JPH1198757A - 磁気ディスク駆動用モータ - Google Patents
磁気ディスク駆動用モータInfo
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- JPH1198757A JPH1198757A JP9262079A JP26207997A JPH1198757A JP H1198757 A JPH1198757 A JP H1198757A JP 9262079 A JP9262079 A JP 9262079A JP 26207997 A JP26207997 A JP 26207997A JP H1198757 A JPH1198757 A JP H1198757A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/12—Stationary parts of the magnetic circuit
- H02K1/18—Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B19/00—Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
- G11B19/20—Driving; Starting; Stopping; Control thereof
- G11B19/2009—Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】回転磁束を発生する固定子と、該固定子の周囲
にこれと対峙する永久磁石からなる励磁磁極と、該励磁
磁極を下縁内側に有し、中心軸により片持ち状で回転自
在に保持され、かつ、磁気ディスクを保持するカップ形
のロータフレームとを有する磁気ディスク駆動用モータ
において、固定子から発生するノイズが磁気ディスクに
伝搬しないような磁気ディスク駆動用モータを提供する
こと。 【解決手段】固定子１１６の内側と中心軸との間にノイ
ズブロック用のノイズ遮断層１２１を介在せしめるとと
もに、前記固定子１１６は固定部分に位置決めされて接
着されていることを特徴とする磁気ディスク駆動用モー
タ。また、前記ノイズ遮断層１２１は空隙であるか、あ
るいは、中心軸、固定子の積層鉄心に比べてノイズを伝
えにくい物質で満たされている。さらに、前記ノイズ遮
断層１２１を満たす物質は多孔性物質である。そのほ
か、固定子１１６とこれが固定されるフランジ１００と
の間にノイズブランクシート１２３を介在せしめてもよ
い。
にこれと対峙する永久磁石からなる励磁磁極と、該励磁
磁極を下縁内側に有し、中心軸により片持ち状で回転自
在に保持され、かつ、磁気ディスクを保持するカップ形
のロータフレームとを有する磁気ディスク駆動用モータ
において、固定子から発生するノイズが磁気ディスクに
伝搬しないような磁気ディスク駆動用モータを提供する
こと。 【解決手段】固定子１１６の内側と中心軸との間にノイ
ズブロック用のノイズ遮断層１２１を介在せしめるとと
もに、前記固定子１１６は固定部分に位置決めされて接
着されていることを特徴とする磁気ディスク駆動用モー
タ。また、前記ノイズ遮断層１２１は空隙であるか、あ
るいは、中心軸、固定子の積層鉄心に比べてノイズを伝
えにくい物質で満たされている。さらに、前記ノイズ遮
断層１２１を満たす物質は多孔性物質である。そのほ
か、固定子１１６とこれが固定されるフランジ１００と
の間にノイズブランクシート１２３を介在せしめてもよ
い。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク駆動
用モータに関し、詳しくは、磁気ディスク装置に駆動用
モータの振動ノイズが伝達されることを防止した磁気デ
ィスク駆動用モータに関する。
用モータに関し、詳しくは、磁気ディスク装置に駆動用
モータの振動ノイズが伝達されることを防止した磁気デ
ィスク駆動用モータに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年コンピュータ、特にパソコンの高性
能化が目覚ましく、その高速度化の進歩は目を見張るも
のが有るが、これに伴い磁気ディスク駆動用スピンドル
モータも高性能化が求められている。しかしながら、高
性能化の要求がありながら、構造が簡単でありしかも安
価に磁気ディスク用モータが提供できるような要求もな
されている。
能化が目覚ましく、その高速度化の進歩は目を見張るも
のが有るが、これに伴い磁気ディスク駆動用スピンドル
モータも高性能化が求められている。しかしながら、高
性能化の要求がありながら、構造が簡単でありしかも安
価に磁気ディスク用モータが提供できるような要求もな
されている。
【０００３】このようなニーズを踏まえた提案がなさ
れ、それを実現する磁気ディスク用モータが特許第２５
９０３３４号公報に記載されている。この磁気ディスク
用モータは、図４に示すように、取付用フレーム１ｂ
と、該取付用フレーム１ｂに装着された中心軸４７と、
該中心軸４７の大径部４９に所定の間隔を置いて装着さ
れた一対の軸受３７、３８と、該一対の軸受３７、３８
に装着されたカップ形のロータフレーム１２ａと、該ロ
ータフレーム１２ａに装着された永久磁石４５と、電機
子５を形成する積層鉄心６と、該積層鉄心６に巻かれた
電機子コイル２１と、を具備する磁気ディスク駆動用モ
ータにおいて、該取付用フレーム１ｂには中心軸管２ｂ
が設けられ、該中心軸４７の小径部４８は該中心軸管２
ｂの自由端部に装着され、該積層鉄心６は該中心軸管２
ｂの外周面に装着されており、該取付用フレーム１ｂに
は孔３５が形成され、該電機子コイル２１からのリード
線２３は該孔３５を通して外部に引き出されており、ま
た、該ロータフレーム１２ａは円筒状壁４３を有し、該
円筒状壁４３には磁気ディスクを載置するためのディス
ク受台１５が設けられ、該磁気ディスクは該円筒状壁４
３の外側に装着される、ことを特徴とする磁気ディスク
駆動用モータである。
れ、それを実現する磁気ディスク用モータが特許第２５
９０３３４号公報に記載されている。この磁気ディスク
用モータは、図４に示すように、取付用フレーム１ｂ
と、該取付用フレーム１ｂに装着された中心軸４７と、
該中心軸４７の大径部４９に所定の間隔を置いて装着さ
れた一対の軸受３７、３８と、該一対の軸受３７、３８
に装着されたカップ形のロータフレーム１２ａと、該ロ
ータフレーム１２ａに装着された永久磁石４５と、電機
子５を形成する積層鉄心６と、該積層鉄心６に巻かれた
電機子コイル２１と、を具備する磁気ディスク駆動用モ
ータにおいて、該取付用フレーム１ｂには中心軸管２ｂ
が設けられ、該中心軸４７の小径部４８は該中心軸管２
ｂの自由端部に装着され、該積層鉄心６は該中心軸管２
ｂの外周面に装着されており、該取付用フレーム１ｂに
は孔３５が形成され、該電機子コイル２１からのリード
線２３は該孔３５を通して外部に引き出されており、ま
た、該ロータフレーム１２ａは円筒状壁４３を有し、該
円筒状壁４３には磁気ディスクを載置するためのディス
ク受台１５が設けられ、該磁気ディスクは該円筒状壁４
３の外側に装着される、ことを特徴とする磁気ディスク
駆動用モータである。
【０００４】なお、図４において、２９はフランジであ
り、３２は中心軸管２ｂの根本に設けられた大径部であ
り、３３は大径部３２に続く中径部であり、３４はプリ
ント基板である。
り、３２は中心軸管２ｂの根本に設けられた大径部であ
り、３３は大径部３２に続く中径部であり、３４はプリ
ント基板である。
【０００５】この従来例では、ロータフレーム１２ａは
電機子５を固定した中心軸管２ｂに装着されている中心
軸４７に一対の軸受３７、３８によって回転自在に且つ
片持ち状に支持されているので、ロータフレーム１２ａ
の側壁４３は電機子５の外周を覆うように延長していて
も電機子５に対して横振れがなく、正確に同心回転をす
ることができ、従ってロータフレーム１２ａに取付けた
磁気ディスクは横振れ等がない正確な回転を行うことが
できる。また、モータには取付用フレーム１ｂ側に電機
子５を囲む端板がないから、部品点数が少なく、またコ
イルリード線２３を取付用フレーム１ｂに設けた孔３５
から外部に引き出すことができ、モータ全体の構造が著
しく簡素化される。更に、電機子５は中心軸４７が装着
された中心軸管２ｂの外周面に固定されるので、この電
機子５の取り付けによって中心軸管２ｂに半径方向内方
への応力が作用して中心軸４７の小径部４８を締め付け
るようになり、これにより中心軸４７が中心軸管２ｂに
一層強固に固定される、というものである。
電機子５を固定した中心軸管２ｂに装着されている中心
軸４７に一対の軸受３７、３８によって回転自在に且つ
片持ち状に支持されているので、ロータフレーム１２ａ
の側壁４３は電機子５の外周を覆うように延長していて
も電機子５に対して横振れがなく、正確に同心回転をす
ることができ、従ってロータフレーム１２ａに取付けた
磁気ディスクは横振れ等がない正確な回転を行うことが
できる。また、モータには取付用フレーム１ｂ側に電機
子５を囲む端板がないから、部品点数が少なく、またコ
イルリード線２３を取付用フレーム１ｂに設けた孔３５
から外部に引き出すことができ、モータ全体の構造が著
しく簡素化される。更に、電機子５は中心軸４７が装着
された中心軸管２ｂの外周面に固定されるので、この電
機子５の取り付けによって中心軸管２ｂに半径方向内方
への応力が作用して中心軸４７の小径部４８を締め付け
るようになり、これにより中心軸４７が中心軸管２ｂに
一層強固に固定される、というものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
では、取付用フレーム１ｂから立ち上がる円筒状の中心
軸管２ｂの中径部３３の外周に積層鉄心６が圧入されて
いるので、積層鉄心６に巻回されている電機子コイル２
１から発生する振動・ノイズが積層鉄心６の内側から中
心軸４７、ロータフレーム１２ａを介して磁気ディスク
に伝わるという欠点がある。また、積層鉄心６を中心軸
管２ｂに圧入する際、中心軸４７の中径部に大きな応力
が掛かり、これが変形して、ロータフレームの位置精度
が低下するようなことがある。
では、取付用フレーム１ｂから立ち上がる円筒状の中心
軸管２ｂの中径部３３の外周に積層鉄心６が圧入されて
いるので、積層鉄心６に巻回されている電機子コイル２
１から発生する振動・ノイズが積層鉄心６の内側から中
心軸４７、ロータフレーム１２ａを介して磁気ディスク
に伝わるという欠点がある。また、積層鉄心６を中心軸
管２ｂに圧入する際、中心軸４７の中径部に大きな応力
が掛かり、これが変形して、ロータフレームの位置精度
が低下するようなことがある。
【０００７】本発明は、上述の如き従来の不都合を解消
しようとするものであり、その目的は、回転磁束を発生
する固定子と、該固定子の周囲にこれと対峙する永久磁
石からなる励磁磁極と、該励磁磁極を下縁内側に有し、
中心軸により片持ち状で回転自在に保持され、かつ、磁
気ディスクを保持するカップ形のロータフレームとを有
する磁気ディスク駆動用モータにおいて、固定子から発
生するノイズが磁気ディスクに伝搬しないような磁気デ
ィスク駆動用モータを提供することにある。
しようとするものであり、その目的は、回転磁束を発生
する固定子と、該固定子の周囲にこれと対峙する永久磁
石からなる励磁磁極と、該励磁磁極を下縁内側に有し、
中心軸により片持ち状で回転自在に保持され、かつ、磁
気ディスクを保持するカップ形のロータフレームとを有
する磁気ディスク駆動用モータにおいて、固定子から発
生するノイズが磁気ディスクに伝搬しないような磁気デ
ィスク駆動用モータを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の如き本発明の目的
を達成するために、本発明は、回転磁束を発生する固定
子と、該固定子の周囲にこれと対峙する永久磁石からな
る励磁磁極と、該励磁磁極を下縁内側に有し、中心軸に
より片持ち状で回転自在に保持され、かつ、磁気ディス
クを保持するカップ形のロータフレームとを有する磁気
ディスク駆動用モータにおいて、固定子の内側と前記中
心軸との間にノイズブロック用のノイズ遮断層を介在せ
しめるとともに、前記固定子は固定部分に位置決めされ
て接着されていることを特徴とする磁気ディスク駆動用
モータを提供する。また、前記ノイズ遮断層は空隙であ
るか、あるいは、中心軸、固定子の積層鉄心に比べてノ
イズを伝えにくい物質で満たされている。さらに、前記
ノイズ遮断層を満たす物質は多孔性物質である。そのほ
か、固定子とこれが固定されるフランジとの間にノイズ
ブランクシートを介在せしめてもよい。
を達成するために、本発明は、回転磁束を発生する固定
子と、該固定子の周囲にこれと対峙する永久磁石からな
る励磁磁極と、該励磁磁極を下縁内側に有し、中心軸に
より片持ち状で回転自在に保持され、かつ、磁気ディス
クを保持するカップ形のロータフレームとを有する磁気
ディスク駆動用モータにおいて、固定子の内側と前記中
心軸との間にノイズブロック用のノイズ遮断層を介在せ
しめるとともに、前記固定子は固定部分に位置決めされ
て接着されていることを特徴とする磁気ディスク駆動用
モータを提供する。また、前記ノイズ遮断層は空隙であ
るか、あるいは、中心軸、固定子の積層鉄心に比べてノ
イズを伝えにくい物質で満たされている。さらに、前記
ノイズ遮断層を満たす物質は多孔性物質である。そのほ
か、固定子とこれが固定されるフランジとの間にノイズ
ブランクシートを介在せしめてもよい。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施の形態を、図
を用いて詳細に説明する。図１は、同断面図である。図
１において、本発明に係る磁気ディスク駆動用モータ
は、アルミニウム等の金属からなるフランジ１００を持
ち、該フランジ１００の中央には、皿状の凹部１０１が
形成されている。１０２は取付用の取付孔である。凹部
１０１の中央には段部１０３を持った中心軸となる支柱
１０４が上方に立ち上がっている。支柱１０４の中央貫
通孔１０５の上端には、支承軸１０６の小径部１０７が
嵌入され、接着剤等により強固に固定されている。支承
軸１０６の大径部１０８には、少しのスペースをあけて
２個のボールベアリング１０９、１１０が嵌め込まれて
いる。更に該ボールベアリング１０９、１１０の外輪に
は、ロータカップ１１１が回転自在に嵌め込まれてい
る。該ロータカップ１１１の下縁は凹部１０１の底に達
している。ロータカップ１１１の側壁１１２の下縁近く
には、ディスク受け台１１３が設けられている。
を用いて詳細に説明する。図１は、同断面図である。図
１において、本発明に係る磁気ディスク駆動用モータ
は、アルミニウム等の金属からなるフランジ１００を持
ち、該フランジ１００の中央には、皿状の凹部１０１が
形成されている。１０２は取付用の取付孔である。凹部
１０１の中央には段部１０３を持った中心軸となる支柱
１０４が上方に立ち上がっている。支柱１０４の中央貫
通孔１０５の上端には、支承軸１０６の小径部１０７が
嵌入され、接着剤等により強固に固定されている。支承
軸１０６の大径部１０８には、少しのスペースをあけて
２個のボールベアリング１０９、１１０が嵌め込まれて
いる。更に該ボールベアリング１０９、１１０の外輪に
は、ロータカップ１１１が回転自在に嵌め込まれてい
る。該ロータカップ１１１の下縁は凹部１０１の底に達
している。ロータカップ１１１の側壁１１２の下縁近く
には、ディスク受け台１１３が設けられている。
【００１０】ディスク受け台１１３の上部には、側壁１
１２に沿って複数枚の磁気ディスク媒体が間隔を置いて
嵌め込まれるが、図１にはその状態を示していない。側
壁１１２の内側には、励磁極を形成する円筒状の永久磁
石１１４が固定されている。この永久磁石１１４の内側
には、小さい間隔１１５をおいて電機子１１６が設けら
れている。電機子１１６は先端に磁極を備えた積層鉄心
１１７と、これに巻回された電機子コイル１１８と有す
る。電機子コイル１１８の引出線１１９は凹部１０１に
あけられた穴１２０から外部に導出されている。
１２に沿って複数枚の磁気ディスク媒体が間隔を置いて
嵌め込まれるが、図１にはその状態を示していない。側
壁１１２の内側には、励磁極を形成する円筒状の永久磁
石１１４が固定されている。この永久磁石１１４の内側
には、小さい間隔１１５をおいて電機子１１６が設けら
れている。電機子１１６は先端に磁極を備えた積層鉄心
１１７と、これに巻回された電機子コイル１１８と有す
る。電機子コイル１１８の引出線１１９は凹部１０１に
あけられた穴１２０から外部に導出されている。
【００１１】図１から分かるように、積層鉄心１１７の
下端面は凹部１０１の中央に設けられた段部１０３上
に、正確に位置決めされ且つ強固に接着剤等により固着
されている。また、積層鉄心１１７の内側は、支柱１０
４との間にはノイズ遮断層１２１が介在している。この
実施形態においては、このノイズ遮断層１２１は、空隙
である。この空隙によるノイズ遮断層１２１は金属から
なる積層鉄心１１７側から見ると、極めて高い音響イン
ピーダンスを有する。また、金属からなる支柱１０４側
から見ても、極めて高い音響インピーダンスを有する。
したがって、ノイズ遮断層１２１と積層鉄心１１７の表
面あるいは支柱１０４との接触面には、音響インピーダ
ンスのミスマッチ層が形成されるため、電機子１１６で
発生したスパイクあるいは振動ノイズは、このノイズ遮
断層１２１を通過することができず、支柱１０４に伝わ
りにくい。なお、１２２はボールベアリング１０９、１
１０間に嵌挿されている皿バネである。
下端面は凹部１０１の中央に設けられた段部１０３上
に、正確に位置決めされ且つ強固に接着剤等により固着
されている。また、積層鉄心１１７の内側は、支柱１０
４との間にはノイズ遮断層１２１が介在している。この
実施形態においては、このノイズ遮断層１２１は、空隙
である。この空隙によるノイズ遮断層１２１は金属から
なる積層鉄心１１７側から見ると、極めて高い音響イン
ピーダンスを有する。また、金属からなる支柱１０４側
から見ても、極めて高い音響インピーダンスを有する。
したがって、ノイズ遮断層１２１と積層鉄心１１７の表
面あるいは支柱１０４との接触面には、音響インピーダ
ンスのミスマッチ層が形成されるため、電機子１１６で
発生したスパイクあるいは振動ノイズは、このノイズ遮
断層１２１を通過することができず、支柱１０４に伝わ
りにくい。なお、１２２はボールベアリング１０９、１
１０間に嵌挿されている皿バネである。
【００１２】上記ノイズ遮断層１２１は空隙に限定する
意味はなく、例えば、多孔のセラミック、多孔の合成樹
脂等、積層鉄心１１７あるいは支柱１０４から見て、音
響インピーダンスが極めて高い物質で満たされていれば
よい。
意味はなく、例えば、多孔のセラミック、多孔の合成樹
脂等、積層鉄心１１７あるいは支柱１０４から見て、音
響インピーダンスが極めて高い物質で満たされていれば
よい。
【００１３】上記実施の形態では、積層鉄心１１７が段
部１０３の上に直接固定されている。従って、この接触
面を伝わって電機子１１６から発生したノイズが段部１
０３を通してロータカップ１１１方向に伝播する。これ
を防ぐため、次の実施の形態では、積層鉄心１１７と段
部１０３との間に多孔のセラミック、多孔の合成樹脂等
からなるノイズブランクシートを介在させる。なお、図
２に示すように、このノイズブランクシート１２３の中
心部に位置決め段部１２４を形成し、この位置決め段部
１２４に積層鉄心１１７をはめ込んでこれの位置決めに
利用してもよい。また、この位置決め段部１２４を上方
に延長してノイズ遮断層１２１をこれで埋めるように形
成してもよい。
部１０３の上に直接固定されている。従って、この接触
面を伝わって電機子１１６から発生したノイズが段部１
０３を通してロータカップ１１１方向に伝播する。これ
を防ぐため、次の実施の形態では、積層鉄心１１７と段
部１０３との間に多孔のセラミック、多孔の合成樹脂等
からなるノイズブランクシートを介在させる。なお、図
２に示すように、このノイズブランクシート１２３の中
心部に位置決め段部１２４を形成し、この位置決め段部
１２４に積層鉄心１１７をはめ込んでこれの位置決めに
利用してもよい。また、この位置決め段部１２４を上方
に延長してノイズ遮断層１２１をこれで埋めるように形
成してもよい。
【００１４】図３は、本発明のもう１つ他の実施の形態
を示す断面図である。この実施の形態では、アルミニウ
ム等の金属からなるフランジ１００に設けられた皿状の
凹部１０１の中央から、該フランジ１００と一体的に中
心軸となる支承軸１０６’が立設されている。なお、前
記図１に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。支承軸１０６’の先端部分に
は、ボールベアリング１０９、１１０を介してロータカ
ップ１１１が回転自在に軸承されている。この実施の形
態においても、支承軸１０６’と積層鉄心１１７の内側
との間にノイズ遮断層１２１が形成されている。このた
め、この空隙によるノイズ遮断層１２１は金属からなる
積層鉄心１１７側から見ると、極めて高い音響インピー
ダンスを有する。また、支承軸１０６’側から見ても、
極めて高い音響インピーダンスを有する。したがって、
ノイズ遮断層１２１と積層鉄心１１７の表面あるいは支
承軸１０６’との接触面には、音響インピーダンスのミ
スマッチ層が形成されるため、電機子１１６で発生した
スパイクあるいは振動ノイズは、このノイズ遮断層１２
１を通過することができず、支承軸１０６’に伝わりに
くい。もちろん前記実施の形態と同様、ノイズ遮断層１
２１に例えば、吸振性のある物質、多孔のセラミック、
多孔の合成樹脂等、積層鉄心１１７あるいは支承軸１０
６’から見て、音響インピーダンスが極めて高い物質で
満たしてもよい。また、図３には示されてはいないが、
積層鉄心１１７と段部との間に図２に示すものと同じノ
イズブランクシート１２３を介在させることもでき、更
にこれに図２に示すものと同じ位置決め段部１２４を設
けてもよい。
を示す断面図である。この実施の形態では、アルミニウ
ム等の金属からなるフランジ１００に設けられた皿状の
凹部１０１の中央から、該フランジ１００と一体的に中
心軸となる支承軸１０６’が立設されている。なお、前
記図１に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。支承軸１０６’の先端部分に
は、ボールベアリング１０９、１１０を介してロータカ
ップ１１１が回転自在に軸承されている。この実施の形
態においても、支承軸１０６’と積層鉄心１１７の内側
との間にノイズ遮断層１２１が形成されている。このた
め、この空隙によるノイズ遮断層１２１は金属からなる
積層鉄心１１７側から見ると、極めて高い音響インピー
ダンスを有する。また、支承軸１０６’側から見ても、
極めて高い音響インピーダンスを有する。したがって、
ノイズ遮断層１２１と積層鉄心１１７の表面あるいは支
承軸１０６’との接触面には、音響インピーダンスのミ
スマッチ層が形成されるため、電機子１１６で発生した
スパイクあるいは振動ノイズは、このノイズ遮断層１２
１を通過することができず、支承軸１０６’に伝わりに
くい。もちろん前記実施の形態と同様、ノイズ遮断層１
２１に例えば、吸振性のある物質、多孔のセラミック、
多孔の合成樹脂等、積層鉄心１１７あるいは支承軸１０
６’から見て、音響インピーダンスが極めて高い物質で
満たしてもよい。また、図３には示されてはいないが、
積層鉄心１１７と段部との間に図２に示すものと同じノ
イズブランクシート１２３を介在させることもでき、更
にこれに図２に示すものと同じ位置決め段部１２４を設
けてもよい。
【００１５】以上、本発明を上述の実施の形態により説
明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が
可能であり、これらの変形や応用を本発明の範囲から排
除するものではない。
明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が
可能であり、これらの変形や応用を本発明の範囲から排
除するものではない。
【００１６】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
回転磁束を発生する固定子と、該固定子の周囲にこれと
対峙する永久磁石からなる励磁磁極と、該励磁磁極を下
縁内側に有し、中心軸により片持ち状で回転自在に保持
され、かつ、磁気ディスクを保持するカップ形のロータ
フレームとを有する磁気ディスク駆動用モータにおい
て、固定子の内側と前記中心軸との間にノイズブロック
用のノイズ遮断層を介在せしめるとともに、前記固定子
は固定部分に位置決めされて接着されている構成を有す
るので、固定子から発生するスパイクノイズ等が中心
軸、ロータを介して磁気媒体方向に伝達されないし、固
定子の固定作業が容易になるとともに、固定子を接着す
る接着剤が、一種のノイズブランカとなり、従来例より
もノイズが磁気媒体方向に伝わりにくくなる。
回転磁束を発生する固定子と、該固定子の周囲にこれと
対峙する永久磁石からなる励磁磁極と、該励磁磁極を下
縁内側に有し、中心軸により片持ち状で回転自在に保持
され、かつ、磁気ディスクを保持するカップ形のロータ
フレームとを有する磁気ディスク駆動用モータにおい
て、固定子の内側と前記中心軸との間にノイズブロック
用のノイズ遮断層を介在せしめるとともに、前記固定子
は固定部分に位置決めされて接着されている構成を有す
るので、固定子から発生するスパイクノイズ等が中心
軸、ロータを介して磁気媒体方向に伝達されないし、固
定子の固定作業が容易になるとともに、固定子を接着す
る接着剤が、一種のノイズブランカとなり、従来例より
もノイズが磁気媒体方向に伝わりにくくなる。
【００１７】また、前記ノイズ遮断層を空隙にずれば、
従来例のように中心軸を固定子が締め付けるようなこと
もなく、組立時に中心軸を正確な位置に配置することが
できるし、前記ノイズ遮断層を、中心軸、固定子の積層
鉄心に比べてノイズを伝えにくい、例えば多孔質の物質
で満たせば、固定子をフランジに接着する場合の位置出
しが容易になる。さらに、固定子とこれが固定されるフ
ランジとの間にノイズブランクシートを介在せしめた場
合、固定子から発生するノイズは、一層磁気媒体方向に
伝わりにくくなる。
従来例のように中心軸を固定子が締め付けるようなこと
もなく、組立時に中心軸を正確な位置に配置することが
できるし、前記ノイズ遮断層を、中心軸、固定子の積層
鉄心に比べてノイズを伝えにくい、例えば多孔質の物質
で満たせば、固定子をフランジに接着する場合の位置出
しが容易になる。さらに、固定子とこれが固定されるフ
ランジとの間にノイズブランクシートを介在せしめた場
合、固定子から発生するノイズは、一層磁気媒体方向に
伝わりにくくなる。
【図１】図１は、本発明の一実施の形態の断面図であ
る。
る。
【図２】図２は、本発明の第２の実施の形態の部分断面
図である。
図である。
【図３】図３は、本発明の第３の実施の形態の断面図で
ある。
ある。
【図４】図４は、従来例の断面図である。
【符号の説明】 １ｂ・・・・取付用フレーム ２ｂ・・・・中心軸管 ５・・・・・電機子 ６・・・・・積層鉄心 １２ａ・・・・ロータフレーム １５・・・・・ディスク受台 ２１・・・・・電機子コイル ２３・・・・・リード線 ２９・・・・・フランジ ３２・・・・・大径部 ３３・・・・・中径部 ３４・・・・・プリント基板 ３５・・・・・孔 ３７・・・・・軸受 ３８・・・・・軸受 ４３・・・・・円筒状壁 ４５・・・・・永久磁石 ４７・・・・・中心軸 ４８・・・・・小径部 ４９・・・・・大径部 １００・・・・・フランジ １０１・・・・・凹部 １０２・・・・・取付孔 １０３・・・・・段部 １０４・・・・・支軸 １０５・・・・・貫通孔 １０６・・・・・支承軸 １０６' ・・・・支承軸 １０７・・・・・小径部 １０８・・・・・大径部 １０９・・・・・ボールベアリング １１０・・・・・ボールベアリング １１１・・・・・ロータカップ １１２・・・・・側壁 １１３・・・・・ディスク受け台 １１４・・・・・永久磁石 １１５・・・・・間隔 １１６・・・・・電機子 １１７・・・・・積層鉄心 １１８・・・・・電機子コイル １１９・・・・・引出線 １２０・・・・・穴 １２１・・・・・ノイズ遮断層 １２２・・・・・皿バネ １２３・・・・・ノイズブランクシート １２４・・・・・段部
Claims (5)
- 【請求項１】回転磁束を発生する固定子と、該固定子の
周囲にこれと対峙する永久磁石からなる励磁磁極と、該
励磁磁極を下縁内側に有し、中心軸により片持ち状で回
転自在に保持され、かつ、磁気ディスクを保持するカッ
プ形のロータフレームとを有する磁気ディスク駆動用モ
ータにおいて、固定子の内側と前記中心軸との間にノイ
ズブロック用のノイズ遮断層を介在せしめるとともに、
前記固定子は固定部分に位置決めされて接着されている
ことを特徴とする磁気ディスク駆動用モータ。 - 【請求項２】前記ノイズ遮断層は空隙であることを特徴
とする請求項１に記載の磁気ディスク駆動用モータ。 - 【請求項３】前記ノイズ遮断層は、中心軸、固定子の積
層鉄心に比べてノイズを伝えにくい物質で満たされてい
ることを特徴とする請求項１に記載の磁気ディスク駆動
用モータ。 - 【請求項４】前記ノイズ遮断層を満たす物質は多孔性物
質であることを特徴とする請求項３に記載の磁気ディス
ク駆動用モータ。 - 【請求項５】固定子とこれが固定されるフランジとの間
にノイズブランクシートを介在せしめたことを特徴とす
る請求項１に記載の磁気ディスク駆動用モータ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9262079A JPH1198757A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 磁気ディスク駆動用モータ |
| US09/159,605 US6137196A (en) | 1997-09-26 | 1998-09-24 | Motor for driving magnetic disk |
| DE69830118T DE69830118T2 (de) | 1997-09-26 | 1998-09-25 | Motor für Magnetplattenantrieb |
| EP98307827A EP0911943B1 (en) | 1997-09-26 | 1998-09-25 | Motor for driving magnetic disk |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9262079A JPH1198757A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 磁気ディスク駆動用モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1198757A true JPH1198757A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17370744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9262079A Pending JPH1198757A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 磁気ディスク駆動用モータ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6137196A (ja) |
| EP (1) | EP0911943B1 (ja) |
| JP (1) | JPH1198757A (ja) |
| DE (1) | DE69830118T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012145113A (ja) * | 2011-01-13 | 2012-08-02 | Visteon Global Technologies Inc | 電動コンプレッサの固定子用のリテーナ |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2001245451A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-09-07 | Pioneer Electronic Corp | モータ装置 |
| DE112005000322T5 (de) * | 2004-02-09 | 2006-12-21 | Shinano Kenshi K.K., Ueda | Motorantriebsvorrichtung |
| JP2006280117A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Showa Corp | レゾルバの取付構造、回転電機及びレゾルバの取付方法 |
| KR100999482B1 (ko) * | 2008-08-19 | 2010-12-09 | 엘지이노텍 주식회사 | 스핀들 모터 |
| US20150003967A1 (en) * | 2013-07-01 | 2015-01-01 | Asia Vital Components Co., Ltd. | Fan vibration damping structure |
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| DE3486391D1 (de) * | 1983-12-28 | 1995-07-13 | Papst Motoren Gmbh & Co Kg | Au enläufermotor, insbesondere kollektorloser Gleichstrommotor. |
| DE3347360C2 (de) * | 1983-12-28 | 1995-04-13 | Papst Motoren Gmbh & Co Kg | Kollektorloser Außenläufer-Gleichstrommotor |
| US4760299A (en) * | 1987-06-11 | 1988-07-26 | The Singer Company | Distortion free synchro |
| US5241229A (en) * | 1990-01-11 | 1993-08-31 | Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. | Magnetic disc drive motor |
| US5177650A (en) * | 1990-11-09 | 1993-01-05 | Seagate Technology, Inc. | Disc drive assembly with improved communications and reduced contamination risk |
| US5334895A (en) * | 1991-03-20 | 1994-08-02 | Nippon Densan Corporation | Spindle motor with the stator core supported by a resin member |
| US5365388A (en) * | 1991-09-13 | 1994-11-15 | Iomega Corporation | Disk drive constructed to isolate motor vibration |
| JPH06335216A (ja) * | 1993-05-19 | 1994-12-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ディスク用スピンドルモータ |
| JPH07203650A (ja) * | 1993-12-31 | 1995-08-04 | Olympus Optical Co Ltd | 電磁型モータ |
| WO1995034115A1 (en) * | 1994-06-09 | 1995-12-14 | Digital Equipment International Ltd. | Low noise spindle motor for winchester disk drives |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP9262079A patent/JPH1198757A/ja active Pending
-
1998
- 1998-09-24 US US09/159,605 patent/US6137196A/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-09-25 EP EP98307827A patent/EP0911943B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-09-25 DE DE69830118T patent/DE69830118T2/de not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012145113A (ja) * | 2011-01-13 | 2012-08-02 | Visteon Global Technologies Inc | 電動コンプレッサの固定子用のリテーナ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0911943B1 (en) | 2005-05-11 |
| EP0911943A1 (en) | 1999-04-28 |
| DE69830118T2 (de) | 2006-03-02 |
| DE69830118D1 (de) | 2005-06-16 |
| US6137196A (en) | 2000-10-24 |
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