JPH1191218A - 転写式記録装置 - Google Patents

転写式記録装置

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JPH1191218A
JPH1191218A JP27337697A JP27337697A JPH1191218A JP H1191218 A JPH1191218 A JP H1191218A JP 27337697 A JP27337697 A JP 27337697A JP 27337697 A JP27337697 A JP 27337697A JP H1191218 A JPH1191218 A JP H1191218A
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JP
Japan
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recording paper
ribbon
transfer film
shaft
recording
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JP27337697A
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English (en)
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Yoshihiro Nomura
佳宏 野村
Mitsuhiro Hamashima
光宏 浜島
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ALTEC KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
ALTEC KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写式記録装置において、転写フィルムのし
わに起因して記録紙に生ずるしわ状印画欠損の発生を確
実に防止すること。 【解決手段】 リボン巻出軸41に負荷トルクを与えて
リボン2にバックテンションを付与するテンション付与
装置44を有してなる転写式記録装置10において、テ
ンション付与装置44が、リボン巻出軸41に与える負
荷トルクの大きさを変更可能としてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写式記録装置に
係り、特にカラー用昇華型熱転写式記録装置に用いて好
適な転写式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録装置(プリンタ)として、溶
融型インクリボン、昇華型インクリボン等の転写フィル
ムのインクを加熱により記録紙に転写する記録装置があ
る。この記録装置では、記録紙を送給する記録紙送給装
置と、転写フィルムを送給する転写フィルム送給装置
と、記録紙と転写フィルムをプラテンローラとの間に挟
んで記録紙に対し記録作業を行なう記録ヘッドとを有す
ることとしている。
【0003】そして、転写式記録装置では、転写フィル
ム送給装置が転写フィルム巻出軸を備えるとともに、転
写フィルム巻出軸に負荷トルクを与えて転写フィルム巻
出軸から巻き出される転写フィルムにバックテンション
を付与するテンション付与装置を転写フィルム巻出軸に
接続することとしている。これにより、記録紙への印画
時に転写フィルムを緊張状態に保ち、転写フィルムのし
わに起因して記録紙に生ずる虞れのあるしわ状印画欠損
の発生を防止しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、本発明者の経
験によれば、転写式記録装置では、記録紙の品種毎にこ
の記録紙のために用いられる転写フィルムに適正なバッ
クテンションの大きさがある。これは、記録紙の表面の
摩擦係数の影響によるものと思われる。
【0005】然しながら、従来技術では、テンション付
与装置が転写フィルム巻出軸に与える負荷トルクを一定
としている。このため、単一の記録装置で 2種の記録紙
を用いるとき、 2種の記録紙のそれぞれに対応する 2つ
のバックテンション適正値の中間値を、テンション付与
装置が転写フィルムに与えるバックテンション目標値と
してきた。この目標値は、真正な適正値でないため、し
わ状印画欠損の発生を確実には防止できていない。
【0006】本発明の課題は、転写式記録装置におい
て、転写フィルムのしわに起因して記録紙に生ずるしわ
状印画欠損の発生を確実に防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、記録紙を送給する記録紙送給装置と、転写フィルム
を送給する転写フィルム送給装置と、記録紙と転写フィ
ルムをプラテンローラとの間に挟んで記録紙に対し記録
作業を行なう記録ヘッドとを有してなり、転写フィルム
送給装置が転写フィルム巻出軸を備えるとともに、転写
フィルム巻出軸に負荷トルクを与えて転写フィルム巻出
軸から巻き出される転写フィルムにバックテンションを
付与するテンション付与装置を転写フィルム巻出軸に接
続してなる転写式記録装置において、前記テンション付
与装置が転写フィルム巻出軸に与える負荷トルクの大き
さを変更可能としてなるようにしたものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記テンション付与装置が、
転写フィルム巻出軸に連動する連動軸に摩擦接続された
複数の摩擦トルク板を備えるとともに、各摩擦トルク板
をロックするロック装置を備え、複数の摩擦トルク板の
うちのいずれかの摩擦トルク板のロック装置をオフ制御
して当該摩擦トルク板をロック解除することにより、転
写フィルム巻出軸に与える負荷トルクを減少可能とする
ようにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。 テンション付与装置が転写フィルム巻出軸に与える負
荷トルクの大きさを変更可能とし、結果として転写フィ
ルムに付与するバックテンションを変更可能とした。こ
れにより、記録紙の品種毎に定まる転写フィルムのため
のバックテンション適正値を転写フィルムに付与でき、
転写フィルムのしわに起因して記録紙に生ずるしわ状印
画欠損の発生を確実に防止できる。
【0010】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 テンション付与装置が、転写フィルム巻出軸に連動す
る連動軸に摩擦接続された複数の摩擦トルク板と、各摩
擦トルク板のためのロック装置とを備えた。これによ
り、簡素な構成により、転写フィルム巻出軸に与える負
荷トルクの大きさを段階的に変化させ、結果として転写
フィルムに付与するバックテンションを簡易に変更して
適正化できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は転写式記録装置の一例を示
す模式図、図2はリボンカセットを示す斜視図、図3は
リボンカセットを示す平面図、図4はテンション付与装
置を示す模式図、図5は図4のV-V 線に沿う矢視図、図
6はテンション付与装置の変形例を示す模式図である。
【0012】カラー用昇華型熱転写式記録装置10は、
図1に示す如く、ケース11に、記録紙送給装置を構成
する記録紙供給部12及び記録紙引き出し部13、転写
フィルム送給装置を構成するリボンカセット14、記録
ヘッド15、記録紙排出部16、切断部17、スタッカ
部18、電装品19を備えている。
【0013】記録紙供給部12は、記録紙1の巻芯1A
を着脱できる記録紙巻出軸21を備えるとともに、記録
紙巻出軸21に接続されるテンション付与装置22、記
録紙巻取モータ23を備える。テンション付与装置22
は、記録紙巻出軸21に負荷トルクを与えて、記録紙引
き出し部13により記録紙巻出軸21から引き出される
記録紙1にバックテンションを付与し、記録紙1の引き
出し姿の安定を図る。記録紙巻取モータ23は、記録紙
引き出し部13の戻り移動による記録紙1の記録紙巻出
軸21への巻き戻し過程で、記録紙巻出軸21が記録紙
1を安定した巻き姿で巻き戻しできるように記録紙巻出
軸21を逆転駆動せしめる。
【0014】記録紙引き出し部13は、記録紙1の先端
部をクランプするクランプ装置31を備え、このクラン
プ装置31にクランプした記録紙1を記録紙巻出軸21
からプラテンローラ32まわりを経て引き出す。記録紙
引き出し部13は、記録ヘッド15による 1回の記録毎
に、記録紙1を初期位置Aと引き出し位置Bとの間で直
線往復移動せしめる。クランプ移動部33は、クランプ
装置31の外側に設けられた歯車にタイミングベルトを
装着し、このタイミングベルトをパルスモータで回転さ
せる等により、タイミングベルトに保持されたクランプ
装置31を直線往復移動せしめる。記録紙1の初期位置
Aと引き出し位置Bの間での引き出し速度と引き戻し速
度は、クランプ移動部33によるクランプ装置31の移
動速度に規制される。
【0015】リボンカセット14は、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの染料層を面順に有する昇華型イ
ンクリボン2の巻出芯2Aと巻取芯2Bをそれぞれ着脱
できるリボン巻出軸41とリボン巻取軸42を備え、リ
ボン巻出軸41から巻き出されてリボン巻取軸42に巻
き取られるリボン2をプラテンローラ32まわりに引き
回すとともに、リボン巻取モータ43を備える。リボン
2は、印画時に記録ヘッド15により記録紙1とともに
プラテンローラ32に挟圧され、記録紙引き出し部13
のクランプ装置31により引き出される記録紙1に連れ
移動してリボン巻出軸41から巻き出されるとともに、
リボン巻取モータ43により駆動軸43A(図2)を介
して駆動されるリボン巻取軸42にたるみなく巻き取ら
れる。
【0016】記録ヘッド15は、印画時に待機位置から
降下して、プラテンローラ32に記録紙1とリボン2を
挟圧し、昇華型熱転写方式により印画を行なう。
【0017】記録紙排出部16は、記録ヘッド15によ
る印画終了後、初期位置に戻った記録紙引き出し部13
のクランプ装置31により排出される記録紙1を排出ガ
イド51からスタッカ部18へ導く。
【0018】切断部17は、記録紙排出部16に設けら
れたカッタ52により記録紙1を所定サイズにカットす
る。
【0019】スタッカ部18は、切断部17によりカッ
トされ、記録紙排出部16により排出された記録紙1を
トレー53の上に蓄積する。
【0020】従って、記録装置10による印画動作は以
下の如くなされる。 (1) 記録紙引き出し部13のクランプ装置31により記
録紙1の先端をクランプするとともに、記録ヘッド15
を待機位置から降下して記録紙1とリボン2をプラテン
ローラ32との間で挟圧する。
【0021】(2) 記録紙引き出し部13のクランプ装置
31により記録紙1を初期位置から引き出し、この引き
出し中に印画が行なわれる。リボン2は記録紙1に連れ
移動してリボン巻出軸41からリボン巻取軸42へと巻
き取られる。記録紙引き出し部13のクランプ装置31
が引き出し位置に達すると、記録ヘッド15を待機位置
に上昇させ、記録紙1の引き戻しを行なう。記録紙1の
引き戻しは、記録紙引き出し部13のクランプ装置31
が初期位置に戻るとともに、記録紙巻取モータ23によ
る記録紙巻出軸21の逆転によりなされる。
【0022】(3) 印画が多色であれば、イエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの各リボン2を用いて上記(2)
を繰り返す。
【0023】(4) 上記(2) 、(3) の後、初期位置に位置
付けられた記録紙引き出し部13から記録紙排出部16
への排紙動作がなされる。即ち、記録紙引き出し部13
のクランプ装置31内に設けてある排紙ローラにより記
録紙1の先端部を記録紙排出部16の排出ガイド51へ
と送給し、この記録紙1を切断部17のカッタ52によ
り所定サイズにカットしてスタッカ部18のトレー53
に蓄積する。
【0024】然るに、記録装置10にあっては、リボン
カセット14を図2〜図5に示す如く構成している。
【0025】即ち、リボンカセット14にあっては、リ
ボン巻出軸41に負荷トルクを与えてリボン巻出軸41
から巻き出されるリボン2にバックテンションを付与す
るテンション付与装置44をリボン巻出軸41に接続し
てある。これにより、記録紙1への印画時にリボン2を
緊張状態に保ち、リボン2のしわに起因して記録紙1に
生ずる可能性のあるしわ状印画欠損の発生の防止を図る
ものである。
【0026】ここで、リボンカセット14にあっては、
記録紙1の品種に応じてテンション付与装置44が適正
なバックテンションをリボン2に付与し得るように、今
回の印画に使用される記録紙1の品種に応じてテンショ
ン付与装置44がリボン巻出軸41に与える負荷トルク
の大きさを変更可能としている。
【0027】具体的には、リボンカセット14のテンシ
ョン付与装置44は、カセットフレーム14Aに固着し
てある支軸61に回転自在に枢着されているリボン巻出
軸41と一体の連動軸62にキー溝(もしくはスプライ
ン溝)63を設け、この連動軸62の軸方向の一端側に
軸方向及び回転方向とも固定したトルク伝達板64と連
動軸62の軸方向の他端側に設けてあるばね受けフラン
ジ62Aとの間に、第1摩擦トルク板66、トルク伝達
板67、第2摩擦トルク板68、トルク伝達板69、ば
ね70を挟圧した。第1摩擦トルク板66、第2摩擦ト
ルク板68はそれらの両面のそれぞれに摩擦パッド66
A、66B、68A、68Bを接合され、連動軸62に
軸方向及び回転方向とも相対移動可能に嵌合されてい
る。トルク伝達板67、69は、連動軸62に軸方向に
相対移動可能な状態で、回転方向には固定されている。
即ち、第1摩擦トルク板66と第2摩擦トルク板68
は、トルク伝達板64、67、69を介して、連動軸6
2に摩擦接続されている。
【0028】そして、リボンカセット14のテンション
付与装置44は、カセットフレーム14Aの把手ハンド
ル14Bに固定してある第1ロックアーム71を、第1
摩擦トルク板66の係止片66Cに常時係止している。
これにより、第1ロックアーム71は第1摩擦トルク板
66の回転をロックし、回転ロック状態にある第1摩擦
トルク板66の摩擦抵抗力に基づく負荷トルクT1 を連
動軸62、リボン巻出軸41に常時付与する。
【0029】また、リボンカセット14のテンション付
与装置44は、ソレノイド73によりスイングされる第
2ロックアーム72を、第2摩擦トルク板68のギヤ6
8Cに係止するオン位置とギヤ68Cから外れるオフ位
置とに切換設定可能としている。これにより、第2ロッ
クアーム72は上述のオン位置で第2摩擦トルク板68
の回転をロックし、回転ロック状態にある第2摩擦トル
ク板68の摩擦抵抗力に基づく負荷トルクT2 を連動軸
62、リボン巻出軸41に付与する。また、第2ロック
アーム72は上述のオフ位置で第2摩擦トルク板68の
回転ロックを解除して回転自由とし、上述の連動軸6
2、リボン巻出軸41に付与していた負荷トルクT2
消失せしめる。
【0030】尚、第2ロックアーム72は、ソレノイド
73の励磁によりその磁力で第2摩擦トルク板68のギ
ヤ68Cに係止するオン位置に設定され、ソレノイド7
3の消磁によりばね74のばね力で第2摩擦トルク板6
8のギヤ68Cから外れるオフ位置に設定される。
【0031】以下、リボンカセット14によるリボン2
の巻出し作業時のテンション制御作用について説明す
る。 (1) 記録紙1の品種がリボン2のバックテンション適正
値を所定の大きな値とするものであるとき
【0032】記録装置10の制御盤等に設定された記録
紙1の品種情報に応じてソレノイド73が自動的に作動
せしめられて第2ロックアーム72をオン制御し、この
第2ロックアーム72により第2摩擦トルク板68の回
転をロックする。このとき、第1ロックアーム71は常
時第1摩擦トルク板66の回転をロックしている。これ
により、リボン巻出軸41に一体の連動軸62に回転方
向固定のトルク伝達板64、67、69は、第1ロック
アーム71、第2ロックアーム72に噛み合って回転ロ
ック状態にある第1摩擦トルク板66、第2摩擦トルク
板68の摩擦抵抗力に基づく大きな負荷トルクT1 +T
2 を与えられ、リボン2に大きなバックテンションを付
与する。
【0033】(2) 記録紙1の品種の変更により、この記
録紙1の品種に対応するリボン2のバックテンション適
正値が所定の小さな値に変更せしめられたとき
【0034】記録装置10の制御盤等からの記録紙1の
品種情報に応じてソレノイド73が自動的に切換作動せ
しめられて第2ロックアーム72をオフ制御し、この第
2ロックアーム72が第2摩擦トルク板68の回転ロッ
クを解除する。このとき、第1ロックアーム71は常時
第1摩擦トルク板66の回転をロックしている。これに
より、リボン巻出軸41に一体の連動軸62に回転方向
固定のトルク伝達板64、67、69は、第1ロックア
ーム71に噛み合って回転ロック状態にある第1摩擦ト
ルク板66の摩擦抵抗力だけに基づく小さな負荷トルク
1 を与えられ、リボン2に小さなバックテンションを
付与する。
【0035】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 テンション付与装置44がリボン巻出軸41に与える
負荷トルクの大きさを変更可能とし、結果としてリボン
2に付与するバックテンションを変更可能とした。これ
により、記録紙1の品種毎に定まるリボン2のためのバ
ックテンション適正値をリボン2に付与でき、リボン2
のしわに起因して記録紙1に生ずるしわ状印画欠損の発
生を確実に防止できる。
【0036】テンション付与装置44が、リボン巻出
軸41に連動する連動軸62に摩擦接続された複数の摩
擦トルク板66、68と、各摩擦トルク板66、68の
ためのロックアーム71、72とを備えた。これによ
り、簡素な構成により、リボン巻出軸41に与える負荷
トルクの大きさを段階的に変化させ、結果としてリボン
2に付与するバックテンションを簡易に変更して適正化
できる。
【0037】尚、リボンカセット14のテンション付与
装置44にあっては、記録紙1の品種毎に異なるバック
テンション適正値をリボン2に付与するため、リボン巻
出軸41に与える負荷トルクの変化を、第1摩擦トルク
板66の摩擦バッド66A、66Bの直径と第2摩擦ト
ルク板68の摩擦パッド68A、68Bの直径の比率の
調整により設定替えできる。
【0038】但し、リボンカセット14のテンション付
与装置44にあっては、図6に示す如く、連動軸62の
軸方向の一端側に軸方向及び回転方向とも固定したばね
受け板65と連動軸62の軸方向の他端側に設けてある
ばね受けフランジ62Aとの間に、ばね70A、トルク
伝達板64、第1摩擦トルク板66、トルク伝達板67
A、ばね70B、トルク伝達板67B、第2摩擦トルク
板68を挟圧することにより、ばね70Aのばね力とば
ね70Bのばね力の比率の調整により、リボン巻出軸4
1に与える負荷トルクの変化を設定替えするものとして
も良い。
【0039】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の実施において、記録紙1の品種毎に異なるリボン
2のバックテンション適正値を付与するために、リボン
巻出軸41に与える負荷トルクの変化を 3段階以上の多
段階もしくは無段階に調整するものであっても良い。
【0040】また、本発明の実施において、摩擦トルク
板のためのロック装置は、電磁ソレノイドにより駆動さ
れるロックアームを用いるものに限らず、摩擦トルク板
に連動せしめられるロック軸を回転ロック、ロック解除
可能とする電磁クラッチを用いるもの等、多様に変形で
きる。
【0041】また、本発明の実施において、摩擦トルク
板を備える連動軸は転写フィルム巻出軸に一体のものに
限らず、転写フィルム巻出軸に接続されてその転写フィ
ルム巻出軸とは別体とされてなるものであっても良い。
【0042】また、本発明は、転写式記録装置であれ
ば、昇華型熱転写方式によるものに限らず、溶融型熱転
写方式によるもの等、広く適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、転写式記
録装置において、転写フィルムのしわに起因して記録紙
に生ずるしわ状印画欠損の発生を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は転写式記録装置の一例を示す模式図であ
る。
【図2】図2はリボンカセットを示す斜視図である。
【図3】図3はリボンカセットを示す平面図である。
【図4】図4はテンション付与装置を示す模式図であ
る。
【図5】図5は図4のV-V 線に沿う矢視図である。
【図6】図6はテンション付与装置の変形例を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 記録紙 2 インクリボン(転写フィルム) 10 記録装置 12 記録紙供給部(記録紙送給装置) 13 記録紙引き出し部(記録紙送給装置) 14 リボンカセット(転写フィルム送給装置) 15 記録ヘッド 32 プラテンローラ 41 部分巻出軸(転写フィルム巻出軸) 44 テンション付与装置 62 連動軸 66、68 摩擦トルク板 71、72 ロックアーム(ロック装置)
フロントページの続き (72)発明者 浜島 光宏 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号大 日本印刷株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙を送給する記録紙送給装置と、 転写フィルムを送給する転写フィルム送給装置と、 記録紙と転写フィルムをプラテンローラとの間に挟んで
    記録紙に対し記録作業を行なう記録ヘッドとを有してな
    り、 転写フィルム送給装置が転写フィルム巻出軸を備えると
    ともに、転写フィルム巻出軸に負荷トルクを与えて転写
    フィルム巻出軸から巻き出される転写フィルムにバック
    テンションを付与するテンション付与装置を転写フィル
    ム巻出軸に接続してなる転写式記録装置において、 前記テンション付与装置が転写フィルム巻出軸に与える
    負荷トルクの大きさを変更可能としてなることを特徴と
    する転写式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記テンション付与装置が、転写フィル
    ム巻出軸に連動する連動軸に摩擦接続された複数の摩擦
    トルク板を備えるとともに、各摩擦トルク板をロックす
    るロック装置を備え、複数の摩擦トルク板のうちのいず
    れかの摩擦トルク板のロック装置をオフ制御して当該摩
    擦トルク板をロック解除することにより、転写フィルム
    巻出軸に与える負荷トルクを減少可能とする請求項1記
    載の転写式記録装置。
JP27337697A 1997-09-22 1997-09-22 転写式記録装置 Pending JPH1191218A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272559A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Sony Corp 回転トルク調整装置、インクリボン搬送装置、及びプリンタ

Cited By (2)

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JP2006272559A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Sony Corp 回転トルク調整装置、インクリボン搬送装置、及びプリンタ
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