JPH1169754A - 永久磁石可動形リニア直流モータ - Google Patents

永久磁石可動形リニア直流モータ

Info

Publication number
JPH1169754A
JPH1169754A JP23648997A JP23648997A JPH1169754A JP H1169754 A JPH1169754 A JP H1169754A JP 23648997 A JP23648997 A JP 23648997A JP 23648997 A JP23648997 A JP 23648997A JP H1169754 A JPH1169754 A JP H1169754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
mover
length
magnetic pole
permanent magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23648997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Moriki
優一 森木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EFUTEMU KK
Original Assignee
EFUTEMU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EFUTEMU KK filed Critical EFUTEMU KK
Priority to JP23648997A priority Critical patent/JPH1169754A/ja
Publication of JPH1169754A publication Critical patent/JPH1169754A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定子の可動子の移動範囲に対応する範囲全
体に装着される巻線を、それぞれ同一の長さ(可動子の
移動方向の長さ)を有する二つの巻線あるいは三つの巻
線により構成することにより、永久磁石可動形リニア直
流モータの推力変動の増加を伴わない大推力化、推力変
動の増加を伴わないロング・ストローク化、推力のリニ
ア領域(推力変動の無い領域)の拡大および小型軽量化
を共に実現することを可能とする。 【構成】 固定子1は、永久磁石12、第1のヨーク1
3aおよび第1のヨーク13bより成る可動子11と、
第2のヨーク2、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第
2の巻線4aおよび第2の巻線4bより成る固定子1と
により構成され、第1の巻線3aおよび第1の巻線3b
は、それぞれ同一の長さ(可動子11の移動方向の長
さ)に構成され、第2の巻線4aおよび第2の巻線4b
は、それぞれ同一の長さ(可動子11の移動方向の長
さ)に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FA機器、OA機器、
光学機器、音響機器、医療機器、測定機器および各種製
造・加工装置等において、振動および推力変動を嫌い、
直線運動をする各種移動部の駆動の用に供され、脈動の
ない推力の発生、推力変動の増加を伴わない大推力化、
推力変動の増加を伴わないロング・ストローク化、推力
のリニア領域(推力変動のない領域)の拡大および小型
軽量化を共に可能とする永久磁石可動形リニア直流モー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、リニア直流モータは、巻線を主
に構成される可動子を有するコイル可動形リニア直流モ
ータと、永久磁石を主に構成される可動子を有する永久
磁石可動形リニア直流モータとに分類され、脈動のない
推力を発生し得る唯一のリニア・モータであり、各種位
置検出装置を装着してサーボ制御することにより、推力
および速度の広範囲の制御と、停止位置の高精度の制御
とを可能とし、振動および推力変動を嫌い、直線運動を
する負荷に対応し得る唯一のリニア・アクチュエータで
ある。
【0003】従来の永久磁石可動形リニア直流モータ
は、給電線の移動および給電線の移動スペースを必要と
せず、脈動のない推力を発生し、巻線の温度上昇の抑制
を可能とする反面、推力変動の増加を伴わない大推力
化、推力変動の増加を伴わないロング・ストローク化、
推力のリニア領域(推力変動のない領域)の拡大および
小型軽量化を困難とする問題点を有するものであった。
【0004】図11は、従来の永久磁石可動形リニア直
流モータの構造説明図であり、その推力特性を図12の
点線aないし点線dに示す。
【0005】可動子11は、可動子11の移動方向に着
磁された円筒状を成す永久磁石12と、永久磁石12の
N極の極性を有する磁極面に固着され第1の磁極14を
構成する円板状を成す第1のヨーク13aと、永久磁石
12のS極の極性を有する磁極面に固着され第2の磁極
15を構成する円板状を成す第1のヨーク13bとによ
り同軸円筒状に構成される。
【0006】固定子1は、円筒状を成す第2のヨーク2
と、第2のヨーク2の内側円筒面の第1の磁極14の移
動範囲に対応する範囲全体に装着される円筒状を成す第
1の巻線3と、第2のヨーク2の内側円筒面の第2の磁
極15の移動範囲に対応する範囲全体に装着される円筒
状を成す第2の巻線4とにより構成される。第1の巻線
3および第2の巻線4は、それぞれ同一の長さ(可動子
11の移動方向の長さ)にて構成され、更に、それぞれ
同一の巻数、電気抵抗および寸法等の巻線仕様にて構成
される。
【0007】可動子11は、固定子1の内側円筒面が構
成する円筒状を成す空間21内を円滑に移動し得る構造
に同軸円筒状に配置され、可動子11と固定子1との間
には、永久磁石12のN極の極性を有する磁極面より第
1のヨーク13a(第1の磁極14)、第1の巻線3、
第2のヨーク2、第2の巻線4、第1のヨーク13b
(第2の磁極15)を介して永久磁石12のS極の極性
を有する磁極面に至る閉磁路22が形成される。
【0008】可動子11は、第1の巻線3および第2の
巻線4に、それぞれ図示の方向に所定の電流を流すこと
により、所定の推力をもって矢印A方向に移動し、第1
の巻線3および第2の巻線4に、それぞれ図示と異なる
方向に所定の電流を流すことにより、所定の推力をもっ
て矢印B方向に移動する。
【0009】図12の点線aないし点線dは、図11に
示す従来の永久磁石可動形リニア直流モータのストロー
クを5[mm]に設定した際の推力特性であり、第1の
巻線3および第2の巻線4を並列に接続し、供給する電
流の大きさを変化させた際の推力を示す。即ち、第1の
巻線3および第2の巻線4に供給する電力の大きさを変
化させた際の推力を示すものである。
【0010】点線aは0.5[W](巻線温度上昇:1
0[℃])の電力を供給した際の推力特性であり、点線
bは2[W](巻線温度上昇:40[℃])の電力を供
給した際の推力特性であり、点線cは4.5[W](巻
線温度上昇:120[℃])の電力を供給した際の推力
特性であり、点線dは8[W](巻線温度上昇:160
[℃])の電力を供給した際の推力特性である。
【0011】従来の永久磁石可動形リニア直流モータの
推力は、図12の点線aに示す様に可動子11の移動に
伴い変動し、更に、図12の点線bないし点線dに示す
様に大推力化を目的とした電流値の増加あるいは電力の
増加に伴い大きく変動する欠点があった。
【0012】従来の永久磁石可動形リニア直流モータの
推力変動の減少は、固定子1を構成する第1の巻線3お
よび第2の巻線4の巻数の減少、あるいは第1の巻線3
および第2の巻線4に流れる電流の減少により可能と成
る。即ち、固定子1の起磁力の減少により推力変動は減
少する。しかし、固定子1の起磁力の減少に伴い推力が
減少する問題点があった。
【0013】従来の永久磁石可動形リニア直流モータの
大推力化は、固定子1の起磁力の増加あるいは可動子1
1の起磁力の増加(永久磁石12の体積の増加)により
可能と成る。しかし、固定子1の起磁力の増加は、前述
のように推力変動の増大を伴い、可動子11の起磁力の
増加は、可動子質量の増加、応答性の悪化、ストローク
の減少および固定子質量の増加を伴う問題点があった。
【0014】従来の永久磁石可動形リニア直流モータの
ロング・ストローク化は、可動子11の長さ(可動子1
1の移動方向の長さ)の増加と、第1の巻線3の長さ
(可動子11の移動方向の長さ)の増加および第2の巻
線4の長さ(可動子11の移動方向の長さ)の増加とに
より可能と成る。しかし、固定子1および可動子11が
大型化および大重量化し、応答性が悪化する問題点があ
った。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、永久磁石可動形リニア直流モータの推力変動の増
加を伴わない大推力化、推力変動の増加を伴わないロン
グ・ストローク化、推力のリニア領域(推力変動のない
領域)の拡大および小型軽量化を共に実現することが困
難な点である。
【0016】
【課題を解決するための手段】固定子の可動子を構成す
る複数の磁極の移動範囲に対応する範囲全体に装着され
る複数の巻線を、それぞれ同一の長さ(可動子の移動方
向の長さ)を有する二つの巻線あるいは三つの巻線によ
り構成することを最も主要な特徴とし、従来の永久磁石
可動形リニア直流モータの推力変動の増加を伴わない大
推力化、推力変動の増加を伴わないロング・ストローク
化、推力のリニア領域(推力変動のない領域)の拡大お
よび小型軽量化を共に実現するという目的を可能にし
た。
【0017】
【実施例】図1ないし図10示す実施例と図12に示す
推力特性図に基づいて、本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの構造および動作を説明する。
【0018】図1は、本発明の永久磁石可動形リニア直
流モータの第1の実施例の構造説明図である。
【0019】可動子11は、可動子11の移動方向に着
磁された円筒状を成す永久磁石12と、永久磁石12の
N極の極性を有する磁極面に固着され第1の磁極14を
構成する円板状を成す第1のヨーク13aと、永久磁石
12のS極の極性を有する磁極面に固着され第2の磁極
15を構成する円板状を成す第1のヨーク13bとによ
り同軸円筒状に構成される。
【0020】固定子1は、円筒状を成す第2のヨーク2
と、第2のヨーク2の内側円筒面の第1の磁極14の移
動範囲に対応する範囲全体に装着され、それぞれ等しい
長さ(可動子11の移動方向の長さ)を有する円筒状を
成す第1の巻線3aおよび円筒状を成す第1の巻線3b
と、第2のヨーク2の内側円筒面の第2の磁極15の移
動範囲に対応する範囲全体に装着され、それぞれ等しい
長さ(可動子11の移動方向の長さ)を有する円筒状を
成す第2の巻線4aおよび円筒状を成す第2の巻線4b
とにより構成される。
【0021】可動子11は、固定子1の内側円筒面が構
成する円筒状を成す空間21内を円滑に移動し得る構造
に同軸円筒状に配置され、可動子11と固定子1の間に
は、永久磁石12のN極の極性を有する磁極面より第1
のヨーク13a(第1の磁極14)、第1の巻線3aあ
るいは第1の巻線3b、第2のヨーク2、第2の巻線4
aあるいは第2の巻線4b、第1のヨーク13b(第2
の磁極15)を介して永久磁石12のS極の極性を有す
る磁極面に至る閉磁路22が形成される。
【0022】可動子11は、第1の巻線3a、第1の巻
線3b、第2の巻線4aおよび第2の巻線4bに、それ
ぞれ図示の方向に所定の電流を流すことにより、所定の
推力をもって矢印A方向に移動し、第1の巻線3a、第
1の巻線3b、第2の巻線4aおよび第2の巻線4b
に、それぞれ図示と異なる方向に所定の電流を流すこと
により、所定の推力をもって矢印B方向に移動する。
【0023】図2は、本発明の永久磁石可動形リニア直
流モータの第2の実施例の構造説明図である。
【0024】可動子11は、円筒状を成す第1のヨーク
13と、第1のヨーク13の外側円筒面の矢印A方向の
端部に固着され第1の磁極14を構成する円筒状を成す
永久磁石12aと、第1のヨーク13の外側円筒面の矢
印B方向の端部に固着され第2の磁極15を構成する円
筒状を成す永久磁石12bとにより同軸円筒状に構成さ
れる。
【0025】第1の磁極14を構成する円筒状を成す永
久磁石12aは、内側円筒面がS極の極性を有する磁極
面を構成し、外側円筒面がN極の極性を有する磁極面を
構成するようにラジアル方向に着磁され、第2の磁極1
5を構成する円筒状を成す永久磁石12bは、内側円筒
面がN極の極性を有する磁極面を構成し、外側円筒面が
S極の極性を有する磁極面を構成するようにラジアル方
向に着磁される。
【0026】固定子1は、図1に示す本発明の永久磁石
可動形リニア直流モータの第1の実施例と同様に、第2
のヨーク2と、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第2
の巻線4aおよび第2の巻線4bとにより構成される。
【0027】可動子11は、固定子1の内側円筒面が構
成する円筒状を成す空間21内を円滑に移動し得る構造
に同軸円筒状に配置され、可動子11と固定子1の間に
は、永久磁石12a(第1の磁極14)のN極の極性を
有する磁極面より第1の巻線3aあるいは第1の巻線3
b、第2のヨーク2、第2の巻線4aあるいは第2の巻
線4b、永久磁石12b(第2の磁極15)、第1のヨ
ーク13を介して永久磁石12aのS極の極性を有する
磁極面に至る閉磁路22が形成される。
【0028】可動子11は、第1の巻線3a、第1の巻
線3b、第2の巻線4aおよび第2の巻線4bに、それ
ぞれ図示の方向に所定の電流を流すことにより、所定の
推力をもって矢印A方向に移動し、第1の巻線3a、第
1の巻線3b、第2の巻線4aおよび第2の巻線4b
に、それぞれ図示と異なる方向に所定の電流を流すこと
により、所定の推力をもって矢印B方向に移動する。
【0029】図3は、本発明の永久磁石可動形リニア直
流モータの第3の実施例の構造説明図である。
【0030】可動子11は、可動子11の移動方向に着
磁された円筒状を成す永久磁石12と、永久磁石12の
N極の極性を有する磁極面および外側円筒面の矢印A方
向の端部に固着され、第1の磁極14を構成する円筒状
を成す第1のヨーク13aと、永久磁石12のS極の極
性を有する磁極面および外側円筒面の矢印B方向の端部
に固着され、第2の磁極15を構成する円筒状を成す第
1のヨーク13bとにより同軸円筒状に構成される。
【0031】固定子1は、図1に示す本発明の永久磁石
可動形リニア直流モータの第1の実施例と同様に、第2
のヨーク2と、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第2
の巻線4aおよび第2の巻線4bとにより構成される。
【0032】可動子11は、固定子1の内側円筒面が構
成する円筒状を成す空間21内を円滑に移動し得る構造
に同軸円筒状に配置され、可動子11と固定子1の間に
は、永久磁石12のN極の極性を有する磁極面より第1
のヨーク13a(第1の磁極14)、第1の巻線3aあ
るいは第1の巻線3b、第2のヨーク2、第2の巻線4
aあるいは第2の巻線4b、第1のヨーク13b(第2
の磁極15)を介して永久磁石12のS極の極性を有す
る磁極面に至る閉磁路22が形成される。
【0033】可動子11は、第1の巻線3a、第1の巻
線3b、第2の巻線4aおよび第2の巻線4bに、それ
ぞれ図示の方向に所定の電流を流すことにより、所定の
推力をもって矢印A方向に移動し、第1の巻線3a、第
1の巻線3b、第2の巻線4aおよび第2の巻線4b
に、それぞれ図示と異なる方向に所定の電流を流すこと
により、所定の推力をもって矢印B方向に移動する。
【0034】一般に、図1ないし図3に示す本発明の永
久磁石可動形リニア直流モータの実施例において、第1
の磁極14および第2の磁極15は、それぞれ同一の長
さ(可動子11の移動方向の長さ)に構成され、第1の
巻線3aおよび第1の巻線3bより成る巻線と、第2の
巻線4aおよび第2の巻線4bより成る巻線とは、それ
ぞれ同一の長さ(可動子11の移動方向の長さ)に構成
される。
【0035】第1の巻線3aおよび第1の巻線3bは、
それぞれ同一の巻数、電気抵抗および寸法等の巻線仕様
に構成され、第2の巻線4aおよび第2の巻線4bは、
それぞれ同一の巻数、電気抵抗および寸法等の巻線仕様
に構成される。即ち、第1の巻線3a、第1の巻線3
b、第2の巻線4aおよび第2の巻線4bは、それぞれ
同一の巻線仕様(可動子11の移動方向の長さを含む)
に構成される。
【0036】第1の巻線3aおよび第1の巻線3bは、
並列に接続して構成され、第2の巻線4aおよび第2の
巻線4bは、並列に接続して構成され、第1の巻線3a
および第1の巻線3bより成る巻線と、第2の巻線4a
および第2の巻線4bより成る巻線とは、直列あるいは
並列に接続して構成される。
【0037】第1の巻線3aの長さ(可動子11の移動
方向の長さ)および第1の巻線3bの長さ(可動子11
の移動方向の長さ)を、それぞれ第1の磁極14の長さ
(可動子11の移動方向の長さ)と同一に構成し、第2
の巻線4aの長さ(可動子11の移動方向の長さ)およ
び第2の巻線4bの長さ(可動子11の移動方向の長
さ)を、それぞれ第2の磁極15の長さ(可動子11の
移動方向の長さ)と同一に構成することにより、更に、
推力変動の減少、大推力化、ロング・ストローク化およ
び推力のリニア領域(推力変動のない領域)の拡大が可
能と成る。
【0038】図4は、本発明の永久磁石可動形リニア直
流モータの第4の実施例の構造説明図である。
【0039】可動子11は、可動子11の移動方向に着
磁された円筒状を成す永久磁石12により構成され、N
極の極性を有する磁極面は第1の磁極14を構成し、S
極の極性を有する磁極面は第2の磁極15を構成する。
【0040】固定子1は、図1に示す本発明の永久磁石
可動形リニア直流モータの第1の実施例と同様に、第2
のヨーク2と、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第2
の巻線4aおよび第2の巻線4bとにより構成される。
【0041】可動子11は、固定子1の内側円筒面が構
成する円筒状を成す空間21内を円滑に移動し得る構造
に同軸円筒状に配置され、可動子11と固定子1の間に
は、永久磁石12のN極の極性を有する磁極面(第1の
磁極14)より、第1の巻線3aあるいは第1の巻線3
b、第2のヨーク2、第2の巻線4aあるいは第2の巻
線4bを介して永久磁石12のS極の極性を有する磁極
面(第2の磁極15)に至る閉磁路22が形成される。
【0042】可動子11は、第1の巻線3a、第1の巻
線3b、第2の巻線4aおよび第2の巻線4bに、それ
ぞれ図示の方向に所定の電流を流すことにより、所定の
推力をもって矢印A方向に移動し、第1の巻線3a、第
1の巻線3b、第2の巻線4aおよび第2の巻線4b
に、それぞれ図示と異なる方向に所定の電流を流すこと
により、所定の推力をもって矢印B方向に移動する。
【0043】一般に、図4に示す本発明の永久磁石可動
形リニア直流モータの実施例において、第1の巻線3a
および第1の巻線3bより成る巻線と、第2の巻線4a
および第2の巻線4bより成る巻線とは、それぞれ同一
の長さ(可動子11の移動方向の長さ)に構成される。
【0044】第1の巻線3aおよび第1の巻線3bは、
それぞれ同一の巻数、電気抵抗および寸法等の巻線仕様
に構成され、第2の巻線4aおよび第2の巻線4bは、
それぞれ同一の巻数、電気抵抗および寸法等の巻線仕様
に構成される。即ち、第1の巻線3a、第1の巻線3
b、第2の巻線4aおよび第2の巻線4bは、それぞれ
同一の巻線仕様(可動子11の移動方向の長さを含む)
に構成される。
【0045】第1の巻線3aおよび第1の巻線3bは、
並列に接続して構成され、第2の巻線4aおよび第2の
巻線4bは、並列に接続して構成され、第1の巻線3a
および第1の巻線3bより成る巻線と、第2の巻線4a
および第2の巻線4bより成る巻線とは、直列あるいは
並列に接続して構成される。
【0046】図4に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例は、図1ないし図3に示す本発明の
永久磁石可動形リニア直流モータの実施例に対して、大
推力化およびロング・ストローク化を困難とするもので
あるが、小型軽量化、応答性の向上および低価格化を可
能とするものである。
【0047】図5は、本発明の永久磁石可動形リニア直
流モータの第5の実施例の構造説明図である。
【0048】可動子11は、可動子11の移動方向に着
磁された円筒状を成す永久磁石12aと、永久磁石12
aのN極の極性を有する磁極面に固着され第1の磁極1
4を構成する円板状を成す第1のヨーク13aと、可動
子11の移動方向に着磁された円筒状を成す永久磁石1
2bと、永久磁石12bのN極の極性を有する磁極面に
固着され第2の磁極15を構成する円板状を成す第1の
ヨーク13bと、永久磁石12aのS極の極性を有する
磁極面に一方の側面が固着され、永久磁石12bのS極
の極性を有する磁極面に他方の側面が固着され第3の磁
極16を構成する円板状を成す第1のヨーク13cとに
より同軸円筒状に構成される。
【0049】固定子1は、円筒状を成す第2のヨーク2
と、第2のヨーク2の内側円筒面の第1の磁極14の移
動範囲に対応する範囲全体に装着され、それぞれ等しい
長さ(可動子11の移動方向の長さ)を有する円筒状を
成す第1の巻線3aおよび円筒状を成す第1の巻線3b
と、第2のヨーク2の内側円筒面の第2の磁極15の移
動範囲に対応する範囲全体に装着され、それぞれ等しい
長さ(可動子11の移動方向の長さ)を有する円筒状を
成す第2の巻線4aおよび円筒状を成す第2の巻線4b
と、第2のヨーク2の内側円筒面の第3の磁極16の移
動範囲に対応する範囲全体に装着され、それぞれ等しい
長さ(可動子11の移動方向の長さ)を有する円筒状を
成す第3の巻線5aおよび円筒状を成す第3の巻線5b
とにより構成される。
【0050】可動子11は、固定子1の内側円筒面が構
成する円筒状を成す空間21内を円滑に移動し得る構造
に同軸円筒状に配置され、可動子11と固定子1の間に
は、永久磁石12aのN極の極性を有する磁極面より第
1のヨーク13a(第1の磁極14)、第1の巻線3a
あるいは第1の巻線3b、第2のヨーク2、第3の巻線
5aあるいは第3の巻線5b、第1のヨーク13c(第
3の磁極16)を介して永久磁石12aのS極の極性を
有する磁極面に至る閉磁路22と、永久磁石12bのN
極の極性を有する磁極面より第1のヨーク13b(第2
の磁極15)、第2の巻線4aあるいは第2の巻線4
b、第2のヨーク2、第3の巻線5aあるいは第3の巻
線5b、第1のヨーク13c(第3の磁極16)を介し
て永久磁石12bのS極の極性を有する磁極面に至る閉
磁路23が形成される。
【0051】可動子11は、第1の巻線3a、第1の巻
線3b、第2の巻線4a、第2の巻線4b、第3の巻線
5aおよび第3の巻線5bに、それぞれ図示の方向に所
定の電流を流すことにより、所定の推力をもって矢印A
方向に移動し、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第2
の巻線4a、第2の巻線4b、第3の巻線5aおよび第
3の巻線5bに、それぞれ図示と異なる方向に所定の電
流を流すことにより、所定の推力をもって矢印B方向に
移動する。
【0052】図6は、本発明の永久磁石可動形リニア直
流モータの第6の実施例の構造説明図である。
【0053】可動子11は、可動子11の移動方向に着
磁された円筒状を成す永久磁石12aと、可動子11の
移動方向に着磁された円筒状を成す永久磁石12bと、
永久磁石12aのN極の極性を有する磁極面に一方の側
面が固着され、永久磁石12bのN極の極性を有する磁
極面に他方の側面が固着される円板状を成す第1のヨー
ク13cとにより同軸円筒状に構成される。
【0054】永久磁石12aのS極の極性を有する磁極
面は第1の磁極14を構成し、永久磁石12bのS極の
極性を有する磁極面は第2の磁極15を構成し、第1の
ヨーク13cは第3の磁極16を構成する。
【0055】固定子1は、図5に示す本発明の永久磁石
可動形リニア直流モータの第5の実施例と同様に、第2
のヨーク2と、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第2
の巻線4a、第2の巻線4b、第3の巻線5aおよび第
3の巻線5bとにより構成される。
【0056】可動子11は、固定子1の内側円筒面が構
成する円筒状を成す空間21内を円滑に移動し得る構造
に同軸円筒状に配置され、可動子11と固定子1の間に
は、永久磁石12aのN極の極性を有する磁極面より第
1のヨーク13c(第3の磁極16)、第3の巻線5a
あるいは第3の巻線5b、第2のヨーク2、第1の巻線
3aあるいは第1の巻線3bを介して永久磁石12aの
S極の極性を有する磁極面(第1の磁極14)に至る閉
磁路22と、永久磁石12bのN極の極性を有する磁極
面より第1のヨーク13c(第3の磁極16)、第3の
巻線5aあるいは第3の巻線5b、第2のヨーク2、第
2の巻線4aあるいは第2の巻線4bを介して永久磁石
12bのS極の極性を有する磁極面(第2の磁極15)
に至る閉磁路23とが形成される。
【0057】可動子11は、第1の巻線3a、第1の巻
線3b、第2の巻線4a、第2の巻線4b、第3の巻線
5aおよび第3の巻線5bに、それぞれ図示の方向に所
定の電流を流すことにより、所定の推力をもって矢印A
方向に移動し、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第2
の巻線4a、第2の巻線4b、第3の巻線5aおよび第
3の巻線5bに、それぞれ図示と異なる方向に所定の電
流をそれぞれ流すことにより、所定の推力をもって矢印
B方向に移動する。
【0058】図7は、本発明の永久磁石可動形リニア直
流モータの第7の実施例の構造説明図である。
【0059】可動子11は、円筒状を成す第1のヨーク
13と、第1のヨーク13の外側円筒面の矢印A方向の
端部に固着され第1の磁極14を構成する円筒状を成す
永久磁石12aと、第1のヨーク13の外側円筒面の矢
印B方向の端部に固着され第2の磁極15を構成する円
筒状を成す永久磁石12bと、第1のヨーク13の外側
円筒面の中央部に固着され第3の磁極16を構成する円
筒状を成す永久磁石12cとにより同軸円筒状に構成さ
れる。
【0060】第1の磁極14を構成する円筒状を成す永
久磁石12aは、内側円筒面がN極の極性を有する磁極
面を構成し、外側円筒面がS極の極性を有する磁極面を
構成するようにラジアル方向に着磁され、第2の磁極1
5を構成する円筒状を成す永久磁石12bは、内側円筒
面がN極の極性を有する磁極面を構成し、外側円筒面が
S極の極性を有する磁極面を構成するようにラジアル方
向に着磁され、第3の磁極16を構成する円筒状を成す
永久磁石12cは、内側円筒面がS極の極性を有する磁
極面を構成し、外側円筒面がN極の極性を有する磁極面
を構成するようにラジアル方向に着磁される。
【0061】固定子1は、図5に示す本発明の永久磁石
可動形リニア直流モータの第5の実施例と同様に、第2
のヨーク2と、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第2
の巻線4a、第2の巻線4b、第3の巻線5aおよび第
3の巻線5bとにより構成される。
【0062】可動子11は、固定子1の内側円筒面が構
成する円筒状を成す空間21内を円滑に移動し得る構造
に同軸円筒状に配置され、可動子11と固定子1の間に
は、永久磁石12aのN極の極性を有する磁極面より第
1のヨーク13、永久磁石12c(第3の磁極16)、
第3の巻線5aあるいは第3の巻線5b、第2のヨーク
2、第1の巻線3aあるいは第1の巻線3bを介して永
久磁石12aのS極の極性を有する磁極面(第1の磁極
14)に至る閉磁路22が形成され、永久磁石12bの
N極の極性を有する磁極面より第1のヨーク13、永久
磁石12c(第3の磁極16)、第3の巻線5aあるい
は第3の巻線5b、第2のヨーク2、第2の巻線4aあ
るいは第2の巻線4bを介して永久磁石12bのS極の
極性を有する磁極面(第2の磁極15)に至る閉磁路2
3が形成される。
【0063】可動子11は、第1の巻線3a、第1の巻
線3b、第2の巻線4a、第2の巻線4b、第3の巻線
5aおよび第3の巻線5bに、それぞれ図示の方向に所
定の電流を流すことにより、所定の推力をもって矢印A
方向に移動し、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第2
の巻線4a、第2の巻線4b、第3の巻線5aおよび第
3の巻線5bに、それぞれ図示と異なる方向に所定の電
流を流すことにより、所定の推力をもって矢印B方向に
移動する。
【0064】図8は、本発明の永久磁石可動形リニア直
流モータの第8の実施例の構造説明図である。
【0065】可動子11は、中央部に第3の磁極16を
構成し円筒状を成す第1のヨーク13と、第1のヨーク
13の外側円筒面の矢印A方向の端部に固着され第1の
磁極14を構成する円筒状を成す永久磁石12aと、第
1のヨーク13の外側円筒面の矢印B方向の端部に固着
され第2の磁極15を構成する円筒状を成す永久磁石1
2bとにより同軸円筒状に構成される。
【0066】第1の磁極14を構成する円筒状を成す永
久磁石12aは、内側円筒面がN極の極性を有する磁極
面を構成し、外側円筒面がS極の極性を有する磁極面を
構成するようにラジアル方向に着磁され、第2の磁極1
5を構成する円筒状を成す永久磁石12bは、内側円筒
面がN極の極性を有する磁極面を構成し、外側円筒面が
S極の極性を有する磁極面を構成するようにラジアル方
向に着磁される。
【0067】固定子1は、図5に示す本発明の永久磁石
可動形リニア直流モータの第5の実施例と同様に、第2
のヨーク2と、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第2
の巻線4a、第2の巻線4b、第3の巻線5aおよび第
3の巻線5bとにより構成される。
【0068】可動子11は、固定子1の内側円筒面が構
成する円筒状を成す空間21内を円滑に移動し得る構造
に同軸円筒状に配置され、可動子11と固定子1の間に
は、永久磁石12aのN極の極性を有する磁極面より第
1のヨーク13、第3の磁極16、第3の巻線5aある
いは第3の巻線5b、第2のヨーク2、第1の巻線3a
あるいは第1の巻線3bを介して永久磁石12aのS極
の極性を有する磁極面(第1の磁極14)に至る閉磁路
22が形成され、永久磁石12bのN極の極性を有する
磁極面より第1のヨーク13、第3の磁極16、第3の
巻線5aあるいは第3の巻線5b、第2のヨーク2、第
2の巻線4aあるいは第2の巻線4bを介して永久磁石
12bのS極の極性を有する磁極面(第2の磁極)に至
る閉磁路23が形成される。
【0069】可動子11は、第1の巻線3a、第1の巻
線3b、第2の巻線4a、第2の巻線4b、第3の巻線
5aおよび第3の巻線5bに、それぞれ図示の方向に所
定の電流を流すことにより、所定の推力をもって矢印A
方向に移動し、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第2
の巻線4a、第2の巻線4b、第3の巻線5aおよび第
3の巻線5bに、それぞれ図示と異なる方向に所定の電
流を流すことにより、所定の推力をもって矢印B方向に
移動する。
【0070】一般に、図5、図7および図8に示す本発
明の永久磁石可動形リニア直流モータの実施例におい
て、第1の磁極14および第2の磁極15は、それぞれ
同一の長さ(可動子11の移動方向の長さ)に構成さ
れ、第1の巻線3aおよび第1の巻線3bより成る巻線
と、第2の巻線4aおよび第2の巻線4bより成る巻線
とは、それぞれ同一の長さ(可動子11の移動方向の長
さ)に構成される。第3の磁極16は、第1の磁極14
の長さ(可動子11の移動方向の長さ)あるいは第2の
磁極15の長さ(可動子11の移動方向の長さ)の2倍
の長さ(可動子11の移動方向の長さ)に構成され、第
3の巻線5aおよび第3の巻線5bより成る巻線は、第
1の巻線3aおよび第1の巻線3bより成る巻線の長さ
(可動子11の移動方向の長さ)、あるいは第2の巻線
4aおよび第2の巻線4bより成る巻線の長さ(可動子
11の移動方向の長さ)と、第1の磁極14の長さ(可
動子11の移動方向の長さ)あるいは第2の磁極15の
長さ(可動子11の移動方向の長さ)とを加えた長さ
(可動子11の移動方向の長さ)に構成される。
【0071】第1の巻線3aおよび第1の巻線3bは、
それぞれ同一の巻数、電気抵抗および寸法等の巻線仕様
に構成され、第2の巻線4aおよび第2の巻線4bは、
それぞれ同一の巻数、電気抵抗および寸法等の巻線仕様
に構成され、第3の巻線5aおよび第3の巻線5bは、
それぞれ同一の巻数、電気抵抗および寸法等の巻線仕様
に構成される。即ち、第1の巻線3a、第1の巻線3
b、第2の巻線4aおよび第2の巻線4bは、それぞれ
同一の巻線仕様(可動子11の移動方向の長さを含む)
に構成される。
【0072】第1の巻線3aおよび第1の巻線3bは、
並列に接続して構成され、第2の巻線4aおよび第2の
巻線4bは、並列に接続して構成され、第3の巻線5a
および第3の巻線5bは、並列に接続して構成される。
第1の巻線3aおよび第1の巻線3bより成る巻線と、
第2の巻線4aおよび第2の巻線4bより成る巻線と
は、直列あるいは並列に接続して構成される。第3の巻
線5aおよび第3の巻線5bより成る巻線は、第1の巻
線3aおよび第1の巻線3bより成る巻線と、第2の巻
線4aおよび第2の巻線4bより成る巻線とを、直列あ
るいは並列に接続して構成される巻線に直列に接続して
構成される。
【0073】図5、図7および図8に示す本発明の永久
磁石可動形リニア直流モータの実施例の低価格化および
制御回路の低価格化を目的として、第1の磁極14、第
2の磁極15および第3の磁極16は、それぞれ同一の
長さ(可動子11の移動方向の長さ)に構成され、第1
の巻線3a、第1の巻線3b、第2の巻線4a、第2の
巻線4b、第3の巻線5aおよび第3の巻線5bは、そ
れぞれ同一の長さ(可動子11の移動方向の長さ)に構
成される。即ち、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第
2の巻線4a、第2の巻線4b、第3の巻線5aおよび
第3の巻線5bは、それぞれ同一の巻数、電気抵抗およ
び寸法等の巻線仕(可動子11の移動方向の長さを含
む)に構成され、それぞれを並列に接続して構成され
る。
【0074】第1の巻線3aの長さ(可動子11の移動
方向の長さ)および第1の巻線3bの長さ(可動子11
の移動方向の長さ)を、それぞれ第1の磁極14の長さ
(可動子11の移動方向の長さ)と同一に構成し、第2
の巻線4aの長さ(可動子11の移動方向の長さ)およ
び第2の巻線4bの長さ(可動子11の移動方向の長
さ)を、それぞれ第2の磁極15の長さ(可動子11の
移動方向の長さ)と同一に構成し、第3の巻線5aの長
さ(可動子11の移動方向の長さ)および第3の巻線5
bの長さ(可動子11の移動方向の長さ)を、それぞれ
第3の磁極16の長さ(可動子11の移動方向の長さ)
と同一に構成することにより、更に、推力変動の減少、
推力のリニア領域(推力変動のない領域)の拡大、大推
力化およびロング・ストローク化が可能と成る。
【0075】図6に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例において、第3の巻線5aの長さ
(可動子11の移動方向の長さ)および第3の巻線5b
の長さ(可動子11の移動方向の長さ)を、それぞれ第
3の磁極16の長さ(可動子11の移動方向の長さ)と
同一に構成することにより、更に、推力変動の減少およ
び推力のリニア領域(推力変動のない領域)の拡大が可
能と成る。
【0076】図9は、本発明の永久磁石可動形リニア直
流モータの第9の実施例の固定子の構造説明図である。
【0077】可動子11は、図1ないし図4に示す本発
明の永久磁石可動形リニア直流モータの実施例と同様に
構成される。
【0078】固定子1は、円筒状を成す第2のヨーク2
と、第2のヨーク2の内側円筒面の第1の磁極14の移
動範囲に対応する範囲全体に装着され、それぞれ等しい
長さ(可動子11の移動方向の長さ)を有する第1の巻
線3a、第1の巻線3bおよび第1の巻線3cと、第2
のヨーク2の内側円筒面の第2の磁極15の移動範囲に
対応する範囲全体に装着され、それぞれ等しい長さ(可
動子11の移動方向の長さ)を有する第2の巻線4a、
第2の巻線4bおよび第2の巻線4cとにより構成され
る。
【0079】一般に、第1の巻線3a、第1の巻線3b
および第1の巻線3cより成る巻線と、第2の巻線4
a、第2の巻線4bおよび第2の巻線4cより成る巻線
とは、それぞれ同一の長さ(可動子11の移動方向の長
さ)に構成される。
【0080】第1の巻線3a、第1の巻線3bおよび第
1の巻線3cは、それぞれ同一の巻数、電気抵抗および
寸法等の巻線仕様に構成され、第2の巻線4a、第2の
巻線4bおよび第2の巻線4cは、それぞれ同一の巻
数、電気抵抗および寸法等の巻線仕様に構成される。即
ち、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第1の巻線3
c、第2の巻線4a、第2の巻線4bおよび第2の巻線
4cは、それぞれ同一の巻線仕様(可動子11の移動方
向の長さを含む)に構成される。
【0081】第1の巻線3a、第1の巻線3bおよび第
1の巻線3cは、並列に接続して構成され、第2の巻線
4a、第2の巻線4bおよび第2の巻線4cは、並列に
接続して構成される。第1の巻線3a、第1の巻線3b
および第1の巻線3cより成る巻線と、第2の巻線4
a、第2の巻線4bおよび第2の巻線4cより成る巻線
とは、直列あるいは並列に接続して構成される。
【0082】図10は、本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの第10の実施例の固定子の構造説明図であ
る。
【0083】可動子11は、図5ないし図8に示す本発
明の永久磁石可動形リニア直流モータの実施例と同様に
構成される。
【0084】固定子1は、円筒状を成す第2のヨーク2
と、第2のヨーク2の内側円筒面の第1の磁極14の移
動範囲に対応する範囲全体に装着され、それぞれ等しい
長さ(可動子11の移動方向の長さ)を有する第1の巻
線3a、第1の巻線3bおよび第1の巻線3cと、第2
のヨーク2の内側円筒面の第2の磁極15の移動範囲に
対応する範囲全体に装着され、それぞれ等しい長さ(可
動子11の移動方向の長さ)を有する第2の巻線4a、
第2の巻線4bおよび第2の巻線4cと、第2のヨーク
2の内側円筒面の第3の磁極16の移動範囲に対応する
範囲全体に装着され、それぞれ等しい長さ(可動子11
の移動方向の長さ)を有する第3の巻線5a、第3の巻
線5bおよび第3の巻線5cとにより構成される。
【0085】一般に、第1の巻線3a、第1の巻線3b
および第1の巻線3cより成る巻線と、第2の巻線4
a、第2の巻線4bおよび第2の巻線4cより成る巻線
と、第3の巻線5a、第3の巻線5bおよび第3の巻線
5cより成る巻線とは、それぞれ同一の長さ(可動子1
1の移動方向の長さ)に構成される。
【0086】第1の巻線3a、第1の巻線3bおよび第
1の巻線3cは、それぞれ同一の巻数、電気抵抗および
寸法等の巻線仕様に構成され、第2の巻線4a、第2の
巻線4bおよび第2の巻線4cは、それぞれ同一の巻
数、電気抵抗および寸法等の巻線仕様に構成され、第3
の巻線5a、第3の巻線5bおよび第3の巻線5cは、
それぞれ同一の巻数、電気抵抗および寸法等の巻線仕様
に構成される。即ち、第1の巻線3a、第1の巻線3
b、第1の巻線3c、第2の巻線4a、第2の巻線4
b、第2の巻線4c、第3の巻線5a、第3の巻線5b
および第3の巻線5cは、それぞれ同一の巻線仕様(可
動子11の移動方向の長さを含む)に構成される。
【0087】第1の巻線3a、第1の巻線3bおよび第
1の巻線3cは、並列に接続して構成され、第2の巻線
4a、第2の巻線4bおよび第2の巻線4cは、並列に
接続して構成され、第3の巻線5a、第3の巻線5bお
よび第3の巻線5cは、並列に接続して構成される。第
1の巻線3a、第1の巻線3bおよび第1の巻線3cよ
り成る巻線と、第2の巻線4a、第2の巻線4bおよび
第2の巻線4cより成る巻線と、第3の巻線5a、第3
の巻線5bおよび第3の巻線5cより成る巻線とは、直
列あるいは並列に接続して構成される。
【0088】図12は、図1に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの第1の実施例の推力特性図であ
り、実線Aないし実線Dで示される。
【0089】固定子1および可動子11は、図11に示
す従来の永久磁石可動形リニア直流モータと同様に構成
され、第1の巻線3aおよび第1の巻線3bを直列に接
続して構成された巻線は、図11に示す従来の永久磁石
可動形リニア直流モータの第1の巻線3と同一の巻数、
電気抵抗および寸法等の巻線仕様にて構成され、第2の
巻線4aおよび第2の巻線4bを直列に接続して構成さ
れた巻線は、図11に示す従来の永久磁石可動形リニア
直流モータの第2の巻線4と同一の巻数、電気抵抗およ
び寸法等の巻線仕様にて構成される。
【0090】実線Aないし実線Dは、第1の巻線3aお
よび第1の巻線3bを並列に接続し、第2の巻線4aお
よび第2の巻線4bを並列に接続し、第1の巻線3aお
よび第1の巻線3bより成る巻線と、第2の巻線4aお
よび第2の巻線4bより成る巻線とを並列に接続し、供
給する電流の大きさを変化させた際の推力を示す。即
ち、第1の巻線3a、第1の巻線3b、第2の巻線4a
および第2の巻線4bに供給する電力の大きさを変化さ
せた際の推力を示すものである。
【0091】図1に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例の推力特性を示す実線Aないし実線
Dは、図11に示す従来の永久磁石可動形リニア直流モ
ータの推力特性を示す点線aないし点線dに対応するも
のであり、実線Aは0.5[W](巻線温度上昇:10
[℃])の電力を供給した際の推力特性であり、実線B
は2[W](巻線温度上昇:40[℃])の電力を供給
した際の推力特性であり、実線Cは4.5[W](巻線
温度上昇:120[℃])の電力を供給した際の推力特
性であり、実線Dは8[W](巻線温度上昇:160
[℃])の電力を供給した際の推力特性である。
【0092】図1に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例によれば、図11に示す従来の永久
磁石可動形リニア直流モータの推力変動の増加を伴わな
い大推力化、推力変動の増加を伴わないロング・ストロ
ーク化、推力のリニア領域(推力変動のない領域)の拡
大および小型軽量化が可能と成る。
【0093】一般に、図5ないし図8および図10に示
す本発明の永久磁石可動形リニア直流モータの実施例
は、図1ないし図4および図9に示す本発明の永久磁石
可動形リニア直流モータの実施例の大推力化を目的とし
たものであり、推力/体積比を大きく設定することが可
能と成る。
【0094】図5は図1に、図7は図2に、図6は図4
に、それぞれ対応するものであり、図5ないし図7に示
す本発明の永久磁石可動形リニア直流モータの実施例
は、それぞれに対応する図1、図2および図4に示す本
発明の永久磁石可動形リニア直流モータの実施例の2倍
の推力の発生を可能とするものである。
【0095】図4に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例は、図1ないし図3および図9に示
す本発明の永久磁石可動形リニア直流モータの実施例の
基本形態を成すものであり、可動子11の構造を最も簡
単に構成できる利点を有する反面、大推力化およびロン
グ・ストローク化を困難とするものである。
【0096】図6に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例は、図4に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例の大推力化を可能とする
ものであり、図5ないし図8および図10に示す本発明
の永久磁石可動形リニア直流モータの実施例の基本形態
を成すものであり、可動子11の構造を最も簡単に構成
できる利点を有する反面、大推力化およびロング・スト
ローク化を困難とするものである。
【0097】図1に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例は、図4に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例の可動子11を構成する
第1の磁極14あるいは第2の磁極15と、固定子1を
構成する第2のヨーク2とが構成する空間の間隙を短縮
させ、間隙の短縮に伴い磁束密度を増加させ、推力変動
の減少、大推力化およびロング・ストローク化を可能と
するものである。
【0098】図2に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例は、可動子11の長さ(可動子11
の移動方向の長さ)を最も短く構成できる利点を有する
ものであり、図1に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例の可動子11の小型軽量化、応答性
の向上、推力変動の減少およびロング・ストローク化を
可能とするものである。
【0099】図3に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例は、図1に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例の第1の磁極14および
第2の磁極15の小型軽量化、可動子11の小型軽量化
および応答性の向上を可能とするものである。
【0100】図5に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例は、図1に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例の大推力化を可能とする
ものであり、図6に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例の推力変動の減少、大推力化および
ロング・ストローク化を可能とするものである。
【0101】図7に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例は、図2に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例の大推力化を可能とする
ものであり、図5に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例の可動子11の小型軽量化、応答性
の向上および低価格化を可能とするものである。
【0102】図8に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例は、図7に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例の可動子の小型軽量化、
応答性の向上および低価格化を可能とするものである。
【0103】図4および図6に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例は、同一の形状を有する
従来の永久磁石可動形リニア直流モータの推力変動の減
少、応答性の向上、高速度化および大推力化を可能とす
るものであり、2[mm]以下のストロークに対応する
ものであり、各種光学装置のシャッター機構、各種流体
の制御弁および小型バイブレータ類の駆動源として利用
される。
【0104】一般に、図1ないし図4に示す本発明の永
久磁石可動形リニア直流モータの実施例において、推力
変動の減少および推力のリニア領域(推力変動のない領
域)の拡大を目的として、第1の巻線3aおよび第1の
巻線3bは、それぞれ同一の巻線仕様を有する複数個の
巻線により構成され、第2の巻線4aおよび第2の巻線
4bは、それぞれ同一の巻線仕様を有する複数個の巻線
により構成される。
【0105】同様に、図9に示す本発明の永久磁石可動
形リニア直流モータの実施例において、第1の巻線3
a、第1の巻線3bおよび第1の巻線3cは、それぞれ
同一の巻線仕様を有する奇数個の巻線により構成され、
第2の巻線4a、第2の巻線4bおよび第2の巻線4c
は、それぞれ同一の巻線仕様を有する奇数個の巻線によ
り構成される。
【0106】図5ないし図8に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例において、推力変動の減
少および推力のリニア領域(推力変動のない領域)の拡
大を目的として、第1の巻線3aおよび第1の巻線3b
は、それぞれ同一の巻線仕様を有する複数個の巻線によ
り構成され、第2の巻線4aおよび第2の巻線4bは、
それぞれ同一の巻線仕様を有する複数個の巻線により構
成され、第3の巻線5aおよび第3の巻線5bは、それ
ぞれ同一の巻線仕様を有する複数個の巻線により構成さ
れる。
【0107】同様に、図10に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例において、第1の巻線3
a、第1の巻線3bおよび第1の巻線3cは、それぞれ
同一の巻線仕様を有する奇数個の巻線により構成され、
第2の巻線4a、第2の巻線4bおよび第2の巻線4c
は、それぞれ同一の巻線仕様を有する奇数個の巻線によ
り構成され、第3の巻線5a、第3の巻線5bおよび第
3の巻線5cは、それぞれ同一の巻線仕様を有する奇数
個の巻線により構成される。
【0108】本発明の永久磁石可動形リニア直流モータ
において、可動子11を構成する永久磁石12、永久磁
石12a、永久磁石12bあるいは永久磁石12cは、
着磁および組立の簡略化と、低価格化等とを目的とし
て、それぞれ複数の永久磁石を積層あるいは列設して構
成される。
【0109】本発明の永久磁石可動形リニア直流モータ
において、第1のヨーク13a、第1のヨーク13b、
第1のヨーク13cおよび第2のヨーク2は、電磁軟
鉄、構造用圧延鋼あるいは炭素鋼等の優れた磁気特性を
有する金属により構成される。応答性の向上、推力の安
定化および大推力化を目的とする際には、熱処理により
磁気特性の向上が図られる。
【0110】第1の巻線3a、第1の巻線3b、第1の
巻線3c、第2の巻線4a、第2の巻線4b、第2の巻
線4c、第3の巻線5a、第3の巻線5bおよび第3の
巻線5c、あるいはそれぞれの巻線を構成する複数の巻
線は、巻枠にに所定の径を有する素線を所定数巻いて構
成されるが、小型軽量化および低価格化を図る際には自
己融着線により構成され、巻枠が不要と成る。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータは、従来の永久磁石可動形リニア
直流モータの推力変動の増加を伴わない大推力化、推力
変動の増加を伴わないロング・ストローク化、推力のリ
ニア領域(推力変動のない領域)の拡大、小型軽量化お
よび可動子の小型軽量化に伴う応答性の向上を可能とす
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構造説明図である。
【図2】本発明の第2の実施例の構造説明図である。
【図3】本発明の第3の実施例の構造説明図である。
【図4】本発明の第4の実施例の構造説明図である。
【図5】本発明の第5の実施例の構造説明図である。
【図6】本発明の第6の実施例の構造説明図である。
【図7】本発明の第7の実施例の構造説明図である。
【図8】本発明の第8の実施例の構造説明図である。
【図9】本発明の第9の実施例の構造説明図である。
【図10】本発明の第10の実施例の構造説明図であ
る。
【図11】従来の永久磁石可動形リニア直流モータの構
造説明図である。
【図12】永久磁石可動形リニア直流モータの推力特性
図である。
【符号の説明】
1 固定子 2 第2のヨーク 3 第1の巻線 3a 第1の巻線 3b 第1の巻線 3c 第1の巻線 4 第2の巻線 4a 第2の巻線 4b 第2の巻線 4c 第2の巻線 5a 第3の巻線 5b 第3の巻線 5c 第3の巻線 11 可動子 12 永久磁石 12a 永久磁石 12b 永久磁石 12c 永久磁石 13 第1のヨーク 13a 第1のヨーク 13b 第1のヨーク 13c 第1のヨーク 14 第1の磁極 15 第2の磁極 16 第3の磁極 21 空間 22 閉磁路 23 閉磁路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のヨークおよび永久磁石により構成
    され、一方の端部が第1の磁極を構成し、他方の端部が
    第2の磁極を構成する円筒状を成す可動子と、円筒状を
    成す第2のヨーク、第2のヨークの内側円筒面の第1の
    磁極の移動範囲に対応する範囲全体に装着される第1の
    巻線および第2のヨークの内側円筒面の第2の磁極の移
    動範囲に対応する範囲全体に装着される第2の巻線より
    成る固定子とを主に構成され、可動子を、固定子の内側
    円筒面が構成する空間内を円滑に移動し得る構造に同軸
    円筒状に配置し、固定子と可動子との間に一つの閉磁路
    を形成する永久磁石可動形リニア直流モータにおいて、
    第1の巻線および第2の巻線を、それぞれ同一の長さ
    (可動子の移動方向の長さ)を有する二つの巻線により
    構成することを特徴とする永久磁石可動形リニア直流モ
    ータ。
  2. 【請求項2】 永久磁石により構成され、所定の極性を
    有する磁極面が第1の磁極を構成し、他の極性を有する
    磁極面が第2の磁極を構成する円筒状を成す可動子と、
    円筒状を成す第2のヨーク、第2のヨークの内側円筒面
    の第1の磁極の移動範囲に対応する範囲全体に装着され
    る第1の巻線および第2のヨークの内側円筒面の第2の
    磁極の移動範囲に対応する範囲全体に装着される第2の
    巻線より成る固定子とを主に構成され、可動子を、固定
    子の内側円筒面が構成する空間内を円滑に移動し得る構
    造に同軸円筒状に配置し、固定子と可動子との間に一つ
    の閉磁路を形成する永久磁石可動形リニア直流モータに
    おいて、第1の巻線および第2の巻線を、それぞれ同一
    の長さ(可動子の移動方向の長さ)を有する二つの巻線
    により構成することを特徴とする永久磁石可動形リニア
    直流モータ。
  3. 【請求項3】 第1のヨークおよび永久磁石により構成
    され、一方の端部が第1の磁極を構成し、他方の端部が
    第2の磁極を構成し、中央部が第3の磁極を構成する円
    筒状を成す可動子と、円筒状を成す第2のヨーク、第2
    のヨークの内側円筒面の第1の磁極の移動範囲に対応す
    る範囲全体に装着される第1の巻線、第2のヨークの内
    側円筒面の第2の磁極の移動範囲に対応する範囲全体に
    装着される第2の巻線および第2のヨークの内側円筒面
    の第3の磁極の移動範囲に対応する範囲全体に装着され
    る第3の巻線より成る固定子とを主に構成され、可動子
    を、固定子の内側円筒面が構成する空間内を円滑に移動
    し得る構造に同軸円筒状に配置し、固定子と可動子との
    間に二つの閉磁路を形成する永久磁石可動形リニア直流
    モータにおいて、第1の巻線、第2の巻線および第3の
    巻線を、それぞれ同一の長さ(可動子の移動方向の長
    さ)を有する二つの巻線により構成することを特徴とす
    る永久磁石可動形リニア直流モータ。
  4. 【請求項4】 請求項1の第1巻線および第2の巻線、
    あるいは請求項3の第1の巻線、第2の巻線および第3
    の巻線を、それぞれ同一の長さ(可動子の移動方向の長
    さ)を有する三つの巻線により構成することを特徴とす
    る請求項1あるいは請求項3の永久磁石可動形リニア直
    流モータ。
  5. 【請求項5】 請求項2の第1巻線および第2の巻線
    を、それぞれ同一の長さ(可動子の移動方向の長さ)を
    有する三つの巻線により構成することを特徴とする請求
    項2の永久磁石可動形リニア直流モータ。
  6. 【請求項6】 請求項1あるいは請求項3の第1の巻線
    を構成する二つの巻線の長さ(可動子の移動方向の長
    さ)を、それぞれ第1の磁極の長さ(可動子の移動方向
    の長さ)と等しく構成し、請求項1あるいは請求項3の
    第2の巻線を構成する二つの巻線の長さ(可動子の移動
    方向の長さ)を、それぞれ第2の磁極の長さ(可動子の
    移動方向の長さ)と等しく構成し、請求項3の第3の巻
    線を構成する二つの巻線の長さ(可動子の移動方向の長
    さ)を、それぞれ第3の磁極の長さ(可動子の移動方向
    の長さ)と等しく構成することを特徴とする請求項1あ
    るいは請求項3の永久磁石可動形リニア直流モータ。
  7. 【請求項7】 請求項4の第1の巻線を構成する三つの
    巻線の長さ(可動子の移動方向の長さ)を、それぞれ第
    1の磁極の長さ(可動子の移動方向の長さ)と等しく構
    成し、請求項4の第2の巻線を構成する三つの巻線の長
    さ(可動子の移動方向の長さ)を、それぞれ第2の磁極
    の長さ(可動子の移動方向の長さ)と等しく構成し、請
    求項4の第3の巻線を構成する三つの巻線の長さ(可動
    子の移動方向の長さ)を、それぞれ第3の磁極の長さ
    (可動子の移動方向の長さ)と等しく構成することを特
    徴とする請求項4の永久磁石可動形リニア直流モータ。
JP23648997A 1997-08-19 1997-08-19 永久磁石可動形リニア直流モータ Pending JPH1169754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23648997A JPH1169754A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 永久磁石可動形リニア直流モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23648997A JPH1169754A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 永久磁石可動形リニア直流モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1169754A true JPH1169754A (ja) 1999-03-09

Family

ID=17001497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23648997A Pending JPH1169754A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 永久磁石可動形リニア直流モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1169754A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100378809B1 (ko) * 2000-10-19 2003-04-07 엘지전자 주식회사 멀티형 리니어 모터
CN101873045A (zh) * 2010-05-18 2010-10-27 蹇兴亮 大行程永磁体电磁驱动装置及其控制方法
WO2012153631A1 (ja) * 2011-05-10 2012-11-15 日本電産セイミツ株式会社 振動発生装置
JP2014063983A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Korea Atomic Energy Research Inst 永久磁石を用いた磁気装置
EP2374430A4 (en) * 2008-12-08 2015-07-22 Sunstar Inc LINEAR ACTUATOR
US20180294690A1 (en) * 2015-09-14 2018-10-11 Nidec Sankyo Corporation Linear actuator

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100378809B1 (ko) * 2000-10-19 2003-04-07 엘지전자 주식회사 멀티형 리니어 모터
EP2374430A4 (en) * 2008-12-08 2015-07-22 Sunstar Inc LINEAR ACTUATOR
CN101873045A (zh) * 2010-05-18 2010-10-27 蹇兴亮 大行程永磁体电磁驱动装置及其控制方法
WO2012153631A1 (ja) * 2011-05-10 2012-11-15 日本電産セイミツ株式会社 振動発生装置
CN103348573A (zh) * 2011-05-10 2013-10-09 日本电产精密株式会社 振动产生装置
JP5905876B2 (ja) * 2011-05-10 2016-04-20 日本電産セイミツ株式会社 振動発生装置
US9325230B2 (en) 2011-05-10 2016-04-26 Nidec Seimitsu Corporation Vibration generator
JP2014063983A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Korea Atomic Energy Research Inst 永久磁石を用いた磁気装置
US20180294690A1 (en) * 2015-09-14 2018-10-11 Nidec Sankyo Corporation Linear actuator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005124979A1 (ja) リニアモータ及びリニアモータの製造方法
JP4880313B2 (ja) シリンダ形リニアアクチュエータ
JPH05211757A (ja) 変換モータ
JP2004518391A (ja) 無鉄電機子アセンブリを有するリニアブラシレスdcモータ
Luo et al. Design of voice coil motor with the forward winding for linear vibro-impact systems
JP5116317B2 (ja) 円筒型リニアモータ
JPH08130862A (ja) 磁石可動形リニアアクチュエータ
JPH1169754A (ja) 永久磁石可動形リニア直流モータ
Luo et al. Design of linear voice coil motor with semi‐closed structure
US4908592A (en) Electromagnetic actuating device
JPH0416632Y2 (ja)
JP3778284B2 (ja) 複合ボイスコイル形リニアモータ
JP3722398B2 (ja) 永久磁石可動形リニア直流モータ
JPH09289765A (ja) ボイスコイル型リニア直流モータ
JP3705396B2 (ja) 永久磁石可動形リニア直流モータ
JP3685468B2 (ja) 単極形リニア直流モータ
JP3873765B2 (ja) リニアアクチュエータ
JPH08163850A (ja) 単極形リニア直流モータ
JP2022132994A (ja) 可動磁石型ボイスコイルモータ
JP3731011B2 (ja) 単極形リニア直流モータ
JP2003235234A (ja) リニアアクチュエータ
JP3687867B2 (ja) 単極形リニア直流モータ
JP3681826B2 (ja) 単極形リニア直流モータ
JPH11262235A (ja) 永久磁石可動形リニア直流モータ
JP2601240Y2 (ja) 振動アクチュエータ