JPH1174701A - 誘電体導波管線路の接続構造 - Google Patents

誘電体導波管線路の接続構造

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JPH1174701A
JPH1174701A JP23315297A JP23315297A JPH1174701A JP H1174701 A JPH1174701 A JP H1174701A JP 23315297 A JP23315297 A JP 23315297A JP 23315297 A JP23315297 A JP 23315297A JP H1174701 A JPH1174701 A JP H1174701A
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JP
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conductor layer
dielectric waveguide
dielectric
line
waveguide line
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JP23315297A
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Hiroshi Uchimura
弘志 内村
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Kyocera Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/12Hollow waveguides
    • H01P3/121Hollow waveguides integrated in a substrate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/02Coupling devices of the waveguide type with invariable factor of coupling
    • H01P5/022Transitions between lines of the same kind and shape, but with different dimensions
    • H01P5/024Transitions between lines of the same kind and shape, but with different dimensions between hollow waveguides
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0237High frequency adaptations
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
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  • Waveguides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の誘電体導波管線路の接続構造では、導
波管線路同士の当接部から高周波信号の電磁波が漏れて
しまい、低損失な接続が困難であった。 【解決手段】 第1の誘電体導波管線路10Aと第2の誘
電体導波管線路10Bとの接続部において、誘電体基板11
A・11Bの端面に露出した導波管領域15A・15B同士が
対向するように互いに当接させるとともに、第1の誘電
体導波管線路10Aの上面導体層12Aを第2の誘電体導波
管線路12Bの上面導体層12B上に延長し、かつ第2の誘
電体導波管線路10Bの下面導体層13Bを第1の誘電体導
波管線路10Aの下面導体層13A下に延長してそれぞれ電
気的に接続した。電磁波の漏れがない低損失な接続が容
易に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波帯およ
びミリ波帯等の高周波信号を伝送するための誘電体導波
管線路同士の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】マイクロ波帯やミリ波帯等の高周波信号を
扱う高周波回路の分野では、その回路に用いられる高周
波用の各素子が小さく、単一の回路基板内で回路システ
ムが構成される場合もあるが、多くの場合は回路が機能
毎にブロック化され、その間が高周波用の伝送線路で接
続される。従来より、これらの高周波信号を伝送するた
めの伝送線路としては導波管・同軸線路・マイクロスト
リップ線路・コプレーナ線路・誘電体導波管線路等が知
られているが、それらの伝送線路の接続方法は様々であ
る。
【0003】例えば、導波管の場合は端部に接続用のフ
ランジを形成し、それを合わせてネジ止めすることによ
り接続される。また同軸線路の場合は同軸構造の専用の
コネクタを用いて接続される。このように導波管や同軸
線路の場合には容易に接続できるが、これらは高周波回
路を構成する基板上または基板内に形成して回路を小型
化することができない。
【0004】一方、高周波回路基板あるいは高周波用半
導体素子収納用パッケージ等に用いられる配線基板内に
形成されることの多いマイクロストリップ線路あるいは
コプレーナ線路は、金線等のボンディングワイヤあるい
は金リボン等のボンディングリボンを用いて信号線路お
よびグランド導体層をそれぞれ接続することによって接
続され、回路の小型化にも有利である。
【0005】また、同様に回路の小型化に有利な誘電体
導波管線路の場合は、ほぼ同サイズの誘電体導波管線路
同士の端面を当接し、誘電体基板の上下に形成されたグ
ランド導体層を半田等で電気的に接続することにより接
続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的に高周波の領域
では線路における信号強度の減衰が大きいので、伝送線
路には低損失であることが要求される。従って、線路の
接続部における損失も小さいことが望ましい。
【0007】導波管や同軸線路の場合は低損失で容易に
線路の接続ができるが、上述したように高周波半導体素
子収納用パッケージや高周波回路基板等の高周波回路を
構成する配線基板に用いるには大き過ぎるという問題点
があった。
【0008】一方、マイクロストリップ線路やコプレー
ナ線路の場合は、上述したように線路の接続が金線や金
リボン等で行なわれることから、その接続部での特性イ
ンピーダンスが不連続となって高周波信号の反射が発生
して高周波特性が劣化するため、低損失での線路の接続
が困難であるという問題点があった。
【0009】さらに、マイクロストリップ線路やコプレ
ーナ線路により高周波用半導体素子収納用パッケージ内
の回路からパッケージ外部に線路を引き出す場合、パッ
ケージ内部を気密封止するための壁をこれらの線路が貫
通する必要がある。この場合、壁がある部分で線路の周
りの誘電率が変わるので、特性インピーダンスが変化
し、高周波信号の反射により伝送特性が劣化するという
問題があった。
【0010】また、従来の誘電体導波管線路の接続によ
れば、誘電体導波管線路同士の当接部のグランド導体層
間で隙間が生じやすく、線路を伝播する高周波信号のモ
ードによってはその隙間から高周波信号の電磁波が漏れ
てしまい、低損失な線路の接続が困難であるという問題
点があった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みて案出されたもの
であり、その目的は、高周波用の回路基板や半導体素子
収納用パッケージ等に適用可能な配線基板における高周
波信号の伝送に用いられ、基板の小型化に有利な誘電体
導波管線路同士を接続する構造について、接続部におけ
る伝送損失が小さく、しかも容易に接続が可能な誘電体
導波管線路の接続構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
点に関して検討を重ねた結果、特開平6−53711 号に開
示されているような、誘電体導波管線路同士を接続する
構造について、各誘電体導波管線路の端面の導波管領域
が互いに一致するようにして当接して固定し、かつ誘電
体基板の上下に形成されたグランド導体層をその当接位
置からずらせて電気的に接続し、あるいは当接位置にお
いて導波管領域を覆うような補助的な導体板を貼付して
グランド導体層同士を電気的に接続することにより、上
記問題が解決できることを見いだした。
【0013】本発明の誘電体導波管線路の接続構造は、
上面導体層と下面導体層とに挟持された誘電体基板中に
前記上面導体層と前記下面導体層間を電気的に接続する
2列の貫通導体が形成され、前記上面導体層と前記下面
導体層と前記貫通導体とに囲まれた導波管領域によって
高周波信号を伝送する第1の誘電体導波管線路と第2の
誘電体導波管線路とを、前記誘電体基板の端面に露出し
た前記導波管領域同士が対向するように互いに当接させ
るとともに、前記第1の誘電体導波管線路の上面導体層
を前記第2の誘電体導波管線路の上面導体層上に延長し
て上面導体層同士を電気的に接続し、かつ前記第2の誘
電体導波管線路の下面導体層を前記第1の誘電体導波管
線路の下面導体層下に延長して下面導体層同士を電気的
に接続することにより、接続したことを特徴とするもの
である。
【0014】また、本発明の誘電体導波管線路の接続構
造は、上面導体層と下面導体層とに挟持された誘電体基
板中に前記上面導体層と前記下面導体層間を電気的に接
続する2列の貫通導体が形成され、前記上面導体層と前
記下面導体層と前記貫通導体とに囲まれた導波管領域に
よって高周波信号を伝送する第1の誘電体導波管線路と
第2の誘電体導波管線路とを、前記誘電体基板の端面に
露出した前記導波管領域同士が対向するように互いに当
接させるとともに、前記第1の誘電体導波管線路の上面
導体層を前記第2の誘電体導波管線路の上面導体層上に
延長して上面導体層同士を電気的に接続し、かつ前記第
1の誘電体導波管線路の下面導体層を前記第2の誘電体
導波管線路の下面導体層下に延長して下面導体層同士を
電気的に接続することにより、接続したことを特徴とす
るものである。
【0015】さらにまた、本発明の誘電体導波管線路の
接続構造は、上面導体層と下面導体層とに挟持された誘
電体基板中に前記上面導体層と前記下面導体層間を電気
的に接続する2列の貫通導体が形成され、前記上面導体
層と前記下面導体層と前記貫通導体とに囲まれた導波管
領域によって高周波信号を伝送する2つの誘電体導波管
線路を、前記誘電体基板の端面に露出した前記導波管領
域同士が対向するように互いに当接させるとともに、各
々の誘電体導波管線路の上面導体層同士および下面導体
層同士を前記2列の貫通導体の間隔以上の幅を有する導
体板で電気的に接続することにより、接続したことを特
徴とするものである。
【0016】本発明の誘電体導波管線路の接続構造によ
れば、2つの誘電体導波管線路の接続部において、誘電
体基板の端面に露出した導波管領域同士が対向するよう
に一致させて互いに当接させるとともに、誘電体基板同
士の端面の当接部を越えて一方の誘電体導波管線路の上
面導体層を他方の誘電体導波管線路の上面導体層上に、
および一方の誘電体導波管線路の下面導体層を他方の誘
電体導波管線路の下面導体層下にそれぞれ延長して電気
的に接続したことから、あるいは上面導体層同士および
下面導体層同士を2列の貫通導体の間隔以上の幅すなわ
ち導波管領域の幅以上の幅を有する導体板でもって誘電
体基板同士の端面の当接部を跨いで電気的に接続したこ
とから、誘電体基板同士の当接部の上部および下部に上
面導体層および下面導体層の隙間がなくなり、それによ
り導波管領域同士の当接部から外部への高周波信号の電
磁波の漏れがなくなるので、誘電体導波管線路同士の低
損失な接続が可能となり、しかも容易に接続することが
できる誘電体導波管線路の接続構造となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の誘電体導波路の接
続構造を図面を参照しながら説明する。まず、図7は本
発明の接続構造が適用される誘電体導波管線路の一例を
示す斜視図であり、同図の誘電体導波管線路1によれ
ば、所定の厚みaの誘電体基板2の上面および下面にそ
れぞれ誘電体基板2の少なくとも線路形成位置を狭持す
るように上面導体層3および下面導体層4が形成されて
いる。
【0018】また、誘電体基板2中の上面導体層3と下
面導体層4との間には、上面導体層3および下面導体層
4を電気的に接続する2列の貫通導体として、ビアホー
ル導体が多数設けられて2列のビアホール導体群5を構
成しており、これにより、上面導体層3と下面導体層4
と2列のビアホール導体群5とに囲まれた領域で導波管
領域6を有する誘電体導波管線路1を構成している。
【0019】ビアホール導体群5は所定の間隔bで2列
に信号伝送方向すなわち信号線路形成方向に所定の繰り
返し間隔cで形成されている。所定の間隔bはこの導波
管領域で伝送する高周波信号に応じて、信号の遮断波長
の1/2より大きく設定する。また、間隔aに対する制
限は特にはないが、b/2程度とすることにより、上面
導体層3および下面導体層4をH面とするシングルモー
ドで用いることができる。一方、所定の繰り返し間隔c
は、導波管領域6により伝送される高周波信号の波長の
1/2未満の間隔に設定されることで電気的な壁を形成
している。
【0020】このようにビアホール導体群5のピッチc
が信号波長λcの2分の1未満とされていると、電気的
な側壁により高周波信号の電磁波は伝送線路に対して垂
直方向に伝播することができず、反射しながら伝送線路
方向に伝播される。その結果、上面導体層3と下面導体
層4および2列のビアホール導体群5によって囲まれる
断面積がa×bの領域の導波管線路領域6により、誘電
体導波管と非常に良く類似した伝送特性が得られる。
【0021】なお、ビアホール導体群5を4列あるいは
6列に配設してビアホール導体群5による疑似的な導体
壁を2重・3重に形成することにより、導体壁からの電
磁波の漏れをより効果的に防止することもでき、また、
2列のビアホール導体群5の各列を形成するビアホール
同士を電気的に接続する補助導体層を所望により適宜形
成してもよい。
【0022】さらに、上面導体層3および下面導体層4
を電気的に接続する2列の貫通導体は必ずしもビアホー
ル導体5により形成する必要はなく、例えば上面導体層
3と下面導体層4とを電気的に接続する2列(2枚)の
貫通導体層により構成してもよい。
【0023】このような導波管線路領域6によれば、誘
電体導波管となるので、誘電体基板2の比誘電率をεと
すると導波管サイズは通常の導波管の1/ε1/2 の大き
さになる。従って、誘電体基板2を比誘電率の大きい材
料によって構成するほど導波管サイズは小さくすること
ができ、高密度に配線が形成される多層配線基板または
半導体素子収納用パッケージの伝送線路として利用可能
な大きさとなる。
【0024】次に、本発明の誘電体導波管線路の接続構
造の実施の形態の一例を、このような誘電体導波管線路
に本発明の接続構造を適用した例により図1に示す。こ
の図1は2つの誘電体導波管線路を接続した本発明の実
施の形態の一例を示す分解斜視図である。
【0025】図1において、10Aは第1の誘電体導波管
線路、10Bは第2の誘電体導波管線路であり、11A・11
Bは誘電体基板、12A・12Bは上面導体層、13A・13B
は下面導体層であり、誘電体基板は11A・11Bは上面導
体層12A・12Bと下面導体層13A・13Bとに挟持されて
いる。14A・14Bは2列のビアホール導体群であり、上
面導体層12A・12Bと下面導体層13A・13B間を電気的
に接続する2列の貫通導体として多数のビアホール導体
により構成されている。これにより、上面導体層12A・
12Bと下面導体層13A・13Bと2列のビアホール導体群
14A・14Bとに囲まれた領域で導波管領域15A・15Bを
構成している。
【0026】ここで、第1の誘電体導波管線路10Aおよ
び第2の誘電体導波管線路10Bにおいて、図7に示した
誘電体導波管線路1と同様に、誘電体基板11A・11Bは
所定厚みaを有し、2列のビアホール導体群14A・14B
は所定の間隔bで2列に導波管領域15A・15B形成方向
に所定の繰り返し間隔cで形成されている。
【0027】図1に示した本発明の誘電体導波管線路の
接続構造によれば、第1の誘電体導波管線路10Aと第2
の誘電体導波管線路10Bとを、それぞれの誘電体基板11
A・11Bの端面に露出した導波管領域15A・15B同士が
対向するように互いに当接させるとともに、第1の誘電
体導波管線路10Aの上面導体層12Aを第2の誘電体導波
管線路10Bの上面導体層12B上に延長して上面導体層12
A・12B同士を電気的に接続し、かつ第2の誘電体導波
管線路10Bの下面導体層13Bを第1の誘電体導波管線路
10Aの下面導体層13A下に延長して下面導体層13A・13
B同士を電気的に接続することにより、誘電体基板11A
・11Bの端面の当接位置に導体層の隙間を開けることな
く接続したことを特徴とする。
【0028】このように誘電体導波管線路10A・10B同
士の接続部の構造を階段状にし、誘電体基板11A・11B
の端面に露出した導波管領域15A・15Bの断面が一致す
るように合わせた後、誘電体基板11A・11Bの端面とず
らせた位置で上面導体層12A・12B同士および下面導体
層13A・13B同士を半田等で接続する。これにより第1
の誘電体導波管線路10Aと第2の誘電体導波管線路10B
とが容易に電気的および機械的に接続され、上下面の導
体層をH面としたTE10モードで用いた場合に誘電体基
板11A・11B同士を当接させた端面からの電磁波の漏れ
がない接続構造となる。
【0029】次に、本発明の誘電体導波管線路の接続構
造の実施の形態の他の例を図1と同様の分解斜視図で図
2に示す。
【0030】図2において、20Aは第1の誘電体導波管
線路、20Bは第2の誘電体導波管線路であり、21A・21
Bは誘電体基板、22A・22Bは上面導体層、23A・23B
は下面導体層であり、誘電体基板は21A・21Bは上面導
体層22A・22Bと下面導体層23A・23Bとに挟持されて
いる。24A・24Bは2列のビアホール導体群であり、上
面導体層22A・22Bと下面導体層23A・23B間を電気的
に接続する2列の貫通導体として多数のビアホール導体
により構成されている。これにより、上面導体層22A・
22Bと下面導体層23A・23Bと2列のビアホール導体群
24A・24Bとに囲まれた領域で導波管領域25A・25Bを
構成している。
【0031】ここで、第1の誘電体導波管線路20Aおよ
び第2の誘電体導波管線路20Bにおいても、図7に示し
た誘電体導波管線路1と同様に、誘電体基板21Aは所定
厚みaを有し、誘電体基板21Bはその所定厚みaよりも
上面導体層22Bおよび下面導体層23Bの厚みだけ薄い厚
みを有しており、2列のビアホール導体群24A・24Bは
所定の間隔bで2列に導波管領域25A・25B形成方向に
所定の繰り返し間隔cで形成されている。
【0032】図2に示した本発明の誘電体導波管線路の
接続構造によれば、第1の誘電体導波管線路20Aと第2
の誘電体導波管線路20Bとを、それぞれの誘電体基板21
A・21Bの端面に露出した導波管領域25A・25B同士が
対向するように互いに当接させるとともに、第1の誘電
体導波管線路20Aの上面導体層22Aを第2の誘電体導波
管線路20Bの上面導体層22B上に延長して上面導体層22
A・22B同士を電気的に接続し、かつ第1の誘電体導波
管線路20Aの下面導体層23Aを第2の誘電体導波管線路
20Bの下面導体層23B下に延長して下面導体層23A・23
B同士を電気的に接続することにより、誘電体基板21A
・21Bの端面の当接位置に導体層の隙間を開けることな
く接続したことを特徴とする。
【0033】このように誘電体導波管線路20A・20B同
士の接続部の構造を第1の誘電体導波管線路20Aの上面
導体層22Aと下面導体層23Aとにより接続部の第2の誘
電体導波管線路20Bの誘電体基板21Bを挟持するように
し、誘電体基板21A・21Bの端面に露出した導波管領域
25A・25Bの断面が一致するように合わせた後、誘電体
基板21A・21Bの端面とずらせた位置で上面導体層22A
・22B同士および下面導体層23A・23B同士を半田等で
接続する。これにより第1の誘電体導波管線路20Aと第
2の誘電体導波管線路20Bとが容易に電気的および機械
的に接続され、上下面の導体層をH面としたTE10モー
ドで用いた場合に誘電体基板21A・21B同士を当接させ
た端面からの電磁波の漏れがない接続構造となる。
【0034】次に、本発明の誘電体導波管線路の接続構
造の実施の形態の他の例を図1・図2と同様の分解斜視
図で図3に示す。
【0035】図3において、30Aは第1の誘電体導波管
線路、30Bは第2の誘電体導波管線路であり、31A・31
Bは誘電体基板、32A・32Bは上面導体層、33A・33B
は下面導体層であり、誘電体基板は31A・31Bは上面導
体層32A・32Bと下面導体層33A・33Bとに挟持されて
いる。34A・34Bは2列のビアホール導体群であり、上
面導体層32A・32Bと下面導体層33A・33B間を電気的
に接続する2列の貫通導体として多数のビアホール導体
により構成されている。これにより、上面導体層32A・
32Bと下面導体層33A・33Bと2列のビアホール導体群
34A・34Bとに囲まれた領域で導波管領域35A・35Bを
構成している。
【0036】ここで、第1の誘電体導波管線路30Aおよ
び第2の誘電体導波管線路30Bにおいても、図7に示し
た誘電体導波管線路1と同様に、誘電体基板31A・31B
は所定厚みaを有し、2列のビアホール導体群34A・34
Bは所定の間隔bで2列に導波管領域35A・35B形成方
向に所定の繰り返し間隔cで形成されている。
【0037】図3に示した本発明の誘電体導波管線路の
接続構造によれば、第1の誘電体導波管線路30Aと第2
の誘電体導波管線路30Bとを、それぞれの誘電体基板31
A・31Bの端面に露出した導波管領域35A・35B同士が
対向するように互いに当接させるとともに、各々の誘電
体導波管線路30A・30Bの上面導体層32A・32B同士お
よび下面導体層33A・33B同士を2列の貫通導体の間隔
以上の幅を有する導体板36で電気的に接続することによ
り、接続したことを特徴とする。
【0038】なお、図3では導体板36を上面導体層32A
・32Bおよび下面導体層33A・33Bに接続する前の状態
で示しており、それぞれの誘電体基板31A・31Bの端面
に露出した導波管領域35A・35B同士が対向するように
互いに当接させた後、図3中の上面導体層32A・32Bに
それぞれ二点鎖線および一点鎖線で示した部位ならびに
下面導体層33A・33Bにそれぞれ二点鎖線および一点鎖
線で示した部位に対して、導体板36を半田等の溶融金属
や銀ペースト等の導電性ペーストを用いて貼付したりネ
ジ等を用いて取着することにより上面導体層32A・32B
および下面導体層33A・33Bにそれぞれ電気的に接合
し、上面導体層32A・32B同士および下面導体層33A・
33B同士を電気的に接続して誘電体導波管線路30A・30
B同士を接続する。
【0039】このように誘電体導波管線路30A・30B同
士の接続部の構造を、誘電体基板31A・31Bの端面に露
出した導波管領域35A・35Bの断面が一致するように合
わせた後、誘電体基板31A・31Bの端面に位置する上面
導体層32A・32B同士および下面導体層33A・33B同士
の導体の隙間を導体板36で導波管領域35A・35Bを覆う
ように電気的に接続する。これにより第1の誘電体導波
管線路30Aと第2の誘電体導波管線路30Bとが容易に電
気的および物理的に接続されるとともに上面導体層32A
・32B同士および下面導体層33A・33B同士の導体の隙
間を導体板36で遮蔽することができ、上下面の導体層を
H面としたTE10モードで用いた場合に誘電体基板31A
・31B同士を当接させた端面からの電磁波の漏れがない
接続構造となる。
【0040】なお、この導体板36には、後述するように
金属板等の他にも、誘電体基板31A・31B同士の当接部
の上面導体層32A・32B同士および下面導体層33A・33
B同士の上に印刷塗布した銀ペースト等の導電性ペース
トを用いることもできる。
【0041】なお、以上の本発明の誘電体導波管線路の
接続構造の例における誘電体基板同士の当接面は、いず
れも導波管領域に対して垂直な面となっているが、これ
は導波管領域同士が一致するように隙間無く当接されて
接合されれば斜めの面であってもよく、また、導波管領
域同士の位置合わせがしやすいように、互いにはまり合
うよう一方が凸で他方が凹であるような形状をしていて
もよい。
【0042】本発明における誘電体導波管線路の誘電体
基板としては、誘電体として機能し高周波信号の伝送を
妨げることのない特性を有するものであればとりわけ限
定するものではないが、伝送線路を形成する際の精度お
よび製造の容易性の点からは、誘電体基板はセラミック
スからなることが望ましい。
【0043】このようなセラミックスとしてはこれまで
様々な比誘電率を持つセラミックスが知られているが、
上記のような導波管線路によって高周波信号を伝送する
ためには常誘電体であることが望ましい。これは、一般
に強誘電体セラミックスは高周波領域では誘電損失が大
きく伝送損失が大きくなるためである。従って、誘電体
基板1の比誘電率εr は4〜100 程度が適当である。
【0044】また、一般に多層配線基板や半導体素子収
納用パッケージに形成される配線層の線幅は最大でも1
mmであることから、比誘電率が100 の材料を用い、上
部がH面すなわち磁界が上側の面に平行に巻く電磁界分
布になるように用いた場合、用いることのできる最小の
周波数は15GHzと算出され、マイクロ波帯の領域でも
利用可能となる。一方、一般的に誘電体基板として用い
られる樹脂からなる誘電体は、比誘電率εr が2程度で
あるため、線幅が1mmの場合、約100 GHz以上でな
いと利用することができないものとなる。
【0045】また、このような常誘電体セラミックスの
中にはアルミナやシリカ等のように誘電正接が非常に小
さなものが多いが、全ての常誘電体セラミックスが利用
可能であるわけではない。誘電体導波管線路の場合は導
体による損失はほとんどなく、信号伝送時の損失のほと
んどは誘電体による損失であり、誘電体による損失α
(dB/m)は下記のように表わされる。 α=27.3×tanδ/λ/{1−(λ/λc )2 1/2 式中、tanδ:誘電体の誘電正接 λ :誘電体中の波長 λc :遮断波長 規格化された矩形導波管(WRJシリーズ)形状に準ず
ると、上式中の{1−(λ/λc )2 1/2 は0.75程度
である。
【0046】従って、実用に供し得る伝送損失である−
100 (dB/m)以下にするには、下記の関係が成立す
るように誘電体を選択することが必要である。
【0047】f×εr 1/2 ×tanδ≦0.8 式中、fは使用する周波数(GHz)である。
【0048】このような誘電体基板としては、例えばア
ルミナセラミックスやガラスセラミックス・窒化アルミ
ニウムセラミックス等があり、例えばセラミックス原料
粉末に適当な有機溶剤・溶媒を添加混合して泥漿状にな
すとともにこれを従来周知のドクターブレード法やカレ
ンダーロール法等を採用してシート状となすことによっ
て複数枚のセラミックグリーンシートを得、しかる後、
これらセラミックグリーンシートの各々に適当な打ち抜
き加工を施すとともにこれらを積層し、アルミナセラミ
ックスの場合は1500〜1700℃、ガラスセラミックスの場
合は850 〜1000℃、窒化アルミニウムセラミックスの場
合は1600〜1900℃の温度で焼成することによって製作さ
れる。
【0049】また、上面導体層および下面導体層として
は、例えば誘電体基板がアルミナセラミックスから成る
場合、タングステン等の金属粉末に適当なアルミナ・シ
リカ・マグネシア等の酸化物や有機溶剤・溶媒等を添加
混合してペースト状にしたものを厚膜印刷法により少な
くとも伝送線路を完全に覆うようにセラミックグリーン
シート上に印刷し、しかる後、約1600℃の高温で焼成
し、厚み10〜15μm程度となるようにして形成する。ま
た、金属粉末としては、ガラスセラミックスの場合は銅
・金・銀が、窒化アルミニウムセラミックスの場合はタ
ングステン・モリブデンが好適である。
【0050】なお、誘電体導波管線路の接続部において
上面導体層および下面導体層を延長するには、そのさら
に上または下に誘電体層を形成すればよい。
【0051】また、2列の貫通導体としては、上記のよ
うに例えばビアホール導体群やスルーホール導体群等に
より形成すればよいが、その断面形状は、製作が容易な
円形の他、矩形や菱形等の多角形であってもよい。これ
ら貫通導体は、例えばセラミックグリーンシートに打ち
抜き加工を施して作製した貫通孔に上面導体層および下
面導体層と同様の金属ペーストを埋め込み、しかる後、
誘電体基板と同時に焼成し形成すればよい。なお、貫通
導体をビアホール導体群やスルーホール導体群により構
成する場合、各貫通導体は直径50〜300 μmが適当であ
る。
【0052】また、導体板36は、接続部の導体層の隙間
から電磁波が漏れるのを防ぐためのものであるため、そ
の隙間を覆えるものであれば、導電性の金属板または金
属ペースト・金属箔等のいずれでもよい。
【0053】次に、本発明の誘電体導波管線路の接続構
造を半導体素子収納用パッケージに適用した例を図4に
断面図で示す。図4は図1に示した接続構造を適用した
例であり、同図において、40は回路基板、41A・41Bは
回路基板40上に実装された2つの半導体素子収納用パッ
ケージである。42A・42Bは各半導体素子収納用パッケ
ージ41A・41Bの内部から基板端面にかけて形成された
誘電体導波管線路であり、それぞれ誘電体基板43A・43
Bが上面導体層44A・44Bと下面導体層45A・45Bとに
より挟持され、誘電体基板43A・43B内部に2列の貫通
導体(図示せず)が形成されて導波管領域を形成してい
る。そして、誘電体導波管線路42A・42Bの一方の端部
には半導体素子収納用パッケージ41A・41Bのキャビテ
ィ内部に実装された高周波用半導体素子46A・46Bが導
波管領域と接続するためのビアホールとボンディングワ
イヤとを介して電気的に接続され、他方の端部は半導体
素子収納用パッケージ41A・41Bのキャビティ外部にお
いて本発明の接続構造によって接続されている。
【0054】なお、同図においてaは誘電体基板43A・
43B同士の当接位置を、bは誘電体導波管線路42Aの上
面導体層44Aを誘電体導波管線路42Bの誘電体基板43B
上に延長した上面導体層44A・44B同士の接続位置を、
cは誘電体導波管線路42Bの下面導体層45Bを誘電体導
波管線路42Aの誘電体基板43A下に延長した下面導体層
45A・45B同士の接続位置をそれぞれ示している。
【0055】このような誘電体導波管線路の接続構造に
より半導体素子収納用パッケージ同士を接続すること
で、従来のように、高周波伝送線路が半導体素子収納用
パッケージ41A・41Bのキャビティ内部から外部に出る
ときに生じる高周波信号の反射や、キャビティ外部での
誘電体導波管線路同士の接続部における高周波信号の漏
れや反射等が生じなくなり、良好な高周波特性でもって
誘電体導波管線路同士を接続することが可能となる。
【0056】
【実施例】まず、図7に示したような構成の、長さ30m
mの誘電体導波管線路を作製した。この誘電体導波管線
路においては、厚さ0.2 mmのセラミック誘電体シート
を4層積層し、貫通導体としてb=2mm、c=0.26m
mとなるように直径0.1 mmの2列のビアホール導体群
を形成した。また、高周波信号の給電部は0.1 mmのビ
アホールを積層したセラミック誘電体シートの上から3
層まで形成し、ピン給電できるように構成した。誘電体
材料の誘電特性は、比誘電率が5.0 、60GHzにおける
誘電正接が8×10-4のガラスセラミックスを用い、上面
導体層・下面導体層およびビアホール導体群は銅メタラ
イズペーストを印刷塗布した後、900℃の窒素雰囲気中
で焼成して形成した。
【0057】このようにして作製した誘電体導波管線路
について高周波信号の伝送特性を測定した。その測定結
果を図5に線図で示す。
【0058】図5において横軸は周波数f(GHz)
を、縦軸は伝送特性S(dB)を、2つの特性曲線はそ
れぞれS11およびS21を表している。図5は給電ピンの
損失を含めた特性を示すものであるが、S21の特性曲線
から分かるように、40から45GHzにおいて−1dBの
良好な特性が得られている。
【0059】次に、この誘電体導波管線路を2つ用意
し、それらの誘電体基板同士を導波管領域を一致させて
当接して樹脂系接着剤で接続すると同時に、図3に示し
た例の導体板として銀ペーストを誘電体基板の当接部の
上面導体層および下面導体層上に2列のビアホール導体
群の間隔以上の幅の3mmで、導波管領域の方向に長さ
1mmで塗布して、本発明の誘電体導波管線路の接続構
造を作製した。
【0060】この本発明の接続構造を有する誘電体導波
管線路について同様に高周波信号の伝送特性を測定し
た。その測定結果を図6に図5と同様の線図で示す。
【0061】図6においても横軸は周波数f(GHz)
を、縦軸は伝送特性S(dB)を、2つの特性曲線はそ
れぞれS11およびS21を表している。この図6の結果と
図5の結果とを比較することにより、接続構造に起因す
る損失はほとんどなく、本発明の誘電体導波管線路の接
続構造は接続部における伝送損失が小さく、しかも容易
に接続が可能なものであることが分かる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の誘電体導波
管線路の接続構造によれば、2つの誘電体導波管線路の
接続部において、誘電体基板の端面に露出した導波管領
域同士が対向するように一致させて互いに当接させると
ともに、誘電体基板同士の端面の当接部を越えて一方の
誘電体導波管線路の上面導体層を他方の誘電体導波管線
路の上面導体層上に、および一方の誘電体導波管線路の
下面導体層を他方の誘電体導波管線路の下面導体層下に
それぞれ延長して電気的に接続したことから、あるいは
上面導体層同士および下面導体層同士を2列の貫通導体
の間隔以上の幅すなわち導波管領域の幅以上の幅を有す
る導体板でもって誘電体基板同士の端面の当接部を跨い
で電気的に接続したことから、誘電体基板同士の当接部
の上部および下部に上面導体層および下面導体層の隙間
がなくなり、それにより導波管領域同士の当接部から外
部への高周波信号の電磁波の漏れがなくなって、誘電体
導波管線路同士の低損失な接続が可能となり、しかも容
易に接続することができる誘電体導波管線路の接続構造
となった。
【0063】本発明によれば、高周波用の回路基板や半
導体素子収納用パッケージ等に適用可能な配線基板にお
ける高周波信号の伝送に用いられ、基板の小型化に有利
な誘電体導波管線路同士を接続する構造について、接続
部における伝送損失が小さく、しかも容易に接続が可能
な誘電体導波管線路の接続構造を提供することができ
た。
【0064】本発明の誘電体導波管線路の接続構造を半
導体素子収納用パッケージや高周波回路の配線基板に適
用することで、これらにおける誘電体導波管線路の接続
における容易で信頼性の高い低コストの高周波回路接続
構造が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘電体導波管線路の接続構造の実施の
形態の一例を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の誘電体導波管線路の接続構造の実施の
形態の他の例を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の誘電体導波管線路の接続構造の実施の
形態の他の例を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の誘電体導波管線路の接続構造を半導体
素子収納用パッケージに適用した実施の形態の一例を示
す断面図である。
【図5】図7に示した誘電体導波管線路の伝送特性を示
す線図である。
【図6】本発明の誘電体導波管線路の接続構造の伝送特
性を示す線図である。
【図7】本発明の誘電体導波管線路の接続構造が適用さ
れる誘電体導波管線路の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、42A、42B・・・・・・・・・・・・・・・誘電体
導波管線路 10A、20A、30A・・・・・・・・・・・・・・第1の
誘電体導波管線路 10B、20B、30B・・・・・・・・・・・・・・第2の
誘電体導波管線路 2、11A、11B、21A、21B、31A、31B、43A、43B
・・・誘電体基板 3、12A、12B、22A、22B、32A、32B、44A、44B
・・・上面導体層 4、13A、13B、23A、23B、33A、33B、45A、45B
・・・下面導体層 5、14A、14B、24A、24B、34A、34B・・・貫通導
体(ビアホール導体群) 6、15A、15B、25A、25B、35A、35B・・・導波管
領域 36・・・導体板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面導体層と下面導体層とに挟持された
    誘電体基板中に前記上面導体層と前記下面導体層間を電
    気的に接続する2列の貫通導体が形成され、前記上面導
    体層と前記下面導体層と前記貫通導体とに囲まれた導波
    管領域によって高周波信号を伝送する第1の誘電体導波
    管線路と第2の誘電体導波管線路とを、前記誘電体基板
    の端面に露出した前記導波管領域同士が対向するように
    互いに当接させるとともに、前記第1の誘電体導波管線
    路の上面導体層を前記第2の誘電体導波管線路の上面導
    体層上に延長して上面導体層同士を電気的に接続し、か
    つ前記第2の誘電体導波管線路の下面導体層を前記第1
    の誘電体導波管線路の下面導体層下に延長して下面導体
    層同士を電気的に接続することにより、接続したことを
    特徴とする誘電体導波管線路の接続構造。
  2. 【請求項2】 上面導体層と下面導体層とに挟持された
    誘電体基板中に前記上面導体層と前記下面導体層間を電
    気的に接続する2列の貫通導体が形成され、前記上面導
    体層と前記下面導体層と前記貫通導体とに囲まれた導波
    管領域によって高周波信号を伝送する第1の誘電体導波
    管線路と第2の誘電体導波管線路とを、前記誘電体基板
    の端面に露出した前記導波管領域同士が対向するように
    互いに当接させるとともに、前記第1の誘電体導波管線
    路の上面導体層を前記第2の誘電体導波管線路の上面導
    体層上に延長して上面導体層同士を電気的に接続し、か
    つ前記第1の誘電体導波管線路の下面導体層を前記第2
    の誘電体導波管線路の下面導体層下に延長して下面導体
    層同士を電気的に接続することにより、接続したことを
    特徴とする誘電体導波管線路の接続構造。
  3. 【請求項3】 上面導体層と下面導体層とに挟持された
    誘電体基板中に前記上面導体層と前記下面導体層間を電
    気的に接続する2列の貫通導体が形成され、前記上面導
    体層と前記下面導体層と前記貫通導体とに囲まれた導波
    管領域によって高周波信号を伝送する2つの誘電体導波
    管線路を、前記誘電体基板の端面に露出した前記導波管
    領域同士が対向するように互いに当接させるとともに、
    各々の誘電体導波管線路の上面導体層同士および下面導
    体層同士を前記2列の貫通導体の間隔以上の幅を有する
    導体板で電気的に接続することにより、接続したことを
    特徴とする誘電体導波管線路の接続構造。
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