JPS58111672A - たばこの香喫味品質の改良法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 物をそのままかあるいはそれらの抽出処理によって得ら
れる抽出残渣および嗜好飲料原料．野菜および果実とそ
れの加工時に出生する不用原料ならびに各穐木材等をア
ルコリシスして得られる生成物を，たばこ製造用原料た
ばこまたは材料品に添加してたばこの異濃．，異味を抑
制し熟成感をもった力のある香喫味を付与することを特
徴とするたばこの香喫味改良法に関する。

製造用たばこまたはたばこ以外の植物の水あるいは有機
溶剤によって得られる抽出物がたばξ香料用として有効
なことは公知の事実であるが．抽出物を得る際にアルコ
リシスによる生成物をたばこに利用することについての
例は少い。またこれらの抽出一渣は使用する溶剤にょ）
その成分ζそ異なるが共通して繊維素およびリグニンを
含有していて，これら、繊維素およびリグニンのうちリ
グニンの利用については検討した例も少かった。

本発明者らは．鉱酸の存在下にアルコールと処理するい
わゆるアルコリシスＩ　ａｌ、ｃｏｈｏｌｙｓｉｓ　）
によると、リグニン成分を多く含有する製造用たばこま
たはたばこ以外の植物およびそれらの抽出残漬よシ得ら
れた生成物が９通常の方法で得た抽出物に比べてかなシ
少童でたけこらしい香味がでて青くささ、渋味、辛味が
減少して熟成したｆｃはこ様の香喫味を与えることを発
見した。

本発明の処理方法についてさらに詳細に説明すると、ｔ
ず原料にづいては１葉たけこの黄色様。

バーレ一種、オリエント種その他香喫味原料葉たばこの
他再生たばこ、中骨等も含み９．またそれらの葉ぐず、
細粉等である屑たばこ等またはたばこ以外の植物全般（
例えばリアトｌ／ス、］カモミル。

バニラその他）をそのままかあるいはその抽出残渣、ｔ
た嗜好飲料原料Ｃ例えばコーヒー、ココアその他）をそ
のままかあるいはその抽出残渣、野菜、果実およびそれ
らの加工時に出生する不用原料（例えはオレンジ、オレ
ンジの皮、アスパラの切屑、パイナツプルの芯その他）
、さらに木材（例えばとどまつ、オークその他）等リグ
ニンを含有する素材等であってきわめて広範囲にわたる
。

こ数の原料をそれぞれ用いて例えはに、Ｂ、ＯＲｋ”遮
Ｒ８の方法（、、ｒ、Ａ、ｃ、ｓ、矛６１巻５０９頁（
１９３９））でアルコリシス（エタノリシス）　生成物
を製造することができる。すなわち木粉（５０メツシユ
、水分８チ）に倍量の９７％エタノール−ベンゼン混液
（重量比ｌ：１）を加えて７２時間抽出を行い、残渣は
さらに９７チエタノールで抽出１次いで水で２４時間抽
出してそれぞれの抽出物を得る。抽出残渣は風乾したの
ち、７倍量の塩酸−エタノール混液（重量比３：　９７
）中で４０時間加熱還流を行ってＰ液抽出物を集め、さ
らに４倍量のエタノ−ベア洗浄してそめＦ＊を合し。

農細シてエキスを得る。このエキスは塩Ｉ！を含有して
いるので、７倍量の水を加禿てからエチに一チルで溶解
し、ア、とコリシス生成物を集めて濃縮して製すること
ができる。この濃縮物は原料によシ異なるが、そｔｌそ
れ特有の芳香全盲している。

なお、上記で用いる塩酸については硫酸、燐酸などの他
の鉱酸および有機酸でもよい。

このようにして得られた濃縮物ｉたばこに対し重量比で
０．０００１％〜０．００５％になるようにケージフグ
ソースおよびトップフレーバーの配合素材として用いた
ところ、各稲葉たけこの有する青くさみ、生ぐさみなど
の異臭、渋味、苦味、いやみなどの興味が抑えられてた
ばこらしいボデー（監すなおに出て煙量感が増すなどの
多くのすぐれた効果を生ずることが官能検査の結果から
明らかに認められた。

また、この濃縮物をフィルター等たはこ製造用材料品に
添加することにより、たばこ主流煙の異蟲、興味を抑制
したけこらしい香味が増強される。

さらに中骨、再生たばこ１人工たばこ等に添加すること
によシ、・上記と同様の効果がでてそれぞれの香喫味が
改善される。

本発明におけるアルコリシス生成物の添加方法。

時期ならびに手段についてはとくに限定はなく。

適当な時期に適宜の手段によって添加することができる
が１通常のたばこ香料と同様に溶剤例えばエチルアルコ
ール、フロビレ／グリコール、水等に溶解して噴霧等の
方法によシ製造工程中のたばこ刻に添加するのが好まし
い。

本発明によって香喫味改善が可能なたばことしては、天
然の葉たばζを原料として製造される素巻たばζ０紙巻
たばこ、パイプたばこ等のほか。

屑たばこから再生したシートたｄこ、東たｄ屯゛以外の
物質を原料として製造される人工たけと等があげられる
。また１巻紙、フイ゛ルター等たはζ製造用材料品に添
加する場合は、上記アルコリシス生成物を巻紙の燃焼調
節剤もしくは巻紙用Ｏ，＃に配合してもよく、フィルタ
ーの場１合は可■１１１０）リアセチンに配合するかも
しくはフィルター帛バイングーに配合してフィルターを
巻上げてもよい。

本発明におけるアルコリシス生成物の添加量はとくに限
定されるものでないが、原料たばこまた以下に実施例を
挙げぞ本発明をさらに説明する。

実施例　１ とど松を粉砕したものから前述のＡ　、　Ｂ　、　ＣＲ
ＡＭＥＲ８１の方法で得られたアルコリシス生成物を、
１ｉｉｌ内産黄色種たばこＣ本葉−等およびＯ中葉−等
の１：１ブレンドの刻上品に、０．００２重ｔＳ添加に
なるように水に溶解して噴霧し、シガレットに巻上げた
。この本発明品と水のみを同量添加して巻き上げた対照
品とを検査員２０名よりなる専門パネルによる官能検査
に付して香喫味を比較した。

結果Ｆｉ１１表に示すとおちで９本発明品は青くささ、
生ぐささ、辛味、渋味、えぐみが著しく減少してたばこ
らしい香味、煙量感、ボデー感が増加ことが判定された
。

第１表 釦　数値は２０名のパネルのうち良いとした人数を示す
。峠印は１チ、★印は５チ有意差があることを示す（以
下の実施例でも同じ）。

実施例　２ オリエント葉の抽出残漬から前述のＡ、Ｂ、ＯＲＡＭＥ
Ｒ８の方法で得られたアルコリシス生成物を、市販の紙
巻たばこのヤイライ、、ト４１ｉｉ１１ｉ名、ｆ１本専
売公社製）用の刻上品に０．０００２重量％添加になる
ようにエチルアルコールに溶解して噴霧し、シガレット
に巻き上げた。この本発明品とエチルアルコールのみを
同量添加して巻き上げた対照品とを実施例１と同様の官
能検査によシ香喫味を比較した。結果Ｆｉ矛２表に示す
とおシで１本発明品は青くさみ、生ぐさみ、苦味、渋味
、えぐみが著しく減少してたけこらしい香味、ポデー感
、せ臭味、熟成感、−リ（煙量感が増加し、総体的に香
り、味、くせにおいて改善されることが判定された。

第２表 実施例　３ リアトリスの抽出残漬から前述のＡ　、　Ｂ　、　ＯＲ
ＡＭＥＲ８亀の方法で得られたアルコリシス生成物を、
市販の紙巻たばこのわかば（商標名１日本専売公社製）
用の刻上品にｏ、ｏｏｏｓ重量％添加になるようにエチ
ルアルコールに溶解して噴霧し、シガレットに巻き上げ
た。この本発明品とエチルアルコールのみ全同量添加し
て巻き上げた対照品とを実施例１と同様の官能検査によ
り香喫味を比較した。結果は第３表に示すとおりで１本
発明品は青くさみ。

センイ臭、渋味、苦味、辛味が著しく減少して煙量感、
たばζらしい香味、せ臭味が増加し、総体的に香り、味
、くせにおいて改善される仁とが判定された。

矛３表

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　製造用たばこまたはたはこ以外の植物をそのｔｔか
   またはこれらの抽出処理によって得られる抽出残漬をア
   ルコリシスして得られた生成物を。 たばこ製造原料または材料品に添加することを特徴とす
   るたばこの香喫味品質改良法。 ２　コーヒー、ココア、茶等嗜好飲料の原料、野菜およ
   び果実およびそれらの加工時に出生する不用原料、さら
   に各種木材等広くリグニンを含有する素材に対して、そ
   れぞれアルコリシス処理して得られた生成物を、たばこ
   製造原料または材料品に添加すること１ｆｒｌＦ＃徴と
   するたばこの香喫味品質の改良法。