JPH1181380A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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Publication number
JPH1181380A
JPH1181380A JP24112797A JP24112797A JPH1181380A JP H1181380 A JPH1181380 A JP H1181380A JP 24112797 A JP24112797 A JP 24112797A JP 24112797 A JP24112797 A JP 24112797A JP H1181380 A JPH1181380 A JP H1181380A
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JP
Japan
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exterior
cover
construction machine
engine
engine hood
Prior art date
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Pending
Application number
JP24112797A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyuki Kawashima
基之 川島
Toshibumi Ogiwara
俊文 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Zenoah Co
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Zenoah Co
Komatsu Ltd
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Publication date
Application filed by Komatsu Zenoah Co, Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Zenoah Co
Priority to JP24112797A priority Critical patent/JPH1181380A/ja
Publication of JPH1181380A publication Critical patent/JPH1181380A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units
    • E02F9/0891Lids or bonnets or doors or details thereof
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/30Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets with a dipper-arm pivoted on a cantilever beam, i.e. boom
    • E02F3/32Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets with a dipper-arm pivoted on a cantilever beam, i.e. boom working downwardly and towards the machine, e.g. with backhoes
    • E02F3/325Backhoes of the miniature type
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/96Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
    • E02F3/963Arrangements on backhoes for alternate use of different tools
    • E02F3/964Arrangements on backhoes for alternate use of different tools of several tools mounted on one machine

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、煩雑な作業を要することなく、外
装カバーの位置ずれに起因した騒音の外部への漏洩や外
観品質の低下を防止することのできる建設機械を提供す
ることを解決課題とする。 【解決手段】 本発明では、カウンタウエイト80にお
けるエンジンフード83の端縁部分83cとの会合部
に、該エンジンフード83の内外方向に沿って漸次上方
に傾斜する傾斜会合面80aを構成するとともに、閉塞
状態における前記エンジンフード83の先端縁をこの傾
斜会合面80aの上縁80bと下縁80cとの間におい
て該傾斜会合面80aに対向させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基端部を介して基
台の外装部品に対し水平軸心回りに開閉可能に配設し、
かつ閉塞状態において先端部が下方に向けて延在する外
装カバーを備えた建設機械の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧パワーショベル等の建設機械は、一
般に、クローラ等の走行手段を具備した下部走行体の上
部に上部旋回体を備えている。上部旋回体は、支承手段
を介して作業機を起伏移動可能に支承するとともに、そ
の内部にエンジンや燃料タンク等の各種機能部品を備え
ており、旋回サークル等の旋回機構を介し、下部走行体
に対して鉛直軸に沿った旋回軸心回りに360°の範囲
で旋回することが可能である。
【0003】通常、この種の建設機械では、上部旋回体
の周囲を外装パネルによって覆うことにより、作業中に
おいて土砂等の異物が上部旋回体の内部に容易に侵入す
る事態を防止する一方、外装パネルに点検用カバーを開
閉可能に配設し、該外装パネルを開放することによって
外部から上部旋回体の内部に配設した各種機能部品の点
検作業を可能にしている。
【0004】例えば、実開昭64−19659号公報に
示された建設機械では、上部旋回体の後端部においてカ
ウンタウエイトの上方に位置する部位にエンジンフード
と称される点検用カバーを配設しており、該点検用カバ
ーを水平軸心回りに上方へ開放することによってエンジ
ン各部への点検作業が可能となる。
【0005】この実開昭64−19659号公報に示さ
れた建設機械では、閉塞状態における点検用カバーの下
端縁を水平に形成するとともに、該点検用カバーの下端
縁との会合部となるカウンタウエイトの上面を水平に構
成し、点検用カバーを閉塞させた場合にこれら点検用カ
バーの下端縁およびカウンタウエイトの上面を相互に近
接配置させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の建
設機械おいては、一般の車両に比べてその使用環境が過
酷であり、上述した点検用カバーに対して振動や衝撃が
加わる頻度、あるいは他の建設機械が干渉したり衝突す
る頻度が極めて高いものとなるため、当該点検用カバー
の開閉軸心が水平軸心から容易にずれる虞れがある。
【0007】このような場合、従前の建設機械にあって
は、図5に示すように、水平軸Cに対する点検用カバー
Aの開閉軸心Bのずれに起因して、閉塞状態にある点検
用カバーAの下端縁部Dと、水平に延在するカウンタウ
エイトEの上面Fとの間に不均一な隙間が形成されるこ
とになり、この不均一な隙間を通じてエンジン騒音が直
接外部へ漏洩することになるとともに、外観品質も低下
することになる。
【0008】しかも、建設機械では、通常、点検用カバ
ーA自体が大型であり、カウンタウエイトEの上面Fと
の間に長大な会合部が構成されることになるため、さら
に、点検用カバーAにおけるカウンタウエイトEの上面
Fとの会合部が、その側縁部や上縁部に比べて開閉軸心
Bから大きく離隔し、該開閉軸心B付近での僅かな位置
ずれがカウンタウエイトEの上面Fとの会合部において
大きく拡大されることになるため、上述した事態を招来
しやすいばかりか、当該会合部の隙間調整において作業
に多大な労力が必要となる。
【0009】本発明は、上記実情に鑑みて、煩雑な作業
を要することなく、外装カバーの位置ずれに起因した騒
音の外部への漏洩や外観品質の低下を防止することので
きる建設機械を提供することを解決課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および効果】請求項1に記
載の発明では、基端部を介して基台の外装部品に対し水
平軸心回りに開閉可能に配設し、かつ閉塞状態において
先端部が下方に向けて延在する外装カバーを備えた建設
機械において、少なくとも外装部品における前記外装カ
バーの先端部との会合部に、該外装カバーの内外方向に
沿って漸次上下方向に傾斜する傾斜面を構成するととも
に、閉塞状態における前記外装カバーの先端縁をこの傾
斜面の上縁と下縁との間において該傾斜面に対向させて
いる。
【0011】このような請求項1に記載の発明によれ
ば、閉塞状態における外装カバーの先端縁と傾斜面とが
互いに高さ方向においてオーバーラップすることになる
ため、該外装カバーの開閉軸心が水平軸心からずれた場
合であっても、外装カバーの先端部と外装部品との間に
不均一な隙間を視認することが困難となり、これら外装
カバーと外装部品との間の隙間調整作業を要することな
く、外観品質の低下を防止することができる。
【0012】しかも、請求項1に記載の発明によれば、
傾斜面に沿って屈折しない限り基台の内部で発生した騒
音が外部に漏洩することがないため、従前のものに比べ
て、遮音性の点でも有利となる。
【0013】また、請求項2に記載の発明では、前記傾
斜面を、前記外装カバーの内方に向けて漸次上方に傾斜
させている。
【0014】このような請求項2に記載の発明によれ
ば、傾斜面に付着した雨水や土砂等の異物がその傾斜方
向に沿って基台の外方に案内されることになるため、こ
れら雨水や土砂等の異物の侵入を有効に防止することが
できるようになる。
【0015】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
外装カバーの先端部および前記外装部品の傾斜面のいず
れか一方にシール部材を配設し、該シール部材を介して
これら外装カバーの先端部と外装部品の傾斜面とを互い
に圧接させている。
【0016】この請求項3に記載の発明によれば、シー
ル部材によって外装カバーと外装部品との間の隙間が密
閉されるため、傾斜面を外装カバーの内方に向けて漸次
上方に傾斜させた場合はもちろん、傾斜面を外装カバー
の外方に向けて漸次上方に傾斜させた場合にも上述した
遮音や異物の侵入防止といった作用効果を期待すること
ができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態を示す図面に
基づいて本発明を詳細に説明する。図2乃至図4は、本
発明に係る建設機械の一実施形態を概念的に示したもの
である。ここで例示する建設機械は、建設現場において
掘削・土工・排土といった土木作業を行う場合に適用す
るもので、下部走行体10と上部旋回体(基台)30と
を備えている。
【0018】下部走行体10は、トラックフレーム11
の両側に左右一対のクローラ12を備えるとともに、該
トラックフレーム11の前端部に土工作業機20を備
え、さらに上記トラックフレーム11の内部に、上述し
た一対のクローラ12を個別に駆動するための走行用油
圧モータ(図示せず)を備えており、各走行用油圧モー
タ(図示せず)を駆動させることにより、それぞれのク
ローラ12を介して前進、後退、旋回、ターンといった
走行を行うことが可能である。
【0019】一対のクローラ12は、それぞれ無端環状
を成すもので、平面視において相互に平行、かつ互いの
外側縁間距離Wが前後方向長さLよりも小となる態様
で、トラックフレーム11の両側に配設したクローラス
プロケット13およびクローラアイドラ14の間に巻回
している。
【0020】土工作業機20は、下部走行体10を設置
した地面Fにおいて土工・排土といった作業を行うのに
好適なのもので、互いの先端部間にブレード21を固着
し、該ブレード21が水平となる態様で各基端部を介し
て上記トラックフレーム11の前端部に起伏移動可能に
軸着させた一対のブレードアーム22と、これら一対の
ブレードアーム22の先端部間を接続する接続フレーム
23およびトラックフレーム11の前端部の間に介在さ
せたブレードリフトシリンダアクチュエータ24とを備
えて構成しており、該ブレードリフトシリンダアクチュ
エータ24の駆動により、ブレード21を水平に延在さ
せた状態のまま水平軸心回りに起伏移動させることがで
きる。
【0021】一方、建設機械の上部旋回体30は、その
基底となる部位に水平方向に延在するベースプレート3
1を備え、このベースプレート31と下部走行体10の
トラックフレーム11との間に旋回サークル40を介在
させた状態で該下部走行体10の上部に配設したもの
で、上記旋回サークル40の作用により、該下部走行体
10に対して鉛直軸に沿った旋回軸心α回りに360°
の範囲で旋回することが可能である。なお、図には明示
していないが、上部旋回体30のベースプレート31
は、その外形が、いずれも旋回軸心αから一方のクロー
ラ12の外側縁までの距離W/2を半径とする円周(以
下、単に最大旋回円と称する)以内となるように構成し
ている。
【0022】図からも明らかなように、この上部旋回体
30には、ベースプレート31における正中面よりも僅
かに右方に偏位した位置に支承手段50を配設している
とともに、該ベースプレート31の上面における支承手
段50よりも後方に位置する部位にエンジン60を搭載
している。
【0023】支承手段50は、互いに平行となる態様で
ベースプレート31の正中面に沿って立設し、個々の先
端部が上述した最大旋回円内に位置する左右一対の縦リ
ブ部材51,52を具備し、かつこれら縦リブ部材5
1,52の互いに対向する部位にそれぞれブーム用ボス
部材53およびアクチュエータ用ボス部材54を配設す
ることによって構成したもので、各ボス部材53,54
を介してオフセット型掘削作業機70を起伏移動可能に
支承する作用を成す。
【0024】オフセット型掘削作業機70は、バックホ
ウ作業、つまり下部走行体10を設置した地面Fよりも
低い場所を掘削する等の作業を行うのに好適なもので、
基端部を水平に配置した場合に先端部が下方に向けて屈
曲する略L字状を成し、該基端部を介して支承手段50
におけるブーム用ボス部材53の相互間に起伏移動可能
に軸着させた作業ブーム71と、この作業ブーム71の
先端部に水平軸心回りに揺動可能に軸着した作業アーム
72と、該作業アーム72の先端部に水平軸心回りに揺
動可能に軸着した掘削用バケット73とを備えており、
作業ブーム71の屈曲部と支承手段50におけるアクチ
ュエータ用ボス部材54の相互間との間に介在させたブ
ームシリンダアクチュエータ74の駆動により、上部旋
回体30に対して作業ブーム71を水平な起伏軸心回り
に起伏移動させることができ、また作業ブーム71の先
端部と作業アーム72の基端部との間に介在させたアー
ムシリンダアクチュエータ75の駆動により、作業ブー
ム71に対して作業アーム72を上述した起伏軸心に平
行な軸心回りに揺動させることができ、さらに作業アー
ム72の基端部と掘削用バケット73との間に介在させ
たバケットシリンダアクチュエータ76の駆動により、
作業アーム72に対して掘削用バケット73を上述した
起伏軸心に平行な軸心回りに揺動させることができる。
【0025】また、このオフセット型掘削作業機70で
は、上述した作業ブーム71をその基端部側から順次第
1ブーム部71a、第2ブーム部71bおよび第3ブー
ム部71cに3分割するとともに、第1ブーム部71a
と第3ブーム部71cとの間に第2ブーム部71bに対
して平行となるリンク桿(図示せず)を支承させること
によりこれら第2ブーム部71bおよびリンク桿(図示
せず)によって第1ブーム部71aおよび第3ブーム部
71cの間に平行リンクを構成し、さらに第2ブーム部
71bの基端部と第3ブーム部71cとの間にオフセッ
トシリンダアクチュエータ(図示せず)を介在させるよ
うにしており、該オフセットシリンダアクチュエータ
(図示せず)の駆動により、掘削用バケット73の向き
を変更することなく、作業アーム72以先を第1ブーム
部71aに対して左右にオフセットさせることができ、
例えば図3に明示するように、ブームシリンダアクチュ
エータ74、アームシリンダアクチュエータ75、バケ
ットシリンダアクチュエータ76およびオフセットシリ
ンダアクチュエータ(図示せず)をそれぞれ適宜伸縮駆
動させることにより、作業ブーム71、作業アーム72
および掘削用バケット73のそれぞれを、上述した最大
旋回円以内に配置させることが可能となる。
【0026】エンジン60は、クランクシャフト(図示
せず)の一端部側に位置する部位に冷却ファン61およ
びラジエータ62を具備したもので、クランクシャフト
(図示せず)の軸心をベースプレート31の正中面に直
交させ、かつ冷却ファン61およびラジエータ62をベ
ースプレート31の右方側に配置した状態で該ベースプ
レート31に搭載している。
【0027】なお、図中の符号63,64,65,66
は、ベースプレート31の上面における支承手段50の
右方側に位置する部位に配設したバッテリ、燃料タン
ク、作動油タンクおよびラジエータリザーブタンクであ
り、この記載順に上述した縦リブ部材51,52の延在
方向に沿ってベースプレート31の前方側から後方側へ
互いに近接する態様で配置している。
【0028】図3および図4からも明らかなように、こ
の建設機械では、ベースプレート31の周囲において上
述した最大旋回円内となる位置にカウンタウエイト(外
装部品)80および外装パネル(外装部品)81を配設
し、これらカウンタウエイト80および外装パネル81
によって、上述したバッテリ63、燃料タンク64、作
動油タンク65、ラジエータリザーブタンク66、エン
ジン60およびラジエータ62の各種機能部品の周囲を
覆うようにしている。
【0029】カウンタウエイト80は、鋳鉄等の金属に
よって成形され、オフセット型掘削作業機70とのバラ
ンスをとるための重錘として機能するもので、平面視が
略弧状を成しており、ベースプレート31の上面におけ
るエンジン60よりもさらに後方に位置する部位に搭載
され、該エンジン60の後部下方域を覆っている。
【0030】図1に明示するように、このカウンタウエ
イト80には、その上面における外周側に位置する部位
の全域に傾斜会合面(傾斜面)80aを形成している。
傾斜会合面80aは、カウンタウエイト80の外周面か
ら内方に向けて漸次高くなる態様で傾斜しており、その
上縁80bとなる部位と下縁80cとなる部位との間に
十分な高さHを有している。
【0031】外装パネル81は、図2乃至図4に示すよ
うに、複数の樹脂製パーツを適宜組み合わせることによ
って構成したもので、上述したカウンタウエイト80の
上方に位置する部位にエンジン点検口82を確保した状
態で、支承手段50の配置域、並びにこの支承手段50
に支承させたオフセット型掘削作業機70の移動域を除
いた部位の周囲ほぼ全域を、上述したカウンタウエイト
80と共に囲繞している。
【0032】エンジン点検口82は、ラジエータ62の
後方域からエンジン60の左端後方域に至る部位、さら
にはこれらラジエータ62およびエンジン60の後端部
上方域に至る部位にまで亘って大きく開口し、これらラ
ジエータ62およびエンジン60に対して容易に点検作
業を施すことのできるものであり、常態において樹脂製
のエンジンフード(外装カバー)83によって閉塞され
ている。
【0033】エンジンフード83は、閉塞状態におい
て、ラジエータ62およびエンジン60の後端部上方域
を覆う水平部分83aと、ラジエータ62およびエンジ
ン60の後方域を覆うべく水平部分83aから下方に向
けて屈曲延在した外周部分83bと、この外周部分83
bから下方に向けて漸次内方に傾斜する態様で延在した
端縁部分(外装カバーの先端部)83cとを有し、これ
ら外周部分83bおよび端縁部分83cの平面視が上述
したカウンタウエイト80と同様に略円弧状を成すもの
で、水平部分83aの基端に位置する部分において外装
パネル81との間にヒンジ84を介在させ、該ヒンジ8
4を介して上部旋回体30の左右方向に沿った水平軸心
回りに開閉可能に配設している。
【0034】図1からも明らかなように、このエンジン
フード83は、エンジン点検口82を閉塞した場合に、
上述した端縁部分83cの先端面が、カウンタウエイト
80に形成した傾斜会合面80aに対してその上縁80
bと下縁80cとの間の中間となる高さ位置において該
傾斜会合面80aに近接配置させるように形成し、当該
端縁部分83cの先端面を傾斜会合面80aの上縁80
bよりも下方、かつ下縁80cよりも上方に占位させて
いる。
【0035】また、上記エンジンフード83には、その
周囲全周にゴム等の弾性に富んだ材質によって成形した
シール部材85を配設するようにしており、エンジン点
検口82を閉塞した場合に、シール部材85を介して外
装パネル81との間、並びにカウンタウエイト80の傾
斜会合面80aとの間をそれぞれ密閉するようにしてい
る。
【0036】なお、図には明示していないが、このエン
ジンフード83とカウンタウエイト80との間には、該
エンジンフード83の外部から操作することができるロ
ック手段を介在させ、該ロック手段の作用により、閉塞
状態において互いにロックし、エンジンフード83の不
用意な開放を規制する一方、解除した場合にエンジンフ
ード83を容易に開放させることができるようにしてい
る。また、図には明示していないが、エンジンフード8
3と外装パネル81との間には、エンジンフード83を
開放させた場合に該エンジンフード83をその状態に保
持するための手段を介在させている。
【0037】さらに、図3および図4中の符号90は、
上部旋回体30において支承手段50よりも左方側に位
置する部位に配設したキャビンである。
【0038】上記のように構成した建設機械において
は、エンジンフード83を閉塞した状態で、オフセット
型掘削作業機70および土工作業機20をそれぞれ駆動
することにより、建設現場において掘削・土工・排土と
いった土木作業が行われることになる。
【0039】この状態においては、上部旋回体30の周
囲がカウンタウエイト80、外装パネル81およびエン
ジンフード83によって覆われているため、上述した土
木作業の間に土砂等の異物が上部旋回体30の内部に侵
入する事態、あるいは停車中において雨水や塵埃等の異
物が上部旋回体30の内部に侵入する事態を可及的に防
止することが可能であり、当該異物の侵入に起因した各
種トラブルの発生を防止することができるようになると
ともに、作業中にエンジン60から発生する騒音が直接
外部へ漏洩する事態を有効に防止することができる。
【0040】特に、エンジンフード83回りにおいて
は、該エンジンフード83と外装パネル81およびカウ
ンタウエイト80との間がそれぞれシール部材85によ
って密閉されているため、異物の侵入およびエンジン騒
音の外部への漏洩を確実に防止することができる。
【0041】一方、上記建設機械においてエンジン60
の点検作業を施す場合には、図示していないロック手段
を解除した後に外装パネル81に対してエンジンフード
83を開放させ、該エンジンフード83をその状態に保
持させればよい。
【0042】この状態においては、エンジン点検口82
を通じてエンジン60の後方域、並びにエンジン60の
後端部上方域が大きく開放されることになるため、何等
の支障を来すことなく、エンジン60に対して容易に点
検作業を施すことが可能となる。
【0043】ところで、土木作業が主体となる建設機械
においては、上述したように、一般の車両に比べてその
使用環境が過酷であり、エンジンフード83に対して振
動や衝撃が加わる頻度、あるいは他の建設機械が干渉し
たり衝突する頻度が極めて高いものとなるため、図2
(b)に示すように、当該エンジンフード83の開閉軸
心Xが水平軸心Cから容易にずれる虞れがある。
【0044】しかしながら、上記建設機械によれば、エ
ンジンフード83における端縁部分83cの先端面を、
カウンタウエイト80に形成した傾斜会合面80aに対
してその上縁80bと下縁80cとの間となる高さ位置
において該傾斜会合面80aに近接配置させるようにし
ているため、つまりエンジンフード83における端縁部
分83cの先端面よりもカウンタウエイト80における
傾斜会合面80aの上縁80bが上方に位置し、これら
端縁部分83cと傾斜会合面80aとが互いに高さ方向
においてオーバーラップしているため、図2(a)およ
び図2(b)に比較して示すように、該エンジンフード
83の開閉軸心Xが水平軸心Cからずれた場合にも、不
均一な隙間として視認することが困難となる。
【0045】したがって、上記建設機械においては、エ
ンジンフード83の開閉軸心Xが水平軸心Cからずれた
場合であっても、これらエンジンフード83とカウンタ
ウエイト80との間の隙間を調整したり修正したりする
作業を何等施すことなく、外観品質の低下を防止するこ
とができるようになる。
【0046】しかも、上記建設機械によれば、エンジン
フード83の開閉軸心Xが水平軸心Cからずれることに
起因して、エンジンフード83に配設したシール部材8
5がカウンタウエイト80の傾斜会合面80aから離隔
する事態が発生している状態においても、この傾斜会合
面80aが上部旋回体30の内方に向けて漸次高くなる
態様で傾斜しているため、当該傾斜会合面80aに付着
した土砂や雨水といった異物がその傾斜方向に沿って上
部旋回体30の外方に案内されることになり、これら異
物が上部旋回体30の内部に侵入する事態が招待される
虞れがなく、さらに、傾斜会合面80aの傾斜方向に沿
って下方に屈折しない限り、作業中にエンジン60から
発生する騒音が上部旋回体30の外部へ漏洩することが
ないため、遮音性が著しく低下することもない。
【0047】なお、上述した実施の形態では、エンジン
を点検するためのエンジンフードとこのエンジンフード
の下方に配置したカウンタウエイトとの間を適用対象と
した建設機械を例示しているが、本発明ではこれらに限
定されず、エンジンフード以外の外装カバーとカウンタ
ウエイト以外の外装部品との間を適用対象とすることが
できるのはいうまでもない。この場合、外装カバーおよ
び外装部品は、必ずしも上部旋回体に配設したもの、つ
まり旋回可能に配設され、かつ作業機を支承したものに
限らず、その他の基台に配設したものであっても同様の
作用効果を期待することができる。なお、作業機を支承
させた基台の外装カバーおよび外装部品を適用対象とす
る場合に上述した実施の形態では、作業機としてオフセ
ット型掘削作業機を示しているが、必ずしもオフセット
型である必要はない。
【0048】また、上述した実施の形態では、外装部品
において外装カバーの先端部との会合部にのみ傾斜面を
構成するようにしているが、外装カバーの基端部および
両側部との会合部に関しても同様の傾斜面を構成すれ
ば、外観品質の向上、並びに遮音効果の向上が一層顕著
となる。この場合、外装カバーの基端部との会合部にお
いては、外装カバーの先端部との会合部と同様に、該外
装カバーの内外方向に沿って漸次上下方向に傾斜する傾
斜面を構成すればよく、また外装カバーの両側部との会
合部に関しては、該外装カバーの内外方向に沿って漸次
外装カバーの中心に近接離反する方向に傾斜する傾斜面
を構成すればよい。
【0049】さらに、上述した実施の形態では、外装カ
バーの内方に向けて漸次上方に傾斜する傾斜面を設ける
ようにしているが、当該傾斜面は外装カバーの外方に向
けて漸次上方に傾斜させても構わない。また、外装カバ
ーの内外方向に沿って平坦状に延在する傾斜面を例示し
ているが、外装カバーの内外方向に沿って上方、もしく
は下方に湾曲する曲面によって傾斜面を構成することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建設機械の一実施形態を概念的に
示す要部断面図である。
【図2】図1に示した建設機械の外観背面図であり、上
部旋回体の作業機を取り外した状態を示している。
【図3】図1に示した建設機械の全体を示す外観側面図
である。
【図4】図1に示した建設機械の全体を示す外観平面図
であり、上部旋回体の作業機を取り外した状態を示して
いる。
【図5】従来の建設機械の外観背面図である。
【符号の説明】
30…上部旋回体 80…カウンタウエイト 80a…傾斜会合面 80b…上縁 80c…下縁 81…外装パネル 83…エンジンフード 83c…エンジンフードの端縁部分 85…シール部材 X…エンジンフードの開閉軸心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部を介して基台(30)の外装部品
    (80,81)に対し水平軸心回りに開閉可能に配設
    し、かつ閉塞状態において先端部(83c)が下方に向
    けて延在する外装カバー(83)を備えた建設機械にお
    いて、 少なくとも外装部品(80)における前記外装カバー
    (83)の先端部(83c)との会合部に、該外装カバ
    ー(83)の内外方向に沿って漸次上下方向に傾斜する
    傾斜面(80a)を構成するとともに、閉塞状態におけ
    る前記外装カバー(83)の先端縁をこの傾斜面(80
    a)の上縁(80b)と下縁(80c)との間において
    該傾斜面(80a)に対向させることを特徴とする建設
    機械。
  2. 【請求項2】 前記傾斜面(80a)は、前記外装カバ
    ー(83)の内方に向けて漸次上方に傾斜することを特
    徴とする請求項1記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記外装カバー(83)の先端部(83
    c)および前記外装部品(80)の傾斜面(80a)の
    いずれか一方にシール部材(85)を配設し、該シール
    部材(85)を介してこれら外装カバー(83)の先端
    部(83c)と外装部品(80)の傾斜面(80a)と
    を互いに圧接させることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の建設機械。
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