JPH1179120A - 包装方法及び包装装置 - Google Patents

包装方法及び包装装置

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JPH1179120A
JPH1179120A JP23948597A JP23948597A JPH1179120A JP H1179120 A JPH1179120 A JP H1179120A JP 23948597 A JP23948597 A JP 23948597A JP 23948597 A JP23948597 A JP 23948597A JP H1179120 A JPH1179120 A JP H1179120A
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JP
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bending
wrapping paper
folding
plane
state
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JP23948597A
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Yasushi Tono
康司 東野
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Tenchi Kikai Co Inc
Original Assignee
Tenchi Kikai Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装紙の折り曲げ代の正確な折り曲げを可能
にして該折り曲げ角を奇麗に仕上げ得るようにする。 【解決手段】 被包装物(211) の表面を構成する第1平
面に包装紙の一部を重ね、前記第1平面とこれに隣り合
う第2平面が交わる稜線に沿って前記包装紙の折り曲げ
代を折り曲げて包装する包装方法であって、前記折り曲
げ代の基端部の一部に癖付け片(b) を押し付けた状態で
該癖付け片(b) を、前記稜線にほぼ沿うように前記基端
部の全域に亘って移動させることによって前記基端部に
折り曲げ癖を付与し、その後、前記折り曲げ代を前記基
端部で折り曲げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は包装方法及び包装
装置に関するもので、例えば、キャラメルを個装する場
合に適用できる。
【0002】
【従来の技術】図9の(イ),(ロ)は従来の包装装置
え直方体状のキャラメルを包装する包装順序を示してお
り、図イは図ロに示す各包装状態を下面側から見た図を
表している。図10は図9の包装順序で包装作業を行う
包装装置の要部概略図であり、鉛直面内で回転するタレ
ット(12)の外周部には一対の挟持爪(13)(13)で構成され
たキャッチャ(11)(11)が所定ピッチで配設されている。
【0003】上記タレット(12)の下方には、図10の紙
面に対して前後方向に対向する前後折り曲げガイド(16
a) (16b) が配設されていると共に、これと直角な横方
向には一対の横折り曲げガイド(17a) (17b) が対向配設
されている。図11は、横折り曲げガイド(17a) (17b)
と一方の前後折り曲げガイド(16a)の配置関係を示す斜
視図であり、各横折り曲げガイド(17a) (17b) は矩形板
(170a)(170b)の上部近傍の端部に三角板(171a)(171b)を
屈曲させたもので、これら三角板(171a)(171b)は所定の
間隔を置いて対向している。そして、上記三角板(171a)
(171b)の下方隣接部には前後折り曲げガイド(16a) が位
置している。
【0004】次に上記包装装置の動作を説明する。タレ
ット(12)は間欠回転しするようになっており、これによ
り、各キャッチャ(11)(11)は最下位置にある第1ステー
ション(ST1) から第2ステーション(ST2)・・・と時計
方向に間欠移動するようになっている。包装対象たるキ
ャラメル等の被包装物(21)とこれに上方から対向する包
装紙(22)が横折り曲げガイド(17a) (17b) 及び前後折り
曲げガイド(16a) (16b) の配設部の下方に適宜供給され
ると、これら包装紙(22)と被包装物(21)は上下に対向
し、図9(イ)(ロ)の第1状態(A) になる。次にこれ
ら被包装物(21)と包装紙(22)を上下から挟持棒(24)(25)
で一体的に挟持し、この状態で挟持棒(24)(25)を上昇さ
せると、先ず矩形板(170a)(170b)の下端で包装紙(22)の
両端部が折り曲げられ、同図の第2状態(B) に示すよう
に、第1,第2折曲代ろ(30a) (30b) が被包装物(21)に
沿って折り曲げられた状態になる。又、上記第1,第2
折り曲げ代(30a) (30b) の間の第3折り曲げ代ろ(31a)
(31b) は前後折り曲げガイド(16a) (16b) で折り曲げら
れ、図9の(イ)(ロ)の第2状態(B) に示すように、
被包装物(21)の長手方向の両端面(212) (212) に上記第
3,第4折り曲げ代(31a) (31b) が重なった状態にな
る。
【0005】更に、挟持棒(24)(25)で挟持された被包装
物(21)と包装紙(22)が上昇すると、三角板(171a)(171b)
の下傾斜辺(172a)(172b)の案内作用で第5,第6折り曲
げ代(32a) (32b) が折り曲げられ、これにより、図9の
(イ)(ロ)の第3状態(C)になる。そして、この状態
で被包装物(21)と包装紙(22)が第1ステーション(ST1)
のキャッチャ(11)部分まで上昇する。
【0006】すると、上記被包装物(21)と包装紙(22)は
キャッチャ(11)の挟持爪(13)(13)で挟持され、その後、
タレット(12)が1ピッチだけ回転して上記キャッチャ(1
1)が第2ステーション(ST2) に到達する。すると、該第
2ステーション(ST2) では、タレット(12)の回転方向に
往復移動する押込み板(27)によって第7折り曲げ代(33
a) が折り曲げられて図9の(イ)(ロ)の第4状態(D)
になる。次に、上記キャッチャ(11)が第3ステーショ
ン(ST3) まで移動すると、該移動域に配設された固定案
内板(28)で第8折り曲げ代(33b) が折り曲げられて図9
(イ)(ロ)の第5状態(E) になる。
【0007】次に、上記キャッチャ(11)が第3ステーシ
ョン(ST3) まで移動すると、進退板(29)が図10の紙面
に対して前後方向に移動し、これにより、第9,第10
折り曲げ代(34a) (34b) が折り曲げられて同図の第5状
態(F) になる。以後、上記第3ステーション(ST3) で折
り曲げられた第9,第10折り曲げ代(34a) (34b) が第
4ステーション(ST4) に於いて加熱板(20)で加熱押圧さ
れ、これにより、包装状態が安定せしめられて包装作業
が完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の包装装置では、各折り曲げ代、特に、被包装物(21)
の長手方向の両端部に折り重ねられる第5,第6折り曲
げ代(32a) (32b) の折り曲げコーナ部が奇麗に仕上がり
にくいという問題があった。上記問題点について更に詳
述する。
【0009】図12は、被包装物(21)の長手方向の端面
(212) に対して第5,第6折り曲げ代(32a) (32b) を折
り重ねる直前の状態の部分拡大斜視図である。前後折り
曲げガイド(16a) (16b) と横折り曲げガイド(17a) (17
b) で包囲された内部空間を被包装物(21)等がスムーズ
に上昇するように柔らかい被包装物(21)でもこれが破損
しないよいうにするため、前後折り曲げガイド(16a) (1
6b) の外周と横折り曲げガイド(17a) (17b) の間隙(S)
(図10,図11参照)は包装紙(22)の厚さに比べて極
めて大きく設定してある。包装紙(22)の第5,第6折り
曲げ代(32a) (32b) が円滑に通過するようにするためで
ある。又、前後折り曲げガイド(16a) (16b) と横折り曲
げガイド(17a) (17b) で包囲された空間は、寸法バラツ
キの範囲内にある最大寸法の被包装物(21)が通過し得る
ように大き目に設定されている。更に、包装紙(22)は多
少の弾性を有するのが一般的である。これらのことから
図12に示すように、被包装物(21)の長手方向の端面(2
12) に重ねられる第3折り曲げ代(31a) の両横端部から
第5,第6折り曲げ代(32a) (32b) に繋がるコーナ部
(a) は直角に折り曲げられず、図12に誇張して示して
いるように、円弧状になっている。
【0010】従って、図12の状態に於いて被包装物(2
1)と包装紙(22)を一体的に上昇移動させて横折り曲げガ
イド(17a) (17b) の三角板(171a)(171b)で第5,第6折
り曲げ代(32a) (32b) を折り曲げると、円弧状の上記コ
ーナ部(a) が鋭角に折り曲がりにくく、該コーナ部(a)
が奇麗に仕上がらない。特に、被包装物(21)が上記コー
ナ部(a) 近傍に於いて欠けて変則形状になっている場合
は、該変則形状に倣うように第5,第6折り曲げ代(32
a) (32b) が折れ曲がり、コーナ部(a) の折り曲げ形状
が一層不規則になって奇麗に仕上がらない。
【0011】本願の発明は上記の点に鑑みて成されたも
ので、請求項1の発明は包装紙の折り曲げ代の正確な折
り曲げを可能にして該折り曲げ角を奇麗に仕上げ得る包
装方法を提供することを課題とする。又、請求項2の発
明は請求項1の発明を実施する包装装置を提供すること
をその課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為の
請求項1の発明の技術的手段は、『被包装物の表面を構
成する第1平面に包装紙の一部を重ね、前記第1平面と
これに隣り合う第2平面が交わる稜線に沿って前記包装
紙の折り曲げ代を折り曲げて包装する包装方法であっ
て、前記折り曲げ代の基端部の一部に癖付け片を押し付
けた状態で該癖付け片を、前記稜線にほぼ沿うように前
記基端部の全域に亘って移動させることによって前記基
端部に折り曲げ癖を付与し、その後、前記折り曲げ代を
前記基端部で折り曲げる』ことである。
【0013】上記技術的手段によれば、折り曲げ代の基
端部に折り曲げ部に折り曲げ癖を付与するから、前記折
り曲げ癖に従って折り曲げ代が折り曲げ易くなる。上記
課題を解決する為の請求項2の発明の技術的手段は、
『被包装物の表面を構成する第1平面に包装紙の一部を
重ねる一方、前記第1平面とこれに隣り合う第2平面が
交わる稜線に沿って前記包装紙の折り曲げ代を折り曲げ
て包装する包装装置であって、前記第1平面に前記包装
紙の一部を重ねた状態で該包装紙と前記被包装物を一体
的に保持する保持手段と、前記折り曲げ代の基端部の一
部に押圧状態で、且つ前記稜線にほぼ沿うように前記基
端部の全域に亘って移動する癖付け片と、前記折り曲げ
代を前記基端部で折り曲げる折り曲げ手段と、前記保持
手段を作動させた後に前記癖付け片を作動させ、更にそ
の後に前記折り曲げ手段を作動させる制御手段とを具備
する』ことである。
【0014】この技術的手段によれば、制御手段によっ
て保持手段を作動させ、これにより、包装紙の一部を被
包装物の第1平面に重ねた状態でこれらを一体的に保持
させ、この保持状態で癖付け片を折り曲げ代の基端部の
一部に押圧した状態でこれを被包装物の稜線に沿って移
動させる。すると、折り曲げ代の基端部全域に亘って折
り曲げ癖が付与され、その後折り曲げ手段を作動させて
上記折り曲げ癖に従って折り曲げ代が折り曲げられる。
【0015】従って、請求項2の発明によれば、請求項
1の発明を実施する包装装置が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、折り曲げ癖を付与することによって折り曲げ代
を折り曲げ易くするから、被包装物の前記折り曲げ部近
傍が若干欠けていても、前記折り曲げ代を正確に折り曲
げて奇麗に仕上げ得る包装装置を提供することができ
る。
【0017】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の包装方法を実施する包装装置を提供することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、上記発明の実施の形態を説
明する。図1に示すように、この実施の形態に係る包装
装置は、被包装物(21)たる直方体状のキャラメルとこれ
を包装する為の包装紙(22)とを供給する供給装置(51)
と、該供給装置(51)の上方に形成された案内通路(50)
と、該案内通路(50)の上方に配設され且つ被包装物(21)
と包装紙(22)を一体的に保持した状態で間欠的に移送す
る回転移送装置(42)と、該回転移送装置(42)の外周を包
囲するように配設された固定案内枠(61)と、該固定案内
枠(61)の外周近傍に配設されたプレス装置(7)及び折り
曲げ手段たる端部折曲装置(8) 等を有している。
【0019】以下、各部の詳細を説明する。 [供給装置(51)について]供給装置(51)は、被包装物(2
1)を収容する複数の収容孔(53)が外周近傍に一定ピッチ
で形成された円板(52)と、該円板(52)の下面に接近配設
された底板(54)とを具備し、該底板(54)には後述の案内
通路(50)の下方に位置する透孔(540) が穿設されてい
る。
【0020】上記円板(52)の上方隣接部には、該円板(5
2)の透孔(540) の上方に包装紙(22)を供給する包装紙供
給爪(58)が位置していると共に、該包装紙供給爪(58)に
よって挟持された包装紙(22)とその下方に位置する被包
装物(21)を上下から一体的に挟持してこれらを上昇移動
させる押上棒(62)と押え棒(63)が設けられている。 [案内通路(50)について]上記供給装置(51)の上方に形
成された案内通路(50)は、図1及び図2に示すように、
対向する一対の横折り曲げガイド(57)(57)とその対向間
隔内に配設された四本の前後折り曲げガイド(56)(56)(5
6)(56)から構成されており、前記横折り曲げガイド(57)
(57)は夫々平板状に形成されている。又、上記各前後折
り曲げガイド(56)(56)(56)(56)は底面視に於いて長方形
の各頂点となる部位に位置している。
【0021】尚、案内通路(50)の上方隣接部には、タレ
ット(40)の回転方向に往復移動する進退板(59)が配設さ
れている。 [回転移送装置(42)について]回転移送装置(42)は、回
転するタレット(40)と、その周囲に等ピッチで放射状に
取付けられた八個のキャッチャ(41)(41)とから構成され
ている。
【0022】各キャチャ(41)は、上記タレット(40)の外
周に支軸(44)(44)で回動自在に軸支された挟持爪(43)(4
3)を具備し、これら挟持爪(43)(43)はこれらの間に架設
されたバネ(45)で相互に接近する方向に付勢されてい
る。又、上記支軸(44)(44)は、図示しない駆動装置でそ
の軸心を中心として若干回転せしめられるように構成さ
れており、該支軸(44)(44)の回転によって挟持爪(43)(4
3)の先端が相互に離反して開放するようになっている。
従って、上記駆動装置のON・OFFによって上記挟持
爪(43)(43)は開閉制御される。又、挟持爪(43)(43)の自
由端部には、滑止部材(48)(48)が対向配設されている。
【0023】そして、この実施の形態の包装装置では、
図1に於いて最下位に位置するキャチャ(41)の場所が第
1ステーション(ST1) となっており、これから時計回り
に90度間隔で並んだ各場所が第2ステーション(ST2)
〜第8ステーション(ST8) となっている。 [固定案内枠(61)について]固定案内枠(61)は、回転移
送装置(42)の下方から時計方向に約270度の範囲を外
周から覆うもので、内周面は円筒状に形成されている。
そして、該固定案内枠(61)の内周面にはキャチャ(41)の
挟持爪(43)(43)の先端が接近しながら移動するようにな
っている。 [プレス装置(7) について]回転移送装置(42)の第3ス
テーション(ST3) には、半包装状態にある包装紙(22)に
折り曲げ癖を付与する為のプレス装置(7) が配設されて
おり、該プレス装置(7) は、図1及び図3に示すよう
に、挟持爪(43)(43)の先端方向の隣接部に位置し且つ図
1の紙面に対して前後方向に間隔を置いて配設された一
対の平行なプレート(71)(71)と、これらプレート(71)(7
1)に対してキャチャ(41)側に配設された、癖付け片たる
プレス棒(72)(72)から構成されている。そして、これら
プレス棒(72)(72)は四角柱状に形成されており、その先
端は上記プレート(71)(71)に対向している。
【0024】上記プレス棒(72)の側面幅(L1)はこれに対
応する被包装物(21)の幅(L2)にほぼ等しくなっており、
これにより、後述するように、プレート(71)(71)にプレ
ス棒(72)(72)の先端を押し付けた時には被包装物(21)の
端面(212) 側に位置する包装紙(22)のコーナ部(a) が直
角になって折り曲げ癖せが付与された状態になる。従っ
て、プレス棒(72)(72)の外周コーナ部(b) であって上記
包装紙(22)のコーナ部(a) に接触する部分が既述技術的
手段の項に記載の折曲片に対応している。 [端部折曲装置(8) について]回転移送装置(42)の第4
ステーション(ST4) には、図1及び図4で示すように、
タレット(40)の回転面と平行な面内で回動する平面コ字
状の回動板(66)(66)と、該回動板(66)(66)よりもタレッ
ト(40)回転方向の前方に位置する固定案内板(68)から成
る端部折曲装置(8) が設けられている。
【0025】上記回動板(66)(66)は、平面コ字状に形成
された板材で形成されており、その一端は支軸(660) で
回動自在に支持されている。一方、固定案内板(68)(68)
は、図4に示すように細幅部(680) (680) とこれに対し
てタレット(40)回転方向の前方に位置する広幅部(681)
(681) を具備し、これら広幅部(681) と細幅部(680)の
境界は傾斜部(682) となっている。そして上記固定案内
板(68)(68)と回動板(66)(66)は、図1に於いて紙面に対
して前後方向に間隔を置いて配設されており、図4に示
すように上記回動板(66)(66)や固定案内板(68)(68)の間
隔(L4)は被包装物(21)の長さ(L3)にほぼ等しく設定され
ている。 [その他の構成について]上記端部折曲装置(8) が配設
された第4ステーション(ST4) の隣りの第5ステーショ
ン(ST5) には、図1の紙面に対して前後方向に間隔を置
いて対向する進退板(76)(76)が設けられており、図5に
示すように、これら進退板(76)(76)の先端屈曲板(761)
(761) はキャッチャ(41)の挟持爪(43)(43)の先端近傍を
移動する態様で相互に接離するように移動するようにな
っている。
【0026】又、第6ステーション(ST6) には、包装紙
(22)を折畳状態に安定させる加熱板(20)が設けられ、第
7ステーション(ST7) には、包装済みの製品(79)を下流
側に供給する取り出し路(78)が設けられている。 [包装動作の実際について]次に、上記包装装置の動作
を説明する。
【0027】直方体状(立方体状でもよい)の被包装物
(21)は、回転する円板(52)の外周に形成された収容孔(5
3)に収容された状態で第1ステーション(ST1) のキャッ
チャ(41)の下方まで移送されて停止する。又、該停止し
た被包装物(21)の上方には、包装紙(22)が包装紙供給爪
(58)で供給され、これにより、被包装物(21)と包装紙(2
2)が図6の第1状態(A) に示すように上下に対向した状
態になる。
【0028】次に、上記包装紙(22)の上方に待機してい
る押え棒(63)と、底板(54)の透孔(540) の下方に待機し
ている押し上げ棒(62)が接近して上記包装紙(22)と被包
装物(21)を上下から一体的に挟持し、この挟持状態で被
包装物(21)と包装紙(22)を上昇移動させる。すると、被
包装物(21)は、図2で示す横折り曲げガイド(57)(57)及
び前後折り曲げガイド(56)(56)で囲まれた案内通路(50)
内を押し上げ棒(62)と押え棒(63)で挟持された状態で上
昇し(図1の想像線の状態)、第1,第2折り曲げ代(8
0a)(80b) が横折り曲げガイド(57)(57)の内面で折り曲
げられると共に第3,第4折り曲げ代(81a) (81b) が前
後折り曲げガイド(56)(56)で折り曲げられて図6の第2
状態(B) になる。
【0029】そして上記第2状態(B) にある被包装物(2
1)と包装紙(22)がキャッチャ(41)部分まで上昇せしめら
れると、これが第1,第2折り曲げ代(80a) (80b) 側か
らキャッチャ(41)の挟持爪(43)(43)で挟持される。上記
第2状態(B) に於いては、第3,第4折り曲げ代(81a)
(81b) の両端のコーナ部(a) は図6の第2状態(B) に示
すように円弧状になっており、直角に屈曲していない。
包装紙(22)の材質は所定の弾性を有するのが一般的であ
り、その弾性復帰力と既述従来例の説明で記載した理由
から上記円弧状になるのである。
【0030】次に、上記押し上げ棒(62)と押え棒(63)が
離反すると同時に進退板(59)が進出してして第1折り曲
げ代(80a) の下端に続く第5折り曲げ代(82a) が被包装
物(21)の下面側に折り曲げられる。従って、この状態で
は被包装物(21)等の下には進退板(59)が位置しているか
ら、被包装物(21)等に対する挟持爪(43)(43)の挟圧力が
小さくても、該被包装物(21)が下方に落下することはな
い。従って、被包装物(21)が柔らかい菓子片等であって
も、これが形崩れする心配が少ない。
【0031】次に、タレット(40)が一ピッチ分だけ回転
し、第1ステーション(ST1) にあった被包装物(21)と包
装紙(22)は第2ステーション(ST2) に移送される。する
と、この移送時には、固定案内枠(61)の内周面に沿って
被包装物(21)等が移動し、これにより、第2折り曲げ代
(80b) の下端に続く第6折り曲げ代(82b) が折り曲げら
れて図6の第3状態(C) になる。そして、この状態で更
にタレット(40)が1ピッチ分だけ回転し、これにより、
被包装物(21)等が第3状態(C) のままで第3ステーショ
ン(ST3) に移送される。この第3状態(C) では、、同図
に示すように、三角状の第7折り曲げ代(83a) 〜第10
折り曲げ代(83d) とこれらの間に位置する第11,第1
2折り曲げ代(84a) (84b) は未だ折り曲げられていな
い。そして、この状態にある被包装物(21)と包装紙(22)
の集合物はキャッチャ(41)の挟持爪(43)(43)と固定案内
枠(61)で包囲された状態で第3ステーション(ST3) に停
止している。従って、この実施の形態では、第3ステー
ション(ST3) に於いて被包装物(21)等を挟持するキャッ
チャ(41)の挟持爪(43)(43)と固定案内枠(61)が請求項2
の発明の保持手段に対応している。
【0032】又、第3状態(C) の平面図たる図8におい
て第3,第4折り曲げ代(81a) (81b) に対応する被包装
物(21)の長手方向の端面(212) (212) とこれに隣接する
側面(211) (211) が請求項1,請求項2の発明の第1,
第2平面に対応する。第3ステーション(ST3) において
は、図3に示すように、三角形状の第7,第8折り曲げ
代(83a) (83b) の間に位置する第11折り曲げ代(84a)
の外面が一方のプレート(71)に対向すると共に、上記第
11折り曲げ代(84a) の内面(第7,第8折り曲げ代(8
3a) (83b) 側の面)は一方のプレス棒(72)に対向する。
又、上記第11折り曲げ代(84a) と反対側の第12折り
曲げ代(84b) も上記と同様にプレート(71)やプレス棒(7
2)に対向した状態になる。
【0033】次に、図3の状態から、プレス棒(72)(72)
がプレート(71)(71)側に進出せしめられ、これにより、
プレス棒(72)に於ける被包装物(21)側のコーナ部(b)
が、図7,図8に示すように第3折り曲げ代(81a) の両
横基端部から第7,第8折り曲げ代(83a) (83b) に繋が
るコーナ部(a) の一部に押し付けられた状態で進出移動
し(被包装物(21)の長手方向の端面(212) (212) とこれ
に隣接する側面(211) (211) が交わる稜線に沿って移動
する)、これにより、第3,第7,第8折り曲げ代(81
a) (83a) (83b) の基端部たる上記コーナ部(a) 全域が
直角になって該コーナ部(a) に折り曲げ癖が付与され、
図6の第4状態(D) になる。即ち、第7,第8折り曲げ
代(83a) (83b) と第3折り曲げ代(81a) の境界のコーナ
部(a) が直角に屈曲した状態に曲げ癖が付与される。
又、上記第7,第8折り曲げ代(83a) (83b) と反対側に
突出する第9,第10折り曲げ代(83c) (83d) の基端部
のコーナ部(a) も同様に直角に屈曲した状態に癖付けさ
れる。従って、後述する第4ステーション(ST4) で、第
7,第8折り曲げ代(83a) (83b) を相互に接近する方向
に屈曲させるときには、上記折り曲げの為の癖付けがさ
れたコーナ部(a) が曲がり易くなり、これにより、該コ
ーナ部(a) 部分を基準にして第7,第8折り曲げ代(83
a) (83b) が折り曲がり易くなり、被包装物(21)に於い
て上記コーナ部(a) に対応する部分が一部欠けているよ
うな場合でも、上記第7,第8折り曲げ代(83a) (83b)
がコーナ部(a) に沿って直線的に曲がり易くなる。又、
上記第7,第8折り曲げ代(83a) (83b) と反対側に突出
する第9,第10折り曲げ代(83c) (83d) についても同
様である。
【0034】包装紙(22)が第4状態(D) に折り畳まれる
と、更にタレット(40)が1ピッチ分だけ回転し、第4状
態(D) に折り畳まれた包装紙(22)が第4ステーション(S
T4)に到達する。すると、図1,図4に現れる回動板(6
6)(66)が支軸(660) を中心に回動し、その屈曲先端(66
1) (661) がタレット(40)の回転方向に移動し、これに
より、第8,第10折り曲げ代(83b) (83d) を第3,第
4折り曲げ代(81a) (81b) 側に折り曲げる。すると、こ
の折り曲げ時には、既述したように、第4状態(D) にあ
る包装紙(22)の第8折り曲げ代(83b) と第3折り曲げ代
(81a) の境界のコーナ部(a) が既述プレス棒(72)(72)で
折り曲げ癖が付与されており、これによって該コーナ部
(a) が曲がり易くなっているから、第8折り曲げ代(83
b) や第10折り曲げ代(83d) が鋭角に折り曲げられて
該折曲部が奇麗に仕上げられる。
【0035】次に、タレット(40)が回転すると、第7折
り曲げ代(83a) と第9折り曲げ代(83c) が固定案内板(6
8)(68)の細幅部(680) で内側に折り曲げられ、これによ
り、図6の第5状態(E) になる。更にタレット(40)が回
転すると、第5状態(E) に示される第13,第14折り
曲げ代(85a) (85b) が、図4に現れる固定案内板(68)の
傾斜部(682) に案内されて屈曲起立し、これにより、第
13,第14折り曲げ代(85a) (85b) の屈曲方向が変化
した第6状態(F) になる。
【0036】更にタレット(40)が回転して、被包装物(2
1)等が第5ステーション(ST5) に到達すると、第13折
り曲げ代(85a) と第14折り曲げ代(85b) が、図5に現
れる進退板(76)(76)の先端屈曲板(761) (761) で相互に
接近する方向に折り曲げられて図6の第7状態(G) にな
る。次に、タレット(40)が1ピッチ回転して第6ステー
ション(ST6) に到達すると、上記折り曲げられた第1
3,第14折り曲げ代(85a) (85b) が加熱板(20)で押え
付けられ、これにより、折り畳まれた包装紙(22)の形状
を該折り畳み状態に安定させる。以後、タレット(40)が
更に回転して包装紙(22)で包装された被包装物(21)が第
7ステーション(ST7) に到達すると、キャッチャ(41)の
挟持爪(43)(43)が開放して包装済みの製品(79)が取り出
し路(78)に適宜取り出される。
【0037】この実施の形態では、被包装物(21)と包装
紙(22)を保持手段たるキャッチャ(43)等で一体的に保持
した後、癖付け片たるプレス棒(72)を作動させ、更に、
その後、折り曲げ手段たる回動板(66)(66)や固定案内板
(68)で包装紙を折り曲げる制御を行う図示しない制御装
置が、請求項2の発明の制御手段に対応している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る包装装置のタレット
(40)近傍の正面図
【図2】図1に現れる案内通路(50)近傍の拡大斜視図
【図3】図1に現れるプレス装置(7) 部分の斜視図
【図4】図1に現れる端部折曲装置(8) 部分の斜視図
【図5】図1に現れる(76),(76)配設部の斜視図
【図6】本発明の実施の形態に係る包装装置で被包装物
(21)を包装する順序を示す説明図
【図7】本発明の実施の形態に係る包装装置で包装紙(2
2)の折曲部を癖付けする作業の説明図
【図8】被包装物(21)が包装紙(22)で第3状態(C) まで
包装された状態を示す平面図
【図9】従来の包装装置で被包装物(21)を包装する順序
を示す説明図
【図10】従来の包装装置のタレット(12)近傍の説明図
【図11】図10に現れる前後折り曲げガイド(16a) (1
6b) 及び横折り曲げガイド(17a)横折り曲げガイド(17b)
の配設部の要部の斜視図
【図12】従来の包装装置による包装紙(22)の折り曲げ
作業の説明図
【符号の説明】
(11)・・・キャッチャ (21)・・・被包装物 (22)・・・包装紙 (72)・・・プレス棒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物の表面を構成する第1平面に包
    装紙の一部を重ね、前記第1平面とこれに隣り合う第2
    平面が交わる稜線に沿って前記包装紙の折り曲げ代を折
    り曲げて包装する包装方法であって、 前記折り曲げ代の基端部の一部に癖付け片を押し付けた
    状態で該癖付け片を、前記稜線にほぼ沿うように前記基
    端部の全域に亘って移動させることによって前記基端部
    に折り曲げ癖を付与し、 その後、前記折り曲げ代を前記基端部で折り曲げる包装
    方法。
  2. 【請求項2】 被包装物の表面を構成する第1平面に包
    装紙の一部を重ねる一方、前記第1平面とこれに隣り合
    う第2平面が交わる稜線に沿って前記包装紙の折り曲げ
    代を折り曲げて包装する包装装置であって、 前記第1平面に前記包装紙の一部を重ねた状態で該包装
    紙と前記被包装物を一体的に保持する保持手段と、 前記折り曲げ代の基端部の一部に押圧状態で、且つ前記
    稜線にほぼ沿うように前記基端部の全域に亘って移動す
    る癖付け片と、 前記折り曲げ代を前記基端部で折り曲げる折り曲げ手段
    と、 前記保持手段を作動させた後に前記癖付け片を作動さ
    せ、更にその後に前記折り曲げ手段を作動させる制御手
    段とを具備する包装装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012162315A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Alpma Alpenland Maschinenbau Gmbh 製品を包装する方法

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