JPH1187215A - レジスト塗布装置,レジスト塗布方法,レジスト現像装置及びレジスト現像方法 - Google Patents
レジスト塗布装置,レジスト塗布方法,レジスト現像装置及びレジスト現像方法Info
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- JPH1187215A JPH1187215A JP24079197A JP24079197A JPH1187215A JP H1187215 A JPH1187215 A JP H1187215A JP 24079197 A JP24079197 A JP 24079197A JP 24079197 A JP24079197 A JP 24079197A JP H1187215 A JPH1187215 A JP H1187215A
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Abstract
ンを形成するためのレジスト塗布装置及びその方法とレ
ジスト現像装置及びその方法とを提供する。 【解決手段】 半導体ウェハ11はウェハ保持台12に
保持され、ウェハ移動機構13によって移動する。レジ
スト塗布用容器14には、レジスト供給容器16からレ
ジスト供給パイプ17を介してレジスト15が供給され
る。半導体ウェハ11はレジスト塗布用容器14の先端
から凸状に押し上げられているレジスト15に接触しな
がら移動し、半導体ウェハ11の表面上にレジスト膜1
5aが塗布される。レジスト膜15aが塗布された後の
半導体ウェハ11の回転が無いことから遠心力のウェハ
面内不均一が無いため、膜厚均一性の優れたレジスト塗
布が可能になる。
Description
ハを用いた超LSIの製造に適したレジスト塗布装置お
よびレジスト現像装置に関するものである。
ンジスタ等の要素の微細化と、1ウェハ当りの取れ数増
大のためのウェハの大径化との進展が著しい。例えば、
エキシマレーザを光源とした露光装置で、最小要素の寸
法が0.25μm〜0.2μmであるレジストパターン
が形成されたり、8インチ径のSiウェハを用いて超L
SIが作られている。そして、このレジストパターンの
形成のためには、以下のようなレジスト塗布装置および
レジスト現像装置が用いられている。
れている方法では、まず、レジスト液を塗布する工程で
は、回転式レジスト塗布装置と呼ばれる装置を用い、回
転機構を有するウェハ保持台の上にウェハを保持し、レ
ジスト液をウェハに滴下した後ウェハを回転させること
により、ウェハ全面にレジスト液をできるだけ均一な厚
みになるように塗布する。
開示されている方法では、大径のウェハに塗布する装置
としてローラーにレジストを滴下し、ローラーをウェハ
表面で回転させることで塗布する装置が提案されてい
る。
しては、特開平7−326559号公報に開示されるよ
うに、ウェハを回転させながら感光後のレジストに現像
液を噴霧状に吹き付けたりシャワー状に吹き付けるレジ
スト現像装置がある。また、現像液をレジスト表面に滴
下した後、ウェハを回転させて乾燥まで行う回転式のレ
ジスト現像装置がある。
来のレジスト塗布装置やレジスト現像装置においては、
それぞれ以下のような問題があった、まず、特開昭56
−104440号公報に開示されているような回転式の
レジスト塗布装置においては、ウェハサイズの増大、例
えばウェハ径が6インチ,8インチから12インチと増
大するに伴ってウェハの回転中心とウェハの周辺部にお
ける遠心力が大きく異なるために、ウェハ周辺に広がっ
たレジストが吹き飛ばされ易くなる。つまり、ウェハ面
内でのレジスト膜厚の均一性が著しく低下するという欠
点がある。その点について発明者が行った解析結果を説
明する。
ジストには F=m×r×ω2 の遠心力Fがかかる。ここで、 m:ある点におけるレジストの重さ r:回転中心からの距離 ω:回転の角速度 である。
チから12インチに変化している現在では、12インチ
ウェハ周辺のレジストの遠心力は6インチウェハの2
倍、8インチウェハの1.5倍がかかる。そこで、本発
明者が回転数とレジスト膜厚及びウェハ面内のレジスト
厚の均一性を調べた結果、図5に示す結果が得られた。
同図において、ラインL6,L8,L12は、それぞれ
6インチウェハ,8インチウェハ及び12インチウェハ
におけるレジスト膜の膜厚と回転数の関係を示す。ま
た、ラインR6,R8,R12は、それぞれ6インチウ
ェハ,8インチウェハ及び12インチウェハにおけるレ
ジスト膜の膜厚の均一性ばらつきを示す。
の増加に伴って単調に減少するので、所望する膜厚を回
転数で制御できる。一方、ウェハ面内のレジスト膜厚の
均一性ばらつきは、回転数が非常に低いときにはレジス
ト液の粘度の影響によりウェハ面内をレジスト液が流動
しにくいことから増加する。また、ウェハの回転数をあ
る程度以上高くすると、上述した遠心力の影響を受けて
ウェハ面内のレジスト膜厚の均一性ばらつきが増加す
る。そして、ウェハ径が増大すると、この遠心力に起因
するレジスト膜厚の均一性ばらつきの増加がウェハ回転
数の低い状態から発生する。特に、12インチウェハ
(ラインR12)では、レジスト膜厚のウェハ面内の均
一性ばらつきが大きいため、微細なレジストパターンを
ウェハ内で均一に形成することが困難になる。
開示されているローラー式レジスト塗布装置は、上記回
転式レジスト塗布装置に比べ、レジストを一旦ローラー
に滴下してからウェハに塗布するため、ローラー部でレ
ジストの変質やパーティクルの付着が発生し微細なレジ
ストパターン作成には適さない。
示されるスプレー式レジスト現像装置では、現像液の消
費が大きいことと、吹き付けておこなうため現像するレ
ジスト膜と現像液の接触の制御が難しいことから、微細
なレジストパターンの現像には不向きである。
の場合、レジストパターンの微細化とウェハサイズの増
大によって、例えば6インチウェハでSOR(シンクロ
トロンオービタルリゾナンス)露光装置で0.1μm幅
(レジスト厚は約2μm)のパターンを露光,現像する
際、微細レジストパターンが倒れLSIの製造に使えな
いという欠点がある。これはウェハ中心部に比べ、ウェ
ハ周辺部での回転速度が早いため、ウェハから飛散する
現像液の飛散時の液圧力やウェハの回転による風圧を受
けるためである。
ものであり、その目的は、レジストの塗布又はレジスト
の現像に際し、ウェハ径が増大したときにも微細なレジ
ストパターンを形成しうるレジスト塗布装置又はその方
法と、レジスト現像装置又はその方法とを提供すること
にある。
に、本発明では、請求項1,2に記載されているレジス
ト塗布装置に関する手段と、請求項1〜3に記載されて
いるレジスト現像装置に関する手段と、請求項6,7に
記載されているレジスト塗布方法に関する手段と、請求
項8〜10に記載されているレジスト現像方法に関する
手段とを講じている。
ストを供給するためのレジスト供給口と、上記供給口か
ら上記レジストを凸状に押し出させるためのレジスト押
し出し機構と、上記レジストとウェハとを接触させなが
ら上記ウェハと上記レジスト供給口とを相対的に移動さ
せるための移動機構とを備えている。
せながら相対的に移動させてウェハ面上にレジストを均
一に塗布することが可能になる。したがって、ウェハの
回転による遠心力が起こすウェハ面内における膜厚の均
一性の低下が生じることがなく、大径のウェハにおいて
微細なレジストパターンを形成するためのレジスト塗布
装置が得られる。
ストをウェハに塗布するための塗布機構と、上記ウェハ
上に塗布されたレジストに大気圧以上の気圧を加えるこ
とによりレジストをウェハ上に広げるための加圧機構と
を備えている。
ていなくてもレジストを加圧によってウェハ面上に均一
に塗布することが可能になるので、ウェハの回転による
遠心力が起こすウェハ面内における膜厚の均一性の低下
が生じることがなく、大径のウェハにおいて微細なレジ
ストパターンを実現することができる。
スト現像液を供給するための現像液供給口と、上記現像
液供給口から上記レジスト現像液を凸状に押し出させる
ための現像液押し出し機構と、上記現像液とウェハとを
接触させながらウェハと上記現像液供給口とを相対的に
移動させるための移動機構とを備えている。
接触させて相対的に移動させることによりウェハ面上に
レジスト現像液を均一に塗布することが可能になる。し
たがって、ウェハの回転による遠心力が起こすウェハ面
内における膜厚の均一性の低下が生じることがない。ま
た、ウェハの回転がないために風圧によるレジストの転
倒が生じることもない。したがって、大径のウェハに対
しても微細なレジストパターンを形成するためのレジス
ト現像装置が得られる。
スト現像液をウェハ上に供給するための供給機構と、ウ
ェハを回転させて上記ウェハ上に供給されたレジスト現
像液をウェハ上に広げるための回転機構と、上記回転機
構の回転数がスローアップ、スローダウンするように調
節する回転数調節機構とを備えている。
おいて、ウェハの加速,減速によって微細なレジストパ
ターンに加わる回転モーメントである転倒力が抑制され
るので、大径のウェハに対しても微細パターンの転倒を
生ぜしめることなくレジストの現像を行いうるレジスト
現像装置が得られる。
スト現像液をウェハ上に供給するための現像液供給機構
と、上記ウェハを回転させて上記ウェハ上に供給された
レジスト現像液をウェハ上に広げるための回転機構と、
上記ウェハが設置されている空間を減圧状態に維持する
ための減圧機構とを備えている。
おいて、ウェハの回転によって生じる風圧が微細なレジ
ストパターンの側面に与える力が抑制されるので、大径
のウェハに対しても微細パターンの転倒を生ぜしめるこ
となくレジストの現像を行いうるレジスト現像装置が得
られる。
ストをレジスト供給口から凸状に押し出し、凸状に押し
出された上記レジストにウェハ面を接触させながら上記
レジスト供給口とウェハとを相対的に移動させて、ウェ
ハ上にレジストを塗布する方法である。
触させて相対的に移動させることによりウェハ面上にレ
ジストを均一に塗布することが可能になる。したがっ
て、ウェハの回転による遠心力が起こすウェハ面内にお
ける膜厚の均一性の低下が生じることがなく、大径のウ
ェハにおいて微細なレジストパターンを形成することが
できる。
ストをウェハに塗布した後、上記ウェハ上に塗布された
レジストに大気圧以上の気圧を加えて、ウェハ上にレジ
ストを広げる方法である。
レジストが加圧によってウェハ面上に均一に塗布される
ので、ウェハの回転による遠心力が起こすウェハ面内に
おける膜厚の均一性の低下が生じることがなく、大径の
ウェハにおいて微細なレジストパターンが形成される。
スト現像液を現像液供給口から凸状に押し出し、凸状に
押し出された上記レジスト現像液にウェハ上に形成され
たレジスト膜を接触させながら上記現像液供給口とウェ
ハとを相対的に移動させて、ウェハ上にレジストパター
ンを形成する方法である。
とを接触させて相対的に移動するのでウェハ面上にレジ
スト現像液が均一に塗布される。したがって、ウェハの
回転による遠心力が起こすウェハ面内における膜厚の均
一性の低下が生じることがない。また、ウェハの回転が
ないために風圧によるレジストの転倒が生じることもな
い。したがって、大径のウェハに対しても微細なレジス
トパターンが形成される。
スト現像液をウェハ上に供給し、上記ウェハを回転させ
てウェハ上に供給されたレジスト現像液をウェハ上に広
げる一方、上記ウェハの回転を開始,停止する際の回転
速度をスローアップ、スローダウンするように調節し
て、ウェハ上にレジストパターンを形成する方法であ
る。
程において、ウェハの加速,減速によって微細なレジス
トパターンに加わる慣性力による回転モーメントが抑制
されるので、大径のウェハに対しても微細パターンの転
倒を生ぜしめることなくレジストの現像が行われる。
ジスト現像液をウェハ上に供給し、上記ウェハを回転さ
せてウェハ上に供給されたレジスト現像液をウェハ上に
広げる一方、上記ウェハが設置されている空間を減圧状
態に維持して、ウェハ上にレジストパターンを形成する
方法である。
程において、ウェハの回転によって生じる風圧が微細な
レジストパターンの側面に与える力が抑制されるので、
大径のウェハに対しても微細パターンの転倒を生ぜしめ
ることなくレジストの現像が行われる。
およびレジスト現像装置における第1の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
装置の斜視構造図を示す。
体ウェハ、12はウェハ保持台、13はウェハ移動機
構、14はレジスト塗布用容器、15はレジスト、15
aは半導体ウェハに塗布されたレジスト膜、16はレジ
スト供給容器、17はレジスト供給パイプをそれぞれ示
す。
本実施形態の方法によるレジストの塗布手順を説明す
る。
1はウェハ保持台12に保持され、ウェハ移動機構13
によってレジスト塗布用容器14から凸状に押し上げら
れているレジスト15に向かって移動する。レジスト塗
布用容器14には、レジスト供給容器16からレジスト
供給パイプ17を介してレジスト15が供給される。こ
のとき、図1(b)に示すように、半導体ウェハ11は
レジスト塗布用容器14の先端から凸状に押し上げられ
ているレジスト15に接触しながら移動する。その結
果、半導体ウェハ11の表面のうちレジスト塗布用容器
14の先端を通過した領域にはレジスト膜15aが塗布
されることになる。
みは、レジスト材料の比重、粘度、塗布された表面張
力、半導体ウェハ11へのレジストの濡れ性等の要因が
あるが、基本的には、半導体ウェハ11とレジスト15
の接触圧力と、両者間の接触時間(半導体ウェハがレジ
スト上を通過するスピード等で制御)によって、一義的
に決められる。したがって、レジスト15が塗布された
後、半導体ウェハ11の回転が無いことからレジストに
作用する遠心力のウェハ面内不均一が無いため、膜厚均
一性の優れたレジスト膜15aの形成が可能になる。ま
た、レジスト15がレジスト供給容器16から、レジス
ト供給パイプ17を通じてレジスト塗布用容器14へ流
れる際に、この通過経路以外の機構や空気に接触するこ
とがないので、レジストの変質やパーティクル発生が極
めて低く抑えられるため、0.25μmよりも微細なレ
ジストパターンを、大径のウェハに均一に塗布すること
が可能となる。
を移動したが、レジスト塗布容器14が移動してもよ
く、また各々が移動しても、ゆっくりとした回転の動き
があってもよい。さらに、両者が同じ方向に移動して
も、移動速度が異なることにより両者が相対的に移動し
てもよい。要するに、半導体ウェハ11とレジスト塗布
用容器14が相対的に移動すればよいものとする。
る際に、レジスト塗布用容器14の先端部からレジスト
15がオーバーフローしていてもよい。
実施形態について説明する。
布装置の構造を部分的に断面図で示す斜視図である。
導体ウェハ、22はウェハ保持台、23はウェハ回転機
構、24はレジスト滴下ノズル、25は排気口、26は
バルブ、27は加圧ガス導入口をそれぞれ示す。
ェハ保持台22に保持されており、レジスト滴下ノズル
24からレジストが半導体ウェハ21に滴下されて、ウ
ェハ回転機構23によって回転せしめられている半導体
ウェハ21上でレジストが遠心力により膜状に塗布され
る。この際、半導体ウェハ21の径が大きいために、半
導体ウェハ21の面内のレジスト膜厚の均一性は悪い。
この後レジスト液が乾燥する前に、排気口25のバルブ
26を閉じ、加圧ガス導入口27から不活性ガスを導入
し、密封容器20内を加圧する。この加圧によって、塗
布されたレジストはウェハ面内で均一な加圧を受けるの
で、レジストの膜厚のウェハ面内均一性が向上する。
後、加圧処理を行ったが、回転塗布中に加圧処理を行っ
てもよい。
置に関する第3の実施形態について説明する。
形態は、下記知見に基づいている。すなわち、常圧下で
の微細なレジストパターンの現像において、レジストパ
ターンの転倒を種々観察すると、レジスト膜厚が一定で
ある場合、レジストパターンの幅が微細になると転倒す
る現象がめだってきた。そこで、まず、この現象をよく
調べてみると、例えば、従来のレジスト現像装置におい
ては、厚みが2μm程度で0.2ミクロン幅のレジスト
膜はそれほど転倒しやすくないが、0.1ミクロン幅の
レジスト膜は転倒しやすいことを見い出した。このこと
は、下地と密着する領域が少なくなるほど転倒しやすい
ことを示している。つまり、断面形状における縦方向の
寸法が横方向の寸法に対して大きくなれば、レジスト膜
下端のいずれか一方のコーナー部を中心として働く回転
モーメントとそれに対する抗力との平衡が崩れるので、
レジスト膜は倒れやすくなるからである。ここで、レジ
スト膜を転倒させる回転モーメントとして作用する力に
は、ウェハの高速回転に伴いレジスト膜に作用する遠心
力、レジスト膜に横方向から加わる風圧、レジスト膜自
身の慣性力などがある。
トパターンに加わる遠心力は、レジストパターン幅の減
少に比例して小さくなる。一方、半導体ウェハの横方向
から加わる風圧は、レジストパターンの側面に作用する
ものでありレジスト膜厚によって規定されるため、レジ
ストパターンの幅が小さくなってもほぼ一定である。こ
のため、下地との密着面積が小さくなるほどウェハへの
レジストパターンの密着力が減少するため、風圧が大き
く転倒に寄与していることが判明した。また、ウェハの
回転数が変化する場合には、レジスト膜に回転速度の変
化つまり加速度に比例した慣性力が作用する。そこで、
以下の実施形態では、半導体ウェハの回転による遠心
力,風圧,慣性力を考慮して、レジストパターンの転倒
を防止する手段を講じる。
像装置の構造を示す斜視図である。
半導体ウェハ、32はウェハ保持台、33はウェハ移動
機構、34はレジスト現像用容器、35はレジスト現像
液、36はレジスト現像液供給容器、37はレジスト現
像液供給パイプをそれぞれ示す。
らレジストの現像方法を説明する。
1はウェハ保持台32に保持されており、ウェハ移動機
構33によってレジスト現像用容器34の先端から凸状
に押し上げられているレジスト現像液35に向かって移
動させられる。レジスト現像用容器34には、レジスト
現像液供給容器36からレジスト現像液供給パイプ37
を介してレジスト現像液35が供給される。そして、図
3(b)に示すように、半導体ウェハ31は、面上に形
成されたレジスト膜30とレジスト現像用容器34から
凸状に押し上げられているレジスト現像液35とを接触
させながら移動する。この処理によって、レジスト膜3
0のうち露光された領域が現像され、レジストパターン
30aが形成される。このとき、現像に使用された現像
液はレジスト現像用容器34からオーバーフローして排
出されるために、現像に用いられる現像液35は絶えず
フレッシュな状態で供給される。
ウェハ31上のレジスト膜30の現像に際して半導体ウ
ェハ31の回転を行わないので、半導体ウェハ31の回
転によってレジストパターンに加わる遠心力のウェハ面
内不均一や半導体ウェハ31の回転によるレジストパタ
ーンへの風圧が無いため、微細レジストパターンの現像
時の転倒を防止することが可能となる。
を移動させたが、レジスト現像容器34を移動させても
よく、また両者が移動しても、ゆっくりとした回転の動
きがあってもよい。さらに、両者が同じ方向に移動して
も、移動速度が異なることにより相対的に移動してもよ
い。要するに、半導体ウェハ31とレジスト現像容器3
4とが相対的に移動すればよいものとする。
実施形態について説明する。
置の構造を部分的に断面図で示す斜視図である。
導体ウェハ、42はウェハ保持台、43はウェハ回転機
構、44はレジスト現像液滴下ノズル、45は排気口、
46はバルブ、47はポンプ等の減圧機構をそれぞれ示
す。
際、図4に示すレジスト現像装置を用い、半導体ウェハ
41をウェハ保持台42に保持して、現像液塗出ノズル
44からレジスト現像液を半導体ウェハ41上に塗出
し、ウェハ回転機構43によりウェハ保持台42上の半
導体ウェハ41を回転させることで、レジスト現像液を
半導体ウェハ41の面上から除去する。
動作せずにレジスト現像容器40を常圧下で回転数を種
々変えて現像を行うと、低回転数では微細レジストパタ
ーンの転倒がないことがわかった。
着力のよいレジストパターンの場合、半導体ウェハ41
の回転の開始動作と回転の停止動作とをゆっくり行うと
効果があることが判明した。レジストパターンの転倒が
発生する際の回転数上昇の速度は5000rpm/秒で
あり、回転数降下の速度は5000rpm/秒であっ
た。この速度を半分の2500rpm/秒にすると、現
像時の回転数が2000rpm〜5000rpmの範囲
でレジストパターンの転倒が無かった。
例えば1本のレジストパターンの重心位置に作用する慣
性力m・α(mは質量,αは加速度)によってレジスト
パターンの底面の一部を中心とする回転モーメントが生
じるので、横方向の寸法が微細化されたレジストパター
ンが転倒しやすくなっているものと思われる。特に、大
径のウェハの場合、外周部では大きな回転モーメントが
作用することになる。そこで、加速,減速を徐々に行う
ことによって、レジストパターンに作用する回転モーメ
ントを低減し、微細なレジストパターンにおいても転倒
を防止することができる。
の回転数上昇速度と回転数降下速度の低減によりレジス
トパターンの転倒を防止するようにしたが、回転数上昇
速度及び回転数下降速度が大きくても、半導体ウェハの
最大回転数までの回転速度の増大と、最大回転数から停
止に至るまでの回転速度の低減とを多段階に分けて行っ
ても同様の効果があった。
の塗布時に密封容器内を減圧してもよい。
について説明する。
実施形態と同じ装置を使用するので、装置についての説
明は省略する。
態と同様に、図4に示す装置を用い、半導体ウェハ41
をウェハ保持台42上に保持しながら、現像液塗出ノズ
ル44からレジスト現像液を半導体ウェハ41に塗出
し、ウェハ回転機構43によりレジスト現像液を半導体
ウェハ41の面上から除去する。
ハ41の回転と同時に排気口45のバルブ46を開け
て、減圧機構47によって密封容器40内を減圧する。
塗出した後の半導体ウェハ41の回転を減圧下において
行うために、レジストパターンの側面に作用する風圧を
大幅に低減することができ、微細レジストパターンの現
像時における転倒を防止することが可能となる。
レジスト現像の容器の減圧を同時に行っているが、時間
的に異なっても何ら問題はない。
して、レジスト供給口からレジストを凸状に押し出させ
るための機構と、レジストとウェハとを接触させながら
ウェハとレジスト供給口とを相対的に移動させるための
機構とを設ける構造としたので、大径のウェハに対して
もウェハ面内における膜厚の均一性の低下をきたすこと
なく微細なレジストパターンを形成しうるレジスト塗布
装置の提供を図ることができる。
て、レジストをウェハに塗布するための機構と、大気圧
以上の気圧を加えることによりレジストをウェハ上に広
げるための機構とを設ける構造としたので、大径のウェ
ハに対してもウェハ面内における膜厚の均一性の低下を
きたすことなく微細なレジストパターンを形成しうるレ
ジスト塗布装置の提供を図ることができる。
て、現像液供給口からレジスト現像液を凸状に押し出さ
せるための機構と、レジスト現像液とウェハとを接触さ
せながらウェハと現像液供給口とを相対的に移動させる
ための機構とを設ける構造としたので、大径のウェハに
対してもウェハ面内における膜厚の均一性の低下やレジ
ストパターンの転倒をきたすことなく微細なレジストパ
ターンを形成しうるレジスト現像装置の提供を図ること
ができる。
て、レジスト現像液をウェハ上に供給するための機構
と、ウェハを回転させてレジスト現像液をウェハ上に広
げるための回転機構と、回転機構の回転数がスローアッ
プ、スローダウンするように調節する調節機構とを設け
る構造としてので、レジスト現像液の塗布過程におい
て、ウェハの加速,減速による慣性力の低減により大径
のウェハに対してもレジストパターンの転倒を生ぜしめ
ることなく微細なレジストパターンを形成しうるレジス
ト現像装置の提供を図ることができる。
て、レジスト現像液をウェハ上に供給するための機構
と、ウェハを回転させてレジスト現像液をウェハ上に広
げるための回転機構と、ウェハが設置されている空間を
減圧状態に維持するための減圧機構とを設ける構造とし
たので、風圧の作用によるレジストパターンの転倒を生
ぜしめることなく微細なレジストパターンを形成しうる
レジスト現像装置の提供を図ることができる。
て、レジストをレジスト供給口から凸状に押し出し、レ
ジストにウェハ面を接触させながらレジスト供給口とウ
ェハとを相対的に移動させるようにしたので、遠心力が
起こすウェハ面内における膜厚の均一性の低下を防止す
ることができ、よって、大径のウェハに対しても微細な
レジストパターンを形成することができる。
て、レジストをウェハに塗布した後、ウェハ上に塗布さ
れたレジストに大気圧以上の気圧を加えるようにしたの
で、ウェハ面内における膜厚の均一性の低下を防止する
ことができ、よって、大径のウェハに対しても微細なレ
ジストパターンを形成することができる。
て、レジスト現像液を現像液供給口から凸状に押し出
し、レジスト現像液にレジスト膜を接触させながら現像
液供給口とウェハとを相対的に移動させるようにしたの
で、遠心力が起こすウェハ面内における膜厚の均一性の
低下や風圧によるレジストの転倒を防止することがで
き、よって、大径のウェハに対しても微細なレジストパ
ターンを形成することができる。
て、レジスト現像液をウェハ上に供給し、ウェハを回転
させてウェハ上に供給されたレジスト現像液をウェハ上
に広げる一方、ウェハの回転を開始,停止する際の回転
速度をスローアップ、スローダウンするように調節する
ようにしたので、ウェハの加速,減速時の慣性力による
回転モーメントを抑制することができ、よって、大径の
ウェハに対してもレジストパターンの転倒を生ぜしめる
ことなく微細なレジストパターンの現像を行うことがで
きる。
して、レジスト現像液をウェハ上に供給し、ウェハを回
転させてレジスト現像液をウェハ上に広げる一方、ウェ
ハが設置されている空間を減圧状態に維持するようにし
たので、風圧が微細なレジストパターンの側面に与える
力を抑制することができ、よって、大径のウェハに対し
てもレジストパターンの転倒を生ぜしめることなく微細
なレジストパターンの現像を行うことができる。
置の構造を示す斜視図及び断面図である。
置の構造を一部を断面図で示す斜視図である。
置の構造を示す斜視図及び断面図である。
塗布装置の構造を一部を断面図で示す斜視図である。
レジスト膜厚及びウェハ面内のレジスト厚の均一性との
関係を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 レジストを供給するためのレジスト供給
口と、 上記供給口から上記レジストを凸状に押し出させるため
のレジスト押し出し機構と、 上記レジストとウェハとを接触させながら上記ウェハと
上記レジスト供給口とを相対的に移動させるための移動
機構とを備えていることを特徴とするレジスト塗布装
置。 - 【請求項2】 レジストをウェハに塗布するための塗布
機構と、 上記ウェハ上に塗布されたレジストに大気圧以上の気圧
を加えることによりレジストをウェハ上に広げるための
加圧機構とを備えていることを特徴とするレジスト塗布
装置。 - 【請求項3】 レジスト現像液を供給するための現像液
供給口と、 上記現像液供給口から上記レジスト現像液を凸状に押し
出させるための現像液押し出し機構と、 上記現像液とウェハとを接触させながら上記ウェハと上
記現像液供給口とを相対的に移動させるための移動機構
とを備えていることを特徴とするレジスト現像装置。 - 【請求項4】 レジスト現像液をウェハ上に供給するた
めの供給機構と、 ウェハを回転させて上記ウェハ上に供給されたレジスト
現像液をウェハ上に広げるための回転機構と、 上記回転機構の回転数がスローアップ、スローダウンす
るように調節する回転数調節機構とを備えていることを
特徴とするレジスト現像装置。 - 【請求項5】 レジスト現像液をウェハ上に供給するた
めの現像液供給機構と、 上記ウェハを回転させて上記ウェハ上に供給されたレジ
スト現像液をウェハ上に広げるための回転機構と、 上記ウェハが設置されている空間を減圧状態に維持する
ための減圧機構とを備えていることを特徴とするレジス
ト現像装置。 - 【請求項6】 レジストをレジスト供給口から凸状に押
し出し、 凸状に押し出された上記レジストにウェハ面を接触させ
ながら上記レジスト供給口とウェハとを相対的に移動さ
せて、 ウェハ上にレジストを塗布することを特徴とするレジス
ト塗布方法。 - 【請求項7】 レジストをウェハに塗布した後、 上記ウェハ上に塗布されたレジストに大気圧以上の気圧
を加えて、 ウェハ上にレジストを広げることを特徴とするレジスト
塗布方法。 - 【請求項8】 レジスト現像液を現像液供給口から凸状
に押し出し、 凸状に押し出された上記レジスト現像液にウェハ上に形
成されたレジスト膜を接触させながら上記現像液供給口
とウェハとを相対的に移動させて、 ウェハ上にレジストパターンを形成することを特徴とす
るレジスト現像方法。 - 【請求項9】 レジスト現像液をウェハ上に供給し、 上記ウェハを回転させてウェハ上に供給されたレジスト
現像液をウェハ上に広げる一方、 上記ウェハの回転を開始,停止する際の回転速度をスロ
ーアップ、スローダウンするように調節して、 ウェハ上にレジストパターンを形成することを特徴とす
るレジスト現像方法。 - 【請求項10】 レジスト現像液をウェハ上に供給し、 上記ウェハを回転させてウェハ上に供給されたレジスト
現像液をウェハ上に広げる一方、 上記ウェハが設置されている空間を減圧状態に維持し
て、 ウェハ上にレジストパターンを形成することを特徴とす
るレジスト現像方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24079197A JP3590712B2 (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | レジスト現像装置及びレジスト現像方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24079197A JP3590712B2 (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | レジスト現像装置及びレジスト現像方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1187215A true JPH1187215A (ja) | 1999-03-30 |
JP3590712B2 JP3590712B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=17064751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24079197A Expired - Fee Related JP3590712B2 (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | レジスト現像装置及びレジスト現像方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3590712B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002164272A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-07 | Tokyo Electron Ltd | 塗布方法及び塗布装置 |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP24079197A patent/JP3590712B2/ja not_active Expired - Fee Related
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