点に鑑みてなされたもので、／
りンダブロックにおける上記の捩れ等の変形振動をも効
果的に抑制し、かつ変速機ハウジングとの結合剛性を高
めることができる自動車用エンジンのベアリングビーム
を提供し、これにより６勧車用エンジンにおいて一層の
騒音低減を図ることを目的とする。

すなわち、この発明に係る自動車用エンジンのベアリン
グビームは、７リンダブロツク下縁の複数のベアリング
保持部に夫々対向してボルト締結される複数のベアリン
グキャップ部と、このベアリングキャップ部両側部に接
続され、各ベアリングキャップ部を一体的に連結する一
対の側壁部と、この側壁部の下縁後端に形成され、変速
機ハウジング開口部に結合される変速機取付部とを備え
てなるものである。

以下、この発明の一実施例を図面に基づいて許細に説明
する。

第４図はこの発明に係るベアリングビーム２１を示し、
また第５図はこのベアリングビーム２１ヲ７リングブロ
ツクｚＫ＠り付けた状態を示している。

上記ベアリングビーム２１は１例えばアルミ合金等によ
り全体が一体に＠遺されているものであって、ｎは７り
ンダブロツク１下縁のベアリング保持部２４に夫々対向
するように配置されたベアリング會ヤツプ部で、鋏キャ
ップ部４は、各一対の貫通孔２を有し、ベアリングキャ
ップボルトｘにて上記ベアリング保持部Ｕに締結される
ようになっている。１は上記ベアリングキャップ部ｎの
両側部に接続されて各ベアリングキャップ部ｎを前後方
向に一体的に連結する略垂直な一対の側壁部であって、
この側壁部ｌは１噌に７ランジｙを有し、これが７リン
グブロツクｎのスカート部器下端に接合されて、クラン
クケースの一部を構成するようになっている。また上記
ベアリングビーム２１の下端ＶＣはオイルパン嘔付用の
７ランジＸが設けられており、ここに螺着するポル）　
３１によってオイルパン２が＠５図に示す如く眼り付け
られている。

才な一方、上記側壁部ｌの下縁後端には、上記７ランジ
Ｘ３に連続して変速機吹付部Ωが突出形成されており、
変速機ハウジング開口部の比較的下方に、鎮咳何部Ω先
端の貫通孔Ｕを介してボルト締結されるようになってい
る。すなわち、変速機ハウジング開口部は、その比較的
上部がシリンダブロックｎの変速機嘔何部３５に固定さ
れ、かつ比較的下部が上記ベアリングビーム２１の変速
磯喉何部、ＯＫ同定される。伺、第５図においてＸは上
記／りンダブロックごと変速機ハウジングとの間に介装
されるリアプレートである。また想像線ムはクランクシ
ャフトの包結線を示している。

さて上記の如く構成されたベアリングビーム２１によれ
ば、各ベアリングキャップ部乃の前後方向への倒れ振動
が抑止されるのは勿崗のこと、ｌｉＩＩＩＩＭ部１によ
り７りンダボア軸線回りの曲げ力に対するベアリングキ
ャップ部ｎの強度が大幅に向上し、その結果ベアリング
保持部λの捩れや横曲げ振動が抑制されて、これに起因
したスカート部Ｓ等からの発音が低減する◎また、クラ
ンク７ヤフトを中心としたクリンダブロックｎ全体の捩
れに対する剛性が向上し、さらにはスカート部器の開閉
変形が阻止される。しかも、上記側壁部１ｆは変速機を
何部ｇを介して変速機に強固に結合されているので、そ
の剛性が高められ、これらの振動抑制が一層効果的に行
えるのである。さらに上記の如くベアリングビームＵが
クランクケースの一部を構成する結果、オイルパンシが
小型化されるので、゛ここからの発音も着しく低減する
。

また一方、上記の如く側壁部Ｉの変速機吹付部Ωと変速
機ハウジングとを結合した結果、シリンダブロックｎと
変速機との結合剛性が向上し、その剛性不足に起因して
発生していた低周波の車内騒音を低減せしめるときがで
きるとともに、変速機ハウジング開口部の開閉振動を抑
制して該ノ・クジングからの発音も肪止できる。

次に第６図は、ベアリングビーム２１下端のオイルパン
吸付用７ランジｙ部分を肉太とした実施例を示すもので
、この実施例によればべ了りングビーム２１の曲げ、捩
れ剛性が向上するとともに、この剛性の高い７ランジｇ
部分に連続して変速機が結合されるので、更に一層の騒
音低減効果が得られる。

以上、詳細に説明したように、この発明に係るベアリン
グビームによれば、ペアリングキャップ部の捩れ等の振
動をも効果的に抑制するとともに、７りンダブロツク全
体七しての剛性を大幅に向上せしめることができ、さら
Ｋは、変速機に対する結合剛性が向上して低周波の車内
騒音の低減ならびに変速機ハウジングの開閉振動の抑制
を図ることができ、従来のベアリングビームを用いたも
のに比較して、更に一層工ンジンの低騒音化を達成でき
る。また、７りンダブロツクと変速機との結合剛性の向
上により、プロペラシャフトの危険回転速度も上昇する
、などの効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のベアリングビームを備えた７リンダブロ
ツクの正面図、＠２図はその断面図、第３図は同ベアリ
ングビームの斜視図、ｌＥ４図（ａ）。 （ｂ）、　（ｏ）はこの発明に係るベアリングビームを
示し、このベアリングビームを備えた７リンダブロツク
の断面図、１ｌＫ６図はこの発明の他の実施例を示す第
５図と同様の断面図である。 ２１・・・ベアリングビーム、２・・・７す／ダブロッ
ク、ｎ・・・ベアリングキャップ部、Ｎ・・・ベアリン
グ保持部、！・・・側壁部、！・・・オイルパン、Ω・
・・変速機吹付部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１１シリンダブロック下縁の複数のベアリング保持部
   に夫々対向してボルト締結される複数のベアリングキャ
   ップ部と、このベアリングキャップ部両側部に接続され
   、各ベアリングキャップ部を一体的に連結する一対の側
   壁部と、この側壁部の下縁後噌に形成さね、変速機ハウ
   ジング開口部に結合される変速機取付部とを備えてなる
   自動車用エンジンのベアリングビーム。