JPH1167416A - 端子圧着ユニットを調整するためのニードルユニットおよび台座ならびにニードルユニットの調整方法 - Google Patents

端子圧着ユニットを調整するためのニードルユニットおよび台座ならびにニードルユニットの調整方法

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JPH1167416A
JPH1167416A JP23068697A JP23068697A JPH1167416A JP H1167416 A JPH1167416 A JP H1167416A JP 23068697 A JP23068697 A JP 23068697A JP 23068697 A JP23068697 A JP 23068697A JP H1167416 A JPH1167416 A JP H1167416A
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needle
unit
terminal crimping
crimping unit
dummy
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JP23068697A
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Tetsunori Soma
哲律 杣
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】端子圧着ユニット20のアンビルセンタを容
易、迅速、且つ精緻に調整できるようにすること。 【解決手段】調整対象となる端子圧着ユニット20に一
体化可能なニードルユニット30を設ける。ニードルユ
ニット30は、端子圧着ユニット20に搬送される電線
の搬送位置に対応して、ダミーニードル41を突出させ
ることにより、端子圧着ユニット20の各部の調整位置
を与えるものである。 【効果】ダミーニードル41に基づいて調整作業を行な
うことができるので、作業性が向上する。精度も高くな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端子圧着ユニットを
調整するためのニードルユニットおよび台座ならびにニ
ードルユニットの調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電線を連続的に調尺して裁断し、
その両端部に端子を圧着する自動調尺電線製造装置にお
いては、電線の調尺工程に連動して端子を圧着する端子
圧着ユニットが設けられている。この端子圧着ユニット
は、アンビルおよびクリンパーを含むかしめ部と、かし
め部に端子を送給する端子送給部とを備えており、アン
ビルとクリンパーとを対向させ、相対的に対向方向に接
近/離反させるとともに、端子送給部をかしめ部に連動
させて端子をアンビルとクリンパーとの間に送給するこ
とによって、両者間に配置された端子をかしめるもので
ある。
【0003】他方、上記自動調尺電線製造装置は、電線
の端部を端子圧着ユニットのアンビルとクリンパーとの
間に搬送する電線搬送手段を有している。そして、この
電線搬送手段を上記かしめ部や端子送給部と連動させる
ことにより、電線の長手方向と交差する方向に電線を高
速で搬送し、その端部に端子を圧着することができるよ
うになっている。
【0004】上記端子や電線は比較的小径であり、寸法
公差が小さいので、電線の送給時においては、アンビル
とクリンパーとによって規定されるかしめ位置(アンビ
ルセンタ)に正確に電線を位置決めする必要がある。そ
こで従来より、電線の搬送動作に連動して電線を挟み込
むセンタリングガイドが自動調尺電線製造装置に設けら
れている他、端子圧着ユニット自身にも、種々の位置決
め手段や電線ガイド機構が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したセンタリング
ガイドや電線ガイド機構等は、それらが精緻に設定され
ている限りは、正確に電線を所期のアンビルセンタに位
置決めすることができる。しかしながら、センタリング
ガイドや電線ガイド機構等を最初にセッティングする際
には、専ら現物の電線を用いてチューニングを行なって
いるに過ぎなかったところ、電線自身は変形しやすいの
で、精緻なセッティングが困難であり、しかもセッティ
ングに時間を要していた。
【0006】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、アンビルセンタを容易、迅速、且つ精緻にセッ
トすることのできる端子圧着ユニットを調整するための
ニードルユニットおよび台座ならびにニードルユニット
の調整方法を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、アンビルとクリンパーとを相対的に変位さ
せることにより端子をかしめる端子圧着ユニットに対
し、着脱可能に一体化されるアームと、アームに設けら
れ、上記アンビルとクリンパーとによって端子がかしめ
られる電線の送給位置に、セット対象となる電線をかた
どったダミーニードルを突出させるニードルホルダとを
備えていることを特徴とするニードルユニットである。
【0008】この特定事項を含む発明では、アームと端
子圧着ユニットとを一体化し、さらに、正規の搬送位置
にダミーニードルを配置することによって、端子圧着ユ
ニットに設けられている位置決め手段や電線ガイド機構
等をダミーニードルに沿わせながら行なうことができ
る。また、好ましい態様において、上記ニードルホルダ
は、ダミーニードルを着脱可能に担持するものである。
【0009】この特定事項を含む発明では、セット対象
となる電線の種類毎にダミーニードルを設け、これを交
換することが可能になる。また、別の好ましい態様にお
いて、上記ニードルホルダは、アームに対してダミーニ
ードルの突出位置を調整可能に取り付けられているニー
ドルユニット。この特定事項を含む発明では、ニードル
ホルダの取付け位置を調整することにより、アンビルセ
ンタの異なる端子圧着ユニットに対してダミーニードル
の突出位置を対応させることが可能になる。
【0010】さらに、別の好ましい態様において、上記
アームは、端子圧着ユニットが装着される自動調尺電線
製造装置の当該端子圧着ユニット用クランプと同一仕様
のクランプ部を有している。この特定事項を含む発明で
は、アームに設けられたクランプ部によって、端子圧着
ユニットを自動調尺電線製造装置に装着することによ
り、自動調尺電線製造装置を介して端子圧着ユニットと
アームとを一体化することが可能になる。
【0011】本発明の別の態様は、上述したニードルユ
ニットを着脱可能に取付ける取付け部と、アンビルとク
リンパーとを相対的に変位させることにより端子をかし
める端子圧着ユニットをロック可能に載置する載置面と
を含み、載置面に載置された端子圧着ユニットに対し、
取付け部に取り付けられた上記ニードルユニットがその
ダミーニードルを当該端子圧着ユニットへの電線の送給
位置に突出するように端子圧着ユニットと上記ニードル
ユニットとを一体化することを特徴とする台座である。
【0012】この特定事項を含む発明では、端子圧着ユ
ニットを自動調尺電線製造装置に端子圧着ユニットを装
着する前にアンビルセンタの調整を行なうことができ
る。また、本発明による調整方法は、アームに対してダ
ミーニードルの突出位置を調整可能に取り付けられてい
るニードルユニットを、調整対象となる端子圧着ユニッ
トに対応するダイセットホルダと一体化し、該ニードル
ユニットと一体化されたダイセットホルダに、アンビル
センタを表示するゲージブロックを取付け、該ゲージブ
ロックのアンビルセンタに基づいてニードルホルダを調
整し、その後、ダイセットホルダを調整対象となる端子
圧着ユニットと交換し、交換された端子圧着ユニットを
調整後のニードルユニットを一体化することにより調整
することを特徴とするニードルユニットの調整方法であ
る。
【0013】この特定事項を含む発明では、ゲージブロ
ックを使ってニードルホルダの調整を行なうことができ
る。ここで、「調整対象となる端子圧着ユニットに対応
するダイセットホルダ」は、単に端子圧着ユニットと同
型のものであるばかりでなく、寸法上、電線の搬送位置
が一致するものであれば、形式の異なるものも含む概念
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について詳述する。図1は
本発明の実施の一形態を示す分解斜視図である。同図を
参照して、先ず、図示の実施の形態の対象となる自動調
尺電線製造装置1は、端子圧着ユニット20(図10参
照)を載置する載置台2を備えている。この載置台2
は、載置面を構成する載置板3の一側縁に沿ってストッ
パ用リブ4が固定されているとともに、他側縁には、こ
のストッパ用リブ4と交差する方向に形成された装着溝
5が設けられ、この装着溝5の開口端には、係止部材6
が取り付けられている。そして、上記装着溝5に嵌合
し、係止部材6に係止される係止用クランプ7と上記ス
トッパ用リブ4との間で端子圧着ユニット20のベース
部21を着脱可能に固定できるように構成されている。
【0015】図2は図1の実施の形態に採用されている
自動調尺電線製造装置1の断面部分略図である。同図お
よび図1に示すように、上記ストッパ用リブ4の内側面
は、上側が他端側に近接するように傾斜しているととも
に、端子圧着ユニット20のベース部21には、このス
トッパ用リブ4の内側面に面接触状態で接合する接合面
22が形成されている。
【0016】他方、上記係止用クランプ7は、上記装着
溝5内に装着されることにより、一端側が端子圧着ユニ
ット20のベース部21と係止するロック部8と、ロッ
ク部8の他端側に固定されて突出するロッド部9と、ロ
ッド部9に回動可能且つ摺動可能に挿通されたハンドル
部10と、ハンドル部10とロック部8との間に介装さ
れている複数の皿ばね11と、ロッド部9の端部に設け
られ、ハンドル部10のロッド部9からの離脱を防止す
るキャップボルト12とを有している。
【0017】上記ロック部8には、装着溝5の底面と端
子圧着ユニット20のベース部21の底面との間に挿入
される舌部8Aと、舌部8Aと連続して上記ストッパ用
リブ4の内側面とともにハの字を区画するよう傾斜する
端面8Bとが形成されている。他方、上記端子圧着ユニ
ット20のベース部21には、上記端面8Bを係止させ
る係止部23が形成されている。そして、上記ストッパ
用リブ4の内側面に端子圧着ユニット20の接合面22
が接合し、クランプ7のロック部8が図2に示すように
係止部23に係止することにより、端子圧着ユニット2
0は、自動調尺電線製造装置1の載置台2に止定される
ことになる。
【0018】次に、係止用クランプ7をロックするため
に、上記ハンドル部10には、ボス部13が一体的に設
けられ、このボス部13の一端部には、上記係止部材6
に係止する、略扇形の係止用フランジ14が一体形成さ
れている。係止部材6は、載置台2の他端面にビス止め
されるブロック部6Aと、ブロック部6Aから突出する
L字形突起6Bとを一体に有しており、ブロック部6A
とL字形突起6Bとの間に形成されている隙間内に上記
係止用フランジ14を係止させることにより、係止用ク
ランプ7を着脱可能に固定し、上記皿ばね11を介して
ロック部8を弾性的に一端側に付勢することができるよ
うになっている。なお図1において、29は端子圧着ユ
ニット20に搬送された電線を挟み込んでアンビルセン
タに位置合わせをするためのセンタリングユニットであ
る。
【0019】図3は図1の実施の形態に採用されている
係止用クランプ7および係止部材6の要部を示す部分斜
視図である。同図に示すように、上記係止用フランジ1
4とL字形突起6Bとの接合面は、互いにロッド部9の
軸線に対して斜めに傾斜してくさび状に接合するように
設定されている。
【0020】他方、端子圧着ユニット20は、詳しくは
後述する図10に示すように、上記ベース部21に基体
となるダイセットホルダ24を一体的に設け、このダイ
セットホルダ24にアンビルユニット25とクリンパー
ユニット26とを設け、自動調尺電線製造装置1のプレ
ス部1Aにクリンパーユニット26を連結し、上下に昇
降させることにより、端子を圧着するように構成されて
いる。端子圧着ユニット20には、アンビルユニット2
5に搬送される電線をガイドするための電線ガイド27
(位置決め手段)が設けられている他、クリンパーユニ
ット26の昇降動作に連動して、搬送された電線をガイ
ドする電線ガイド機構28が設けられている。
【0021】次に、図示の実施の形態においては、この
自動調尺電線製造装置1の載置台2に対し、着脱可能な
ニードルユニット30が採用されている。図4は図1の
実施の形態に係るニードルユニット30の斜視図であ
り、図5は図1の実施の形態に係るニードルユニット3
0の要部を示す断面部分略図であり、図6は図1の実施
の形態に係るニードルユニット30の要部を示す斜視図
である。
【0022】先ず、図4を参照して、図示の実施の形態
に係るニードルユニット30は、上述した係止用クラン
プ7を流用したクランプ部31を有している。以下の説
明では、クランプ部31の各部について、係止用クラン
プ7と同等の部材には同一の符号を付している。クラン
プ部31のロック部8の他端側面には、板金部材で形成
されたアーム32の一端部が溶接されており、図示のよ
うに一部が屈曲した状態でロック部8と交差する方向に
延びている。アーム32の他端部には、連結ブロック3
3が固定されており、この連結ブロック33の端面に
は、スライドガイドバー34の端部が片持ち状に固定さ
れている。スライドガイドバー34は、端面が矩形に形
成されているとともに、クランプ部31のロック部8と
平行に延びている。そして、このスライドガイドバー3
4には、ニードルホルダ35が、当該スライドガイドバ
ー34の長手方向に変位可能に装着されている。
【0023】図4および図5を参照して、上記ニードル
ホルダ35は、全体として上下に延びる概ね直方体形状
に形成されており、その側部下端にスライドガイドバー
34に対応したスリット36が形成されている。このス
リット36の開口幅は、ニードルホルダ35の端部下端
に設けられたボルト37で変更可能に構成されており、
これによって、スライドガイドバー34の長手方向の任
意の位置で係止できるようになっている。なお、図示の
実施の形態では、スリット36を区画している一方の端
部下面にベースプレート137が固着されている。
【0024】次に、図4および図6を参照して、ニード
ルホルダ35の端部上端には、すり割りスリット38が
形成されており、その途中部に、図4に示す調整用ニー
ドル40や図5に示すダミーニードル41を挿通する挿
通凹部39を区画している。このすり割りスリット38
の開口幅は、ニードルホルダ35の側部上端に設けられ
たボルト42によって変更可能に構成されており、これ
によって、各ニードル40、41を、中心位置を狂わせ
ることなく交換可能にクランプできるようになってい
る。
【0025】調整用ニードル40は、先端が先鋭に尖っ
ており、後述するように、ニードルユニット30自身を
調整する際に用いられるものである。他方、ダミーニー
ドル41は、ニードルユニット30の調整後に用いら
れ、調整対象となる端子圧着ユニットを調整する際に用
いられるものである。これら各ニードル40、41は、
何れも基端部分(ニードルホルダ35にクランプされる
部位)が同一径に設定されている。
【0026】次に、ニードルユニット30自身の調整方
法について、図7ないし図9を参照しながら説明する。
図7は本発明の実施の一形態における台座の斜視図であ
り、図8は図7の台座と併用されるゲージブロックの使
用例を示す分解斜視図であり、図9は図7の台座と図8
のゲージブロックとによって、図1の実施の形態に係る
ニードルユニット30を調整する状態を示す斜視図であ
る。
【0027】先ず、図7を参照して、台座50は、端子
圧着ユニット20または端子圧着ユニット20のダイセ
ットホルダ24と上述したニードルユニット30とを一
体化するためのものである。そのような構成を具体化す
るために、図示の実施の形態における台座50は、箱型
のベース部51と、ベース部51に設けられた載置板5
2と、ベース部51に取り付けられた背板53とを一体
に有している。
【0028】上記載置板52は、自動調尺電線製造装置
1の載置板3をそのまま流用することで、載置面を構成
しているものであり、載置台2と同一仕様のストッパ用
リブ54、装着溝55、係止部材56が設けられてい
る。従って、載置板52にニードルユニット30のクラ
ンプ部31を装着し、固定することにより、端子圧着ユ
ニット20または端子圧着ユニット20のダイセットホ
ルダ24を固定することができ、それによってニードル
ユニット30自身も一体化されることになる。
【0029】また、背板53には、ポケット56が設け
られ、このポケット56内にニードルユニット30の調
整用ニードル40やダミーニードル41等が収容できる
ようになっている。次に、図8を参照して、ニードルユ
ニット30にアンビルセンタを与えるために、図示の実
施の形態では、調整対象となる端子圧着ユニット20に
対応するダイセットホルダ24を利用し、このダイセッ
トホルダ24からクリンパーユニットを取り外して金属
製のゲージブロック60を装着している。このゲージブ
ロック60は、クリンパーユニット26の外寸に対応す
る矩形に形成され、アンビルセンタを表示するセンタラ
インLが形成されているものである。
【0030】そして、図9に示すように、上述した台座
50にゲージブロック60が装着されたダイセットホル
ダ24を載置し、ニードルユニット30を装着すること
により、ダイセットホルダ24とニードルユニット30
とが、台座50上で一体化される。この状態で、ニード
ルユニット30のニードルホルダ35に調整用ニードル
40を取付け、ボルト37を緩めて調整用ニードル40
の先端がダイセットホルダ24に取り付けられているゲ
ージブロック50のセンタラインLと一致するようにニ
ードルホルダ35の位置を調整し、ボルト37を締めつ
けてスライドガイドバー34にニードルホルダ36を固
定する。これにより、ニードルユニット30のニードル
ホルダ36に取り付けられるニードル40、41は、こ
の台座50の上でも、上述した自動調尺電線製造装置1
の載置台2の上でも正確にアンビルセンタに対応した電
線の搬送位置に配置されることになる。
【0031】次に図10を参照して、上記ニードルユニ
ット30の使用例について説明する。図10は図1の実
施の形態に係るニードルユニット30の使用状態を示す
斜視図である。同図に示すように、新品の端子圧着ユニ
ット20を自動調尺電線製造装置1に装着する場合や、
加工される電線の種類(品番)を変更するときにチュー
ニングする場合には、ニードルユニット30を直接自動
調尺電線製造装置1に取付け、端子圧着ユニット20の
アンビルセンタに各部の機構を調整することが可能にな
る。図示の例の場合、各部の機構としては、端子圧着ユ
ニット20の電線ガイド27や電線ガイド機構28の
他、自動調尺電線製造装置1自身に設けられているセン
タリングガイド29がある。
【0032】調整作業の手順としては、先ず、図9に示
した方法で予めニードルユニット30の調整をした後、
端子圧着ユニット20を自動調尺電線製造装置1の載置
台2上に配置し、係止用クランプ7(図1参照)に代え
てニードルユニット30のクランプ部31で端子圧着ユ
ニット20を固定する。その後、ニードルユニット30
に取り付けられたダミーニードル41に基づいて、各部
の調整を行なうことにより、正確なチューニング作業を
容易且つ迅速に行なうことができる。チューニング作業
が終了した後は、ニードルユニット30を取り外し、自
動調尺電線製造装置1の係止用クランプ7で端子圧着ユ
ニット20を固定することにより、端子圧着ユニット2
0を自動調尺電線製造装置1と連動させて運転すること
ができる。
【0033】なお、このような端子圧着ユニット20の
調整方法は、上述した図7で示す台座50の上で行なっ
てもよい。その場合でも、端子圧着ユニット20自身の
調整を正確に、しかも容易且つ迅速に行なうことができ
る。以上説明したように、上述した実施の形態では、ニ
ードルユニット30のアーム32と端子圧着ユニット2
0とを一体化し、さらに、正規の搬送位置にダミーニー
ドル41を配置することによって、端子圧着ユニット2
0に設けられている電線ガイド27や電線ガイド機構2
8等をダミーニードル41に沿わせながら行なうことが
できるので、アンビルセンタを容易、迅速、且つ精緻に
セットすることができるという顕著な効果を奏する。
【0034】特に、ニードルホルダ35がダミーニード
ル41を着脱可能に担持するものであるので、セット対
象となる電線の種類毎にダミーニードル41を設け、こ
れを交換することが可能になる結果、汎用性を持たせ、
多品種生産に対応することができるという利点がある。
また、ニードルホルダ35がアーム32に対してダミー
ニードル41の突出位置を調整可能に取り付けられてい
るので、ニードルホルダ35の取付け位置を調整するこ
とにより、アンビルセンタの異なる端子圧着ユニット2
0に対してダミーニードル41の突出位置を対応させる
ことが可能になる結果、この点からも汎用性を持たせ、
多品種生産に対応することができるという利点がある。
【0035】また、端子圧着ユニット20が装着される
自動調尺電線製造装置1の係止用クランプ7(当該端子
圧着ユニット用クランプ)と同一仕様のクランプ部31
を上記アーム32が有しているので、アーム32に設け
られたクランプ部31によって、端子圧着ユニット20
を自動調尺電線製造装置1に装着することにより、自動
調尺電線製造装置1を介して端子圧着ユニット20とア
ーム32とを一体化することが可能になる結果、端子圧
着ユニット20のチューニングとともに、自動調尺電線
製造装置1に設けられたセンタリングユニット等のチュ
ーニングも可能になるという利点がある。
【0036】さらに、図7に示す台座50を採用した場
合には、自動調尺電線製造装置1に端子圧着ユニット2
0を装着する前にアンビルセンタの調整を行なうことが
できるので、アンビルセンタのチューニングと装着動作
とを個別に行なうことができ、作業性を向上させること
ができる。また、上述した調整方法では、調整対象とな
る端子圧着ユニット20に対応するダイセットホルダ2
4に装着されたゲージブロック60でダミーニードル4
1の位置調整を行なうことができるので、位置調整の作
業性が向上するばかりでなく、位置精度を一層精緻に高
めることができるという利点がある。
【0037】上述した実施の各形態は本発明の好ましい
具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施
の形態に限定されない。本発明の特許請求の範囲内で種
々の設計変更が可能であることは云うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アームと端子圧着ユニットとを一体化し、さらに、正規
の搬送位置にダミーニードルを配置することによって、
端子圧着ユニットに設けられている位置決め手段や電線
ガイド機構等をダミーニードルに沿わせながら行なうこ
とができるので、アンビルセンタを容易、迅速、且つ精
緻にセットすることができるという顕著な効果を奏す
る。
【0039】特に、ニードルホルダがダミーニードルを
着脱可能に担持するものである場合には、セット対象と
なる電線の種類毎にダミーニードルを設け、これを交換
することが可能になるので、汎用性を持たせ、多品種生
産に対応することができるという利点がある。また、ニ
ードルホルダがアームに対してダミーニードルの突出位
置を調整可能に取り付けられている場合には、ニードル
ホルダの取付け位置を調整することにより、アンビルセ
ンタの異なる端子圧着ユニットに対してダミーニードル
の突出位置を対応させることが可能になるので、この点
からも汎用性を持たせ、多品種生産に対応することがで
きるという利点がある。
【0040】また、端子圧着ユニットが装着される自動
調尺電線製造装置の当該端子圧着ユニット用クランプと
同一仕様のクランプ部を上記アームが有している場合に
は、アームに設けられたクランプ部によって、端子圧着
ユニットを自動調尺電線製造装置に装着することによ
り、自動調尺電線製造装置を介して端子圧着ユニットと
アームとを一体化することが可能になるので、端子圧着
ユニットのチューニングとともに、自動調尺電線製造装
置に設けられたセンタリングユニット等のチューニング
も可能になるという利点がある。
【0041】さらに、本発明の台座を採用した場合に
は、自動調尺電線製造装置に端子圧着ユニットを装着す
る前にアンビルセンタの調整を行なうことができるの
で、アンビルセンタのチューニングと装着動作とを個別
に行なうことができ、作業性を向上させることができ
る。また、本発明の調整方法では、調整対象となる端子
圧着ユニットに対応するダイセットホルダに装着された
ゲージブロックでダミーニードルの位置調整を行なうこ
とができるので、位置調整の作業性が向上するばかりで
なく、位置精度を一層精緻に高めることができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】図1の実施の形態に係る自動調尺電線製造装置
の断面部分略図である。
【図3】図1の実施の形態に係る係止用クランプおよび
係止部材の要部を示す部分斜視図である。
【図4】図1の実施の形態に係るニードルユニットの斜
視図である。
【図5】図1の実施の形態に係るニードルユニットの要
部を示す断面部分略図である。
【図6】図1の実施の形態に係るニードルユニットの要
部を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の一形態における台座の斜視図で
ある。
【図8】図7の台座と併用されるゲージブロックの使用
例を示す分解斜視図である。
【図9】図7の台座と図8のゲージブロックとによっ
て、図1の実施の形態に係るニードルユニットを調整す
る状態を示す斜視図である。
【図10】図1の実施の形態に係るニードルユニットの
使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動調尺電線製造装置 2 載置台 3 載置板(載置面の構成要素) 7 係止用クランプ 20 端子圧着ユニット 24 ダイセットホルダ 30 ニードルユニット 31 クランプ部 32 アーム 35 ニードルホルダ 40 調整用ニードル 41 ダミーニードル 50 台座 54 ストッパ用リブ 55 装着溝 56 係止部材 60 ゲージブロック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンビルとクリンパーとを相対的に変位さ
    せることにより端子をかしめる端子圧着ユニットに対
    し、着脱可能に一体化されるアームと、 アームに設けられ、上記アンビルとクリンパーとによっ
    て端子がかしめられる電線の送給位置に、セット対象と
    なる電線をかたどったダミーニードルを突出させるニー
    ドルホルダとを備えていることを特徴とするニードルユ
    ニット。
  2. 【請求項2】請求項1記載のニードルユニットにおい
    て、 上記ニードルホルダは、ダミーニードルを着脱可能に担
    持するものであるニードルユニット。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のニードルユニット
    において、 上記ニードルホルダは、アームに対してダミーニードル
    の突出位置を調整可能に取り付けられているニードルユ
    ニット。
  4. 【請求項4】請求項1、2、または3記載のニードルユ
    ニットにおいて、 上記アームは、端子圧着ユニットが装着される自動調尺
    電線製造装置の当該端子圧着ユニット用クランプと同一
    仕様のクランプ部を有しているニードルユニット。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3、または4記載のニード
    ルユニットを着脱可能に取付ける取付け部と、アンビル
    とクリンパーとを相対的に変位させることにより端子を
    かしめる端子圧着ユニットをロック可能に載置する載置
    面とを含み、載置面に載置された端子圧着ユニットに対
    し、取付け部に取り付けられた上記ニードルユニットが
    そのダミーニードルを当該端子圧着ユニットへの電線の
    送給位置に突出するように端子圧着ユニットと上記ニー
    ドルユニットとを一体化することを特徴とする台座。
  6. 【請求項6】請求項3記載のニードルユニットを、調整
    対象となる端子圧着ユニットに対応するダイセットホル
    ダと一体化し、 該ニードルユニットと一体化されたダイセットホルダ
    に、アンビルセンタを表示するゲージブロックを取付
    け、 該ゲージブロックのアンビルセンタに基づいてニードル
    ホルダを調整し、 その後、ダイセットホルダを調整対象となる端子圧着ユ
    ニットと交換し、 交換された端子圧着ユニットを調整後のニードルユニッ
    トを一体化することにより調整することを特徴とするニ
    ードルユニットの調整方法。
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WO2018074202A1 (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 住友電装株式会社 電線接続訓練装置、および、接続電線
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