JPH118427A - 多重レーザ光発生装置および多重レーザ光発生素子 - Google Patents

多重レーザ光発生装置および多重レーザ光発生素子

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JPH118427A
JPH118427A JP15952997A JP15952997A JPH118427A JP H118427 A JPH118427 A JP H118427A JP 15952997 A JP15952997 A JP 15952997A JP 15952997 A JP15952997 A JP 15952997A JP H118427 A JPH118427 A JP H118427A
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JP
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resonator
harmonic
laser
crystal
laser light
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JP15952997A
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English (en)
Inventor
Ryohei Tanuma
良平 田沼
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビーム品質の低下を伴わない多重レーザ光発
生装置および素子を提供。 【解決手段】 レーザ光を閉じ込める光共振器と、この
共振器内のレーザ光を部分透過ミラー4−1,4−2で
多重反射させる部分とで構成され、部分透過ミラーによ
り共振器内でその中に閉じ込められた光を多重反射さ
せ、各反射の際に一部透過する光を共振器外に取り出
す。共振器はその内部にレーザ媒質1を含むレーザ共振
器でもよいし、あるいは別に設置したレーザ光発生装置
からの光を入射するように構成してもよい。また共振器
の構造としては、2枚のミラーの間を光往復するいわゆ
るファブリペロー共振器でも、また3枚以上のミラーで
構成される環状光路を一方向に光が伝播するリング共振
器でもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光を複数の
ビームに分割する多重レーザ光発生装置および多重レー
ザ光発生素子に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ装置は高強度のコヒーレン卜光を
発生し、その応用は情報伝達計測、加工、医学など、多
岐にわたっている。これらの中でレーザ光を複数の光線
に分割することによリ多大の効果を奏する場合がある。
例えば、加工分野ではレーザ光を分割することによリ、
多点加工を能率よく実行できる場合が多いし、情報分野
では、レーザ光を多数の光ファイバーに入力するために
はレーザ光を分割する必要が出てくる。
【0003】レーザ光を分割するためには、これまで回
折格子が広く用いられてきた。回折格子は光の透過ある
いは反射部分に微細な周期パターンを形成したもので、
特定の方向にのみ光を散乱する性質を利用して、単一レ
ーザ光を複数のビームに分割することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回折格
子は便利な反面、微細な加工が要求されるため、製造に
あたっては、特殊な製造装置と技術が必要となる。また
本質的な問題として、ビーム品質低下が避けられないと
いう解決すべき課題がある。
【0005】例えば、回折格子の直径をD、光の波長を
λとした場合、各分割ビームの回折角θには、
【0006】
【数1】
【0007】で表される幅δθが発生する。また、入射
レーザ光の波長幅がδλである場合、
【0008】
【数2】
【0009】による拡がりも新たに発生する。ここで、
mは回折の次数、bは格子定数である。これらの幅が分
割前のレーザ光のビーム拡がり角θに対して十分に小さ
いかどうかが問題で、場合によってはδθが無視できな
い場合も発生する。上式(1),(2)から分かる通
り、δθを小さくするためにはDおよびbが大きいこと
が重要であり、したがって、ビーム径の大きな光に対し
て、大口径の回折格子を用いる場合は問題は少ないが、
逆の場合はδθが大きくなって満足な性能が期待できな
い。
【0010】本発明の目的は、上述のような従来技術の
課題を解決して、構造が簡単で、かつビーム品質の低下
を伴わない多重レーザ光発生装置および多重レーザ光発
生素子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1形態である請求項1の発明は、レーザ
媒質を含み該レーザ媒質から出射したレーザ光を閉じ込
める光共振器と、該光共振器内のレーザ光を部分透過ミ
ラーにより多重反射させる多重反射部とで構成され、前
記部分透過ミラーの透過光を前記光共振器外に取り出す
ことを特徴とする。
【0012】ここで、前記部分透過ミラーは、内側に部
分透過面と外側に透過面とを有する一対の対向する多重
反射ミラーであるとすることができる。
【0013】また、前記部分透過ミラーは、前記レーザ
媒質の発振レーザ光の一部を透過する多重反射スラブで
あるとすることができる。
【0014】上記目的を達成するために、本発明の第2
形態である請求項4の発明は、レーザ媒質および該レー
ザ媒質の発振レーザ光をその高調波に変換する非線形光
学結晶を含み該発振レーザを閉じ込める光共振器と、該
光共振器内のレーザ光を多重反射して前記高調波を透過
する多重反射部とで構成され、前記多重反射部を透過す
る前記高調波を前記光共振器外に取り出すことを特徴と
する。
【0015】ここで、前記多重反射部は、前記高調波を
透過し基本波を反射する部分透過面と、該高調波と該基
本波を透過する透過面とをそれぞれ両面に有する多重反
射スラブからなるとすることができる。
【0016】また、前記多重反射部は、前記非線形光学
結晶を間に挟んで対向し前記高調波を透過する一対の多
重反射ミラーからなるとすることができる。
【0017】上記目的を達成するために、本発明の第3
形態である請求項7の発明は、レーザ媒質および該レー
ザ媒質の発振レーザ光をその高調波に変換する非線形光
学結晶を含む第1光共振器と、該高調波のみが共振する
第2光共振器とを有し、前記第2光共振器内の高調波の
みが通過する部分に、前記高調波を多重反射してかつ該
高調波を透過する多重反射部を設け、該多重反射部を透
過する前記高調波を前記第2光共振器外に取り出すこと
を特徴とする。
【0018】ここで、前記第1光共振器は、第1全反射
ミラー、前記非線形光学結晶、前記高調波のみを反射さ
せるハーモニックセパレータ、前記レーザ媒質、Qスイ
ッチおよび第2全反射ミラーから構成され、前記第2光
共振器は、前記第1全反射ミラー、前記非線形光学結
晶、前記ハーモニックセパレータ、第1光軸調整用ミラ
ー、前記多重反射部、第2光軸調整用ミラーおよび第3
全反射ミラーから構成されているとすることができる。
【0019】上記目的を達成するために、本発明の第4
形態である請求項9の発明は、レーザ光を閉じ込める光
共振器と、該光共振器内のレーザ光を部分透過ミラーに
より多重反射させる多重反射部とで構成され、該多重反
射部を含む前記光共振器とは別に設置したレーザ光発生
装置からのレーザ光を該光共振器に入射させ、前記部分
透過ミラーの透過光を前記光共振器外に取り出すことを
特徴とする。
【0020】ここで、インピーダンスマッチングを行う
ため前記光共振器を構成する一対の共振器ミラーのうち
の一方の共振器ミラーの漏れ光の光強度を測定する測定
手段と、該測定手段の測定値が最大となるように前記一
対の共振器ミラーの間隔を調節する制御手段とを具備す
るとすることができる。
【0021】上記目的を達成するために、本発明の第5
形態である請求項11の発明は、入射レーザ光をその高
調波に変換する非線形光学結晶を含み該レーザを閉じ込
める光共振器と、該光共振器内のレーザ光を多重反射し
て前記高調波を透過する多重反射部とで構成され、該多
重反射部を含む前記光共振器とは別に設置したレーザ光
発生装置からのレーザ光を該光共振器に入射させ、前記
部分透過ミラーの透過光を前記光共振器外に取り出すこ
とを特徴とする。
【0022】ここで、前記光共振器としてファブリぺロ
ー共振器を用いるとすることができる。
【0023】また、前記光共振器としてリング共振器を
用いるとすることができる。
【0024】更に、前記リング共振器は、前記入射レー
ザ光を受け入れて45°の該入射レーザ光の基本波と前
記高調波に対して該基本波を通すARコーテイングと該
高調波を反射するHRコーテイングが施してある第1ハ
ーモニックセパレータと、前記非線形光学結晶と、前記
第1ハーモニックセパレータとほぼ同じ特性の第2ハー
モニックセパレータと、第1光軸調整用ミラーと、前記
多重反射部と、第2光軸調整用ミラーと、全反射ミラー
とをリング状に配置したとすることができる。
【0025】上記目的を達成するために、本発明の第6
形態である請求項15の発明は、第1の異方性一軸結晶
と第2の異方性一軸結晶を交互に重ねて構成される光学
素子であって、光線入射側からn番目の前記第1結晶に
おける異常光源の移動距離が1/2n-1 に比例し、前記
第2結晶はその波数ベクトルを含む主断面が前記第1結
晶における波数ベクトルを含む主断面と45°の角度を
成す1/4波長板であることを特徴とする。
【0026】すなわち、上記本発明の目的は、本発明の
第1の形態から本発明の第5の形態によれば、レーザ光
を閉じ込める光共振器と、上記共振器内のレーザ光を部
分透過ミラーで多重反射させる部分で構成され、上記部
分透過ミラーの透過光を上記共振器外に取り出すことを
特徴とする多重レーザ光発生装置により達成される。
【0027】同様に、上記本発明の目的は、本発明の第
6の形態により、第1の異方性一軸結晶と第2の異方性
一軸結晶を交互に重ねて構成される光学素子であり、光
線入射側からn番目の上記第1結晶における異常光線の
移動距離が1/2n-1 に比例し、上記第2結晶はその波
数ベク卜ルを含む主断面が上記第1結晶における波数ベ
ク卜ルを含む主断面と45°の角度を成す1/4波長板
であることを特徴とする多重レーザ光発生素子により達
成される。
【0028】本発明の第1の形態から本発明の第5の形
態による装置は、光共振器内でその中に閉じ込められた
光を多重反射させ、各反射の際に一部透過する光を共振
器外に取り出す構造となっている。共振器は、その内部
にレーザ媒質を含むレーザ共振器でもよいし、あるいは
別に設置したレーザ光発生装置からの光を入射するよう
に構成したいわゆる外部共振器であつてもよい。また共
振器の構造としては、2枚のミラーの間を光往復するい
わゆるファブリペロー共振器でも、また3枚以上のミラ
ーで構成される環状光路を一方向に光が伝播するリング
共振器でもよい。
【0029】本発明の第6の形態による光学素子では、
入射光は1段目の第1結晶で複屈折により振動方向が互
いに直交する2本の偏光に分割され、それに続く第2結
晶でそのいずれもが円偏光に変換される。2段目の第1
結晶により再び複屈折により2分割されて4本のビーム
となる。これを繰り返すことにより最終的に間隔δ1
n-1 のn本の平行ビームを発生する。ここで、δ1
1段目の第1結晶により分割されたビーム間の距離であ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0031】(第1実施形態)図1は本発明の第1の形
態を適用した本発明の第1実施形態の装置の構成を示
す。図中、1はレーザ媒質としてのNd:YAG(Nd
3+をドープしたYttriumAluminum Garnet )であり、こ
の図1には示していない励起光源(半導体レーザ)によ
り励起されて、波長λ=l064nmのレーザ光を発生
する。2および3は共振器を構成するための全反射ミラ
ー、4−1,4−2は共振器内でレーザ光を多重反射さ
せるためのミラーである。5はミラー4−1,4−2の
部分透過面である。6はミラー4−1,4−2の透過面
であり、無反射(AR)コーティングが施されている。
7−1,7−2は光軸調整用ミラーである。
【0032】この実施形態において、レーザ媒質1から
出たレーザ光はミラー2,3間を往復し、1往復につき
にミラー4−1,4−2で16回反射して16本のレー
ザ光ビームに分割される。
【0033】ミラー4−1,4−2の部分透過面5の透
過率Tは次のように決定する。レーザ媒質1から図の右
方向に出射した光が再びレーザ媒質lに戻るまでに外部
に取り出される光の割合Lは、Tが小さい場合、
【0034】
【数3】
【0035】で表される。ここでnは反射回数である。
【0036】通常のレーザ共振器の構成では、多重反射
部分がない代わりに出力ミラー(例えばミラー3)に適
度な透過率を持たせ、レーザ光を外部に取り出す。した
がって、部分透過面5の透過率Tを決定するにあたり、
まず第1に考慮しなくてはいけないのは、上式(3)の
Lをこの最適透過率(通常5〜l0%)に近い値にする
ことである。次に考慮する必要があるのは、分割ビーム
の強度の均一性である。この実施形態において、レーザ
媒質1に戻る光はレーザ媒質1を出る光に比べてLだけ
強度が低下している。よって、分割ビームの強度も最大
と最小とでLに相当する幅が存在することになる。した
がって、この幅、すなわち均一度が所定の値となるよう
にTを決定しなければならない。本実施形態では、均−
度を5%とするために、T=5/16=0.3%として
いる。
【0037】(第2実施形態)図2は本発明の第2実施
形態の装置の構成を示し、本発明の第1 の形態を適用し
た別の例である。以下、各図の同一番号は同一名称を表
している。ここで、8はその内部でレーザ光を多重反射
させるための多重反射スラブ、9は多重反射スラブ8の
部分透過面、10は多重反射スラブ8の透過面である。
多重反射スラブ8の両面には部分透過面9と透過面10
がそれぞれ設けられている。
【0038】本実施形態は、図1に示す第1実施形態と
機能的にはまったく同一であり、多重反射部に2枚のミ
ラーを用いる代わりに、多重反射スラブ8を用いた点が
異なる。多重反射スラブ8の部分透過面10には第1実
施形態と同じ方法で求めた透過率Tのコーティングが施
されており、透過面l0にはARコーティングが施され
ている。
【0039】(第3実施形態)図3は本発明の第2の形
態を適用した本発明の第3実施形態の装置の構成を示
す。上述の本発明の第1の形態はレーザ共振器で発生す
るレーザ光(基本波)自体を分割するものである。これ
に対して本発明の第2の形態は、非線形光学結晶により
基本波(λ=l064nm)をその第2高調波(λ=5
32nm)に変換し、その第2高調波を複数のビームに
変換するものである。
【0040】図3中、図1、および図2と同一番号は同
一名称を表している。11は非線形光学結晶であり、こ
こでは一例としてKTiOPO4 (KTP)を用いている。な
お非線形結晶としては、β‐BaB2O4(BBO)、LiB3O5
(LBO)、あるいはMgO :LiNbO3(MgO:LN)等
を用いることも可能である。KTP結晶11の入出射面
14は、基本波と第2高調波に対してARコーティング
が施されている。l3は第2高調波のみを反射させるた
めのハーモニックセパレータ(ミラー)であり、基本波
に対してはARコーテイング、第2高調波に対しては高
反射(HR)コーティングが施されている。
【0041】また、この実施形態では、多重反射スラブ
8の部分透過面9は基本波に対してHRコ−テイング、
第2高調波に対しては第1実施形態、および第2実施形
態と同じ方法で求めた透過率Tのコーティングが施され
ている。透過面l0は基本波、2高調波のいずれに対し
てもARコーティングが施されている。この実施形態で
は、全反射ミラー2、3間で発振する基本波の一部がK
TP結晶11により第2高調波に変換され、この第2高
調波は全反射ミラー3とハーモニックセパレータ13の
間に閉じ込められる。そしてこの第2高調波は多重反射
スラブ8で多重反射を繰り返し、多重反射スラブ8の透
過光が分割ビームとして外部に4方向に取り出される。
【0042】(第4実施形態)図4は本発明の第4実施
形態の装置の構成を示し、本発明の第2の形態を適用し
た別の例である。この実施形態では、レーザ光をパルス
列として出力するためのQスイッチ15を用いている。
11は、図3の第3実施形態と同様の、基本波をその第
2高調波に変換するKTP結晶であるが、この実施形態
では薄いウエハ状に加工した結晶を用いている。このK
TP結晶11を一対の多重反射ミラー4−1,4−2間
に配置する。KTP結晶11の入出射面14は、第3実
施形態と同様に、基本波と第2高調波に対してARコー
ティングを施してある。多重反射ミラー4−1,4−2
の部分透過面5には、基本波に対してHRコーティン
グ、第2高調波に対してARコーティングが施してあ
る。したがって、この実施形態では、基本波のみが多重
反射を繰り返し、各パスで発生した第2高調波はすべて
外部に取り出される。この波長変換は、KTP結晶11
の特定の方向に基本波を入射したときのみ効率よく行わ
れるので、その方向を分割ビームを取り出す方向に合わ
せることにより、本実施形態では分割ビームが2方向に
のみ出力される。
【0043】(第5実施形態)上記の本発明の第2の形
態は1つの共振器に基本波と第2高調波を閉じ込めるも
のであるので、各光学部品のコーテイングは2波長を考
慮したものである必要がある。しかし、一般に1つの波
長に対する特性を重視すると、他の波長に対する特性は
多少犠牲にせざるをえないという問題がある。例えば、
図3の実施形態で第1に必要なのはレーザの発振効率を
高めることであるので、基本波に対する各光学部品の透
過率、あるいは反射率は限りなくl00%に近いことが
望ましい。その一方では、例えば多重反射スラブ8の部
分透過面9は第2高調波に対して所定の透過率が要求さ
れるわけであるので、これらの要求を満たすことができ
なくて、目的とする性能を達成することが困難な場合も
出てくる。
【0044】これに対し、本発明の第3の形態では、多
重反射部分に第2高調波のみを通すという改良がなされ
ている。図5は本発明の第3の形態を適用した本発明の
第5実施形態の装置の構成を示す。同図の上方から、全
反射ミラー3、KTP結晶11、ハーモニックセパレー
タ18、レーザ媒質1、Qスイッチ15および全反射ミ
ラー2を順に一列に配列して第1共振器を構成し、さら
に全反射ミラー3、KTP結晶11、ハーモニックセパ
レータ18、第1光軸調整用ミラー7−1、多重反射ス
ラブ8、第2光軸調整用ミラー7−2および全反射ミラ
ー21により第2共振器を構成している。
【0045】この実施形態では、基本波はミラー2、3
で構成される第1共振器のみに閉じ込められる。一方、
第2高調波はハーモニックセパレ−タ18で反射されて
多重反射スラブ8を通過して全反射ミラー2lに達す
る。すなわち、第2高調波はミラー3,21で構成され
る第2共振器に閉じ込められる。したがって、多重反射
スラブ8の部分透過面9は、第2高調波のみを考慮し、
その透過率が所定の値になるようにコーティングを行え
ばよいことになる。その他、多重反射スラブ8の透過面
10、ミラー7−1,7−2、ミラー21も第2高調波
のみを考慮すればよいことは勿論である。
【0046】(第6実施形態)上述した本発明の第1の
形態、第2の形態、第3の形態は、レーザ共振器、ある
いはその一部に閉じ込められた光を多重反射させてレー
ザ光を分割するものである。これらの場合、レーザを効
率よく発振させると同時に、レーザ光の分割を最適化す
るといった2つの条件を満たすような微妙な調整が必要
となる。そこで、以下に説明する本発明の第4、第5の
形態では、こうした困難な調整を回避するため、レーザ
光分割用共振器をレーザ共振器から完全に分離する構成
にしている。
【0047】図6は本発明の第4の形態を適用した本発
明の第6の実施形態の装置の構成を示す。本例では、レ
ーザ光分割用共振器を構成する一対の共振器ミラー2
2、23の間に、第1光軸調整用ミラー7−1、多重反
射ミラー4−1,4−2および第2光軸調整用ミラー7
−2を配置し、更に共振器ミラー23の外側にパワーメ
ータ24、制御器25を配置している。
【0048】この構成の場合は, 別に設置したレーザ光
発生装置(レーザ共振器:図示しない)からのレーザ光
をビーム分割用の光共振器に入射させる。したがって、
共振器ミラー22から入射する入射レーザ光は、基本波
でも、あるいは別の波長変換装置で発生した第2高調波
であってもよい。共振器ミラー22、23はいずれも入
射レーザ光に対してHRコーティングが施されている。
【0049】この実施形態では、共振器ミラー22、2
3の間隔を調節してインピーダンスマッチングを行う必
要がある。この場合のインピーダンスマッチングとは、
共振器内に入り、ミラー23で反射されて再びミラー2
2から共振器の外に出る光の位相が、ミラー22で直接
反射される光の位相とちょうど180°ずれてお互いに
打ち消し合い、実質上ほとんどの光が共振器内に吸い込
まれる条件をいう。この条件では共振器内に貯えられる
光のエネルギーが最大となるため、ミラー23をわずか
に透過する光の強度も最大となる。そこで、このミラー
23の漏れ光のパワー(光強度)をパワーメータ(光度
計)24で測定し, この測定値が最大となるように、ミ
ラー23を移動することでミラー22、23の間隔を調
節する。制御器25はこの自動調節を行うために、パワ
ーメータ24からの信号を受けて、ミラー23の位置調
節を行う。このようにして共振器内に貯えられた光が多
重反射ミラー4−1,4−2の多重反射部で反射を繰り
返し、その部分透過面5を透過した光が分割レーザ光と
して外部に取り出される。
【0050】(第7実施形態)上述の本発明の第4の形
態による装置は、レーザ光分割用共振器がレーザ共振器
から完全に独立していて、それぞれを個別に最適化する
ことができる点で有利である。しかし、上記の如く基本
波を共振器内に貯えるためのインピーダンスマッチング
の手段(23、24、25)が不可欠であるという問題
がある。また、インピーダンスマッチングは特定の波長
幅に対して成り立つわけであるから、入射レーザ光の波
長幅がその特定の波長幅に合致しなければならないとい
う条件も必要である。
【0051】これに対し、本発明の第5の形態ではこの
ような問題を解決することができる。図7は本発明の第
5の形態を適用した本発明の第7実施形態の装置の構成
を示す。図中、26、27はレーザ光分割用共振器を構
成するミラー(ハーモニックセパレータ)であり、基本
波としての入射レーザ光に対してARコーティング、第
2高調波に対してHRコーテイングが施してある。これ
らミラー26、27間には、KTP結晶11、第1光軸
調整用ミラー7−1、多重反射ミラー4−1,4−2お
よび第2光軸調整用ミラー7−2を配置している。
【0052】したがって、この実施形態では、基本波は
ミラー26から共振器内に入ってKTP結晶11で第2
高調波に変換され、未変換の基本波は多重反射ミラー4
−1,4−2、ミラー27を通って共振器外に出る。し
たがって、基本波を共振器内に貯えるためのインピーダ
ンスマッチングは不要である。一方、KTP結晶11で
発生した第2高調波は、共振器内を往復し、多重反射ミ
ラー4−1,4−2の部分透過面5から分割ビームとし
て出力される。
【0053】(第8実施形態)図8は本発明の第8実施
形態の装置の構成を示し、本発明の第5の形態を適用し
た別の例である。この実施形態は共振器をリング共振器
とした点で図7のものと異なつている。ミラー28、2
9は45°入射の基本波と第2高調波に対してそれぞ
れ、基本波を通すARコーテイングと第2高調波を反射
するHRコーテイングが施してある。
【0054】この構成により、基本波はミラー28から
共振器内に入つてKTP結晶11で第2高調波に変換さ
れ、未変換の基本波はミラー29を通つて共振器外に出
る。ー方、KTP結晶11で発生した第2高調波は、ミ
ラー29、第1光軸調整用ミラー7−1、多重反射ミラ
ー4−1,4−2、第2光軸調整用ミラー7−2,全反
射ミラー30−1,30−2、ミラー28と回って、リ
ング共振器内に貯えられ、多重反射ミラー4−1,4−
2の部分透過面5から分割ビームとして出力される。こ
の場合は共振器内の光の伝播方向は一方向(右回り)で
あるから、図8に示したように分割ビームは2方向に出
力される。
【0055】(第9実施形態)図9は本発明の第6の形
態を適用した本発明の第9実施形態の多重レーザ発生素
子の構成を示す。本実施形態は、一例として、第1結晶
に方解石、第2結晶に水晶を用い、これらの結晶の入出
射研磨面同士をいわゆるオプティカルコンタク卜の状態
で重ねたものである。入射光は直線偏光が望ましいが、
円偏光、あるいは偏光面がランダムに変化する光であっ
てもよい。本実施形態では一例として、波長λ=532
nmの直線偏光を入射するものとする。
【0056】図9中、31、32、33は第1結晶、3
4、35は第2結晶である。そして、図9に示すよう
に、第1結晶31、第2結晶34、第1結晶32、第2
結晶35、第1結晶33の順に連結して形成する。ま
た、第1結晶の波数ベクトル(方向は常光の伝播方向に
一致する)を含む主断面の方向を0°、第2結晶の波数
ベクトルを含む主断面の方向を45°とする。図9の上
部の実線は、素子を左から眺めた場合のこれらの主断面
の方向を示している。図9の下部の両向き矢印は各部分
の直線偏光の振動方向、円は円偏光を表している。
【0057】入射光は振動方向を45°にセッ卜して第
1結晶31に入射する。この入射光は第1結晶31内で
振動方向90°の常光と振動方向0°の異常光として伝
播し、この結晶内を進むにつれて常光と異常光の両者は
複屈折により分離する。この分離角ρは、
【0058】
【数4】 ρ=arctan〔(no/ne)2tan θc 〕−θc (4) で表される。ここでno とne はそれぞれ常光と異常光
の屈折率、θc は光軸に対する常光伝播方向の角度であ
る。λ=532nmにおける方解石の常光に対する屈折
率ne は1.662、異常光に対する屈折率ne は1.
488である。上式(4)にこれらの値を代入して計算
すると、分離角ρはθc =42°で最大となり、このと
きρ=6.32°であることがわかる。
【0059】小さな結晶で効率よく光を分割するため
に、本実施形態では、第1結晶31への垂直入射でθ=
42°となるように、この結晶が加工・研磨されてい
る。第1結晶31(32、33も同様)の厚みt1
【0060】
【数5】 t1 =δ/tan ρ (5) により計算する。ここで、δは異常光のシフ卜量であ
る。本実施形態では第1段のδを4mmとするため、t
1 =36mmとしている。
【0061】第1結晶31を出た2本の平行ビームはλ
/4板としての第2結晶34に入射する。このλ/4板
は直線偏光を常光と異常光に分割し、常光と異常光の両
者の位相差をπ/2の奇数倍とするものである。また、
こ場合はθc =90°とすることにより、δ=0とな
る。λ/4板34を出た光の振動方向は円運動をするた
め、これを円偏光と呼ぶ。第1結晶31を出た光は振動
方向は0°と90°の直線偏光であるから、これら直線
偏光を常光と異常光に分割するために、第2結晶34の
主断面の方向は45°とする。λ/4板34(35も同
様)の厚みt2 は、
【0062】
【数6】
【0063】により計算する。ここで、kは0および正
の整数である。
【0064】本実施形態では上式(5)にλ=0.53
2×10-3mmおよび水晶の屈折率として、no =l.
5462、ne =I.5553を代入し、k=50とす
ることにより、t2 =1.48mmとした。
【0065】第2結晶34で2分割された平行ビーム
は、円偏光となって2段目の第1結晶32に入射する。
円偏光は振動方向が回転するため、結晶32に入射する
と等しく常光と異常光に分割され、各ビームが2つに分
離して、4本の平行ビームが発生する。2段目の異常光
のシフ卜量(すなわち、ビーム間隔)δを1段目のδの
1/2とするために、2段目の第1結晶32の厚みはt
1 =36/2=18mmとしている。2段目の第1結晶
33から出た4本の直線偏光ビームは2段目の第2結晶
35により同様に円偏光に変換される。
【0066】3段目は厚みt1 =36/4=9mmの第
1結晶33のみであり、2段目の第2結晶35から出た
平行ビームは、第3段目の第1結晶33でさらに2分割
されて、最終的にδ=1mmの8本の平行ビームが発生
する。
【0067】本実施形態では異常光のシフ卜量δを調節
するために、第1結晶の厚みt1 を1段毎に1/2とし
たが、この方法ではδが小さくなるにつれてt1 が小さ
くなりすぎて製作が困離な場合がある。その場合はt1
の代わりにθc を変えることによりδを調節することも
可能である(上式(4)、(5)を参照)。また、no
とne の差が小さい例えば水晶を第1結晶として用いる
ことも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
構造が簡単で、かつビーム品質の低下を伴わないレーザ
光分割装置を提供することができる。このうち、本発明
の第1形態から本発明の第5 の形態は比較的ビーム間距
離δの大きな少数の分割ビームを得るのに適し、本発明
の第6の形態はδの小さな分割光の発生に適している。
したがつて、δの小さい多分割ビームを発生させる場合
は両者を組み合わせることにより大きな効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態を適用した本発明の第1実
施形態の装置の概略を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の形態を適用した本発明の第2実
施形態の装置の概略を示す構成図である。
【図3】本発明の第2の形態を適用した本発明の第3実
施形態の装置の概略を示す構成図である。
【図4】本発明の第2の形態を適用した本発明の第4実
施形態の装置の概略を示す構成図である。
【図5】本発明の第3の形態を適用した本発明の第5実
施形態の装置の概略を示す構成図である。
【図6】本発明の第4の形態を適用した本発明の第6実
施形態の装置の概略を示す構成図である。
【図7】本発明の第5の形態を適用した本発明の第7実
施形態の装置の概略を示す構成図である。
【図8】本発明の第5の形態を適用した本発明の第8実
施形態の装置の概略を示す構成図である。
【図9】本発明の第6の形態を適用した本発明の第9実
施形態の多重レーザ発生素子の概略を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザ媒質 2,3,2l 全反射ミラー 22,23 ミラー(HRコー卜ミラー) 4−1,4−2 多重反射ミラー 5,9,19 部分透過面 6,10,20 透過面 7−1,7−2 光軸調整用ミラー 8 多重反射スラブ 11 KTP結晶(非線形光学結晶) 13,18,26,27,28,29 ハーモニックセ
パレータ(ミラー) 15 Qスイッチ 24 パワーメータ 25 制御器 30−1,30−2 全反射ミラー 31,32、33 第1結晶 34,35 第2結晶

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ媒質を含み該レーザ媒質から出射
    したレーザ光を閉じ込める光共振器と、該光共振器内の
    レーザ光を部分透過ミラーにより多重反射させる多重反
    射部とで構成され、 前記部分透過ミラーの透過光を前記光共振器外に取り出
    すことを特徴とする多重レーザ光発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記部
    分透過ミラーは、内側に部分透過面と外側に透過面とを
    有する一対の対向する多重反射ミラーであることを特徴
    とする多重レーザ光発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、前記部
    分透過ミラーは、前記レーザ媒質の発振レーザ光の一部
    を透過する多重反射スラブであることを特徴とする多重
    レーザ光発生装置。
  4. 【請求項4】 レーザ媒質および該レーザ媒質の発振レ
    ーザ光をその高調波に変換する非線形光学結晶を含み該
    発振レーザを閉じ込める光共振器と、該光共振器内のレ
    ーザ光を多重反射して前記高調波を透過する多重反射部
    とで構成され、 前記多重反射部を透過する前記高調波を前記光共振器外
    に取り出すことを特徴とする多重レーザ光発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、前記多
    重反射部は、前記高調波を透過し基本波を反射する部分
    透過面と、該高調波と該基本波を透過する透過面とをそ
    れぞれ両面に有する多重反射スラブからなることを特徴
    とする多重レーザ光発生装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の装置において、前記多
    重反射部は、前記非線形光学結晶を間に挟んで対向し前
    記高調波を透過する一対の多重反射ミラーからなること
    を特徴とする多重レーザ光発生装置。
  7. 【請求項7】 レーザ媒質および該レーザ媒質の発振レ
    ーザ光をその高調波に変換する非線形光学結晶を含む第
    1光共振器と、該高調波のみが共振する第2光共振器と
    を有し、前記第2光共振器内の高調波のみが通過する部
    分に、前記高調波を多重反射してかつ該高調波を透過す
    る多重反射部を設け、 該多重反射部を透過する前記高調波を前記第2光共振器
    外に取り出すことを特徴とする多重レーザ光発生装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の装置において、前記第
    1光共振器は、第1全反射ミラー、前記非線形光学結
    晶、前記高調波のみを反射させるハーモニックセパレー
    タ、前記レーザ媒質、Qスイッチおよび第2全反射ミラ
    ーから構成され、前記第2光共振器は、前記第1全反射
    ミラー、前記非線形光学結晶、前記ハーモニックセパレ
    ータ、第1光軸調整用ミラー、前記多重反射部、第2光
    軸調整用ミラーおよび第3全反射ミラーから構成されて
    いることを特徴とする多重レーザ光発生装置。
  9. 【請求項9】 レーザ光を閉じ込める光共振器と、該光
    共振器内のレーザ光を部分透過ミラーにより多重反射さ
    せる多重反射部とで構成され、 該多重反射部を含む前記光共振器とは別に設置したレー
    ザ光発生装置からのレーザ光を該光共振器に入射させ、 前記部分透過ミラーの透過光を前記光共振器外に取り出
    すことを特徴とする多重レーザ光発生装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の装置において、イン
    ピーダンスマッチングを行うため前記光共振器を構成す
    る一対の共振器ミラーのうちの一方の共振器ミラーの漏
    れ光の光強度を測定する測定手段と、該測定手段の測定
    値が最大となるように前記一対の共振器ミラーの間隔を
    調節する制御手段とを具備することを特徴とする多重レ
    ーザ光発生装置。
  11. 【請求項11】 入射レーザ光をその高調波に変換する
    非線形光学結晶を含み該レーザを閉じ込める光共振器
    と、該光共振器内のレーザ光を多重反射して前記高調波
    を透過する多重反射部とで構成され、 該多重反射部を含む前記光共振器とは別に設置したレー
    ザ光発生装置からのレーザ光を該光共振器に入射させ、 前記部分透過ミラーの透過光を前記光共振器外に取り出
    すことを特徴とする多重レーザ光発生装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の装置において、前
    記光共振器としてファブリぺロー共振器を用いることを
    特徴とする多重レーザ光発生装置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の装置において、前
    記光共振器としてリング共振器を用いることを特徴とす
    る多重レーザ光発生装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の装置において、前
    記リング共振器は、前記入射レーザ光を受け入れて45
    °の該入射レーザ光の基本波と前記高調波に対して該基
    本波を通すARコーテイングと該高調波を反射するHR
    コーテイングが施してある第1ハーモニックセパレータ
    と、前記非線形光学結晶と、前記第1ハーモニックセパ
    レータとほぼ同じ特性の第2ハーモニックセパレータ
    と、第1光軸調整用ミラーと、前記多重反射部と、第2
    光軸調整用ミラーと、全反射ミラーとをリング状に配置
    したことを特徴とする多重レーザ光発生装置。
  15. 【請求項15】 第1の異方性一軸結晶と第2の異方性
    一軸結晶を交互に重ねて構成される光学素子であって、 光線入射側からn番目の前記第1結晶における異常光源
    の移動距離が1/2n-1 に比例し、前記第2結晶はその
    波数ベクトルを含む主断面が前記第1結晶における波数
    ベクトルを含む主断面と45°の角度を成す1/4波長
    板であることを特徴とする多重レーザ光発生素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10942275B2 (en) 2018-07-28 2021-03-09 Haas Laser Technologies, Inc. System and method for improving signal-to-noise ratio in a laser imaging system

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