JPH11508539A - 新規の置換アザ環式化合物 - Google Patents

新規の置換アザ環式化合物

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JPH11508539A
JPH11508539A JP9504108A JP50410897A JPH11508539A JP H11508539 A JPH11508539 A JP H11508539A JP 9504108 A JP9504108 A JP 9504108A JP 50410897 A JP50410897 A JP 50410897A JP H11508539 A JPH11508539 A JP H11508539A
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オーレセン、プレベン・エイチ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、治療的に活性な複素環式化合物、それらの製造方法および前記化合物を含有する医薬組成物に関する。前記新規な化合物は、ニコチン性コリン作動系の不全に関連する中枢神経系における疾病の治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 新規の置換アザ環式化合物 発明の分野 本発明は、神経細胞のニコチンチャンネル受容体に対して選択的なコリン作動 性リガンドである複素環式化合物、それらの製造方法、それらを含有する医薬組 成物、ならびにコリン作動機能の低下により特徴付けられる認識疾患、神経学的 疾患および精神疾病の治療におけるそれらの使用に関する。また本発明は、ドー パミン分泌のプロセスを変調することによりパーキンソン病を治療する方法、タ バコ製品の常習性または長期間の使用を停止することにより起こる禁断症状を治 療または予防する方法、ならびに肥満を治療する方法に関する。発明の背景 ニコチンおよびムスカリン受容体は、それぞれムスカリンおよびニコチンに対 するそれらの選択性にちなんで命名された2つの明確に異なるタイプのコリン作 動性受容体である。コリン作動系は、記憶および認識機能と最も関連のある神経 伝達系である。伝統的には、アルツハイマー型の老人性痴呆症(SDAT)に対 するコリン作動性の仮説はムスカリンアセチルコリン受容体(mAChR)に集 点が当てられ、ほんの最近になって、SDATにおけるニコチン様アセチルコリ ン受容体(nAChR)の役割への関心が持ち上がってきた。この関心は、nA ChRが骨格筋にあるばかりではなく、脳の中にもあるという比較的最近の発見 により高められた。 nAChRの数がSDAT患者において減少したということが示されている(N ordbergら、J.Neurosci.Res.31巻、103〜111頁(1992);Giacobini,Advances i n Experimental Medicine and Biology,296巻、9205〜9295頁、(1993);Schroed erら、Neurobiol,of Aging,12巻、259〜262頁、(1991); Whitehouseら、Neur ology,38巻、720〜723頁、(1988);Flynn およびMash,J.Neurochem,47巻、8 702〜8702頁、(1993))。コリンアセチルトランスフェラーゼ活性およびアセチル コリン合成における類似の欠乏は、コリン作動性神経末端上のシナプ ス前部の受容体がSDATにおいて優先的に失われていることを示唆する(Nord berg,J.Reprod.Fert.Suppl.,46巻、145〜154頁、(1993))。従って、nA ChRの欠失が、年齢に関係する記憶および認識機能の疾病の徴候と関連があり 得ることと、ニコチン置換治療がSDATにおいて有益であることが判明し得る ことが仮定される。事実、ニコチンは、健康なヒトにおいて(Warburton,prog .Neuro.Psychopharmacol.Biol.Psychiatry,16巻、181〜191頁、(1992))な らびにアルツハイマー病の患者において(Jonesら、Psychopharmacology,108巻 、485〜494頁、 (1992); GiteimanおよびProhovnik,Neurobiol.of Aging,13 巻、313〜318頁、(1992); Newhouseら,Psychopharmacology,95巻、171〜175頁 、(1988); Sahakianら、Br.J.psyciatry,154巻、9004〜904頁(1993))、注意力 および記憶を改善する。さらにニコチンアンタゴニストメカミルアミンは、年齢 に関連するような認識障害を引き起こすことが示されている(Newhouseら、Neuro psycopharmacology,10巻、93〜107頁、(1994))。 パーキンソン病(PD)は、現在病因のわからない、震えおよび筋肉の硬直に より特徴付けられる、衰弱性神経退行性疾病である。またニコチンはPDにおい て有益な効果を有するという証拠がある。研究によれば、喫煙がPDの進展を防 ぎ得ること(IshikawaおよびMmiyatake,J.Neurol.Sci.,117巻、28〜32頁、(19 93);Godwin-Austenら、J.neurol.Neurosurg.Psychiat.,45巻、577〜581頁、( 1982);Reavill,in Nicotine psychopharmacology; Molecular,cellular and b ehaioral aspects,307〜340頁、オックスフォード大学出版部(1990))、および 常習的なニコチンが外傷により引き起こされた黒質の細胞欠損から保護し得るこ と(JansonおよびMoller,Neuroscience,57巻、931〜941頁(1993))が示された ニコチンは、また、トーレット症候群においても有益な効果を示した。(Sanber gら、Biomed.Phamacother.,43巻、19〜23頁(1989))。精神***病において前 頭下部症候群として知られている陰性精神病症候群のニコチンアゴニストによる 緩和は、ニコチンが線条よりさらに強力に中隔側座核においてドーパミンの放出 を刺激することを示すデータにより(Rowellら、J.Neurochem.,49巻、1449〜1 454頁、(1987);Giorguieff-Chesseletら、Life Sciencse,25巻、1257〜1262 頁、(1979));前頭葉前部ニューロンの不活性化のニコチンの逆転に より(Svensonら、In the Biology of Nicotine dependence.,169〜185頁、New York,(1990))、およびニコチンが種々の挙動モデルにおいてドーパミン作動 効果を高めるであろうとの観察により(Reavill,in Nicotine psychopharmacol ogy: Molecular,cellular and behavioral aspects,307〜340頁、オックスフォ ード大学出版部、(1990); Rosecransら、Psychopharmacol.Commmmun.,2巻、34 9〜356頁、(1976);ReavillおよびStolerman,J.Psychopharmacol.,1巻、264 頁、(1987))に示唆されている。 近年、ラットおよびヒトにおいてニコチンの効果および食物の消費および関連 する体重変化に関するいくつかの研究がある(Greenbergら、Additive behaviou rs,7巻、317〜331頁、(1982)およびGreenbergら、Psychopharmacology,90巻 、101〜105頁(1984))。ニコチンの食欲効果は、脳室近傍の視床下部の細胞核に おけるCCKペプチドの調節を介して伝達されると示唆されている(Fuxeら、Act a Physiologica Scandinavica,125巻、437〜443頁、(1985))。発明の説明 本発明の目的は、ニコチン性コリン作動性受容体に対する親和性および選択性 を有する化合物、それらの調製法、それらを含む医薬組成物、およびアルツハイ マー病、パーキンソン病、トーレット症候群、潰瘍性大腸炎、肥満、他の中枢神 経系および胃腸疾患ならびに激しい痛みの治療におけるそれらの使用を提供する ことである。 本発明は、下記より選択される式I: [式中、 Zは酸素または硫黄であり;かつ R1は水素、C1 〜3−アルキル、C2 〜4−アルケニル、C2 〜4−アルキニル、ま た はC3 〜4−シクロアルキル、またはベンジルであり;かつ R2およびR3は独立して水素、場合に応じて1、2もしくは3個のフッ素原子ま たはシアノで置換されたC1 〜6−アルキル、場合に応じて1、2もしくは3個の フッ素原子で置換されたC2 〜6−アルケニル、場合に応じて1、2もしくは3個 のフッ素原子で置換されたC2 〜6−アルキニル、C3 〜7−シクロアルキル、フェ ニルまたはベンジルであり、ここに、各々の芳香族基は場合に応じてハロゲン、 C1 〜4−アルキル、−NO2、−CN、−CF3または−OR6で置換されていて もよく、ここにR6は水素、C1 〜3アルキル、C2 〜4アルケニル、C2 〜4−アル キニル、またはC3 〜4−シクロアルキルであり、またはR2およびR3は窒素原子 とともに3、4、5、6または7員の飽和または不飽和複素環を形成し;かつ R4はハロゲン、場合に応じて1、2もしくは3個のフッ素原子で置換されたC1 〜6 −アルキル、場合に応じて1、2もしくは3個のフッ素原子で置換されたC2 〜6 −アルケニル、場合に応じて1、2もしくは3個のフッ素原子で置換された C2 〜6−アルキニル、C3 〜7−シタロアルキル、−OR5または−SR5であり、 ここに、R5は、その各々が場合に応じて1、2もしくは3個のフッ素原子で置 換されたC1 〜6−アルキル、C2 〜6−アルケニルまたはC2 〜6−アルキニルであ る] で示される新規な置換アザ環式化合物または薬学的に許容し得るその塩に関する 。 薬学的に許容し得る塩の例には、塩酸塩、臭化水素酸塩(hydromide)、硫酸塩 、リン酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、酒石酸 塩、シュウ酸塩のごとき無機酸および有機酸付加塩、または類似の薬学的に許容 し得る無機または有機酸付加塩が含まれ、ならびに出典明示して本明細書の一部 とみなすJournal of Pharmaceutical Science,66,2(1977)に挙げられた薬学的 に許容し得る塩が含まれる 式Iの化合物は幾何および光学異性体として存在することができ、すべでの異 性体およびそれらの混合物が本発明に含まれる。異性体は、クロマトグラフィー 技術または適当な塩の分別結晶化のごとき標準法により分離することができる。 本明細書で用いられるアルキル、アルケニルおよびアルキニルは、直鎖または 分枝したアルキル、アルケニルまたはアルキニル鎖を意味する。 好ましい態様において、本発明の化合物は、Z、R1、R2、R3およびR4が 上で規定した意味を有する式Ib: を有する。 また本発明は、前記した式Iの化合物の製法に関する。これらの方法は、 a)式II: の化合物を、R4が上で規定した意味を有する式III: の化合物と反応させ、形成された化合物をヒドロキシルアミンと反応させ、R4 が上で規定した意味を有する式IV: の化合物が得られ、形成された化合物をR1−Halで第四級化し、次いでホウ 水素化ナトリウムで還元し、R1およびR4が上で規定した意味を有する式V: の化合物を形成させ、形成された化合物は最初にR2−Halで、次いでR3−H alで段階的にアルキル化することができて、R1、R2、R3およびR4が上で規 定した意味を有する式VI: の化合物を得るか;または b)R4が上で規定した意味を有する式IV: の化合物を最初にR2−Halで、次いでR3−Halで段階的にアルキル化して 、R2、R3およびR4が上で規定した意味を有する式VII: の化合物を得、形成された化合物をR1−Halで第四級化し、次いでホウ水素 化ナトリウムで還元し、R1、R2、R3およびR4が上で規定した意味を有する式 VIの化合物を得ることからなる。 本発明の化合物の薬物学的な特性は、3H−メチルカルバミルコリン(3H−M CC)の特異的結合を阻害する能力を測定することにより実証することが可能で ある。(AboodおよびGrassi,Biochem.Pharmacol.,35巻、4199〜4202頁、(1986) )。 3H−MCCは、CNS中のニコチン受容体をラベルする。3H−MCC結合に おける阻害効果は、ニコチン性アセチルコリン受容体に対する親和性を反映する 。 新鮮または冷凍ラットの脳組織(海馬または皮質)をアッセイ緩衝液(50m M Tris−HCl、pH7.4、120mM NaCl、5mM KCl、 2mM CaCl2, 1mM MgCl2)中でホモジナイズし、10分間、4 0,000×gで遠心分離した。次いで、ペレットをアッセイ緩衝液中で再構成 し、適量の組織サンプルを3H−メチルカルバミルコリン(NEN、NET−9 51:最終濃度2nM)および試験薬剤と共にチューブ中で混合した。これらの チューブを0℃で60分間インキュベートした。結合していないリガンドを、0 .5%ポリエチレンイミンに予め浸漬させたGF/Bフィルターを通す吸引濾過 により結合したリガンドから分離した。フィルターを5mlの洗浄緩衝液(50 mM Tris−HCl、pH7.4)で3回洗浄し、バイアルに移した。4m lのシンチレーション液を添加し、放射能をシンチレーションカウンティングに より測定した。非特異的結合が10μMニコチンで測定された。 試験化合物のIC50値を、非線形回帰分析により測定した(GraphPad InPlot) 。 さらに、本発明の化合物の薬物学的な特性を、それらの3H−オキソトレモリ ン−N(H−Oxo)の特異的結合を阻害する能力を測定することによっても示 すことが可能である。Birdsdall N.J.M..Hulme E.C.,およびBurgen A.S.V.(19 80).″The Character of Muscarine Receptors in Different Regions of the R at Brain″,Proc.Roy.Soc.London(シリーズB)207,1。 3H−OxoはCNS中でムスカリン受容体を(前記受容体のアゴニストドメ インを優先して)ラベルする。3つの異なる部位を3H−Oxoによりラベルす る。これらの部位は、各々1.8、20および3000nMの親和性を有する。 本実験条件を使用すると、高および中程度の親和性部位のみが測定される。 3H−Oxo結合への化合物の阻害効果は、ムスカリン性アセチルコリン受容 体に対する親和性を反映する。 別段の断りのない限り、すべての調製は0〜4℃で行う。雄のWistarラ ット(150〜250g)の新鮮な皮質(0.1〜1g)をUltra−Tur raxホモジナイザーを用いて、10ml 20mMのHepes pH:7. 4中で、5〜10秒間ホモジナイズする。前記ホモジナイザーを10mlの緩衝 液ですすぎ、合わせた懸濁液を40,000×gで15分間遠心分離する。ペレ ットを緩衝液で3回洗浄する。各々の工程で、先のとおりに、ペレットを2×1 0ml緩衝液中でホモジナイズし、40,000×gで10分間遠心分離する。 最終ペレットを20mMのHepes pH:7.4(最初の組織1g当たり 100ml)中でホモジナイズし、結合アッセイに用いる。0.5mlのアリコ ートを25μlの試験溶液に添加し、25μlの3H−オキソトレモリン(最終 濃度1.0nM)を混合し、25℃で30分間インキュベートする。非特異的結 合を、試験物質としてアレコリン(最終濃度1μg/ml)を用いて3回反復に で測定する。インキュベーション後、サンプルを5mlの氷冷緩衝液に添加し、 吸引下に直接Whatman GF/Cグラスファイバーフィルター上に注入し 、直ちに5mlの氷冷緩衝液で2回洗浄する。前記フィルター上の放射能量を、 通常の液体シンチレーションカウンティングにより測定する。特異的結合は、全 結合マイナス非特異的結合である。 試験物質を10mlの水(必要に応じて5分よりも短い時間蒸気浴上で加熱し て)に2.2mg/mlの濃度で溶解させる。IC30の計算前に特異的結合の2 5〜75%阻害が得られなければならない。前記試験値はIC50(3H−Ox o特異的結合を50%阻害する試験物質の濃度(nM))として得られる。 IC50=(適用した試験物質濃度)×(Cx/Co−Cx)nM ここに、Coは対照アッセイでの特異的結合であり、Cxは試験アッセイでの特異 的結合である。(計算は通常の質量作用速度論を前提とする)。 表1は、ラット皮質受容体への3H−MCCおよび3H−Oxoの結合に上り測 定された、本発明の化合物のニコチンおよびムスカリン受容体に対する親和性を 示す。しかしながら、本発明の化合物は、ムスカリン受容体と比べてニコチン受 容体に対して選択的親和性、すなわちOXO/MCC>1を示す。 本発明の化合物は広い投与量範囲にわたって効果的である。例えば、成人の治 療において一日当たり投与量約0.05ないし約100mg、好ましくは約0. 1ないし約100mgが用いられる。最も好ましい投与量は一日当たり約10m gないし約70mgである。ニコチン性コリン作動系の機能不全により引き起こ される中枢神経系の疾病を患う患者の養生法の選択として、しばしば1日当たり 約30ないし約70mgの投与量で始め、症状が制御下にある場合は一日当たり 約1ないし約10mgまで低く投与量を減じることが頻繁に必要とされ得る。厳 密な投与量は投与様式、投与される形態、治療される対象および治療される対象 の体重、ならびに担当の内科医または獣医の選択および経験に依存するであろう 。 投与経路は、経口または非経口、例えば直腸、経皮、皮下、静脈内、尿道内、 筋肉内、局所性、鼻腔内、眼の溶液、または軟膏のごとき、活性化合物を適当な または所望の作用部位に効果的に輸送するいずれの経路であってもよい。 典型的な組成物には、薬学的に許容し得る担体を伴った式Iの化合物またはそ の薬学的に許容し得る酸付加塩が含まれる。前記組成物の作製において、医薬組 成物の調製のための常法が用いられ得る。例えば、活性化合物は通常担体(carri er)と混合、または担体で希釈、またはアンプル、カプセル、小袋、紙または他 の容器の形態であり得る担体中に封入されよう。担体が希釈剤として作用する場 合は、それは活性化合物のためのビヒクル、賦形剤、または媒体として働く固体 、半固体、または液体物質であり得る。前記活性化合物は、例えば、小容器(sac het)のような粒状固体容器上に吸着され得る。適した担体のいくつかの例は水、 塩溶液、アルコール、ポリエチレングリコール、ポリヒドロキシエトキシル化ひ まし油、ゼラチン、乳糖、アミロース、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ケ イ酸、脂肪酸モノグリセリドおよびジグリセリド、ペンタエリトリトール脂肪酸 エステル、ヒドロキシメチルセルロースならびにポリビニルピロリドンである。 本発明の医薬調製物は場合に応じて、補助剤、乳化剤、浸透圧を調整するため の塩、緩衝液および/または着色物質などと共に滅菌および混合でき、それらは 前記有効化合物と有害には反応しない。 非経口投与については、注射可能な溶液または懸濁液、好ましくはポリヒドロ キシル化ひまし油中に溶解させた前記有効化合物を伴う水溶液が特に適している 。 タルクおよび/または炭水化物担体または結合剤などを有する錠剤、糖衣剤、 またはカプセルは経口投与に特に適している。錠剤、糖衣剤、またはカプセルの ための好ましい担体には、乳糖、コーンスターチ、および/またはジャガイモデ ンプンが含まれる 甘味をつけたビヒクルを使用し得る場合は、シロップ剤また はエリキシル剤を使用できる 一般的に、本発明の化合物は単位投与当たり薬学的に許容し得る担体中、約1 ないし100mgを含有する単位形態にて調合される。 本方法での使用に適当な典型的な錠剤は、通常の錠剤形成技術により調製する ことができ、以下のものを含有する。 下記の実施例を参照して本発明をさらに詳しく説明する。 実施例1 α−(ジメチルアミノ)−α−(3−ピリジル)アセトニトリル 1−(3−ピリジル)アセトニトリル(5.9g、50mmol)をDMFD MA(10ml)に溶解し、100℃で0.5時間攪拌した。室温まで冷却後、 ジエチルエーテルを添加し、表題の化合物を濾過した。収量8.2g。3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)ピリジン 酢酸(40ml)中のα−(ジメチルアミノ)−α−(3−ピリジル)アセト ニトリル(5.19g、30mmol)溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(2. 8g、40mmol)を添加した。反応混合液を100℃で1時間攪拌して室温 まで冷却し、真空中で濃縮した。水(50ml)を添加し、反応混合液を固体炭 酸カリウムで中和した 沈殿した化合物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させ、4. 2gの収量にて表題の化合物を得た。3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ− 1−メチルピリジンオキサレート アセトン(25ml)中の3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)ピリジ ン(1.0g、6.25mmol)溶液に、ヨードメタン(2ml)を添加した 。反応混合液を室温で一晩攪拌し、次いで、真空中で蒸発させた。固形化合物を メタノール(30ml)に溶解し、少量のメタノールの一部に溶かしたホウ水素 化ナトリウム(0.5g、13.5mmol)を添加することにより還元した。 反応混合液を真空中で濃縮し、水(40ml)を添加した。水相をエーテル(4 ×30ml)で抽出した 合わせたエーテル抽出物を乾燥、蒸発させた。粗化合 物をアセトンからシュウ酸塩として結晶化させ、収量0.6gにて表題の化合物 を得た 融点138〜139℃。(化合物1)。 全く同一の方法にて下記の化合物を調製した: 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)ピリジンおよびヨードエタンから 開始して、3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テト ラヒドロ−1−エチルピリジンオキサレート(化合物19)、融点112〜11 3℃。 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)ピリジンおよび臭化ベンジルから 開始して、3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テト ラヒドロ−1−ベンジルピリジンオキサレート(化合物20)、融点130〜1 31℃。 3−(5−ジメチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テト ラヒドロ−1−メチルピリジンオキサレートおよび3−(5−メチルアミノ−4 −イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジンオ キサレート DNF(20ml)中の3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)ピリジン (1.6g、10mmol)溶液に、粉末状水酸化カリウム(1.0g)を添加 した。反応混合液を室温で5分間攪拌し、ヨードエタン(1.5g、12mmo l)を添加した。反応混合液を室温で5分間攪拌し、水を添加した。水相をエー テル(3×50ml)で抽出した。合わせたエーテル抽出物を真空中で乾燥、蒸 発させた。残渣をアセトン(30ml)に溶解し、ヨードメタン(2ml、32 mmol)を添加した。一晩攪拌後、反応混合液を真空中で濃縮した。残渣をメ タノール(30ml)に溶解し、0℃で少量のメタノールの一部に溶かしたホウ 水素化ナトリウム(720mg、20mmol)を添加することにより還元した 。混合液を蒸発させ、水(50ml)を添加した。水相を酢酸エチル(4×30 ml)で抽出した。合わせた有機相を乾燥、蒸発させた。粗化合物をカラムクロ マトグラフィー(SiO2:溶離剤:CH2Cl2/MeOH:9/1)により精 製した。最初の画分には3−(5−ジメチルアミノ−4−イソオキサゾリル)− 1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジンが含まれていた。前記遊離 塩基をシュウ酸塩として結晶化させて500mgの収量にて表題の化合物を得た 。融点106〜107℃。(化合物2)。後の画分には3−(5−メチルアミノ −4 −イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ1−メチルピリジンが含 まれていた。前記遊離塩基をシュウ酸塩として結晶化させ、1.0gの収量にて 表題の化合物を得た。融点149〜150℃。(化合物3)。 全く同一方法にて下記の化合物を調製した: 双方とも、3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)ピリジンおよびヨード エタンから、3−(5−ジエチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5 ,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジンオキサレート、融点128〜129℃ 、(化合物4)、および3−(5−エチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1 ,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジンオキサレート、融点132〜 133℃、(化合物5)。 双方とも3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)ピリジンおよびヨードプ ロパンから、3−(5−ジプロピルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2, 5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジンオキサレート、融点123−124 ℃、(化合物6)、ならびに3−(5−プロピルアミノ−4−イソオキサゾリル )−1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジンオキサレート、融点1 36〜137C、(化合物7)。 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)ピリジンおよびヨードブタンから 、3−(5−ジブチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テト ラヒドロ−1−メチルピリジンオキサレート、融点146〜148℃、(化合物 8)。 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)ピリジンおよび1,5−ジプロモ ペンタンから、3−(5−ピペリジル−4−イソオキサゾリル)−1,2,5, 6−テトラヒドロ−1−メチルピリジンオキサレート、融点138〜140℃、 (化合物9)。 実施例4 3−(5−アミノ−3−メチル−4−イソオキサゾリル)ピリジン DNADMA(3ml)中の3−ピリジルアセトニトリル(2.0g、17m mol)溶液を100℃で0.5時間攪拌した。反応混合液を真空中で蒸発させ た。残渣を酢酸(30ml)に溶解し、塩酸ヒドロキシルアミン(2.8g、4 0mmol)を添加した 反応混合液を100℃で1時間攪拌し、室温まで冷却 し、真空中で蒸発させた 水(30ml)を残渣に添加し、反応混合液を固体炭 酸カリウムで中和した。沈殿した化合物を濾過し、水で洗浄し、乾燥した。収量 1.8g。3−(5−アミノ−3−メチル−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テ トラヒドロコピリジンオキサレート メタノール(15ml)およびアセトン(15ml)の混合液中の3−(5− アミノ−3−メチル−4−イソオキサゾリル)ピリジン(0.9g、5mmol )溶液にヨードメタン(2ml、32mmol)を添加した。反応混合液を室温 で一晩攪拌し、次いで真空中で蒸発させた。得られた固体物質をメタノール(4 0ml)に溶解し、少量のメタノールの一部に溶かしたホウ水素化ナトリウム( 0.5g、113.5mmol)を添加することにより還元した。反応混合液を 真空中で濃縮し、水(40ml)を添加した。水相を酢酸エチル(5×20ml )で抽出した。合わせた有機相を真空中で乾燥、蒸発させた。粗化合物を収量8 00mg(56%)にて、アセトンからシュウ酸で結晶化させた。融点189〜 190℃。(化合物10)。 実施例5 3−(5−プロピルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラ ヒドロ−1−メチルピリジンオキサレート ジメチルホルムアミド(25ml)中の3−(5−アミノ−4−イソオキサゾ リル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジン(1.5g、8. 3mmol)溶液に、粉末状水酸化カリウム(1.14g、20mmol)を添 加した。反応混合液を室温で1分間攪拌した。1−ヨードプロパン(1.41g 、8.3mmol)を添加し、反応混合液を1分間攪拌した。反応混合液を1N 塩酸溶液で酸性にした。水相をエーテル(2×30ml)で抽出し、次いで、水 酸化アンモニウム(水中25%)でアルカリ性にし、塩化メチレン(3×30m l)で抽出した。合わせたアルカリ抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥、蒸発さ せた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2;溶離剤:CH2Cl2/Me OH:9/1)におり精製した 前記遊離塩基をアセトン中でシュウ酸で結晶化 させ、 450mgの収量にて表題の化合物を得た。(化合物7)。 全く同一方法にて下記の化合物を調製した: 3−(5−メチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラ ヒドロ−1−メチルピリジンおよびヨードメタンから、3−(5−メチルアミノ −4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジ ンオキサレート。(化合物3)。 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ −1−メチルピリジンおよびヨードエタンから、3−(5−エチルアミノ−4− イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジンオキ サレート。(化合物5)。 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ −1−メチルピリジンおよびヨードブタンから、3−(5−ブチルアミノ−4− イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジンオキ サレート。融点125〜126℃。(化合物11)。 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ −1−メチルピリジンおおび1−ヨードペンタンから、3−(5−ペンチルアミ ノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリ ジンオキサレート。融点99〜100℃。(化合物12)。 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ −1−メチルピリジンおよび1−ヨードヘキサンから、3−(5−ヘキシルアミ ノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリ ジンオキサレート。融点92〜93℃。(化合物13)。 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ −1−メチルピリジンおよび臭化ベンジルから、3−(5−ベンジルアミノ−4 −イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジンオ キサレート。融点110〜112℃。(化合物14)。 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ −1−メチルピリジンおよびクロロアセトニトリルから、3−(5−シアノメチ ルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチ ルピリジンオキサレート融点149〜150℃。(化合物15)。 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ −1−メチルピリジンおよび2−プロモプロピオニトリルから、3−(5−(2 −シアノエチル)アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒ ドロ−1−メチルピリジンオキサレート。融点142〜143℃。(化合物16 )。 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ −1−エチルピリジンおよびヨードプロパンから、3−(5−プロピルアミノ− 4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−1−エチルピリジン オキサレート。融点150〜151℃。(化合物21)。 実施例6 3−(5−ブチルアミノ−3−メチル−4−イソオキサゾリル)−1,2,5 ,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジンオキサレート ジメチルホルムアミド(25ml)中の3−(5−アミノ−3−メチル−4− イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジン(0 .39g、2.0mmol)溶液に、粉末状水酸化カリウム(0.3g、5mm ol)を添加した。反応混合液を室温で1分間攪拌した。1−ヨードブタン(0 .25g、2.1mmol)を添加し、反応混合液を1分間攪拌した。反応混合 液を1N塩酸溶液で酸性にした。水相をエーテル(2×30ml)で抽出し、次 いで、水酸化アンモニウム(水中25%)でアルカリ性にし、塩化メチレン(3 ×30ml)で抽出した。合わせたアルカリ抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥 、蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2;溶離剤:CH2Cl2 /MeOH:9/1)により精製した。前記遊離塩基をアセトン中でシュウ酸 で結晶化させて60mgの収量にて表題の化合物を得た。融点116〜117℃ 。(化合物17) 全く同一の方法にて下記の化合物を調製した: 3−(5−アミノ−3−メチル−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6− テトラヒドロ−1−メチルピリジンおよびヨードエタンから、3−(5−エチル アミノ−3−メチル−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ −1−メチルピリジンオキサレート。融点128〜129℃(化合物18)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I: [式中、 Zは酸素または硫黄であり;かつ R1は水素、C1 〜3−アルキル、C2 〜4−アルケニル、C2 〜4−アルキニル、ま たはC3 〜4−シクロアルキル、またはベンジルであり;かつ R2およびR3は独立して水素、場合に応じて1、2もしくは3個のフッ素原子あ るいはシアノにより置換されたC1 〜6−アルキル、場合に応じて1、2もしくは 3個のフッ素原子により置換されたC2 〜6−アルケニル、場合に応じて1、2も しくは3個のフッ素原子により置換されたC2 〜6−アルキニル、C3 〜7−シクロ アルキル、フェニルまたはベンジル。ただし、各々の芳香基は場合に応じてハロ ゲン、C1 〜4−アルキル、−NO2、−CN、−CF3または−OR6で置換され ており(R6は水素、C1 〜3−アルキル、C2 〜4−アルケニル、C2 〜4−アルキ ニルまたはC3 〜4−シクロアルキル)、またはR2およびR3は窒素原子とともに 3、4、5、6もしくは7員の飽和または不飽和複素環を形成し;かつ R4はハロゲン、場合に応じて1、2もしくは3個のフッ素原子により置換され たC1 〜6−アルキル、場合に応じて1、2もしくは3個のフッ素原子により置換 されたC2 〜6−アルケニル、場合に応じて1、2もしくは3個のフッ素原子によ り置換されたC2 〜6−アルキニル、C3 〜7−シクロアルキル、−OR5または− SR5(R5は、各々、場合に応じて1、2もしくは3個のフッ素原子により置換 されたC1 〜6−アルキル、C2 〜6−アルケニルまたはC2 〜6−アルキニル)であ る] で示される化合物またはその薬学的に許容し得る塩。 2.式Ib: (ただし、Z、R4、R2、R3およびR4は上で規定した意味を有する)を有する 請求の範囲第1項記載の化合物またはその薬学的に許容し得る塩。 3.以下の: 3−(5−アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒドロ− 1−メチルピリジン、 3−(5−ジメチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラ ヒドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−メチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒ ドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−ジエチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラ ヒドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−エチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒ ドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−ジプロピルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テト ラヒドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−プロピルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラ ヒドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−ジブチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラ ヒドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−ピペリジニル−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒ ドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−アミノ−3−メチル−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テ トラヒドロピリジン、 3−(5−ブチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラヒ ドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−ペンチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラ ヒドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−ヘキシルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラ ヒドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−ベンジルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テトラ ヒドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−シアノメチルアミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5,6−テ トラヒドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−(2−シアノエチル)アミノ−4−イソオキサゾリル)−1,2,5 ,6−テトラヒドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−ブチルアミノ−3−メチル−4−イソオキサゾリル)−1,2,5, 6−テトラヒドロ−1−メチルピリジン、 3−(5−エチルアミノ−3−メチル−4−イソオキサゾリル)−1,2,5, 6−テトラヒドロ−1−メチルピリジン; より選択される請求の範囲第1項記載の化合物またはその薬学的に許容し得る塩 。 4.請求の範囲第1項ないし第3項記載の化合物を製造する方法であって、 a)式II: の化合物を、式III: (ただし、R4は上で規定した意味を有する)の化合物と反応させ、形成された 化合物をヒドロキシルアミンと反応させ、式IV: (ただし、R4が上で規定した意味を有する)の化合物を得、形成された化合物 をR1−Halで第四級化し、次いでホウ水素化ナトリウムで還元し、式V: (ただし、R1およびR4は上で規定した意味を有する)の化合物を形成し、形成 された化合物は最初にR2−Halで、次いでR3−Halで段階的にアルキル化 することができ、式VI: (ただし、R1、R2、R3およびR4が上で規定した意味を有する)の化合物を得 る:または b)式IV: (ただし、R4は上で規定した意味を有する)の化合物を最初にR2−Halで、 次いでR3−Halで段階的にアルキル化し、式VII: (R2、R3およびR4は上で規定した意味を有する)の化合物を得、形成された 化合物をR1−Halで第4級化し、次いでホウ水素化ナトリウムで還元し、式V Iの化合物(ただし、R1、R2、R3およびR4は上で規定した意味を有する)を 得ることを特徴とする製造方法。 5.有効成分として請求の範囲第1項ないし第3項いずれか1項記載の化合物を 薬学的に許容し得る担体または希釈剤とともに含有する医薬組成物。 6.経口投与量単位または非経口投与量単位の形態にある請求の範囲第5項記載 の医薬組成物。 7.前記投与量単位が請求の範囲第1項ないし第3項いずれか1項記載の化合物 を約1ないし約100mg含有する請求の範囲第6項記載の医薬組成物。 8.ニコチン性コリン作動系の機能不全に関連する中枢神経系疾患を治療するた めの請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項記載の化合物。 9.アルツハイマー病、パーキンソン病、トーレット症候群、潰瘍性大腸炎、肥 満、胃腸障害もしくは激しい痛み、好ましくは肥満を治療する、または常習のも しくは長期間のタバコ製品の使用の停止により引き起こされる禁断症状、好まし くは肥満を治療もしくは予防するための請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ か1項記載の化合物。 10.ニコチン性コリン作動系の機能不全に関連する中枢神経系における疾病の 治療用薬剤の調製のための請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか記載の化合 物の使用。 11.アルツハイマー病、パーキンソン病、トーレット症候群、潰瘍性大腸炎、 肥満、胃腸障害もしくは激しい痛み、好ましくは肥満を治療するための、または 常習性のもしくは長期間のタバコ製品の使用の停止により引き起こされる禁断症 状を治療もしくは予防する薬剤調製のための請求の範囲第1項ないし第3項のい ずれか1項記載の化合物の使用。 12.ニコチン性コリン作動系の機能不全に関連する中枢神経系病の治療を必要 とする対象においてそのような治療をする方法であって、有効量の請求の範囲第 1項ないし第3項のいずれか1項記載の化合物を前記対象に投与することを具備 する治療方法。 13.アルツハイマー病、パーキンソン病、トーレット症候群、潰瘍性大腸炎、 肥満、胃腸障害または激しい痛み、好ましくは肥満の治療を必要とする対象にお いてそのような治療をする方法であって、有効量の請求の範囲第1項ないし第3 項のいずれか1項記載の化合物を前記対象に投与することを具備する治療方法。 14 常習性のまたは長期間のタバコ製品の使用の停止により引き起こされる禁 断症状を治療または予防する方法であって、有効量の請求の範囲第1項ないし第 3項のいずれか1項記載の化合物を前記対象に投与することを具備する治療また は予防方法。
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