JPH10321063A - フラットハーネス製造治具 - Google Patents

フラットハーネス製造治具

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JPH10321063A
JPH10321063A JP9126996A JP12699697A JPH10321063A JP H10321063 A JPH10321063 A JP H10321063A JP 9126996 A JP9126996 A JP 9126996A JP 12699697 A JP12699697 A JP 12699697A JP H10321063 A JPH10321063 A JP H10321063A
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JP
Japan
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fork
jig
slit
electric wire
flat harness
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JP9126996A
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Inventor
Sanae Kato
早苗 加藤
Motofumi Maejima
基文 前嶋
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子付き電線(サブハーネス)をフラットハ
ーネスに加工することができ、フラットハーネスに加工
する電線の品番変更に対応できるようにする。 【解決手段】 上面にレール11を敷設した基台10
と、基台10の上面に固定された第一支柱21,第一支
柱21に交換可能に設けられ、各電線40の直径に対応
して段階的に幅を狭くした段スリット22aを有する第
一フォーク22,第一フォーク22の段スリット22a
に挿通された各電線40を一括保持する第一クランプ手
段23からなる固定治具20と、基台10のレール11
に摺動自在に設けられた第二支柱31,第二支柱31に
交換可能に設けられ、第一フォーク22の段スリット2
2aに対応する他の段スリット32aを形成した第二フ
ォーク32,第二フォーク32の段スリット32aに挿
通された各電線40を一括保持する第二クランプ手段3
3からなる可動治具30とを備えた構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の電線を樹
脂フィルムによって平らに束ねたフラットハーネス製造
治具に関し、特に、端子付き電線(サブハーネス)を簡
単にフラットハーネスに加工することができるととも
に、フラットハーネスに加工する電線の品番変更に容易
に対応することができるフラットハーネス製造治具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、フラットハーネスは、いわゆる前
工程と呼ばれる初期の工程において、図15に示すよう
な製造装置によって製造されていた(特開昭58−14
2710号)。図15は従来のフラットハーネスの製造
装置の要部を示す斜視図である。
【0003】同図において、110,120は電線10
0の送り側Pと巻き取り側Qにそれぞれ配置された電線
整列手段であり、フラットハーネスに加工する複数本の
電線100を押さえ付ける電線押え部111,121
と、各電線100を隙間なく寄せる電線寄せ部112,
122と、ベース113,123とからなっていた。
【0004】なお、図示しないが、電線100の送り側
Pには、長尺の電線100をストックする電線リールが
設置してあり、電線100の巻き取り側Qには、各電線
100を巻き取ってテンションをかける巻き取りリール
が配置してあった。
【0005】また、130はフィルム融着手段であり、
フィルム140をストックするフィルムリール131
と、該フィルムリール131からフィルム140を送り
出す送り出しローラ132a,132bと、送り出され
たフィルム140を巻き取ってテンションをかける巻き
取りリール133と、各電線100に巻き付けたフィル
ム140を上下から熱融着する熱融着板134a,13
4bと、フィルム140の熱融着後に該フィルム140
を上下から切断するカッタ135a,135bとからな
っていた。
【0006】次に、上記フラットハーネスの製造装置に
よるフラットハーネスの製造動作について説明する。各
電線100が、送り側Pと巻き取り側Qの各電線整列手
段110,120に到達すると、電線押え部111,1
21が下降して、各電線100をベース113,123
に押し付けるとともに、電線寄せ部112,122が前
進して個々の電線100を隙間なく寄せる。
【0007】次いで、送り出しローラ132a,132
bが、フィルムリール131からフィルム140を送り
出し、フィルム140を各電線100の上下に巻き付け
る。そして、フィルム140の上下に熱融着板134
a,134bが押し当てられる。該熱溶着板134a,
134bは、フィルム140の熱融着層を溶かして、該
フィルム140と各電線100の絶縁被覆とを融着させ
るとともに、絶縁被覆相互を融着させる。
【0008】その後、カッタ135a,135bがフィ
ルム140を上下から切断する。そして、電線押え部1
11,121が上昇するとともに、電線寄せ部112,
122が後退し、各電線100が解放される。
【0009】このようにして製造されたフラットハーネ
スは、巻き取り側Qの前記巻き取りリールに巻き取ら
れ、次工程である端末処理工程に送られる。以後、フラ
ットハーネスは、端子の圧着等の端末処理工程を経て、
圧着された端子をコネクタハウジングへ挿入する後工程
に付され、製品として完成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、端末処理工程を
経た後の端子付き電線、あるいは、後工程を経た後のコ
ネクタ付き電線などのサブハーネスをフラットハーネス
に加工する製造装置は存在せず、専ら、上述のように、
前工程の端末処理前において、複数本の電線100をフ
ラットハーネスに加工する構成となっていた。
【0011】ところが、各電線100を端末処理前にフ
ラットハーネスに加工してしまうと、フィルム140に
よって束ねられた各電線100の自由度が制限され、そ
の後の端末処理が煩雑になるという問題があった。
【0012】また、フラットハーネスに加工する電線1
00の品番を変更するには、送り側Pの前記電線リール
を交換したり、電線100の切断長さを変更したりする
といった製造装置の段取り替え作業が必要となり、電線
100の品番変えが困難であった。
【0013】さらに、従来のフラットハーネスの製造装
置は、完全な自動機であったため、電線押え部111,
121を昇降させるエアシリンダ、電線寄せ部112,
122を進退させるエアシリンダ、これらの制御系等が
必要となり、装置が大型化し、かつ構成が複雑化すると
いう問題があった。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、サブハーネスをフラットハーネスに加工する
ことができるとともに、フラットハーネスに加工する電
線の品番変更に容易に対応することができ、さらに、構
成の簡単かつ小型化を図ることができるフラットハーネ
ス製造治具の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のフラットハーネス製造治具は、複数
本の電線を樹脂フィルムによって平らに束ねたフラット
ハーネス製造治具であって、上面にレールを敷設した基
台、該基台の上面に固定され、各電線の一側を一括保持
する固定治具、前記基台のレールに摺動自在に設けら
れ、各電線の他側を一括保持する可動治具を備え、前記
固定治具が、前記基台の上面に固定された第一支柱と、
該第一支柱に交換可能に設けられ、各電線の直径に対応
して段階的に幅を狭くした段スリットを有する第一フォ
ークと、該第一フォークの段スリットに挿通された各電
線を一括保持する第一クランプ手段とからなり、前記可
動治具が、前記基台のレールに摺動自在に設けられた第
二支柱と、該第二支柱に交換可能に設けられ、前記第一
フォークの段スリットに対応する他の段スリットを形成
した第二フォークと、該第二フォークの段スリットに挿
通された各電線を一括保持する第二クランプ手段とから
なる構成としてある。
【0016】上記構成からなる請求項1記載のフラット
ハーネス製造治具では、作業員の人手により、フラット
ハーネスに加工する各電線の一側を固定治具の第一フォ
ークの段スリットに保持するとともに、他側を可動治具
の第二フォークの段スリットに保持し、このような状態
で、可動治具を固定治具の反対側に摺動させることによ
り各電線にテンションをかける。次いで、テンションの
かかった各電線に樹脂フィルムを巻き付け、該樹脂フィ
ルムを各電線に融着することにより、各電線をフラット
ハーネスに加工する。
【0017】このような請求項1記載のフラットハーネ
ス製造治具によれば、端子やコネクタの取り付けられた
サブハーネスを前記段スリットに挿通及び保持すること
ができ、サブハーネスを容易にフラットハーネスに加工
することができる。
【0018】また、電線の品番を変更する場合は、既存
の第一及び第二フォークを、段スリットの幅の異なる他
の第一及び第二フォークに交換することによって、かか
る品番変更に容易に対応することができる。
【0019】さらに、治具という形態を採用したことに
より、従来のような多数のエアシリンダ等が不要とな
り、全体を簡単かつ小型化することができる。
【0020】好ましくは、請求項2記載のフラットハー
ネス製造治具のように、前記第一及び第二クランプ手段
を、前記段スリットとほぼ平行になって、該段スリット
に挿通された各電線をクランプする水平クランプと、前
記段スリットの開口側に直交して、該段スリットに挿通
された各電線をクランプする垂直クランプとからなる構
成とし、また、請求項3記載のフラットハーネス製造治
具のように、前記第二クランプ手段を構成する前記水平
クランプの各電線との当接面を曲面にするとともに、各
電線のクランプ時において、該当接面が前記段スリット
より上方に位置するようにした構成とする。
【0021】このような構成とした場合は、各電線の両
側を第一及び第二フォークに一括保持することができ、
かかる保持後に、可動治具を固定治具の反対方向に摺動
させるだけで、各電線にテンションをかけることができ
るようになる。
【0022】請求項4記載のフラットハーネス製造治具
は、複数本の電線を樹脂フィルムによって平らに束ねた
フラットハーネス製造治具であって、上面にレールを敷
設した基台、該基台の上面に固定され、各電線の一側を
一括保持する固定治具、前記基台のレールに摺動自在に
設けられ、各電線の他側を一括保持する可動治具を備
え、前記固定治具が、前記基台の上面に固定された第一
支柱と、該第一支柱に設けられ、一定幅のスリットを有
する第一フォークと、該第一フォーク近傍に回動自在に
設けられ、各電線の直径に対応して段階的に幅を狭くし
た複数種の段スリットを、前記第一フォークのスリット
に重複可能に形成した第一補助フォークと、これら第一
フォーク及び第一補助フォークの両スリットに挿通され
た各電線の一側を一括保持する第一クランプ手段とから
なり、前記可動治具が、前記基台のレールに摺動自在に
設けられた第二支柱と、該第二支柱に設けられ、前記第
一フォークのスリットに対応する一定幅の他のスリット
を有する第二フォークと、該第二フォーク近傍に回動自
在に設けられ、前記第一補助フォークの各段スリットに
対応する複数種の他の段スリットを、前記第二フォーク
のスリットに重複可能に形成した第二補助フォークと、
これら第二フォーク及び第二補助フォークの両スリット
に挿通された各電線の他側を一括保持する第二クランプ
手段とからなる構成としてある。
【0023】このような構成からなる請求項4記載のフ
ラットハーネス製造治具によれば、第一及び第二補助フ
ォークを回動させて、複数種の段スリットのうちからい
ずれかを選択することにより、フラットハーネスに加工
する各電線の品番変更に幅広く対応することができる。
【0024】好ましくは、請求項5記載のフラットハー
ネス製造治具のように、前記第一及び第二フォークを交
換可能とした構成とし、また、請求項6記載のフラット
ハーネス製造治具のように、前記第一及び第二補助フォ
ークを交換可能とした構成とする。
【0025】このような構成によれば、スリットの寸法
の異なる第一及び第二フォークに交換することにより、
及び/又は、段スリットの寸法の異なる第一及び第二補
助フォークに交換することにより、さらに幅広く電線の
品番変更に対応することができるようになる。
【0026】請求項7記載のフラットハーネス製造治具
のように、前記第一及び第二クランプ手段が、前記スリ
ット及び前記段スリットとほぼ平行になって、両スリッ
トに挿通された各電線をクランプする水平クランプと、
前記スリットの開口側に直交して、該スリット及び前記
段スリットに挿通された各電線をクランプする垂直クラ
ンプとからなる構成とし、また、請求項8記載のフラッ
トハーネス製造治具のように、前記第二クランプ手段を
構成する前記水平クランプの各電線との当接面を曲面に
するとともに、各電線のクランプ時において、該当接面
が前記スリット及び前記段スリットより上方に位置する
ようにした構成とする。
【0027】このような構成とした場合は、請求項2及
び3と同様に、各電線の両側を、第一フォーク及び第一
補助フォークと、第二フォーク及び第二補助フォークと
にそれぞれ保持することができ、かかる保持後に、可動
治具を固定治具の反対方向に摺動させるだけで、各電線
にテンションをかけることができるようになる。
【0028】請求項9記載のフラットハーネス製造治具
は、前記可動治具を前記レールに沿って摺動させる駆動
手段を設けるとともに、前記第一クランプ手段を構成す
る前記垂直クランプが、非クランプ状態となったときに
ON又はOFFとなるスイッチを設け、該スイッチのO
N又はOFFに基づいて前記駆動手段を作動させ、前記
可動治具を前記固定治具側に摺動させる構成としてあ
る。
【0029】このような構成によれば、樹脂フィルムを
各電線に融着した後、固定治具の垂直クランプを解除す
ることにより、可動治具を自動的に初期位置に復帰させ
ることができる。
【0030】これによって、完成したフラットハーネス
が撓んだ状態となり、該フラットハーネスを固定治具と
可動治具から簡単に取り外すことができる。また、該フ
ラットハーネスを回収した後、そのまま、次のフラット
ハーネスの製造を行うことができる。
【0031】請求項10記載のフラットハーネス製造治
具は、各電線の挿通が可能で、かつ、各電線に巻き付け
られた前記樹脂フィルムの通過が不可能な一定幅のスリ
ットを形成した位置決め板をそれぞれ有する第一及び第
二位置決め手段を、前記固定治具側と前記可動治具側に
それぞれ設け、前記樹脂フィルムの両端に各位置決め板
をそれぞれ押し付けて、該樹脂フィルムを各電線に対し
て位置決めする構成としてある。
【0032】このような構成によれば、各電線に巻き付
けた樹脂フィルムを自動で位置決めすることができ、該
樹脂フィルムを各電線に正確に融着することができる。
なお、請求項10記載の本発明は、特に、樹脂フィルム
の融着を自動機によって行なう場合に有効である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフラットハーネス
製造治具の実施形態について、図面を参照しつつ説明す
る。まず、第一実施形態に係るフラットハーネス製造治
具について説明する。図1は本発明の実施形態に係るフ
ラットハーネス製造治具を示す斜視図である。図2は上
記フラットハーネス製造治具を構成する固定治具を示す
ものであり、同図(a)は正面図,同図(b)は側面図
である。また、図3は上記フラットハーネス製造治具を
構成する可動治具を示すものであり、同図(a)は正面
図,同図(b)は側面図である。
【0034】図1において、本実施形態のフラットハー
ネス製造治具は、主として、上面にレール11を敷設し
た基台10と、該基台10の上面に固定され、各電線4
0の一側を一括保持する固定治具20と、基台10のレ
ール11に摺動自在に設けられ、各電線40の他側を一
括保持する可動治具30とからなっている。
【0035】なお、前記電線40は、その両端末に端子
及びコネクタ41を取り付けたサブハーネス状態となっ
ている。
【0036】図1において、固定治具20は、基台10
の上面に固定された第一支柱21と、該第一支柱21に
ねじ止めされた第一フォーク22と、各電線40を第一
フォーク22に一括保持する第一クランプ手段23とに
よって構成してある。
【0037】図2(a),(b)に示すように、第一フ
ォーク22には、各電線40の直径に対応し、その開口
側から段階的に幅を狭くした段スリット22aが形成し
てある。ここで、図4は第一及び第二フォークを示すも
のであり、同図(a)は正面図,同図(b)は同図
(a)の部分拡大図である。
【0038】同図(a),(b)に示すように、段スリ
ット22aの幅は、開口側からR1,R2,R3の三種
の幅を有し、2sqの電線40を10本、1.25sq
の電線40を2本、0.5sqの電線40を6本挿通で
きるようにしてある。
【0039】なお、可動治具30の第二フォーク32に
も同じ寸法の段スリット32aが設けてある。
【0040】このような第一フォーク22は、これを第
一支柱21に固定しているねじの螺合を解除することに
より、他の第一フォーク22に交換することができ、段
スリット22aの寸法,組み合わせの異なる多種の第一
フォーク22を用意することにより、種々の直径の電線
40の組み合わせに対応することができる。
【0041】図2(a),(b)に戻り、第一クランプ
手段23は、水平クランプ23aと垂直クランプ23b
からなっている。水平クランプ23aは、回動軸23a
1によって回動自在に支持してあり、図示しないスプリ
ングによって段スリット22a側に付勢してある。この
ような水平クランプ23aは、段スリット22aに各電
線40が挿通されたとき、該段スリット22aとほぼ平
行になって各電線40をクランプする。
【0042】垂直クランプ23bは、回動軸23b1
よって回動自在に支持してあり、手動で垂直状態にする
構成としてある。このような垂直クランプ23bは、垂
直状態となったとき、段スリット22aの開口側に直交
して、該段スリット22aに挿通された各電線40をク
ランプする。
【0043】また、図2(a)に示すように、第一フォ
ーク22には、垂直クランプ23bが、非クランプ状態
(水平状態)となったときにOFFとなるスイッチ24
が設けてある。該スイッチ24は、後述する可動治具3
0の駆動手段72に接続してある。
【0044】図1に戻り、可動治具30は、スライダ3
1aを介して、基台10のレール11に摺動自在に設け
られた第二支柱31と、該第二支柱31に交換可能にね
じ止めされた第二フォーク32と、各電線40を第二フ
ォーク32に一括保持する第二クランプ手段33とによ
って構成してある。
【0045】図3(a),(b)において、第二フォー
ク32には、上述のように、第一フォーク22の段スリ
ット22aと同じ寸法の段スリット32aが形成してあ
る。また、第二クランプ手段33は、水平クランプ33
aと垂直クランプ33bからなっている。
【0046】第一クランプ手段23と同様、水平クラン
プ33aは、回動軸33a1に支持してあり、図示しな
いスプリングによって段スリット32a側に付勢してあ
る。また、垂直クランプ33bは、回動軸33b1に支
持してあり、手動で垂直状態となる。
【0047】ただし、図5(a),(b)に示すよう
に、水平クランプ33aは、第一クランプ手段23の水
平クランプ23aと異なり、各電線40との当接面33
2を曲面にするとともに、各電線40のクランプ時に
おいて、該当接面33a2が段スリット32aより上方
に位置するようにしてある。
【0048】このような構成とすることにより、各電線
40を第一及び第二フォーク22,32に一括保持した
後に、可動治具30を固定治具20の反対方向に摺動さ
せるだけで、各電線40にテンションをかけることがで
きるようになる。
【0049】なお、図1において、50は電線係止ピン
であり、コネクタ41が取り付けられた各電線40の一
端部を保持する。
【0050】次に、上記フラットハーネス製造治具を利
用したフラットハーネスの製造装置について、図6を参
照しつつ説明する。図6は本フラットハーネス製造治具
を利用したフラットハーネスの製造装置を示す正面図で
ある。
【0051】同図において、60は加熱プレス機であ
り、固定治具20と可動治具30の間に設置してある。
該加熱プレス機60は、スライダ61,61を介して、
基台10上のレール12,12に摺動自在に取り付けて
あり、基台10の裏面に設けた駆動手段(エアシリン
ダ)71によって前後に摺動する。
【0052】また、基台10の裏面には、もう一台の前
記駆動手段(エアシリンダ)72が取り付けてある。該
駆動手段72は、図示しない制御部からの信号に基づい
て可動治具30を固定治具20の反対側に摺動させ、ま
た、固定治具20に設けたスイッチ24のOFFに基づ
いて可動治具30を固定治具20側に摺動させる。
【0053】さらに、固定治具20には、各電線40に
巻き付けた樹脂フィルムを位置決めするための第一及び
第二位置決め手段80A,80Bがそれぞれ設けてあ
る。
【0054】ここで、図7は上記第一及び第二位置決め
手段を示すものであり、同図(a)は部分断面側面図,
同図(b)は正面図である。また、図8は上記第一及び
第二位置決め手段を構成する位置決めプレートを示すも
のであり、同図(a)は正面図,同図(b)は側面図で
ある。
【0055】なお、第一及び第二位置決め手段80A,
80Bは、ともに同じ構成としてあるので、第一位置決
め手段80Aのみを説明し、第二位置決め手段80Bの
説明は省略する。
【0056】図7(a),(b)において、第一位置決
め手段80A(第二位置決め手段80B)は、固定治具
20の第一支柱21(可動治具30の第二支柱31)に
設けられ、駆動手段(エアシリンダ)81によって前後
に進退可能な位置決め板82を有する。
【0057】駆動手段81の側面には固定板83が固定
してあり、該固定板83は、長孔84aに挿通したスト
ローク調整ねじ84bによって基板84に摺動可能に取
り付けてある。該ストローク調整ねじ84bを緩めるこ
とによって、駆動手段81を前後に移動させ、長孔84
aの範囲で駆動手段81のピストンロッド81aのスト
ロークを変更することができる。
【0058】また、該基板84は、二股の支持板85に
固定してあり、該支持板85の両側には、二つの軸受8
5a,85aが設けてある。各軸受85a,85aに
は、駆動手段81のピストンロッド81aを補助する二
本の摺動軸86,86が挿通してある。
【0059】これらピストンロッド81a及び摺動軸8
6,86の先端には、連結板87を介して前記位置決め
板82が取り付けてある。さらに、支持板85は、挟持
体88によって固定治具20の第一支柱21(可動治具
30の第二支柱31)に上下に移動可能にしてあり、挟
持体88の高さ調整ねじ88aを緩めることにより位置
決め板82の高さ調整を変更することができる。なお、
上述した駆動手段81及びその周辺の部材は、カバー8
9によって全体的に覆われている。
【0060】位置決め板82には、図8(a),(b)
に示すように、各電線40の挿通が可能で、かつ、各電
線40に巻き付けられた前記樹脂フィルムの通過が不可
能な一定幅のスリット82aが形成してある。該位置決
め板82は、駆動手段81のピストンロッド81aに前
進させられ、前記樹脂フィルムの一端(及び他端)に当
接し、該樹脂フィルムを各電線40に対して位置決めす
る。このような位置決め板82による前記樹脂フィルム
の位置決め動作については後に詳述する。
【0061】なお、上述した加熱プレス機60の駆動手
段71と、可動治具30の駆動手段72と、第一及び第
二位置決め手段80A,80Bの駆動手段81,81と
は、図示しない制御部によってシーケンス制御され、図
示しない操作部を操作(例えば、ボタン操作やレバー操
作)することによって駆動手段72→第一位置決め手段
80Aの駆動手段81→第二位置決め手段80Bの駆動
手段81→駆動手段71の順に動作するようにしてあ
る。
【0062】次に、上記製造装置を用いたフラットハー
ネスの製造方法について、図9,図10,図11を参照
しつつ説明する。図9(a),(b),(c)〜図11
(a),(b),(c),(d)は、上記製造装置を用
いたフラットハーネスの製造方法の一連の手順を示す説
明図である。
【0063】まず、図9(a)に示すように、固定治具
20と可動治具30の各段スリット22a,32aに各
電線40を挿通する。この場合、各電線40は、細い順
に各段スリット22a,32aに一本ずつ挿通し、電線
40の種類や種類別の本数を確認する。なお、この工程
では、各電線40は、固定治具20と可動治具30の間
において弛んだ状態となっている。
【0064】次いで、図9(b)に示すように、各電線
40に樹脂フィルム90を巻き付ける。該樹脂フィルム
90は、一部が互いに重複するように三つ折りにし、テ
ープ91によって仮止めする。この場合、樹脂フィルム
90が表裏正しく巻き付けられているか確認する。
【0065】この状態において、図示しない前記操作部
を操作すると、まず、図9(c)に示すように、駆動手
段72(図6参照)が駆動して可動治具30を固定治具
20の反対側に摺動させる。これにより、各電線40に
テンションがかかり、各電線40が張った状態となる。
【0066】次いで、図10(a)に示すように、第一
位置決め手段80Aの駆動手段81(図7参照)が駆動
して、その位置決め板82が前進し、樹脂フィルム90
の一端側が可動治具30側に押される。その後、図10
(b)に示すように、第二位置決め手段80Bの駆動手
段81が駆動して、その位置決め板82が前進し、樹脂
フィルム90の一端側が固定治具20側に押され、樹脂
フィルム90が各電線40に対して位置決めされる。
【0067】次いで、駆動手段71(図6参照)が駆動
して、図10(c)に示すように、加熱プレス機60が
固定治具20と可動治具30の間に配置される。そし
て、樹脂フィルム90と各電線40が加熱プレスされ、
互いに融着される。
【0068】加熱プレスが終了すると、駆動手段71が
駆動して加熱プレス機60を後退させる。次いで、図1
1(a)に示すように、目視によって樹脂フィルム90
の融着状態をチェックする。具体的には、電線40の交
差、樹脂フィルム90の剥がれ及び捲れの有無を確認す
る。
【0069】次いで、固定治具20の垂直クランプ23
bを非クランプ状態にすると、スイッチ24がOFFに
なり、駆動手段72が駆動して可動治具30を固定治具
20側に摺動させる。
【0070】これによって、可動治具30が、図9
(a)に示す初期位置に戻り、各電線40が弛んだ状態
となる。そして、図11(b)に示すように、固定治具
20と可動治具30の各段スリット22a,32aから
各電線40(以下、フラットハーネスと呼ぶ)を取り外
すことができるようになる。
【0071】次いで、図11(c)に示すように、各治
具20,30から取り外したフラットハーネスを平坦な
場所に載置して冷却し、冷却後、図11(d)に示すよ
うに、完成したフラットハーネスを箱に収納して、次工
程へ搬送する。
【0072】なお、図11(b)において、フラットハ
ーネスを各治具20,30から取り外した時点で、すで
に可動治具30が図9(a)に示す初期位置に戻ってい
るので、すぐに次のフラットハーネスの製造に取り掛か
ることができる。
【0073】このような本実施形態のフラットハーネス
製造治具によれば、サブハーネス状態の各電線40を、
各段スリット22a,32aに挿通及び保持することが
でき、サブハーネスを容易にフラットハーネスに加工す
ることができる。
【0074】また、電線40の品番を変更する場合は、
既存の第一及び第二フォーク22,32を、段スリット
22a,32aの幅の異なる他の第一及び第二フォーク
に交換することによって、かかる品番変更に容易に対応
することができる。
【0075】さらに、治具という形態を採用したことに
より、従来のような多数のエアシリンダ等が不要とな
り、全体を簡単かつ小型化することができる。
【0076】次に、本発明の第二実施形態に係るフラッ
トハーネス製造治具について、図面を参照しつつ説明す
る。図12は本実施形態に係るフラットハーネス製造治
具を構成する固定治具を示すものであり、同図(a)は
側面図,同図(b)は正面図である。また、図13は上
記フラットハーネス製造治具を構成する可動治具を示す
ものであり、同図(a)は正面図,同図(b)は側面図
である。さらに、図14は上記固定治具及び可動治具を
構成する第一及び第二補助フォークを示す正面図であ
る。
【0077】図12(a),(b)において、本実施形
態のフラットハーネス製造治具では、固定治具20に、
一定幅のスリット25aを形成した第一フォーク25
と、該第一フォーク25の近傍に位置し、複数種の段ス
リット26a〜26fを形成した回動自在な第一補助フ
ォーク26とを設けた構成としてある。
【0078】また、図13(a),(b)において、可
動治具30にも同様に、第一フォーク25のスリット2
5aに対応する一定幅のスリット35aを形成した第二
フォーク35と、該第二フォーク35の近傍に位置し、
第一フォーク25の各段スリット26a〜26fに対応
する複数種の段スリット36a〜36fを形成した回動
自在な第二補助フォーク36とを設けた構成としてあ
る。
【0079】図14に示すように、第一及び第二補助フ
ォーク26,36は、円盤状の基板に、複数種の前記段
スリット26a〜26f,36a〜36fを設けた構成
としてある。各段スリット26a〜26f,36a〜3
6fは、各電線40の直径に対応して段階的に幅を狭く
してあり、それぞれ第一又は第二フォーク26,36の
スリット25a,35aに重複可能となっている。
【0080】好ましくは、第一及び第二フォーク25,
35を交換可能とした構成とし、また、第一及び第二補
助フォーク26,36を交換可能とした構成とする。
【0081】このような構成からなる本実施形態のフラ
ットハーネス製造治具によれば、第一及び第二補助フォ
ーク26,36を回動させて、複数種の段スリット26
a〜26f,36a〜36fのうちからいずれかを選択
することにより、フラットハーネスに加工する各電線4
0の品番変更に幅広く対応することができる。
【0082】また、第一及び第二フォーク25,35を
交換可能とした構成とし、また、第一及び第二補助フォ
ーク26,36を交換可能とした構成とした場合は、ス
リット25a,35aの寸法の異なる第一及び第二フォ
ーク25,35に交換することにより、及び/又は、段
スリット26a〜26f,36a〜36fの寸法の異な
る第一及び第二補助フォーク26,36に交換すること
により、さらに幅広く各電線40の品番変更に対応する
ことができるようになる。
【0083】
【発明の効果】以上のように、本発明のフラットハーネ
ス製造治具によれば、サブハーネスを簡単にフラットハ
ーネスに加工することができるとともに、フラットハー
ネスに加工する電線の品番変更に容易に対応することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフラットハーネス製造
治具を示す斜視図である。
【図2】上記フラットハーネス製造治具を構成する固定
治具を示すものであり、同図(a)は正面図,同図
(b)は側面図である。
【図3】上記フラットハーネス製造治具を構成する可動
治具を示すものであり、同図(a)は正面図,同図
(b)は側面図である。
【図4】上記固定治具及び可動治具を構成する第一及び
第二フォークを示すものであり、同図(a)は正面図,
同図(b)は同図(a)の部分拡大図である。
【図5】上記可動治具を構成する第二フォーク及び水平
クランプを示すものであり、同図(a)は斜視図,同図
(b)は側面図である。
【図6】本フラットハーネス製造治具を利用したフラッ
トハーネスの製造装置を示す正面図である。
【図7】上記第一及び第二位置決め手段を示すものであ
り、同図(a)は部分断面側面図,同図(b)は正面図
である。
【図8】上記第一及び第二位置決め手段を構成する位置
決めプレートを示すものであり、同図(a)は正面図,
同図(b)は側面図である。
【図9】同図(a),(b),(c)は、上記製造装置
を用いたフラットハーネスの製造方法の一連の手順を示
す説明図である。
【図10】同図(a),(b),(c)は、上記製造装
置を用いたフラットハーネスの製造方法の一連の手順を
示す説明図である。
【図11】同図(a),(b),(c),(d)は、上
記製造装置を用いたフラットハーネスの製造方法の一連
の手順を示す説明図である。
【図12】本実施形態に係るフラットハーネス製造治具
を構成する固定治具を示すものであり、同図(a)は側
面図,同図(b)は正面図である。
【図13】上記フラットハーネス製造治具を構成する可
動治具を示すものであり、同図(a)は正面図,同図
(b)は側面図である。
【図14】上記固定治具及び可動治具を構成する第一及
び第二補助フォークを示す正面図である。
【図15】従来のフラットハーネスの製造装置の要部を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10 基台 11 レール 20 固定治具 21 第一支柱 22 第一フォーク 22a,26a〜26f 段スリット 23 第一クランプ手段 23a 水平クランプ 23b 垂直クランプ 24 スイッチ 25 第一フォーク 25a スリット 26 第一補助フォーク 26a〜26f 段スリット 30 可動治具 31 第二支柱 31a スライダ 32 第二フォーク 32a 段スリット 33 第二クランプ手段 33a 水平クランプ 33b 垂直クランプ 35 第二フォーク 35a スリット 36 第二補助フォーク 36a〜36f 段スリット 40 電線 41 コネクタ 50 電線係止ピン 60 加熱プレス機 71,72 駆動手段エアシリンダ 80A 第一位置決め手段 80B 第二位置決め手段 81 駆動手段(エアシリンダ) 82 位置決め板 90 樹脂フィルム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の電線を樹脂フィルムによって平
    らに束ねたフラットハーネス製造治具であって、 上面にレールを敷設した基台、該基台の上面に固定さ
    れ、各電線の一側を一括保持する固定治具、前記基台の
    レールに摺動自在に設けられ、各電線の他側を一括保持
    する可動治具を備え、 前記固定治具が、前記基台の上面に固定された第一支柱
    と、該第一支柱に交換可能に設けられ、各電線の直径に
    対応して段階的に幅を狭くした段スリットを有する第一
    フォークと、該第一フォークの段スリットに挿通された
    各電線を一括保持する第一クランプ手段とからなり、 前記可動治具が、前記基台のレールに摺動自在に設けら
    れた第二支柱と、該第二支柱に交換可能に設けられ、前
    記第一フォークの段スリットに対応する他の段スリット
    を形成した第二フォークと、該第二フォークの段スリッ
    トに挿通された各電線を一括保持する第二クランプ手段
    とからなることを特徴とするフラットハーネス製造治
    具。
  2. 【請求項2】 前記第一及び第二クランプ手段が、前記
    段スリットとほぼ平行になって、該段スリットに挿通さ
    れた各電線をクランプする水平クランプと、前記段スリ
    ットの開口側に直交して、該段スリットに挿通された各
    電線をクランプする垂直クランプとからなる請求項1記
    載のフラットハーネス製造治具。
  3. 【請求項3】 前記第二クランプ手段を構成する前記水
    平クランプの各電線との当接面を曲面にするとともに、
    各電線のクランプ時において、該当接面が前記段スリッ
    トより上方に位置するようにした請求項2記載のフラッ
    トハーネス製造治具。
  4. 【請求項4】 複数本の電線を樹脂フィルムによって平
    らに束ねたフラットハーネス製造治具であって、 上面にレールを敷設した基台、該基台の上面に固定さ
    れ、各電線の一側を一括保持する固定治具、前記基台の
    レールに摺動自在に設けられ、各電線の他側を一括保持
    する可動治具を備え、 前記固定治具が、前記基台の上面に固定された第一支柱
    と、該第一支柱に設けられ、一定幅のスリットを有する
    第一フォークと、該第一フォーク近傍に回動自在に設け
    られ、各電線の直径に対応して段階的に幅を狭くした複
    数種の段スリットを、前記第一フォークのスリットに重
    複可能に形成した第一補助フォークと、これら第一フォ
    ーク及び第一補助フォークの両スリットに挿通された各
    電線の一側を一括保持する第一クランプ手段とからな
    り、 前記可動治具が、前記基台のレールに摺動自在に設けら
    れた第二支柱と、該第二支柱に設けられ、前記第一フォ
    ークのスリットに対応する一定幅の他のスリットを有す
    る第二フォークと、該第二フォーク近傍に回動自在に設
    けられ、前記第一補助フォークの各段スリットに対応す
    る複数種の他の段スリットを、前記第二フォークのスリ
    ットに重複可能に形成した第二補助フォークと、これら
    第二フォーク及び第二補助フォークの両スリットに挿通
    された各電線の他側を一括保持する第二クランプ手段と
    からなることを特徴とするフラットハーネス製造治具。
  5. 【請求項5】前記第一及び第二フォークを交換可能とし
    た請求項4記載のフラットハーネス製造治具。
  6. 【請求項6】前記第一及び第二補助フォークを交換可能
    とした請求項4又は5記載のフラットハーネス製造治
    具。
  7. 【請求項7】 前記第一及び第二クランプ手段が、前記
    スリット及び前記段スリットとほぼ平行になって、両ス
    リットに挿通された各電線をクランプする水平クランプ
    と、前記スリットの開口側に直交して、該スリット及び
    前記段スリットに挿通された各電線をクランプする垂直
    クランプとからなる請求項4〜6いずれか記載のフラッ
    トハーネス製造治具。
  8. 【請求項8】 前記第二クランプ手段を構成する前記水
    平クランプの各電線との当接面を曲面にするとともに、
    各電線のクランプ時において、該当接面が前記スリット
    及び前記段スリットより上方に位置するようにした請求
    項7記載のフラットハーネス製造治具。
  9. 【請求項9】 前記可動治具を前記レールに沿って摺動
    させる駆動手段を設けるとともに、前記第一クランプ手
    段を構成する前記垂直クランプが、非クランプ状態とな
    ったときにON又はOFFとなるスイッチを設け、該ス
    イッチのON又はOFFに基づいて前記駆動手段を作動
    させ、前記可動治具を前記固定治具側に摺動させること
    とした請求項2,3,7,8いずれか記載のフラットハ
    ーネス製造治具。
  10. 【請求項10】 各電線の挿通が可能で、かつ、各電線
    に巻き付けられた前記樹脂フィルムの通過が不可能な一
    定幅のスリットを形成した位置決め板をそれぞれ有する
    第一及び第二位置決め手段を、前記固定治具側と前記可
    動治具側にそれぞれ設け、 前記樹脂フィルムの両端に各位置決め板をそれぞれ押し
    付けて、該樹脂フィルムを各電線に対して位置決めする
    こととした請求項1〜9いずれか記載のフラットハーネ
    ス製造治具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7076863B2 (en) 2002-05-14 2006-07-18 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Apparatus for folding flat cable
JP2016225174A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 矢崎総業株式会社 電線テープ巻き作業台
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CN112428185A (zh) * 2020-11-23 2021-03-02 常熟市大川电子有限公司 一种电子线束生产用固定装置

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