JPH118962A - 軸方向空隙型ファンモータ - Google Patents

軸方向空隙型ファンモータ

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JPH118962A
JPH118962A JP17525297A JP17525297A JPH118962A JP H118962 A JPH118962 A JP H118962A JP 17525297 A JP17525297 A JP 17525297A JP 17525297 A JP17525297 A JP 17525297A JP H118962 A JPH118962 A JP H118962A
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yoke
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fan motor
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Kazuo Noguchi
一男 野口
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Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、モータ諸特性を良好な状態に維持
しつつ、容易にモータの薄型化を実現することのできる
ファンモータを提供する。 【解決手段】 ステータ(S)として、金属板をプレス
加工することによってフレーム(3)を形成させ、この
フレーム(3)の一部をヨーク(3b)に兼用させるよ
うにして上記課題を解決してなるものであって、これに
より、フレーム(3)上にヨーク(3b)を設ける必要
がなくなり、この部分の厚みはフレーム厚のみにとどめ
られ、実質的にモータ全体の厚さを薄くできることにな
り、モータの特性を犠牲にすることなく容易にモータの
薄型化を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報機器あるいは電源
装置等に用いられる軸方向空隙型ファンモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のファンモータの構成としては、図
4に示すようなものがあった。図4は軸方向空隙型ファ
ンモータの要部断面図であり、同図において、シャフト
21に対し軸方向に配された2個のボールベアリング2
2を介して軸受ホルダを兼ねた合成樹脂製のフレーム2
3が配され、このフレーム23には空心コイル25が載
置されており、ステータSを構成している。
【0003】また、円板状のロータヨーク26には、シ
ャフト21の一端21aを保持するためにその中央部に
バーリング加工が施され、このロータヨーク26の内面
には空心コイル25に所定の空隙を介するようにして界
磁マグネット27が取り付けられており、ロータRを構
成している。さらに、このロータRには、ヨーク26の
外周に複数のインぺラ28が等間隔に設けられている。
【0004】また、界磁マグネット27による磁気回路
を効率良く形成させるために、フレーム23と空心コイ
ル25との間には回路基板と共にヨーク29が装着され
ている。なお、30はこの回路基板上に搭載された電子
部品であり、フレーム23はインペラ28の旋回空間外
周を覆うよう樹脂成形されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、軸受ホルダを兼ねたフレーム23が合
成樹脂でできていたため、界磁マグネットによる磁気回
路を効率の良いものにするにはヨーク29が必要となっ
てくる。そのため、合成樹脂でフレームを構成した場
合、厚さ方向には合成樹脂からなるフレームとヨークの
厚みが必要になってきて、例えば、従来の構成ではこの
部分の厚さにおよそ1mm程度とられており、昨今普及
している全体厚7mmのファンモータであると、実にそ
の約15%を占めるものとなってしまっていた。
【0006】仮に、モータの薄型化を図ろうとすると、
必然的に空心コイル25や界磁マグネット27等の厚み
を犠牲にしなければならず、このような場合には逆に性
能面で支障を来してしまうことになる。このことは、軸
固定型のファンモータについても同様に言える。
【0007】そこで、本発明は、上述した問題を解決し
て、モータ諸特性を良好な状態に維持しつつ、容易にモ
ータの薄型化を実現することのできるファンモータを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステータとし
て、金属板をプレス加工することによってフレームを形
成させ、このフレームの一部をヨークに兼用させるよう
にして上記課題を解決してなるものであって、これによ
り、フレーム上にヨークを設ける必要がなくなり、この
部分の厚みはフレーム厚のみにとどめられ、実質的にモ
ータ全体の厚さを薄くできることになり、モータの特性
を犠牲にすることなく容易にモータの薄型化を実現する
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の軸方向空隙型ファンモー
タは、複数のインペラとNS着磁された界磁マグネット
を有するロータと、このロータに所定の空隙を介してフ
レーム上に載置された電機子コイルを有するステータと
からなり、このステータは、前記ロータを回転自在に保
持する軸受部と、前記界磁マグネットの磁界を受けるヨ
ークと、前記インペラの旋回空間外周を覆うカバー部
と、機器側に搭載するための取付部とを具備してなる軸
方向空隙型ファンモータにおいて、前記ステータは、金
属板のプレス加工によって前記フレームを形成するとと
もに、このフレームの一部を前記ヨークに兼用させてな
るものである。
【0010】また、前記ステータは、金属板のプレス加
工によって前記軸受部、前記カバー部及び前記取付部を
一体形成してなるのが効果的である。また、前記ステー
タには、リード線固定手段が一体加工されてなるのが最
適である。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例における軸方向空
隙型ファンモータの要部縦断面図であり、図2は、図1
における軸方向空隙型ファンモータの要部横断面図であ
る。また、図3は、本発明におけるプレス加工によるフ
レームを示した図である。すなわち、図1及び図2にお
いて、シャフト1に対して軸方向に配された2個のボー
ルベアリング2を介して軸受ホルダを兼ねた金属板から
なるフレーム3が配され、このフレーム3には空心コイ
ル5が載置されており、ステータSを構成している。
【0012】また、円板状のロータヨーク6には、シャ
フト1の一端1aを保持するためにその中央部にバーリ
ング加工が施され、このロータヨーク6の内面には空心
コイル5に所定の空隙を介するようにしてNS交互に着
磁された界磁マグネット7が取り付けられており、ロー
タRを構成している。さらに、このロータRには、ヨー
ク6の外周に複数のインぺラ8が等間隔に設けられてい
る。なお、9は回路基板であり、この回路基板9上には
各種の電子部品10が搭載され、空心コイル5の端末が
回路基板9に形成された回路パターンに接続されてい
る。
【0013】本実施例では、磁性材からなる鉄板等を抜
き加工することによって円板状にロータヨーク6を形成
したもので、その外周において同時に抜き加工されたイ
ンペラ8を曲線状に曲げ起こすことにより、ロータヨー
ク6とインペラ8を一体化したヨーク兼用インペラを形
成させたものである。
【0014】また、図3に示すように、フレーム3につ
いても金属板、ここでは磁性板をプレス加工することに
よって、まず、磁性材からなる平板を絞り加工すること
によって内周面に軸受が配される軸受部3a並びにイン
ペラ8の旋回空間外周を覆うカバー部3cを形成し、そ
の後抜き加工すればヨーク部3b及び機器等に取り付け
るための取付部3dを形成することができる。なお、3
eはヨーク部3bとカバー部3cとを連結して一体にし
た4本のステー部であり、このステー部3eには、その
うちの一ヶ所に突部33eが形成されており、図2に示
すように、この部分にリード線11をとおした後この突
部33eを内方にまで折り曲げることにより、リード線
11をステー部3eに固定することができる。
【0015】また、3fはヨークの一部を切り欠き、こ
の部分を立ち上げるようにして形成された立ち上げ部で
あり、円周上の2ヶ所に形成しておき、この立ち上げ部
3fによってロータRの停止位置を電機子コイル5との
基準位置(デットポイント)に対して10゜ほど回転方
向にずらすことにより、ロータRの停止位置を意図的に
規制させている。このようにすれば、ロータRのデット
ポイントをなくすことができ、ロータRを必ず起動させ
ることができる。
【0016】また、同図に示すように、ステータRは6
0゜開角の空心コイルを120゜間隔で2個、円周上を
偏奇するようにして配したものである。そして、上記実
施例と同様に、ステータRの反対側に形成されたスペー
スに回路部品10を載置させることにより、モータの厚
みを抑えることができる。この場合には、ロータRに配
された界磁マグネット7を着磁開角60゜で6極着磁さ
せておけば、60゜回転毎にホール素子の出力が切り替
わることになり、単相による全波駆動が可能となる。
【0017】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において
適宜変更して実施可能である。例えば、上記実施例では
ヨーク部に回路基板を載せ、その回路基板上に空心コイ
ルや電子部品を載置させる点について詳述したが、これ
に限らず、回路基板を印刷配線付きの鉄基板として構成
すれば、回路基板をもヨークと兼用できることになり、
更なる薄型化を望める。また、上記実施例ではシャフト
回転型について詳述したが、シャフト固定型にも適用で
きるのは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ステ
ータとして、金属板をプレス加工することによってフレ
ームを形成させ、このフレームの一部をヨークに兼用さ
せるようにしたので、フレーム上にヨークを設ける必要
がなくなり、この部分の厚みはフレーム厚のみにとどめ
られ、実質的にモータ全体の厚さを薄くできることにな
り、モータの特性を犠牲にすることなく容易にモータの
薄型化を実現することができる。
【0019】また、上記構成と共に一体形成されたステ
ー部に突部を設けておくことにより、ステー部に配され
たリード線を外れないように固定させておくことができ
るので、リード線の断線等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における軸方向空隙型ファン
モータの要部縦断面図である。
【図2】図1における軸方向空隙型ファンモータの要部
横断面図である。
【図3】本発明におけるプレス加工によるフレームを示
した図である。
【図4】従来におけるファンモータの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1,21‥‥シャフト 3,23‥‥フレーム 3a‥‥軸受部 3b,29‥‥ヨーク 3c‥‥カバー部 3d‥‥取付部 3e‥‥ステー部 33e‥‥突部 3f‥‥立ち上げ部 R‥‥ロータ S‥‥ステータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインペラとNS着磁された界磁マ
    グネットを有するロータと、このロータに所定の空隙を
    介してフレーム上に載置された電機子コイルを有するス
    テータとからなり、このステータは、前記ロータを回転
    自在に保持する軸受部と、前記界磁マグネットの磁界を
    受けるヨークと、前記インペラの旋回空間外周を覆うカ
    バー部と、機器側に搭載するための取付部とを具備して
    なる軸方向空隙型ファンモータにおいて、前記ステータ
    は、金属板のプレス加工によって前記フレームを形成す
    るとともに、このフレームの一部を前記ヨークに兼用さ
    せてなることを特徴とする軸方向空隙型ファンモータ。
  2. 【請求項2】 前記ステータは、金属板のプレス加工に
    よって前記軸受部、前記カバー部及び前記取付部を一体
    形成してなる請求項1記載の軸方向空隙型ファンモー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記ステータには、リード線固定手段が
    一体加工されてなる請求項1記載の軸方向空隙型ファン
    モータ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004001934A1 (ja) * 2002-06-19 2003-12-31 Shuichi Sakoda 磁力による高効率回転装置
KR20040047127A (ko) * 2002-11-29 2004-06-05 엘지이노텍 주식회사 컴퓨터용 팬 모터구조
CN109038939A (zh) * 2018-07-13 2018-12-18 浙江省东阳市东磁诚基电子有限公司 新型永磁交流扁平振动马达及使用方法
CN110410345A (zh) * 2019-07-18 2019-11-05 风下电机(山东)有限公司 一种耐高温直流无刷散热风扇
JP2020058114A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 モータ、送風機及び車両

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