JPH1181932A - エンジン用吸気弁の成形方法 - Google Patents

エンジン用吸気弁の成形方法

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JPH1181932A
JPH1181932A JP23873297A JP23873297A JPH1181932A JP H1181932 A JPH1181932 A JP H1181932A JP 23873297 A JP23873297 A JP 23873297A JP 23873297 A JP23873297 A JP 23873297A JP H1181932 A JPH1181932 A JP H1181932A
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JP
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billet
intake valve
cross
sto
cold forging
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Shohachi Nishiuchi
正八 西内
Masanobu Ishikawa
正信 石川
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ビレットを断面減少率70%〜80%の
範囲で冷間鍛造することで軸部の第1段成形を実施し、
この軸部の残りの絞り加工を第2段以降の冷間鍛造で実
施し、少なくとも据込み率70%で且つワークが200
℃を超えないように温度制御しつつ傘部を冷間鍛造す
る。 【効果】 マルテンサイト系耐熱鋼の成分を限定し、第
1段の断面減少率を適正範囲に留め、且つ200℃以下
で傘部を成形することにより、エンジン用吸気弁の完全
冷間鍛造化を実現することができた。冷間鍛造であるか
ら、熱エネルギーの大幅な節約が可能となり、スケール
が発生しないことから歩留りが良く、熱膨張がないので
仕上り寸法精度が極めてよくて機械加工を省くことがで
き、エンジン用吸気弁を効率よく製造することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジン用吸気弁の
成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン用吸気弁は、エンジン用排気弁
と同様に、燃焼室の高温ガスに晒されるため耐熱鋼を塑
性加工した弁を使用する。エンジン用吸気弁は、その特
性上、エンジン用排気弁ほど高温に晒されないので、エ
ンジン用排気弁に対して安価であるマルテンサイト系耐
熱鋼が好適である。そして、一般的にエンジン用吸気弁
の成形方法は、マルテンサイト系耐熱鋼の細径軸材の一
端をアプセット加工して熱間鍛造で傘部の成形するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】熱間鍛造であれば、塑
性加工が容易である。しかし、熱間鍛造では例えば10
00℃以上の高温でワークを加熱しなければならないの
で、その熱エネルギーは甚大である。そして、熱間で鍛
造し、室温で機械加工することになるが、熱間温度と室
温(約25℃)とでは極端に温度が異なるため、熱膨張
を見込んで鍛造を実施しても得られた鍛造品の寸法精度
は良くない。そのために機械加工が必須となる。
【0004】そこで、本発明者らは、エンジン用吸気弁
を冷間鍛造法で製造する研究を鋭意進めた。しかし、マ
ルテンサイト系耐熱鋼は難加工材であり、延性に乏しい
ことから、冷間鍛造が難かしいことは周知のことであ
る。図9(a),(b)は据込み鍛造の原理図である。
(a)は比較的大径のビレット101を金型102にセ
ットし、パンチ103で押圧するものであり、ビレット
101の径をd0、断面積をA0、長さをL0とし、金
型102の絞り穴の径をd1、断面積をA1とし、ビレ
ット101と金型102壁面との摩擦係数μとすると、
次の関係が成立する。絞り荷重は、断面減少率に比例す
る。 ここで、断面減少率=(A0−A1)/A0=1−(d
1/d0)2 また、ビレットと金型との間に接触抵抗が発生し、この
接触抵抗は、μ×接触面積に比例する。 ここで、接触面積=(π・d0・L0)
【0005】ビレット101が大径であれば、その長さ
L0は十分に小さいので、前記摩擦抵抗は小さくなり、
パンチ力P0は小さくなる。パンチ力P0が小さけれ
ば、金型102に発生する金型面圧は比例的に小さくな
り、金型破壊の心配はない。しかし、断面減少率は大き
いので、絞り荷重は大きくなる。従って、断面減少率は
上限がある。
【0006】(b)は比較的小径のビレット105を金
型106にセットし、パンチ107で押圧するものであ
り、ビレット105の径をd3、断面積をA3、長さを
L3とし、金型106の絞り穴の径をd1、断面積をA
1とし、ビレット105と金型106壁面との摩擦係数
μとすると、次の関係が成立する。絞り荷重は、断面減
少率に比例する。 ここで、断面減少率=(A3−A1)/A3=1−(d
1/d3)2 また、ビレットと金型との間に接触抵抗が発生し、この
接触抵抗は、μ×接触面積に比例する。 ここで、接触面積=(π・d3・L3)
【0007】ビレット105が小径であるから、断面減
少率は小さい。ビレット105の径d3が、大径のビレ
ット101の径d1の1/2であれば、(π/4)・
(d0)2・L0=(π/4)・(d3)2・L3=(π
/4)・(d1/2)2・L3から、L3=4・L0と
なる。このように、ビレット105が小径であれば、そ
の長さL3は径の比の2乗に逆比例して大きくなる。上
の例では4倍になり接触抵抗も4倍となる。接触抵抗は
金型を押し広げる力、即ち金型を破壊する力となるか
ら、小径のビレットほど金型面圧は大きくなる。従っ
て、小径のビレットでは金型面圧の点から断面減少率に
下限がある。
【0008】そこで、本発明者らは軸部の冷間鍛造を詳
細に研究し、好適な断面減少率の範囲を確立することに
成功した。
【0009】
【課題を解決するための手段】具体的には、請求項1は
Cが0.35%〜0.55%、Crが5%〜12%の範
囲にあるマルテンサイト系耐熱鋼のビレットを準備し、
このビレットを冷間鍛造法にて軸部及び傘部からなる吸
気弁を成形する方法であって、軸部の第1段成形は、断
面減少率70%〜80%の範囲で実施することを特徴と
したエンジン用吸気弁の成形方法である。
【0010】Cが0.35%未満であると十分な焼入れ
硬さが得られず、また0.55%を超えると焼入れ硬さ
は十分得られるが有効Crの欠乏が生じ耐食性が低下す
る。従って、Cは0.35%〜0.55%の範囲とす
る。Crが5%未満であると十分な耐熱性、耐酸化性及
び耐食性が得られず、また12%を超えるとフェライト
相が現れ、焼入れ硬化性が低下する。従って、Crは5
%〜12%の範囲とする。
【0011】また、断面減少率が80%を超えると絞り
荷重が過大になり、また、断面減少率が70%を下回る
と接触抵抗が過大となり、金型破壊に繋がる。従って、
断面減少率は70%〜80%の範囲にする。残りの断面
減少は第2段以降の工程で実施する。第2段工程以降で
は、吸気弁の製造上、金型とビレットの接触は軽微とな
り、実質的に接触抵抗を考えなくとも良いので、断面減
少率30%未満の冷間鍛造が可能である。
【0012】マルテンサイト系耐熱鋼の成分を限定し、
第1段の断面減少率を適正範囲に留めることで吸気弁の
軸部の冷間鍛造が可能となった。
【0013】請求項2は、Cが0.35%〜0.55
%、Crが5%〜12%の範囲にあるマルテンサイト系
耐熱鋼のビレットを準備し、このビレットを断面減少率
70%〜80%の範囲で冷間鍛造することで軸部の第1
段成形を実施し、この軸部の残りの絞り加工を第2段以
降の冷間鍛造で実施し、少なくとも据込み率70%で且
つワークが200℃を超えないように温度制御しつつ傘
部を冷間鍛造することを特徴としたエンジン用吸気弁の
成形方法である。
【0014】マルテンサイト系耐熱鋼の成分を限定し、
第1段の断面減少率を適正範囲に留め、且つ200℃以
下で傘部を成形することにより、エンジン用吸気弁の完
全冷間鍛造化を実現することができた。
【0015】請求項3は、ビレットを鍛造前に、850
℃〜950℃で焼鈍処理を施すことを特徴とする。予め
焼鈍したことにより、次の冷間鍛造が円滑に実施でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、本発明で対象とした実施
例1,2の成分組成は次の表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】図1(a)〜(d)は本発明に係る冷間鍛
造の工程図(前半、軸部形成)である。 (a):直径D、長さLのビレット1を第1金型2(先
端に円錐面を形成する)にセットし第1パンチ3で据え
込む。この工程は省略可能なものであるから、成形段数
にはカウントしない。 (b):先端が円錐になった中間品4(中間加工品を
「中間品」と呼ぶことにする。以下同じ。)を第2金型
5(径d2の軸部を形成する)にセットし第2パンチ6
で据え込む。この間に、中間品4は第2金型5壁面と全
面的に接触して大きな「接触抵抗」が発生する。すなわ
ち、「軸部の第1段成形」は第2金型5で、径Dを径d
2に絞ったこという。
【0019】図2は断面減少率と絞り荷重との関係を調
べたグラフであり、横軸は断面減少率、縦軸は絞り荷重
である。ビレットは表1に示すマルテンサイト系耐熱鋼
(実施例1,2)、鍛造前の径Dは14〜18mm、第
1段成形後の軸部の径d2は7.5mmとした。断面減
少率に比例して絞り荷重が増加する。絞り荷重が過大と
なるとパンチや金型を痛めることになるので、475N
を上限とし、断面減少率を80%に留めることにした。
【0020】図3は断面減少率と金型面圧との関係を調
べたグラフであり、断面減少率が小さくなるほどにビレ
ットと金型の接触面積が増加し、接触抵抗が増加するこ
とから金型面圧は増加する。金型面圧の許容値を220
kg/mm2とし、断面減少率の下限値を70%にする
ことにした。
【0021】図1に戻って、第1段成形後の軸部の加工
及び傘部の加工を引き続き説明する。 (c):径d2の軸部を有する中間品7を第3金型8
(径d3の軸部を形成する)にセットし第3パンチ9で
据え込む。中間品7の軸部(径d2の部分)は、第3金
型8に接触していない。従って、接触抵抗は考えなくて
もよい。従って、ここで実施する軸部の第2段成形の断
面減少率は30%以下の例えば10%とする。 (d):径d3の軸部を有する中間品11を第4金型1
2(径d4の軸部を形成する)にセットし第4パンチ1
3で据え込む。ここで実施する軸部の第3段成形の断面
減少率は残り断面減少率(例えば10%)とする。すな
わち、(b)の第1段成形では断面減少率70〜80%
とし、(c),(d)の第2段・第3段成形で残りの断
面減少率を適当に配分して実施すればよい。
【0022】図4(a)〜(c)は本発明に係る冷間鍛
造の工程図(後半、傘部形成)である。 (a):径d4の軸部を有し、且つ径D1の傘部を有す
る中間品14を第5金型15(径D2の傘部を形成す
る)にセットし第5パンチ16で据え込む。 (b):径D2の傘部を有する中間品17を第6金型1
8(径D3の傘部を形成する)にセットし第6パンチ1
9で据え込む。 (c):以上の6工程を経て完成した吸気弁20を示
す。
【0023】なお、今まで説明しなかったが、傘部を7
0%以上の据込み率で冷間鍛造すると割れることがあ
る。そこで、その要因及び対策を以下に説明する。図5
(a),(b)は吸気弁における据込み率の説明図であ
る。(b)の吸気弁20は軸部21と傘部22とからな
り、軸部21は径d6、長さl6のストレート部分とす
る。傘部22の長さ(高さ)はL6とする。軸部21の
体積v6は(π/4)×(d6)2×l6で求まる。
(a)において、ビレット1を軸部分1aと傘部分1b
に仮想的に区分けする。具体的には軸部分1aを前記v
6相当高さ{v6÷(π/4)×D2}とし、残りを傘
部分1bの高さL0とすればよい。据込み率は据込み長
さを据込み前の長さで除した値であるから、本発明にお
いては、据込み率は{(L0−L6)/L0}×100
(%)と定義する。
【0024】ところで、上記の冷間鍛造工程でワーク
(中間品、完成品)が熱くなることが分かった。そこ
で、温度を計測した。図6は吸気弁を冷間鍛造したとき
の据込み率と表面温度の関係を示すグラフであり、横軸
は据込み率、縦軸は表面温度である。冷間鍛造では変形
しにくい素材を無理に塑性変形するために、据込み率に
比例して表面温度が上り、据込み率70%では約250
度、据込み率80%では約300度に達した。
【0025】そこで本発明者らは温度と耐熱鋼の割れの
関係を調べた。図7はマルテンサイト系耐熱鋼の温度と
据込み限界との関係を示すグラフであり、横軸は試験温
度、縦軸は割れが発生したときの据込み率を示す。試験
はワークが加工熱で温度上昇するときであっても、冷却
するなどして試験温度に強制的に保って実施した。実施
例1,2の合金成分は先に示した通りである。
【0026】図7において実施例1,2共に、−50℃
〜600℃の領域では300℃付近を極小値とした下に
凸の曲線となることが分かった。細かくは、実施例1
(12%Cr)では200℃で据込み限界が70%を切
り、約350℃で70%を回復する。実施例5(8%C
r)では200℃で据込み限界が72%であるから、実
施例1よりは有利である。このことから、マルテンサイ
ト系耐熱鋼のビレットを70%の据込み率で且つ冷間鍛
造法で吸気弁にするには、ビレットや中間品の温度を2
00℃以下にすれば、割れは防止できることが分かる。
【0027】ビレットや中間品の温度を200℃以下に
保つには、金型を冷却水等で強制冷却する、ワークの傘
部を空気等で直接冷却する、の双方若しくは一方を実施
すればよい。
【0028】以上をまとめるとエンジン用吸気弁は、次
の工程で製造することができる。図8は本発明に係るエ
ンジン用吸気弁の製造工程図であり、ST××はステッ
プ番号を示し、図1及び図4を参照しつつ説明する。 ST01:実施例1,2で指定した成分のマルテンサイ
ト系耐熱鋼のビレットを準備する。例えばビレットの径
は16mmである。 ST02:850℃〜950℃で焼鈍処理をする。 ST03:スケールを除去する。 ST04:潤滑処理をする。
【0029】ST05:(参照図1(a),(b))、
断面減少率70%〜80%で軸部の第1段成形を実施す
る。例えば、7.5mmまで第1段成形する。16mm
→7.5mmは、断面減少率78%となる。 ST06:(参照図1(c),(d))、軸部を例えば
87%まで断面減少させるとして、差引き9%を第2段
以降で成形する。 ST07:(参照図2(a),(b))、据込み率70
%以上の傘打ちを行うが、このときにワークを200℃
以下に保つ。据込み率を例えば72%にすることで、図
4(c)の吸気弁20を製造することができる。
【0030】なお、傘部に対する据込み率は、70%未
満では一定の径の傘部を得るのに、太いビレットを準備
しなければならず、ビレットが太くなると軸部の成形が
難しくなる。しかし、据込み率が70%を大きく上回る
と、本発明によれば冷却をより強化しなければならない
ので、据込み率は70%〜75%範囲とすることが好ま
しい。
【0031】また、本実施例では軸部を4工程(実質3
工程)で成形したが、この工程数の増減は任意である。
傘部の成形も同様である。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、マルテンサイト系耐熱鋼の成分を限
定し、第1段の断面減少率を適正範囲に留めることで吸
気弁の軸部の冷間鍛造が可能となり、冷間鍛造であるか
ら、熱エネルギーの大幅な節約が可能となり、スケール
が発生しないことから歩留りが良く、熱膨張がないので
仕上り寸法精度が極めてよくて機械加工を省くことがで
き、エンジン用吸気弁を効率よく製造することができ
る。
【0033】請求項2は、マルテンサイト系耐熱鋼の成
分を限定し、第1段の断面減少率を適正範囲に留め、且
つ200℃以下で傘部を成形することにより、エンジン
用吸気弁の完全冷間鍛造化を実現することができた。冷
間鍛造であるから、熱エネルギーの大幅な節約が可能と
なり、スケールが発生しないことから歩留りが良く、熱
膨張がないので仕上り寸法精度が極めてよくて機械加工
を省くことができ、エンジン用吸気弁を効率よく製造す
ることができる。
【0034】請求項3は、ビレットを鍛造前に、850
℃〜950℃で焼鈍処理を施すことを特徴とする。予め
焼鈍したことにより、次の冷間鍛造が円滑に実施でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷間鍛造の工程図(前半、軸部形
成)
【図2】断面減少率と絞り荷重との関係を調べたグラフ
【図3】断面減少率と金型面圧との関係を調べたグラフ
【図4】本発明に係る冷間鍛造の工程図(後半、傘部形
成)
【図5】吸気弁における据込み率の説明図
【図6】吸気弁を冷間鍛造したときの据込み率と表面温
度の関係を示すグラフ
【図7】マルテンサイト系耐熱鋼の温度と据込み限界と
の関係を示すグラフ
【図8】本発明に係るエンジン用吸気弁の製造工程図
【図9】据込み鍛造の原理図
【符号の説明】
1…ビレット、20…エンジン用吸気弁、21…軸部、
22…傘部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 38/18 C22C 38/18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cが0.35%〜0.55%、Crが5
    %〜12%の範囲にあるマルテンサイト系耐熱鋼のビレ
    ットを準備し、このビレットを冷間鍛造法にて軸部及び
    傘部からなる吸気弁を成形する方法であって、前記軸部
    の第1段成形は、断面減少率70%〜80%の範囲で実
    施することを特徴としたエンジン用吸気弁の成形方法。
  2. 【請求項2】 Cが0.35%〜0.55%、Crが5
    %〜12%の範囲にあるマルテンサイト系耐熱鋼のビレ
    ットを準備し、このビレットを断面減少率70%〜80
    %の範囲で冷間鍛造することで軸部の第1段成形を実施
    し、この軸部の残りの絞り加工を第2段以降の冷間鍛造
    で実施し、少なくとも据込み率70%で且つワークが2
    00℃を超えないように温度制御しつつ傘部を冷間鍛造
    することを特徴としたエンジン用吸気弁の成形方法。
  3. 【請求項3】 前記ビレットを鍛造前に、850℃〜9
    50℃で焼鈍処理を施すことを特徴とした請求項1又は
    請求項2記載のエンジン用吸気弁の成形方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152950A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Honda Motor Co Ltd 鍛造成形方法
JP2008215157A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Aisan Ind Co Ltd エンジンバルブ
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