JPH11502548A - テトラヒドロフランポリマーの製造方法 - Google Patents

テトラヒドロフランポリマーの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 反応性水素を有する化合物又はカルボン酸無水物の存在で、酸処理し、か焼しかつ顆粒化された、無定形ケイ酸アルミニウム、ゼオライト又はカオリンからなるケイ酸アルミニウム触媒を用いてテトラヒドロフランのホモ重合により又はテトラヒドロフランと1,2−アルキレンオキシドとの共重合によりテトラヒドロフランポリマーを連続的及び不連続的に製造する方法重合の間に重合バッチ中のカルボン酸無水物濃度又はアルキレンオキシド濃度を1重量%より下に一定に保持することにより、環状エーテルの生成を十分に抑制し、著しく狭い分布のポリマーが得られる。触媒は顆粒の形で今まで公知でない活性を示し、低い色数及び酸価を有する著しく狭い分布のポリマーを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】 テトラヒドロフランポリマーの製造方法 本発明は、特に狭い分子量分布、不純物のオリゴマーの環状エーテルの許容可 能なわずかな含有量及び低い色数及び酸価を有するホモポリマー及びコポリマー が得られる、酸により活性化されかつか焼されたアルミノケイ酸塩を用いて、テ トラヒドロフランのホモ重合又はテトラヒドロフランと1,2−アルキレンオキ シドとの共重合により、テトラヒドロフランポリマーを不連続的又は連続的に製 造する方法に関する。 アルミノケイ酸塩を用いたテトラヒドロフランポリマーの接触生成は以前から 公知である。英国特許(GB−PS)第845958号明細書にはテトラヒドロ フラン及びアルキレンオキシドの共重合方法が記載されている。その際に、この 重合は反応性水素を有する化合物の存在で漂白土−触媒を用いて実施される。こ の方法の場合、副生成物として、ほとんどオリゴマーの環状エーテルからなる比 較的大量の低分子量の生成物が生じてしまう。テトラヒドロフランポリマーの分 子量分布は著しく広い。この分子量分布は平均分子量に依存し、1000〜20 00の分子量範囲にとって3〜4の多分子性インデックス(polydispersity)Mw /Mnと見なされる(Mw=重量平均分子量、Mn= 数平均分子量)。このポリマーは一貫して帯黄色に呈色しており、たいていは厳 密には二官能性ではなく、ポリエステル及びポリウレタンへの継続使用に不利な 高い酸価を有する(たいてい>0.1mg KOH/g)。 テトラヒドロフランのポリブチレングリコールジアセテートへのホモ重合は、 触媒としてモンモリロナイト−シリケートを用いるドイツ国特許出願公告第12 26560号明細書に記載されている。粉末状の触媒は顆粒状であることが明ら かである(第4欄、34〜36行参照)。しかし、この方法は、悪い色彩のため に継続加工する前に費用のかかる精製を行わなければならない生成物を提供する 。この問題はドイツ国特許出願公開3935750号明細書中に記載されている 。 ホモ重合及び共重合の際に生成されるオリゴマーの環状エーテルは、ポリマー の不所望な不純物である。それというのも、これは不活性材料であり、ポリマー のグリコールから製造される最終ポリマーの品質を損なうためである。このオリ ゴマーの環状エーテルを減少させるために、多様な提案がなされた。例えば欧州 特許出願公開(EP−A)第6107号明細書には、共重合を活性化モンモリロ ナイトを用いて比較的高い温度で処理することを提案している。米国特許第41 27513号明細書では、触媒として特に活性化され たモンモリロナイトを使用することを提案している。このプロセスの場合に、ポ リマーの高い色数、比較的わずかな重合速度及びなお5〜6重量%にあるオリゴ マーの環状エーテルの割合が欠点である。活性漂白土の触媒の影響下でのアルキ レンオキシドとテトラヒドロフランとの共重合に対するもう1つの改善提案は、 米国特許(US−PS)第4228272号明細書から推知することができる。 この明細書は一定の特別な孔容量、定義された触媒表面積、一定の孔直径を有す る有する漂白土の使用を考慮している。しかし、このオリゴマー含有量は4重量 %であり、比較的高い機械的要求がなされるポリウレタンの製造のためのコポリ マーの適用にとってなお高すぎる。漂白土の存在でのアルキレンオキシドのテト ラヒドロフランとの共重合のための全ての方法は、末端のヒドロキシル基を有す る高分子量のコポリマーを提供し、このポリマーは、程度に差があるが比較的高 い含有量のヒドロキシル基不含のマクロ環状エーテルで常に汚染されている。従 って、この環状エーテルは炭化水素、水又は超臨界ガスで抽出して除去しなけれ ばならない(米国特許第4500705号明細書、同第4251654号明細書 及び同第4306056号明細書)。 ドイツ国特許出願公開(DE−OS)第3346136号明細書には、アルキ レンオキシドとテトラヒドロフランとの共重合方法が記載されており、その際、 環状のオリゴマーのエーテルの生成は、反応器中で連続的に重合し、かつ循環し て送られる反応混合物に、テトラヒドロフラン及び1,2−アルキレンオキシド からなる新たな供給物を30重量%より少なく供給することにより2重量%未満 に抑制される。この方法の場合、重合体が広い分子量分布を有することが欠点で ある。多分子性インデックスMw/Mnはこの場合4を上回る。 欧州特許出願公開(EP−A)第0104609号明細書から、テトラヒドロ フランの1,2−アルキレンオキシドとの共重合をカルボン酸無水物及び3重量 %よりも低い含水量を有する漂白土の存在で実施する場合、オリゴマーの環状エ ーテルの含有量の低いポリオキシブチレンオキシアルキレングリコールカルボン 酸ジエステルが得られることは公知である。この方法の場合にも、不十分な分子 量分布を有するコポリマーが得られてしまう。漂白土又は不定形アルミノケイ酸 塩を用いて重合させる最近公知になった方法(US−PS5208385及び5 210283)も十分ではない。この方法は、着色されかつ>0.1KOH/g の酸価を有する著しく非単一性のポリマーが得られてしまう。 欧州特許出願公開(EP−A)第0239787号明細書には、活性水素原子 を有するテロゲンの存在で、及び一定であるが低い1,2−アルキレンオキシド 濃度で漂白土触媒を用いる不連続的共重合により分子量分布を狭く調節し、オリ ゴマーの環状エーテルの生成を減少させるという提案がなされている。 それにもかかわらず、この生成物と比較して、ホモポリマー並びにコポリマー の場合に、1000〜2000の間の分子量について1.5〜2.8の分子量分 布を例えば1.3〜2.2に抑制し、かつオリゴマーの環状エーテルの生成を2 重量%より下に制限する必要がある。250を下回る平均分子量を有する低分子 量のポリマーは、目的とされる方法によって、たいていの場合、高くても1重量 %まで生じるのが好ましい。現在行われている方法の場合に必要となるこの生成 物の分離のための付加的な精製工程は省略できる。 本発明の課題は、テトラヒドロフラン及び1,2−アルキレンオキシドから高 い価値のあるポリマー及びコポリマーを製造する方法を提供することであり、そ の際、多量のオリゴマーの環状エーテルの生成を回避し、かつ1000〜200 0の間の分子量について1.3〜2.2の分子量分布Mw/Mn及び低い酸価を有 する無色のポリマー又はコポリマーが得られる。 欧州特許出願公開(EP−A)第104462号明細書は、環状エーテルの形 成はカチオン性の「開環重合」の不可避な副反応であり、使用した触媒とはほと んど無関係であることを教示している。本発明による方法により、環状エーテル の生成が抑制されることは 予期されなかった。 テトラヒドロフランに対して0.5〜10モル%の量で使用されるカルボン酸 無水物又は反応性水素を有する化合物の存在で、テトラヒドロフランの1,2− アルキレンオキシドとの重合又は共重合によるテトラヒドロフランポリマーの連 続的又は不連続的製造の際に、例えば、欧州特許出願公開(EP−A)第023 9787号明細書で使用された漂白土又はゼオライトの代わりに、触媒として顆 粒状の酸により活性化されかつか焼されたアルミノケイ酸塩、例えばカオリン、 ゼオライト又は無定形アルミノケイ酸塩を使用し、かつ反応混合物中のカルボン 酸無水物又は1,2−アルキレンオキシドの濃度を一定に1重量%より下に保持 することにより、所望の有利な結果が得られることが見出された。 1,2−アルキレンオキシドとして、置換又は非置換のアルキレンオキシドが 挙げられる。置換基として例えば1〜6個の、有利に1〜2個のC原子を有する 線状又は分枝鎖のアルキル基、1〜2個のアルキル基及び/又はアルコキシ基に より置換されたフェニル基又はハロゲン原子により置換されたフェニル基又はハ ロゲン原子、有利に塩素原子が挙げられる。特に有利な1,2−アルキレンオキ シドは、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、スチレンオキ シド、エピクロロヒドリン及び有利にエチレンオキシ ド及び1,2−プロピレンオキシドである。 適当なカルボン酸無水物は、例えば2〜8個の炭素原子を有する脂肪族又は芳 香族カルボン酸から誘導される。たとえば、無水酢酸、無水酪酸、アクリル酸無 水物、無水フタル酸が挙げられる。 反応性水素を有するテロゲンは、例えば水、1価及び多価のアルコール、例え ばメタノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコール、ブチレングリ コール、グリセリン、ネオペンチルグリコール及びブタンジオール−1,4、並 びに特に1〜8個の炭素原子を有するカルボン酸である。ポリテトラメチレンエ ーテルグリコール(PTHF)も、共重合の際に反応性水素を有する化合物とし て使用することができる。 反応性水素を有する化合物及びカルボン酸無水物は、テトラヒドロフランに対 して5〜20、有利に0.5〜10モル%の量で使用される。 この方法は、ホモ重合の際には酢酸無水物を、又は共重合の際には水を使用す る場合に、最も簡単でかつ経済的に行うことができる。水及び多価アルコールは 、2官能性又は多官能性のポリエーテルアルコールを生成させる。カルボン酸を 使用する場合、ポリマーの半エステルが得られるため、エステル基を有するコポ リマーは、通常のけん化を行う。このけん化はエステル基を有するホモポリマー にも該当する。この場合、例えばホモポリマー又はコポリマーを不活性溶剤の存 在で又は不在で、水性アルカリ金属水酸化物を用いて加熱するか、又は有利に例 えば米国特許(US−PS)第2499725号明細書又はJ.Am.Chem.Soc. 70 1842に記載されたような方法で、アルカリ金属アルコラートの触媒作用下で 例えばメタノールを用いてエステル交換を行うように行われる。 本発明の場合触媒として使用すべきアルミノケイ酸塩は普及しており、廉価に 製造することができる。ケイ酸アルミニウム−ゼオライト混合物は、例えば工業 的に頻繁に、特に分解反応の場合に使用される精製−触媒である。天然由来の漂 白土と比較して、この合成のケイ酸アルミニウムは、触媒活性を製造方法によっ て制御することができるという軽視できない利点を有する。ケイ酸アルミニウム は表面に酸性中心を有する。この触媒の活性及び選択性は酸性中心の濃度並びに 強さに依存する。例えば製油加工の場合に分解触媒として大規模工業的に使用さ れる無定形ケイ酸アルミニウムの製造のために、一般に希釈された水ガラス溶液 に硫酸が添加される。この場合、シリカゲルが生成され、このシリカゲルに一定 の熟成時間の後に硫酸アルミニウム溶液及びアンモニアが添加される。このpH 値はこの場合弱酸性の範囲内にある。生成するアルミノケイ酸ゲルは濾別され、 外来イオン不含に洗浄され、乾燥され、か焼される。この場合、次の式: NH4AlO2・nSiO2→NH3+HAlO2・nSiO2 及び 2HAlO2・nSiO2→H2O+Al2O3・nSiO2 によりブレンステッド−酸性中心及びルイス−酸性中心が生じる。この製造条件 はアルミノケイ酸塩の物理学的構造に著しく影響される。例えば、高いケイ酸塩 濃度は水ガラス溶液を生じさせ、シリカゲルの高い熟成温度は比較的大きな孔容 量及び比較的大きな比表面積を有する触媒を生じさせる。この関係に関する包括 的な記載はK.D.Ashley et al.In Industrial Engineerinq Chemistry(1952) ,44,P.2857 - 2863の論文にみられる。本発明による方法についての適当な触 媒成形体を製造するために、触媒粉末(無定形アルミノケイ酸塩及びゼオライト )を混合し、混練し、ストランドプレス成形体に押出成形するか、又は球形成型 器中で、例えば4mmの直径の球に加工することができる。次いで、構造の固定 のための熱処理、NaイオンのAlイオンに対するAl2(SO43を用いた塩 基交換及び/又は例えば塩酸を用いる酸処理、140〜170℃の4時間の前乾 燥、仕上げ乾燥及び高温(400〜700℃)での熱処理が行われる。例えば、 SiO2 55%、Al23 45%の組成及び150〜200m2/gの比表面 積及び約0.4cm3/gの孔容量を有する均質な触媒粒子が得られる。ドイツ 国特許出願公開(DOS)第1803418号明細書は、このような触媒の製造 を記載している。ゼオライト含有量(有利にゼオライトX)は10〜8 0、有利に20〜60重量%であることができる。 本発明による方法は、連続的又は不連続的に固定触媒を用いて実施される。そ れによりテトラヒドロフラン、1,2−アルキレンオキシド及び活性水素を有す る化合物からなる混合物又はテトラヒドロフラン及び無水酢酸からなる混合物を 強力に触媒と接触させ、出発成分中で固体触媒を運動させるか、又は反応成分の 混合物を統計的に設置された固体触媒と比較して運動させる。 第1の場合に、例えば触媒を懸濁してある撹拌容器を使用する。第2の場合に 、例えば固定配置された触媒を介して反応成分の混合物を供給するように行う。 第2の方法のバリエーションは多様な理由から有利である。この方法は、たとえ ばより正確な温度供給及び触媒不含の反応混合物の獲得を可能にする。 触媒成形体は、反応器中で、例えば簡単な装填により固定配置される。反応混 合物により貫流される触媒層は長時間の運転の後でも更新すべきではない、それ というのも触媒成形体はその当初の固体の形を維持しなければならず、摩耗され てはならない。この触媒は、僅かな活性損失により優れており、ほとんど無制限 に長い寿命を有する。 反応器としては、本発明による方法にとって、例えばカラム状の反応容器が適 しており、反応容器中の熱量変化を排除する場合に、この容器の管の直径は約1 0〜100mmである。この温度を外部循環路中に設置された熱交換器により調 節する場合、反応器として竪炉も使用することができる。 反応器に出発物質の混合物は例えば循環ポンプを用いて供給される。この場合 、反応混合物中のアルキレンオキシド又はカルボン酸無水物の濃度を、重合の間 、1重量%より下に、有利に0.1〜0.8重量%、特に0.1〜0.5重量% に維持する。同時に、反応混合物中のアルキレンオキシドのほぼ一定の濃度が配 慮される。アルキレンオキシドのほぼ一定の濃度とは、その変動が設定値の10 %よりも越えない濃度であると解釈さえる。この反応混合物は、所望の反応度が 達成されるまで循環してポンプ供給される。反応混合物が反応器中に設置された 触媒を介してポンプ供給される反応時間は、コポリマーの場合に所望のコポリマ ーの組成に応じて比較的広い範囲内で変動することができる。例えば、最終組成 において約20重量%のアルキレンオキシドからなるコポリマーを得ようとする 場合、全体の反応の間の反応混合物中のアルキレンオキシドの濃度を0.2重量 %に一定に保持し、触媒容量及び時間あたり循環する反応混合物が1:1〜1: 5の割合で変動する限り、約5〜10時間後に約50%の転化率が達成される。 反応成分全容量対触媒容量の比率は5:1〜1:1の値にある。必要な反応時間 は反応混合物中に使用されるアルキレンオキシド濃度 に対して反比例する。 使用物質のテトラヒドロフラン及び1,2−アルキレンオキシドもしくはカル ボン酸無水物は、有利にできる限り純粋な形で使用される。それにより触媒の長 い寿命が保証される。テトラヒドロフランは重合の前に清浄化する目的で強い鉱 酸、有機スルホン酸、ケイ酸塩及び有利に漂白土にを用いて欧州特許出願公開( EP−OS)第3112号明細書に記載された方法により前処理することができ る。多様な1,2−アルキレンオキシド、例えば活性水素を有する多様な混合物 は、同時に1つの反応バッチ中に使用することもできる。 テトラヒドロフランの使用量と1,2−アルキレンオキシド又はカルボン酸無 水物の量とのモル比は、例えば50:1〜5:1、有利に25:1〜10:1の 間にある。1,2−アルキレンオキシド又はカルボン酸無水物の添加の際に、混 合物中のこの濃度を1重量%未満に維持することを配慮することが重要である。 主要な反応時間の間に、有利に全反応時間の80〜99%の間にモノマーと触媒 とのモル比をできる限り一定に保持することが推奨される。後反応時間の際に単 に、アルキレンオキシドの濃度は完全な反応により0まで低下させることができ る。反応混合物中のアルキレンオキシドの濃度を所望の値に維持することは、モ ノマー混合物にアルキレンオキシド又は酸無水物を、 その濃度が反応バッチ中での重合により変動する割合に応じて供給されることに より達成される。全体の時間的経過において重合にもたらされるアルキレンオキ シドの量が著しく広い範囲内で変動することができることはコポリマーにも該当 する。重要な最終生成物に加工されるコポリマーは、例えば5〜50、特に10 〜30重量%のアルキレンオキシドを含有する。反応の完了後に、アルキレンオ キシド又はカルボン酸無水物は所望の方法で完全に反応され、一方、アルキレン オキシド又はカルボン酸無水物の不在で触媒によりさらに反応されない過剰のテ トラヒドロフランは、コポリマーの溶剤として混合物中に残留する。テトラヒド ロフラン中のポリマーの濃度は例えば30〜60重量%である。 固定配置された触媒層での又は運動する触媒層中での重合は、0〜70℃、有 利に30〜60℃の温度で、常圧で実施される。 有利な作業法により、重合のための出発物質の混合物は反応器を通して供給さ れ、その際、反応器を出る反応混合物を、アルキレンオキシド又は酸無水物の新 たな添加により、所望なできる限り一定の濃度に調節する。反応性水素を有する 化合物の添加は、たいていの場合に、反応の開始時にテトラヒドロフラン中の濃 度調節により行われる。所望の場合に、反応性水素を有する化合物の添加は継続 的に行うこともできる。し かし、一般にこの手段は行われない。継続してできる限り一定のアルキレンオキ シド濃度に保持される共重合のための反応混合物は、後になってコポリマー中に 含有されるべき所望の量のアルキレンオキシドがあらかじめ確認された量のテト ラヒドロフランに供給されるまで、触媒層を介する循環路に供給される。ホモ重 合の場合は、所望の分子量に応じて供給混合物中のカルボン酸無水物濃度が調節 される。 一般に、完全な反応のために必要な反応時間は2〜20、有利に4〜10時間 である。 反応生成物から未反応のテトラヒドロフランの蒸発により純粋な形でポリマー が得られる。このテトラヒドロフランは新たな重合のために使用することができ る。 この重合は発熱性で進行する。従って、反応器の冷却又は反応器の外側で循環 路にポンプ供給される反応混合物流の冷却により温度の一定化に配慮する。 重合の際に得られる生成物、特に300〜5000の分子量を有するような生 成物は、ポリウレタン又はポリエステルの製造のために特に適している。重合の 際に出発分子としてカルボン酸又はカルボン酸無水物を使用する場合、最初にエ ステルが生じ、このエステルは前記したようにジイソシアネート又はジカルボン 酸との反応の前にグリコールへけん化される。このポリマーから製造された最終 ポリマーは、良好な冷間耐 性、微生物耐性及びけん化耐性での高い機械的水準を有する。高分子量のポリテ トラメチレンエーテルグリコールと比較して、このコポリマーは低い凝固点及び 低い粘度を有する。つまりこれは付加的な液化プロセス又は溶融プロセスなしに 継続加工のために使用することができる。 本発明による方法は、重合の際に実際に副生成物を生成しない、特に著しく僅 かな割合の環状オリゴマーを生成するにすぎないという著しい利点、及び反応を 1,2−アルキレンオキシド、カルボン酸無水物及び反応性水素を有する化合物 の完全な反応にまで導くことができるという利点を有する。本発明により製造さ れたポリマーが著しく狭い分子量分布を有すること、例えば1000〜1500 の分子量を有するポリマーに対して1.2〜1.4の不均一性の商Mw/Mnの範 囲内にあることは意想外であり、かつ重合分野における経験をもってしても容易 に説明できない。それに対して、今まで公知の連続的又は不連続的方法により得 られた、1000〜1500の分子量を有するポリマーは、平均で1.5〜2. 5の不均一性の商Mw/Mnを有する。 狭い分子量分布を有するポリマーは、特にポリウレタン又はポリエステルへの 継続加工の際に、価値の高い機械的水準を有する生成物を提供するために、分子 量分布に関して著しく不均一な使用生成物よりも適し ている。本発明による方法が極端に低い色数を有するコポリマーを提供すること も意想外であった。カチオン性重合により得られるポリマーはたいていは著しく 着色され、水素化のような次の処理により精製しなければならないことは当業者 には公知である。このポリマーは分子あたり2当量のヒドロキシル基もしくはエ ステル基を有する。アルキレンオキシドポリマーはたいていは強くないに官能性 を有することが公知であるにもかかわらず、このコポリマーの生成物はほとんど 100%までに官能性であることも意想外である。この最高に望ましい値の結果 は、特に顆粒の形の触媒を使用することにより達成される。 この方法の重要な利点は、例えばポリウレタンの製造の最終的使用に供給する ために、ポリマーを40〜60%の濃度で含有している反応混合物が、過剰量の テトラヒドロフランの除去だけが必要である点である。有利に真空中での蒸留に より除去されるテトラヒドロフランは、清浄化操作を必要とせずに新たに反応の ために使用することができる。 次の実施例は本発明の方法をさらに詳説するが、本発明の方法を限定するもの ではない。記載された部は重量に関しており、これは容量部に対してキログラム とリットルのような関係にある。 例1 Perlkat PY 115の商品名の、SiO2 55%、A l23 45%の組成を有し、3〜5mmの粒度を有する水不含のアルミノケイ 酸塩(製造元:Solvay Catalyst GmbH,Hanover.Germany)を、Schott社(Main z在)のデュランガラス(Duranglas)−実験フラスコ中に充填し、水浴中で50 ℃に予熱し、THF91.5重量%及び無水酢酸0.5重量%からなる混合物3 00gを投入した。ポリプロピレンねじ付きキャップを用いて密に封鎖したフラ スコを、水浴中で50℃で10時間ゆっくりと長軸を中心に回転させて、触媒粒 子を軽度の運動状態に保持した。1時間の間隔で、無水酢酸3gを8回で反応混 合物に添加した。3%の塩酸で洗浄し550℃で乾燥させることにより、触媒を あらかじめプロトン化した形に変換した。その後、反応混合物を触媒からデカン トし、試験した。反応生成物の酸価は、無水酢酸の少なくとも99%の転化を導 き出した。 150℃及び5mbarで、未反応のTHFを、生じたポリテトラメチレンエ ーテルグリコールジアセテートから蒸発させ、このポリテトラメチレンエーテル グリコールは反応溶液中に56重量%まで含まれていた。ジエステルのけん化価 は152.6mg KOH/gであり、734g/モルの分子量に相当した。例 えばナトリウムメチレート0.01重量%の存在での同量のメタノールを用いた エステル交換により、これからヒドロキシル価173mg KOH/g及び色数 5APHAを有するPTMEGが得られた。この酸価は<0.01mg KOH /gであった。この生成物は著しく狭い分子量分布を示した。不均一性の商(多 分散性)Mw/Mnは1.18にすぎす、つまり極端に狭い分子量分布を示した。 オリゴマーの環状エーテルの含有量は0.01重量%よりも少なかった。 例2 重合を例1に記載したような試験装置中で50℃で、無定形ケイ酸アルミニウ ム及びゼオライトからなる市販の顆粒−触媒Perlkat PY 115(Sovay Catalyst Gm bH,Hanover,Germany)、SiO2 55重量%、Al23 45重量%を用いて 実施した。約3mmの寸法を有する顆粒状の触媒は、5重量%の水性塩酸を用い てあらかじめ洗浄し、一定重量になるまで550℃で2時間乾燥させた。 重合のために、無水酢酸9g及びTHF300gを使用した。5時間の重合の 後に無水酢酸は99%を上回るまで反応し、ポリマー溶液は、エステル価61. 2(分子量1824g/モルに相当)を有する53%のPTMEG−ジアセテー トを含有した。塔底作業法(Sumpffahrweise)での固定相の水素化を40重量% のメタノール溶液中で、酸化バリウムにより活性化された亜クロム酸銅−触媒( Kupferchromit-Katalysator G22)を用いて還元し、安定化させ(製造元:Sued- Chemie AG.Muenchen)、220℃及び250 barで水素を、64.1のヒドロキシル価(分子量1750g/モル)を有す るポリテトラメチレンエーテルグリコール中へ供給した。このポリマーは著しく 均質であり、GPLC分析において多分散性Mw/Mn=1.5を示した。色数は 5APHAであり、酸価は0 01mg KOH/gより小さかった。 例3(図面参照) 市販の工業的テトラヒドロフランを欧州特許(EP−PS)第3112号明細 書の実施例により精製した。 この実施例中で使用された均一なゼオライト含有の無定形二酸化ケイ素−酸化 アルミニウム−触媒は、市販の分解触媒(Fa.Solvay Catalyst GmbH,Hannover .Germany: 商品名:Perlkat PY 113,粒度3〜5mm)である。 この重合は、図面に示された原理の装置中で実施された。乾燥された触媒を、 サーモスタット制御された冷却ジャケットを備えた、5000容量部の内容を有 し、1:10の直径対長さの比を有する反応器(1)中に充填した。7000容 量部の利用容量を有する貯蔵容器(2)に、精製されたテトラヒドロフラン50 00部、水43部及び酸化エチレン10.3部を供給した。この場合、テトラヒ ドロフラン(4)、水(5)及び酸化エチレン(3)はそのために配慮された貯 蔵容器に収容される。出発化合物のこの混合物を、温 度が47〜49℃に保持された触媒層(1)に注いだ。触媒層を新規供給物で満 たした場合には、貯蔵容器中に再度同じ量の新規供給物を製造し、これを間断な く触媒層上に供給した。オーバーフローは貯蔵容器(2)に戻される。貯蔵容器 (3)からの貯蔵容器(2)中の供給混合物中への酸化エチレンの連続的なガス 供給は、酸化エチレン濃度が貯蔵容器(2)中で0.1重量%に一定に保持され るように配慮された。1時間あたり35部の酸化エチレンの投入量により、供給 混合物中のこの濃度を保持することができた。9時間の反応時間の後、酸化エチ レン325部が反応混合物中へ導入された。反応混合物を49℃でなお後反応さ せた。全体の試験時間の間に一定に保持された15000容量部/hのポンプ効 率で、貯蔵容器(2)から触媒(1)を介して循環して供給された。その後、供 給混合物中の酸化エチレン−濃度は0重量%に低下した。全体の使用し及び反応 した酸化エチレン量は315部であった。 貯蔵容器(2)を空にすることで反応混合物5350部を取り出した。この最 初の反応混合物を廃棄した。引き続き、貯蔵容器に新たに、テトラヒドロフラン 98.3%、水0.7%及び酸化エチレン0.2%からなる新規供給物5500 部を供給した。この混合物を時間あたり12000容量部のポンプ効率で、触媒 層(1)を通して循環させた。同時に、反応容器(1 )中へ毎時酸化エチレン36部を供給し、それにより貯蔵容器中の酸化エチレン 濃度が0.1%に保持した。9時間後に、酸化エチレン−供給を停止した。この 反応混合物を、時間あたり12000容量部の効率で4時間ポンプ供給して循環 させた。貯蔵容器(2)中の反応混合物を排出し、貯蔵容器に前記したように新 たにテトラヒドロフラン、水及び酸化エチレンからなる混合物を供給した。次い で、重合を上記したように9時間行い、さらに後処理を4時間行った。その際得 られた反応混合物は、この方法でさらに100回の重合バッチにより得られた搬 出物とほとんど変わらなかった。 コポリマーの単離のために、無色の反応混合物(色数<5APHA)をまず常 圧で、次いで真空中で1mbarで200℃までフィルム蒸発器中で蒸発させた 。得られた蒸留物は純粋なテトラヒドロフラン98%まで及び約250の平均分 子量を有する低分子量のコポリマー0.8%までからなっていた。蒸発の際に得 られたコポリマーの量から使用したテトラヒドロフランの45%の転化率が算定 された。使用した酸化エチレンは完全に反応されており、定量的に得られたコポ リマー中に約15重量%の割合でみられた。コポリマーのヒドロキシル価から1 260のコポリマーの分子量が算定された。ゲル浸透クロマトグラフィーにより 測定されたコポリマーの分散性はMn/Mw=1.25 で、色数は5APHAより少なく、酸価は0.01mg KOH/gの検出限界 より低かった。 例4 サーモスタット制御され、撹拌された反応容量中に、顆粒状の(粒度3mm) 市販のSiO2−Al22触媒(Perlkat PY 115,Solvay Catalyst GmbH,Hanno ver)195部を充填した。触媒はあらかじめ7重量%の水性塩酸で含浸されて おり、650℃で2時間重量が一定になるまで乾燥した。次いで、この反応容器 に、テトラヒドロフラン950部及びギ酸40部からなる混合物を供給した。撹 拌しながら、この混合物に次いで5時間の間均一に1時間あたり酸化プロピレン 10部を添加した。それにより反応混合物中の酸化プロピレン濃度は0.08重 量%で一定に保持された。この反応温度は50℃であった。全酸化プロピレン量 の添加の後、なお4時間反応温度で撹拌した。濾過によりコポリマーの得られた 溶液を触媒と分離した。この濾液は酸化プロピレンを有しておらず、常圧及び真 空中での蒸発により確認されたように、コポリマー43%及び未反応のテトラヒ ドロフラン57%からなっていた。溶剤不含のコポリマーは37mg KOHの けん化価及び13mg KOH/gのヒドロキシル価を有していた。この生成物 は0.5%より少ない環式オリゴマーエーテルを含有していた。エステル含有の ポリマーに同量のメタノール及び水酸化カルシウ ム10部を添加し、20段の理論的棚段を有する塔で常圧で23℃でギ酸メチル を留去しながらエステル交換してグリコールにした。完全にエステル交換した後 、エステル交換触媒として使用した水酸化カルシウムを濾別し、コポリマーのメ タノール性溶液をまず常圧で、後に真空中でフィルム蒸発器を用いて完全に蒸発 させた。得られたポリマーは、51mg KOH/gのOH価を有するエステル 不含の純粋なグリコールであり、これは2210の分子量に相当した。12CNM R分析は、このコポリマーが酸化プロピレン約10%及びテトラヒドロフラン9 0%からなっていたことを示した。生成物の分散性Mw/Mnは1.3であった。 色数は5APHAより下であり、酸化は0.01mg KOH/gより下であっ た。 触媒(Perlkat PY 115)の代わりに、プロトン化し、650℃でか焼したカオ リンからなる5mmの粒子を触媒として使用した場合でもほぼ同様のコポリマー が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 195 21 602.4 (32)優先日 1995年6月14日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),JP,KR,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. テトラヒドロフランに対して0.1〜50モル%の量で使用されるカルボ ン酸無水物又は反応性水素有する化合物の存在で、テトラヒドロフランのホモ重 合により又はテトラヒドロフランと1,2−アルキレンオキシドとの共重合によ りポリテトラメチレンエーテルグリコールジエステル又はポリオキシブチレンポ リオキシグリコールを不連続的又は連続的に製造するにあたり、この重合を、カ オリン、無定形アルミノケイ酸塩又は無定形アルミノケイ酸塩とゼオライトとの 混合物からなるプロトン化しかつか焼したアルミノケイ酸塩触媒で実施し、場合 によりエステル基を有するポリマーを通常の方法でけん化する方法において、1 ,2−アルキレンオキシド又はカルボン酸無水物を、重合の間にその濃度がほぼ 一定して1重量%未満に維持されるように反応混合物中に導入することを特徴と する、ポリテトラメチレンエーテルグリコールジエステル又はポリオキシブチレ ンポリオキシグリコールを不連続的又は連続的に製造する方法。 2. 0.5〜10mm、有利に1〜8mmの平均粒度を有する成形体からなる 固定相触媒を用いて重合させる、請求項1記載の方法。 3. 1,2−アルキレンオキシドとして、エチレン オキシド及び/又は1,2−プロピレンオキシドを使用する、請求項1記載の方 法。 4. 酸無水物として、無水酢酸を使用する、請求項1記載の方法。 5. 反応性水素を有する化合物として、水を使用する、請求項1記載の方法。 6. 反応性水素を有する化合物として、1〜8個のC原子を有するカルボン酸 を使用する、請求項1記載の方法。 7. 使用したテトラヒドロフランに対する、反応中へ導入された1,2−アル キレンオキシド又はカルボン酸無水物の総量のモル比は30:1〜5:1である 、請求項1記載の方法。 8. この重合を0〜70℃の反応温度で常圧で実施する、請求項1記載の方法 。
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