JPH11507967A - エポキシ化モノヒドロキシル化ジエンポリマーからuv硬化性接着剤および密封剤を製造するための非水性溶媒を含まない方法 - Google Patents

エポキシ化モノヒドロキシル化ジエンポリマーからuv硬化性接着剤および密封剤を製造するための非水性溶媒を含まない方法

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シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー
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Abstract

(57)【要約】 ここで本発明は、粘着付与剤樹脂および少なくとも2つの重合可能なエテニル性不飽和炭化水素モノマー(ここで少なくとも1つは、エポキシ化に適した不飽和を生じるジエンモノマーである)からなるモノヒドロキシル化エポキシ化ポリジエン重合体(この重合体は、重合体1グラム当たり0.1〜7.0ミリ当量のエポキシを含有する)を含有するUV硬化可能な接着剤および密封材を製造するための非水性溶媒を含まない方法である。この方法は、高剪断および/またはキャビテーションの条件下で、不溶性光重合開始剤と一緒に成分を混合することを含む。そして12.7×10-2mm〜25.4mmの厚みのフィルムは上記方法によって作られた組成物から形成される。

Description

【発明の詳細な説明】エポキシ化モノヒドロキシル化ジエンポリマーからUV硬化性接着剤および密封 剤を製造するための非水性溶媒を含まない方法 本発明は、モノヒドロキシル化ジエンポリマーから作られる接着剤および密封 材を製造する新規方法に関する。さらに詳細には、本発明は、エポキシ化モノヒ ドロキシル化ポリジエンポリマーからUV硬化性接着剤および密封材を製造する ための非水性溶媒を含まない方法に関する。本発明は、非常に厚い照射硬化性フ ィルムにも関する。 UV硬化性接着剤および密封材組成物での新規エポキシ化モノヒドロキシル化 ポリジエンの使用法は、同時係属中の一般継承の国際出願PCT/EP95/0 4012(WO 96/11215)で記述されている。重合体は、それを接着 剤および密封材製品に適切にする粘着付与剤樹脂のような他の成分と混合される 。組成物のUV硬化(架橋)を促進する光重合開始剤が含まれる。前述の特許出 願の実施例で記述されるとおり、成分は、溶媒であるテトラヒドロフラン(TH F)中でブレンドされ、その後、接着性フィルムを溶液から流し込んだ。THF は、選択された特定の市販の光重合開始剤(プロピレンカーボ ネート中の混合トリアリールスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート塩) が、断りがない限り接着剤配合物で可溶性であるために使用された。光重合開始 剤はTHFに不溶性である。接着剤を溶媒に流し込んだ後、THFを濃縮して光 重合開始剤を、残りの溶媒を含まない接着剤フィルム中で適切に分散させて、U V光に暴露することで効果的なUV硬化を開始させた。 多くの用途について、環境上の危険および非水性溶媒を除去する費用および非 水性溶媒それ自身のため、非水性溶媒の使用は望ましくない。ここに記述される 本発明は、重合体/配合物に不溶である光重合開始剤を分散させるための非水性 溶媒を含まない方法を提供するが、そのため効果的に硬化された接着剤または密 封材は、これらの問題なしに製造される。 さらに、この方法は、非常に厚みのあるフィルムを照射に暴露することで硬化 させるが、フィルムは1インチまでおよびそれ以上である。 本発明は、UV硬化接着剤、密封材被覆剤、インク、柔軟な印刷プレート、ラ ミネート接着剤繊維、ガスケットおよび関連の組成物、フィルムおよび薄層部品 を製造するための方法である。ここで、エポキシ化モノヒドロキシル化ポリジエ ン重合体 は、少なくとも2つの重合化可能なエテニル(エチレン)性不飽和炭化水素モノ マー(ここで、少なくとも1つは、エポキシ化に適した不飽和物を生じ、組成物 のためのバインダーとして使用されるジエンモノマーである。)から構成される 。好ましいエポキシ化モノヒドロキシル化重合体は、少なくとも2つの共役ジエ ンのブロック共重合体であり、好ましくはイソプレンおよびブタジエンであり、 所望によりヒドロキシル基が重合体分子の1つの末端に付着されているビニル芳 香族炭化水素である。これらの重合体は、水素化されていても水素化されていな くてもよい。接着剤または密封材組成物は、この重合体および適切な粘着付与剤 樹脂を包含する。 この方法は、上記重合体および他の配合成分を、好ましくはトリアリールスル ホニウム塩類からなる群から選択される不溶性の光重合開始剤と一緒に混合する ことに関連する。その後、この混合物は、少なくとも1ミリリットル当たり2ワ ットの出力密度での超音波発生装置またはSILVERSONのような高剪断回 転式混合機でキャビテーションまたは高剪断条件にかける。剪断速度は、少なく とも約38,000秒-1でなければならない。 本発明の好ましい具体例の1つは、本発明の方法を使用して製造する場合に、 12.70×10-2mm(5ミル)から25.4mm(1インチ)まで、または それ以上の厚みのあるフィルムが硬化できることである。 エチレン性不飽和を含有する重合体は、1つまたはそれ以上のオレフィン、特 にジオレフィンをそれら自身で、または1つまたはそれ以上のアルケニル芳香族 炭化水素モノマーと一緒に共重合化することによって製造できる。共重合体は、 もちろん、ランダム、テーパ、ブロックまたはこれらの組合せ、並びに線状、ス ターまたはラジアルであってよい。 リチウム化合物を開始剤として使用するアニオン性重合によって、共役ジエン および所望によりビニル芳香族炭化水素から誘導された重合体を製造する方法は 、米国特許第4,039,593号およびRe.27,145号に記載のとおり よく知られている。重合は、各リチウム部位にリビング重合体骨格を構築するモ ノリチウム開始剤で開始する。これらの重合体を製造するための特定の方法は、 係属中の一般継承の国際出願PCT/EP95/04012(WO96/112 15)に詳細に記載されている。 陰イオン的に重合できる共役ジオレフィンとしては、1,3 −ブタジエン、イソプレン、ピペリレン、メチルペンタジエン、フェニル−ブタ ジエン、3,4−ジメチル−1,3−ヘキサジエン、4,5−ジエチル−1,3 −オクタジエン等のような約4〜約24個の炭素原子を含むジオレフォンで共役 化されたものが挙げられる。イソプレンおよびブタジエンは、それらが低コスト であり、入手が容易であるため、本発明に使用するための好ましい共役ジエンモ ノマーである。共重合化できるアルケニル(ビニル)芳香族炭化水素としては、 スチレン、種々のアルキル置換スチレン、アルコキシ置換スチレン、ビニルナフ タレン、アルキル置換ビニルナフタレンのようなビニルアリール化合物が挙げら れる。 エポキシ化モノヒドロキシル化ポリジエンが誘導される最も好ましいモノヒド ロキシル化ポリジエン重合体は、構造式(I) (HO)x−A−Sz−B−(OH)y (式中、AおよびBは、共役ジオレフィンモノマーのホモ又はコポリマー・ブロ ック、ジオレフィンモノマーとモノアルケニル芳香族炭化水素モノマーとの共重 合体ブロックであってよい重合体ブロックである。) を示す。 これらの重合体は、少なくとも1つのビニル芳香族炭化水素、好ましくはスチ レンを60重量%まで含有してよい。一般に、Aブロックは、Bブロックが示す よりさらに高度に置換された脂肪族二重結合をより高い濃度で有することが好ま しい。したがって、Aブロックは、Bブロックが示すより、ブロック質量の単位 当たりより高い濃度のジ−、トリ−またはテトラ−置換不飽和部位(脂肪族二重 結合)を示す。このことが、最も容易にエポキシ化がAブロックで起こる重合体 を作る。Aブロックは、100から6000まで、好ましくは500〜4000 、そして最も好ましくは1000〜3000の分子量を示し、そしてBブロック は、1000から15,000まで、好ましくは2000〜10,000、そし て最も好ましくは3000〜6000の分子量を示す。Sは、100から10, 000までの分子量を示すことができるビニル芳香族炭化水素ブロックである。 xおよびyは、0または1である。xまたはyのいずれかは1でなければならな いが、同時に1つのみが1になれる。zは0または1である。AまたはBブロッ クのいずれかは、分子量50〜1000の様々な組成の重合体のミニブロックで キャップして、開始、望まれない共重合化速度によるテーパリン グ、またはキャッピング困難性を補償していてもよい。これらの重合体は、それ らが重合体1グラム当たり0.1〜7.0ミリ当量(meq)のエポキシを含有 するようなエポキシ化であってよい。 上記の範囲に入るジブロックが好ましい。このようなジブロックの総分子量は 、1500から15000まで、好ましくは3000〜7000の範囲であって よい。ジブロック中のブロックのいずれかは、上述のとおりいくらかのランダム に重合されたビニル芳香族炭化水素を含有してもよい。例えば、Iがイソプレン を意味し、Bがブタジエンを意味し、Sがスチレンを意味し、そしてスラッシュ (/)がランダム共重合体ブロックを意味する場合、ジブロックは、以下の構造 を示すことができる。 I−B−OH I−B/S−OH I/S−B−OH I−I/B −OHまたは B/I−B/S−OH B−B/S−OH I−EB−OH I−EB/ S−OHまたは I−S/EB−OH I/S−EB−OH HO−I−S /B HO−I−S/EB ここで、EBは、水素化ブタジエンであり、−EB/S−OHは、ヒドロキシル 源がスチレン・マーに付着されていることを意味し、そして−S/EB−OHは 、ヒドロキシル源が水素化ブタジエン・マーに付着されていることを示す。後者 である−S/EB−OHの場合、エチレンオキサイドでキャップする前にスチレ ンのテーパリング傾向を補償するために、S/EB「ランダム共重合体」ブロッ クをミニEBブロックでキャップする必要がある。これらのジブロックは、低い 粘度を示し、そして対応する3元ブロック重合体より製造するのが容易である点 で優れている。エポキシ化がイソプレンとより好ましく進行し、重合体での官能 基の間に分離があるので、ヒドロキシルがブタジエン・ブロックに付着している のが好ましい。しかし、ヒドロキシルは、望むなら、イソプレン・ブロックに付 着されることもできる。これは、硬化時に、低い耐荷力で、よりいっそう界面活 性剤様の分子を製造する。イソプレン・ブロックは、水素化されていてもよい。 特定の三元ブロック共重合体が、エポキシ化後に使用されるのが好ましい。こ のような三元ブロックは、重合体ガラス転移温度、極性材料との相溶性(混和性 )、強度、および室温粘度 を増加させるために、通常スチレン・ブロックまたはランダムに共重合されたス チレンを含有する。これらの三元ブロックとしては、以下の特定の構造が挙げら れる。 I−EB/S−EB−OH I−B/S−B−OH I−S−EB−OH I−S−B−OHまたはI−I/S−I−OH I−S−I−OH B− S−B−OH B−B/S−B−OHまたは I−B/S−I−OH I− EB/S−I−OHまたはI−B−S−OH I−EB−S−OH HO−I −EB−S スチレン・ブロックが外側にある上記最後のラインで明記された後者のグルー プの重合体は、式 (II) (HO)x−A−B−S−(OH)y (ここで、A、B、S、x、およびyは、上述のとおりである。)によって表さ れる。これらの重合体および上で示された他の三元ブロックは、複数の部位で、 エポキシ官能性のブロックをモノヒドロキシル化重合体に導入するのに特に優れ ている。 ベース重合体のエポキシ化は、予形成またはin situで形成することができる 有機過酸と反応させることによって実施することができる。適切な予形成の過酸 としては、過酢酸および過 安息香酸が挙げられる。In situでの形成は、過酸化水素および蟻酸のような低 分子量の脂肪酸を使用して完了することができる。これらおよび他の方法は、米 国特許第5,229,464号および5,247,026号でより詳細に記載さ れている。これらのポリジエン重合体のエポキシ化の量は、重合体1グラム当た り0.1から7ミリ当量までのエポキシドの範囲である。過硬化を避けるために 、低レベルが望ましい。7meq/gより上だと、剛性、架橋密度、コスト、製 造の困難さ、および重合体の極性(特定のモノヒドロキシル化ジエン重合体を受 け入れないために)は、利益を示すには高すぎる。エポキシ化の好ましい量は、 0.5〜5meq/gであり、そしてエポキシ化の最も好ましい量は、1.0〜 3m/gである。最も好ましい量は、過剰硬化に対する硬化速度を最もよくバラ ンスし、そしてポリジエンベース接着剤に一般に使用される種々の配合成分との 相違性をより良く維持する。 線状重合体の分子量、またはカップリング前のスター重合体のモノ−、ジ−、 トリブロック等のような重合体の未組立線状セグメントは、GPC系が適切に較 正される、ゲル・パーミエション・クロマトグラフィ(Gel Permeat ion Chromatography)によって都合よく測定される。アニオン性重合 化線状重合体では、重合体は、基本的に単分散(重量平均分子量/数平均分子量 比率は、1に近づく)であり、そして狭い分子量分配の「ピーク」分子量を報告 するのは常套で適切に説明できる。通常には、ピーク値は、数および重量平均の 間である。ピークの分子量は、クロマトグラフィで示された主要種の分子量であ る。単分散重合体として、重量平均分子量は、クロマトグラフィから計算され、 そして使用されるべきである。GPCのカラムで使用されるべき材料としては、 スチレン−ジビニルベンゼンゲルまたはシリカゲルが一般に使用され、優れた材 料である。テトラヒドロフランは、ここに記載されたタイプの重合体のための優 れた溶媒である。屈折率検出器は使用してもよい。 所望により、これらのブロック重合体は、部分的に水素化されてもよい。水素 化は、米国再発行27,145号に開示されるとおりに、選択的に影響されうる 。これらの重合体および共重合体の水素化は、米国特許第5,039,755号 にあるようなラニーニッケルのような触媒、プラチナのような貴金属、可溶性遷 移金属触媒およびチタン触媒の存在下での水素化を含 めて、種々の十分確立された方法によって行うことができる。重合体は、様々な ジエンブロックを有することもでき、そしてこれらのジエンブロックは、米国特 許第5,229,464号に記述のとおり、選択的に水素化され得る。部分的に 不飽和なヒドロキシル化重合体は、本発明のエポキシ化重合体を製造するための さらなる官能化に有用である。部分的不飽和は、重合体のエポキシ化に適切な0 .1〜7meqの脂肪族二重結合を残すようなものが好ましい。エポキシ化が水 素化の前に行われる場合には、全残存脂肪族二重結合は水素化されるのが好まし い。 本発明のバインダーは、酸触媒を使用する陽イオン手段によって硬化されても よいが、紫外線または電子ビーム照射によって硬化されるのが好ましい。広範な 多様の電磁波長を利用する照射硬化が実行可能である。アルファ、ベータ、ガン マ、X−線のようなイオン化照射、および紫外線、可視光線、赤外線、電磁波お よび高周波のような高エネルギー電子または非イオン化照射のいずれかを使用で きる。この照射がどのように完了するかを完全に説明するのは、一般承継米国特 許第5,229,464号で分かる。 非イオン化照射を使用する場合、架橋反応を開始させる光重合開始剤を使用す る必要がある。有用な光重合開始剤としては、ジアリールヨードニウム、アルコ キシ置換ジアリールヨードニウム、トリアリールスルホニウム、ジアルキルフェ ナシルスルホニウム、ジアルキル−4−ヒドロキシルフェニルスルホニウム塩が 挙げられる。これらの塩での陰イオンは、一般に低い求核特性を有し、そしてS bF6−、BF4−、PF6−、AsF6−、およびB(C654−(テトラキス (ペンタフルオロフェニル)ボレート)が挙げられる。特定の例としては、(4 −オクチルオキシフェニル)−フェニル−ヨードニウム ヘキサフルオロアンチ モネート、UVI−6990(UNION CARBIDEから得られる)、F X−512(3M Company)、およびSILCOLEASE UV20 0CATA光重合開始剤(RHONE−POULENC CHIMIE)が挙げ られる。ビス(ドデシル−フェニル)−ヨードニウム ヘキアフルオロアニチモ ネート、UV 9310(GE)、およびトリアリールスルホニウム ヘキサフ ルオロアンチモネート、UVI−6974(Union Carbide)は、 特に有効である(UNION CARBIDE、3M、GE、RHONE POULENC、UVI、SILCOLEASE UVCATAは商標である。 )。オニウム塩は、それのみで、または長波長のUVおよび可視光線に応答する 光増感剤と共に使用できる。光増感剤の例としては、チオキサントン、アントラ ヤン、ペリレン、フェノチアジオン、1,2−ベンズアスラセン(athrac ene)コロネン、ピレンおよびテトラセンが挙げられる。一般に、光重合開始 剤および光増感剤は、架橋すべき重合体/配合物と相容性であり、光源を利用で きるように選択される。光重合開始剤がニートな重合体に不溶であるか、100 %固形の配合物であれば、重合体/配合物中に適切に分散されるべきである。 同時係属中の一般承継国際特許出願PCT/EP95/04012(WO96 /11215)の実施例で記述されるとおり、照射硬化性である組成物を提供す るために、不溶性光重合開始剤は、重合体および粘着付与剤樹脂と一緒に溶媒中 で分散することができる。本発明の方法は、溶媒なしにこれを達成する。重合体 、樹脂、および光重合開始剤を一緒に混合し、そして少なくとも1ミリリットル 当たり2ワット、そして好ましくは、4〜10ワット/mlの出力密度で超音波 処理する(出力密度は、超音波発生器の混合能力の測定法であって、試料の 容量で超音波発生器のワット量を割ることによって計算される。)か、または剪 断のレベルが少なくとも38,000秒-1である高剪断混合機で処理する。この ような処理装置の例としては、Branson 超音波発生装置およびSilv erson剪断混合機が挙げられる。 組成物に、低分子量、非エポキシ化モノヒドロキシル化重合体、特に国際特許 出願PCT/EP95/04012(WO96/11215)に記述された非エ ポキシ化モノヒドロキシル化ポリジエン重合体およびジヒドロキシル化ポリジエ ン重合体を含ませるのは大いに有益である。 照射誘導陽イオン硬化は、遊離ラジカル硬化と組合わせて行ってもよい。遊離 ラジカル硬化は、追加の遊離ラジカル光重合開始剤および光増感剤を加えること によってさらに増強できる。 本発明の方法の材料は、感圧接着剤および密封材(包装用接着剤、触圧接着剤 、ラミネート(貼り合わせ)用接着剤、耐候性テープ、および二次接着剤を含め た)、およびラベルに有用である。製造者は、特定の用途のための適正な組合わ せの特性(接着、凝集力、耐久性、低コスト等)を示す製品を得るために、本発 明の重合体と一緒に種々の成分を組合せる必要がある かもしれない。これらの用途のほとんどで、適切な配合物は、樹脂、可塑剤、フ ィラー、溶媒、安定化剤およびアスファルトのような他の成分の種々の組み合わ せも含有する。 その重合体と相容性接着剤促進または粘着付与剤樹脂を、一般的に重合体10 0部当たり20から400部まで添加することは一般的な実施法である。一般の 粘着付与剤樹脂は、約95℃の軟化点を示すピペリレンと2−メチル−2−ブテ ンとのジエン−オレフィン共重合体である。この樹脂は、商品名WINGTAC K95で商用的に入手可能であり、米国特許第3,577,398号で教示され るとおりに、60%ピペリレン、10%イソプレン、5%シクロペンタジエン、 15%2−メチル−2−ブテンおよび約10%二量体のカチオン性重合によって 製造される。樹脂状共重合体が20−80重量パーセントのピペリレンおよび8 0−20重量パーセントの2−メチル−2−ブテンを含有する他の粘着付与剤が 使用されてもよい。樹脂は、ASTM法E28によって測定されるとおり、通常 には約80℃と115℃の間の環球法軟化点を示す。 芳香族樹脂も、それらが配合物に使用される特定の重合体と相容性であること を条件として、粘着付与剤として使用できる。 通常には、これらの樹脂は、高および低軟化点を示す芳香族樹脂の混合物も使用 できるが、約80℃と115℃の間の環球法軟化点を示すべきである。有用な樹 脂としては、クマロン−インデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ビニルトルエン−ア ルファメチルスチレン共重合体およびポリインデン樹脂が挙げられる。 本発明の任意の成分は、加熱分解、酸化、皮膚形成および着色形成を阻害また は遅延する安定化剤である。安定化剤は、組成物の製造、使用および高温の保存 の間、加熱分解および酸化に対して重合体を保護するために、一般に商用的に入 手可能な化合物に添加される。 接着剤は、(2つの物質を共に接着する)保護環境で使用され、しばしば薄層 の粘性組成物である。したがって、未水素化エポキシ化重合体は、通常は安定性 を満たし、それから樹脂のタイプおよび濃度は、安定性に多大な考慮を払わずに 最大粘性で選択され、そして色素は、通常には使用されない。 密封材は、ギャップ・フィラーである。したがって、2つの物質の間の空間を 充填する相当に厚い層で使用される。2つの物質は、互いに比較的頻繁に動くの で、密封材は、通常にこの動きに逆らう能力のある低弾性率の組成物である。密 封材は、 しばしば天候にさらされるので、水素化エポキシ化重合体が通常には使用される 。樹脂および可塑剤は、低弾性率を維持し、吸塵を最小にするために選択される 。フィラーおよび色素は、適切な耐久性および着色を付与するために選択される 。密封材は、相当に厚い層で使用されるので、溶媒含量は、収縮を最小限にする ためにできるだけ低い。実施例 実施例では、本発明の改善されたバインダーを使用した試験配合物の特性を示 すために、数種の接着剤試験が用いられた。各接着剤試料について得られた共有 結合の硬化の程度は、照射硬化接着剤についてJ.R. Ericksonによ って開発され、文献「ホットメルトPSA′sの増強照射架橋用の実験的熱硬化 性ゴム」(TAPPI、1985年ホットメルト・シンポジウム・プロシーディ ング、1985年6月)で最初に記載された高分子ゲル含量試験を使用すること によって測定された。本発明を実施する場合の方法は、出版された方法と基本的 に一致するが、最初に出版された方法に2,3の細かな改善および修正がある。 Pressure Sensitive Tape Council Meth od No. 1、0.3m(12 インチ)の剥離速度を使用して、磨き仕上鋼鉄からの180°剥離を測定した。 試験テープをその物質から引き剥がすとき、大きな値は強度が高いことを示す。 ここで使用される重合体は、構造I−EB−OH(2000−4000ブロッ クMW)および0.17meq/gヒドロキシルおよび1.5meq/gエポキ シを有し、分子量6000のエポキシ化線状モノヒドロキシジエン重合体である 。ここで使用される未エポキシ化モノ−オール重合体は、分子量3000で、0 .33meq/gヒドロキシルを含む構造EB−OHを有す線状モノヒドロキシ ジエン重合体である。使用される不溶性光重合開始剤は、UNION CARB IDEによって供給されるトリアリールスルホニウム塩カチオン性光重合開始剤 であるUVI6974である。粘着付与剤は、HERCULESによって製造さ れた水素化粘着付与剤樹脂であるREGALREZ1085であった。実施例1 重合体、モノ−オール、REGALREZ 1085およびUVI6974か ら構成される先の接着剤は、THFと一緒に混合するまで、UV硬化しない。こ の硬化の欠如は、接着剤の 凝集力の欠如によって証拠づけられた。基本的に、接着剤は、粘性液(goo) を残し、そして指先粘着試験を試す場合に、接着剤は別れて、そして指に移行す る。この動きは、総体的に受け入れられない。ビーカーで光重合開始剤および接 着剤の混合物を125℃で、超音波処理することによってUV硬化接着剤を形成 する我々の最初の試みは、指先粘着試験で、接着剤移行を示さない十分に硬化し たフィルムを与えた。さらに、接着剤は、接着剤の移行なしに、19.8N/2 5mm(4.5pli)の鋼鉄に対する180°剥ぎ取り値を示した。接着剤は 、超音波処理なしの我々の先の実験と比較して明確に十分硬化された。(REG ALREZおよびUVIは商標である。)実施例2 超音波発生機が、それらのホットメルト系に光重合開始剤を効果的に分散する それの能力の点で特徴的であるかどうかを決定するために、一連の試験を行った 。標準の配合物が、5つの異なる混合機によって製造され加工された。 1)BRANSON 450SONIFIER、20KHzおよび400ワッ トの電気エネルギーを供給し、1/2″直径のソニックホーンが、30秒間、2 0ミリリットルの試 料配合物に光重合開始剤を分散させるのに使用された。出力密度は、20mlで 割った240ワット即ち1ミリリットル当たり約12ワットであった(出力[ダ イアル]制御設定10で、そして出力メーターの読取約6.5で、BRANSO N's 450SONIFIER の出力チャートから240ワットが得られた 。BRANSONおよびSONIFIERは商標である。)。 2)ガラスロットおよびパドル翼を具備した電気混合機。 最大RPMおよそ150。光重合開始剤を50グラムの配合物に分散させた。 これは約1分間のアジテーションを要した。 3)690バール(10,000psi)で操作されたMICROFLUID ICS乳化装置モデルM−100F 4)13,000RPMを送出できる電動SILVERSON高剪断混合機( 最大値が使用された)。 5)5000RPMを送出できる空気圧モーターSILVERSON高剪断混 合機(最大値が使用された)。5000RPMは、約38,000秒-1の剪断速 度を生じる。 (SILVERSONおよびMICROFLUIDICSは商 標である。)。 各々の場合に、同様の試料を製造し、そして125℃に加熱した。溶融状態で 、溶液の粘度は比較的低く、そして光重合開始剤は、目視で別個の層(流動体中 の液滴)と見なしうる。上述の5つの混合機を使用して、系中に光重合開始剤( 125℃で)を分散させることが試みられた。分散処理が成功した場合には、1 0ミクロンの直径より小さい液滴サイズを示す微細分散物が125倍の顕微鏡に よってみられ、そのフィルムは、ゲル含量(三元ゲルネットワークに共有結合で 密着したバインダー重合体の含有率)によって測定されたとおり硬化された。 結果の要旨は、以下に列記する。 1)BRANSON 450SONIFIERは、89%のゲル含量に硬化す る均質で安定な試料を生成した。 2)溶液を攪拌するか、または光重合開始剤を分散させる上で、電気混合機w /パドル翼は、有効でなかった。ゲル含量は測定せず。 3)MICROFLUIDICS乳化装置は、材料を加工して密栓することが できなかった。ゲル含量は測定せず。 4)電動SILVERSON は、61%のゲル含量に硬 化する均質で安定な試料を生成した。 5)空気圧モーターSILVERSON は、61%のゲル含量に硬化する均 質で安定な試料を生成した。 このデータに基づいて、BRANSON 450SONIFIERは、このホ ットメルト系で光重合開始剤の最良の分散を生じることは明らかである。しかし 、SILVERSON混合機も機能する。これらの混合機は、UV照射で十分に 硬化された接着剤系を生じ、そしてこれらの接着剤は、180°剥離試験に凝集 で失敗しない。実施例3 重合体3、4、5は、実施例3で使用される。重合体3は、5500の数平均 分子量を示すエポキシ化線状モノヒドロキシル化ジエン重合体である。重合体は 、第一のブロックが水素化エポキシ化ポリイソプレンから構成され、第二のブロ ックが水素化ポリブタジエンであるジブロック重合体である。第二のブロックは 、末端プライマリーヒドロキシル基を有する。第二のブロックと第一のブロック の間の数平均分子量比は、2/1であった。重合体は、1グラム当たり1.4m eqのエポキシド官能性および1グラム当たり0.17meqのヒドロキシル基 を示す。重合体4は、3635の数平均分子量と、0.24meq/gのヒドロ キシル官能性を示す線状モノヒドロキシル化ジエン重合体である。重合体4は、 末端プライマリーヒドロキシル基を有する。重合体5は、それが4260の数平 均分子量および0.23meqのヒドロキシル官能性を示す以外は重合体4に類 似する。接着剤製品 :表1に示されるとおり、各モノオール重合体で、5パーセントの光 重合開始剤マスターバッチを製造した。 (CYRACURE UVIは、商標である) マスターバッチ法は、成分(50g)を2オンス容器に量り分け、そして強制 排気オーブンで、135℃で30分間加熱し、そして2回1分間の期間、冷却時 間を挟んで超音波処理した。1/2インチの栓付ホーンを具備したBRANSO N 450SONICATORを使用した。超音波発生機を継続モードで操作し た。出力制御は、10に設定され、出力メーター読取り を約70%にして、接着剤1ml当たり約4.8ワットの出力密度を示した。M B−1については、超音波処理では、第一の超音波処理期間にモノオールに光重 合開始剤を混合させなかった。それは容器の底に設置し、そして第二の超音波処 理期間より前に手作業で混合しなければならなかった。したがって、MB−2は 任意の超音波処理の前に手作業で混合した。超音波処理後、両方のマスターバッ チは、肉眼で十分に分散していることが分かった。これらを、感圧接着剤(PS A)配合例CおよびDに組込まれる前に、室温に冷却させた。 PSA′sは、表2に示される手段に従って製造された。バッチのサイズは、5 0グラムであった。 PSA製造手段では、MB−1およびMB−2以外は、2オンス容器に50グ ラムのバッチ用の全成分を加え、そして各々を強制排気オーブンで、1時間、1 35℃で加熱した。PSA配合例AおよびBをそのオーブンから取り出し、すぐ にBranson450で継続モードの操作を用いて、1分間、超音波処理した 。出力設定は、10であり、出力メーターの読取りは、約60%であり、接着剤 1mL当たり約4.3ワットの出力密度を供与した。PSAのCおよびDをオー ブンから取り出し、そして30分間、小さな電動パドル混合機で混合した一方で 、ホットプレートを使用して温度を135℃に保った。混合が続いている間に、 必要とされた部分の対応の光重合開始剤マスターバッチをその後添加した。最終 配合例は、温度を121℃に維持しながら、さらに30分間パドルで混合した。UV硬化条件 :熱いPSAの各々をただちに2.54×10-5m(1mil)ポ リエステルフィルムの上に流し込み、およそ3.81×10-5m(1.5mil )の接着剤厚みを示し、そして1つのHバルブを具備したFUSION LAB COATERを使用してUV硬化させた。この硬化の直前に、試験フィルムを 121℃のオーブンに2分間載せて、取り除き、そして ただちに照射した。コンベアーウエブの速度(1分当たり43メーター)を設定 して、Lightbug放射測定器で測定されたときに、125mJ/cmの用 量を得た。全4つの試料は、その感触までただちに硬化された。照射試験フィル ムが室温で24時間養生された後にPSA試験を開始した。硬化の前後両方で、 接着剤AおよびBから得たフィルムは、CおよびDからのものよりヘイズが少な かった。 試料製造からの経過時間、照射および試験基板への貼り合せは、光重合開始剤 、分散安定性、硬化の程度、および湿潤が経過時間に部分的に左右されると予測 されるので、積載される二次的可変量である。タイミング情報を表現するために この報告では、暗号化システムを使用する。例:(0−1−1)は、配合製造と 流し込み/硬化の間に0日経過、硬化後1日で試験を開始し、そして試験値を測 定する前に1時間の接触時間がPSAで試験基板を湿らせることを意味する。 典型的な自動車用TPO基板について余分の180°剥ぎ取りを行った。TP Oは、Himont Republic Inc.のETA3081であった。 ETA3081は、柔軟で、低モジュラス熱硬化性オレフィンであって、外装用 途に適 している。これは、ACTラボラトリーによって供給された。TPOパネルをメ チルエチルケトンで洗浄し、そして使用前に乾燥させた。顕微鏡で観察される光重合開始剤の分散安定性 :製造直後に、光学顕微鏡観察を 、試料そしてマスターバッチで始めた。500倍率の明るい視野で観察を行った 。観察は、表3に要約した。 PSA試験結果:表4は、各試験で得られた平均応答値を示す。フィルム厚み測 定は、行われなかった。ゲル試験試料は、単位領域当たりの質量で多少変化する が、それはフィルムの厚みが、全て予定された3.81×10-5m(1.5mi ls)ではないことを意味する。ゲル試料が試験フィルムの均質部分から切り取 られた場合には、領域値当たりの質量は、接着剤フィルム厚が約3.30×10-5 m〜4.82×10-5m(1.3〜2.9mils)に変化することを示し、 それは0.93g/cm2の接着剤密度と考えられる。 各平均についての99%信頼限界は、各個別PSA試験法での単一観察に関連 した誤差st、平均を決定するのに使用された複製物の数、および適切なスチュ ーデントのt値から算出される。これらの限界は、表4の最後のカラムで示され る。使用された誤差(St)が特定の試験を行うのに関連するものであって、配 合物の製造を繰り返し、そして流し込むことに関連した誤差Spを含まないこと に気付かなければならない。フィルムの厚みの多様性に関連した誤差は、Spの 一部である。総誤差(St 2+Sp 21/2は、S、より大きいので、B、C、また はDが、多くのPSAの特性の点で、Aと異なる証拠がない ことは表5から明らかである。stに基づく99%信頼限界が超過する場合、環 球粘着性(D)、剥離(B、C、およびD)、およびSAFT(C)のようない くつかの非常に小さな差異は除外され得ない。 元の顕微鏡結果は、マスターバッチ法(CおよびD)を使用する光重合開始剤 分散が全バッチを超音波処理することによって得られる分散ほどには優れていな いことを示した。しかし、マスターバッチ分散は加熱老化をより改善した。にも かかわらす、PSA特性でのPSAのA、B、CおよびDの間で差異はほとんど 発見されなかった。したがって、簡単な混合装置の手段によって配合物にその後 容易にブレンドされ得る濃厚マスターバッチを作るために、超音波処理を通して 光重合開始剤をモノオール重合体成分に分散させる方法は、全バッチに光重合開 始剤を分散させる超音波装置を使用しなければならない代わりに非常に実行可能 である。光重合開始剤のマスターバッチを作る場合に、モノオール重合体の代わ りにエポキシ化モノヒドロキシル化重合体を使用することによって、同じ結果が 得られることが予測される。その結果は、重合体4および5が重合体3と組合わ せて行うことに等しいことも物語っている。得られた接着剤は、優れたものであ る。実施例4 超音波処理法を使用して、4つの接着剤配合例の40グラムのバッチを製造し た。配合例については表5を参照。重合体6 は、重合体3に類似するが、6070の数平均分子量、1グラムの重合体当たり 0.17meqのヒドロキシル基、そして1グラムの重合体当たり1.6meq のエポキシを示す。表5に示される全ての光重合開始剤添加は、有効成分の語句 で表現される。UVI−6974およびCD−1010は50%活性である。C D−1010(Sartomerから得られる)は、同じ有効成分とUVI−6 974と同様に多量のプロピレンカーボネート担体溶媒を含有する。REGAL ITE 91粘着付与剤樹脂、HERCULESから得られる別の水素化粘着付 与剤樹脂は、REGALREZ 1085で置換された(REGALITE お よびREGALREZは商標である)。超音波処理の前に、各バッチの成分の全 ては、2オンス用ガラス容器に量り取り、オーブンで135℃に前加熱し、そし てその後手作業で混合した。1mL当たり約5.3ワットの出力密度に対応して 、2回1分間、出力制御設定10、そして出力計読取り約60でパルスモードで 各試料を超音波処理した。超音波処理の最初の1分間、70%の負荷サイクル( 電力は、0.7秒間オンで、0.3秒間オフであるパルスモード操作)が使用さ れ、第二の1分間、50%の負荷サイクル(0.5秒 オン、そして0.5秒オフ)であった。超音波処理の終わりに、各試料のピーク 温度を測定した。1260の倍率の位相差光学顕微鏡で配合例を直ちに試験した 。 フィルムを、93℃の塗布温度で、2.54×10-5m(1ミル)のポリエス テルの上に1×10-4m、−1.27×10-4m(4−5mils)、1.78 ×10-4m−2.29×10-4m(7−9mils)、2.79×10-4m−3 .05×10-4m(11−12mils)および4.06×10-4m−4.57 ×10-4m(16−18mils)の4つのフィルム厚で流し込んだ。3つのフ ィルム温度、23℃、58℃および93℃で、UV硬化を行った。2分間、58 ℃または93℃のオーブンでフィルムを前加熱した。Fussion Lab Processorおよび1つの「H」バルブを使用して、UV硬化を行った。 LIGHTBUG(商標)照射で測定した場合、用量は、125mJ/cm2だ った。硬化、鋼鉄からの180°剥離、およびゲル含量についての試験の前に、 暗所で25時間、室温でフィルムを老化させた。剥離試験は、引っ張る前に、1 時間の接触時間を用いた。 2分間少なくとも100%の負荷サイクルを使用する超音波処理法は、適して いたが、1分間の100%を使用する標準法よりも劣っていた。パルス出力を使 用して、容器から材料を吐き出させる。さらに、最初の1分間の負荷サイクルが 70%より低ければ、試料の循環は不適切である。 超音波処理は、試料温度を135℃の出発点より上に上げた。2分間の超音波 処理の完了直後に、各試料の温度を測定した。これらの最大温度は、表6に示さ れる。 照射のおよそ5分後、木製副木で試料を探査した。試料の内のいくつかで、全 フィルムは、液体を残していたが、これは硬化していないことを示す。その他で は、フィルムの表面のみが固形であって、一方その他の試料では、固形感圧接着 剤(PSA)がすみずみまでいきわたり、これは表面も中もそれぞれ硬化してい ることを示す。フィルムを一夜エージングさせた後、元々硬化を示さないかまた は表面のみ硬化を示すフィルムの多くは、中まで硬化した。一夜(20時間)中 硬化されたそれらのフィルムを剥離について試験し、そして1×10-4m−1. 25×10-4m(4−5mils)でのものも高分子ゲル含量について試験した 。ゲル含量試験は、厚いフィルムについては信頼できる結果を示さなかったが、 これはおそらく正常な回数のトルエン浸漬が全ての可溶性材料を抽出するのに不 適当であるためである。UV光に対する各PSAの暴露の効果は、表7−10で 要約される。 UVI−6974は、接着剤AおよびB中の約0.4ミクロンの粒子サイズに 分散する。CYRACURE UVI−6974光重合開始剤は、フィルム温度 が照射の間93℃である限り、4.06×10-4m−4.57×10-4m(16 −18mils)と同じ厚みで、フィルムを直ちに硬化させることができた。低 いフィルム温度で、即時の硬化は起らなかったが、暗所硬化反応では、硬化を2 0時間以内で展開させる。0.1%レベルのUVI−6974は、0.25%レ ベルとほとんど同様に有効であった。SartomerのCD−1010は類似 の結果を示した。 発明者は、本発明で厚いフィルムを硬化することができる主要な理由でなくと も理由の1つは、他の硬化できる組成物との規定がある場合、直接には、光重合 開始剤が液体溶媒を形成するフィルムに溶解される代わりに全体に分散されると いう事実によると仮説する。S. GlasstoneおよびD Lewisに よりElements of Physical Chemistry、ニュー ジャージー、プリンストンのD. Van Nostrand Co.658頁 (1960年)で記載されたとおり、Beer−Lambert規則によって左 右される。これは、L.R. GatechairおよびA.M. Tiefenthalerにより、Rad iation Curing of Polymeric Materials での3章、C.E. HoyleおよびJ.F. Kinstle編、ACSシ ンポジウム・シリーズ417、ワシントン.DC.のACS(1990年)、お よびS.P. PappasのRadiation Curing Scien ce and Technologyでの1章、S.P. Pappas 編、 トピックシズ・イン・アプライド・ケミストリー・シリーズ、ニューヨークのP lenum(1992年)に記載のとおり、光重合開始剤が溶解されたときに、 UV線の吸収は硬化の深さを制限する。光重合開始剤が分散されると、フィルム の上層中の分散粒子によって通過することによって、光が深く貫通でき、非常に 深い深度で硬化させる。 フィルムを通る光の透過は、正常にBeer−Lambert規則に従い、そ れは、付与波長で吸光度a(リットル(cm/モル)を示し、そしてモル濃度c を示す種々の種を吸収する溶解光を含む厚みb(cm)のフィルム透過光の強度 の関係を供する。 Beer−Lambert規則 I=IO10-abc 方程式1 実際の強度よりむしろフィルムに存在する入射光の関数を使用するのがたいて い便利であるが、その場合に、Beer−Lambert規則は、 I/IO=10-abc 方程式2 と表現される。 フィルムを通る距離、したがってUV硬化フィルムでの硬化深度および硬化プ ロフィールの関数として光重合開始剤で光の吸収を決定するときに、Beer− Lambert規則は、UV硬化文献で広範囲に引用される。 I吸収=IO(10-axc−10-ayc) 方程式3 または I吸収/IO−10-axc−10-ayc 方程式4 ここで、I吸収は、その第1の干渉が、暴露表面からxcm離れており、そして それの別の干渉がycm離れているフィルムのインクレメント層によって吸収さ れた光である。 本発明の配合例では、発明者らは、CYRACURE UVI−6974を使 用した。発明者らは、これらの重合体および REGALREZ1085のような配合成分での溶解性が欠如するので、配合例 でこの光重合開始剤を分散することに助けを求めた。光重合開始剤の分散は、明 らかに単一分散ではないが、比較的均質であり、そして平均粒子サイズは小さい 。繰返し見られる最小粒子サイズは、直径で約0.4ミクロンである。今回、分 散光重合開始剤層が、固形塩粒子またはその担体溶媒に溶解した光重合開始剤塩 プロピレンカーボネートの液滴で構成されるかは明確には分からない。しかし、 UVI−6974を光重合開始剤として使用して製造した高分子で配合されたフ ィルムを貫通する光は、一般にBeer−Lambert規則により決定され得 ないということが分かった。粒子は、多かれ少なかれ、入射光のように、それら の背後にある領域をシールドする高度に吸収された波長で、完全に全光を吸収す るのに十分に大きい一方で、粒子は、ほとんどの光にそれらの後の障害を受けて いないところ、すなわちこれらの粒子の後ろのインクレメント層を通過させる単 位領域当たりの数で十分に小さい。 フィルムのj番目のインクレメント層を通って移行した入射光の比を決定すべ き方程式が提案される。 (I/IOj=(I/I0)j-1[1−F(I/I0)j −1] 方程式5 ここで、Fは、j番目の層の分散粒子によって保護されたj番目のインクレメ ント層の分数域であり、j−1は、j番目の層の直前のインクレメント層であり 、j=1の場合、(I/IOj-1=(IO/IO)=1である。Fは一定であり、 全てが等しい厚みのクレメント層領域であれば、フィルム中を均質にする粒子の 分散について、0<F<1。Fの値は、粒子の断面領域、その層の単位領域当た りの粒子の数に左右される。不溶性で分散された光重合開始剤を取り込むUV硬 化可能なフィルムについて光転移を決定する方程式5を提案した後、超厚フィル ムは、適度のUV用量で硬化可能であるにちがいないと気付いた。実施例5 超音波処理または高剪断混合法を使用して、表11に示された3つの感圧接着 剤を製造した。実際、数ヶ月の期間をかけて超音波処理された接着剤AおよびB を繰返して製造し、そして常にここで見られたのと同じ結果を示した。重合体7 は、第1の末端ヒドロキシル基を有する線状モノヒドロキシル化ジエン重合体で ある。それは、これが数平均分子量3750および1 グラム当たり0.26meqのヒドロキシル官能性を示すことを除いて、重合体 2、4および5と類似する。 バッチAおよびBの超音波処理の前に、UVI−6974を含めたバッチ(4 0グラムのバッチが作られた)中の成分の全てを、5.67×10-4kg(2オ ンス)ガラス製容器に量り取られ、135℃通気オーブンで1時間加熱した。バ ッチの各々は、出力設定10で、約60の出力計の読取りで継続して1分間超音 波処理し、それにより1mL当たり約5.3ワットの出力密度を供与した。これ らのバッチの温度は、135℃から、1分間の超音波処理後正常に観察される通 常の150〜170℃までの範囲に増加させるべきであった。最終温度測定はな されなかった。 電動SILVERSON高剪断混合機で、接着剤Cの100グラムのバッチを 製造した。バッチをオーブンで135℃まで 加熱し、その後SILVERSON混合機を使用して混合した。混合機は、バッ チがより熱く(粘度が下がる)、そしてより均質になるまで、低速で簡便に(約 30秒)稼動し、その後速度を上げた。この時点で、タコメータでRPMを測定 したが、それは10,125PRMだった。1分後、速度は12,330RPM になったことが分かり、その時点で、混合を停止した。最終バッチ温度は、測定 されなかった。 4.7cm直径のペトリ皿に、2.06g、4.12gまたは8.25gの各 配合例を量り取り、およそ1.27×10-3m(50mils)、2.54×1 0-3m(100mils)、または5.08×10-3m(200mils)の各 配合例を得た。試料にカバーをかけ、93℃のオーブンで5から10分間放置し 、その後直ちにカバーを取り、そして1リット「H」バルブを用いるFussi on Lab Processorを使用してUV硬化させた。用量は、LIG HTBUG照射計で測定すると、250、500、または1000mJ/cm2で あった。フィルムを探査するための木製副木を使用してフィルムを直ちに硬化( 液体から固体への変換)にかけた。 1260倍率で相差光学顕微鏡により、未硬化のPSAバッ チを試験した。3つのバッチ全ては、大量の非常に小さな粒子を含有したが、B はAより小さいものを有していた。粒子サイズの測定は、アイピースの1つで目 盛スケールを、mまたは記録された録画画像で目盛スケールを使用して2,3の 典型的な光重合開始剤粒子を測定することによって行われた。バッチAおよびB は、約0.4〜0.5ミクロンの直径の粒子サイズを示した一方で、バッチCは 、0.5ミクロンより低くから約1.0ミクロンまでの範囲の粒子を有した。 硬化結果を表12に示す。 表12で明らかに見られるのは、極端に厚いフィルムが低UV量で容易にそし て素早く高価することである。結果は、特に光重合開始剤のレベルの注意深い選 択(光により深くに透過させることはより少ない)、および光の選択(用量およ び波長)により、200milsより厚いフィルムも硬化されうることを強く示 唆している。1インチ厚の区切りを硬化させるのは可能に違いなかった。実施例6 超音波処理法を用いて、基本的なUV硬化可能な重合体配合例を製造した。こ れらの基本配合例は、密封材、被覆剤、貼り合せ用接着剤、柔軟な印刷プレート 、転移、インク、および広範なフィルムおよび薄層部品に使用できる。先の例と は異なり、任意の粘着付与剤樹脂を含有する配合例はなく、そして配合例は明ら かにPSAでなかった(表13参照)。表13で示された全光重合開始剤添加は 、有効成分として表される。UVR−6110は、Union Carbide によって供給され、1.17g/cm2の密度を示す脂環式エポキシオリゴマー である。「重合体」としてそれを例外的に使用する配合例は、本発明の一部では ない。光重合開始剤が液状フィルム形成溶媒中 に解けるときに、なにが起るかを示すために使用されるものである。重合体8は 、3530の数平均分子量を示し、1グラム当たり0.53meqのヒドロキシ ル官能性を示す水素化ブタジエンジオール重合体である。ヒドロキシル基は、一 次のものであり、末端に配置され、1つは、重合体の各末端にある。2,2,4 −トリメチル−1,3−ペンタンジオールは、73に等しい重量を示す。 超音波処理の前に、40グラムのバッチを、2オンス用ガラス製容器に量り取 り、オーブンで135℃に前加熱し、その後手作業で混合した。各バッチは、出 力制御設定10で、1分間継続して超音波処理した。UVR−6110を使用す るバッチAおよびCは、それらが室温では厳密に液体であるので、室温で超音波 処理を開始した。超音波処理の際に、出力計の読取り はわずか約30にしたが、これは出力密度が、1mL当たりわずか約3ワットで あったことを示す。この出力密度の値は、実際には興味のあるものではないが、 その理由は光重合開始剤はUVI−6610に可溶であるから、超音波発生機の 使用は不必要であるからである。基本的に、超音波発生機は、便宜上、そしてバ ッチBおよびDと直接比較する目的で使用された。バッチBおよびDについては 、出力計の読取りは、約60であり、それは配合例1mL当たり5.3ワット出 力密度を示した。 4.7cm直径のペトリ皿に、1.03g、2.58gまたは5.15gのU VR−6110を含む各配合例、および0.82g、2.06gまたは4.12 gの重合体6を含む各配合例を量り取り、各々、およそ0.508×10-3m( 20mils)、1.27×10-3m(50mils)、または2.54×10-3 m(100mils)の各配合例を得た。試料にカバーをかけ、93℃のオー ブンで5から10分間放置し、カバーを取り、そして直ちに、1つの「H」バル ブを用いたFussion Lab Processorを使用してUV硬化さ せた。用量は、LIGHTBUGで測定すると、250または500mJ/cm2 であった。フィルムを探査す るための木製副木を使用してフィルムを直ちに硬化(液体から固体への変換)に 関し検査した。フィルムを少なくとも1日後に再度探査にかけた。元の照射およ びエージング後ほとんど効果を示さないフィルムの内のいくつかは、1000m J/cm2で再度照射して、総計1250mJ/cm2を与えた。 このPSAフィルムについての顕微鏡および硬化の結果を表14に示す。表に 要約されたデータは、ほとんど半定量的である。相差および1260倍率を使用 して、顕微鏡観察を行った。粒子サイズの測定は、アイピースの1つで目盛スケ ールを、mまたは印刷された録画画像で目盛スケールを使用して2,3の典型的 な粒子を測定することによって行われた。分散の数および均質性は、録画スクリ ーン上の焦点をあてた層のいくつかを観察することによって測定された。表14 での硬化の結果の説明は、以下のコードを使用する。t.表面硬化は、硬化厚み が、総フィルム厚の約半分より少なく、未硬化液状材料の上を漂う厚くて均質な 硬化表面層を意味する。tk.表面硬化は、硬化厚みが総フィルム厚の約半分よ り大きく、未硬化液状材料の上を漂う厚くて均質な硬化表面層を意味する。しば しば、表面フィルムは、液体の下層から取除かれて、顕微鏡で測定される。 これらの場合に、測定フィルム厚を報告する。少なくとも24時間エージング後 に照射試料で見掛けの変化が生じない場合、これを変化なしと報告した。 明らかに、配合例BおよびDでのように光重合開始剤を分散させた場合、非常 に厚いフィルムを早く、そして非常に妥当な用量で硬化できる一方で、配合例A およびCでのように光重合開始剤を分散させた場合、硬化の深度はよりいっそう 制限される。結果は、上記方程式2および5によって予測された光利用可能性と 非常に一致する。実施例7 PSAの X、YおよびZ(表15)は本発明の実施例である。これらは簡便 な攪拌を用いも製造される。PSAのRおよびQは本発明の実施例ではなく、そ してBranson450Sonifierを使用して製造される。重合体9( 表15で)は、構造 I−EB−OHを示すエポキシ化線状モノヒドロキシル化 ジエン重合体であって、数平均分子量は6070であり、1グラム当たり1.6 meqのエポキシド官能性、および1.5meqのエポキシである。重合体4( 表15で)は、分子量3900、0.33meqのヒドロキシルを含有する構造 EB−OHを示す線状モノヒドロキシル化ジエン重合体である。 *UVI−6974は、50%活性である。これは、50%混合トリアリールス ルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート塩および50%プロピレンカーボネ ートで構成される。 CD−1012光重合開始剤を除く 接着剤X、YおよびZの全ての成分を水 晶の缶に量り取り、149℃のオーブンで約1時間加熱した。各缶を除き、手作 業で混合し、そしてさらに1/2時間オーブンに戻した。オーブンから最終的に 取り出した直後に、各部分配合物を、温度が約93℃に下がるまで、インペラの 翼部分を具備した実験用スターラーで混合した。この混合段階は、粗重合体/粘 着付与剤樹脂混合物を液状の均質混合物に変換する。必要とされるCD−101 2の半分を加え、 そして各部分的配合物を、CD−1012が溶解されるようになるまで、約15 分間ゆっくりと攪拌した。必要とされるCD−1012の半分を添加し、そして 完全な配合物をさらに30分間攪拌する一方で、88℃と99℃の間の温度を維 持する。バッチを室温に冷却し、蓋でカバーし、そして1週間以内に使用した。 接着剤RおよびQの400gのバッチを製造するために、以下の手段を行った 。2.5gのUVI−6974および47.5gの重合体9を11.34×10-2 kg(4オンス)容器に量り取り、30分間、121℃のオーブンで加熱し、 手作業で混合し、そして最終的にBRANSON 450SONIFIERで2 回1分間、各期間の間に約2分の冷却時間で、超音波処理を行うことによって、 重合体9での50グラムの5重量%UVI−6974光重合開始剤マスターバッ チを製造した。光重合開始剤はより少なく、そして重合体9のいくらかである接 着剤RおよびQの接着剤成分を、水晶缶に量り取り、そして各缶は、149℃の オーブンで約1時間加熱した。各缶をその後取除き、手作業で攪拌し、そしてさ らに1/2時間オーブンから最終的に除去した後、温度が約93℃に冷却するま で、各部 分的配合物をインペラの翼部分を具備した実験用スターラーで攪拌した。その後 、40グラムの光重合開始剤マスターバッチを加え、そしてバッチ温度を88℃ と104℃の間に維持させながら、攪拌をさらに30分間続けた。混合を完了す るのに、材料に非常に流動性を維持させるために、各バッチを121℃のオーブ ンで放置した。徐々に、50グラム・アリコートを11.34×10-2kg(4 オンス)容器に注ぎ、1から1.5時間超音波処理を行い、そして特定のバッチ でアリコートの全てが、収集される場合に、その後清潔な缶に移した。超音波処 理は、継続モードで操作してBRANSON 450SONIFIERを使用し て行われ、そのため出力密度が接着剤1mL当たりおよそ2.8ワットであった 。採取された材料は、5分間、実験用スターラーを用いて再度混合された。バッ チを室温に冷却し、蓋でカバーし、1週間以内に使用した。 Chemlnstruments HLCL−1000ホットメルト被覆剤お よび貼り付け剤を使用して、Akrosil SBL80SC Silox F IU/O熱硬化放出線状に接着剤X−Z、RおよびQを被覆して、厚さ1.27 ×10-4m(5mils)にした。必要とされる塗布温度は、各フィル ムのわずか49℃であり、オーブンで2分間暖めて、その後Eye Ultra violet PL−1携帯ベンチトップUV硬化ユニットを使用して、ただち にUV硬化した。UV量は、180mJ/cm2であった。Eye Ultra violetによって供給されたEIT UVIMAP携帯計量計で検量するこ とによって、用量を測定した。硬化後、接着剤をPilcher Hamilt onの0.508×10-4m(2mils)未処理ポリエステルフィルムに貼り 合せ、そして室温で、5−15日間エージングさせた。 本発明の接着剤X、YおよびZを、接着剤RおよびQ(それらは光重合開始剤 を分散させるのに超音波処理を必要とする)および2つの市販のトランスファー テープに対して試験した。5mil厚接着剤からなる市販のトランスファーテー プは、放出リニアで自ら傷ついた。これらのテープは、溶媒がアクリル系組成物 を被覆し、乾燥させ、硬化させることによって製造されるアクリル系テープであ ると考えられる。市販のテープを試験のために、それらを0.508×10-4m (2mils)未処理ポリエステルフィルムに貼り合せた。表16に示される試 験結果は、接着剤X、YおよびZが超音波処理法によって作ら れた接着剤と、あるいは市販のトランスファーテープ接着剤と同じくらい優れた 特性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),BR,CA,CN,J P,KR,MX (72)発明者 サウスウイツク,ジエフリー・ジヨージ アメリカ合衆国、テキサス・77094、ヒユ ーストン、ラグナ・メドウズ・レイン・ 1811

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも1つがエポキシ化に適切な不飽和を生じるジエンモノマーである 少なくとも2つの重合可能なエチレン性不飽和炭化水素モノマーで構成されるエ ポキシ化モノヒドロキシル化ポリジエン重合体であって、1グラムの重合体当た り0.1〜7.0ミリ当量のエポキシを含む重合体と、粘着付与剤樹脂とを含有 するUV硬化可能な接着剤または密封材組成物を製造するための非水性溶媒を含 まない方法であって、 高剪断条件下で、不溶性の光重合開始剤と共に、該エポキシ化モノヒドロキシル 化重合体と粘着付与剤樹脂とを混合することを含む方法。 2.前記混合が、高剪断混合機で少なくとも38,000秒-1の剪断速度で、ま たは超音波発生機で少なくとも1ミリリットル当たり2ワットの出力密度で行わ れる請求項1に記載の方法。 3.前記モノヒドロキシル化エポキシ化重合体が、式(HO)x−A−Sz−B− (OH)yまたは(HO)x−A−B−S−(OH)y(式中、AおよびBは、共 役ジオレフィンモノマーのホモポリマー、共役ジオレフィンモノマーのコポリ マー、またはジオレフィンモノマーとモノアルケニル芳香族炭化水素モノマーと のコポリマーであってよい重合体ブロックであり、Sはビニル芳香族炭化水素ブ ロックであり、xおよびyは0または1であり、そしてxまたはyのいずれかは 1であるが、同時にただ1つが1であり得、そしてzは0または1である。) を示すモノヒドロキシル化重合体から誘導されたものである請求項1あるいは2 に記載の方法。 4.前記Aブロックが100〜6000の分子量を示し、そして前記Bブロック は1000〜15,000の分子量を示す請求項3に記載の方法。 5.Aがイソプレンであり、Bがブタジエンであり、そしてSがスチレンである 請求項3に記載の方法。 6.前記混合がブランソン(Branson)超音波発生機またはシラーソン( Silerson)高剪断回転式混合機で行われる請求項2に記載の方法。 7.12.7×10-2mm(5ミル)〜25.4mm(1インチ)の厚みを示し 、請求項1−6のいずれかによって製造された組成物から形成される重合体フィ ルム。
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