JPH1162875A - キャンドモータポンプ - Google Patents

キャンドモータポンプ

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Publication number
JPH1162875A
JPH1162875A JP9267642A JP26764297A JPH1162875A JP H1162875 A JPH1162875 A JP H1162875A JP 9267642 A JP9267642 A JP 9267642A JP 26764297 A JP26764297 A JP 26764297A JP H1162875 A JPH1162875 A JP H1162875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thrust washer
rotor
sleeve
connecting means
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9267642A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Sato
晴彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
Priority to JP9267642A priority Critical patent/JPH1162875A/ja
Publication of JPH1162875A publication Critical patent/JPH1162875A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャンドモータポンプにおけるモータ部の
ロータシャラトとスリーブとの一体性をより強化し、ス
リーブがベアリングにロックされる状態になってもロー
タシャフトがスリーブに対して空回りしないようにす
る。 【解決手段】 スラストワッシャとスリーブとを一体
に形成すると共に、スラストワッシャの端面とロータの
端面のそれぞれに相互に連結する連結手段を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はキャンドモータポ
ンプに関し、詳しくはモータのロータシャフ(以下、単
にシャフトと言う)とシャフトスリーブ(以下、単にス
リーブと言う)との固定方法の改良に係わり、特に船舶
用ボイラー水循環ポンプとして好適に使用できるキャン
ドモータポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】船舶用ボイラー水循環ポンプとしてキャ
ンドモータポンプが10年程前から使用されている。図
5は、従来のキャンドモータポンプのモータのロータ部
を示す。該図において、1はロータ、2は該ロータ1に
取り付けられたシャフト、3は該シャフト2に取り付け
られるスラストワッシャ、4は該スラストワッシャ3と
共にシャフト2に取り付けられるスリーブ、5はスラス
トワッシャ3とスリーブ4とをシャフト2に固定するキ
ーである。
【0003】図6はスラストワッシャ3およびスリーブ
4をシャフト2に組み付けたロータ全体を示し、図7は
上記スラストワッシャ3およびスリーブ4をシャフト2
に組み付けた部分の詳細を示す。すなわち、スラストワ
ッシャ3をシャフト2に嵌合しその段部2bに当接し、
引き継きスリーブ4をシャフト2に嵌合し、スラストワ
ッシャ3に当接する。
【0004】シャフト2、スラストワッシャ3、および
スリーブ4の3者のそれぞれには、溝2a、切欠部3a
および4aが形成されている。そこで、これら溝2a、
切欠部3aおよび4aを合致させ、そこにキー5を装着
すれば、上記3者が一体に固定される。
【0005】図8は上記3者の固定の他の方法を示す。
すなわち、この場合はキーを用いずにスラストワッシャ
3とスリーブ4との間にウェーブワッシャ6を装着す
る。この場合は、ウェーブワッシャ6の弾性力にスラス
トワッシャ3とスリーブを一方方向に押しつけることに
より、シャフト2と一体化する。
【0006】以上のようにしてスリーブ4が取り付けら
れたシャフト2を、ポンプ本体に固定されたベアリング
(図示しない)に装着する。この場合スリーブ4部分を
ベアリングに接触装着させ、シャフト2は直接にはベア
リングに接触させない。よって、ロータ1は上記周辺の
付属部品と共に全体が回転可能に支持されるが、この回
転によってシャフト2が摩耗することはない。
【0007】ところで、船舶用ボイラー水は、使用量の
変動が激しく、急減圧したり、船舶の停泊中などでは管
路抵抗が減少して過大流量となることが頻繁している。
このため、ボイラー水循環に用いられるキャンドモータ
ポンプは、激しいキャビテーションが発生し、それによ
る振動やベアリング部の潤滑不足等が引き起こされる。
【0008】この振動や潤滑不足が発生すると、ベアリ
ングとスリーブ4との接触部の摺動抵抗が増大し、スリ
ーブ4がベアリングにロックされる。このロックによ
り、上記のキー5やウェーブワッシャ6の固定では物理
的に耐えきれず、シャフト2がスリーブ4内で回転し、
摩耗すると言うトラブルが発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情により発案したもので、シャフトに対するスリーブ
の一体性をより強固にし、上記の如きトラブルを解消す
る主として船舶用ボイラー水循環ポンプとして好適なキ
ャンドモータポンプを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、ロータが装着されているロータシャ
フトにスラストワッシャとスリーブとを取付け、上記ロ
ータシャフトを上記スラストワッシャを介して軸受に回
転可能に装備したキャンドモータポンプにおいて、上記
スラストワッシャとスリーブとを一体に形成すると共
に、該スラストワッシャの端面に第1の連結手段を形成
した。
【0011】第2の発明は、上記第1の連結手段が、上
記スラストワッシャの端面から突出したほぼ円筒であ
り、その外周面の適数箇所には平面状に切欠して第1の
係止部を有してなり、かつ上記第2の連結手段が、ロー
タの端面にほぼ円筒の凹部に形成しその内周面に上記、
第1の係止部と密接する第1の係止部を有してなるこよ
うにした。
【0012】第3の発明は、上記第1の連結手段が、上
記スリーブの端面の中央開口部の縁部から外周の縁部ま
でを角棒状に突出した適数の係止凸部でなり、かつ上記
第2の連結手段が、ロータの端面に形成した上記係止凸
部が嵌合する溝状の係止凹部でなるようにした。
【0013】
【実施例】図1は、本発明キャンドモータポンプのモー
タのロータ部の第1の実施例を示す。該図において、1
0はロータ、11は該ロータ10に貫通させて固定した
シャフト、12は該シャフト11の両端から挿通させ、
ロータ10の両面に装着するスラストワッシャである。
13はスラストワッシャ12に一体に形成したスリーブ
で、スラストワッシャ12と共にシャフト11に嵌合さ
せて固定する。
【0014】本例では、スラストワッシャ12の端面
(ロータ10に当接する側)に第1の連結手段としての
嵌合凸部14を形成すると共に、ロータ10の両面(ス
ラストワッシャ12が当接する面)に該嵌合凸部14が
嵌合する第2の連結手段としての嵌合凹部15を形成す
る。嵌合凸部14は全体をほぼリング状に形成し、外周
部の180度で対向する2箇所に平面に切欠した第1の
係止部14aを形成する。一方、嵌合凹部15には該第
1の係止部14aと対応して密接する第2の係止部15
aを形成する。
【0015】図2,3はシャフト2にスラストワッシャ
12およびスリーブ13装着したときの状態を示す。こ
こで、嵌合凸部14は嵌合凹部15に密接に嵌合し、各
第1の係止部14aは各第2の係止部15aにそれぞれ
合致する。従ってシャフト11とスリーブ13とは、シ
ャフト11の回転方向に対し、嵌合凸部14および嵌合
凹部15を介して確実に一体化が強化される。
【0016】以上のようにしてスリーブ13が取り付け
られたシャフト11を、ポンプ本体に固定された軸受け
としてのベアリング(図示しない)に装備する。すなわ
ちスリーブ13はベアリングには直接接触し、シャフト
2は直接にはベアリングに接触しない。
【0017】よって、ロータ1は上記周辺の付属部品と
共に全体が回転可能に支持されるが、この回転によって
シャフト2が摩耗することはない。よって、仮にスリー
ブ13がロックされ、シャフト11が強力に回転を進め
ようとしても、シャフト11がスリーブ13内で空回り
するようなことはない。
【0018】なお、本例では、各係止部14a,15a
は嵌合凸部14および嵌合凹部15のそれぞれの2箇所
に形成したが、これに限定するもでなく、1、3あるい
はその他の複数箇所に形成してもよい。
【0019】図4は,ロータ部の第2の実施例を示す。
該図において第1の実施例と共通する部分は同じ符号を
付す。本例ではスラストワッシャ12の側面(ロータ1
0に当接する側)に第1の連結手段としての係止凸部1
6を形成すると共に、ロータ10の両面(スラストワッ
シャ12が当接する面)に該係止凸部16が嵌合する第
2の連結手段としての係止凹部17を形成する。
【0020】係止凸部16はスラストワッシャ12の中
央の開口部12aの縁から外周縁部まで亘って角棒状に
突出させて形成する。本例では180度で対向する2箇
所に係止凸部16を形成する。また、係止凹部17は係
止凸部16と合致するように対応する所定の位置のロー
タ10の両面に溝状に形成する。
【0021】なお、係止凸部16および係止凹部17は
本例においてはそれぞれを2箇所に形成したが、これに
限定するもでなく、1ないし3箇所あるいはその他の複
数箇所に形成してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、スリ
ーブとスラストワッシャは一体にし、しかもこれらとシ
ャフトとの連結はキーを使用しないで、スラストワッシ
ャに一体に形成した連結手段(嵌合凸部、係止凸部)と
ロータの両面に形成した連結手段(嵌合凹部、係止凹
部)との嵌合により行うようにしたので、その回転方向
の結合は極めて強固となる。
【0023】よってポンプに激しいキャビテーションが
発生するなどして、スリーブがベアリングにロックされ
る状態になったとしても、シャフトがスリーブに対して
空回りすることなく、スリーブを強制的に回転を維持す
るようになり、ロックされることはない。従って、シャ
フトが摩耗することがなくなる。また、上記の連結に係
わる部品点数が少なくなり、この点からも上記の連結が
より強化されると共に、組立などが容易となり、製造や
メンテナンスにおける作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明キャンドモータポンプのモータのロー
タ部の実施例を示す分解斜視図。
【図2】 本発明キャンドモータポンプのモータのロー
タ部の実施例の要部を示す断面図。
【図3】 一部を図2のA−A線に沿う断面を示したB
−B線に沿う側面図。
【図4】 本発明キャンドモータポンプのモータのロー
タ部の他の実施例を示す分解斜視図。
【図5】 従来のキャンドモータポンプのモータのロ
ータ部を示す分解斜視図。
【図6】 従来のキャンドモータポンプのモータのロ
ータ部を示す正面図。
【図7】 図6のC部分の拡大断面図。
【符号の説明】
10 ロータ 11 シャフト 12 スラストワッシャ 13 スリーブ 14 第1の連結手段(嵌合凸部) 14a 第1の係止部 15 第2の連結手段(嵌合凹部) 15a 第2の係止部 16 第1の連結手段(係止凸部) 17 第2の連結手段(係止凹部)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明キャンドモータポンプのモータのロー
タ部の実施例を示す分解斜視図。
【図2】 本発明キャンドモータポンプのモータのロー
タ部の実施例の要部を示す断面図。
【図3】 一部を図2のA−A線に沿う断面を示したB
−B線に沿う側面図。
【図4】 本発明キャンドモータポンプのモータのロー
タ部の他の実施例を示す分解斜視図。
【図5】 従来のキャンドモータポンプのモータのロー
タ部を示す分解斜視図。
【図6】 従来のキャンドモータポンプのモータのロー
タ部を示す正面図。
【図7】 図6のC部分の拡大断面図。
【図8】 従来のキャンドモータポンプのモータのロー
タ部の他の例を示す分解斜視図。
【符号の説明】 10 ロータ 11 シャフト 12 スラストワッシャ 13 スリーブ 14 第1の連結手段(嵌合凸部) 14a 第1の係止部 15 第2の連結手段(嵌合凹部) 15a 第2の係止部 16 第1の連結手段(係止凸部) 17 第2の連結手段(係止凹部) ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図8】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータが装着されているロータシャフトに
    スラストワッシャとスリーブとを取付け、上記ロータシ
    ャフトを上記スリーブを介して軸受に回転可能に装備し
    たキャンドモータポンプにおいて、上記スラストワッシ
    ャとスリーブとを一体に形成すると共に、該スラストワ
    ッシャの端面に第1の連結手段を形成し、かつ上記ロー
    タの端面に上記第1の連結手段と連結可能な第2の連結
    手段を形成したことを特徴とするキャンドモータポン
    プ。
  2. 【請求項2】上記第1の連結手段が、上記スラストワッ
    シャの端面から突出するほぼ円筒であり、その外周面の
    適数箇所には平面状に切欠した第1の係止部を有してな
    り、かつ上記第2の連結手段が、ロータの端面にほぼ円
    筒の凹部に形成しその内周面に上記第1の係止部と密接
    する第1の係止部を有してなることを特徴とする請求項
    1記載のキャンドモータポンプ。
  3. 【請求項3】上記第1の連結手段は、上記スリーブの端
    面の中央開口部の縁部から外周の縁部までを角棒状に突
    出した適数の係止凸部でなり、かつ上記第2の連結手段
    は、ロータの端面に形成した上記係止凸部が嵌合する溝
    状の係止凹部でなることを特徴とする請求項1記載のキ
    ャンドモータポンプ。
JP9267642A 1997-08-26 1997-08-26 キャンドモータポンプ Pending JPH1162875A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100377000B1 (ko) * 2000-08-25 2003-03-26 삼성전기주식회사 유체동압 베어링 모터
JP2012143078A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Fujitsu General Ltd アキシャルギャップ型電動機およびそれを用いたポンプ装置
CN105914968A (zh) * 2016-05-26 2016-08-31 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 一种永磁转子的成型方法、永磁转子及电机
CN108429389A (zh) * 2018-05-16 2018-08-21 嘉兴市乍浦杭湾重型机械有限公司 一种双轴电机转轴锻件

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040427