JPH115124A - 成形モールド及び該成形モールドを用いた成形方法 - Google Patents

成形モールド及び該成形モールドを用いた成形方法

Info

Publication number
JPH115124A
JPH115124A JP9156820A JP15682097A JPH115124A JP H115124 A JPH115124 A JP H115124A JP 9156820 A JP9156820 A JP 9156820A JP 15682097 A JP15682097 A JP 15682097A JP H115124 A JPH115124 A JP H115124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
pressure
molding
metal
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9156820A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Ota
高裕 太田
Koji Yamazaki
公嗣 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9156820A priority Critical patent/JPH115124A/ja
Publication of JPH115124A publication Critical patent/JPH115124A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚板の成形も行うことができ、しかも、下型
の製作費用と取り替え工数の低減を図ることができる成
形モールド及び該成形モールドを用いた成形方法を提供
する。 【解決手段】 上型として金属モールド11を用い、下
型として弾性体モールド12を用いた成形モールド10
によって被加工物20を任意形状に成形する成形方法に
おいて、弾性体モールド12を、金属モールド11に対
向した部分を開口させた金属容器13と、該金属容器の
開口部13aに被せて密封した耐圧性弾性膜14とから
構成し、金属容器13の内部圧力を成形に必要な圧力に
制御し、金属容器13内に必要な圧力をかけた状態で被
加工物20を加圧成形するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形モールド及び
該成形モールドを用いた成形方法に関し、詳しくは、上
型として金属モールドを用い、下型として弾性体モール
ドを用いた成形モールド及び該成形モールドによって被
加工物を任意形状に成形する成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の成形モールドを示すもの
である。この従来の成形モールド1は、上型として金属
ポンチ2を用い、下型として弾性を有するダイス、詳し
くは、円筒形の硬質ウレタンゴムダイス3を用いてい
た。この成形モールド1では、ウレタンゴムダイス3上
に載せた被加工物4を、金属ポンチ2を押し込むことに
より、該金属ポンチの先端部の球面形状に沿わせて任意
形状に成形するようにしていた。なお、この成形を行う
に際し、金属ポンチ2の押し込み量の制御を行うことに
より被加工物4の成形形状を制御し、また、ウレタンゴ
ムダイス3の上下方向寸法に応じて上型2の金属ポンチ
に与える反力の制御を行うようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
成形モールドを用いた成形方法では、次のような不具合
があった。 (1)厚板の成形を行う場合には、かなり大きな成形力
が必要であったが、下型のウレタンゴムダイス3の強度
が十分でなかったので、該ウレタンゴムダイスにかかる
負荷が過大になり、成形困難になる場合があった。 (2)目標とする成形形状に応じてウレタンゴムダイス
3の反力を変化させるには、上下方向寸法の異なる別の
ウレタンゴムダイス3と取り替えなければならなかった
ため、下型の製作費用とその取り替え工数が増す不具合
があった。 本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、厚板の成
形も行うことができ、しかも、下型の製作費用と取り替
え工数の低減を図ることができる成形モールド及び該成
形モールドを用いた成形方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、以下のような成形モールド及び該成形
モールドを用いた成形方法としている。すなわち、本発
明では、上型として金属モールドを用い、下型として弾
性体モールドを用いた成形モールドにおいて、上記弾性
体モールドを、上記金属モールドに対向した部分を開口
させた金属容器と、該金属容器の開口部に被せて密封し
た耐圧性弾性膜とから構成している。また、本発明で
は、上記金属容器の供給側ポート側に液圧ポンプを接続
し、上記金属容器の排出側ポート側に絞り弁を配設し、
上記液圧ポンプからその液圧を上記金属容器に供給し、
上記絞り弁によって、被加工物の成形に必要な圧力に上
記金属容器の内部圧力を制御するようにしている。さら
に、本発明では、上型として金属モールドを用い、下型
として弾性体モールドを用いた成形モールドによって被
加工物を任意形状に成形する成形方法において、上記弾
性体モールドを、上記金属モールドに対向した部分を開
口させた金属容器と、該金属容器の開口部に被せて密封
した耐圧性弾性膜とから構成し、上記金属容器の内部圧
力を成形に必要な圧力に制御し、上記金属容器内に必要
な圧力をかけた状態で被加工物を加圧成形するようにし
ている。
【0005】
【作用】本発明では、上型として金属モールドを用い、
下型として弾性体モールドを用い、該弾性体モールドの
金属容器の内部圧力を成形に必要な圧力に制御し、上記
金属容器内に必要な圧力をかけた状態で上記金属モール
ドを上記弾性体モールド側に押し付けることによって、
被加工物を加圧成形する。このとき、液圧ポンプを使用
して上記弾性体モールドの内部に圧力を供給し、圧力計
により確認しながら絞り弁を操作して上記弾性体モール
ドの内部圧力を、任意形状の成形に必要な圧力に制御す
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る成形モールド及び該成形
モールドを用いた成形方法の一実施例を添付図面、図1
〜図4を参照しながら詳細に説明する。本実施例の成形
モールド10は、上型として金属ポンチ(金属モール
ド)11を用い、下型として液圧ダイス(弾性体モール
ド)12を用いている。特に、液圧ダイス12は、その
金属ポンチ11に対向した部分を開口させた油受台(金
属容器)13と、該油受台の開口部13aに被せて密封
した耐圧ゴム膜(耐圧性弾性膜)14とから構成されて
いる。金属ポンチ11は、その先端部が球面状に形成さ
れているものである。液圧ダイス12の一部を成す油受
台13は、上方に開口部13aを有する有底円筒状の金
属容器である。液圧ダイス12の一部を成す耐圧ゴム膜
14は、油受台13の開口部13aにかぶせて、該油受
台との接触部を焼き付け、かしめ、又は接着等により固
着させて、該油受台を液漏れしないように密封してい
る。
【0007】さらに、本実施例では、液圧ダイス12の
油受台13の供給側ポート13bには、方向制御弁15
を介して油圧ポンプ(液圧ポンプ)16を接続してい
る。方向制御弁15は、油圧ポンプ16から成形モール
ド10の油受台13に供給される圧油17の流れを制御
するものである。また、油受台13の排出側ポート13
cには、可変式の絞り弁18を配設している。圧力形1
9を見ながら絞り弁18の開閉を行うことにより、被加
工物20の成形に必要な所定の圧力に、油受台13の内
部圧力を制御することができる。なお、図1において、
21は金属ポンチ11と液圧ダイス12間に配置すべく
被加工物20を支持する板支持ばねである。
【0008】次に、図4を参照しながら、本実施例の成
形モールド10を用いた成形方法について説明する。ま
ず、被加工物20を、板支持ばね20を介して図示しな
い保持装置にセットして、金属ポンチ11と液圧ダイス
12間に配置する(図4(a)参照)。この状態におい
て、金属ポンチ11を降下させ、被加工物20を液圧ダ
イス12の耐圧ゴム膜14の表面部に接触させる(図4
(b)参照)。その後、液圧をダイス12に圧力を供給
するため方向制御弁15を「送り」側に切り換え、圧力
計21を見ながら絞り弁18を開閉する。これにより、
油受台13の内部に所定圧力をかけた状態で、金属ポン
チ11と液圧ダイス12との間で被加工物20を加圧す
る(図4(c)参照)。これにより、被加工物20は金
属ポンチ11の先端部形状に沿って成形され、目標の製
品形状が得られる。加圧成形終了後は、方向制御弁15
を「戻り」側に切り換えて、油受台13の内部圧力を抜
き、金属ポンチ11を上昇させる。
【0009】金属ポンチ11の先端部が半径200mm
の球面形状で、被加工物20が板厚2mmの円板で、液
圧ダイス12に64kgf/cm2 の圧力をかけて成形
を行ったところ、曲率半径210mmに成形することが
できた。一方、従来のように、ウレタンゴムダイス3
(図5参照)を用いて板厚2mmの被加工物4を圧力6
3.5kgf/cm2 にて成形を行ったところ、曲率半
径207mmに成形することができた。このように、本
実施例の成形モールド10を用いた成形方法では、従来
のウレタンゴムダイス3を用いた成形方法の場合とほぼ
同様な成形形状を得ることができた。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上型として金属モールドを用い、下型として弾性体モー
ルドを用いた成形モールドによって被加工物を任意形状
に成形する成形方法において、上記弾性体モールドを、
上記金属モールドに対向した部分を開口させた金属容器
と、該金属容器の開口部に被せて密封した耐圧性弾性膜
とから構成し、上記金属容器の内部圧力を成形に必要な
圧力に制御し、上記金属容器内に必要な圧力をかけた状
態で被加工物を加圧成形するようにしているので、次の
ような効果を得ることができる。すなわち、本発明で
は、下型の弾性体モールドを金属容器と弾性膜とによっ
て構成しているので、上記弾性体モールドの強度が十分
である。したがって、厚板の成形を行う場合でも容易に
成形することができる。また、従来のように、成形形状
に応じて、新たに下型の製作をしたり、下型の取り替え
をする必要がなくなるので、下型の製作費用と取り替え
工数の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形モールドを用いた成形方法の
一実施例を概念的に示す図である。
【図2】本発明に係る成形モールドの一実施例を示す平
面図である。
【図3】本発明に係る成形モールドの一実施例を示す縦
断面図である。
【図4】本発明に係る成形モールドを用いた成形方法の
一実施例の作用を説明するための図であり、(a),
(b),(c)はそれぞれ断面図である。
【図5】従来の成形モールドを用いた成形方法を概念的
に示す図である。
【符号の説明】
10 成形モールド 11 金属ポンチ 12 液圧ダイス 13 油受台 13a 開口部 13b 供給側ポート 13c 排出側ポート 14 耐圧ゴム膜 15 方向制御弁 16 油圧ポンプ 17 圧油 18 絞り弁 19 圧力計 20 被加工物 21 板支持ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型として金属モールドを用い、下型と
    して弾性体モールドを用いた成形モールドにおいて、上
    記弾性体モールドを、上記金属モールドに対向した部分
    を開口させた金属容器と、該金属容器の開口部に被せて
    密封した耐圧性弾性膜とから構成したことを特徴とする
    成形モールド。
  2. 【請求項2】 上記金属容器の供給側ポート側に液圧ポ
    ンプを接続し、上記金属容器の排出側ポート側に絞り弁
    を配設し、上記液圧ポンプからその液圧を上記金属容器
    に供給し、上記絞り弁によって、被加工物の成形に必要
    な圧力に上記金属容器の内部圧力を制御するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の成形モールド。
  3. 【請求項3】 上型として金属モールドを用い、下型と
    して弾性体モールドを用いた成形モールドによって被加
    工物を任意形状に成形する成形方法において、上記弾性
    体モールドを、上記金属モールドに対向した部分を開口
    させた金属容器と、該金属容器の開口部に被せて密封し
    た耐圧性弾性膜とから構成し、上記金属容器の内部圧力
    を成形に必要な圧力に制御し、上記金属容器内に必要な
    圧力をかけた状態で被加工物を加圧成形することを特徴
    とする成形方法。
JP9156820A 1997-06-13 1997-06-13 成形モールド及び該成形モールドを用いた成形方法 Pending JPH115124A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9156820A JPH115124A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 成形モールド及び該成形モールドを用いた成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9156820A JPH115124A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 成形モールド及び該成形モールドを用いた成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH115124A true JPH115124A (ja) 1999-01-12

Family

ID=15636066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9156820A Pending JPH115124A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 成形モールド及び該成形モールドを用いた成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH115124A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016198791A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 株式会社デンソー プレス加工方法、プレス加工装置、プレス成形体、プレス加工品
CN116984468A (zh) * 2023-09-26 2023-11-03 合肥工业大学 一种超薄金属极板超声辅助精确成形装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016198791A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 株式会社デンソー プレス加工方法、プレス加工装置、プレス成形体、プレス加工品
CN116984468A (zh) * 2023-09-26 2023-11-03 合肥工业大学 一种超薄金属极板超声辅助精确成形装置
CN116984468B (zh) * 2023-09-26 2023-12-15 合肥工业大学 一种超薄金属极板超声辅助精确成形装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3208255A (en) Method and apparatus for hydraulic deep-drawing of sheet material
US6938449B2 (en) Hydraulic forming process, hydraulic forming device and metal separator for a fuel cell formed by hydraulic forming process
CA2358898A1 (en) Process for the vacuum-assisted resin impregnation of reinforcing material with equalized pressure
US20130008591A1 (en) Resin film coating method and coating device
US5081859A (en) Device for pressing sheet material on an elastic forming die
JPH115124A (ja) 成形モールド及び該成形モールドを用いた成形方法
US5966976A (en) Compression working method and compression working apparatus
US4147486A (en) Mechanical press for molding plastic parts
KR100468260B1 (ko) 복수 패널 성형용 포밍 프레스 금형
KR100422650B1 (ko) 드로우 성형용 프레스 장치
JPH04305321A (ja) 薄板素材の絞り成形装置
TW201420317A (zh) 氣體輔助壓印系統及製程
CN220361951U (zh) 铆模结构和铆接设备
JPH0757395B2 (ja) 金属球殻状部品の製作方法
KR200317740Y1 (ko) 초소성 성형장비의 금형 밀폐 및 성형구조
KR20020094538A (ko) 시트 하이드로 포밍 시스템
KR100439811B1 (ko) 듀얼 하이드로포밍 장치
KR100422651B1 (ko) 더블 액션 프레스 장치
JP2547590Y2 (ja) ダイヤフラム弁
KR20110049211A (ko) 하이드로포밍 장치
JPS61108428A (ja) 液圧成形方法
JPH01273631A (ja) プレス用金型
JP2004314171A (ja) 重ね合わせ板材の液圧成形装置と液圧成形方法
JPH0337786Y2 (ja)
JPH08127011A (ja) タイル成形装置および成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040611

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041015