JPH1173784A - 半導体記憶装置及び該装置のデータ読出し方法 - Google Patents

半導体記憶装置及び該装置のデータ読出し方法

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JPH1173784A
JPH1173784A JP23258097A JP23258097A JPH1173784A JP H1173784 A JPH1173784 A JP H1173784A JP 23258097 A JP23258097 A JP 23258097A JP 23258097 A JP23258097 A JP 23258097A JP H1173784 A JPH1173784 A JP H1173784A
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JP23258097A
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Koji Hara
浩司 原
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書込みまたは消去の動作中でもその動作中の
当該アドレスに対する読出し動作を可能にし、書込みま
たは消去の動作の終了を待たずとも書込みまたは消去の
当該アドレスに対する読出しを行い、読出し動作の高速
化を図る。 【解決手段】 書込みまたは消去の動作開始時点に、レ
ジスタ制御回路10を用いて、予め書込みアドレスや消
去ブロック内アドレスのデータとアドレスを読出しレジ
スタ11に貯えて置くことにより、若しも、書込みまた
は消去の動作中に当該動作アドレスに対する読出し動作
が起きたら、その時点で前述の貯えたデータをもって、
書込みまたは消去中のデータ出力の代りをするようにレ
ジスタ制御回路10で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置お
よび迅速データ読出し方法に関し、特にブロック単位で
データ消去が行われるフラッシュメモリ部を備える半導
体記憶装置および迅速データ読出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来例のフラッシュメモリ部を
備える半導体記憶装置のブロック図である。データの読
出し、書込みおよび消去のそれぞれの動作について説明
する。 (1)データの読出し動作 データの読出しの場合、まず読出し・書込み・消去制御
回路23に対して読出しのためのコントロール信号が加
えられ、同時にアドレスバッファ28に対して読出すア
ドレスのアドレス信号が加えられる。アドレス信号はア
ドレスラッチ29に貯えられ、メモリセル部31のアド
レスを選択するためのデコーダ30に入力する。読出し
・書込み・消去制御回路23は、コントロール信号によ
ってこの動作を読出し動作と判断し、デコーダ30を活
性化させ、メモリセル部31にある読出すアドレスのメ
モリセルを選択する。選択されたメモリセルはデータレ
ジスタ27にデータを出力し、そのデータが入出力バッ
ファ26を介して半導体記憶装置外部にデータ出力信号
として出力される。この読出しの動作速度は一般的に1
00ns前後である。 (2)データの書込み動作 データの書込みの単位はバイト単位が一般的である。
【0003】データの書込みの場合は、まず読出し・書
込み・消去制御回路23に対してコマンド入力のための
コントロール信号が、またアドレスバッファ28に対し
て書込むアドレスのアドレス信号が、また入出力バッフ
ァ26に対して書込みのセットアップコマンドが加えら
れる。一方、読出し・書込・消去制御回路23は、コン
トロール信号によりコマンド入力動作であると判断し、
コマンドレジスタ24を活性化させる。この時、入出力
バッファ26に入力した書込みのセットアップコマンド
はデータレジスタ27に貯えられ、コマンドレジスタは
このデータレジスタ27が貯えている書込みのセットア
ップコマンドを受取り、読出し・書込み・消去制御回路
23に書込み動作である旨を伝達する。
【0004】次に、読出し・書込み・消去制御回路23
対してコマンド入力のためのコントロール信号が加えら
れ、入出力バッファ26に対して書込みデータが加えら
れる。次に、この書込みデータはデータレジスタ27に
貯えられる。また、アドレスバッファ28に対して書込
むアドレスのアドレス信号が再度入力され、アドレスラ
ッチ29に貯えられ、メモリセル部31のアドレスを選
択するためのデコーダ30に入力する。一方、読出し・
書込み・消去制御回路23は、コントロール信号と前の
コマンドにより書込み動作開始の指示と判断し、デコー
ダ30によって選択されたメモリセル部31のメモリセ
ルに対し、データレジスタ27が貯えている書込みデー
タを伝え、書込み動作を開始する。この時コマンドレジ
スタ24はステータスレジスタ25に、現在ビジー状態
である旨を示すフラグを立てる。書込み動作が終了した
段階で、読出し・書込み・消去制御回路23はコマンド
レジスタ24を介してステータスレジスタ25に立てた
フラグを元に戻す。この書込みの動作速度は一般に10
μs程度である。 (3)消去動作 データの消去の場合、特定単位の複数アドレスを1つの
ブロックとして扱い、これを1つ消去ブロックとして消
去するのが一般的である。
【0005】データの消去の場合、読出し・書込み・消
去制御回路23対してコマンド入力のためのコントロー
ル信号が、またアドレスバッファ28に対して消去する
消去ブロックのブロックアドレスのアドレス信号が、ま
た入出力バッファ26に対して消去のセットアップコマ
ンドが加えられる。一方、読出し・書込み・消去制御回
路23は、コントロール信号によりコマンド入力動作で
あると判断し、コマンドレジスタ24を活性化させる。
【0006】この時、入出力バッファ26に入力した消
去のセットアップコマンドはこのデータレジスタ27に
貯えられ、コマンドレジスタ24はこのデータレジスタ
27が貯えている消去のセットアップコマンドを受取
り、読出し・書込み・消去制御回路23に消去動作であ
る旨伝達する。
【0007】次に読出し・書込み・消去の制御回路23
に対してコマンド入力のためのコントロール信号が加え
られ、入出力バッファに26対して消去スタートコマン
ドが加えられる。この消去スタートコマンドはデータレ
ジスタ27に貯えられる。また、アドレスバッファ28
に対して消去ブロックアドレスのアドレス信号が再度入
力され、アドレスラッチ29に貯えられ、メモリセル部
31のアドレスを選択するためのデコーダ30に入力す
る。一方、コマンドレジスタ24はデータレジスタ27
に貯えられ消去スタートコマンドを受取って、読出し・
書込み・消去制御回路23に消去動作開始の指示を出
す。これを受けた読出し・書込み・消去制御回路23
は、デコーダ30によって選択されたメモリセル部の消
去ブロックに対し消去動作を開始する。この時コマンド
レジスタ24はステータスレジスタ25に、現在ビジー
状態である旨を示すフラグを立てる。消去動作が終了し
た段階で、読出し・書込み・消去制御回路23はコマン
ドレジスタ24を介して、ステータスレジスタ25に立
てたフラグを元に戻す。この消去の動作速度は一般に数
ns程度である。
【0008】(1)〜(3)で説明したように、従来の
ブロック単位でデータ消去が行われるフラッシュメモリ
部を備える半導体記憶装置では、書込み、消去等の動作
をコマンド入力によって制御しており、フラッシュメモ
リ部に対する動作としては読出し、書込みおよび消去が
あるが、読出し速度は100ns、書込み速度は10μ
s、消去速度は数ns程度と、読出し動作に比して書込
みまたは消去の動作には膨大な時間がかかる。また、一
般に1つの書込みアドレス、消去ブロックアドレスに対
して、読出し、書込みおよび消去の各々の動作は独立し
ており、2つ以上の動作を併行して行うことはできな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のブ
ロック単位でデータ消去が行われるフラッシュメモリ部
を備える半導体記憶装置では、フラッシュメモリ部に対
していったん書込みまたは消去の動作に入ると書込みま
たは消去の動作が完了するまで書込みまたは消去の当該
アドレスデータの読出し動作が不可能となる。また、読
出し速度は100ns、書込み速度は10μs、消去速
度は数ns程度と、読出し動作に比して書込みまたは消
去の動作には膨大な時間が掛かり、書込みまたは消去の
当該アドレスのデータが判明していながら、書込みまた
は消去動作から書込みまたは消去の当該アドレスデータ
の読出し動作を完了するまでに時間が掛かるという欠点
を有する。
【0010】そこで、本発明の目的は、書込みまたは消
去の動作中に書込みまたは消去の当該アドレスに対する
読出し動作を可能にし、書込みまたは消去の動作中の終
了まで待たずとも書込みまたは消去の当該アドレスに対
する読出しを可能にすることにより、読出し動作の高速
化を図ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、ブロック単位でデータ消去が行われるフラッシュメ
モリ部を備えた半導体記憶装置において、データ格納部
と、アドレス格納部と、データの書込み動作状態中か否
かおよび消去動作状態中か否かを示すフラグを格納する
書込み・消去状態フラグ部と、から構成される読出しレ
ジスタを含むレジスタ部と、通常時にレジスタ部を制御
して読出し、書込み及び制御を行う読出し・書込み・消
去制御回路と、書込みまたは消去の動作中に当該動作対
象アドレスへの読出しがあった場合に読出しレジスタか
らデータを出力させるレジスタ制御回路と、から構成さ
れる制御回路部と、を備えたことを特徴としている。
【0012】なお、本発明の半導体記憶装置のレジスタ
制御回路は、読出し・書込み・消去制御回路をも制御す
る構造を有することが望ましく、また、本装置の読出し
レジスタの格納データの容量は消去ブロックの容量と同
一とすることができるものであることが望ましく、な
お、本装置の読出しレジスタの数が複数備えられたもの
が一層望ましい。
【0013】さらに、本発明の半導体記憶装置のデータ
読出し方法は、書込みまたは消去の動作開始時に、レジ
スタ制御回路によって読出しレジスタに書込みまたは消
去の当該アドレスのデータを格納して置き、書込みまた
は消去動作中に書込みまたは消去の当該アドレスへの読
出し動作が行われた場合に、レジスタ制御回路が読み出
しレジスタに格納してある当該データを読出しデータと
して出力することにより、書込みまたは消去の動作完了
前に、書込みまたは消去当該アドレスデータの読出しが
可能であることを特徴としている。
【0014】また、複数の読み出しレジスタを備えた半
導体記憶装置の読出し方法は、新書込み動作のアドレス
が現書込み動作中のアドレスでなく、かつ同じ消去ブロ
ック内のアドレスでなかった場合、新消去動作の消去ブ
ロックアドレスが現書込み動作中のアドレスを含まなか
った場合、新書込み動作のアドレスが現消去動作中のブ
ロックアドレスに含まれていなかった場合、またはデー
タの現消去動作中に新消去動作があった場合において
も、禁止動作の設定なく、併行して動作を行うことがで
きることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の半導体記憶装置の一実施
形態例のブロック図、図2は、図1の読出しレジスタの
構成図である。
【0017】読出し・書込み・消去制御回路1、コマン
ドレジスタ2、ステータスレジスタ3、入出力バッファ
4、データレジスタ5、アドレスバッファ6、アドレス
ラッチ7、デコーダ8、メモリセル部9は従来のフラッ
シュメモリ部を備える半導体記憶装置と同一である。こ
れらに加えて本発明では、レジスタ制御回路10および
読出しレジスタ11を備えている。この読出しレジスタ
11は、図2に示すように、データを格納するデータ格
納部32、そのデータのアドレスを格納するアドレス格
納部33、そのデータが書込み中か否かおよび消去中か
否かを示すフラグを格納する書込み・消去フラグ部34
から構成されている。
【0018】書込みまたは消去動作中に当該書込みまた
は消去動作対象アドレスに対し読出し動作が行われた場
合に、書込みまたは消去動作を開始する時点でレジスタ
制御回路10を用いて、予め書込みアドレスや消去の消
去ブロック内アドレスのデータとアドレスを読出しレジ
スタ11に貯えて置き、読出し動作が起きた時点で読出
しレジスタ11に貯えたデータで、書込みまたは消去中
のアドレスのデータ出力を代替わりするようにレジスタ
制御回路10で制御することにより、書込みまたは消去
動作の終了を待たずに書込みまたは消去動作中のアドレ
スに対する読出し動作を行うことができる。
【0019】さらに詳細に本実施形態例を説明する。
【0020】まず、構成について述べれば、図1におい
て、読出しレジスタ11は、書込みまたは消去動作中に
読出し動作が行われた場合に、予め書込み中のアドレス
や消去中の消去ブロック内アドレスのデータとアドレス
を貯えて置き、書込みまたは消去中のアドレスのデータ
出力を代替わりするためのレジスタである。また、レジ
スタ制御回路10は、データ入出力信号、アドレス信号
およびステータスレジスタを監視し、読出しレジスタ1
1のデータを制御し、読出し・書込・消去制御回路1に
各動作の指示を与える回路である。
【0021】読出しレジスタ11は、図2に示すよう
に、データを格納するデータ格納部32、そのデータの
アドレスを格納するアドレス格納部33、そのデータが
書込み中か否かおよび消去中か否かを示すフラグを格納
する書込み・消去フラグ部から構成されている。このレ
ジスタ11のアドレスの深さnは、消去ブロック単位で
データ消去が行われるフラッシュメモリ部を備える半導
体記憶装置の消去ブロックの深さと同一である構成とな
っている。
【0022】次に、実際の動作について詳細に説明す
る。
【0023】(1)データの読出し動作を単独で行う場
合、従来例に示したデータの読出し動作と同等の動作を
行う。ただし、この時、レジスタ制御回路10はステー
タスレジスタ3および読出しレジスタ11の書込み・消
去状態フラグ34を参照し、書込みまたは消去動作中で
ないことを確認し、メモリセル部9からデータレジスタ
5へのデータの受渡しを行うだけで、読出しレジスタ1
1のデータ部32は参照しない。
【0024】(2)データの書込み動作を単独で行う場
合、 まず、読出し・書込み・消去制御回路1に対してコマン
ド入力のためのコントロール信号が加えられ、そしてア
ドレスバッファ6に対して書込むアドレスのアドレス信
号が加えられ、そして入出力バッファ4に対して書込み
のセットアップコマンドが加えられる。
【0025】次に、読出し・書込み・消去制御回路1
は、コントロール信号によりコマンド入力動作であると
判断し、コマンドレジスタ2を活性化させる。また、ア
ドレスバッファ6に入力した書込むアドレスのアドレス
信号はデコーダ8に伝えられる。また、入出力バッファ
4に入力した書込みのセットアップコマンドはデータレ
ジスタ5に貯えられる。
【0026】次に、レジスタ制御回路10は、書込み中
の読出し、書込みまたは消去の動作に備えるために、デ
ータレジスタ5に貯えられたデータとアドレスラッチ7
に貯えられた書込みデータのアドレスを参照し、これら
を読出しレジスタ11に貯える。この時、書込みデータ
はその書込みデータを含む消去ブロック内アドレスと同
じ読出しレジスタ11内のアドレスに書込む。
【0027】次に、コマンドレジスタ2は、データレジ
スタ5が貯えている書込みのセットアップコマンドを受
取り、読出し・書込み・消去の制御回路1に書込み動作
である旨を伝達する。
【0028】次に、読出し・書込み・消去制御回路1に
対してコマンド入力のためのコントロール信号が加えら
れ、入出力バッファ4に対して書込みデータが加えられ
る。この書込みデータはデータレジスタ5に貯えられ
る。また、アドレスバッファ6に対して書込むアドレス
のアドレス信号が再度入力され、アドレスバッファ6に
貯えられ、メモリセル部のアドレスを選択するためのデ
コーダ8に入力する。
【0029】次に、読出し・書込み・消去制御回路1
は、コントロール信号と前のコマンドにより書込み動作
開始の指示と判断し、デコーダ8によって選択されたメ
モリセル部9のメモリセルに対し、レジスタ制御回路1
0を介してデータレジスタ5が貯えている書込みデータ
を伝え、書込み動作を開始する。この時コマンドレジス
タ2はステータスレジスタ3に、現在ビジー状態である
旨を示すフラグを立て、レジスタ制御回路10は読出し
レジスタ11の書込み・消去状態フラグ34の当該書込
み対象アドレスが格納されている部分に書込み中のフラ
グを立てる。また、この時から書込みが終了するまでの
間、読出し・書込み・消去制御回路1やデコーダ8等の
回路は、書込み動作から開放される。
【0030】最後に、書込み動作が終了した段階で、読
出し・書込み・消去制御回路1はコマンドレジスタ2を
介して、ステータスレジスタ3に立てた現在ビジー状態
である旨を示すフラグを元に戻す。また、レジスタ制御
回路10は読出しレジスタ11の書込み・消去状態フラ
グ34の当該書込み対象アドレスが格納されている部分
に立てた書込み中のフラグを元に戻す。
【0031】(3)データの消去動作を単独で行う場
合、 まず、読出し・書込み・消去制御回路1に対してコマン
ド入力のためのコントロール信号が、またアドレスバッ
ファ6に対して消去する消去ブロックのブロックアドレ
スのアドレス信号が、また入出力バッファ4に対して消
去のセットアップコマンドが加えられる。
【0032】次に、読出し・書込み・消去制御回路1
は、コントロール信号によりコマンド入力動作であると
判断し、コマンドレジスタ2を活性化させる。また、入
出力バッファ4に入力した消去のセットアップコマンド
はデータレジスタ5に貯えられる。
【0033】次に、レジスタ制御回路10は書込み中の
読出し、書込み動作に備えるため、アドレスラッチ7に
貯えられた消去ブロックのアドレスを参照し、消去ブロ
ック内の全アドレスとその各アドレスに対応した消去後
のデータ、すなわち全ピット“1”のデータを読出しレ
ジスタ11に貯える。
【0034】次に、コマンドレジスタ2はデータレジス
タ5が貯えている消去のセットアップコマンドを受取
り、読出し・書込み・消去制御回路1に消去動作である
旨を伝達する。
【0035】次に、読出し・書込み・消去制御回路1に
対してコマンド入力のためのコントロール信号が加えら
れ、入出力バッファ4に対して消去スタートコマンドが
加えられる。この消去スタートコマンドはデータレジス
タ5に貯えられる。また、アドレスバッファ6に対して
消去ブロックアドレスのアドレス信号が再度入力され、
アドレスバッファ6に貯えられ、メモリセル部のアドレ
スを選択するためのデコーダ8に入力する。
【0036】次に、コマンドレジスタ2は、データレジ
スタ5に貯えられた消去スタートコマンドを受取り、読
出し・書込み・消去制御回路1は消去動作開始の指示を
出す。これを受けた読出し・書込み・消去制御回路1は
デコーダ8によって選択されたメモリセル部の消去ブロ
ックに対し消去動作を開始する。この時コマンドレジス
タ2はステータスレジスタ3に、現在ビジー状態である
旨を示すフラグを立て、レジスタ制御回路10は読出し
レジスタ11の書込み・消去状態フラグ34の全アドレ
スに消去中のフラグを立てる。また、この時から消去が
終了するまでの間、読出し・書込み・消去制御回路1や
デコーダ8等の回路は、消去動作から開放される。
【0037】最後に、消去動作が終了した段階で、読出
し・書込み・消去制御回路1はコマンドレジスタ2を介
して、ステータスレジスタ3に立てた現在ビジー状態で
ある旨を示すフラグを元に戻す。また、レジスタ制御回
路10は読出しレジスタ11の書込み・消去状態フラグ
34の全アドレスに立てた消去中のフラグを元に戻す。
【0038】(4)データの書込み動作中の読出し動作 本願の特徴とするデータの書込み動作中に読出し動作が
あった場合、まず、レジスタ制御回路10は、ステータ
スレジスタ3のレディー、ビジーのフラグと読出しレジ
スタ11のアドレス格納部33および書込み・消去状態
フラグ部34を参照し、読出し動作のアドレスが書込み
動作中のアドレスであるかチェックする。
【0039】次に、読出し動作のアドレスが書込み動作
中のアドレスでなかった場合、この読出し動作は通常の
読出し動作と同じく、メモリセル部から読出される。こ
の間、併行して書込み動作は継続される。
【0040】次に、読出し動作のアドレスが書込み動作
中のアドレスだった場合、前述(2)の第3段の動作で
読出しレジスタ11に貯えられた書込み当該アドレスの
データをレジスタ制御回路10が読出し、データレジス
タ5と入出力バッファ4を介して入出力端子に出力され
る。この間、併行して書込み動作は継続される。
【0041】(5)データの書込み動作中の書込み動作 なお、データの書込み動作中に書込み動作があった場
合、まず、レジスタ制御回路10は、ステータスレジス
タ3のレディー、ビジーのフラグと読出しレジスタ11
のアドレス格納部33および書込み・消去フラグ部を参
照し、書込み動作のアドレスが書込み動作中のアドレス
であるか、また書込み動作のアドレスが書込み動作中の
アドレスでないならば、書込み動作のアドレスが書込み
動作中のアドレスと同じ消去ブロック内のアドレスかチ
ェックする。
【0042】次に、書込み動作のアドレスが書込み動作
中のアドレスでなく、かつ同じ消去ブロック内のアドレ
スでなかった場合、2つの書込み動作を併行して行うこ
とはできないため、消去動作は無視される。したがっ
て、この動作は予め、禁止動作として置く。
【0043】次に、書込み動作のアドレスが書込み動作
中のアドレスでなく、かつ同じ消去ブロック内のアドレ
スであった場合、レジスタ制御回路10は通常の書込み
動作と同じく前述(2)の第3段の動作を行う。この
時、書込み動作を併行して行うことはできないので、レ
ジスタ制御回路10はステータスレジスタ3を監視し、
前の書込み動作が終了したのを確認した後に、読出し・
書込み・消去制御回路1に、後から読出し、書込みおよ
び消去に貯えたアドレスの書込みの指令を出し、次の書
込み動作に入る。
【0044】次に、書込み動作のアドレスが書込み動作
中のアドレスだった場合、レジスタ制御回路10は読出
し・書込み・消去制御回路1に書込みの中止を指令し、
(2)の第3段の動作を行う。この時は読出しレジスタ
11の前のデータに新しいデータを上書きすることにな
る。次にレジスタ制御回路10はメモリセル部から書込
みアドレスを含む消去ブロックのデータのうち、書込み
アドレス以外のデータを読出しレジスタ11の対応する
アドレスに複写する。次に、データを複写し終った消去
ブロックに対して、消去動作を行うよう読出し・書込み
・消去制御回路1に指令する。次にステータスレジスタ
3を監視し消去動作が終了したら、読出しレジスタ11
に待避したデータを消去ブロック分だけ1アドレスごと
に書戻すよう読出し・書込み・消去制御回路1に指令し
ていく。
【0045】(6)データの書込み動作中の消去動作 まず、データの書込み動作中に消去動作があった場合、
レジスタ制御回路10はステータスレジスタ3と読出し
レジスタ11のアドレス格納部33および書込み・消去
状態フラグ部34を参照し、消去動作の消去ブロックア
ドレスが書込み動作中のアドレスを含むかどうかチェッ
クする。
【0046】次に、消去動作の消去ブロックアドレスが
書込み動作中のアドレスを含まなかった場合、書込み動
作と消去動作を併行して行うことはできないので、消去
動作は無視される。したがって、この動作は予め、禁止
動作として置く。
【0047】次に、消去動作の消去ブロックアドレスが
書込み動作中のアドレスを含んでいた場合、レジスタ制
御回路10は読出し・書込み・消去制御回路1に書込み
の中止を指令し、(3)の第3段の動作を行う。次に消
去ブロックに対して、消去動作を行うよう読出し・書込
み・消去制御回路1に指令する。
【0048】(7)データの消去動作中の読出し動作 まず、データの消去動作中に読出し動作があった場合、
レジスタ制御回路10はステータスレジスタ3と読出し
レジスタ11のアドレス格納部33および書込み・消去
状態フラグ部34を参照し、読出し動作のアドレスが消
去動作中の消去ブロックアドレスに含まれるかどうかチ
ェックする。
【0049】次に、読出し動作のアドレスが消去動作中
のブロックアドレスに含まれていなかった場合、この読
出し動作は通常の読出し動作と同じく、メモリセル部か
ら読出される。この間、併行して書込み動作は継続され
る。
【0050】次に、読出し動作のアドレスが消去動作中
のブロックアドレスに含まれていた場合、(3)の第3
段の動作で読出しレジスタ11に貯えられた読出し当該
アドレスのデータ、すなわち全ピット“1”のデータを
レジスタ制御回路10が読出し、データレジスタ5と入
出力バッファ4を介して入出力端子に出力される。この
間、併行して消去動作は継続される。
【0051】(8)データの消去動作中の書込み動作 まず、データの消去動作中に書込み動作があった場合、
レジスタ制御回路10はステータスレジスタ3と読出し
レジスタ11のアドレスデータおよび書込み・消去状態
フラグ部34を参照し、書込み動作のアドレスが消去動
作中のブロックアドレスに含まれているかどうかチェッ
クする。
【0052】次に、書込み動作のアドレスが消去動作中
のブロックアドレスに含まれていなかった場合、消去動
作と書込み動作を併行して行うことができないので、書
込み動作は無視される。したがって、この動作は予め、
禁止動作として置く。
【0053】次に、書込み動作のアドレスが消去動作中
のブロックアドレスに含まれていた場合、レジスタ制御
回路10は通常の書込み動作と同じく(3)の第3段の
動作を行う。この時、消去動作と書込み動作を併行して
行うことはできないので、レジスタ制御回路10はステ
ータスレジスタ3を監視し、前の消去動作が終了したの
を確認した後に、読出し・書込み・消去制御回路1に、
後から読出し、書込みおよび消去のに貯えたアドレスの
書込み指令を出し、次の書込み動作に入る。
【0054】(9)データの消去動作中の消去動作 データの消去動作中に消去動作があった場合、2つの消
去動作を併行して行うことはできないので、後から入っ
た消去動作は無視される。したがって、この動作は予
め、禁止動作として置く。
【0055】本実施形態例では(4)と(7)に示した
ように、書込みまたは消去動作中に、書込みまたは消去
動作中のアドレスに対し読出し動作が行われた場合に、
予め書込み中のアドレスや消去中の消去ブロック内アド
レスのデータとアドレスを読出しレジスタ11に貯えて
置き、書込みまたは消去中のアドレスのデータ出力を代
替わりするため、書込みまたは消去動作の終了を待たず
に書込みまたは消去動作中のアドレスに対する読出し動
作を行うことができる。
【0056】なお、この実施形態例では(1)、(2)
および(3)で示したように読出し、書込みおよび消去
の単一の各動作については従来のフラッシュメモリ部を
備える半導体記憶装置と同等の動作を行う。また、
(5)、(6)、(8)および(9)で示したように、
書込み動作中の書込み動作、書込み動作中の消去動作、
消去動作中の書込み動作、消去動作中の消去動作につい
ても、それぞれ効率よく処理できるような構成、処理手
順となっている。
【0057】次に本発明の第2の実施形態例を説明す
る。
【0058】図3は、本発明の第2の実施形態例のブロ
ック図である。
【0059】図3において、レジスタ制御回路21およ
び読出しレジスタを持つという構成は第1の実施形態例
と同じであるが、本実施形態例では読出しレジスタ群2
2として読出しレジスタを複数備えている。各レジスタ
の構成は第1の実施形態例の読出しレジスタと同一であ
る。また、動作的には、第1の実施形態例とは、(5)
の第2段、(6)の第2段、(8)の第2段および
(9)を除いて同じである。
【0060】本実施形態例では、読出しレジスタを複数
備えて、読出しレジスタ群22としているので、前の動
作で使用している読出しレジスタを避け、使用していな
い読出しレジスタに次の動作のデータを入れて置き、前
の動作が終了した段階で次の動作を開始するようにレジ
スタ制御回路21が制御することにより、読出しレジス
タの個数分だけ、複数のコマンドを連続して実行でき、
第1の実施形態例では禁止動作であった(5)の第2
段、(6)の第2段、(8)の第2段および(9)の動
作を禁止しないので済むという利点を有する。
【0061】
【発明の効果】書込みまたは消去の動作開始時に、レジ
スタ制御回路によってレジスタ部に書込みまたは消去の
当該アドレスのデータを格納して置き、書込みまたは消
去動作中に書込みまたは消去の当該アドレスへの読出し
動作が行われた場合に、レジスタ制御回路がレジスタ部
に格納した当該データを読出しデータとして出力するこ
とにより、書込みまたは消去の動作完了を待たずに、書
込みまたは消去の当該アドレスのデータの読出し動作が
可能となる。
【0062】これにより、書込み動作中に当該書込み動
作対象アドレスへの読出し動作が起こった場合、従来1
0μs+100ns程度かかったものが、本発明では数
百ns程度で済ますことができるという効果がある。ま
た、消去動作中に消去動作当該ブロック内のアドレスへ
の読出し動作が起こった場合、従来数s+100ns程
度かかったものが、本発明では数百ns程度で済ますこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体記憶装置の一実施形態例のブロ
ック図である。
【図2】図1の読出しレジスタの構成図である。
【図3】本発明の第2の実施形態例のブロック図であ
る。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,12,23 読出し・書込み・消去制御回路 2,13,24 コマンドレジスタ 3,14,25 ステータスレジスタ 4,15,26 入出力バッファ 5,16,27 データレジスタ 6,17,28 アドレスブッハァ 7,18,29 アドレスラッチ 8,19,30 デコーダ 9,20,31 メモリセル部 10,21 レジスタ制御回路 11 読出しレジスタ 22 読出しレジスタ群 32 データ格納部 33 アドレス格納部 34 書込み・消去状態フラグ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック単位でデータ消去が行われるフ
    ラッシュメモリ部を備えた半導体記憶装置において、 データ格納部と、アドレス格納部と、データの書込み動
    作状態中か否かおよび消去動作状態中か否かを示すフラ
    グを格納する書込み・消去状態フラグ部と、から構成さ
    れる読出しレジスタを含むレジスタ部と、 通常時に前記レジスタ部を制御して読出し、書込み及び
    制御を行う読出し・書込み・消去制御回路と、書込みま
    たは消去の動作中に当該動作対象アドレスへの読出しが
    あった場合に前記読出しレジスタからデータを出力させ
    るレジスタ制御回路と、から構成される制御回路部と、 を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 レジスタ制御回路は、前記読出し・書込
    み・消去制御回路をも制御する構造を有する、請求項1
    記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 読出しレジスタの格納データの容量は消
    去ブロックの容量と同一とすることができる、請求項2
    記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 読出しレジスタの数が、複数備えられ
    た、請求項2記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 読出しレジスタの数が、複数備えられ
    た、請求項3記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 半導体記憶装置のデータ読出し方法にお
    いて、 書込みまたは消去の動作開始時に、レジスタ制御回路に
    よって読出しレジスタに書込みまたは消去の当該アドレ
    スのデータを格納して置き、書込みまたは消去動作中に
    書込みまたは消去の当該アドレスへの読出し動作が行わ
    れた場合に、レジスタ制御回路が読み出しレジスタに格
    納してある当該データを読出しデータとして出力するこ
    とにより、書込みまたは消去の動作完了前に、書込みま
    たは消去当該アドレスデータの読出しが可能であること
    を特徴とするデータ読み出し方法。
  7. 【請求項7】 複数の読み出しレジスタを備えた半導体
    記憶装置の読出し方法において、 新書込み動作のアドレスが現書込み動作中のアドレスで
    なく、かつ同じ消去ブロック内のアドレスでなかった場
    合、新消去動作の消去ブロックアドレスが現書込み動作
    中のアドレスを含まなかった場合、新書込み動作のアド
    レスが現消去動作中のブロックアドレスに含まれていな
    かった場合、またはデータの現消去動作中に新消去動作
    があった場合においても、禁止動作の設定なく、併行し
    て動作を行うことができることを特徴とするデータ読出
    し方法。
JP23258097A 1997-08-28 1997-08-28 半導体記憶装置及び該装置のデータ読出し方法 Pending JPH1173784A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7564720B2 (en) 2006-07-18 2009-07-21 Spansion Llc Nonvolatile storage and erase control
JP2010267341A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Renesas Electronics Corp 半導体装置
US11262943B2 (en) 2019-01-29 2022-03-01 Kioxia Corporation Memory system and method for controlling nonvolatile memory with a host memory buffer

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