JPS5814354B2 - 装軌車両の駆動装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、装軌車両の駆動装置に関するものである。

装軌車両の履帯は履帯プッシュがスプロケットこ噛合す
ることによりけん引力が与えられるが、このとき、履帯
プッシュの外周とスプロケットの歯面とが接触しで、前
進時はプッシュが歯面から離れろとき、また後進時は噛
み込むときこプッシュと歯間に滑りを生じプッシュ外周
面とスプロケット歯面の摩耗が生じる。

そして従来の履帯プッシュとスプロケットとはスプロケ
ツＭＣ巻きつくプッシュは全て歯而と接しでいるため噛
み込む度こ摩耗が進展していく。

ユーザコストの大半を占める足まわり装置のうち、特こ
シューアツセンブリはその主たるもので、このうち特こ
リンクピツナ伸びおよびプッシュ外径摩耗の寿命が短い
。

これこ対しては近年オイル封入履帯の開発こより、リン
クピッチ伸びが改善されでおり、このためシューアツセ
ンブリの寿命＆プッシュ外径摩耗によって決定されるこ
とになる０ 本発明は上記のことこかんがみなされたものである。

すなわち、スプロケッｔこ巻きついた履帯の全てが等分
こスプロケット歯こ当接してけん引が発生するのではな
く、このけん引力は巻き込み開始部分の範囲で得られ、
それ以後の部分では徐々にけん引力が減少していき、こ
の部分での摩耗はけん引発生のためよりも、砂等の介在
物を噛込んでの接触摩耗によるものであることに着目し
で、スプロケッｔこ巻きつく履帯プッシュの約半数をス
プロケット歯より浮かせて離なし、プッシュと歯而との
接触回数を約半分こ減らすことにより歯而との接触によ
る摩耗を減少させてプッシュの寿命の延長を図るようこ
した装軌車両の駆動装置を提供しようとするものである
。

以下その構成を図面に示した実施例に基づいて説明する
。

スプロケット１の外周こ設けるスプロケット歯２を３歯
山毎こ１歯山を切欠した形状に設ける。

なお図中点線で示す形状は従来の歯形である。

またスプロケット１の歯部の両ｉにリング３を固設し、
上記スプロケット（こ噛合する履帯のリング４を支待す
るようこしてある０このリング３は円形あるいは多角形
状であり、スブロケット１と一体構成あるいは分割して
ボルト結合により設ける。

またこのリング３はスプロケット１から切り離なしで自
由回転をこしでおいでもよい。

上記各３歯山を１組とする各組の巻き込み方向（スブロ
ケット１の円周方向）の両側裾部および欠歯部の歯底、
さらに第３図こ示すように３歯山部の歯底は追い込んで
あって、この部分に履帯のプッシュ５が当接しないよう
こしである。

また各組の３枚の歯のうち両側こ位置する歯の高さを低
くしであり上記削り込みに対しての強度の低下を防いで
ある。

一般こスプロケットの歯数は奇数こなっており、各歯に
プッシュ５が均等こ噛み込むようをこしであるが、本発
明のスプロケットの歯数も奇数こしなければならないが
、このとき、本発明のスプロケット歯２は３歯山と１欠
歯山とを加えた数すなわち４の倍数となってしまうので
、１個所だけ歯数、歯形を変更する。

第２図は２７枚相当のスプロケットの場合の実施例を示
す。

なおこの図こおいでは図示してないがスプロケット１の
両側こリングがあってスプロケットに噛合巻き込まれる
履帯のリングはこのリングこ支付されるようこしである
ものとする。

図中６は３歯山を１組とするテイースであり、この各テ
イース６は１枚の切欠歯分だけ空間をあけてスプロケッ
ト本体側に固着する。

１は調整テイースで２歯山となっていてこの調整テイー
ス１こでスプロケット歯数を奇数にしである。

これこより履帯のプッシュ５は必ず最低１つおきこ歯に
噛み込まれる。

なお２９枚相当のスプロケットの場合の調整テイースは
４歯山となる〇 次に上記２７枚歯相当のスプロケットにでその噛み込み
の状況を考えでみる。

まず履帯枚数すなわちプッシュ数が３の倍数でない場合
は、同一のプッシュはスプロケットが一方向に回転した
場合、すべての歯而（切欠歯部を含めて）こ噛み込んだ
後に最初の歯こ戻る。

したがって１の割合でそのプッシュは歯而と接触するこ
とこなる０ 履帯枚数が３の倍数（９の倍数を除く）のときは、同一
プッシュはスプロケットの歯のうち、決まった９歯面（
切欠歯部も含む）だけこ噛み込む。

したがって最初の噛み込む歯面の違いをこより百と旦の
割合で接触する。

履帯枚数が９の倍数のとき（２７の倍数を除く）の接触
は上とＬこばらつく。

履帯枚数が２７の倍数のときに、プッシュは常こ同じ歯
而（切欠歯部を含めて）こ噛み込み、摩耗が進んでいく
プッシュと全然摩耗しないプッシュこわかれるため寿命
向上の効果は得られない。

本発明は以上のようになり、奇数のスプロケット歯を有
するスプロケットこで履帯を巻き込み駆動するようこし
た装軌車両の駆動装置においで、スブロケット１の両側
こ、これこ巻き込み噛合する履帯のリング４を内側から
受けるリング３を設けると共に、上記スプロケット歯を
３歯山毎こ１歯山を切欠し、かつ１個所こおいＣ２歯山
の１歯切欠または４歯山の１歯山の切欠とし、上記３歯
山部の巻き込み方向の両側裾部およひ１歯山を切欠した
各切欠歯部を、履帯のプッシュ５が当接しないようこ追
い込んで装軌車両の駆動装置を構成したから、スプロケ
ット１に巻き込まれる履帯プッシュの約半数がスプロケ
ット歯こ接触せず浮きの状態とすることができ、したが
ってプッシュと歯面との接触回数を約半分に減らして歯
面との接触こよるプッシュの摩耗を著しく減少すること
ができ、プッシュの寿命の延長を図ることができる０

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は要部の正
面図、第２図は２７枚相当のスプロケットの実施例を示
す正面図、第３図は３歯山部の他の実施例図である。 １はスプロケット、２はスプロケット歯、３はリング、
４は履帯のリング、５は履帯のプッシュ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 奇数のスプロケット歯を有するスプロケットこで履
   帯を巻き込み駆動丁るようこした装軌車両の，駆動装置
   こおいで、スプロケット１の両側こ、これこ巻き込み噛
   合する履帯のリンク４を内側から受けるリング３を設け
   ると共こ、上記スプロケット歯を３歯山毎に１歯山を切
   欠し、かつ１個所においで２歯山の１歯切欠または４歯
   山の１歯山の切欠とし、上記３歯山部の巻き込み方向の
   両側裾部および１歯山を切欠した各切欠菌部を、履帯の
   プッシュ５が当接しないようこ追い込んでなることを特
   徴する装軌車両の駆動装置。