JPH1158635A - インフレーション多層フィルム - Google Patents

インフレーション多層フィルム

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JPH1158635A
JPH1158635A JP21518897A JP21518897A JPH1158635A JP H1158635 A JPH1158635 A JP H1158635A JP 21518897 A JP21518897 A JP 21518897A JP 21518897 A JP21518897 A JP 21518897A JP H1158635 A JPH1158635 A JP H1158635A
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JP
Japan
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density polyethylene
layer
thickness
density
inner layer
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Application number
JP21518897A
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English (en)
Inventor
Naoshi Hamada
田 直 士 浜
Toshihiro Nishimura
村 稔 弘 西
Hiroshi Inoue
上 弘 井
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】本発明のインフレーション多層フィルムは、内層、少な
くとも1層の中間層および外層からなり、内層は、密度0.
920〜0.935g/cm3、MFR0.5〜2.5g/10分のメタロセン系直鎖状低
密度ホ゜リエチレンと、静電防止剤とを特定割合で含む組成物か
ら形成されており、中間層は、密度0.950〜0.965g/cm3、M
FR0.3〜6.0g/10分の高密度ホ゜リエチレンから形成されてお
り、外層は、密度0.918〜0.935g/cm3、MFR0.5〜5.0g/10分
のメタロセン系直鎖状低密度ホ゜リエチレンと、スリッフ゜剤とを特定割合
で含む組成物から形成されており、内層の厚さ(t0)と中
間層全体の厚さ(t1)との比[t1/t0]が0.3〜2、かつ内層
の厚さ(t0)と外層との厚さ(t2)との比[t2/t0]が0.5〜1.
5である。 【効果】上記多層フィルムは、たとえば70μm程度の薄肉で
も高剛性で腰があり、引き裂き強度、タ゛ートインハ゜クト強度等
の機械強度が高く、高い光沢を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、インフレーション成形に
よって製造される多層フィルムであって、特に約5kg
ないし約15kgの重量を有する製品、たとえば精米、
家庭菜園用肥料などの包装いわゆるセミ重包装に適した
インフレーション多層フィルムに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来、精米等のセミ重包装袋用の
フィルムとして、高圧法低密度ポリエチレンからなるイ
ンフレーション単層フィルム、およびチーグラー系触媒
の存在下にエチレンと1-ブテンとを共重合した直鎖状低
密度ポリエチレンからなるインフレーション単層フィル
ムなどが広く使用されている。
【0003】しかしながら、これらのインフレーション
単層フィルムは、剛性、引き裂き強度、ダートインパク
ト強度等の機械強度が十分でないため、厚さが約90μ
m以上の厚手のフィルムとして用いられている。また高
圧法低密度ポリエチレンフィルムは、光沢に乏しく、印
刷したときの見栄えが必ずしも良くない。
【0004】したがって、従来の上記フィルムよりも薄
肉、たとえば70μm程度の厚さでも高剛性で腰があ
り、引き裂き強度、ダートインパクト強度等の機械強度
が高い、高光沢のセミ重包装等に適したインフレーショ
ンフィルムの出現が望まれている。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題を解決しようとするものであって、従来の上記フィ
ルムよりも薄肉、たとえば70μm程度の厚さでも、高
剛性で腰があり、引き裂き強度、ダートインパクト強度
等の機械強度が高い、高光沢のセミ重包装等に適したイ
ンフレーション多層フィルムを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【発明の概要】本発明に係るインフレーション多層フィ
ルムは、内層、少なくとも1層の中間層および外層から
なるインフレーション多層フィルムであって、該内層
は、密度が0.920〜0.935g/cm3 であり、
かつ、メルトフローレート(ASTM D 1238,190℃、2.16
kg荷重)が0.5〜2.5g/10分であるメタロセン
系直鎖状低密度ポリエチレン(A)100重量部と、静
電防止剤(B)0.1〜1.0重量部とを含有してなる
組成物(1)から形成されており、該中間層は、密度が
0.950〜0.965g/cm3 であり、かつ、メル
トフローレート(ASTM D 1238,190℃、2.16kg荷重)が
0.3〜6.0g/10分である高密度ポリエチレン
(C)から形成されており、該外層は、密度が0.91
8〜0.935g/cm3 であり、かつ、メルトフロー
レート(ASTM D 1238,190℃、2.16kg荷重)が0.5〜
5.0g/10分であるメタロセン系直鎖状低密度ポリ
エチレン(D)100重量部と、スリップ剤(E)0.
01〜0.3重量部とを含有してなる組成物(2)から
形成されており、前記内層の厚さ(t0)と中間層全体の
厚さ(t1)との比[t1/t0]が0.3〜2であり、か
つ内層の厚さ(t0)と外層との厚さ(t2)との比[t2
/t0]が0.5〜1.5であることを特徴としてい
る。
【0007】本発明に係るインフレーション多層フィル
ムは、前記外層のグロスが80%以上であることが好ま
しい。なお本明細書中においては、セミ重包装袋等とし
て使用されるときの内層、中間層および外層を構成する
多層フィルムの表面層、中間層および他方の表面層を、
それぞれ「内層」、「中間層」、「外層」と称すること
とする。
【0008】
【発明の具体的説明】以下本発明に係るインフレーショ
ン多層フィルムについて具体的に説明する。本発明に係
るインフレーション多層フィルムは、内層と、1または
2以上の層からなる中間層と、外層とからなる包装袋の
製造に際して用いられるポリエチレン製のインフレーシ
ョン多層フィルムである。
【0009】内層 本発明に係るインフレーション多層フィルムの内層は、
メタロセン系直鎖状低密度ポリエチレン(A)と静電防
止剤(B)とを含有してなる組成物(1)で形成されて
いる。
【0010】[メタロセン系直鎖状低密度ポリエチレン
(A)]本発明で用いられるメタロセン系直鎖状低密度
ポリエチレン(A)は、いわゆるメタロセン系オレフィ
ン重合用触媒の存在下に、エチレンと炭素原子数3〜2
0のα- オレフィンとを共重合させて得られたエチレン
・α- オレフィン共重合体である。
【0011】エチレンとの共重合に用いられる炭素原子
数3〜20のα- オレフィンとしては、具体的には、プ
ロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチ
ル-1- ペンテン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセンな
どが挙げられる。これらの中では、炭素原子数3〜10
のα- オレフィン、特に炭素原子数4〜8のα- オレフ
ィンが好ましい。
【0012】上記のようなα- オレフィンは、単独で、
または2種以上組合わせて用いることができる。本発明
で用いられる直鎖状低密度ポリエチレン(A)は、エチ
レンから導かれる構成単位が50重量%以上100重量
%未満、好ましくは75〜99重量%、さらに好ましく
は75〜97重量%、特に好ましくは83〜95重量%
の量で存在し、炭素原子数3〜20のα- オレフィンか
ら導かれる構成単位が50重量%以下、好ましくは1〜
25重量%、さらに好ましくは3〜25重量%、特に好
ましくは5〜17重量%の量で存在することが望まし
い。
【0013】直鎖状低密度ポリエチレンの組成は、通常
10mmφの試料管中で約200mgの直鎖状ポリエチ
レンを1mlのヘキサクロロブタジエンに均一に溶解さ
せた試料の13C−NMRスペクトルを、測定温度120
℃、測定周波数25.05MHz、スペクトル幅150
0Hz、パルス繰返し時間4.2sec.、パルス幅6μse
c.の測定条件下で測定して決定される。
【0014】本発明で用いられるメタロセン系直鎖状低
密度ポリエチレン(A)は、密度(ASTM D 1505)が0.
920〜0.935g/cm3 、好ましくは0.920
〜0.930g/cm3 である。密度が上記範囲にある
直鎖状低密度ポリエチレン(A)を用いると、ダートイ
ンパクト強度、引き裂き強度等の機械強度の高い内層を
形成する多層フィルムを得ることができる。
【0015】なお密度は、190℃における2.16k
g荷重でのメルトフローレート(MFR)測定時に得ら
れるストランドを120℃で1時間熱処理し、1時間か
けて室温まで徐冷したのち、密度勾配管で測定する。
【0016】また、この直鎖状低密度ポリエチレン
(A)のメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,1
90℃、荷重2.16kg)は、通常0.5〜2.5g/10
分、好ましくは0.8〜2.0g/10分の範囲にあ
る。メルトフローレートが上記範囲にある直鎖状低密度
ポリエチレン(A)を用いると、空冷インフレーション
法によるフィルム成形時における樹脂の押出性が良好
で、機械強度の高い内層を有する多層フィルムを提供す
ることができる。
【0017】上記のような直鎖状低密度ポリエチレン
(A)は、たとえば特開平6−9724号公報、特開平
6−136195号公報、特開平6−136196号公
報、特開平6−207057号公報等に記載されている
メタロセン触媒成分を含む、いわゆるメタロセン系オレ
フィン重合用触媒の存在下に、エチレンと炭素原子数3
〜20のα- オレフィンとを共重合させることによって
製造することができる。
【0018】このようなメタロセン系触媒は、通常、シ
クロペンタジエニル骨格を有する配位子を少なくとも1
個有する周期律表第IVB族の遷移金属化合物からなるメ
タロセン触媒成分(a1)、有機アルミニウムオキシ化
合物触媒成分(b)、微粒子状担体(c)、および必要
に応じて有機アルミニウム化合物触媒成分(d)、イオ
ン化イオン性化合物触媒成分(e)から形成される。
【0019】本発明で好ましく用いられるメタロセン触
媒成分(a1)としては、シクロペンタジエニル骨格を
有する配位子を少なくとも1個有する周期律表第IVB族
の遷移金属化合物がある。このような遷移金属化合物と
しては、たとえば下記の一般式[I]で示される遷移金
属化合物が挙げられる。
【0020】ML1 x ・・・ [I] 式中、xは、遷移金属原子Mの原子価である。Mは、周
期律表第IVB族から選ばれる遷移金属原子であり、具体
的には、ジルコニウム、チタン、ハフニウムである。中
でも、ジルコニウムが好ましい。
【0021】L1 は、遷移金属原子Mに配位する配位子
であり、これらのうち、少なくとも1個の配位子L1
は、シクロペンタジエニル骨格を有する配位子である。
上記のような遷移金属原子Mに配位するシクロペンタジ
エニル骨格を有する配位子L1 としては、具体的には、
シクロペンタジエニル基等のアルキル置換シクロペンタ
ジエニル基、あるいはインデニル基、4,5,6,7-テトラヒ
ドロインデニル基、フルオレニル基などが挙げられる。
これらの基は、ハロゲン原子、トリアルキルシリル基な
どで置換されていてもよい。
【0022】上記一般式[I]で表わされる化合物がシ
クロペンタジエニル骨格を有する基を2個以上含む場合
には、そのうち2個のシクロペンタジエニル骨格を有す
る基同士は、エチレン、プロピレン等のアルキレン基、
シリレン基またはジメチルシリレン基、ジフェニルシリ
レン基、メチルフェニルシリレン基等の置換シリレン基
などを介して結合されていてもよい。
【0023】有機アルミニウムオキシ化合物触媒成分
(b)としては、アルミノオキサンが好ましく用いられ
る。具体的には、式−Al(R)O− [ただし、Rは
アルキル基である]で表わされる繰り返し単位が通常3
〜50程度のメチルアルミノオキサン、エチルアルミノ
オキサン、メチルエチルアルミノオキサン等が用いられ
る。
【0024】オレフィン重合用触媒の調製で用いられる
微粒子状担体(c)は、無機あるいは有機の化合物であ
って、粒径が通常10〜300μm程度であり、好まし
くは20〜200μmの顆粒状ないし微粒子状の固体で
ある。
【0025】無機担体としては多孔質酸化物が好まし
く、具体的にはSiO2、Al23 、MgO、Zr
2、TiO2 等を例示することができる。オレフィン
重合用触媒の調製において必要に応じて用いられる有機
アルミニウム化合物触媒成分(d)としては、具体的に
は、トリメチルアルミニウム等のトリアルキルアルミニ
ウム、ジメチルアルミニウムクロリド等のジアルキルア
ルミニウムハライド、メチルアルミニウムセスキクロリ
ド等のアルキルアルミニウムセスキハライドなどを例示
することができる。
【0026】イオン化イオン性化合物触媒成分(e)と
しては、たとえばUSP−5,321,106号公報に
記載されたトリフェニルボロン、MgCl2、Al
23、SiO2−Al23 等のルイス酸;トリフェニル
カルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート等のイオン性化合物;ドデカボラン、ビスn-ブチ
ルアンモニウム(1-カルベドデカ)ボレート等のカルボ
ラン化合物が挙げられる。
【0027】本発明で用いられる直鎖状低密度ポリエチ
レン(A)は、上記のようなオレフィン重合用触媒の存
在下に、気相、またはスラリー状あるいは溶液状の液相
で種々の条件で、エチレンと炭素原子数3〜20のα-
オレフィンとを共重合させることにより得ることができ
る。
【0028】[静電防止剤(B)]本発明で用いられる
静電防止剤(B)としては、ポリオレフィン樹脂用静電
防止剤、具体的には、ラウリル酸ジエタノールアミン、
N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)ステアリン酸アミン、
ステアリン酸モノグリセライド、ポリオキシエチレンラ
ウリルアミンカプリルエステル、ステアリン酸ジエタノ
ールアミンモノステアレート、ステアリン酸モノグリセ
ライド硫酸エステル、アルキルスルホン酸ソーダの他、
ノニオン性界面活性剤(エステル型、アマイド型、アミ
ン型)などが挙げられる。
【0029】これらの静電防止剤(B)は、単独で、あ
るいは2種以上組み合わせて用いることができる。静電
防止剤(B)は、メタロセン系直鎖状低密度ポリエチレ
ン(A)100重量部に対して、0.1〜1.0重量
部、好ましくは0.1〜0.5重量部の割合で用いられ
る。
【0030】本発明では、高密度ポリエチレン(C)か
らなる中間層が、静電防止剤(B)の内層から中間層な
いし外層への移行を阻止する結果、上記のように静電防
止剤(B)の配合量を既存のフィルムよりも少なくする
ことができ、静電防止剤(B)を中間層ないし外層に特
別に入れる必要はない。多層フィルムの内層形成用樹脂
であるメタロセン系直鎖状低密度ポリエチレン(A)に
静電防止剤(B)を上記配合割合で添加することによ
り、包装袋の内層の帯電を防止して、袋の口開きを容易
にすることができる多層フィルムを提供することができ
る。
【0031】[その他の成分]本発明で用いられるメタ
ロセン系直鎖状低密度ポリエチレン(A)と静電防止剤
(B)からなる組成物(1)中に、必要に応じて、抗ブ
ロッキング剤、加工助剤、酸化防止剤、防曇剤等の配合
剤を、本発明の目的を損なわない範囲内で、含有せしめ
ることができる。
【0032】中間層 本発明に係るインフレーション多層フィルムの中間層
は、高密度ポリエチレン(C)で形成されている。
【0033】[高密度ポリエチレン(C)]本発明で用
いられる高密度ポリエチレン(C)は、エチレン単独重
合体またはエチレン・α- オレフィン共重合体である。
【0034】このエチレン・α- オレフィン共重合体を
構成するα- オレフィンとしては、炭素原子数3〜20
のα- オレフィン、たとえばプロピレン、1-ブテン、1-
ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1- ペンテン、1-オク
テン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキ
サデセン、1-オクタデセン、1-エイコセンなどが挙げら
れる。これらの中では、プロピレン、1-ブテン、1-ペン
テン、1-ヘキセン、4-メチル-1- ペンテン、1-オクテン
が好ましい。
【0035】このエチレン・α- オレフィン共重合体中
におけるα- オレフィン含有量は、10モル%以下、好
ましくは0.2〜7モル%である。本発明で用いられる
高密度ポリエチレン(C)は、密度(ASTM D 1505)が
0.950〜0.965g/cm3 、好ましくは0.9
52〜0.960g/cm 3 である。密度が上記のよう
な範囲にある高密度ポリエチレン(C)を用いると、高
剛性で腰の強い中間層を有する多層フィルムを形成する
ことができる。
【0036】このような高密度ポリエチレン(C)は、
メルトフローレート(MFR:ASTMD 1238,190℃、荷
重2.16kg)が0.3〜6.0g/10分、好ましくは
0.5〜5.0g/10分、さらに好ましくは0.5〜
3.0g/10分である。メルトフローレートが上記の
ような範囲にある高密度ポリエチレン(C)を用いる
と、空冷インフレーション法によるフィルム成形時にお
ける樹脂の押出性が良好で、剛性の高い中間層を有する
多層フィルムを提供することができる。
【0037】上記のような高密度ポリエチレン(C)
は、たとえばチーグラー・ナッタ触媒による低圧法、メ
タロセン系触媒による低圧法、フィリップス法等の中圧
法により製造することができる。
【0038】本発明においては、高密度ポリエチレン
(C)の使用量の1〜2割程度の量であれば、リサイク
ル樹脂を混合使用することができる。 [その他の成分]本発明で用いられる高密度ポリエチレ
ン(C)中に、必要に応じて、加工助剤、酸化防止剤、
防曇剤等の配合剤を、本発明の目的を損なわない範囲内
で、含有せしめることができる。
【0039】本発明では、中間層は1層または2層以上
であるが、中間層が2層以上である場合、本来の高密度
ポリエチレン(C)からなる中間層の他に、本発明の多
層フィルムの製造に伴って発生する成形くず、不良品等
をリサイクル品として別の中間層に利用することもでき
る。
【0040】外層 本発明に係るインフレーション多層フィルムの外層は、
メタロセン系直鎖状低密度ポリエチレン(D)とスリッ
プ剤(E)とを含有してなる組成物(2)で形成されて
いる。
【0041】[メタロセン系直鎖状低密度ポリエチレン
(D)]本発明で用いられるメタロセン系直鎖状低密度
ポリエチレン(D)は、いわゆるメタロセン系オレフィ
ン重合用触媒の存在下に、エチレンと炭素原子数3〜2
0のα- オレフィンとを共重合させて得られたエチレン
・α- オレフィン共重合体であり、上述したメタロセン
系直鎖状低密度ポリエチレン(A)よりも密度とメルト
フローレートを広い範囲から選べる点を除けば、メタロ
セン系直鎖状低密度ポリエチレン(A)と同じである。
【0042】本発明で用いられるメタロセン系直鎖状低
密度ポリエチレン(D)は、密度(ASTM D 1505)が0.
918〜0.935g/cm3 、好ましくは0.920
〜0.930g/cm3 である。密度が上記範囲にある
直鎖状低密度ポリエチレン(D)を用いると、ダートイ
ンパクト強度、引き裂き強度等の機械強度の高い外層を
有する多層フィルムを得ることができる。
【0043】また、この直鎖状低密度ポリエチレン
(D)のメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,1
90℃、荷重2.16kg)は、通常0.5〜5.0g/10
分、好ましくは0.8〜3.0g/10分の範囲にあ
る。メルトフローレートが上記範囲にある直鎖状低密度
ポリエチレン(D)を用いると、空冷インフレーション
法によるフィルム成形時における樹脂の押出性が良好
で、機械強度の高い外層を有する多層フィルムを提供す
ることができる。
【0044】本発明においては、外層にメタロセン系直
鎖状低密度ポリエチレン(D)を用いているので、多層
フィルムの外層表面に印刷を施したときに、その見栄え
が非常によい。
【0045】上記のような直鎖状低密度ポリエチレン
(D)は、上述した直鎖状低密度ポリエチレン(A)と
同様の方法で製造することができる。 [スリップ剤(E)]本発明で用いられるスリップ剤
(E)としては、従来公知のポリオレフィン樹脂用スリ
ップ剤、具体的には、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸マグネシウム等の金属セッケ
ン;ステアリン酸モノグリセリド等の脂肪酸エステル;
エルカ酸アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド
などが挙げられる。
【0046】スリップ剤(E)は、メタロセン系直鎖状
低密度ポリエチレン(D)100重量部に対して、0.
01〜0.3重量部の割合で用いられる。本発明では、
高密度ポリエチレン(C)からなる中間層が、スリップ
剤(E)の外層から中間層ないし内層への移行を阻止す
る結果、上記のようにスリップ剤(E)の配合量を従来
のフィルムよりも少なくすることができ、スリップ剤
(E)を内層および中間層に特別に入れる必要はない。
多層フィルムの外層形成用樹脂である直鎖状低密度ポリ
エチレン(D)にスリップ剤(E)を上記割合で添加す
ることにより、多重フィルムの外層にスリップ性を付与
し、また多層フィルムないし包装袋を印刷機に安定して
かけることができる。
【0047】[その他の成分]本発明で用いられるメタ
ロセン系直鎖状低密度ポリエチレン(D)とスリップ剤
(E)からなる組成物(2)中に、必要に応じて、加工
助剤、酸化防止剤、防曇剤、紫外線防止剤、静電防止剤
等の配合剤を、本発明の目的を損なわない範囲内で、含
有せしめることができる。
【0048】多層フィルム 上記のような内層、中間層および外層からなる、本発明
に係るインフレーション多層フィルムは、内層の厚さ
(t0)と中間層全体の厚さ(t1)との比[t1 /t0
が0.3〜2、好ましくは0.3〜1.0であり、かつ
内層の厚さ(t0)と外層との厚さ(t2)との比[t2
0]が0.5〜1.5、好ましく0.5〜1.0であ
ることが望ましい。
【0049】内層の厚さが通常15〜37.5μm、好
ましくは15〜25μmの範囲にあり、中間層の厚さが
通常10〜45μm、好ましくは12.5〜20μmの
範囲にあり、外層の厚さが通常15〜40μm、好まし
くは15〜35μmの範囲にあり、かつ、これらの層全
体の厚さが65〜85μm、好ましくは70〜80μm
の範囲にあることが望ましい。
【0050】多層フィルムの調製 上記のような本発明に係るインフレーション多層フィル
ム、たとえば3層フィルムは、各層で使用するポリエチ
レン系樹脂および上述した添加剤等の成分をそれぞれ混
合し、別々の押出機で溶融混合し、次いで、共押出ダイ
からインフレーション法により、内層、中間層および外
層を積層することによって調製することができる。ま
た、中間層が2層以上であっても、上記と同様にして調
製することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明に係るインフレーション多層フィ
ルムは、上述した従来のフィルムよりも薄肉、たとえば
70μm程度の厚さでも、高剛性で腰があり、引き裂き
強度、ダートインパクト強度等の機械強度が高く、高い
光沢を有している。
【0052】本発明に係るインフレーション多層フィル
ムは、約5kgないし約15kgの重量を有する製品、
たとえば精米、小麦、家庭菜園用肥料、家庭菜園用土、
家庭用セメント袋などのいわゆるセミ重包装袋として好
適に使用できる。
【0053】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は、これら実施例に限定されるものではない。
【0054】なお、実施例および比較例で得たフィルム
の物性試験は、次の通りである。 (1)ダートインパクト強度 ダートインパクト強度は、JIS Z 1707に準拠し
て(ダート先端径38mm)、衝撃試験を行なって求め
た。
【0055】(2)ヤング率 フィルムのMD方向とTD方向について、クロスヘッド
移動速度一定型引張り試験機(インストロン社製)を用
いて引張試験を行なった。 [試験条件] 試 料:JIS K 6781 雰囲気温度:23℃ 引張り速度:500mm/分 チャート速度:200mm/分 上記試験で得られたチャートから次式によりMD方向お
よびTD方向におけるフィルムのヤング率を計算し、求
めた値の平均値をヤング率(E)とした。 E0 =R0(L0/A) [式中、E0 は各方向でのヤング率を、R0 は初期勾配
を、L0 はチャック間距離を、Aは試料作製時の最小面
積をそれぞれ示す。]このR0 は、次式により計算し
た。 R0 =F1 /L1 [式中、F1 は初期接線上の任意の点の荷重を、L1
接線上のF1 に相当する伸びをそれぞれ示す。]
【0056】(3)グロス ASTM D 523に準じて入射角度60度でフィルム
のグロスを測定した。
【0057】(4)エルメンドルフ引裂強度:JIS
Z 1702に準拠した方法でMD方向およびTD方向
の強度を測定した。
【0058】また、実施例または比較例で用いたポリエ
チレンおよび添加剤は、次の通りである。密度はAST
M D 1505、MFRはASTM D 1238(190
℃、2.16kg)に準じて測定した。 ○メタロセン系直鎖状低密度ポリエチレン (1)M−LLDPE(1) 密度:0.928g/cm3 MFR:1.8g/10分 (2)M−LLDPE(2) 密度:0.930g/cm3 MFR:1.0g/10分 (3)M−LLDPE(3) 密度:0.921g/cm3 MFR:4.0g/10分 (4)M−LLDPE(4) 密度:0.926g/cm3 MFR:1.0g/10分 ○チーグラー・ナッタ系高密度ポリエチレン (1)HDPE(1) 密度:0.953g/cm3 MFR:1.1g/10分 (2)HDPE(2) 密度:0.958g/cm3 MFR:0.6g/10分 ○チーグラー系低密度ポリエチレン L−LDPE 密度:0.922g/cm3 MFR:0.6g/10分 ○静電防止剤 ステアリン酸モノグリセライド商品名 エレクトロスト
リッパー TS−5、花王(株)製 ○スリップ剤 エルカ酸アミド 商品名 アルフロ−10、日本油脂(株)製
【0059】
【実施例1】上記メタロセン系直鎖状低密度ポリエチレ
ン[M−LLDPE(1)]、[M−LLDPE
(2)]、高密度ポリエチレン[HDPE(1)]、静
電防止剤およびスリップ剤を用いて、第1表に示す条件
で、厚さ70μmの3層フィルムを下記の条件でインフ
レーション成形した。
【0060】[インフレーション成形条件] 成形機 : アルピネ社製3層機 ダイ口径 : 400mm 成形温度 : 180℃ 折幅 : 1500mm 厚さ : 全層70μm(外層:中間層:内層=1:1:
1(層厚比)) 上記のようにして得られたフィルムの物性を第1表に示
す。
【0061】
【実施例2】上記メタロセン系直鎖状低密度ポリエチレ
ン[M−LLDPE(2)]、[M−LLDPE
(3)]、高密度ポリエチレン[HDPE(1)]、静
電防止剤およびスリップ剤を用いて、第1表に示す条件
で、実施例1と同様にして、厚さ75μmの3層フィル
ム(外層:中間層:内層=0.5:1:1(層厚比))
をインフレーション成形した。
【0062】上記のようにして得られたフィルムの物性
を第1表に示す。
【0063】
【実施例3】上記メタロセン系直鎖状低密度ポリエチレ
ン[M−LLDPE(1)]、[M−LLDPE
(4)]、高密度ポリエチレン[HDPE(2)]、静
電防止剤およびスリップ剤を用いて、第1表に示す条件
で、実施例1と同様にして、厚さ70μmの3層フィル
ム(外層:中間層:内層=1:1:1(層厚比))をイ
ンフレーション成形した。
【0064】上記のようにして得られたフィルムの物性
を第1表に示す。
【0065】
【比較例1】上記チーグラー系低密度ポリエチレン(L
−LDPE)、静電防止剤およびスリップ剤を用いて、
第1表に示す条件で、厚さ90μmの単層フィルムを下
記の条件でインフレーション成形した。このインフレー
ション成形温度は、180℃であった。
【0066】上記のようにして得られたフィルムの物性
を第1表に示す。
【0067】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 9:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内層、少なくとも1層の中間層および外層
    からなるインフレーション多層フィルムであって、 該内層は、 密度が0.920〜0.935g/cm3 であり、か
    つ、メルトフローレート(ASTM D 1238,190℃、2.16kg
    荷重)が0.5〜2.5g/10分であるメタロセン系
    直鎖状低密度ポリエチレン(A)100重量部と、 静電防止剤(B)0.1〜1.0重量部とを含有してな
    る組成物(1)から形成されており、 該中間層は、 密度が0.950〜0.965g/cm3 であり、か
    つ、メルトフローレート(ASTM D 1238,190℃、2.16kg
    荷重)が0.3〜6.0g/10分である高密度ポリエ
    チレン(C)から形成されており、 該外層は、 密度が0.918〜0.935g/cm3 であり、か
    つ、メルトフローレート(ASTM D 1238,190℃、2.16kg
    荷重)が0.5〜5.0g/10分であるメタロセン系
    直鎖状低密度ポリエチレン(D)100重量部と、 スリップ剤(E)0.01〜0.3重量部とを含有して
    なる組成物(2)から形成されており、 前記内層の厚さ(t0)と中間層全体の厚さ(t1)との比
    [t1/t0]が0.3〜2であり、かつ内層の厚さ(t
    0)と外層との厚さ(t2)との比[t2/t0]が0.5〜
    1.5であることを特徴とするインフレーション多層フ
    ィルム。
  2. 【請求項2】前記外層のグロスが80%以上であること
    を特徴とする請求項1に記載のインフレーション多層フ
    ィルム。
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