JPH1169782A - 電源回路及び液晶表示装置及び電子機器 - Google Patents

電源回路及び液晶表示装置及び電子機器

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JPH1169782A
JPH1169782A JP9216625A JP21662597A JPH1169782A JP H1169782 A JPH1169782 A JP H1169782A JP 9216625 A JP9216625 A JP 9216625A JP 21662597 A JP21662597 A JP 21662597A JP H1169782 A JPH1169782 A JP H1169782A
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JP
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voltage
circuit
capacitor
power supply
terminal
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JP9216625A
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Katsunori Yamazaki
克則 山崎
Akira Inoue
明 井上
Yutaka Ozawa
裕 小澤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/15Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure
    • H01R13/187Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure with spring member in the socket
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/10Sockets for co-operation with pins or blades
    • H01R13/11Resilient sockets
    • H01R13/111Resilient sockets co-operating with pins having a circular transverse section

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】入力電圧源から、これと異なった電圧を作る際
に電力損失を軽減する電源回路と、これを具備する消費
電力が低減された液晶表示装置及び電子機器を提供す
る。 【解決手段】スイッチ回路104を切替え、入力電圧源
101の電圧まで充電した第1のコンデンサ102の電
荷を第2のコンデンサ103に移動する動作をくり返
し、第2のコンデンサ103の電圧が所定の値以上にな
ったことを、電圧分割回路106、電圧比較回路107
で検出すると、この動作を停止する。またこの値以下に
なると再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源回路、特に液晶
表示装置の電源回路、及び液晶表示装置、これを用いた
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は特に表示装置とし
て、低消費電力で軽量なディスプレイデバイスとして、
テレビ、電子手帳、パーソナルコンピュータ、携帯電話
等の電子機器に広く利用されており、その中でもMIM
素子、バック・ツウー・バック・ダイオード素子、ダイオ
ード・リング素子、バリスタ素子等の非線形抵抗素子を
スイッチ素子を用いたいわゆる2端子型アクティブ・マ
トリクス液晶素子(以下、液晶パネルと言う。)を用いた
液晶表示装置が、薄膜トランジスタをスイッチ素子とし
て用いたいわゆる3端子型アクティブ・マトリクス液晶
パネルを用いた液晶表示装置と同等のコントラスト等が
得られ、かつ、その構造が簡単なために製造コストが安
くできることから注目されている。
【0003】そして、2端子型アクティブ・マトリクス
液晶パネルを用いた液晶表示装置を駆動する方法とし
て、±Vs1の選択電圧を走査電極に交互に与える、従来
の駆動方法(以後、充電駆動法と呼ぶ。)に代わって、第
1の選択電圧(以後、+Vs1とする。)を走査電極に与え
る第1のモードと、第1プリチャージ電圧(以後、−Vp
reとする。)を与えた後に第2の選択電圧(以後、+Vs2
とする。)を走査電極に与える第2のモードとを混在させ
て液晶素子を駆動する新方式の駆動法(以下、充放電駆
動法と呼ぶ。)が脚光を浴びつつある。この充放電駆動法
については、例えば特開平2-125225号等に開示されてい
る。更に、同、特開平2-125225号の実施例中、第1の選
択電圧と逆極性の第3の選択電圧(以後、−Vs1とす
る。)を走査電極に与える第3のモードと、第1のプリチ
ャージ電圧と逆極性のプリチャージ電圧(以後、+Vpre
とする。)を与えた後に第2の選択電圧と逆極性の第4の
選択電圧(以後、−Vs2とする。)を走査電極に与える第
4のモードとを、先の第1、第2のモードに加えて混在
させて駆動する方法が開示されている。(以下、第1、第
2のモードだけを混在させて駆動する方法を片極性充放
電駆動法、これに第3、第4のモードを付け加えて、混
在させて駆動する方法を両極性充放電駆動法と呼ぶ。) ここで、充電駆動法及び充放電駆動法について簡単に述
べるが、その前に2端子型アクティブ・マトリクス液晶
パネルの構成について説明する。
【0004】図10は2端子型アクティブ・マトリクス
液晶パネルの構成を示す図である。
【0005】図10で、10は2端子型アクティブ液晶
パネルで、1、2は液晶層(図示せず。)を挟む一対の基
板である。Y1〜Y5は基板1上に設けられた複数の走
査電極、X1〜X5は基板2上に設けられた信号電極で
ある。
【0006】Sは非線形抵抗素子で、図10では1箇所
のみ代表して記号を付してあるが、基板1上に、走査電
極Y1〜Y5と信号電極X1〜X5の交差部分毎に設け
られている。非線形抵抗素子Sとして、ここでは金属間
に薄い絶縁膜を形成したMIM素子を用いているが、双
方向性ダイオード特性を持ついかなる素子でも構わな
い。Pは画素電極で、図10では1箇所のみ代表して記
号を付してあるが、非線形抵抗素子Sに各々接続して設
けられている。ここでは、非線形抵抗素子Sと画素電極
Pを基板1上に設けているが、基板2上に設けても良
い。
【0007】非線形抵抗素子Sとそれに接続されている
画素電極P及び、この画素電極Pと信号電極の対向して
いる部分とで、1つの画素を形成し、図10では代表し
て走査電極Y1と信号電極X1、2の交差部に構成され
ている画素を画素1、2の記号を付してある。そして、
信号電極X1〜X5の各々とそれとそれぞれ対向してい
る画素電極Pを電極とし、液晶層を誘電体とする画素容
量が形成されている。
【0008】なお、走査電極Y1〜Y5と信号電極X1
〜X5ともに5本と少ないが、これは図及び説明を簡略
化する為で、実際の液晶パネルでは通常それぞれ数百本
以上の数で構成されている。
【0009】図11は図10の液晶パネル10の画素1
に係る電気等価回路を示す図で、Y1は図10の走査電
極Y1、X1は図10の信号電極X1、Rsは図10の
非線形抵抗素子Sの抵抗分で、Cpは図10の画素電極
とこれに対向する信号電極との間で作る画素容量であ
る。
【0010】非線形抵抗素子Sの抵抗分Rsは、一般に
両端に印加する電圧の絶対値がある閾電圧(この電圧を
Vthとする。)以下では高抵抗となり、この閾電圧以上で
は低抵抗となる性質がある。
【0011】ここで、まず充電駆動法について述べる。
この駆動法は、走査電極を順次選択し、選択電圧±Vs1
を、各走査電極に交互に印加する駆動方法である。そし
て、選択電圧±Vs1を印加した後に保持電圧±Vhを印
加する方法である。説明を簡単にするために、信号電極
X1に印加する電圧を0Vとしておく。
【0012】ここで、電圧+Vs1の選択電圧を走査電極
Y1に印加すると、走査電極Y1と信号電極X1間に、
電圧+Vs1(>Vth)が印加するので、抵抗Rsは小さ
な抵抗値となって、画素容量Cpを充電する。そして、
この充電によって、画素容量Cpの電圧(以後、画素電圧
Vpと言う。)が次第に大きくなる。
【0013】そして、画素電圧Vpが、Vp=Vs1−Vth
となると、言い換えるとスイッチ素子Sに印加する電圧
がVthになると、抵抗Rsは大きな抵抗値となって、画
素容量Cpの充電を停止する。従って、画素電圧Vpの上
昇は停止する。よって、画素電圧Vpは、Vp=Vs1−V
thとなる。そして、選択電圧を印加した後、保持電圧V
h(<Vth)を印加しても、抵抗Rsは極めて大きな抵抗
値となって、画素電圧Vpはそのまま保持される。
【0014】即ち、±Vs1の選択電圧を印加し、その後
±Vhの保持電圧を印加すると、画素電圧Vpは、Vp
=±(Vs1−Vth) となり、実効電圧はVs1−Vthとな
る。
【0015】そして、この実効電圧に応じた光学特性
(透過率等)を画素1が示す。
【0016】ところで、スイッチ素子Sの閾電圧Vth
は、例えばスイッチ素子Sの大きさの製造ばらつき等で
ばらつく。すると例えば、画素2を構成するスイッチ素
子Sの閾電圧がVth+ΔVthであったとする。
【0017】すると、画素2の実効電圧はVs1−(Vth
+ΔVth)となり、画素1の実効電圧と、ΔVthだけ異
なる。従って、画素1と異なった光学特性を示す。よっ
て、むらとなって見えることになる。即ち、充電駆動法
では、スイッチ素子Sの閾電圧Vthのばらつきの電圧が
そのまま画素電圧のばらつきとなる。
【0018】これを防止したのが、充放電駆動法であ
る。ここで、液晶パネル10の画素1に対して、この駆
動を行なった時の画素電圧Vpを説明する。
【0019】第1のモードは、充電駆動法と同じで、第
1の選択電圧(+Vs1)を印加し、Vp=Vs1−Vth ま
で充電する。
【0020】第2のモードは、プリチャージ電圧(−Vp
re)を印加して、一旦、Vp=−(Vpre−Vth)まで過充
電状態とし、その後、第2の選択電圧(+Vs2)を印加し
て、適正電圧まで放電し、Vp=−(Vth−Vs2)とな
る。
【0021】ここで、第2の選択電圧(+Vs2)を、2・
Vth−Vs1と設定しておくことにより、Vth−Vs2の絶
対値とVs1−Vthの絶対値を等しくすることができ、こ
の時の実効電圧はVs1−Vthとなり、充電駆動法と同じ
になる。
【0022】次に、画素2について調べる。
【0023】第1のモードでは、 Vp=Vs1−(Vth+ΔVth) 第2のモードでは、一旦、 Vp=−{Vpre−(Vth+ΔVth)} となり、その後、第2の選択電圧(+Vs2)が印加して、 Vp=−{(Vth+ΔVth)−Vs2} =−{(Vth−Vs2)+ΔVth)} =−{(Vs1−Vth)+ΔVth)}となる。
【0024】よって、画素2の実効電圧は、数式1のよ
うになる。
【0025】
【数1】
【0026】ここで、Vs1−Vthは画素電圧で1Vのオ
ーダで、ΔVthは0.1Vのオーダであるから第2項
は、0.01V未満の小さな値となる。
【0027】よって、充電駆動法では、画素電圧のばら
つきが0.1Vのオーダであったのに対し、充放電駆動
法では、その10分の1の0.01Vのオーダに低減さ
れ、従って、むら等の発生が防止できる。
【0028】なお、両極性充放電駆動法では、第1、2
のモードに加え、第3、4のモードを使用するが、この
モードは第1、2のモードでのそれぞれの電圧極性を総
て反対にしたもので、動作は同じである。
【0029】以上述べたように充放電駆動法は、充電駆
動法に比べて表示特性の向上を図れる点で優位点を有し
ている。
【0030】ところで、充放電駆動法では、2値の保持
電圧±Vhの他に、十から数十Vの電圧となる、プリチ
ャージ電圧±Vpre、選択電圧±Vs1、±Vs2の6値(片
極性充放電駆動では半分の3値)の電圧が必要である。
【0031】ここで、一般的に非線形抵抗素子の閾電圧
(Vth)は温度係数を持っていて、例えば、MIM素子で
は−0.1V/deg程度である。よって液晶表示装置の周
辺温度によっては、選択電圧を調整する必要がある場合
もある。
【0032】この場合には、選択電圧±Vs1の絶対値を
ΔV1だけ変化させ、かつ、選択電圧±Vs2の絶対値を
ΔV1だけ変化させる必要がある。
【0033】また、液晶パネルを構成する液晶材料にも
よって異なるが、周辺温度によって同じ画素電圧でも表
示の濃さが変化する場合があり、また使用者の好みによ
って表示の濃さ、即ち、画素電圧を調整したい場合があ
る。
【0034】この場合には、選択電圧±Vs1の絶対値を
ΔV2だけ変化させ、かつ、選択電圧±Vs2の絶対値を
−ΔV2だけ変化させる必要がある。
【0035】従って、2値の保持電圧±Vhと、プリャ
ージ電圧±Vpre、選択電圧±Vs1、±Vs2の電圧を発
生させ、上述の電圧調整ができる電源回路が必要とな
る。
【0036】図12は、両極性充放電駆動に用いる各電
圧を発生する電源回路の構成を示す図である。
【0037】図12は、電圧VDDとGNDレベル(0V)の中
間電圧VCNTを基準に、電圧VDDとGNDレベル(0V)をそれ
ぞれ正負の保持電圧±Vhとし、プリャージ電圧±Vpr
e、選択電圧±Vs1、±Vs2の電圧を発生する回路であ
る。
【0038】図12で、100の三角印はGNDレベル(0
V)を示し、201は電圧VDDを出力する電源、1201
は電圧+Vpre+VCNTを出力する電源、1202は電圧
−Vpre+VCNTを出力する電源である。
【0039】また、1208〜1213は電圧出力端子
で、それぞれ、電圧VCNTを基準に、電圧+Vpre、+V
s1、+Vs2、−Vs2、−Vs1、−Vpreを出力する。こ
こで、±Vpreの絶対値は30V程度、±Vs1の絶対値は15
〜25V程度、±Vs2の絶対値は10〜20V程度である。また
電圧VDDは2.7〜5.5V程度である。
【0040】破線で囲んだ801は中央電圧発生回路
で、801aは演算増幅器、801b、cは抵抗器であ
る。
【0041】破線で囲んだ802は温度補償電圧発生回
路で、802aは演算増幅器、802bは感温抵抗器、
802c、dは抵抗器である。
【0042】破線で囲んだ803はコントラスト調整電
圧発生回路で、803a、bは演算増幅器、803cは
可変抵抗器、803d、eは抵抗器である。
【0043】ここで、演算増幅器801a、802a、
803a、803bは、電圧VDDを正側の電源電圧、GN
Dを負側の電源電圧としている。(図示せず。)破線で囲ん
だ1204は第1の加算回路で、1204aは演算増幅
器、1204b〜eは抵抗器である。
【0044】破線で囲んだ1205は第2の加算回路
で、1205aは演算増幅器、1205b〜eは抵抗器
である。
【0045】ここで、演算増幅器1204a、1205
aは、電圧VDDを正側の電源電圧、電源1202の電圧
を負側の電源電圧としている。(図示せず。)破線で囲んだ
1206は第1の反転回路で、1206aは演算増幅
器、1206b、cは抵抗器である。
【0046】破線で囲んだ1207は第2の反転回路
で、1207aは演算増幅器、1207b、cは抵抗器
である。
【0047】ここで、演算増幅器1204a、1205
aは、電源1201の電圧を正側の電源電圧、GNDを負
側の電源電圧としている。(図示せず。)図12の各部の詳
細な構成と動作を説明する。
【0048】まず、中央電圧発生回路801を説明する
と、抵抗器801b、cは同じ抵抗値を持ち、電圧VDD
とGND間に直列接続されていて、抵抗器801bと80
1cの接続部分に電圧VDDとGNDの中間電圧が発生す
る。これを電圧VCNTとする。
【0049】この電圧VCNTは、演算増幅器801aの
非反転入力(+印部、以下同じ。)に接続され、そして反
転入力(−印部、以下同じ。)と出力(右端、以下同じ。)が
接続されている。従って、演算増幅器801aはボルテ
ージホロワ回路を形成し、入力した電圧VCNTをインピ
ーダンスを下げて出力する。この出力を、図中○に−を
重ねた記号で示す。
【0050】次に、温度補償電圧発生回路802を説明
する。
【0051】抵抗器802c、dは抵抗値R1をそれぞ
れ持ち、電圧VDDと演算増幅器802aの反転入力と非
反転入力のそれぞれの間に接続されている。そして、抵
抗器802eは抵抗値R2を持ち、電圧VCNTと演算増
幅器802aの非反転入力の間に接続されている。そし
て、周辺温度によって抵抗値が変化する感温抵抗器80
2bが、演算増幅器802aの反転入力と出力の間に接
続されている。ここで、感温抵抗器802bの抵抗値R
Tは、例えば次の式で表される。
【0052】RT=R2・{1+k・(T−25)} ここで、Tは摂氏で測った周辺温度、kは正の定数で、
摂氏25度でR2と同じになる。すると、演算増幅器8
02aの出力電圧VTは、温度に依存し、 VT=VCNT・{R2/(R1+R2)}・{1−k・(T−2
5)} となる。従って、負の温度係数を持つ。但し、VTは電
圧VCNTを基準とした電圧である。
【0053】次に、コントラスト調整電圧発生回路80
3を説明する。
【0054】可変抵抗器803cは、その両端が電圧V
DDとVCNT間に接続され、この両端の電圧間の任意の電
圧を取り出す。そして、この電圧を演算増幅器803a
の非反転入力に入力する。ここで、演算増幅器803a
の反転入力と出力が接続されているのでボルテージホロ
ワ回路を構成する。即ち、入力した電圧をインピーダン
スを下げて出力する。ここで、電圧VCNTを基準とした
この電圧を電圧VCとする。
【0055】更に、抵抗器803d、eはそれぞれ同じ
抵抗値を持ち、抵抗器803dが演算増幅器803aの
出力と演算増幅器803bの反転入力間に、抵抗器80
3eが演算増幅器803bの反転入力と出力間に接続さ
れている。そして、演算増幅器803bの非反転入力に
は電圧VCNTが印加する。従って、−1倍の反転増幅回
路を形成するので、電圧VCNTを基準として、電圧−V
Cを出力する。
【0056】次に、第1の加算回路1204を説明す
る。
【0057】抵抗器1204b〜d、eはそれぞれ、抵
抗値R3〜R5、R7を持つ。
【0058】演算増幅器1204aの非反転入力には電
圧VCNTが印加する。
【0059】ここで、抵抗器1204b〜eの一端は総
て演算増幅器1204aの反転入力に接続されている。
【0060】そして、抵抗器1204bの他端には、演
算増幅器802aの出力と接続し、電圧VTが印加す
る。
【0061】そして、抵抗器1204cの他端には、演
算増幅器803aの出力と接続し、電圧VCが印加す
る。
【0062】そして、抵抗器1204dの他端には、GN
Dと接続し、電圧VCNTを基準に電圧−VCNTが印加す
る。
【0063】そして、抵抗器1204eの他端は、演算
増幅器1204aの出力と接続している。
【0064】従って、演算増幅器1204aの出力は、
電圧VCNTを基準に、 −(R7/R3)・VT−(R7/R4)・VC+(R7/R5)・V
CNT なる電圧を出力する。
【0065】次に、第2の加算回路1205を説明す
る。
【0066】抵抗器1205b〜d、eはそれぞれ、抵
抗値R3〜R5、R7を持つ。
【0067】演算増幅器1205aの非反転入力には電
圧VCNTが印加する。
【0068】ここで、抵抗器1205b〜eの一端は総
て演算増幅器1205aの反転入力に接続されている。
【0069】そして、抵抗器1205bの他端には、演
算増幅器802aの出力と接続し、電圧VTが印加す
る。
【0070】そして、抵抗器1205cの他端には、演
算増幅器803bの出力と接続し、電圧−VCが印加す
る。
【0071】そして、抵抗器1205dの他端には、GN
Dと接続し、電圧VCNTを基準に電圧−VCNTが印加す
る。
【0072】そして、抵抗器1205eの他端は、演算
増幅器1205aの出力と接続している。
【0073】従って、演算増幅器1205aの出力は、
電圧VCNTを基準に、 −(R7/R3)・VT+(R7/R4)・VC+(R7/R5)・V
CNT なる電圧を出力する。
【0074】次に、第1の反転回路1206を説明す
る。
【0075】抵抗器1206b、cはそれぞれ同じ抵抗
値を持つ。
【0076】演算増幅器1206aの非反転入力には電
圧VCNTが印加する。
【0077】そして、抵抗器1206bが演算増幅器1
204aの出力と演算増幅器1206aの反転入力間
に、抵抗器1206cが演算増幅器1206aの反転入
力と出力間に接続されている。
【0078】従って、−1倍の反転増幅回路を形成する
ので、電圧VCNTを基準として、(R7/R3)・VT+(R
7/R4)・VC−(R7/R5)・VCNTなる電圧を出力す
る。
【0079】最後に、第2の反転回路1207を説明す
る。
【0080】抵抗器1207b、cはそれぞれ同じ抵抗
値を持つ。
【0081】演算増幅器1207aの非反転入力には電
圧VCNTが印加する。
【0082】抵抗器1207bが演算増幅器1205a
の出力と演算増幅器1207aの反転入力間に、抵抗器
1207cが演算増幅器1207aの反転入力と出力間
に接続されている。
【0083】従って、−1倍の反転増幅回路を形成する
ので、電圧VCNTを基準として、(R7/R3)・VT−(R
7/R4)・VC−(R7/R5)・VCNTなる電圧を出力す
る。
【0084】以上より、出力端子1209の電圧は、 +Vs1= (R7/R3)・VT+(s1= (R7/R3)・VT
+(R7/R4)・VC−(R7/R5)・VCNT 出力端子1210の電圧は、 +Vs2= (R7/R3)・VT−(R7/R4)・VC−(R7/
R5)・VCNT 出力端子1211の電圧は、 −Vs2=−(R7/R3)・VT+(R7/R4)・VC+(R7/
R5)・VCNT 出力端子1212の電圧は、 −Vs1=−(R7/R3)・VT−(R7/R4)・VC+(R7/
R5)・VCNT となる。
【0085】よって、周辺温度が変化して、電圧VTが
ΔVTだけ変化した時、ΔV1=n・(R7/R3)・ΔVT
とおくとこの場合には、選択電圧±Vs1の絶対値をΔV
1だけ変化し、かつ、選択電圧±Vs1の絶対値もΔV1だ
け変化するので、液晶素子の自動温度補償が可能とな
る。
【0086】また、可変抵抗器803cを動かして、電
圧VCがΔVCだけ変化させ、ΔV2=n・(R7/R3)・Δ
VTとおくと、選択電圧±Vs1の絶対値がΔV2だけ変化
し、かつ、選択電圧±Vs1の絶対値は−ΔV2だけ変化
する。よって、液晶素子のコントラスト調整が可能とな
る。
【0087】以上、液晶表示装置の電源回路の構成を、
述べた構成にすることによって両極性充放電駆動法を行
うことができる。
【0088】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液晶表
示装置の電源回路の構成を上述した構成にした場合に、
出力端子1209〜1212に電圧を出力する演算増幅
器1206a、1207a、1205a、1204aを
動作させる電源電圧が高くなってしまう。
【0089】即ち、演算増幅器1206a、1207a
の正の電源電圧は+Vpre+VCNTで、負側は0Vで、演算
増幅器1205a、1204aの正の電源電圧は+VDD
で、負側は−Vpre−VCNTであり、電圧Vpreが30V程
度であることを考えると、これらの演算増幅器の電源電
圧は、30V前後となる。
【0090】よって、演算増幅器1204a〜1207
aのそれぞれの自己消費電流をIopとすると、それぞれ
の自己消費電力は、約30V×Iopとなる。
【0091】これは電圧VDD(ここでは5Vとする。)を電
源電圧とする演算増幅器801a等の消費電力、VDD×
Iop=5V×Iop の6倍にもなる。
【0092】そして、一般的に演算増幅器の自己消費電
流Iopは、電源電圧が高くなると増加するので、この差
は実際にはもっと大きくなる。
【0093】また、例えば、演算増幅器1207aは、
正の電源電圧1201(+Vpre+VCNT)からこれを内部
で電圧降下させ、出力端子1210へ電圧+Vs2を出力
する。ここで、例えば、正の電源電圧を30V、電圧+Vs
2を15Vとし、出力端子1210から出力する電流を0.2m
Aとすると、演算増幅器1207a内部で(30V−15
V)×0.2mA=3mWの電力が無駄に消費される。
【0094】これは、演算増幅器1204a〜1207
aの総てにあてはまる。(出力電圧、電流によって無駄な
消費電力量は異なるが。) また、演算増幅器1204a〜1207aの電源電圧が
30V前後と高い電圧となり、逆に演算増幅器1204
a〜1207aにはこの電圧以上の高耐圧が要求され
る。
【0095】また、これらの演算増幅器1204a〜1
207aの出力(十〜数十V)が何等かの理由で例えばGN
Dと短絡した場合に、演算増幅器1204a〜1207
a、あるいはこれを含む電源回路が破壊しないような短
絡保護回路も必要となる。
【0096】なお、電源回路の消費電力を低減する方法
として、いわゆるスイッチングレギュレータ方式があ
る。この方式を簡単に説明すると、インダクタを用意し
これに流す電流をオン/オフ制御する方法である。しか
しながら、この方式は比較的大電流出力の場合には効率
が良いが、液晶表示装置等の電源回路のように比較的に
小さい電流出力の場合には効率があまり良くない。更
に、インダクタは、コアに銅線等を巻き付けた構造にな
っており、概して外形が大きくなる。また、インダクタ
に流す電流をオン/オフ制御する際に、ノイズ、特に磁
気ノイズが出やすい。
【0097】そこで、本発明は、上のような課題に鑑み
てなされたものであり、回路構成を簡素なものとし、そ
れ自体の消費電力を低減した電源回路、及びこの電源回
路を用いる液晶表示装置等を提供することを目的とす
る。
【0098】また、これを含む消費電力を低減させ、安
価でかつ小型軽量化が図られた電子機器を提供すること
を目的とする。
【0099】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電源回路
は、電圧源または外部からの電圧入力端子と、第1のコ
ンデンサと、第2のコンデンサと、前記第1のコンデン
サの一端と前記電圧源または外部からの電圧入力端子間
を接続あるいは遮断し、前記第1のコンデンサの該一端
と前記第2のコンデンサの一端間を遮断あるいは接続す
るスイッチ回路と、基準電圧源と前記第2のコンデンサ
に印加する電圧の分圧と前記基準電圧源の電圧とを比較
する電圧比較回路と、前記スイッチ回路が前記第1のコ
ンデンサの一端と前記電圧源または外部からの電圧入力
端子間を接続しかつ前記第1のコンデンサの該一端と前
記第2のコンデンサの一端間を遮断する状態と前記スイ
ッチ回路が前記第1のコンデンサの一端と前記電圧源ま
たは外部からの電圧入力端子間を遮断しかつ前記第1の
コンデンサの該一端と前記第2のコンデンサの一端間を
接続する状態の2状態を交互にする制御と該2状態のい
ずれか一方の状態、あるいは、前記スイッチ回路が前記
第1のコンデンサの一端と前記電圧源または外部からの
電圧入力端子間を遮断しかつ前記第1のコンデンサの該
一端と前記第2のコンデンサの一端間も遮断する状態に
したままにする制御のいずれかの制御を、前記電圧比較
回路の出力状態に応じて、行うスイッチ制御回路とを具
備することを特徴とする。
【0100】上記の構成によれば、電圧源または外部か
らの電圧入力端子の電圧まで充電した、第1のコンデン
サの電荷を第2のコンデンサに移動させて出力電圧を発
生させるので、電力損失が殆ど発生しない。また、この
動作を制御する制御系の電源電圧は低く抑えられ、制御
系の消費電力も低減する。
【0101】請求項2記載の電源回路は、請求項1記載
の電源回路を複数、具備することを特徴とする。
【0102】上記の構成によれば、多数の出力電圧を持
つ電源回路においても電力損失が殆ど発生しない。
【0103】請求項3記載の電源回路は、請求項2記載
の電源回路において、複数の請求項1の電源回路の各々
の前記基準電圧源の電圧が互いに連動して変化すること
を特徴とする。
【0104】上記の構成によれば、多数の出力電圧を持
つ電源回路においても電力損失が殆ど発生しないととも
に、多数の出力電圧の電圧調整が容易になる。
【0105】請求項4記載の液晶表示装置は、液晶材料
を用いた液晶素子と該液晶素子を駆動するのに必要な電
圧を供給する電源回路を具備する液晶表示装置におい
て、該電源回路が請求項1ないし3記載の電源回路であ
ることを特徴とする。
【0106】上記の構成によれば、電源回路の電力損失
が殆どなく、ひいては液晶表示装置の消費電力が低減で
きる。
【0107】請求項5記載の電子機器は、請求項4記載
の液晶表示装置を表示部材として具備することを特徴と
する。
【0108】上記の構成によれば、表示部材としての液
晶表示装置の電力損失が殆どなく、ひいては電子機器の
消費電力が低減できる。
【0109】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0110】〔実施例1〕図1は請求項1記載の発明に
係る電源回路の一構成例を示す模式図である。
【0111】図1で、101は、電圧源で、これは外部
からの電圧入力端子でも良い。102は第1のコンデン
サ、103は第2のコンデンサ、104はスイッチ回
路、105は基準電圧源である。そして、106は第2
のコンデンサ103に印加する電圧の分圧を発生する電
圧分割回路で、直列接続された2本の抵抗器106a、
106bからなる。107は電圧分割回路106の出力
する分圧と基準電圧源105の電圧とを比較する電圧比
較回路で、108は、スイッチ回路104のオン/オフ
制御を電圧比較回路107の出力状態に応じて行うスイ
ッチ制御回路で、109は電圧出力端子である。なお、
100で示した三角記号は、共通電位で0Vとする。(以
後、GNDと言う。)を示す。
【0112】ここで、スイッチ回路104は、スイッチ
回路104の制御端子(図中、Cで示す。)に、スイッチ
制御回路108からの信号(以後、スイッチ制御信号と
言う。)に応じて、スイッチ回路104の図中、AとY間
を接続あるいは遮断し、YとB間を遮断あるいは接続す
る。
【0113】そして、電圧比較回路107は、電圧分割
回路106の出力する分圧と基準電圧源105の電圧と
を比較し、比較結果をスイッチ制御回路108に出力す
る。
【0114】ここで、この比較結果が電圧分割回路10
6の出力する分圧の方が低いことを示す場合には、スイ
ッチ制御回路108は、スイッチ回路104のAとY間
を接続しかつYとB間を遮断するスイッチ制御信号と、
AとY間を遮断しかつYとB間を接続するスイッチ制御
信号を交互に出力し続け、逆に比較結果が電圧分割回路
106の出力する分圧の方が高いことを示す場合には、
スイッチ制御回路108は、スイッチ回路104のAと
Y間を接続しかつYとB間を遮断するスイッチ制御信号
またはAとY間を遮断しかつYとB間を接続するスイッ
チ制御信号またはAとY間を遮断しかつYとB間を遮断
するスイッチ制御信号のいずれかを出力する。
【0115】本実施例の電源回路は以上の動作をする。
ここで、電圧源101の電圧をVin、電圧分割回路10
6の出力する分圧をVdiv、基準電圧源105の電圧を
Vref、電圧出力端子109の電圧をVout、、第1のコ
ンデンサ102の容量をC1、第2のコンデンサの容量
をC2、電圧分割回路106の2本の抵抗器106a、
106bの抵抗値をそれぞれRa、Rbとする。
【0116】すると、電圧分割回路106の出力する分
圧はVdiv={Rb/(Ra+Rb)}・Voutであるから、Vout
={(Ra+Rb)/Rb}・Vdivとなり、n={(Ra+Rb)/R
b}とおくとVout=n・Vdivとかける。
【0117】基準電圧源105の電圧Vrefより電圧Vd
ivが低い場合には、即ち、電圧出力端子109の電圧が
Vout<n・Vrefの場合には、スイッチ制御回路108
は、スイッチ回路104のAとY間を接続しかつYとB
間を遮断するスイッチ制御信号と、AとY間を遮断しか
つYとB間を接続するスイッチ制御信号を交互に出力し
続ける。
【0118】ここで、スイッチ回路104のAとY間を
接続しかつYとB間を遮断する動作とこれに引き続くA
とY間を遮断しかつYとB間を接続する動作を1回行う
時、まず、第1のコンデンサが電圧源101と接続した
時の、第1のコンデンサに印加する電圧はVinであり、
従って電荷量はVin・C1となる。この時、第2のコンデ
ンサの電荷量はVout・C2である。そして、これに引き
続きAとY間を遮断しかつYとB間を接続した時、即ち
第1のコンデンサが第2のコンデンサと接続した時の、
第1と第2のコンデンサの総電荷量は、Vin・C1+Vou
t・C2となり、第1と第2のコンデンサに印加する電圧
は、 (Vin・C1+Vout・C2)/(C1+C2)=Vout+(Vin−V
out)・C1/(C1+C2) となって、右辺第2項分だけの電圧出力端子109の電
圧が上昇する。
【0119】よって、この切替え動作が際限なく行われ
ると、Vout=Vinに限りなく近い電圧まで上昇してい
く。
【0120】しかし、基準電圧源105の電圧Vrefよ
り電圧Vdivが高い時には、即ち、電圧出力端子109
の電圧がVout>n・Vrefとなると、スイッチ制御回路
108は、スイッチ回路104のAとY間を接続しかつ
YとB間を遮断するスイッチ制御信号またはAとY間を
遮断しかつYとB間を接続するスイッチ制御信号または
AとY間を遮断しかつYとB間を遮断するスイッチ制御
信号のいずれかを出力するから、上記の切替え動作が停
止し、電圧出力端子109の電圧の上昇が無くなる。
【0121】ここで、電圧出力端子109とGND間に負
荷(図示せず)が接続されると、第2のコンデンサの電荷
が減り、電圧出力端子109の電圧が減少する。する
と、再び上記の切替え動作が繰り返される。
【0122】よって、電圧出力端子109の電圧はVou
t=n・Vrefで安定化される。
【0123】以上の構成と動作をする。このように、電
圧源101の電圧Vinから電圧を下げた、電圧Voutを
作る方法として、第1のコンデンサの電荷を第2のコン
デンサに移動させる方法をとっているので、演算増幅器
による電圧降下を用いた方法とは異なり、電圧損失が殆
ど発生しない。また、インダクタを用いないので磁気ノ
イズの発生や電源回路が大きくなるといった問題も生じ
ない。
【0124】なお、電圧比較回路107やスイッチ制御
回路108部分は低電圧駆動が可能であり、よってこの
部分での消費電力を抑えることも可能である。
【0125】よって、回路を大きくすることなく、また
不要なノイズを発生することなく、電源回路自体の消費
電力を低減させた電源回路を提供することができる。こ
の電源回路は、特に、出力電圧が十〜数十Vで出力電流
が数mA以下といった電源を必要とする電子機器に最適
であり、例えば液晶表示装置があるが、無論、他の電子
機器の電源回路に用いても良い。
【0126】〔実施例2〕本実施例は請求項1の発明に
かかるものである。実施例1の説明からだけでも請求項
1の発明にかかる電源回路は容易に具現できるが、ここ
では、より具体的な本発明の電源回路の一構成例を説明
する。図2は、本実施例の電源回路の一構成例を示す図
である。
【0127】図2で、101は電圧源、102は第1の
コンデンサ、103は第2のコンデンサ、105は基準
電圧源、106は電圧分割回路であり抵抗106a、b
からなり、以上の構成は図1と同じ構成となっている。
【0128】図2の104aと104bは図1のスイッ
チ回路104を構成する具体的な構成要素で、それぞれ
PチャンネルMOS型FET(電界効果型トランジスタ)
である。図2で左側の端子がソース、右側の端子がドレ
イン、下側の端子がゲートである。そして、これらのト
ランジスタはソース電圧に対してゲートの電圧が負にな
るとソースとドレイン間が導通し、ソース電圧に対して
ゲートの電圧がほぼ同じか正になると遮断する、いわゆ
るエンハンスメントタイプの電気特性を持つ。
【0129】図2の201は電源で、電圧VDDの電圧を
出力する。VDDの具体的な電圧は2.7V〜5.5V程度であ
る。
【0130】107は電圧比較回路で、具体的には集積
回路等で構成された演算増幅器を用いている。そして、
図2の電圧比較回路107に示すように反転入力端子
(図中、−で示す端子。)には基準電圧源105の電圧Vr
efが入力し、非反転入力端子(図中、+で示す端子。)に
は電圧分割回路106の出力する電圧Vdivが入力す
る。そして、電圧比較回路107、即ち演算増幅器は電
源201の出力する電圧VDDで動作する。従って電圧比
較回路107は、電圧Vdivが電圧Vrefより低い時に
は、GNDの電圧に近い電圧(これを"L"とする。)を出力
し、高い時には、電圧VDDに近い電圧(これを"H"とす
る。)を出力する。
【0131】図2の108a〜iは、図1のスイッチ制
御回路108を構成する具体的な構成要素である。
【0132】まず、108aは発振回路で、ある周波数
fHzで周期的に"H"と"L"のいずれかの電圧となるクロッ
ク信号φ1とφ2を出力する。ここで、クロック信号φ1
とφ2はお互いに同時には"L"にはならない2相クロック
である。また、この発振回路108aも電源201の出
力する電圧VDDで動作する。
【0133】108bと108cは集積回路等で構成さ
れた論理回路を用いた、反転2入力の論理積回路であ
り、その電源として電源201の出力する電圧VDDを用
いてある。この反転2入力の論理積回路は2つの入力が
両方ともに"L"となった場合のみに出力が"H"となる回路
である。108d、108e、108g、108hはそ
れぞれ抵抗器である。
【0134】108fと108iはれぞれNチャンネル
MOS型FET(電界効果型トランジスタ)である。図2
の108f、108iで下側の端子がソース、上側の端
子がドレイン、左側の端子がゲートである。そして、こ
れらのトランジスタはソース電圧に対してゲートの電圧
が正になるとソースとドレイン間が導通し、ソース電圧
に対してゲートの電圧がほぼ同じか負になると遮断す
る、いわゆるエンハンスメントタイプの電気特性を持
つ。
【0135】ここで、抵抗器108d、108e、FE
T108fで、また抵抗器108g、108h、FET
108iで、それぞれFET104a、bの導通と遮断
の制御を行うレベルシフタ回路を構成する。
【0136】即ち、反転2入力の論理積回路108bの
出力が"H"の時、FET108fのゲート電圧がソース
電圧より高くなるので、導通状態になる。すると抵抗器
108eの下端の電圧がGNDとなり、抵抗器108dと
108eの接続部分、即ち、FET104aのゲート電
圧がソース電圧より低くなる。よって、FET104a
のソースとドレイン間を導通状態にする。一方、反転2
入力の論理積回路108bの出力が"L"の時、FET1
08fのゲート電圧がソース電圧とほぼ同じになるの
で、遮断状態になる。すると抵抗器108eの下端の電
圧はVinとなり、抵抗器108dと108eの接続部
分、即ち、FET104aのゲート電圧もソース電圧と
ほぼ同じになる。よって、FET104aのソースとド
レイン間を遮断状態にする。
【0137】抵抗器108g、108h、FET108
iで構成されたレベルシフタ回路も同様に、反転2入力
の論理積回路108cの出力に応じて、FET104b
のソースとドレイン間を導通と遮断の制御をする。
【0138】以上の構成となっている。ここで、図3を
用いて動作を説明するが、図3は図2の各部の電圧波形
を示すタイミング図である。図3で、301は図2のク
ロック信号φ1、302は図2のクロック信号φ2、30
3は図2のFET108fのゲート電圧、304は図2
のFET108iのゲート電圧、305は図2の電圧比
較回路107の出力、306は図2の第1のコンデンサ
の電圧、307は電圧Voutを示す。
【0139】ここで、電圧Voutがn・Vref未満である
時、即ち、Vdiv<Vrefである時、電圧比較回路107
は"L"を出力するから、反転2入力の論理積回路108
b、cは、それぞれクロック信号φ1、2が"L"となった
時のみに"H"を出力する。ここで、クロック信号φ1、2
は互いに同時に"L"とはならないので、FET104a
とFET104bは交互に導通状態と遮断状態となる。
よって、FET104aが導通状態になった時は、第1
のコンデンサ102は、第2のコンデンサ103とは遮
断され、電圧源101と導通し電圧Vinまで充電され、
次のFET104bが導通状態になった時は、第1のコ
ンデンサ102は、電圧源101とは遮断され、第2の
コンデンサ103と導通し、この電荷を第2のコンデン
サ103に移す動作がくり返し行われる。よって、電圧
Voutが上昇する。(図3の期間t1) そして、電圧Voutがn・Vrefより高くなった時、即
ち、Vdiv>Vrefになった時、電圧比較回路107は"
H"を出力するから、反転2入力の論理積回路108b、
cは、クロック信号φ1、2によらず、"L"を出力する。
するとFET104aとFET104bは両方共に遮断
状態となる。従って、電圧Voutの上昇は停止する。
【0140】更に、出力電圧端子109とGND間に負荷
を考えると、電圧Voutが徐々に下がる。(図3の期間
t2)そして、電圧Voutがn・Vref未満になると再び
電圧Voutを上昇させる上述の動作が行われる。(図3
の期間t3)これが繰り返される。
【0141】ここで、電圧源101の電圧Vinの具体的
な電圧を30V、出力電圧端子109の電圧Voutの具体的
な電圧を20Vとし、出力電圧端子109とGND間に接続さ
れる負荷に流れる出力電流Ioutの具体的な電流を0.2mA
とする。
【0142】ここで、図2の第1のコンデンサ102
が、1回、電圧源101と接続した後に第2のコンデン
サ103と接続した時に移動する電荷量は以下のように
なる。
【0143】(Vin−Vout)・C1 よって、クロック信号φ1、2の周波数はfHzであるか
ら、第1のコンデンサ102が第2のコンデンサ103
に単位時間当たりに移動する電荷、即ち電流Iは以下の
ようになる。
【0144】I=(Vin−Vout)・C1・f 従って、出力電流Iout=0.2mAを供給するには、0.2mA
=(30V−20V)・C1・f=10V・C1・fから、f=10kHzと
すると、第1のコンデサ102の容量はC1=2000pFと
なる。
【0145】また、第1のコンデンサ102が、電圧源
101と接続した後に、第2のコンデンサ103と接続
した直後の電圧は、第2のコンデンサ103の容量をC
2とすると以下のようになる。
【0146】 Vout=Voutp+(Vin−Voutp)・C1/(C1+C2) 但し、Voutpは、第1のコンデンサ102が第2のコン
デンサ103と接続する直前の元の第2のコンデンサ1
03の電圧である。従って、 (Vin−Voutp)・C1/(C1+C2)≒(30V−20V)・C1/(C1
+C2)=10V・C1/(C1+C2) なるリプル電圧が発生する。
【0147】ここで、第2のコンデンサ103の容量C
2を充分に大きくすればこのリプル電圧は充分に小さく
することができる。例えば、C2=2μFとすれば、リプ
ル電圧は高々10mV程度にできる。
【0148】ここで、FET104a、bはゲート電圧
だけで制御されるので、抵抗器108d、e、g、hの値
は大きくすることが可能で例えば百kΩ前後の値にして
も良い。但し、これらの抵抗を高くすると、FET10
4a、bのゲート間容量、配線等の浮遊容量の影響が顕
著になってくる。例えば、FET108fが導通から遮
断状態になっても、FET104aのソースとドレイン
間がすぐには遮断しなくなる。これは、FET104a
のソース電圧に対するゲート電圧波形は、抵抗器108
d、eの抵抗値と浮遊容量の積で決まる、ある時定数を
持つ指数関数でほぼ表されるが、時定数が大きくなるほ
どゲート電圧がソース電圧に近づくのが遅くなり、その
分、応答が遅くなるからである。FET104bについ
ても同様である。従って、FET104aのソースとド
レイン間導通状態から遮断状態にし、FET104bの
ソースとドレイン間を遮断状態から導通状態にする時、
FET108fが導通から遮断状態にした後、即ちクロ
ックφ1を"L"から"H"にした後に、暫く間をおいて、ク
ロックφ2を"H"から"L"にすることによって、FET1
08iを遮断から導通状態にする。これによって、FE
T104aのソースとドレイン間とFET104bのソ
ースとドレイン間が同時に導通状態になるのが防げる。
無論、FET104bのソースとドレイン間を同時に導
通状態から遮断状態にし、FET104aのソースとド
レイン間を同時に遮断状態から導通状態にする場合にも
同じである。よって、クロック信号φ1とφ2が同時に"
H"なる時間を設ければ良い。これを言い換えれば、クロ
ック信号φ1とφ2が同時に"L"にならないようにすれば
良い。
【0149】逆に、このようなクロック信号φ1、2を
用いることによって、抵抗器108d、e、g、hの値を
大きくすることが可能で、ここで消費される無駄な電力
を抑えることができる。
【0150】そして、抵抗器106a、bも電圧比較回
路107に電圧を与えるだけなので、抵抗値を大きくす
ることが可能である。
【0151】本実施例の電源回路は以上の構成と動作を
する。従って、電圧源101の電圧Vinから電圧Vout
を作る操作を、これを第1のコンデンサ102の電荷を
第2のコンデンサ103に移動させる動作で行なってい
るので、電圧損失が殆ど発生しない。
【0152】また、抵抗器108d、e及びFET10
8fで構成されるレベル・シフタ回路部は、抵抗器10
8d、eの抵抗値を大きくすることが可能で、またFE
T108fも電圧制御素子であるのでこの部分での消費
電力も極めて小さくすることが可能であり、抵抗器10
8g、h及びFET108iで構成されるレベル・シフタ
回路部についても同様である。
【0153】更に電圧比較回路107、発振回路108
a、反転2入力の論理積回路108b、c等の回路は総
て電圧源201の電圧VDDの低電圧で動作する為に、こ
の部分での消費電力も少なくで済み、また各回路に高い
耐圧は要求されない。
【0154】以上、本実施例では、より具体的な回路構
成を用いて、実施例1で述べた電源回路を具現化させた
ものである。よって、実施例1と同様の効果が得られ
る。
【0155】また、出力端子が例えばGNDと短絡した場
合に、即ち、Vout=0Vとなった時、 I=(Vin−Vout)・C1・fより、 =(30V−0V)・C1・f ここにf=10kHz、C1=2000pFを代入すると、I=0.6
mA となる。
【0156】従って、短絡時の電流は微々たるものであ
る。逆に言えば、この回路構成自体が短絡保護回路を兼
ねている。従って、更に短絡保護回路を設ける必要はな
く、短絡事故があっても本実施例の電源回路が破壊する
ようなことが無くなる。
【0157】無論、実施例1の電源回路の具体的な構成
は本実施例の構成だけに限らない。例えば、抵抗器10
8d、e及びFET108fで構成されるレベル・シフタ
回路部と抵抗器108g、h及びFET108iで構成
されるレベル・シフタ回路部は、他の構成であっても良
い。
【0158】図4は本実施例の電源回路の他の一構成例
を示す図である。図4で、401〜407以外の構成は
図2と同じで同じ動作をするので、同じ番号を付して説
明の重複をさける。401は発振回路で周波数fのクロ
ック信号φを出力する。402は反転2入力の論理積回
路であり、図2の108b、cと同じ動作をする。図4
の403は反転論理回路で、入力が"H"の時"L"を出力
し、入力が"L"の時"H"を出力する。404と405はP
チャンネルのMOS型FETで、上側の端子がソース、
下側の端子がドレイン、残る端子がゲートで、エンハン
ストメントタイプの電気特性を持つ。また、406、4
07はNチャンネルのMOS型FETで、下側の端子が
ソース、上側の端子がドレイン、残る端子がゲートで、
エンハンストメントタイプの電気特性を持つ。そして、
FET404と406の接続部分とFET104b及び
FET405のゲートが接続し、FET405と407
の接続部分とFET104a及びFET404のゲート
が接続している。レベルシフタ回路はこのように構成さ
れている。(以後、この回路構成によるレベルシフタ回路
を相補型レベルシフタ回路よ呼ぶ。)なお、電圧VDDを出
力する電源201は、図4では省略してある。
【0159】ここで、反転2入力の論理積回路402の
出力が"H"の時、反転論理回路403の出力は"L"とな
る。すると、FET406は導通、FET407は遮断
状態となり、これによって、FET405は導通、FE
T404は遮断する。よって、FET104aのゲート
電圧は電圧Vin、FET104bのゲート電圧はGNDと
同じになり、FET104aのソース−ドレイン間は遮
断、FET104bのソース−ドレイン間は導通状態と
なる。逆に、反転2入力の論理積回路402の出力が"
L"の時、FET104aのソース−ドレイン間は導通、
FET104bのソース−ドレイン間は遮断状態とな
る。
【0160】従って、電圧比較回路107の出力が"L"
の時、即ち、Vout<n・Vrefの時、FET104aの
ソース−ドレイン間とFET104bのソース−ドレイ
ン間が交互に導通状態と遮断状態となる。そして、電圧
比較回路107の出力が"H"の時、即ち、Vout>n・Vr
efの時、、FET104aのソース−ドレイン間は導
通、FET104bのソース−ドレイン間は遮断状態と
なったままになる。
【0161】以上の構成と動作をするから図2の電源回
路と同じ動作と効果を得る。
【0162】この構成はレベルシフタ回路を4つの半導
体素子を用いているためにやや複雑となるが、FET4
04と406、405と407は何れか一方が導通し、
他方が遮断されるので定常的に流れる電流が無くなり消
費電力がいっそう小さくなる。また、FET104a、
bのゲート電圧を強制的に設定するので浮遊容量等によ
るゲート電圧の変化の遅れが無い。従って、図2に示し
た回路構成で必要であった2相クロック信号φ1、2を
1つのクロック信号φだけで済むようになり、発振回路
401の構成を簡略化できる。更に、レベルシフタ回路
から抵抗器が無くなるので、例えば、レベルシフタ回
路、発振回路を1つの集積回路で構成する際にはかえっ
て好ましい。
【0163】また本実施例では、実施例1の図1のスイ
ッチ回路104を、FETを用いて具現化してあるが、
これについてもこれに限定するものではなく、例えば集
積回路化した、いわゆるアナログスイッチを用いても無
論構わない。
【0164】〔実施例3〕本実施例は請求項1の発明に
かかるものである。実施例2では、正の電圧源の電圧V
inから正の電圧Voutを作る場合について説明したが、
負の電圧源の電圧−Vinから負の電圧−Voutを作るこ
とも同様にできる。これを図を用いて説明する。図5
は、本実施例の電源回路の一構成例を示す図である。
【0165】図5で、100はGND、102は第1のコ
ンデンサ、103は第2のコンデンサ、106は抵抗1
06a、bからなる電圧分割回路、107は電圧比較回
路、108d、108e、108g、108hはそれぞ
れ抵抗器、201は電圧VDDの電圧を出力する電源で、
以上の構成は図2と同じ構成となっている。
【0166】図5の500の菱形で示した記号は電圧V
DDがかかる部分を示す。501は負の電圧源で電圧−V
inを出力する。505は基準電圧源で、電圧VDDを基準
にして電圧−Vrefを出力する。509は負の電圧出力
端子で、ここにかかる電圧を−Voutとする。
【0167】図5の504aと504bは、それぞれN
チャンネルMOS型FETである。図5で左側の端子が
ソース、右側の端子がドレイン、下側の端子がゲートで
ある。そして、エンハンスメントタイプの電気特性を持
つ。
【0168】508aは発振回路で、ある周波数fHzで
周期的に"H"と"L"のいずれかの電圧となるクロック信号
φ3とφ4を出力する。ここで、クロック信号φ3とφ4は
お互いに同時には"H"にはならない2相クロックであ
る。また、この発振回路508aは電源201の出力す
る電圧VDDで動作する。
【0169】508bと508cは集積回路等で構成さ
れた論理回路を用いた、2入力の論理積の否定の回路
(以後、NAND回路と言う。)であり、その電源として電源
201の出力する電圧VDDを用いてある。このNAND回路
は2つの入力が両方ともに"H"となった場合のみに出力
が"L"となる回路である。
【0170】508fと508iはそれぞれPチャンネ
ルMOS型FET(電界効果型トランジスタ)であり、下
側の端子がソース、上側の端子がドレイン、左側の端子
がゲートである。そして、エンハンスメントタイプの電
気特性を持つ。なお、FET508f、iのそれぞれの
ソースは電圧VDDとなっていて、ゲート電圧が"H"の時
にはソース-ドレイン間が遮断し、"L"では導通する。
【0171】ここで、抵抗器108d、108e、FE
T508fで、また抵抗器108g、108h、FET
508iで、それぞれFET504a、bの導通と遮断
の制御を行うレベルシフタ回路を構成する。
【0172】即ち、NAND回路508bの出力が"L"の
時、FET508fのゲート電圧がソース電圧(VDD)よ
り低くなるので、導通状態になる。すると抵抗器108
eの下端の電圧がVDDとなり、抵抗器108dと108
eの接続部分、即ち、FET504aのゲート電圧がソ
ース電圧より高くなる。よって、FET504aのソー
スとドレイン間を導通状態にする。一方、NAND回路50
8bの出力が"H"の時、FET508fのゲート電圧が
ソース電圧とほぼ同じになるので、遮断状態になる。す
ると抵抗器108eの下端の電圧は−Vinとなり、抵抗
器108dと108eの接続部分、即ち、FET504
aのゲート電圧もソース電圧とほぼ同じになる。よっ
て、FET504aのソースとドレイン間を遮断状態に
する。
【0173】また、抵抗器108g、108h、FET
508iで構成されたレベルシフタ回路も、同様に、NA
ND回路508cの出力に応じて、FET504bの導通
と遮断の制御を行う。以上の構成となっている。
【0174】ここで、出力端子509の電圧−Voutに
ついてVDD−VoutがVDD−n・Vref未満である時、即
ち、VDD−Vdiv<VDD−Vrefである時、電圧比較回路
107は"H"を出力するから、NAND回路508b、c
は、それぞれクロック信号φ3、4が"H"となった時のみ
に"L"を出力する。ここで、クロック信号φ3、4は互い
に同時に"H"とはならないので、FET504aとFE
T504bは交互に導通状態と遮断状態となる。よっ
て、第1のコンデンサ102は、第2のコンデンサ10
3とは遮断され、電圧源501と導通し電圧−Vinまで
充電された後、第1のコンデンサ102は、電圧源50
1とは遮断され、第2のコンデンサ103と導通し、こ
の電荷を第2のコンデンサ103に移す動作がくり返し
行われる。よって、電圧−Voutは下がる。(絶対値は大
きくなる。)。
【0175】そして、VDD−VoutがVDD−n・Vrefよ
り高くなった時、即ち、VDD−Vdiv>VDD−Vrefにな
った時、電圧比較回路107は"L"を出力するから、NAN
D回路508b、cは、クロック信号φ3、4によらず、"
H"を出力する。するとFET504aとFET504b
は両方共に遮断状態となる。従って、電圧−Voutは下
がらなくなる。
【0176】更に、出力電圧端子509とGND間に負荷
を考えると、電圧−Voutが徐々に上がるが、VDD−Vo
utがn・Vref未満になると再び電圧−Voutを下げる上
述の動作が行われ、電圧−Voutは安定化される。但
し、電圧−Voutは、電圧VDDを基準として決定され、
VDD−Vout=VDD−n・Vrefとなる。
【0177】以上、負の電圧−Voutについても、実施
例2と同様に作ることができ、実施例2と同様の効果が
得られる。
【0178】また、実施例2と同様にレベルシフタ回路
を相補型レベルシフタ回路にしても良い。図6は、本実
施例の電源回路の他の一構成例を示す図である。
【0179】図6は図4の正の電圧源101、GNDを基
準とした正の基準電圧105、反転2入力の論理積回路
402をそれぞれ、負の電圧源501、電圧VDDを基準
とした負の基準電圧505、NAND回路602で置き換
え、更にPチャンネルのFET404、405をNチャ
ンネルのFET604、605で置き換え、Nチャンネ
ルのFET406、407をPチャンネルのFET60
6、607で置き換えたものである。以上の構成となっ
ている。なお、電圧VDDを出力する電源201は、図4
と同様に図6でも省略してある。
【0180】ここで、実施例2及び本実施例の説明よ
り、図6の動作は容易に類推できるので説明を省略する
が、図4、5と同様の動作をし、同様の効果を得る。
【0181】〔実施例4〕本実施例は請求項2の発明に
かかるものである。実施例1ないし3では、電圧源の電
圧±Vinから1つの電圧+Voutまたは−Voutを作る場
合について説明したが、1つの電圧源から複数の電圧を
作ることも可能である。これを図を用いて説明する。図
7は本実施例の電源回路の一構成例を示す図である。図
7で、101は正の電圧源で、501は負の電圧源であ
り、それぞれ図1、図5で説明したものである。図7の
301も図6の発振回路301である。そして、図7の
701と702は、それぞれ図4の破線で囲んだ400
部分であり、図7の703と704は、それぞれ図6の
破線で囲んだ600部分である。以後、これらの各々を
電源ブロックと呼ぶ。
【0182】図7の705、706はそれぞれ正の電圧
Vref1、Vref2を出力する基準電圧源で、707、70
8はそれぞれ負の電圧−Vref3、−Vref4を出力する基
準電圧源である。
【0183】また、709〜712はそれぞれ電源ブロ
ック701〜704に対応した電圧出力端子である。
【0184】以上の構成となっている。なお、電圧VDD
を出力する電源は図7では省略してある。
【0185】よって、各々の電源ブロック701〜70
4は、それぞれ基準電圧源705〜708に応じた電圧
を、それぞれの電圧出力端子709〜712から出力す
る。
【0186】即ち、電圧出力端子709は電圧n・Vref
1、電圧出力端子710は電圧n・Vref2、電圧出力端子
711は電圧VDD−n・Vref3、電圧出力端子712は
電圧VDD−n・Vref4を出力する。
【0187】以上の動作を行う。よって、複数の電圧を
出力することができる。また、この場合に発振回路30
1は全電源ブロック701〜704で共用できるので、
回路構成の増加を少なくすることができる。
【0188】〔実施例5〕本実施例は請求項3の発明に
かかるものである。実施例4では、各出力端子のの電圧
を固定した場合、あるいは互いの電圧について独立した
場合について説明してきたが、互いの電圧を連動させた
い場合がある。
【0189】例えば、液晶表示装置の液晶素子を両極性
充放電駆動する場合を考える。この場合、使用する電圧
として、電圧VDDとGNDの中間の電圧を電圧VCNTとし、
この電圧VCNTを基準に、電圧±Vpre、電圧±Vs1、電
圧±Vs2の6つの電圧が必要であり、特に電圧±Vs1、
電圧±Vs2の値は様々に連動させる必要がある。
【0190】即ち、液晶素子の温度補償の為に、電圧+
Vs1を電圧+ΔV1変化させた時、電圧−Vs1を電圧−
ΔV1、電圧+Vs2を+ΔV1、電圧−Vs2を−ΔV1変
化させる場合と、液晶素子のコントラスト調整のため
に、電圧+Vs1を電圧+ΔV2変化させた時、電圧−Vs
1を電圧−ΔV2、電圧+Vs2を−ΔV2、電圧−Vs2を
+ΔV2変化させる場合がある。
【0191】このような場合には、図7の基準電圧源7
05〜708の電圧を連動させて変化させれば良い。こ
こでは、上述の液晶表示装置の液晶素子を充放電駆動す
る時に使用する電圧を発生する場合を例に説明する。図
8は、本実施例の連動して変化する基準電圧源の一構成
例を示す図である。
【0192】図8で、100はGND、201は電源で電
圧VDDを出力する。
【0193】破線で囲んだ801は中央電圧発生回路
で、801aは演算増幅器、801b、cは抵抗器であ
る。
【0194】破線で囲んだ802は温度補償電圧発生回
路で、802aは演算増幅器、802bは感温抵抗器、
802c、dは抵抗器である。
【0195】破線で囲んだ803はコントラスト調整電
圧発生回路で、803a、bは演算増幅器、803cは
可変抵抗器、803d、eは抵抗器である。
【0196】破線で囲んだ804は第1の加算回路で、
804aは演算増幅器、804b〜eは抵抗器である。
【0197】破線で囲んだ805は第2の加算回路で、
805aは演算増幅器、805b〜eは抵抗器である。
【0198】破線で囲んだ806は第1の反転回路で、
806aは演算増幅器、806b、cは抵抗器である。
【0199】破線で囲んだ807は第2の反転回路で、
807aは演算増幅器、807b、cは抵抗器である。
【0200】705〜708は、図7の基準電圧705
〜708として用いる端子で、それぞれ出力電圧+Vs
1、+Vs2、−Vs2、−Vs1に対応するものとする。
【0201】なお、総ての演算増幅器は、電源201の
電圧VDDで動作する。
【0202】図8の各部の詳細な構成と動作を説明す
る。
【0203】まず、中央電圧発生回路801を説明す
る。
【0204】抵抗器801b、cは同じ抵抗値を持ち、
電圧VDDとGND間に直列接続されていて、抵抗器801
bと801cの接続部分に電圧VDDとGNDの中間電圧が
発生する。これを電圧VCNTとする。
【0205】この電圧VCNTは、演算増幅器801aの
非反転入力に接続され、そして反転入力と出力が接続さ
れている。従って、演算増幅器801aはボルテージホ
ロワ回路を形成し、入力した電圧VCNTをインピーダン
スを下げて出力する。この出力を、図中○に−を重ねた
記号で示す。
【0206】次に、温度補償電圧発生回路802を説明
する。
【0207】抵抗器802c、dは抵抗値R1をそれぞ
れ持ち、電圧VDDと演算増幅器802aの反転入力と非
反転入力のそれぞれの間に接続されている。そして、抵
抗器802eは抵抗値R2を持ち、電圧VCNTと演算増
幅器802aの非反転入力の間に接続されている。そし
て、周辺温度によって抵抗値が変化する感温抵抗器80
2bが、演算増幅器802aの反転入力と出力の間に接
続されている。ここで、感温抵抗器802bの抵抗値R
Tは、例えば次の式で表される。
【0208】RT=R2・{1+k・(T−25)} ここで、Tは摂氏で測った周辺温度、kは正の定数で、
摂氏25度でR2と同じになる。すると、演算増幅器8
02aの出力電圧VTは、温度に依存し、 VT=VCNT・{R2/(R1+R2)}・{1−k・(T−25)} となる。従って、負の温度係数を持つ。但し、VTは電
圧VCNTを基準とした電圧である。
【0209】次に、コントラスト調整電圧発生回路80
4を説明する。
【0210】可変抵抗器803cは、その両端が電圧V
DDとVCNT間に接続され、この両端の電圧の任意を取り
出す。そして、この電圧を演算増幅器803aの非反転
入力に入力する。ここで、演算増幅器803aの反転入
力と出力が接続されているのでボルテージホロワ回路を
構成する。即ち、入力した電圧をインピーダンスを下げ
て出力する。ここで、電圧VCNTを基準としたこの電圧
を電圧VCとする。
【0211】更に、抵抗器803d、eはそれぞれ同じ
抵抗値を持ち、抵抗器803dが演算増幅器803aの
出力と演算増幅器803bの反転入力間に、抵抗器80
3eが演算増幅器803bの反転入力と出力間に接続さ
れている。そして、演算増幅器803bの非反転入力に
は電圧VCNTが印加する。従って、−1倍の反転増幅回
路を形成するので、電圧VCNTを基準として、電圧−V
Cを出力する。
【0212】次に、第1の加算回路804を説明する。
【0213】抵抗器804b〜eはそれぞれ、抵抗値R
3〜R6を持つ。
【0214】演算増幅器804aの非反転入力には電圧
VCNTが印加する。
【0215】ここで、抵抗器804b〜eの一端は総て
演算増幅器804aの反転入力に接続されている。
【0216】そして、抵抗器804bの他端には、演算
増幅器802aの出力と接続し、電圧VTが印加する。
【0217】そして、抵抗器804cの他端には、演算
増幅器803aの出力と接続し、電圧VCが印加する。
【0218】そして、抵抗器804dの他端には、GND
と接続し、電圧VCNTを基準に電圧−VCNTが印加する。
【0219】そして、抵抗器804eの他端は、演算増
幅器804aの出力と接続している。
【0220】従って、演算増幅器804aの出力は、電
圧VCNTを基準に、 −(R6/R3)・VT−(R6/R4)・VC+(R6/R5)・V
CNT なる電圧を出力する。
【0221】次に、第2の加算回路805を説明する。
【0222】抵抗器805b〜eはそれぞれ、抵抗値R
3〜R6を持つ。
【0223】演算増幅器805aの非反転入力には電圧
VCNTが印加する。
【0224】ここで、抵抗器805b〜eの一端は総て
演算増幅器805aの反転入力に接続されている。
【0225】そして、抵抗器805bの他端には、演算
増幅器802aの出力と接続し、電圧VTが印加する。
【0226】そして、抵抗器805cの他端には、演算
増幅器803bの出力と接続し、電圧−VCが印加す
る。
【0227】そして、抵抗器805dの他端には、GND
と接続し、電圧VCNTを基準に電圧−VCNTが印加する。
【0228】そして、抵抗器805eの他端は、演算増
幅器805aの出力と接続している。
【0229】従って、演算増幅器804aの出力は、電
圧VCNTを基準に、 −(R6/R3)・VT+(R6/R4)・VC+(R6/R5)・V
CNT なる電圧を出力する。
【0230】次に、第1の反転回路806を説明する。
【0231】抵抗器806b、cはそれぞれ同じ抵抗値
を持つ。
【0232】演算増幅器806aの非反転入力には電圧
VCNTが印加する。
【0233】抵抗器806bが演算増幅器804aの出
力と演算増幅器806aの反転入力間に、抵抗器806
cが演算増幅器806aの反転入力と出力間に接続され
ている。従って、−1倍の反転増幅回路を形成するの
で、電圧VCNTを基準として、(R6/R3)・VT+(R6/
R4)・VC−(R6/R5)・VCNTなる電圧を出力する。
【0234】最後に、第2の反転回路807を説明す
る。
【0235】抵抗器807b、cはそれぞれ同じ抵抗値
を持つ。
【0236】演算増幅器807aの非反転入力には電圧
VCNTが印加する。
【0237】抵抗器807bが演算増幅器805aの出
力と演算増幅器807aの反転入力間に、抵抗器807
cが演算増幅器807aの反転入力と出力間に接続され
ている。従って、−1倍の反転増幅回路を形成するの
で、電圧VCNTを基準として、(R6/R3)・VT−(R6/
R4)・VC−(R6/R5)・VCNTなる電圧を出力する。
【0238】以上より、基準電圧705は、 Vref1= (R6/R3)・VT+(R6/R4)・VC−(R6/
R5)・VCNT 基準電圧706は、 Vref2= (R6/R3)・VT−(R6/R4)・VC−(R6/
R5)・VCNT 基準電圧707は、 −Vref3=−(R6/R3)・VT+(R6/R4)・VC+(R
6/R5)・VCNT 基準電圧708は、 −Vref4=−(R6/R3)・VT−(R6/R4)・VC+(R
6/R5)・VCNT となり、Vref1=Vref4、Vref2=Vref3となる。
【0239】ここで、周辺温度が変化して、電圧VTが
ΔVTだけ変化すると、基準電圧705、706は、
(R6/R3)・ΔVT変化し、基準電圧707、708
は、−(R6/R3)・ΔVT変化する。
【0240】そこで、ΔV1=n・(R6/R3)・ΔVTと
おくと周辺温度が変化すると、電圧+Vs1が電圧+ΔV
1変化し、この時、電圧−Vs1は電圧−ΔV1、電圧+V
s2は+ΔV1、電圧−Vs2は−ΔV1変化するので、液晶
素子の自動温度補償が可能となる。
【0241】また、可変抵抗器803cを動かして、電
圧VCがΔVCだけ変化すると、基準電圧705、707
は、 (R6/R4)・ΔVT変化し、基準電圧706、7
08は、−(R6/R4)・ΔVT変化する。
【0242】そこで、ΔV2=n・(R6/R3)・ΔVTと
おくと電圧+Vs1が電圧+ΔV2変化した時、電圧−Vs
1は電圧−ΔV2、電圧+Vs2は−ΔV2、電圧−Vs2は
+ΔV2変化する。よって、液晶素子のコントラスト調
整が可能となる。
【0243】本実施例の基準電源回路の構成と動作は以
上のようになっている。ここで、基準電圧は、実際に出
力する電圧の1/nであり、この基準電圧を作る演算増
幅器の電源電圧は、実際に出力する電圧の1/nよりや
や高い電圧で済む。言い換えれば、演算増幅器の電源電
圧を電圧VDDとすれば、実際に出力する電圧の1/nが
この電圧VDDより小さくなるようにnを設定すれば良
い。
【0244】よって、演算増幅器及び付随する抵抗に印
加する電圧を低く抑えることが出来、消費電力が小さく
なる。
【0245】なお、本実施例では、基準電圧源の電圧を
連動して動かす一例を示したのにすぎず、連動させたい
出力電圧に応じて適宜、基準電圧源の電圧の連動のさせ
かたを変えても良い。また、温度補償電圧発生回路等も
本実施例で挙げたものに限定されるものではなく、例え
ば集積回路化された温度センサ回路等でも構わない。
【0246】〔実施例6〕本実施例は請求項4の本発明
の液晶表示装置に係るものである。即ち、実施例1から
5で説明した電源回路を用いた液晶表示装置である。図
9は本実施例の液晶表示装置の一構成例を示す図であ
る。図9は本実施例の液晶表示装置の一構成例を示す。
ここでは、2端子型アクティブ液晶パネルを用い、両極
性充放電駆動をするものとする。
【0247】即ち、2端子型アクティブ液晶パネルを構
成する走査電極に印加する電圧波形の電圧構成を、電圧
VDDとGNDの中間電圧(VCNT)を基準として、±Vpre、
±Vs1、±Vs2の電圧と正の保持電圧+Vh=+VDD、
負の保持電圧−Vh=0Vの計8値とする駆動方法をとる
ものとする。
【0248】また、信号電極には、電圧VCNTを中心電
圧とした電圧変調あるいは電圧VDDと0V(GND)の電圧で
構成されたパルス幅変調された電圧波形を印加するもの
とする。
【0249】図9で、90は2端子型アクティブ液晶パ
ネルで、液晶層(図示せず。)を挟持する一対の基板の一
方に複数の走査電極(図示せず。)が、他方の基板にこれ
と交差するように信号電極(図示せず。)が配置され、こ
の交差部分毎にいずれかの基板に非線形抵抗素子(図示
せず。)及び画素電極(図示せず。)が設けてある。そし
て、図9の液晶パネル90では上辺に信号電極の端子、
左辺に走査電極の端子が設けてある。
【0250】91は、液晶パネル90の信号電極に所定
の電圧波形を供給する回路で(以後、Xドライバと言
う。)、信号電極の端子とそれぞれ接続してある。
【0251】92は液晶パネル90の走査電極に所定の
電圧波形を供給する回路で(以後、Yドライバと言
う。)、走査電極の端子とそれぞれ接続してある。
【0252】93は制御回路でXドライバ91とYドラ
イバ92の動作を制御する。ここで、93xがXドライ
バ91の制御信号、93yがYドライバ92の制御信号
である。
【0253】94は、Yドライバ91が走査電極に出力
する電圧波形を構成する各電圧を発生する電源回路であ
る。ここで、電源回路94は、図8で示す基準電圧を用
いた図7の電源回路である。そして、図7の出力端子7
09〜712をそれぞれ、電圧+Vs1、+Vs2、−
Vs2、−Vs1とし、電圧Vinを+Vpre、電圧−
Vinを−Vpreとする。但し、電圧Vin及び電圧−Vi
nの電圧値は、電圧VCNTを基準にそれぞれ+Vpreと−
Vpreとなるように再設定してある。また正の保持電圧
+Vhは電圧VDD、負の保持電圧−Vhは0Vである。
【0254】以上の構成となっているので、両極性充放
電駆動に必要な総ての電圧を電源回路94が出力する。
そして、実施例1から4で述べたように、この電源回路
94自体の消費電力は極めて小さくなり、不要なノイズ
の発生や回路の大きさの増大が防止できる。また、消費
電力が極めて小さいながらも、実施例5で述べたよう
に、各電圧を連動して変化させることができ、温度補償
やコントラスト調整も容易に行うことができる。
【0255】以上述べたように、本発明の液晶表示装置
の構成にすることによって、消費電力を低減した液晶表
示装置が提供できる。これは特にバックライトの無い反
射型の液晶パネルを用いた液晶表示装置においては、消
費電力の削減割合が顕著になる。また、不要なノイズの
発生や回路の大きさの増大が防止でき、また、演算増幅
器等の耐圧を低く抑えることができ、低耐圧の電子部品
で構成可能となる。即ち、低消費電力で、しかも小型・
安価である液晶表示装置を提供できる。
【0256】〔実施例7〕本実施例は請求項5記載の本
発明の電子機器にかかる実施例である。実施例6で述べ
た液晶表示装置は、特に消費電力を低減した液晶表示装
置であり、コスト及びサイズを抑えたものである。
【0257】よって、低消費電力でしかも小型・安価で
あることが必要とされる電子機器の表示部材として適し
ており、その中でも、電池駆動をする携帯情報機器等に
最適である。更に、携帯電話等を始めとする無線通信機
能を有する携帯情報機器については、液晶表示装置から
電磁ノイズを発生しないために、その無線通信機能を害
さないので、極めて最適である。
【0258】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の本発
明によれば、電圧源または外部からの電圧入力端子の電
圧まで充電した、第1のコンデンサの電荷を第2のコン
デンサに移動させる方法をとるため、電力損失が殆ど発
生しない。また、この動作を制御する制御系の電源電圧
は低く抑えることができるため、制御系の消費電力も低
減することができる。
【0259】請求項2記載の本発明によれば、多数の出
力電圧を持つ電源回路においても電力損失が殆ど発生し
ない。
【0260】請求項3記載の本発明によれば、多数の出
力電圧を持つ電源回路においても電力損失が殆ど発生し
ないとともに、多数の出力電圧の電圧調整を容易にする
ことができる。
【0261】請求項4記載の本発明によれば、電源回路
の電力損失が殆どないため、ひいては液晶表示装置の消
費電力を低減することができる。
【0262】請求項5記載の本発明によれば、表示部材
としての液晶表示装置の電力損失が殆どないため、ひい
ては電子機器の消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の電源回路の一構成例を示す模式図。
【図2】実施例2の電源回路の一構成例を示す図。
【図3】図2の各部の電圧波形を示すタイミング図。
【図4】実施例2の電源回路の他の一構成例を示す図。
【図5】実施例3の電源回路の一構成例を示す図。
【図6】実施例3の電源回路の他の一構成例を示す図。
【図7】実施例4の電源回路の一構成例を示す図。
【図8】実施例5の連動して変化する基準電圧源の一構
成例を示す図。
【図9】実施例6の液晶表示装置の一構成例を示す図。
【図10】従来技術の、2端子型アクティブ・マトリク
ス液晶パネル10の構成を示す図。
【図11】従来技術の、液晶パネル10の画素1に係る
電気等価回路を示す図。
【図12】従来技術の、両極性充放電駆動に用いる各電
圧を発生する電源回路の構成を示す図。
【符号の説明】
100・・・共通電位で0V(GND、三角記号で示す。) 101・・・電圧源。 102・・・第1のコンデンサ。 103・・・第2のコンデンサ。 104・・・スイッチ回路。 105・・・基準電圧源。 106・・・電圧分割回路。 106a・・抵抗器。 106b・・抵抗器。 107・・・電圧比較回路。 108・・・スイッチ制御回路。 109・・・電圧出力端子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧源または外部からの電圧入力端子と、
    第1のコンデンサと、第2のコンデンサと、前記第1の
    コンデンサの一端と前記電圧源または外部からの電圧入
    力端子間を接続あるいは遮断し、前記第1のコンデンサ
    の該一端と前記第2のコンデンサの一端間を遮断あるい
    は接続するスイッチ回路と、基準電圧源と、前記第2の
    コンデンサに印加する電圧の分圧と前記基準電圧源の電
    圧とを比較する電圧比較回路と、前記スイッチ回路が前
    記第1のコンデンサの一端と前記電圧源または外部から
    の電圧入力端子間を接続しかつ前記第1のコンデンサの
    該一端と前記第2のコンデンサの一端間を遮断する状態
    と前記スイッチ回路が前記第1のコンデンサの一端と前
    記電圧源または外部からの電圧入力端子間を遮断しかつ
    前記第1のコンデンサの該一端と前記第2のコンデンサ
    の一端間を接続する状態の2状態を交互にする制御と該
    2状態のいずれか一方の状態、あるいは、前記スイッチ
    回路が前記第1のコンデンサの一端と前記電圧源または
    外部からの電圧入力端子間を遮断しかつ前記第1のコン
    デンサの該一端と前記第2のコンデンサの一端間も遮断
    する状態にしたままにする制御のいずれかの制御を、前
    記電圧比較回路の出力状態に応じて、行うスイッチ制御
    回路とを具備することを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電源回路を複数、具備する
    ことを特徴とする電源回路。
  3. 【請求項3】請求項2記載の電源回路において、複数の
    請求項1の電源回路の各々の前記基準電圧源の電圧が互
    いに連動して変化することを特徴とする電源回路。
  4. 【請求項4】液晶材料を用いた液晶素子と該液晶素子を
    駆動するのに必要な電圧を供給する電源回路を具備する
    液晶装置において、該電源回路が請求項1ないし3記載
    の電源回路であることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の液晶表示装置を表示部材と
    して具備することを特徴とする電子機器。
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