JPH1153788A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH1153788A
JPH1153788A JP9210714A JP21071497A JPH1153788A JP H1153788 A JPH1153788 A JP H1153788A JP 9210714 A JP9210714 A JP 9210714A JP 21071497 A JP21071497 A JP 21071497A JP H1153788 A JPH1153788 A JP H1153788A
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JP
Japan
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supply
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cam
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supply reel
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JP9210714A
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Kenji Ohashi
健二 大橋
Hisakatsu Oshio
久勝 大塩
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給側の巻上げトルクの減少を防止し、巻上
げトルク発生機構の大型化やコストの上昇を抑制防止で
きる磁気記録再生装置を提供する。 【解決手段】 供給リール台1及び巻取リール台2と、
供給リール台1と巻取リール台2との間を移動するアイ
ドラ4と、供給リール台用の供給側補助ブレーキ6と、
供給リール台1に供給側補助ブレーキ6を接離させるシ
フタ12Aとを備える。そして、再生モードから早戻し
再生モードに移行する際、供給リール台1に対するアイ
ドラ4の接触前に供給リール台に供給側補助ブレーキ6
を接触させ、供給リール台1に対するアイドラ4の接触
後には供給側補助ブレーキ6の接触を解除する巻上げロ
ス防止手段21を備える。こうすれば、供給側の巻上げ
トルクが供給側補助ブレーキ6のトルク分だけロスする
のを有効に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTRなどの磁気
記録再生装置に関し、より詳しくは、磁気記録再生装置
の早戻し再生移行システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置は、図6ないし
図8に示すように、供給リール台1と巻取リール台2と
を備え、これら供給リール台1と巻取リール台2との間
にはアイドラ4が移動可能に設けられており、供給リー
ル台1に供給側メインブレーキ5が、巻取リール台2に
は巻取側メインブレーキ8がそれぞれ対向設置されてい
る。
【0003】供給側メインブレーキ5は供給側補助ブレ
ーキ6を備えているが、この供給側補助ブレーキ6は、
供給側メインブレーキ5のカムフォロワ7がシフタ12
のカム部14との接触で動作するのに連動して動作す
る。また、巻取側メインブレーキ8は巻取側補助ブレー
キ9を備えているが、この巻取側補助ブレーキ9は、巻
取側メインブレーキ8のカムフォロワ10がシフタ12
のカム部14Aとの接触で動作するのに連動して動作す
る。
【0004】シフタ12は、その一側部側がほぼ台形状
に、他側部側が屈曲、かつ湾曲した構造のほぼ枠形に形
成され、マスターカム15の回転で図6ないし図8の左
右方向に移動する。このマスターカム15は、カム溝1
6が切り欠かれ、このカム溝16に揺動可能なシフタ駆
動レバー17のカムフォロワ部17aが挿入されてお
り、このカムフォロワ部17aの移動でシフタ12が移
動する。
【0005】前記構成において、磁気記録再生装置を再
生モードにセットすると、図6に示すように、巻取リー
ル台2にアイドラ4が噛み合って回転駆動力を伝達し、
図示しないキャプスタンから引き出された図示しない磁
気テープ(以下、単にテープという)が矢印I方向に巻
き取られる。この際、供給側補助ブレーキ6は供給リー
ル台1から、巻取側補助ブレーキ9は巻取リール台2か
らそれぞれ離れて解除される。図9にマスターカム15
の回転方向と供給側補助ブレーキ6の関係を表すフロー
チャートを示す。この図9において、再生モードは、図
のAの箇所に位置する。
【0006】次いで、再生モードから早戻し再生モード
(図9のCの位置)に移行するプロセスを説明する。順
序としては図9において、先ずBに移行し、その後Cに
戻ることとなる。再生モードから早戻し再生モードへの
移行モードにおいては、図7に示すように、アイドラ4
は、巻取リール台2から供給リール台1に移動中で、巻
取リール台2及び供給リール台1と噛み合っておらず、
この状態のままではテープのたるむおそれがある。そこ
で、マスターカム15が矢印K方向に回転してシフタ1
2を矢印F方向に移動させ、供給側補助ブレーキ6が供
給リール台1に、巻取側補助ブレーキ9が巻取リール台
2にそれぞれ圧着され、テープのたるむおそれが除去さ
れる。
【0007】次いで、早戻し再生モード(図9のCの位
置)を説明する。早戻し再生モードは、再生モードにす
ぐに移行可能であることが望ましいので、マスターカム
15が矢印L方向に回転して図9のCの位置に戻る。し
かしながら、この位置は、図9のAからBへの移行途中
に通過する位置であるから、テープのたるみを防止する
ため、供給側補助ブレーキ6が供給リール台1に、巻取
側補助ブレーキ9が巻取リール台2にそれぞれ圧着され
る。このため、マスターカム15のカム溝16における
早戻し再生モード領域は、マスターカム15の回転中心
部に同心円に位置し、シフタ12の移動を規制する。
【0008】すなわち、図7と同じ状態であり、マスタ
ーカム15が再生モード側に回転しただけとなる。この
ような供給リール台1に供給側補助ブレーキ6が圧着さ
れたままの状態で、供給リール台1にアイドラ4が噛み
合って回転駆動力を伝達し、キャプスタンから引き出さ
れたテープが矢印J方向に巻き取られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気記録再生装
置は、以上のように早戻し再生モードにおいて、供給リ
ール台1に供給側補助ブレーキ6が圧着されたままテー
プを巻き取るので、供給側の巻上げトルクが供給側補助
ブレーキ6のトルク分だけ減少することとなり、その分
余分な巻上げトルクを発生させなければならなかった。
したがって、巻上げトルク発生機構が大型化したり、あ
るいはコストが上昇するという問題があった。また、再
生モードにおいても、同じトルク発生機構を使用する場
合、再生モードでの巻上げトルクが大きくなり過ぎるな
どの問題があった。
【0010】本発明は、前記従来の問題に鑑みなされた
もので、供給側の巻上げトルクの減少を防止し、巻上げ
トルク発生機構の大型化やコストの上昇を抑制防止する
ことのできる磁気記録再生装置を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、前記課題を達成するため、供給リール台及び巻
取リール台と、これら供給リール台と巻取リール台との
間を移動するアイドラと、前記供給リール台用の供給側
ブレーキと、前記供給リール台に該供給側ブレーキを接
離させるシフタ部材とを含んでなるものであって、再生
モードから早戻し再生モードに移行する際、前記供給リ
ール台に対する該アイドラの接触前に供給リール台に供
給側ブレーキを接触させ、前記供給リール台に対する該
アイドラの接触後には供給側ブレーキの接触を解除する
巻上げロス防止手段を備えるようにしている。
【0012】なお、請求項2に記載したように、前記シ
フタ部材は、前記再生モード時に該供給リール台から供
給側ブレーキを解除するカム部を突出状態又は凹み状態
に備えることが好ましい。
【0013】また、請求項3に記載したように、前記巻
上げロス防止手段は、前記シフタ部材に設けられて該カ
ム部に隣接した供給側ブレーキ接触用の接触カム部と、
前記シフタ部材に設けられて該接触カム部に隣接した供
給側ブレーキ解除用の解除カム部とを含み、これら接触
カム部と解除カム部とを突出形成又は凹み形成すること
が望ましい。
【0014】さらに、請求項4に記載したように、前記
シフタ部材をレバー部材を介して移動させるカム部材を
備え、このカム部材の前記レバー部材を案内するカム溝
の早戻し再生モード領域をほぼ同心円状に形成し、前記
レバー部材の移動を規制して該早戻し再生モードから再
生モードに移行するようにすると良い。
【0015】請求項1記載の発明によれば、再生モード
から早戻し再生モードに移行する場合、巻上げロス防止
手段が動作して供給側ブレーキを供給リール台から離
す。この際、供給リール台とアイドラとが既に接触して
いるので、供給側ブレーキが離れても磁気記録媒体がた
るむなどの不適切な状態を呈することがない。また、供
給リール台に供給側ブレーキが接触したまま磁気記録媒
体を巻き取ることがないので、余分な巻上げトルクを必
要としない。
【0016】また、請求項2記載の発明によれば、再生
モードにすると、シフタ部材のカム部が供給側ブレーキ
を解除方向に動かし、巻取リール台にアイドラが接触し
て動力が伝達可能となり、磁気記録媒体が所定の方向に
動作する。
【0017】また、請求項3記載の発明によれば、再生
モードから早戻し再生モードに移行する場合、シフタ部
材が所定の方向に移動し、供給側ブレーキが巻上げロス
防止手段の接触カム部と接触し、供給側ブレーキが供給
リール台に接触し、磁気記録媒体がたるむなどの不適切
な状態を呈することがない。そして、次の移行状態にお
いては、シフタ部材が同方向にさらに移動し、供給側ブ
レーキが巻上げロス防止手段の解除カム部と接触し、供
給側ブレーキが供給リール台から離れる。
【0018】さらに、請求項4記載の発明によれば、早
戻し再生モードの場合、カム部材のカム溝を形成する早
戻し再生モード領域がカム部材の中心部にほぼ同心円で
位置するので、シフタ部材がレバー部材を介して動くこ
とがなく、早戻し再生モードから再生モードの状態に早
く移ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。本実施形態における磁気記憶再生
装置は、図2ないし図5に示すように、供給リール台
1、巻取リール台2、アイドラ4、供給側メインブレー
キ5、巻取側メインブレーキ8、シフタ12A、マスタ
ーカム15A、及び巻上げロス防止手段21を備えてい
る。
【0020】供給リール台1は、テンションバンド3が
巻きかけられ、図示しない各ヘッドとテープ面とを密着
させて安定したテープ走行をさせるため、バックテンシ
ョンポストを利用してテープの走行方向と反対の方向に
バックテンションを付与している。また、アイドラ4
は、供給リール台1と巻取リール台2との間を揺動移動
可能に軸を介し支持されている。
【0021】供給側メインブレーキ5は、ほぼクリップ
形に形成され、供給リール台1の周面に接離可能に対向
設置されている。供給側メインブレーキ5は供給側補助
ブレーキ6を備えているが、この供給側補助ブレーキ6
は、供給側メインブレーキ5のカムフォロワ7がシフタ
12Aの前部一側部(図2の左側)側のカム部(この点
については後述する)14との接触で動作するのに連動
して揺動する。
【0022】巻取側メインブレーキ8は、ほぼクリップ
形に形成され、巻取リール台2の周面に接離可能に対向
設置されている。巻取側メインブレーキ8は巻取側補助
ブレーキ9を備えているが、この巻取側補助ブレーキ9
は、巻取側メインブレーキ8のカムフォロワ10がシフ
タ12Aの前部他側部側(図2の右側)のカム部14A
との接触で動作するのに連動して揺動する。なお、供給
側補助ブレーキ6と巻取側補助ブレーキ9との間にはコ
イルばね11が張り架け渡されている。
【0023】シフタ12Aは、その一側部側がほぼ台形
状に、他側部側が連続して屈曲、かつ湾曲した構造のほ
ぼ枠形に形成され、他側部側に位置するマスターカム1
5Aの回転で図2ないし図5の左右方向に移動する。シ
フタ12Aの前部一側部側にはカム領域13が形成さ
れ、このカム領域13には供給側補助ブレーキ6解除用
のカム部14が突出して一体形成されている。
【0024】マスターカム15Aは、円板形に形成さ
れ、ほぼ釣り針形のカム溝16Aが切り欠かれるととも
に、このカム溝16Aに揺動可能なシフタ駆動レバー1
7のカムフォロワ部17aが挿入されており、このカム
フォロワ部17aの移動でシフタ12Aが移動する。カ
ム溝16Aは、再生モード領域18、移行モード領域1
9、及び幅広の早戻し再生モード領域20を連続して備
え、従来例に比べて幅広に形成されている。早戻し再生
モード領域20は、その内壁面20aがマスターカム1
5Aの回転中心部に同心円に形成され、シフタ12Aの
移動を規制するよう作用する。
【0025】さらに、巻上げロス防止手段21は、接触
カム部22と解除カム部23とを備え、これら接触カム
部22と解除カム部23とがシフタ12Aのカム領域1
3に一体形成されている。接触カム部22はカム部14
に連続して突出形成され、解除カム部23は接触カム部
22に連続して傾斜下降形成されている。
【0026】前記構成において、磁気記録再生装置を再
生モードにセットすると、図2に示すように、巻取リー
ル台2にアイドラ4が噛み合って回転駆動力を伝達し、
図示しないキャプスタンから引き出されたテープ(図示
せず)が矢印I方向、換言すれば、時計方向に巻き取ら
れる。このような動作により、テープは、バックテンシ
ョンポスト(図示せず)、全幅消去ヘッド(図示せ
ず)、回転ビデオヘッド(図示せず)、音声消去ヘッド
(図示せず)、音声・コントロールヘッド(図示せ
ず)、及びキャプスタン・ピンチローラ(図示せず)を
順次通過して巻取リールに巻き取られれる。
【0027】前記動作の際、供給側補助ブレーキ6は供
給リール台1から、巻取側補助ブレーキ9は巻取リール
台2からそれぞれ離れて解除される。供給側補助ブレー
キ6は、供給側メインブレーキ5のカムフォロワ7がカ
ム部14と接触することにより解除される。図1にマス
ターカム15Aの回転方向と供給側補助ブレーキ6の関
係を表すフローチャートを示す。この図1において、再
生モードは、図のAの箇所に位置する。
【0028】次いで、再生モードから早戻し再生モード
(図1のC b の位置)に移行するプロセスを説明す
る。順序としては図1において、先ずB2からB1に移
行し、その後C b に戻ることとなる。再生モードから
早戻し再生モードへの移行モード2においては、図3に
示すように、アイドラ4は、巻取リール台2から供給リ
ール台1に移動中で、供給リール台1及び巻取リール台
2と噛み合っておらず、この状態のままではテープのた
るむおそれがある。
【0029】そこで、マスターカム15Aが矢印K方
向、換言すれば、反時計方向に回転し、シフタ駆動レバ
ー17のカムフォロワ部17aがカム溝16Aの移行モ
ード領域19の外壁面19aに沿って移動し、シフタ1
2Aを矢印F方向に移動させる。そして、供給側メイン
ブレーキ5のカムフォロワ7が接触カム部22と接触
し、供給側補助ブレーキ6が供給リール台1に、巻取側
補助ブレーキ9が巻取リール台2にそれぞれ圧着され、
テープのたるむおそれが有効に排除される。
【0030】次いで、移行モード1においては、図4に
示すように、マスターカム15Aがさらに矢印K方向に
回転し、シフタ駆動レバー17のカムフォロワ部17a
がカム溝16Aの移行モード領域19に沿って移動し、
シフタ12Aを矢印F方向にさらに移動させる。そし
て、供給側メインブレーキ5のカムフォロワ7が解除カ
ム部23と接触し、供給側補助ブレーキ6が供給リール
台1から離れて解除される。この際、供給リール台1と
アイドラ4とが既に噛み合い状態にあるので、供給側補
助ブレーキ6が解除されてもテープのたるむおそれが全
くない。なお、巻取側補助ブレーキ9は、テープにバッ
クテンションを付与するため、圧着状態のままである。
【0031】次いで、早戻し再生モードを説明する。早
戻し再生モードは、再生モードにすぐに移行可能である
ことが望ましいので、図5に示すように、マスターカム
15Aが矢印L方向、換言すれば、時計方向に回転して
図1のC b の位置に戻る。この際、マスターカム15
Aのカム溝16Aにおける早戻し再生モード領域20の
内壁面20aは、マスターカム15Aの回転中心部に同
心円に位置し、カムフォロワ部17aを移動させずにシ
フタ12Aの移動を規制する。すなわち、シフタ12A
は図4と同じ状態であり、マスターカム15Aが再生モ
ード側に回転しただけとなる。
【0032】このような供給リール台1から供給側補助
ブレーキ6が解除されたままの状態で、供給リール台1
にアイドラ4が噛み合って回転駆動力を伝達し、キャプ
スタンから引き出されたテープが矢印J方向、換言すれ
ば、反時計方向に巻き取られる。
【0033】前記構成によれば、再生モードから早戻し
再生モードに移行する際、供給リール台1に対するアイ
ドラ4の移動時に供給リール台1に供給側補助ブレーキ
6を噛合させ、供給リール台1に対するアイドラ4の接
触後には供給側補助ブレーキ6の噛合を解除するので、
供給側の巻上げトルクが供給側補助ブレーキ6のトルク
分だけ減少することをきわめて有効に防止することがで
きる。したがって、余分な巻上げトルクを発生させた
り、巻上げトルク発生機構を大型に構成したり、あるい
はコストが上昇するなどの問題を解消することが可能と
なる。また、再生モードにおいても巻上げトルクを最適
な値に維持することができる。
【0034】さらに、正逆方向で別動作させることがき
わめて容易な簡易構造のカム、すなわち、マスターカム
15Aを使用してそのカム溝16Aの早戻し再生モード
領域20の内壁面20aをマスターカム15Aの中心部
と同心円に形成しているので、早戻し再生モードから再
生モードへの迅速な移行が大いに期待でき、移行時間の
延長防止を図ることができる。
【0035】なお、前記実施形態ではVTRを例にして
説明したが、なんらこれに限定されるものではなく、各
種の磁気記録再生装置に広く適用することができる。ま
た、供給側補助ブレーキ6や巻取側補助ブレーキ9の形
状や構造などを必要に応じ、適宜変更することができ
る。また、シフタ12Aも枠形になんら限定されるもの
ではなく、形状や構造を適宜変更することが可能であ
る。また、同様の作用効果が期待できるものであれば、
カム部14、接触カム部22、又は解除カム部23の形
状や構造などを適宜変更しても良い。例えば、これらを
円弧形などに形成したり、カム部14と解除カム部23
とをそれぞれ凸形状などに構成したり、あるいは接触カ
ム部22を凹形状などに構成することもできる。
【0036】また、同様の作用効果が期待できるもので
あれば、マスターカム15Aの形状、構造、又は数など
を適宜変更しても良い。さらに、マスターカム15Aの
早戻し再生モード領域20及びその内壁面20aは、完
全な同心円でも良いが、同様の作用効果が期待できるも
のであれば、おおよそ同心円と認められるものでも良い
のはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上のように請求項1又は3記載の発明
によれば、供給側の巻上げトルクの減少を防止し、巻上
げトルク発生機構の大型化やコストの上昇などを有効に
抑制防止することができるという効果がある。
【0038】また、請求項2記載の発明によれば、磁気
記録再生装置の再生モード時に供給リール台から供給側
補助ブレーキを離すので、円滑な再生モードの実現が期
待できる。さらに、請求項4記載の発明によれば、早戻
し再生モードから再生モードへの迅速な移行が期待で
き、移行時間の延長などを防止することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気記憶再生装置の実施の形態を
示すフローチャート図である。
【図2】本発明に係る磁気記憶再生装置の実施の形態に
おける再生モード時の状態を示す説明図である。
【図3】本発明に係る磁気記憶再生装置の実施の形態に
おける移行モード時の状態を示す説明図である。
【図4】本発明に係る磁気記憶再生装置の実施の形態に
おける移行モード時の状態を示す説明図である。
【図5】本発明に係る磁気記憶再生装置の実施の形態に
おける早戻し再生モード時の状態を示す説明図である。
【図6】従来の磁気記憶再生装置の再生モード時の状態
を示す説明図である。
【図7】従来の磁気記憶再生装置の移行モード時の状態
を示す説明図である。
【図8】従来の磁気記憶再生装置の早戻し再生モード時
の状態を示す説明図である。
【図9】従来の磁気記憶再生装置を示すフローチャート
図である。
【符号の説明】
1 供給リール台 2 巻取リール台 4 アイドラ 5 供給側メインブレーキ 6 供給側補助ブレーキ(供給側ブレーキ) 8 巻取側メインブレーキ 9 巻取側補助ブレーキ 12A シフタ(シフタ部材) 14 カム部 14A カム部 15A マスターカム(カム部材) 16 カム溝 16A カム溝 17 シフタ駆動レバー(レバー部材) 17a カムフォロワ部 20 早戻し再生領域 20a 早戻し再生領域の内壁面 21 巻上げロス防止手段 22 接触カム部 23 解除カム部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給リール台及び巻取リール台と、これ
    ら供給リール台と巻取リール台との間を移動するアイド
    ラと、前記供給リール台用の供給側ブレーキと、前記供
    給リール台に該供給側ブレーキを接離させるシフタ部材
    とを含んでなる磁気記録再生装置であって、 再生モードから早戻し再生モードに移行する際、前記供
    給リール台に対する該アイドラの接触前に供給リール台
    に供給側ブレーキを接触させ、前記供給リール台に対す
    る該アイドラの接触後には供給側ブレーキの接触を解除
    する巻上げロス防止手段を備えてなることを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記シフタ部材は、前記再生モード時に
    該供給リール台から供給側ブレーキを解除するカム部を
    突出状態又は凹み状態に備えてなる請求項1記載の磁気
    記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記巻上げロス防止手段は、前記シフタ
    部材に設けられて該カム部に隣接した供給側ブレーキ接
    触用の接触カム部と、前記シフタ部材に設けられて該接
    触カム部に隣接した供給側ブレーキ解除用の解除カム部
    とを含み、これら接触カム部と解除カム部とを突出形成
    又は凹み形成した請求項2記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記シフタ部材をレバー部材を介して移
    動させるカム部材を備え、このカム部材の前記レバー部
    材を案内するカム溝の早戻し再生モード領域をほぼ同心
    円状に形成し、前記レバー部材の移動を規制して該早戻
    し再生モードから再生モードに移行する請求項1ないし
    3記載の磁気記録再生装置。
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